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はてなキーワード: ライトノベルとは

2019-05-10

anond:20190509210336

意外と反応があって嬉しい。いくつか返信を。

講談社ラノベダッシュエックスは9割くらいエロだよ

ダッシュエックス文庫は口絵で乳首券発行してたり、ノクターンノベルから文庫化したりしてるからそういう印象もわかる(でも9割はない)けど講談社ラノベ文庫が9割エロ……? エロいのが特別多い印象ないぞ。そりゃまあやりすぎた~とかあるけど。

エログロバイオレンスに強いレーベルは?

ノベルゼロ

Wikiはいっぱいあるけどそれ網羅しないっていうことは主要じゃないって思ってるから(´・_・`)知らんけど https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ライトノベルレーベル一覧

女性向けレーベルは読んでないのでよくわからない(女性向けはライトノベルじゃないとかい史観ではないです)。

ブレイブ文庫ノベルゼロはまあ新興なのと月1冊の新刊もでないことあるので。

オーバラップはごめん忘れてた。ので今から書く。

オーバラップ文庫ほぼほぼなろう系のファンタジー十文字青。たまにラブコメ。いぶそうとありふれが人気なイメージ。正直忘れてたくらいなのでよくわかんにゃい。

2019-05-09

最近の主要ライトノベル文庫レーベル(なろうの出版オンリーのとこ除く)の印象

電撃文庫:最大手の体力を活かしたバラエティの豊かさが強み。最近青春ものメディアワークス文庫に行きがちだけどそれでもそれなりの数はある。

ファンタジア文庫王道を以て良しとする。挑戦作は少ない印象。逆に安心感はある。

MF文庫J:俺達が流行を作り上げると言わんばかりに変わり種を定期的にプッシュする。電撃は売れたのが流行とばかりに静観する感じだけど、MF文庫レーベル側が積極的に動くイメージ

角川スニーカー文庫変化球変化球アンド変化球。変わり種のラブコメエロとなろう系が強い。このすば文庫と呼ばれない程度には頑張ってる。

GA文庫ファンタジア文庫と同じく王道が多めで挑戦作は少なめ。ただメディアミックス宣伝は比べ物にならないくらうまい

ファミ通文庫:なろう系とノベライズ、たまに青春もの。昔は青春ものが強かったけど、いまや影くらいしか見えぬ。

ガガガ文庫変化球と見せかけて直球勝負。たまに魔球も混ざるけど。どの作品も概ね青春もの雰囲気に溢れている。

講談社ラノベ文庫青春ものとバトルものが多め。ときおり挑戦してるなと思う作品も。規模の小さいGA文庫な印象。

ダッシュエックス文庫:なろう系なろう系アンドなろう系。入れるかどうか悩んだけど小学館講談社があって集英社がないのもなんだし入れておく。

HJ文庫:割となろう系は少なめ。ファンタジーが多めだけどラブコメから戦記まで幅広い。それなりに売れれば長く続けてくれるので印象は割といい。

字書きといわれる二次創作者が苦手だ。

最近Twitter上で小説の表紙を描きたい・描いて欲しい系のタグ流行っているのを生温い目で見守っている。

私は、いわゆる「字書き」といわれる二次創作者が苦手だ。

だが、もともとそうだった訳ではない。

人をカテゴライズすることを失礼だとは思いつつも、そうせざるを得ないくらい「字書き」には苦い思い出しかない。

自戒と注意を込めて、過去出来事を下記に挙げる。

長文乱文につきご注意ください。

私は絵描きなのだが、ありがたいことに相互フォローの字書きから小説本の表紙イラストの依頼が来たことがある。

かに寄稿を頼まれたこ自体が初めてだったのでジャンルとはいえ、本当に嬉しかった。

数あるフォロワーの中から私に依頼が!と舞い上がっていたと思う。

表紙のデザインの打合せをして、「ああしたい」、「こういうのもいいよね」、なんて言い合いながら遂に表紙は完成。タイトルデザインも私。

気合を入れて制作したのが功を奏したのか、相手も気に入ってくれていたみたいだった。

賞賛言葉を頂いて、「ああ、頑張った甲斐があったな」と充実感を得ていた。

イベント直前、字書きは新刊宣伝をしていたので私自身の本ではないとはいえ、わくわくしながらチェックした。

新刊○×△△本表紙です。当日はよろしくお願いします!」

…ん?私の名前は?

Twitterpixivにも表紙画像付きであげているのに、紹介文に私の名前はどこにも無かった。

その後のツイートでも私に触れられることは無い。

通常「表紙は□□さんに描いて頂きました」とか書いてあるものだと思っていたけど、

この界隈はそんなものなのかな?と少しモヤモヤしたままその場は何も言わずスルーしていた。

そんな気持ちのまま、イベント終了後に「表紙ありがとう」と書かれた旨の手紙と共に本が届いた。

読了後に、奥付を確認して本当に驚いた。

奥付に字書きの名前はあれど、私の名前は一切無かったのだ。

字書きの名前は勿論、Twitterpixiv IDまでしっかり記載されているというのに、だ。

え?なんで?と頭に衝撃が走って、真っ白になったのを覚えている。

もしも表紙イラストを気に入って私に興味を持ってくれた人が…、なんて淡い期待を思い切り打ち砕かれた。

でかでかと表紙イラストを飾っているにも関わらず、この本に「私」は存在しないのだ。

普通ライトノベルでも文学作品でも表紙デザイン作者名は載っているもではないか

あんなに打合せしたのに。装丁相談だって受けたのに。睡眠時間を削って描いたのに。

全てがショックで心が張り裂けそうだった。

普通の人なら「奥付に名前記載が無いんだけど!」と抗議しそうだが生来、人の顔色を窺って生きてきた私にとっては困難だった。

この一件で嫌われたらどうしよう…。

噂を広められて活動できなくなったらどうしよう…。

そんな考えが頭を巡って、結局どうすることもできなかった。あたしって、ほんとバカ

聞いた話によると、この本の売り上げが字書きにとって過去最高の頒布数だったそうだ。

クソが。

残念なことにまだまだ続く。

上記の件もあり、すっかり疑心暗鬼になった私は表紙依頼を受ける時は、奥付に必ず私の名前を明記することを約束したうえで引き受けることにした。

今度は同ジャンルの字書きから新刊の表紙イラストの依頼があった。

奥付の件も納得してもらえたので、表紙イラストタイトルデザイン制作

問題なく入稿し、相手イベントを楽しんでいたようで本当に良かったと思った。

イベントも終わって落ち着いた頃に、新刊を送りたい旨の連絡があったので私は快く承諾。

すると字書きは

「本代○○円 送料○○円 合計○○円です。」

?????????????????????????????????

目玉が飛び出るかと思った。新手の押し売りかよ。

今まで表紙を手掛けてイベントに不参加の場合には、献本という形で送ってもらっていたので本当に驚いた。

一万歩譲って「私が表紙を描きたいと字書きにお願いした」のなら、上記の内容も分かる。

しかし、「字書きが私に表紙を描いて欲しいとお願いした」のにこの有様。

字書きは更に「振込はこちらにお願いします」と続けた。どうやら振込手数料も私持ちらしい。

印刷費厳しいのかな?と思い込むことで怒りを抑えて、支払った。

ええ、支払いましたよ。あたしって、ほんとバカ

その後、奥付だけ確認して読まずに捨てた。高い勉強代だと思った。

クソが。

そんなことがありつつも、中には好きな字書きもいた。

支部作品を読んで、その精巧な話の組み立て方、キャラクターの心情表現の緻密さに魅了された。

本職なのでは?と疑うくらいに、作品クオリティが桁違いだったと思う。

Twitter作品を紹介させて頂いたところ、ちょうどTwitterを開設したばかりの字書きの目に留まり相互フォローになって仲良くなっていった。

字書きの作品投稿されれば熟読し、いつも感想を伝えていた。

本当に好きだった。崇拝していた。

前述したとおり、私は絵描きなのでTwitterイラスト投稿する。

字書きもそれに反応して、よく感想をくれていた。

しかし、徐々に感想は私のイラストとは関係ない字書きの宣伝にすり替わっていった。

イラスト投稿すれば「イラスト素敵ですね!そういえば、支部作品投稿しました。(支部URL)○○が××する話なのですが、△△も出てきます」という具合に。

私のイラストに該当するキャラ一人も居ないんですけど…。

隙あらば日常の会話も中でも宣伝されることがあった。

最初こそわざわざ教えてくれてありがたいな、と思っていたが8割方宣伝ツイート

感想はおまけ程度、感想クレクレが滲み出た会話内容だんだん疲れてきた。

字書きにも徐々にフォロワーが増えていき、私に構うことも減ってたまに会話する程度になった。それはそれで楽だった。

ある時、字書きは「○○はこんなこと言わないw」とツイートした。

私の新刊の内容であることは明らかでそれに派生して界隈を巻き込むプチ論争になっていたようだったが、私も納得する部分があるため傍観していた。

しかし、字書きの

「私の○○はこう!誰にも批判させない!」

この発言を、私は許せなかった。

撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ、とどこかの皇帝も言っている通り批判たからには批判される覚悟を持たなければならないだろうと私は考える。

しかし字書きは、批判はするけど私のことは批判しないでね☆彡ときものだ。

もう許せなかった。その思想が。神経が。

今まで積もり積もった鬱憤もあり、全てをブロックした。全てを。字書きの作品が目に入る全てを。

愛情の裏返しとは凄いもので、今まで敬愛していた作品も全部汚物のように思えてブクマを外した。

ここまでする自分の行動に自分が一番驚いた。

ぶっちゃけ最後は字書き関係ないけど、上記の以外にもいろいろあって字書きが苦手だ。

あと、字書きって聞いてもいないのに何で自分語りばかりするの?承認欲求の塊なの?

○○さんに私の作品が好きって言われました!××さんに新刊渡せた!とか、わざわざDMで送ってくる。聞いちゃいねぇ。

最近も、頼んでもいないのに字書きに新刊の紹介をされて押し売りされた。

イラスト等と一緒で絵柄の好みがあるように、小説だって文体の好みってものがある。

あと、ある字書きは奥付の記載には自分名前Twitterpixiv IDや連絡先を載せてるのに、表紙担当の私は名前だけなのは何故なの?Twitter宣伝でも頑なに私のID載せないけどなんなの?そういうものなの?これが普通なの?絵描き情報開示したら死んでしま病気にでも罹っているの?頼む治療してくれ。

絵描きだってアレな奴居るじゃん!と思われる方がいるだろうが、少なくとも私は絵描きに今までそういったことを受けたことはない。

中には良識的で素敵な作品を書き上げる字書きが居ることも知っている。

しかし、それさえも掻き消してしまうような特殊な字書き共が私の周りには多すぎた。

こうも複数人数にしてやられると、苦手にもなるというもの

いや、苦手という言葉では生温い。

私は「モラル常識が無い字書き」が嫌いだ。大嫌いだ。消えてしまえばいい。

当初述べた表紙タグ良心的な絵描きが、私のような目に遭わないことを切に祈る。

私は今請け負っている表紙イラスト小説本のお手伝いは今後一切もうやめる。

まだやってんのかよ!、と思われた方もいるだろうが断れない性格って本当に損するので今から矯正できる人は矯正した方が絶対にいい。

あたしって、ほんとバカ

もう疲れた

全てフィクションです。

2019-05-05

労働組合から作ってみると面白いかもしれない

anond:20190503203707

この話なんだけど、「一から労働組合作る」話にすると、面白いのかなという気がする。

部活動モノとかで、廃部寸前の部活動を立て直すために、周囲の有能な人材を説得する」っていうストーリーあるじゃない。

元々労働組合って2人から作れるんだよね。だから、そこらへんを盛り上げることができる。

最初は「労働組合なんて左翼のお遊びだ」みたいなことを言ってたやつが、自分の妹が過労で倒れて、一緒に戦うとか、熱い展開じゃない。

他の増田も書いてたけど、「無実の罪を着せられた主人公復讐もの」みたいな感じでいい。

段々主人公たちの労働組合が力を付け始めるんだけど、もともとその企業には御用組合がいる。

それなりの規模の企業になると、労働組合みたいなのが必要になるんだけど(三六協定とかその辺りの絡み)、この御用組合マジで労働者のためには無能で役に立たないくせに、主人公労働組合を潰そうとしてくる。

なんで、主人公たちがどうにかする。この辺りとか少数精鋭のなんかめっちゃ強い奴が大軍を打ち負かす、とかそういうの盛り上がるし、いいと思う。

で、ライトノベルを読む層ってのは、自営業の人も多い筈なので「ホワイト企業にするとこんなに業績が上がってハッピー」みたいな話も入れる。

最初は難色を示していた社長も、ホワイトになって、業績も上がって、有能な人材も入ってくる。ニッコリ、みたいな。

段々主人公労働組合ウゼーみたいに思っていたけど、彼らの言うことを聞いて職場改善したほうが、企業のために気づく、みたいな。

そうすると、労働法準拠して頑張っている自営業の方にもアピールできる。

みんなホワイト企業幸せ労働環境給与も爆上がりでいいこと尽くめでした、めでたしめでたしシメ

理想化しすぎだろって?エンターテイメントなんてロマンスだ。理想化してナンボだわ。

2019-05-04

anond:20190504185952

オタクの人ら、70年代から内でも外でもひたすら喧嘩してる連中のあつまりなんですが…。

宮崎駿高畑勲組合作って労働争議やったり、庵野秀明らがアマチュアから商業業界に無理くり入り込んだり

ポルノ分野で力をつけてメジャーに乗り込んだり(Keyとかニトロ)、タフな人はたくさんいるんですよね。

もちろん弱い人もいるでしょうが、それはどのような属性の人にもいるかと思われます


社畜会社を訴える物語は、経済小説という分野になるのでファンタジー路線ライトノベルには向いてないという話ですよね。

オタクが逃げている、というのは全くそぐわない。やろうと思えばできるけど、市場に対して有効かどうかという問題です。

で、オタクのことをなんで逃げてると思ったんですかね。快楽的な物語を描くことは「逃げること」なんですか?

仕事疲れたから僕の好きな甘いもの食べよー、程度のことなのでは?

2019-04-28

コンテンツをたくさん作るのを一度やめて探すシステムを構築しようぜ

沢山のものがあって多様性にあふれていてニッチ需要を満たせる。

素晴らしい時代だ。

豊かだ。

あともう少しコレがこうだったら最高だったのにと妄想したその『最高』にだって出会えてしま時代だ。

だけど物を増やすのは一度辞めて、別の所に力を入れてほしい。

それは、大量にあるサービス作品の中で自分が一番欲しいものを見つけられるシステムだ。

言うなれば検索エンジン

どのジャンルにおいてもそれが欠落している。

たとえばライトノベルタイトルが際限なく長くなっているのも、タイトルを見くらべていたんじゃいつまで経っても自分がほしい作品なのかそうじゃないのかハッキリしないからだ。

本屋店員に聞いた所で、彼らだってすべての作品を読んでないか不可能だ。

全ての業界でそうだ。

検索エンジンですらそうなのだ

クローリングして欲しい範囲エロコンテンツだけなのに、ちょっとエッチなだけの日常写真ばかりじゃねーかと思う日もあれば、その逆の日もある。

これは検索エンジン検索エンジンを作ろうという話でもあるが、それ以上に、もっとたくさん検索エンジンを作るべきだし、もっといい検索エンジンを多くのジャンルが備えるべきだって話だ。

たとえば書籍全文検索機能がここ最近話題になってきたが、あれだって単に中身を大雑把にまとめて検索するというだけでそこからの絞り込みはまだまだ弱い。

様々な角度から高分解能で欲しいものを探せるサービス誕生、それこそが多様化時代に求められる次のステップではないだろうか

2019-04-22

anond:20190422094944

異世界ものもたしかにナメられやすいと思うが、一本書ききるまでに「もう書けない」「完成しない」、完結しても「出版社からweb媒体からも声がかからない」「プロにはなれなかった」っていう挫折を味わうことができるじゃん?そもそも小説いたことないけど仕事辞めて異世界ラノベで食っていく」って人はそんなにいなさそうだし。

プロブロガーは名乗った時点でプロブロガーなの。「とりあえず書いた」が数万文字ライトノベルと数百文字ブログ記事じゃ違いすぎるよ。ハードル死ぬほど低い。今日から君もプロブロガー

2019-04-17

anond:20190417082807

暴力性ってか批判される要素はいくつかある。

弱者救済を言いながら、特定弱者には「緩やかに滅べ」と言い放つそのダブスタ

女性」という特定の「弱者」(実際は違う)の救済を訴え男性にも負担を求めながら、

片や別の弱者については「平和に滅べ」と言い放つ。

ここに人権意識はあるのか?これはつまり女性人権を守るため、お前らは人権を捨てて滅べ」と言い放ってるのだが。

ここに暴力性がないといえるのか?

二次元コンテンツをすら殺しに来る同胞フェミ放置して何を言っているのか

もうおなじみの件ですね。

現実から排斥された弱者男性のよりどころたる「オタクコンテンツ」をも、フェミ攻撃する。徹底的に。

全年齢ライトノベル撤去要求したり、専門店にまで踏み込んできたり。(そもそも連中のいう「ゾーニング」が噴飯ものだが。)

本邦フェミの巨魁たる上野はこうした同胞の追撃に対して何を言ったか。何も言ってはいない。

ギャルゲに逃げ込んで平和に滅べ」といいつつ、その逃げ場所すらなくそうとしている。悪辣というほかない。


③「恋愛弱者」を「性的欲求」だけだと決め付けてる浅はかさ。

「ヌキながら、性犯罪を犯さず」などといってるが、これはつまり恋愛弱者要求性的ものだけ」という決め付けに他ならないだろう。

実際には恋愛には承認欲求等のほかの要素が大きく、コレは全く浅はかで、しか恋愛弱者馬鹿にしてる発言だ。

暴力的でないといえるのか?

④「性犯罪を犯さず、平和に滅びろ」という主張の一方的

性犯罪は悪だ。殺人も悪だ。

しかし、それをするまで追い詰めることに全くの責任はないのだろうか。

上野のこの言説は、恋愛弱者飢餓状態まで追い詰めておきながら、「自らに火の粉はかからない事が絶対」だという身勝手さがある。

恋愛弱者自己責任かどうか、増田でも連日連夜議論があるが、私は明確に「違う」という立場だ。ほぼ、環境要因100%だと思っている。

特定パーソナリティを許容できない」というわれわれの未熟さが恋愛弱者KKOとして増田では通っている)を生み出してるのだ。

その彼らの復讐を、「逆恨み」だとは私は思わない。われわれが受け入れられない未熟さのツケを一身に負わされているのだから

その彼らに対し、「平和に滅びろ」と言い放つその「平和」とは何か。自分だけの「平和」ではないか

飢餓に苦しむ恋愛弱者に「平和」などあるものか。全く、暴力的で一方的物言いであると言わざるを得ない。



納得したか

2019-04-16

anond:20190416180331

正直ライトノベル小説なら男性向けの方が種類も豊富だし面白い

ノクターンムーンライトで比べるなら正直女性向けの方がまともな文章の物が多い

ただシチュエーションとして少女漫画ハーレクインを脱してる物は少ないんでどっちもどっちかなあ

結局なろうでも書籍化してる転生して王族だのなんだのとでしょ、女にとっての無双がそれなんだろうなとしか思わない

無料で読めるライトノベルが1ページ3行(3列?)なんだけど

なんで3行程度しか載せないんだろう?

もっと細かくしたのが読みたい。

文字デカすぎて、読む気失くす。

本紙でもこうなの?

小学生向きの本か何かなのか?

小学生向きの本のほうがもっとかいかいてあるわ…。

2019-04-15

anond:20190415042641

元の話で気になったのはライトノベル系譜について触れてないことなんだけど増田はどう思う?

90年代の電撃やら富士見やら経由の00年代以降も割と色々あったと思うけど

そことエロゲー関係ってそんなに相関取れるんだろうか

創作ができないオタクの悩み

私は、名もなき1人のオタクである最近ある悩みで苦しんでいるので、整理するためにここへ記そうと思う。長いぞ。

私は普段アニメイラスト漫画ノベルゲーム音楽動画、等など様々なオタクコンテンツを楽しんでいる。が、それらを自分で作ることが出来ないのだ。当たり前のことのように思うかもしれないが、私はそこに強いコンプレックスを感じている。

コンテンツには絶対に作り手がいる。そりゃそうだ。作る人がいなければ、何も生まれない。

さらに、オタク世界には「ファンアート(二次創作)」という文化がある。自分はこれが好きですよ、とハマっている作品キャラクターを描いたり、そのキャラの登場する小説を書いたり、動画を作ったりすることだ。オタクをしていると、それらを目にする機会がとても多い。上手い下手はともかく、全てのオタクが何らかの創作活動をしているのではないかと思ってしまう程度には多い。オタクは、オタクが生み出したものを目にする機会が途轍もなく多いのだ。

だが私は、絵も満足に描けなければ、小説も書けないし、音楽が作れるわけでもないし、何も生み出せない生産性のないオタクだ。

それの何が問題なのだろうか。

自分なりに考えてみた。

魅力的なコンテンツがあって、それを好きなオタクコミュニティがあって、そのコミュニティは大抵絵や小説が描/書ける人間構成されていた。少なくとも私の周りではそうだった。(オタク友達を求めて入った部活美術部や文芸部だったからね)

生産が出来なければ、オタクの輪にはまず入れない。友達ができない。

私もオタクであるはずなのに、何一つ生み出すことが出来ない。ただ消費するだけの存在。世の人々(私の目に映るオタクたち)が当たり前のようにやっていること(創作活動)が、私にはできない。技術力も、才能もない。今更頑張る勇気もない。

素晴らしいものを見て、聴いて、私も同じことが出来たらどんなに素敵だろうかと夢想するだけの日々だ。

絵を描いたり、小説を書いたり、音楽を作れたり、動画を作れたり、立体物を作れたり、作品考察を発表したり、そういう生産者側への憧れが非常に強く、消費するだけのオタク価値はないと本気で考えているのに、どこまで行っても結局消費者しかない不甲斐ない自分

最近ではどんなに良い創作物を見ても、罪悪感と劣等感ばかりが己の中に積もり、楽しめない。

コンテンツに深くハマっていくほどその裏にある作者の存在意識せざるを得なくなる。生産者の才能への嫉妬生産努力すらしようとしない自分への苛立ち。

だんだんと、オタクコンテンツを見ること自体がしんどくなる。しかし私の趣味はそれしかない。

幼い頃からパンピの持て囃す流行アーティストアイドルドラマスポーツetc…には唾を吐いて生きてきたのだ。今更手のひらを返して推すことはできない。

八方塞がりのような状態である

こんな私だが、創作的活動をしてみたいと手を出したことはある。

漫画を初めて読んだ小学3年生の頃から絵は描き続けているし、ライトノベルにハマった高学年の頃から数年間小説執筆トライもした。

ボカロ流行っていた中学時代楽曲制作に憧れてギターピアノを始めた。DTM勉強もそれなりにした。

MMD等のCG動画にハマった頃は動画作ってみたし、3Dキャラクターモデリングにも挑戦した。

拙いシステムとクソみたいなシナリオゴミのような立ち絵で、自作ゲームを作ったこだってあるのだ。

しかし何一つ、満足に完成させることはできなかった。自分で納得のできるものは作れなかった。納得ができるクオリティになるまで粘り強く努力をするだけの忍耐力もなかった。

軽率に何かに挑戦し、すぐに諦めるダメ自分。結局無産な凡人のまま。

才能のある人が羨ましいと喚きながら、努力をしない自分から目を背け続けている。

オタクとして生きていくのがつらい。でもオタク以外の生き方を知らない。オタクっぽくない話はできない。

絵描き絵描きしか相手にしないという話が一時期Twitter話題になったように、生産者でなければオタク友達はできないように思う。(大抵のオタク創作活動をしているという前提)(その前提が間違っている可能性には気がつかないふりをしている)

マジで人生詰んだなぁ〜!と思う。

この状況を打開できる策はまだ思いついていない。

なにもかも諦めて消費者として一生を終えるしかないんだろうか?

どうなんだろうね。

ちなみに今私はバーチャルYouTuberにハマっている。

好きになったものに軽々しく手を出す癖だけは治らないので、自分で描いた立ち絵を動かして、ボイチェンを使って美少女ライバーごっこをしようとしている。

でも途中で挫折ちゃうんだろうなぁ。

長くて読みにくい文になってしまったが、少し自分気持ちを見つめ直すことが出来たので良しとする。

2019-04-06

ラノベ馬鹿にしてたんだがショックな事実に気づいた

中学生くらいのときまでは

ライトノベルを読んでいた、でも読んでいるのを人に気づかれたら恥くらいにこそこそと

好きで読んでたけどこんなもの読んでるのは子供ってくらいに。子供だったんだが

 

まだラノベに心残りがあるかなくらいで意識的ラノベは読まないそれ以外のものを読むって心がけた。

ミステリーずっと好きだったしそっちを中心に読み始めた。不思議なくらいそれで問題なかった

私は子供向けのものを読まないでいいくらいに成長してるんだと思えた

 

そっから十数年ブギーポップアニメ化されるとしって

改めて読んでみた、率直に読んでてぞわぞわして痛くて痒くていたたまれなくなった

偏見はどうあれ自分がよんでたライトノベルはすでに自分には受け付けなくなってるとわかった

それはいいんだけど

 

ついでにそのあと読んでた新本格系のミステリーも読み返した

ぞわぞわして痛くて痒くていたたまれなくなった

 

なんであの頃ラノベを捨ててほかのに走って困らなかったか解った。

2019-03-22

運び屋  (2018) クリンイーストウッド監督・主演 感想ネタバレ

https://www.google.com/search?q=こち亀 不良

ときどき見かける「イケメン/美少女勝手に惚れられる主人公マンガ/ライトノベル作品が都合よすぎなのでキモイ」論、共感したことなかったんだけど、ようやくそ気持ちちょっとわかったわ

 ハリウッド映画らしさ

 ディズニー映画やその亜流などに顕著だが「偽りの勝利」→「どん底/敗北/最大のピンチというクライマックス」というパターンを踏む作品が多いのは周知の事実で、本作でも「麻薬の運び屋になる」→「大金を手にする」「最初はおそろしかったヤベー奴らに一目おかれるようになる」→「ヤベー奴らが代替わりしてもっとヤベー奴に締められる」「家族との亀裂深まる」「順風満帆に見えた犯罪稼業もDEAに嗅ぎつけられい逮捕されるかわからない」という風に展開していく。

 その展開は「間違った価値観に基づく悩み(疑似問題)」→(最大のピンチ)→「真の問題に気づくことと、問題解決のセット」というプロセスによって挟まれていることが多い。(ファインディングニモ然り、シュガーラッシュ然り、インクレディブルファミリー2然り…)

 クリンイーストウッドらしさ

アメリカン・スナイパー』『15時17分、パリ行き』『ハドソン川の奇跡』『インビクタス』あるいは別監督の同年作品グリーンブック』みたいな、実話に強く寄せた話ではない(一応、実在事件インスパイアされてはいるが、左記作品群のようには実名使用していない)。

 花卉栽培に熱中し、実益があるもんだから家族を顧みず全米を飛び回る。ところがインターネットの発達により実益消滅、畑は差し押さえになる。みんな金がないのが悪いんや…から始まる物語

グラン・トリノ』を連想しながら鑑賞。

 ハッピーエンドというと、多くは「生きるか死ぬかの賭けに勝つ」「優勝してチャンピオンになる」「絶体絶命のピンチに遭遇し知恵と勇気で切り抜ける」「悪者をやっつける」「宝石を手に入れる」「一か八かの挑戦をして成功する」「追手から逃げ切る」といったものになり、「死ぬ」「負ける」「やっつけられる」「大金を手に入れられない」「失敗」「捕まる」で終わるものは通常バッドエンドとみなされることになる。

 ところが『グラン・トリノ』は最後主人公リンイーストウッドが撃たれて死ぬが、ハッピーエンドなのである。これは「生命を失わない」ことより高い価値を持つもの主人公リンイーストウッドが手に入れたというによって達成される。すなわち「他者との精神的つながり」が、生き長らえる、物質的な豊かさを超える至上の価値としてアピールされているのだ。(もっと一般的なのは童話の昔から定番の男女間のカップル成立だが、『グラン・トリノ』の場合アジア人少年とのつながりを得ることができれば死んでもいいという価値観

 

 本作では、「間違った価値観に基づく目標と偽りの勝利」は「(悪いことをして)カネを稼ぐ」「それによって、家族ではなく、在郷軍人仲間(ベトナム戦争に参加していたという設定)や園芸職人仲間から称賛される」「モテる」で、成功=偽りの勝利シーンに”ああ、こいつ(クリンイーストウッドあかんやつや”という通奏低音がいやというほど鳴り響いている。

 

公正世界信念

 ところが、このじじいがいろんなところで調子よすぎるのである

 前述の「ヤベー奴らに脅されたりスマホSMS)も使えなくてバカにされたりもしたが、持ち前の気骨ある行動とイケメンぶりで一目置かれるようになる」もそうだが、

家族とのディスコミュニケーションマイナス要因で「妻からは冷たくあしらわれ、娘から12年間口をきいてもらえず、家族の中では唯一孫娘だけが味方」

 からの「妻が病気で倒れたと孫から連絡を受けるも、コカイン運搬中であり、どうしても駆けつけられないし事情説明できない。そのためついに孫娘からも敵に回る宣言を受ける」という最大のピンチの後には、

 「どうにか一仕事終えて家に駆け付けたら死にかけた妻に”あなたはひどい夫だったけど、最後そばにきてくれて看取ってくれるなんて超最高よ愛してるわ”と言われる」のだ。

 妻の葬式、娘とも和解葬式優先したために、グレードアップ後の、一目置いてくれていたやつらよりさらにワルいやつらに殴られる。(唯一のダメージらしいダメージはここだ)

 そして逮捕

 裁判では無罪を勝ち取ろうとする弁護士を制して「わしゃ有罪じゃ」

 潔く罪を認めるクリンイーストウッドがカッコいい!

 最後は、刑務所の中で再び大好きな花育てを行うクリンイーストウッド

 引いて、終わり(ゲットワイルドは流れない)

 っていやいやいやいや。違うでしょ。

 何(1)妻が死んだ(2)ちょっと殴られた だけのダメージで 幸せいっぱいに園芸やって終わってんだよ。(服役中だけど)

 全然釣り合わんでしょ。

 娘もなんで最後ちょっとふらっと現れて口先で謝っただけで受け入れてんの?

 涙まで流して「なるべく面会に行くわ」「(犯罪で稼いだお金で)取り戻したお父さんの大事な畑は私が守るわ」と抱きしめてたの?

 「わしゃ有罪じゃ」宣言、そりゃ万ドル単位犯罪マネーを蕩尽しといて当然でしょ。

 前半にはアジア人差別するクソ白人至上主義野郎だった『グラン・トリノ』の主人公が、見終わったらいい奴だったと心に残るのは、撃たれて死んだから

 (自分東欧移民でややカースト低め、非WASP白人だったということもある)

 本作の主人公くそじじいが因果不応報で、びっくりしたわ。

 

 

 最初の話に戻ると、「空から美少女が降ってきて惚れられるし俺はTUEEE」な話を叩く人は、等価交換を重視してるのかもしれないと思ったよ。

 何らかの理由がないと、いい結果を享受することはできない、逆に悪いことをした人は罰を受けなければならない

 という価値観の中で生きているんじゃないか

2019-03-17

anond:20190316135724

新作であることにこだわりがなくライトノベルらしいライトノベルが読みたいなら

ARIELスレイヤーズ!あたり読んでおけばいいんじゃない

あと平井和正栗本薫

ロードス島戦記は今読むと辛くなる文章の下手さなので勧めない

2019-03-15

anond:20190316135724

いまのところラノベレーベルは大雑把に三つに分かれています

以前からラノベを扱っている文庫レーベル

少年向け:電撃文庫富士見ファンタジア文庫スニーカー文庫MF文庫Jファミ通文庫ガガガ文庫GA文庫講談社ラノベ文庫HJ文庫ダッシュエックス文庫

少女向け:コバルト文庫ビーン文庫ビーズログ文庫一迅社文庫アイリス講談社X文庫ホワイトハート

主にWeb小説書籍化を扱っている新興の大判レーベル

MFブックスカドカワBOOKSHJノベルスGAノベルガガガブックス・アーススターノベルGCノベルズ・レジェンドノベルス…

ライト文芸」と呼ばれる青年向けの文庫レーベル

メディアワークス文庫富士見L文庫集英社オレンジ文庫新潮文庫NEX講談社タイガ

「あえて突拍子もないファンタジーラブコメを読みたい」ということなら、最大手電撃文庫から探すのが無難だと思います

ガガガ文庫なんかは、いわゆるマニア受けする作品が多くて、変わり種を読みたいときに良いですね。

逆に「やはり落ち着いた恋愛小説などを読みたい」ということなライト文芸系を漁るのが良いと思います

既存ラノベレーベルのなかで言うと、ファミ通文庫あたりは青春もの恋愛ものに力を入れていたりします。

個人的オススメ作品はこのあたりですね。



読者の人気投票企画を二つ。

ひとつめは「好きラノ」。

Twitterを使って大々的にやっているもので、幅広く票が集まっています

https://lightnovel.jp/best/

もうひとつは「マニラノ」。

あえて投票条件を絞ったもので、マニア寄りの投票結果になっています

http://kazenotori.hatenablog.com/entry/2019/01/06/190911

参考にしてみてください。

ついでにラノベの便利サイトを二つ。

ひとつめは新刊情報サイトラノベの杜」。

ラノベの杜

まあこちらは本格的にラノベにハマらないかぎり必要ないとは思いますが。

もうひとつニュースサイトラノベニュースオンライン」。

ライトノベル総合情報サイト ラノベニュースオンライン – ライトノベルに関するニュースを紹介

人気投票を毎月やってたりするので、そちらを参考にしてもいいかも。

2019-03-14

人間の脳に 表示ON 表示OFF 機能をつけたい

私の場合

[V]会社(略称含む)

[V]名前(ふりがな、年齢付き)

[ ]セーフサーチ(18歳未満へのエロ系を全力で見れなくしま

[V]見たくないものへのモザイク対応

 [V]アニメの急なエロシーン(モザイク表示)

 [V]主人公以外全員異性に囲まれハーレムアニメ

 [V]ライトノベルの胸が異常なデカさのやつ(リアルにありえそうなのは見たいため除外)

[V]聞きたくないものへのピー音対応(露骨下ネタ禁止)

[V]騒音に対する反射音対応(音と音をぶつけて無音に変換)

[V]近くに居る人の興奮度メーター(痴漢とか未然に防ぐことができそう)



ただの夢物語だけど、各自ON/OFFできたら争いもなくなりそう。

他には項目あるかなぁ?嫌いな人はブラックリストで除外かな?

普通はどのくらいチェック入れるんだろうなぁ。

2019-03-04

なんでラノベの表紙は爆乳ケツ出しが多いんだ?

ラノベって表紙買いすんの?

さすがに爆乳すぎて気持ち悪い(めっちゃ垂れてそう)


特に下の奴、シールのない乳首ここにあるはずだ」って場所にないからな。

めっちゃ垂れパイからな。分かってんのか?あ?

2019-02-28

出版業界最近について現役編集者より

平林氏のnoteを読んで、思うところあったので。

彼のような発信力のある人がそんなこと言ったら、批判されるだけで何にもならないじゃん、という愚痴である

著者が言うのは仕方ないかなとも思うけど、編集者立場で言うのはナシだ。

まとめサイトとかで吹き上がれば外圧になる?ならないよ、版元の偉いさんの鈍感力舐めんなよ!

当方30代の現役編集者

転職歴2回、過去営業雑誌編集文芸編集経験あり。

直近は男性向けラノベ。数年やって、最近現場を離れた。メディア化、中ヒットくらいまでは経験がある。

いまやっていることまでは黙っておく。

電子化について

電子売上を逐一見れないというのはウソである。いや、平林氏は見れなかったのが本当ならウソというと語弊があるが。

Amazonはじめ、情報は取ればいくらでも手に入る(買うことも多い)。自分は週ごとくらいには電子売上を見ていた。

ではなぜ売上が見れないなどと平林氏ほどの人が言うかというと、会社によっては買ってなかったり、営業しか見られなかったりするからだろう、という問題の他に、

電子売上が見られても大した働きかけができない、というのがある。

マンガ経験はないのでわからない(たぶんもっと多い)が、

ライトノベルで言えば、紙の書籍の売上数の1020%くらいが電子書籍で売れている(モノにもよるがだいたいそんなに変わらない。売れたものでも売れなかったものでも似たような数字になる)。

10000部売れている本なら、それプラス1000~2000部の電子売上がある、と考えてだいたいよい。

そしてその2000部があったとしても、続刊判断とか重版判断材料にはなかなかしにくい。というか、電子利益は加味した状態で採算をとっている続刊判断なのだ

この売上比率50%を超えるくらいの外れ値をだしたら流石に考慮するに値するだろう、営業バカじゃないので。だがそんな数字にお目にかかったことはない。

あと、紙の書籍は取次に納品すれば現金になるのでそこからイラストデザインDTP校正とかの固定費を払うのだが、電子書籍は売り上げるまで版元に金が入らないので、固定費を捻出する別の財源が必要になり、それが中小だとそれがなかなか苦しく、紙である程度刷れない作品を出すのは難しくなる。

※実際いちいち取次と現金のやり取りをしているわけではない。念のため。

この辺、業界的になんとかならんかったんかと現場としては思うが、木っ端編集者としては何もできないので置かれた場所でやりくりするしかない。

紙で委託販売を維持するなら、電子書籍の納品でミニマムギャランティーとるとか?市場が死にそう。

委託販売がもう無理なんだろうな、とは思っている。取次の流通能力もかなり落ちていて、システムが崩れていく最中だというのは感じる。書店も体力ないし、その書店ならでは施策が上がってくることがどんどん減っている。

電子を毛嫌いする編集者とかもまだまだいるけど、全体の流れとしては、現場では電子軽視の雰囲気はなくなってきている。確実に利益になるし、個人的には紙の客を奪っているとも思わない。

ただ、印刷費がないか利益が増えるんでしょ、というほど簡単な話でもない。AppleGoogleだと3割ぶっこ抜かれるし、Amazonも条件きついし。

電子書店用のプロモーション方法確立されていないのも難しい。やっぱり欲しいものピンポイント検索して買うことが多くて、書店店頭ざっと見るような買い方とは違ってしまう。でも頑張らねばならぬ。

平林氏は星海社から音羽基準の話かもしれない。音羽みたいにクソデカ規模になると、ランキングとかも追いきれないのかもしれないね普通に仕組みの開発を怠っていただけだと思うけど。

自分は、作った本のアマランくらいは追っていたし、会社でもデータとっていた。だいたい悲しくなるから見たくないけどね、仕事から

初速の話

初速が大事からすぐ買ってください、とか言いたくない。

お客さんに不便を押し付けいるから。下品だと思うし。

から平林氏もそういうこと言うのか……という(勝手な)失望があり、見る人がいるのかわからない無駄に長いこんな文を書いている。

ただ実際問題、初速が出なかった商品がその後売れるようになるかというと、少なくともライトノベルにおいてはほぼありえない。

いまの出版システムが、どんどん新刊をつくって納品して、書店の棚を回転させ続けるというかたちで成り立っているので、1ヶ月も新刊書店に置いてあることが稀なのだ

都心書店を見ていると棚が充実しているのでわからないが、地方の中規模郊外店なんかだと顕著だと思う。

特に回転が早いのがマンガライトノベルの棚で、もう新刊点数が多すぎる。一般文芸文庫なんかはもうしばらく残るので、それなりにジワ売れもしたりする。

ラノベで初速が出なかった場合、あとから売れる例外は「このラノ」1位をとるくらいだろう。そういう意味では『錆喰いビスコ』は羨ましい。売上ランキングからはわからない埋もれた面白い作品を取り上げるという、「このラノ」のもともとの趣旨にもあってるしね。俺の編集した作品のほうが面白いと思ってるけど!

あとはマツコ・デラックスが取り上げるとか?そういう外部要因がないと難しい。

アニメ化でもない限り、新刊タイミングが最も耳目を集めやすく、書店もそうでなければ置いてくれない。

紙で初動出なかったけど、電子書籍はめちゃめちゃ売れてます!というケースも寡聞にして聞いたことがない。少なくともライトノベルでは。

マンガは識者も多いし、映像化もじゃかすかあるから、埋もれた名作があとから売れることもあるかもしれない。ジワ売れもたぶんラノベよりはあるだろう。

初速が出なくても、そういうのを待って考えれば?と言いたくなることもあるかもしれない。ただかなりのレアケース、宝くじみたいなレベルだと思う。

版元に好意的解釈すると、作家人生を考えたときに、売れなかった作品を売れるまで待つくらいなら、次の作品で売れることに賭けた方がいいよね、という話だと言えると思う。

特にマンガ兼業でやるのが難しいし、並行連載ができる人も限られた一握りの筆の早い人だけだから、諦めて次にいく、という判断を早めにするべきだということなのではないか

会社員の編集者は既刊が売れるまで待ったりそればっかり宣伝していても上司に怒られるだけで給料はもらえるが、その間、作家にはお金をあげられないわけで。

版元の本音を言えば、売れない作品にかかずらってないで別のやればいいじゃん、ということになる。これはまあ商売からある程度仕方ないよな、と自分で納得するしかない。せめて続きが出ないときには、そう読者に言ってあげるのが誠実なんだろうな。

他の作品で売れたときに、過去作の続きを書かせてあげるご褒美システム的なもの電撃文庫などでやっていたけど、過去作の方の続きは結局売れないんだよね。

問題意識はあるのだが、目の前の本を作って飯を喰うので精一杯、業界的に旗振れるような立場があるわけでなし、独創的なアイディアがあるわけでなし……

無力感を覚えるので、業界構造について考えるのはしばらく前にやめてしまった。

一通り書いた結果、結局ユーザーに甘えていることを言い訳しているだけになってしまった気がする。

ただ初速で、というのを変えるのは難しいよなあ……。たとえば新発売のお菓子だって、初動の売上悪かったら生産量落とすと思うし。

ライトノベル市場は伸びている?

統計ではラノベ市場が伸びていると言われることがあるが、数字上の話であり、実感としては縮小している。

点数・金額が増えているのは、いわゆるなろうモノをやるレーベルが増えており、合算しているから。

文庫市場は小さくなっている。特に新作を伸ばすのがめちゃくちゃ難しい。

B6四六判市場も飽和しており、1作品あたりの売れ部数は少なくなっている。というか、読者の絶対数が少ないのに参入障壁が低いからってわらわらと各社レーベル作りすぎである

ここ2年で四六判に参入したレーベルでマトモに売っているところはないので、もしなろう作家がいたら、悪いこと言わないから新しいところはやめておけ。

eb、カドカワBOOKSGAHJ、MFBあたりを狙いたい。アーススターGCとOVLもそこそこ。レジェンドマッグガーデン、ツギクル、ドラゴンノベルス、サーガフォレスト、BK、プライムノベルス、Kラノベブックス、ガガガブックス、Dノベル宝島社、ディヴァースノベルには自分が著者だったら渡さない(個人見解です)。電撃の新文芸アカンっぽい。というか四六判レーベルいね……

他社のレーベルは早く潰れればいいと思っていたし、なんなら自分のいたレーベルラノベ市場のことを考えたらやめるべきであった。会社員だから無理だけど。低クオリティのものが量産され過ぎている。

なろうはクオリティを低く妥協しようと思えばいくらでも妥協できるので……

ダウンロード違法化とか

大手のやることはもうわからん

現場としては何言ってんだだが、音羽一橋飯田橋の偉いさんには届かない。

思えば漫画村からブロッキングの時点で現場は「はぁ……?(呆れ)」みたいな感じである

長くなったし疲れた

思いついたらまた書く。

結局何が書きたかたかというと愚痴なのだが、冒頭にも書いた通り、ネガティブ業界問題をお客さんに押し付け宣伝はしてほしくない。俺は怒っている。

みんなが不快気持ちになって、よく知らない人には「出版ってこんなに駄目なのね」って思われて、従来のファンは「業界進歩しないのね」って思われて、そのうち愛想つかされる。

もっとポジティブに、面白い!すごい!神!って言って楽しい気持ち作品をひろめていこうと思っているし、みんなそうあってほしいです。

追記

朝見たらなんか伸びてるやん!たくさん書いた甲斐があった。

通勤中にちょっと追記

>昔は電子0%だった~

一理ある。でも同時に各作品の刷り部数も売れ部数もどんどん下がっているから、そして全体のコストは下がらない(たぶんほぼ人件費なのでそこまで上がってないとは思うけど)から、そこの穴埋めに充てちゃってる現状だと思う。

特に一部大手編集者コストが高すぎるとは思っている。給料も高けりゃ経費も使いすぎ。まだ90年代の頭してる。

電子取次の契約をいじればどうとでもなる

ほんとうにござるか

ミニマムギャランティとかを仮に導入したとして、マンガラノベビジネス書ベストセラーエロ以外の電子書籍死ぬと思う。

マジで売れてないので、電子書店が入れたがらなくなってしまう。

返品同様、売れなかった電子書籍に対しては版元がお金返すとか?

リアル書店の仕組みとして良し悪し両面あるものの、返品できるから気楽に店頭に並べられるというのはあると思う。出版文化多様性寄与している。

電子営業やったことないし肌感覚が足りないので、あまりからないことにこれ以上言及するのはやめておく。

>小さな差違を分析するとかに期待

これも一理ある。俺も期待している(誰か、もしくは未来の俺に)。

データに強い人、分析ができる人というのを版元は重視してこなかったから、そういうプレイヤー業界にいない。

個人では皆ちょっと勉強してるけど、なかなかね…

たとえばそこの売上5%の差違を分析する間に、『SLAM DUNK』の復刻版がめちゃめちゃ売れるわけだから、そっちの仕事した方が儲かるし高い評価なっちゃう。

経営層にもうちょい踏み込ませないと、というのは内部的な話なのでもっと頑張りたいところですね。



追記(2/28 18:15)

バズった!初めて増田書いたし普段はてブホッテントリみるだけだったから、不思議な気分。仕事するふりして更新ちゃう

みんな出版業界の話好きね。こういう関心持ってもらえるうちが華だから……

レーベルの話とか筆が走ってぶっちゃけて書きすぎたし、違法ダウンロードの話は要らんね。いま編集者立場発言するなら触れとこうかと思ってしまったけど。

文庫四六判は別で考えてるし、人によって版元や編集者の良い悪いの条件は変わるから、話半分程度で。

基本的に、やったことのある範囲の話しか知らないし、大きくズレてはいないと思うけど他社の話はまた違うと思うので、絶対じゃないよ。

文章うまい、下手

読んでくれてありがとう

下手、読みにくいと思った人は、良かったら具体的にどこが読みにくいか教えてほしい。参考にする。

自分の書いた文章なので、読みにくさをなかなか感じにくいのです。

平林氏への言及について

平林氏は若くてめちゃくちゃすごい有能な編集者で、ベストセラーたくさん出してる。マジですごい人。担当作もだいたい買ってる。

でも電子売上が見れないとかの主語無駄にでかくて嫌で、初週売上とかでお客さんを脅迫するような言説も嫌で、星海社社長と直接話ができるような立場にいた人が、手詰まり必死作家と同じような宣伝をするのに勝手に悲しくなって、勢いで書いた文章なので、触れざるを得ない。

ここ読みにくいね

編集者ではなく作家に近い立場になったので、言いたくなる気持ちはわかるけど。

実名でやれって一蹴されたのも、そりゃそうだと思います。向こうは顔出してるんだから

でも実名でこれ書いたり議論したりして、俺の担当作品が売れるようにはならないからね。

>お前ら内輪の事情なんぞ知らん、的な

その通りだと思う!

からそういう暗くなること言って宣伝するのやめたいねっていうのが本義。余計なこと書きすぎた。

あと、電子でも紙でも好きな方で買ってください。売れればOKちゃん数字は見てる。

そして読んで、面白かったら「面白かった」ってツイートしたり知り合いに薦めたりしてほしい。

そういう正のスパイラルが好きだし、口コミも信じている。

KADOKAWAブックウォーカー優先も終わって、大手ラノベレーベルはどこも紙と電子同発になったんじゃないかな。そもそも配信してないところを除いて。

業界のことは俺たちプレイヤーが考える問題本来お客さんに押し付けものじゃない。

ももし外から新しいことを考えられる人が来てくれるのなら、歓迎したい。そういう意味で、いま感じている実状を書いたので、提言してくれるのはすごく嬉しい。

なんで諦めてるんだ、偉い人はなにやってるんだってトラバにあるけど、結局頭が切り替わらないと無理なんだと思う。

古い体制にしがみつく編集者にはなりなくないから、自社内でチマチマ動くことや、社外でも同世代意識を共有することは少しずつ。

自社だけ動いても意味がなく、せーのでみんなで変わらないといけないことだと思うので、大手を説得できるようになりたい。材料能力も足りない。

まあ全部愚痴から。でもまた頑張ろうって思った。気が向いたらラノベ買ってくれよな!

2019-02-05

anond:20190205070002

(3)

そして今度は2005年5月に「第二次惑星開発委員会」と銘打って再び「善良な市民」の名でサイト運営を開始します。宇野さんはどうやら東京移住したようです。旧・惑星開発委員会にもあったクロスレビューに加え、テーマについて語り合う惑星座談会機動戦士Zガンダムを全話振り返る機動戦士Ζガンダム回顧録などがメインコンテンツです。メンバー宇野さんがネット面白い文章を書く人に声をかけて集めたそうです。

旧・惑星委員会との変化はメンバーだけでなく善良な市民キャラクター設定微妙に変わってます。旧での苛烈作品批判は軟化し、良いところはきちんと誉めるようになり、下の世代の目を意識しているのか啓蒙的な要素が増えています。また旧ではパロディ範囲内だった評論を真面目にやろうとしている印象を受けます

そして、「宇野常寛」の名前ライター活動を開始します。この頃の宇野さんは「宇野常寛」と「善良な市民」を分けて使っており、「宇野常寛」での仕事掲示板で「ぬるい」「何で毒舌キャラで行かないんだ?」と言われており、ライターとして真っ当に仕事をこなすのが「宇野常寛」、毒舌キャラ評論を展開するのが「善良な市民」と使い分けようとしてたのでは、と推測できます

2005年12月には今や数千部の部数を誇ると噂されている「PLANETS」の第一号をコミックマーケットにて販売

2006年4月にははてな界隈オフ会に飛び入りで参加しています。その時の宇野さんの様子をid:laisoさんはこのようにブログで書いています

しきりにオタっぽい仕草をする失敗した高橋克典みたいなひとで、

芝居がかったライトノベルキャラのようなことを素で喋る。

善良な市民という人はしょっちゅうこっちをチラ見してきて超絶うざかった。

「見んなって」というと「見てないよ。それは君がこっちを見てるから――」と

返してくるのでなるほど、それはそれでそれはそれだと思って、

自意識バトルを常に仕掛けてくるのだなと思った。

宇野さんは高橋克典似のイケメンかつ知性溢れる聡明人間のようです。

2006年4月さらサイゾーインタビュー記事担当したという告知をし(活字媒体での仕事を発表したのはこれが初めて)、2006年7月には「PLANETS」第二号の告知がされます。この号から正式に「宇野常寛」名義になり、東浩紀原稿依頼をして断られたりしています

ちなみにその当時の「宇野常寛」の知名度はこんなもの

168 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2006/06/26(月) 10:44:41 ID:4MUYMtgg

宇野常寛 の検索結果のうち 日本語のページ 約 32 件

・・・

この時期、某掲示板での宇野さんへの評価は「ある程度良い大学学生オタク批判してたのは小気味良かったが、売れないサブカルライター必死オタク批判してるのは見てて痛々しい」といった調子です。また「この仕事量で食べていけるのかな?」と心配する声もあがります。PLANETS第二号の白倉プロデューサーへのインタビュー特撮界隈で話題になるもこんな書き込みが。

802名無しより愛をこめて [sage] :2006/08/14(月) 12:21:50 ID:FJc6m3X80

>800

お前の読む労力なんざ知らん。まあインタビュは8Pしかないけど(しかメールインタビュだ)

けど言った手前とりあえずガンダム云々について(ID違うのは気にしないで)

インタビュア:現在本誌でも特集しているTBS竹田Pの手がけるアニメーションでは作品に明確なアンチグローバリズムメッセージが盛り込まれています。同じアンチグローバリズム立場から、娯楽番組制作するという立場で、竹田Pと白倉Pは共通しているはずですが「竹田アニメ」のような直接的なメッセージを「白倉ライダー」はほとんど発することはありません。これはプロデューサーとしてのスタンスの違いなのでしょうか?それともアンチグローバリズム観の違いでしょうか?

白倉:グローバリズムかいう耳障りのいい言葉を創出して価値観押し付けるのには反対です。価値観思想信条は個々人がみずから経験を通じてそれぞれ獲得していくものであって、誰かから押し付けられるのでは宗教と変わりありませんただ、番組メッセージを盛り込むなどというのも、同じく、公共的な番組私物化する行為だと思います

なんか一時が万事この調子サブカルから平成ライダー語ろうとする同人誌側と>サブカルとかまったく意識してない白倉

とで齟齬があって凄く微妙(白倉が種とかハガレンとか見てるとは思えないし)

まあ上の文からでも白倉Pの番組観はちょっと見えるけどこういうのは今までも散々言ってるし

白倉Pに対して特定作品に関してでないインタビュは貴重だから期待してたんで余計にガッカリ

切通理作井上インタビュくらい相手発言を引き出してくれるのはないもの

808名無しより愛をこめて [sage] :2006/08/14(月) 23:26:32 ID:nAGLeJSg0

なんかギャグみたいなすれ違いだなw

管理職として実務に携わっている会社人とサブカルライターとの違いが

痛いほど伝わってきて、イタイ

現状を憂えた宇野さんの熱意はなかなか動物化したオタクには伝わらないようです。

そして、2006年9月に「惑星開発委員会善良な市民宇野)氏を批判する」と題した文章アップロードされます。書いたのは転叫院さん(id:tenkyoin)。第二次惑星開発委員会の中核メンバーで、ウェブ上やPLANETS誌上で宇野さんと対談をしています。お互い、一目置きあっている「盟友」って感じだったのですが……。

惑星開発委員会批判している対象への批判があまりレベルの低いものであったから,私は惑星開発委員会に関わった.だが,いまや,惑星開発委員会への批判があまりに低レベルだと感じる.だから惑星開発委員会へのまっとうな反論を書きたいと思った.

そして、宇野さんへの批判を展開し、最後にこう締めます

これから惑星開発という立場を離れてレビュー等を書く,一人の書き手に戻ろうと思う.

以後、転叫院さんはメンバーから外れ、自身ウェブサイト「惑星開発委員会の善良な市民(宇野)氏を分析する」「ゼロ年代の想像力」に対する批判者のためのメモ書き」惑星開発委員会宇野常寛氏を批判する 2007」と、度々宇野さんの批判を展開しています。転叫院さんの契機が何だったのか、本当のところはわかりません。友達大事しましょうね、宇野さん。

2019-02-02

anond:20190201211020

コバルト文庫蜃気楼

面白かったよね、蜃気楼的なのもそうでないのも。今のラノベというとハーレムものイメージがある(私が今持っている・またはそういう文脈で使うことが多い)けど、私にとってラノベコバルトとかホワイトハートとかだった。女の子向けエロ。母に「こんなマンガみたいな本!」と全部まとめて捨てられてた本。中学生ながらこっそり作家サイン会に行って、サインしてもらった本も含まれてたんだけどな……所詮子供大事にしたい気持ちなんか大人には関係ない。捨てさせられながら呆然ライトノベルとそうじゃない本の線引きを理解した気がした。……いや待て、なら長野まゆみやら宮部みゆきやらはなんなんだ。あと小野不由美。というか母としては表紙がマンガ絵だからアウト判定してただけで中身がマンガみたいだったかうから知らないと思う。であれば十二国記はセーフなはず……ってコバルト関係なかった。

閑話休題

引き込まれるとか読みやすいとか、文章が上手いのは圧倒的にコバルト文庫だった。他の文庫や、テキストサイトを巡ってきても、やっぱり安定して面白安心感ある文章なのはコバルトだった。オーラバとか『作家人間性がー』みたいな話を同人誌だかペーパーだかで読みつつ、でも話は面白いか作家の別作品も追ったりしてた。音楽のやつが好き。ちょーシリーズもとても好きだった。ちょーも好きなんだけど、なんだっけ、黒魔法も白魔法も「魔法善悪はない」ってずっと言ってたのは。コバルト文庫の何かだっけ? ……ちょーシリーズの子世代編の気もしてきた。あれはとても私の価値観に影響した。魔法じゃなくても、道具そのもの善悪はない。うん。あの人の、全体的にしっかり考えてるのにあっけらかんとした口調で気楽に読ませてしまうの本当にすごいと思うんだ。好き。あ、マリ見ては嗜む程度、多分1冊もちゃんと読んだ(借りた)ことないと思う。アニメイト方向から知識だけで構築されてる気がする。姉妹と書いてスールと読むんだよね。あと破妖? 途中から読めなくなってしまったけど。

ああでも、こんな懐古に浸って、あの頃読んでた何も今読んでない。新しいシリーズなら尚更。コバルト文庫コミュニティで読んでいた。布教文化というか、教え教えられ前提で読んでいた。くるりんFAXで盛り上がったりとか。高校卒業してから面白い本をその場で貸して翌日返ってくるなどというやりとりはなくなったし、自分の気になるものしか読まないから自ら新シリーズ開拓とかしなくなった。友達に勧められないとマンガしか読まない人間だったんだ、私は。今コバルト文庫を読んでない。かなり長い間読んでない。読みたいな。読もう。

ちょっと賑やかしに参加してこようと思います

2019-02-01

コバルト文庫が終了しそう

ソノラマ文庫と並び、ライトノベルレーベルの先駆けとして1976年に創刊されたコバルト文庫

その命脈が尽きかけようとしていることをご存知だろうか。

http://cobalt.shueisha.co.jp

公式サイト2016年休刊となった雑誌Cobaltの代わりを務めるWebマガジンCobalt)の最新刊のところを見ていただくと「電子オリジナル」と書いてあると思う。

そのとおりコバルト文庫では、数ヶ月前から電子書籍のみで発売される作品ラインナップされるようになった。

そして、ついに今月は新刊が二作品とも電子オリジナルに――すなわち「紙の新刊がまったく発売されない」ことになってしまったのである

電子書籍がそれなりに普及した昨今とはいえ、それに絞ったところで売上が上向くとは思えない。

消えゆくレーベルの末期のあがき…と言えば表現は悪いが、そのようなものと受け取らざるを得ないだろう。

コバルト文庫がこれほどの窮地に追い込まれいたことを、多くの元・コバルト読者たちは知らないのではないか

そう思って、この記事を書いている。

正直に言えば、私はコバルト読者ではない。

基本的には少年向けのライトノベル読者である

以前は「マリみて」や「S黄尾」を読んでいたこともあったが、たとえば最近作品を紹介して勧めるようなことはできそうにない。

から、ここでするのはお願いだけだ。

かつてコバルト文庫を読んでいた方々は、どうか現在コバルト文庫を再訪してもらいたい。

現在コバルト文庫を読んでいる方々は、どうか最近面白い作品について語って欲しい。

半世紀近い歴史を持つ「ライトノベルの母」を、このまま静かに見送るだけではいけない。

決定的なニュースが流れてから「知らなかった」「好きだったのに」と後悔するようなことは無いほうがいい。

いまさら趨勢をひっくり返すことは難しいだろうが、少しでも賑やかすくらいはできるのではないかと、そう思う次第である

実のところ、集英社女性向けライトノベルレーベルとして「集英社オレンジ文庫」は好調のようである

http://orangebunko.shueisha.co.jp

こちはいわゆるライト文芸レーベルであり、コバルト文庫を「りぼん」とすれば、オレンジ文庫は「マーガレット」にあたるだろうか。

コバルト文庫応援したいが、いまさら少女小説ちょっと…」という方は、オレンジ文庫作品を読んでみてはどうだろうか。

姉妹レーベルであるオレンジ文庫が盛り上がれば、それはきっとコバルト文庫にとっても喜ばしいことだろう。

追記

現役のコバルト読者たちがオススメを挙げてくれたよ!

https://togetter.com/li/1315546

2019-01-30

[]2019年1月29日火曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
006611849179.539
01106749670.732
02246636276.583.5
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091761581989.946.5
102061302163.240
1126031137119.849
122141425366.638
131271134989.447
14106889683.938
15153941961.633
1617118693109.349
1713917118123.233
1811414023123.035
191771185467.029
2011617024146.841.5
211191094091.946
2212336269294.940
231841515682.442
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