はてなキーワード: ラノベとは
続きが気になるんじゃ
主人公は幼少期に変な空間に迷い込み、巨大な「鬼」にマーキングされてしまう
鬼は強大な力を持つが異空間に封じられており、永劫にそこで生きることに飽きて、時々迷い込んだ者を捕らえて玩具にする
対象に不死の呪いをかけて、どれだけ弄んでも死ねない存在にして飽きるまで何百年何千年と拷問の限りを尽くす
マーキングされた主人公は、現世に戻されるも、やがては前代玩具に飽きた鬼に引き寄せられて玩具にされる運命にあった
恐怖した主人公は思いつく限り様々な方法での自殺を試みたが、不死の呪いのため全て成就しなかった
やがて、鬼の呪いを超える、更に強大な呪いによって呪殺されれば逃げおおせるかもしれないと思い立った
呪いにまつわる様々な事件に首を突っ込んでは、薄々事件の犯人は誰で動機はなんなのか悟りつつも隠し、事態がこじれて呪いがより強大で自分を殺せるほどのものに育つよう煽る
推理ものの探偵役が人格破綻者というのは珍しくないが、ノロワレのこの「自分が救われるために被害拡大を煽りまくる探偵」は斬新だった
何十人と呪殺される規模の事件に発展しても、不死の呪いの方が強いため「また死ねなかった」と悲しむのが続く
主人公は無事に死ねるのか、鬼の呪いを解呪してまっとうに生きるコースへ行けるのか、続きが気になるがもう違う連載やってて続きはなさそう
月がデケえな
例のあのネタ、ガセってのもガセかもしれないらしいな
反証可能性ってやつかな
嘘だとしても綺麗な言葉だとか言う人いたけど、あんまり表現として上手いとも思わないよ
同じ嘘ならナン ノブ マイ ビジネス(夜に影を探すようなもの)の方が好きかな
月が綺麗といえばヨツバ編の記憶を失った月って綺麗だったよね
頭の中で壁打ちばっかりしてると時々寂しい。意外性を取り入れるためにSNSの検索ボックスに未整理な言葉の欠片を入れて、他人が組み合げた言葉を眺めたりもするけど。なんかこれやってると頭の何らかの機能が著しく低下していくような感じがする。
ツッコミとかいらない。互いのズレをわざわざ確かめ合う漫才みたいな会話とかいらない。
フツーじゃない部分にいちいち足を止める時間が鬱陶しい。
でも互いがただ相槌を打てばいいって訳じゃない。
キャバクラは人間過ぎるし、Vtuberはタイマンになれねえけど。そもそも金を払うにしろ払わないにしろ、サービスとしてそれをやった所でやっぱり本物には遠く及ばない。
強いて言えばダウナー系お姉さんに毎日カスの嘘を流し込まれる話が最も近いかもしれない。
やっぱそういう相手はライトノベルの中にしかいねえかな。ラノベの萌え女が現実に現れるのとおれがラノベの世界に転生するの、どっちが確率高いんだろうな。どっちにしたって、実在しても交流を持てるかどうかまでは分からないし。
AVは誤字が多い。
教室の黒板にでかでかと「補修」と書かれてたり、しかも「補」がしめす偏になってたり、「修」の縦線が一本足りなかったりするのを見るとゲンナリしてしまって萎える。
全裸で縛り上げた女体にマジックペンなどで落書きをするみたいな演出がよくあるのだが、そこに誤字を見つけたりすると、そこから先はもう見る気が起きない。リアル「見てらんない」である。
さすがにタイトルで間違えているものは少ないが、それでも近年はラノベ同様にタイトルがどんどん長くなっているので誤字や誤用が紛れ込む確率は高まっている。テロップの日本語がおかしいとかはもう通常運転。というか必ずある。むしろ格調ある日本語が書かれていたら逆に「ほう?」となったりする。
かつてのAVは文学的だった。タイトルや演出にも、作り手の教養やバックグラウンドを感じさせる何かがあった。きっとピンク映画から流れてきた人材も多かったのだろう。
今のAVにそれを求めているわけではないけれど。
https://anond.hatelabo.jp/20241014113706
どっちにしろ、村上春樹が流行る頃はまだ小説の高尚さや文化性みたいなもんが信じられてたけどその高尚さの建前とエンタメ性の間をすくってたラノベの前身みたいなもんでしょ
ラノベは高尚さや文化性なんてねぇよなってみんなわかってるから、たかがラノベに何キレてるのwwwってなるけど、ノーベル賞候補とかまで権威がついてるからイラッとする人が出てるだけ
もちろんそれとは別に時代遅れ感がぱないからウケてない気もするな
今の日本の小説家は高尚さを守るために「小説に価値を求めるな価値がないことこそ」とか言い出してるやつらが湧いてて、若者からは価値ないならいらないじゃん扱いされてるのはとは別の問題の気がする
評判良かったからちらっと見たけど1話で断念
登場人物がみんなして似たような価値観してる作品って作者が透けて見えるからすげー苦手なんだよね
価値観っていうか、言い回しとか、語彙のレベルとか、思考パターンとか
そんでその作品がじゃあスポ根とかバトルものとかそういうもんならいいけど、本作品みたいなのはゾッとしてしまう
ブコメであった、内面の属性(性格)が一巡したのと、ビジュアルも飽和してるのもひとつあるのだろうし、
コンテンツが増えすぎてまずバズ作が生まれにくいというのも(加えて、個人ゝの好みも割れてる)、
キモオタ♂だけじゃなく(←とコスプレイヤーさんの協業の面もあったか。もちろん二次創作者も)、女性や子供人気まで含めた作品でようやくメガバズり、
改めて読んで思ったのは、かつての典型的なオタクが推してたようなキャラはまだ一般人にも受け入れられるぐらいのレベルだったのが、
メイドインアビスとか、人を選ぶキャラにどっと押し寄せて、当然一般人までは浸透しないみたいな、火付け対象(火付け人の嗜好)の変化もあるか
で、重複恐れず振り返り(2000年~)ぴくしぶの覇権アニメ一覧見た()
それ以前には、ナディアセラムン、エバー、などなど。エバーが入らん
ぶっちゃけこの時期の界隈知らない。ラクス嬢はそこそこ人気だが、身内に多いだけで一般層までは届いてないか(そもそも他も届いてはないかもだが)
はがれん。ヒロイン人気ってより他の要素強い
攻殻、ファフナー、種運。ファフナは知らない。素子さんとかは別方向。
強い年だ。萌えとか超人気といえばでも長門かみくるになるのか。個人的にはカレンとか好きだが
らきすた、OO。ひょっとしてこのくらいってまだまだ全然SNSとかないし、社会現象になるほうが例外では?
マクロスF。強い。
SNS全盛前夜。コンテンツとして長続きしたようなのとか、コンビニコラボレベルのしか記憶に残ってない。
まどマギ。強い。
ちょっと思ったが、レムみたいな単体人気ってそもそも少なく、まどマギやらガルパンやら、作品込での人気が多かったのでは?
ハルヒかて、メインヒロイン3人+小泉つるや、妹とかに割れてて、よく知らんがコスするときに、自分ならこれかなーって選んだりとか
ラブライブ!、進巨
2014は良く知らない年 ラブラの2期あったか
艦娘は先にゲーム? おそ松さんは女性が、シンフォはパチで馴染みあるけど一般人気そこまで?
ゲームや女性のん入ってきた? それまでもゲームのキャラコスプレあったんだろうけど。
ギャルゲじゃなくて、人気出た萌えキャラ代表格って誰だ?(別の視点での情報が)
このすば、リゼロ、サンシャイン(悪魔超人じゃないほう)、ユーリは知らない
SNSで一気にどがががががーっと?
確かにアクアめぐみん(ダグネス)はレム一人にやられてるが、レムがちょっと特殊にバズった?
けもフレ。好きだったけど。キャラ多いし。コスプレ大変。カバンなら誰でもやりやすい
△、働細、ウマ、ゾンサガ。
キャンプは結構バズった感じ。作品的にあまり弄りにくかったのとか、実写化のあれとかも影響してそう
赤血球さんとか、血小板とか、萌えっぽくなかったり、あかんやつだったり
ゾンサガ惜しい気がする。コスプレあんまり見ない。決まった衣装が無いのもでかいな、そういえば。
街魔、きめつ。女性4人は人気だけどね、コスチュームも決まってるし。
プリコネ? 呪術。野薔薇をもっと。🍑とか三輪ちゃんの扱い多くて学生服がもっと奇抜であれば…
続編の年。新規だとエクハー。視聴者が10倍だったら、咲希かノノがハネてたはず。
続編の年
まほあこがもうちと露出少なければ
そもそもレムが異常値で、それまでにないキャラや衣装で、男人気もありつつ、コスプレ対象になったり、でヒロインが他に居ないか、他ヒロインを抑えて突き抜ける、
女子大勢アニメは、単純ハーレムモノだと萌えなんだろうが、キモいので、作品に芯が通ってないと女子受け一般受けまで行かない。
行っても、新規性がない、ヒロイン同士で氷河割れると、作品人気としてぼやけてしまう。そいやごちうさ何年だっけ? 同時期のアニメなんだ?
とかが、核心に近いような。
それまで、萌えをこっそり愛でててキモがられ、それが公表できるようになったが、一気にキモオタ以外の意見も出てくるようになった。一億層オタク時代到来で
アビス(主役級のロボットもケモノの人も仮面のおじさんも)は萌えでいい気がするが
アイドルとかなろう系とかと同様、萌えのエリアが拡大して、かつての萌えというのが散った。新規勢は違う概念で生きてて、おじさんだけが萌えで止まってる?
と、最近感じるようになった。
「時間がない」とか「熱中できなくなった」という事ではなく、単に話を理解できなくなった。漫画の読解もそれはそれでスキルが求められるんだなとしみじみ感じるようになった。
ちょっと前に「チェーンソーマン」が読みたくて、全話無料につられてジャンプ+を入れた。で、いろんな話を週替わりで読むようになったんだが、週刊誌で作品を追いかけるというのは結構難しいのだと知った。
なんか、絵とか展開から「今シリアスなシーンだ」とか「今ってギャグをやってるんだ」みたいな、シーンの情緒とか作品の緩急みたいなのを読み解く能力が最近極端に落ちた気がする。
最近、火曜に更新されてる「MAD」って作品を読んでるんだけど、絵柄も好きだし、作品のテーマも結構気に入ってるんだけど、ちゃんと読めてるか自信がないんよな。
「あれ?これ今大事な話してる場面でいいのよね?」みたいな風に思ったり、何ならそれで多分結構読み飛ばしてる気がしている。
これが映画の予告PVだったり、アニメだったり、動画だったり、世の映像作品には私のような読解レベルの低い観客へ配慮がされていたんだなと。
予告PVなら、「さあ、今から盛り上がる場所出しますよー」みたいなフリをしてくれるし、アニメなら「ここめっちゃ大事な話する場面っすよー」みたいなBGMが流れるし、動画なら「ここ面白いとこですよー」っていうポン出しSEを入れてくれる。
一昔前の漫画で、キャラのデフォルメのような露骨なギャグ描写を入れてくる作品が結構あったけど、あれも読者の読解力への配慮だったんかなと。
随分そういうものに頼り過ぎた。世のメディアミックス製作者には頭が上がらない。
あと、単純に前回の話を覚えていられなくなった。
火曜に更新される「ダンダダン」も読んでいるんだけど、ある時期から「前話読み飛ばしたっけ?」と感じるほど先週の話を覚えていられなくなった。単行本で読むべきかもしれない。
子供の頃は邪魔でしかなかった「前回のあらすじ」の必要性がやっとわかった。
目もチカチカしてコマと絵についていかない。スマホやPCのやり過ぎだ。
これでも小説とか新書は結構読める不思議。いや、当然か。小説は結末まで一冊で辿り着けるし何より漫画ほど視覚情報がない。新書なんかはタイトルやあらすじから何の話かをある程度把握したうえで手に取るわけで、そもそも奇をてらうもので無し。
これがずっと続くラノベだったり、三国志のような長編小説だったらきっと読めてなかっただろう。なんなら「ハリーポッター」でも無理そうだ。
結局「チェーンソーマン」も更新される度に読んでるけど、なんのこっちゃ全然話に付いていけていない。いや、あれはそういう作品なんだろうけど。
以前、「この世界の片隅に」とかの作者が「漫画の読み方」的なハウツー本を出していた、ような気がするが、何かそういうのが必要な理由が分かった気がする。そういえば祖父は漫画が終ぞ読めなかった。
別に漫画が読めなくなったところで生活に大したデメリットはない。話に付いていけなくても楽しい話を見つければいい。けど、昔は当たり前にできたことが出来なくなるのってショックだよね、っていう。
子供のころ、イジメは軽かったが、顔面が不細工で超運動音痴でコンプレックスの塊だった。
勉強楽勝と思って授業中とか遊んでたら、内申点に響きまくって、公立を受けれなくなった。
なんとか私立進学高校から、最下層ではないぐらいの大学に入ったが、適当に学部選んだので授業面白くなくて1年で辞めた。
そこから4年ぐらいバイトとバンドしながら遊んでたら、同級生がみんな就職するという時期だと気づいて、
趣味でパソコン弄ってたから、そっち系の専門学校に入った。(ゲーム作りたかったというのもあった)
別にゲームを作ってたわけじゃないので、普通の企業に就職して派遣だか請負だかで働いた。
そこそこしごできで、客先からも頼られたりしたが、ブラックさんだったので病んで辞めた。
同人としてはそこそこ人気出たし、コンテストでも受賞したが、続刊が出ることはなかった。
あまりにも儲からなかったし、編集さんからの扱いも雑だったのでやる気を失って書くのを諦めた。
他にもネットや自宅でできそうなお金儲けはだいたい手を出してみた
労力と報酬の釣り合いとれてないポイ活みたいなのが、実はまだマシなほうで、あとはだいたいラノベと一緒で一発逆転系か、
情報商材屋の釣りか、楽して安定的に儲けられるみたいなのがほとんどないということに気付いた。
アフィリエイトでそこそこ稼げるサイト作れたので、しばらくそれで暮らしたが、検索エンジンの仕様変更や、やり口が汚い同業への対抗に疲れたり
色々また限界になったので、生活保護を受けられるか相談しようと思いながら、知人からの紹介で日雇いみたいなのしたり、ヒモっぽい暮らしで凌いでた。
なんだかんだしてたら、弁護士事務所から手紙が来て、縁が切れてた実家の資産を相続することになって、知らなかったが家族経営の会社があったらしく
役員にして貰えたので、月給50万ぐらいで働きだした。
早生まれの喘息持ち、体格はクラスで一番のチビ、両親は自分の学歴を鼻にかけるスノッブでその性格まで受け継いでしまったテンプレのような苛められっ子だ。
勉強が出来たからちょっといい私立の中学に入り、勉強なんて楽勝と思ってたから退学直前まで全然勉強しなかった。
なんとか高校は卒業したけど大学までのエスカレーターに乗る狭い門はくぐれず、大学受験では見事に惨敗。
浪人は駄目だと言われて内心でFランと馬鹿にしていた大学に入った。
俺が選んだ学部は情報系で、それは「これからはITの時代だ。ブラックだから避けるべきと言ってる奴は今に見ていろ」という理由からだった。
でも俺はそこでも「Fラン如き俺なら楽勝」と勉強せずに同じ失敗を繰り返し、ゲームが好きだから情報系に入っただけの連中とつるんでどん底まで落ちた。
今度は大学を卒業することも出来ず、それでも就職だけはしないといけないのでとにかく数撃ちゃ当たるで人売りSIERの世界へ。
ブラック企業なのは間違いなかったが、大学を中退した奴が速攻で会社をやめたらイメージが最悪すぎるので必死に食らいついた。
壊れてしまったSIERとして頭数合わせの案件をグルグルと回される人生が始まった。
そんな中、俺はどこかで「プログラマーになる才能の壁か。でも俺は子供の頃から作文が得意で学校を代表して読書感想文コンクールに送られたこともあるんだ(なお、参加賞で終わった)。ラノベぐらいなら俺が本気を出せば書けるだろ」とロクに書いてもいないラノベがある日突然売れまくって人生大逆転を夢見ていた。
こんなのは妄想だと自分でも気づいているが、この妄想を手放せば俺は人生に何の希望も見出せなくなる。
ぶっちゃけ、「ロクに何も書いてないやつが突然作家として売れてしまう」なんてのは、「FXやカジノでワンチャンすればワンチャンあるかも知れない」よりも可能性の低い現実逃避だ。
そして定期的にその現実を思い出して「俺、何のために生きてるんだろう」となる夜があるなう。
ふと人生を振り返って見ると小学生の頃は「俺は勉強が出来る!今に見ていろ!」大学では「これからはITだ!今に見ていろ!」そして社会人になってからは「俺はラノベ作家になりゅ!今にみていろ!」とどこまでもどこまでも逆転ボタンをいつか押してやるぞと言って特に何もするでもなく怠惰に日々を過ごしてきた。
酷いな。
なんなんだこの人生は。
ウェブ小説オンリーではないラノベレーベルから書籍化されると話の内容もブラッシュアップされるが、ウェブ小説レーベルだと誤字修正すら行われずウェブ版のままの誤字が残っているものが大半という印象。ウェブ小説レーベルって校正もつけずにイラストだけ発注して出版してんのかな。
コミカライズはさらに複雑。『チート付与』が有名だが、コミカライズの作画担当の漫画家が話を変えたりするのがザラにある。漫画となると大手出版社が関わってくるので物語のブラッシュアップを気にするのだとは思うがどういう力が働いてそんなふうになるんだろう。アニメ化した『即死チート』では原作イラストではなくコミカライズを元にキャラクターデザインが作られていたりとコミカライズの発言力がかなり強そう。
マジで、何なの?
特に女性向け界隈の字書きってすぐ文庫サイズで本出したがるけど、読みづれーし高いし良いことなさすぎる。
いや分かるよ、商業フォーマットへの憧れっつーか、要はあの「っぽさ」が再現できるのが嬉しいんだろうなってのは、理解する。
しっかりカバーかけて、パッと見だと商業の文庫本と大差ないところまで「っぽく」したがる人多いもんな。
でも、正直そこが字書きのキモいところというか、字書き特有の変な自意識のデカさが出ちゃってるところだなって思う。
まず、二次創作の作品を商業フォーマットに乗せることの怖さというか、文庫本の形態をとることで読み手の意識ハードルが上がるってことを想像できていない。
人気作品の更なる普及のために文庫版がある。ラノベとかはまた別だけども。
つまり文庫サイズの小説ってのは、一般文芸でヒットを生んだプロ中のプロ達が洗練された文章を日々展開している、そういうフォーマットなわけ。
読み手は日頃、文庫サイズでそういう文章を読んでいる。だから、あの形式で読む文章へのハードルが無意識のうちにめちゃくちゃ上がってるんだよな。
その上で、二次創作同人誌の、まぁお世辞にも洗練されているとはいえない文章を文庫で読まされるときの、集中の出来なさといったら無いですよ。
文庫サイズであることがノイズになるっていうか。比較対象が商業の文庫作品になるわけだから、とにかく細かいアラが目立つ。気が散ってしょうがない。
字書きの多くは自意識過剰だから、↑のような文句を見ても「まぁ私の文章は文芸寄りだから大丈夫」とか思うのかもしれないけど、私が読んできた限り、文庫サイズ同人誌の9.5割はぜんぶ読みづらかったですよ。
webで上手いなって思ってた人でも、やっぱり文庫で読むと引っかかったし違和感があった。結局文庫では読めなくてweb再録してからやっと読んだ話とかもある。
この辺の感覚に関しては、絵描きのほうが暗黙的に弁えられていると思う。
たとえばジャンプコミックスのフォーマットで同人誌を作ろうって思う絵描きなんてほぼいないと思うんですよ。
あのサイズ、あの紙質で、カバーかけて、「っぽさ」を全開にして作ることもできるけど、絵描きはそれやらないでしょ。でかいアンソロ企画とかはまた別として。
だってあれこそ、日本漫画界のプロ中のプロ達が日々戦っているフォーマットであって、あの形式によそのキャラ借りた自分の二次創作漫画を乗っけたときの、商業作品との比較や見劣りみたいなことを考えたら恐ろしくて、とてもじゃないが同人誌にあの形式を選択しようとは思わない。烏滸がましいという感覚がある。
だから二次創作やるなら黙ってB5かA5で、ひと目見て同人誌と分かるような本を作るんだけど
字書きの文庫サイズ同人誌ってのはつまり、やってることそれと同じですからね。
本人は完成した同人誌の商業作品っぽさにテンション上がってるのかもしれないけど、実際には商業ベースに寄せれば寄せるほど見劣りしかしないわけで。
その辺の想像ができずに文庫サイズを選択したがる自意識込みで、文庫サイズ同人誌をキツいと思ってしまう。
これが本当に「良いことないな」って思う要因の大部分なんですけど
7、80ページある絵がプロ並みに上手い絵描きの骨太な同人誌が900円とかで買えるのに、文庫サイズのアラが目立つばかりの字書きの同人誌が1500円とかするの、バッカじゃねーの!?と思う。思うだろう。言えないだけで結構な数の人がたぶん思ってるんじゃないか。
じゃあ買わなきゃいいじゃんって話ではあるけど、イベントに出ると、付き合いで同ジャンルの相互フォローの本を買わざるを得ない場面があるじゃん。
その時に、相手の本が文庫サイズだと心からア゛〜〜〜……って思う。
これを買わされる人の気持ち考えたことあるか?そこまで自分の文章に自信あんの?って、思う。
字書きは変に背伸びせずに、A5サイズ2段組で本出しといてくれないか。
あのお馴染みの形態で出してくれればこっちも「あ、これは同人誌だな」という意識をもって、期待値ハードル下げて気楽に読めるし、何より安いし、小説同人誌は結局のところあれがいちばん読みやすいって。
ちなみに文フリとかに出してる一次創作の人たちの文庫サイズ同人誌はあまり気にならないです。
あれはアマチュア文芸作品として見れるというか、それこそラノベとかティーン向け文庫を読む感覚に意識をチューニングできる。
なのに増える一方な状況、何とかならないものか。
自意識のデカい字書きはこういうの見たらすぐにアンケートとって「文庫サイズの同人誌、どう思いますか?」などと肯定意見を乞いそうだけど
ああいう肯定意見って同じ書き手(文庫同人誌作る側)の意見も入ってくるから結構信用ならんと思ってる。
アンケートとるなら「読みづらい・やめてほしい・高いと思う」の数がどんだけあったかの方を見てほしい。
割合ではなく、そういう層が「いる」という現実がもう少し明るみになってほしい。
つーか正直なことなんて言えるわけないんだよな。正直に言えてたらこっちだってイベントで文庫サイズの同人誌3冊も買うはめになっていない。
べつに作者に恨みがあるわけではないから、そりゃ気も使いますよ。
あと最後に、これは完全なる愚痴だけど、文庫サイズ同人誌ばっか出しておいて「読んでもらえなくてつらい」的なことを嘆く字書き、お前もう船降りろ。