はてなキーワード: ユンカースとは
デーデデデ、デデッデデッ
ブブー!!!
そんな昨晩の夜更け、
そっとベッドの横に置き眠りにつくはずだった。
急に入った一報で私は目が覚めた!
なんか昨日はゲットワイルド界隈で、
どえらいことが起こったらしくって、盛り上がってたようね。
あーあ、
私もコンプリートゲットワイルドアルバム買っておけばよかったわ。
まあ、後の祭りね。
ゲットできなかっただけに。
うふふ。
変わり栄えしない定番、
これがあれば充分。
リッチな超ショックね!
朝はまだ寒いかしら?
気分によって、
煮出したり、水出しにしたりして
テイストを変えるの。
口当たりが違うから、
いろいろ比べると面白いわよ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
風立ちぬを二回目見てきました。
自分はこの作品が大好きで、宮崎駿先生の最高傑作だと思います。
最初、風立ちぬを「ものづくりの物語」だと思って見ました。ですから、菜穂子との恋愛模様については、いわゆる一般人向けの撒き餌だと思っていたんです。
その後、岡田斗司夫先生のニコニコ動画におけるレビューをみて、恋愛模様と人物しか見ていないことにショックをうけたんですね。
しかしその考察は凄く説得力があって、なるほど人物面もここまで描写されているのなら、撒き餌と切り捨てるのはいけないのかもと思い直しました。
でも、自分はああいう文系インテリの頭でっかちというか、よく歯が浮いて飛び出さないなという感じの引用ゴッテゴテな論理展開が大嫌いで、それにただただ迎合するのも耐えられません。
そこで、自分なりの、「ものづくりの物語」としての風立ちぬについて、菜穂子と二郎の恋愛を飲み下してやろうと、二回目に挑戦してきたわけです。
二郎にとって、菜穂子と飛行機は同じなのだ。というのが結論です。
これは、二郎にとっては菜穂子も飛行機も同じだという意味ではありません。二郎はそこまで狂ってはいないと思います。
宮崎先生が、二郎と飛行機、二郎と菜穂子の関係を、意図的にシンクロさせて描いているんです。
これは文系御用達の引用的メタファーとかではなく、素直に風立ちぬを鑑賞すれば感じ取ることができる類のものです。
まず、主人公:二郎の人格について自分の感じたところを説明します。
彼は、飛行機に対して理想の高い人です。同僚の本庄などはドイツで学び「ユンカースかぶれ」の八試特殊偵察機を作っていましたが、あくまで自分の中の理想の飛行機を追い求めます。
恋愛に対してもそうです。彼のアプローチはかなり独特で、「一番カッコイイところを見せてさっそうと去る」の一手のみ。ぐいぐい迫るなどという格好わるいことはしたくないんですね。作中を観察してみると、女性を見るとさっと居住まいを正して微笑みかけて回っているので、女性に興味が薄いわけではないのですが。
次に、それぞれがどういう結果を招くかというと・・・。
飛行機については頑張りぬいて理想のものを形にします。九試単座戦闘機ですね。しかし、その末路といえば、敗戦で、一機も帰ってこなかったのです。
恋愛についてもそうです。菜穂子と誰もが羨む恋愛結婚で結ばれますが、彼女はすぐに結核で亡くなってしまいます。
両方とも、予めわかっていた結末です。戦争に勝てっこないことはわかっていたし、一緒に幸せになれないこともわかっていました。
それでも、きれいな嘘で塗り固めて、どうにか形にだけはした。そこまでしか出来ないのが、エンジニアとしての、男性としての二郎だったんです。
ものづくりの物語を本気でやろうとすると、「わかるかな?わかんないだろうな」という問題が沢山出てきます。
飛行機を作ることのひきこもごもなど、ピンと来ない人がたくさんいます。そこで宮崎先生が誰でもわかる恋愛のひきこもごもで例え直したのが、菜穂子の存在だったのです。
彼は幼少期、空に憧れていました。でも、近眼のため、パイロットになれないことは既にわかっています。そこで、設計者として飛行機に携わるのなら、自分にもできると思い立ちます。
自分の考えに当てはめるとここは、母親へのあこがれが、他人の女性に向くということにあてはまるのでは・・・と考えます。
差し出したシベリアは突き返されます。二郎のええかっこしいのアプローチは女児にすら受け入れられません。
本庄はドイツで学び、ユンカースかぶれの八試特殊偵察機を作り上げます。二郎は自分の理想を追い求め、九試単座戦闘機を作り上げます。
本庄は見合い結婚します。二郎は数年離れ離れだった菜穂子と再会し恋愛結婚します。
海軍や陸軍との打ち合わせの時、話を聞かずに「全力を尽くします」といいます。
本当は最初菜穂子よりお絹が好きだったにも関わらず、それを隠します。
九試単座戦闘機は完成し、試験飛行で美しい姿をお披露目します。
菜穂子は「一番きれいな時」だけ二郎にみせて、彼のもとを去り、帰らぬ人となります。死を看取ることはできませんでした。
九試単座戦闘機は戦場へ飛び立ち、一機も帰ってきませんでした。エンジニアである二郎は、本土で待っていることしかできませんでした。
最後のありがとうは、菜穂子にも、九試単座戦闘機にも向けられていると思います。
引っ込み思案な性格の二郎が、理想の恋愛結婚という夢を見られた。
飛行機を作ることは、兵器を作ることだという呪いを、不治の病(厳密には違うが)に冒された女性との恋愛を、このようにシンクロさせているわけですね。
戦争に向かう描写などは左から右への流れ(ユンカース社の爆撃機。二郎と黒川が見学した空母の向き、空母から去るときの二郎の見つめる先。そしてラストで爆撃機や戦闘機が向かう方向。)
対照的に、劇中で前向きな気持ち、希望が見えるシーンなどは基本的に右から左。
またこれは二郎やカプローニの夢のなかでも同様である。(ただし、カプローニの引退飛行では一部逆の部分があった)
二郎の美、夢の対象であるものはほとんど右から左へ流れる。まだ形のみえぬ飛行機のシーンなどがそれ。
七試艦戦や九式単座戦闘機も同様に右から左、そして下から上へと流れる構図が取られる。
しかし、唯一九式によるテスト飛行のシーンでは二郎の目の前を左から右へと飛び去る。
これは直前のシーンで菜穂子と九式が共に美しいものとして重ねられるシーンがあるため、このカットにおける九式は菜穂子であり、
また、二郎の追い求めた美はどちらも負の方面へと向かうこととなることを示している(菜穂子の死、零戦の戦争への参加、そして国の滅び)
だが、ラストのカプローにとのやり取りにおいてゼロ(零戦)は右から左へと美しく飛び去ってゆく。
http://anond.hatelabo.jp/20130510210114
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pachikorz 作画, 増田 作画厨という人種が好きなので面白い増田だった。直接会って話すには怖い人種だとは思うけど。 2013/05/11 Add Star
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y-mat2006 アニメ 作画
作画オタクは優れた作画ならば普遍的に何でも愛せる者の事を言います。
「アニメーターの個性」と言われるようなキャラクターデザインを守らないスタンドプレー的な作画でも、いやむしろだからこそそこにダイナミズムやアニメーターの感情発露を受け止め感動する事ができるのが作画オタクです。
そしてより強い感動を得たいがために情報を集め、知識を高めるのです。
うつのみやさとるがフルアニメーション的リアリズムへの回帰を望みつつもリミテッドアニメーション主流の日本アニメではそれがいかに困難であるか、その壁を乗り越えてリミテッド上でのリアリズムを模索追求していったか、それでも決定的な所でユンカースカムヒア(パイロットフィルム)やTHE八犬伝の浜路再臨で大平晋也に先を越されてしまったという、アニメーションの進化と大平晋也への功績讃えつつも自分でそれを成し得なかったうつのみやさとるの悔しさを理解しているか。
作画オタクはそれを感じられなければいけないのです。
それを踏まえた上で出てくる共通言語が「たまんね」なのです。
対して作画厨は全くの逆です。
どのような状況下に対しても作画の統一性"のみ"しか要求せず、些細なことでさえヒステリックになる連中の事を指します。
「この回はギャグだから元気のある作画にしたい」とか「いつもよりシリアスだからドライな感じを出したい」といったディレクション的な要求でさえ全く理解を示さずすぐに「作画崩壊だ!!」と叫ぶ奴等が作画厨なのです。
当然作画知識的なものなど何一つ持っておらず、アニメーションの制作工程すら何も知っておらず、無知なのを盾にして勝手な事をいい散らす迷惑なクレーマーでしか無いのです。
そんな奴等のためにアニメ業界は総作画監督制を強制され、曖昧な「クオリティ」のために個性を摘み取る作業を強いられ、全てのアニメは平均化され、アニメーターや演出家の体力やモチベーションは落ちていき、業界そのものが疲労していく。
作画厨はその存在によってアニメーションの進化を阻むどころかむしろ退化させて業界そのものの崩壊に導く害虫のような存在です。
河森正治監督がアクエリオンEVOLの開始前のインタビューで「本当は総作画監督を置きたくないんだけど、今回止むに止まれず置くことになってしまった」という趣旨の発言をしていた事を忘れる事が出来ません。
本当に何年も何年も前から作画オタクと作画厨の区別は付けてくれと私達は言っているのに、未だに解ってもらえないのが本当に悲しい。
■追記
アニメーターのふくだのりゆき氏がこのようなツイートをされていました
https://twitter.com/shuu1roo/status/336685202766184448
ふくだのりゆき@shuu1roo
@yaginuma_san @BlackCatJay 原作者、出資者自身がネットの評判を恐れて、作画オタクの太鼓持ちになってる、ってのもあるかもしれません。
作画オタクの太鼓持ちになっているならば、うつのみやさん達の作画はもっと広く受け入れられていた筈です
今の状況を作り出したのは決して作画オタクのせいではありません、このエントリで書いた通りの話です
同じ事は山本寛氏に対しても申し上げたいです。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1007/26/news010_3.html
■関連記事
http://anond.hatelabo.jp/20130520105912
作画崩壊厨と『鉄腕バーディーDECODE』の思い出
http://anond.hatelabo.jp/20130520234923 ← できれば「作画厨」じゃなく「作画オタク」に訂正してください。「作画崩壊厨」に関してはその通りなのでそのままでいいです