数学屋さんはそうじゃない、ただそれだけのことだね
]]>誰にも会えないザマなのに もう なんだよ どちら様?
「名乗る程 たいした名じゃないが 誰かがこう呼ぶ“わかメイカー”
アンタにわかめを持って来た 寒いから入れてくれ」
わかメイカー? 冗談じゃない! そんなモン呼んだ覚えはない
構わず消えてくれ そこに居られたら食べれないだろう
ルララ ルラ ルララ ルラ
]]>何か設計するとなると設計するためのソフトが必要で、物理シミュレーションなども行う必要があるが、
ソフトの進化が設計で求められる性能に追いついていない。
例えばトランジスタ数の増加に対して、シミュレーション時間の増加が無視できないといった感じだ。
AIやGPUと相性が悪い。まだ悪いのかブレイクスルーする方法があるかはわからないが、CPUを高クロックで回す進化が少しずつでも進んでいるから止まらずになっているが、クロック周波数もそろそろ限界だ。
そんなこともあり、買収合戦が起こって寡占してしまっているわけだが、年末にAnsysがSynopsysに買収されるといったニュースも流れ、ソフトベンダーが寡占が更に起こっている。
利用者は増えず、オープンでないのでネットで解決策は簡単に出てこない。
一時期のメイカーブームのように、安価でソフトが使えるというのも無くなった。
]]>山室信一「キメラ 満州国の肖像 増補版」★★
鈴木貞美「満洲国 交錯するナショナリズム」★
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 上」
渡邊大門「宇喜多秀家と豊臣政権」
福田千鶴「江の生涯 徳川将軍家御台所の役割」
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 下」
諏訪勝則『黒田官兵衛 「天下を狙った軍師」の実像』
坂野徳隆「風刺漫画で読み解く 日本統治下の台湾」
「地球の歩き方 E03 イスタンブールとトルコの大地 2019-2020 【分冊】 1 イスタンブールとその近郊」
「A20 地球の歩き方 スペイン 2024~2025 (地球の歩き方A ヨーロッパ) 」
宮下遼『物語 イスタンブールの歴史-「世界帝都」の1600年』★★★
田中圭一「うつヌケ」
ヤマザキマリ、とり・みき「プリニウス」12巻
今月はなし。旅行の準備で忙しかった。
先月たくさん行ったしこれでOK。
満州国については通史でしか知らなかったので、こうして改めて本で読み返すと得るものが多い。
小笠原弘幸「オスマン帝国 繁栄と衰亡の600年史」★★★
釘貫亨『日本語の発音はどう変わってきたか 「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅』
今井宏平「トルコ現代史 オスマン帝国崩壊からエルドアンの時代まで」★★
Jam「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」
維羽裕介、北國ばらっど、宮本深礼、吉上 亮「岸辺露伴は叫ばない」
北國ばらっど、宮本深礼、吉上 亮「岸辺露伴は戯れない」
Jam「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 孤独も悪くない編」
田澤 耕「物語 カタルーニャの歴史 増補版-知られざる地中海帝国の興亡」★
今井むつみ、秋田喜美「言語の本質: ことばはどう生まれ、進化したか」
安藤 寿康 『能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ』
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第9巻 上」
杉本智俊「【図説】旧約聖書の考古学」
杉本智俊「【図説】新約聖書の考古学」
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第9巻 下」
「デイヴィッド・ホックニー展」
イスタンブール・バルセロナ旅行。
旅先の歴史についての本や、旅先でも読めるくらいの軽さの本を読んでいる。岸部露伴は地中海を飛び越える飛行機の中で楽しんだ。
言語学の本を少し含んでいる。
なお、イスタンブールのドルマバフチェ宮殿には美術館が併設されており、そこにも行ったのだが流し見だった。今回の旅行のテーマは絵画ではなく建築だったからだし、軍事博物館のイェニチェリの演奏を聞きたかったからだ。
長谷川修一「聖書考古学 遺跡が語る史実」
福田 千鶴「御家騒動―大名家を揺るがした権力闘争」
北國ばらっど「岸辺露伴は倒れない 短編小説集」
エマ・ヘップバーン「心の容量が増えるメンタルの取扱説明書」
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 10巻 上」
柞刈湯葉「人間たちの話」★★
柴田勝家「アメリカン・ブッダ」
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第10巻 下」★★★
柴田勝家「走馬灯のセトリは考えておいて」
下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行 第S4話 露出狂時代」
柞刈湯葉「まず牛を球とします。」
飯村周平『HSPの心理学: 科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」』
きい著、ゆうきゆう監修「しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方」。
堀晃 他「Genesis されど星は流れる 創元日本SFアンソロジー」
小川楽喜「標本作家」★
ブアレム・サンサル「2084 世界の終わり」
小川一水 他「Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー」
人間六度「スター・シェイカー」
荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
「トルコ共和国建国100周年記念 山田寅次郎展 茶人、トルコと日本をつなぐ」
柞刈湯葉も柴田勝家も一度読んでから「しばらくは読まなくていいかな」と思ってしばらくしてから読みだした。柞刈湯葉は表題作が普段のクールというか知的なアイディアを軽やかに扱う感じではなく、意外な側面に驚かされた。柴田勝家はVtuber文化と死後のアーカイブを肯定的に表現していたのが大変面白い。
ブアレム・サンサルはもう何年も前にWIERD誌が紹介していたので読書メモに載せていたので読んだ。数歩遅れて読むことなどよくあることだ。僕は最先端を追うことにそこまで興味がない。
十三不塔「ヴィンダウス・エンジン」
フレドリック・ブラウン「フレドリック・ブラウンSF短編全集1 星ねずみ」
塩崎ツトム「ダイダロス」
柴田勝家「ヒト夜の永い夢」
フランチェスコ・ヴァルソ (著), フランチェスカ・T・バルビニ (編集)「ギリシャSF傑作選 ノヴァ・ヘラス」
オラフ・ステープルドン「スターメイカー」★★
宮澤伊織 他「Genesis この光が落ちないように」
高水裕一「時間は逆戻りするのか 宇宙から量子まで、可能性のすべて」
奥本大三郎「ランボーはなぜ詩を棄てたのか」★
フレドリック・ブラウン「フレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが」
トーマス・S・マラニー「チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史」★★
SFが多くを占めた。面白いが徐々に飽きてくる。新人賞の作品は読んでいるそのときは面白いんだけど、新しい思考の枠組みや発想に触れて、それが後まで自分に影響を与え続ける作品ってのは少ないのかも。
逆に星新一の源流の一つ、フレドリック・ブラウンなんかは、古びたアイディアと今でも色褪せないアイディアの両方がある。
タイプライターの歴史も面白く感じられた。あとは、純文学が少し恋しい。
他に読みたいのは歴史の本かなあ。それか、第二次世界大戦を舞台とした小説か。「火垂るの墓」とか「野火」とかいい加減に読まないとと思っている。
「第75回正倉院展」於・奈良国立博物館。
池田利夫訳・注「堤中納言物語 (笠間文庫―原文&現代語訳シリーズ) 」
フレドリック・ブラウン「フレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後の火星人」
成美堂出版編集部「いちばんわかりやすい 家事のきほん大事典」
池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 第10巻「能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵」★
フレドリック・ブラウン「フレドリック・ブラウンSF短編全集4 最初のタイムマシン」
森万佑子「韓国併合-大韓帝国の成立から崩壊まで」★★
紀田順一郎「日本語大博物館―悪魔の文字と闘った人々」★★★
木村光彦「日本統治下の朝鮮 - 統計と実証研究は何を語るか」☆
エリック・H・クライン「B.C. 1177 古代グローバル文明の崩壊」☆
特別展「やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」。
「永遠の都ローマ展」。
冊数が少ないのは池澤夏樹の日本文学全集がぶ厚かったためだ。
日本語の活字についてや、日本の植民地政策について読み始めたのは、先月の中国語タイプライターの本に、日本製の中国語タイプライターについての記述があったためだ。
ジョン・ウィルズ「1688年 バロックの世界史像」
伊高浩昭 「チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア」
後藤謙次「10代に語る平成史」
麻田雅文「シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争」
楊海英「日本陸軍とモンゴル 興安軍官学校の知られざる戦い」☆
塚本康浩「ダチョウはアホだが役に立つ」
重松伸司「海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史」
小倉孝保「中世ラテン語の辞書を編む 100年かけてやる仕事」★★
澤宮優、平野恵理子「イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑」☆
ナカムラクニオ「こじらせ美術館」★
宗美玄(ソン・ミヒョン)「女医が教える 本当に気持ちのいいセックス」★★★
泉健太郎「ウンチ化石学入門」
土屋健「こっそり楽しむうんこ化石の世界」
木村泰司「人騒がせな名画たち」
なし
読んだのは全体的に近現代史が多い。
第二次世界大戦についての本は通史を何度か読んだが、テーマごとに読むとまた面白い。歴史は技術史とか思想史とか文学史とかの別の軸で見直さないと立体的に見えてこない。とはいえ、少しは立体的に見えたとしても、知らないことが無数にあり、出来事すべてを頭の中に残しておくのは難しい。歴史は誰と誰が知り合いかとか、活躍した時代以降にどう生きたかがわかってくると更に面白くなるんだろうが、あいにくそこまで行っていない。
ダチョウの本は父親に薦められた。
12月は当たりが多く、上位3冊を選ぶのに悩んだ。ほぼすべてがオススメ。
来年からは方針を変えて、すべての本を★1つから5つまでの段階で評価してもいいかもしれない。
一年を通してみると、「昆虫記」のウェイトが大きく、それから第二次世界大戦の本を多く読んでいる。それに並んで平安時代、江戸時代などを扱った新書が多い。外国の歴史の本は少ないが、旅先のイスタンブールとバルセロナの歴史を扱った本が印象深い。
SFの新人賞を数年分まとめて追いかけるのが習慣なのだが、もう少し純文学を読みたい。学生は岩波や新潮の古典ばかり読んでいたのにどうしてだろう。
人権関係で読みたい本が多数ある。とはいえ、悲しい気持ちになるので元気のある時にしか読めないし、いつ元気になるかは予測ができない。
詩集は少ない。「智恵子抄」くらい。
ここ最近は美術展に行っていないなと思いきや、振り返るとほぼ毎週行っている月があったので、まとめてみるのは大事だ。秋以降は少なかったが、これは理由がわかっている。
以上。
面倒なので来年も書くかはわからない。
ポップな歌を聴いてから聴く若者のすべて五割増しで良くてびっくりしちゃった
]]>ライセンス料金がバカ高くなる一方だ。
メイカーブームは去って、個人向けも出そうにない
]]>https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1701209973/
]]>1 安倍晋三🏺 ◆C3g6ph46co (スププ Sd7f-SQTu) 2023/11/29(水) 07:19:33.96 ID:rc0wicaDd BE:257926174-2BP(1500)
2023-11-29
■ゲームクリエイタだったけど、「低学歴や底辺はゲーム好き」って話について「確かにそうだな」って思う節が結構あるわ 編集
34歳年収700万円の底辺弱者男性の増田で
元々ゲームクリエイターをやってたけど
「底辺や低学歴はゲームが好き」ってエントリを見て確かになあって思った
ゲームクリエイター、厳密に言えば、ゲームシナリオライターだったけど、
その時によく言われたことは小学生高学年にも理解できるストーリーや表現を使えだった
それってどんなゲームを作ってる時に言われたかわかる?
Z指定のオトナゲーム。いわゆる18禁のゲームを作ってる時なんだは
子供はできないゲームを作ってるんだから、それなりに難しい表現にしないと
プレイヤーも子供騙しでつまらない、満足しないだろうなあって思って作ったら、
「この表現はユーザーにとって難しい」とかよく言われたわ
(市井っていう大学入試でよく出る漢字がNG食らったの覚えてる)
しょうもない子供騙しどころか、つまんないストーリーのもん作ってるなあって思ったわ
あと、キャラクターを作る時に漫画的な単純なキャラを作ってたことを思い出した
例えば、「このキャラは金持ちだから性格が悪い」とか「このキャラはエリートだから腹黒」とか
単純なキャラ表現をしろって何回か差し戻された
現実社会みたいな金持ちだけでエリートで性格がいいとか表現はマジでできなかったわ…
底辺や低学歴がゲーム好きってことから、金持ちだけど性格がいいとかキャラは反発するのかなあって今更ながら思った
あと、製作者側で言えば、当時はそれなり大きいゲームメイカーで働いてたんだが、
大企業あるあるだけど、
文系は高学歴だけど、理系は結構低学歴も混じってた
(低学歴の文系は入社できないので)
ゲームをやってるのはその低学歴の理系の人たちだったなあ
だいたい入社して2-3年目くらいまでは、お昼休みとかに休憩所でスマホゲームとかVitaとかやってるのを見かけたけど
それ以降はみんなゲームを辞めていく感じだったわ
(飲み会とかで聞くと、最近ゲームはやってない。
学生時代と違って金があるので他の趣味をやるようになるようだった)
ゲームはたまに遊んだら派手で面白いけど、時間が余ったり、他の趣味に飽きたらする趣味、
優先順位が相当落ちるみたいな感じだった
まあ、俺も入ったばかりの頃はゲームやってたけど、作ってて他の作品とかを分析しながら
「子供騙し、しょうもない」って思ってたわ
追伸:そう言えば、昨日の増田で高学歴がゲーム好きって言ったら、貧困対策に困るか何かって書いてたけど
どう見てもノイマンの沈黙の螺旋理論だろ
「高学歴がゲーム好き」、「低学歴はゲームしない」って意見が多くなれば多くなるほど、
現実の「低学歴はゲームが好き」って事象を主張するのが難しくなるので、
社会政策を実施するのが難しくなるって奴だろうなあ
「貧困は自己責任」って意見が社会で主流だったら、「貧困は社会の責任」だって意見を主張しにくくなるようなもん
短大や専門学校卒程度の公務員試験に出てくる奴だな
これもユーザーにとっては難しすぎるので没なって言われて差し戻されたので覚えてるわ
スレ立て用URL
確実に叩いてOKな悪人見ぃつけたゼェェ!
電車で赤ん坊にキレてる老人ンンッ!
録画録画ァ〜!!
晒すぜ晒すぜぇ!
俺の正義のエクスカリバーがギュインギュイン疼くゼェェッ!
叩きてぇ叩きてぇぶっ叩きてぇよ!完全な悪!をよぉ!
「あなたは子供を育てる大変さわかりますか?」
俺!カッコ!イイッ!!最高!俺!俺!俺!
ああギモヂイイッッ!!!
俺を見て!俺の正義を見て!正義が悪を裁く様を見てェェェェッッ!!!世界のみんなぁぁぁっ!見てェェェェッッ!イグゥゥゥッッ!!
これもこれでキモいだろ。そもそもジジイが認知症で障害者手帳レベルだったらどうすんだよ。
正義マンって言葉は嫌いだけど、こいつはキモ過ぎ。
憎悪メイカーは死ねよ。
]]>「最後にして最初の人類」は現代の人類から数えて第18番目の人類の進化を描写する奇書で、巨大な脳みそだけの存在になったり、知性を退化させてトドかアザラシみたいになってしまったりと、何億年にも及ぶ人類の歴史が豊かな空想力で描かれる。プロットとキャラクターは極めて希薄で、現代の作家がこんな作品を書いて売れることは考えにくいのだけれど(ほぼ設定資料に近いかも)、個人的にはお気に入りと言うか性癖に近い魅力を感じる。
「スターメイカー」はそれをさらに発展させたもので、時間と空間を越えて精神が銀河を飛び回り、エキセントリックなエイリアンの生態の設定を惜しげもなく披露しつつ、それが銀河の歴史にどのような影響を与えたかを語る。そして、この宇宙を創造した存在の意図を探求する旅をする。光速の限界があるため、その旅やエイリアン同士の交流はテレパシーで行われるという設定はSFとしては苦しいが、宇宙創造の目的たる究極の歓喜の瞬間を目指すヴィジョンは美しい。残念ながら、その瞬間までには人類はとっくに滅亡していることが示唆されるんだけどね。冷えて寿命を迎えつつある宇宙で必死に命をつなごうとする生命の描写は壮絶。
「アッチェレランド」は指数関数的に発展するAIを10年ごとに描いた小説で、タイトル通り加速のスピードがとんでもない。最初の21世紀は現実世界と地続きなんだけど、21世紀半ばには進歩しすぎたAIが地球を解体してダイソン球を作り始め、その過程で地球のすべての化石だとか地質だとかをアーカイブ化しはじめる。人類は暴走するAIを止められなくて太陽系の辺境に追いやられていく。その途中でエイリアンともコンタクトを取る。
これはとある一族の三代にわたる因縁話でもある。最初の世代では夫がAI・特異点信奉主義者でコピーレフト大賛成、妻がガチガチの保守主義で著作権とかに厳しく、しかもSMプレイの女王様だ。2代目は妻が夫を無理やり犯すことで妊娠した子どもだという、ドロドロの設定。
「皆勤の徒」は遠い未来の地球で、地球外生命体に奴隷として使役されるコピー人間の苦悩を描いている。この短篇集は優れた言語感覚、日本語の漢字表記とルビの可能性を拡張した造語であふれており(というか酉島伝法の作品はだいたいそう)、異文化に触れたときの驚きや、似ているけれども少し違う文化に対する戸惑いが感じられる。ただし、かなり読解に力を要するので、場合によってはネタバレ覚悟で世界観を通常のSFの用語で説明した巻末の大森望の解説を先に読んでもいいのかもしれない。
「宿借りの星」はとある惑星で地球人類との宇宙戦争に勝利した昆虫型生命の弥次喜多道中記で、舞台や固有名詞こそ異質だがストーリーそのものは非常に読みやすくなっている。まったく異質なものを作り出すことにかけてはこの作家は他の追随を許していない。そして、滅ぼしたはずの人類がどこかに生き残っているのでは? という疑惑から物語は不穏になっていく。
こちらで述べた通り。「太陽の簒奪者」はいいぞ。
天文部だった主人公が宇宙に出ていくという意味でもすごく夢がある。
まずは前述したH・G・ウエルズの「タイム・マシン」の遺族公認続編「タイム・シップ」が面白い。前作で行方不明になってしまったヒロインを救うために、再び未来に旅立ったはずが、なぜか前回とは似ても似つかない未来にたどり着いてしまう。
時間旅行のたびに歴史改編がなされ、パラレルワールドが生成されてしまうとしたら、主人公はどうやってヒロインと再会するのか? いっそ歴史を改変してしまってもいいのか? さまざまなジレンマに悩まされる冒険小説だ。
また、この著者は「時間的無限大」という作品も書いている。これは宇宙最強の種族ジーリーを扱った「ジーリークロニクル」の一編だ。作中世界では、人類はクワックスというエイリアンの支配を受けており、それに対抗する手段を知っているという「ウィグナーの友人」という、とある思考実験にちなんだ名前を持つ謎の団体が暗躍する。主人公は父親との(正確にはその再現人格との)屈折した関係に悩んでいる。作中に出てくるタイムマシンは、少なくとも現代の物理学とは矛盾しないらしい。ちょうど90年代の「ニュートン」で紹介されていた。
で、確かこの作品だったと思うんだけれど、人類もクワックスもジーリーという宇宙最古・最強の種族のテクノロジーのおこぼれで生活してるんだけど、そのジーリーでさえ恐れている存在がいる……というのがこのシリーズの基本設定。
なお、同一世界観の短編集が「プランク・ゼロ」「真空ダイヤグラム」にまとめられていることを最近知った。それに、長編も結構邦訳がある。未読だけど気になる。
短編集「ウロボロスの波動」は高校生時代に読んですごく好きだった。実際にかなりありそうな宇宙探査が描かれていたからだ。太陽系に侵入してきた小型ブラックホールを捕獲して天王星を周回する軌道に乗せるという設定と、作中の謎解きがすごく魅力的だった。
ただ、なぜかそれ以降の「ストリンガーの沈黙」「ファントマは哭く」が読めなかった。キャラクターの会話や背景となる政治の設定がかなり説明的で、ぎこちなく感じられたからだ。読むのに気合がいる本は、持っていてもあえて図書館で借りることで、期限を決めるという強硬策があるが、まだ試していない。
「オーラリーメイカー」「法治の獣」。とにかく事前情報なしで読んでほしい。日本のファーストコンタクトものの第一線に立っている。とにかく奇抜なエイリアンが出てくるし、どうやら知的生命体の連合らしきものが確立されていく歴史の一部らしいのだが、この「オーラリーメイカー」という宇宙人の種族の作り上げたシステムは、素晴らしく絵になる。
おなじみクトゥルフ神話の創始者の一人。前にも書いたけど、ラブクラフトの作品は知識欲に負けて禁断の知識に触れて発狂するか未知の存在に拉致されるかするオチばっかりなんだけれど、人類は宇宙の中では取るに足りない存在なんだという絶望感が僕は好き。
SFを紹介するのが趣旨なのでエイリアン(地球外の神々や人類以前の種族)の歴史の壮大さを感じさせてくれるのをピックアップすると、南極探検で発見した人類以前の知的種族を扱う「狂気の山脈にて」や、異種族の図書館に幽閉される「時間からの影」だ。侵略ものとしては「宇宙からの色」かな。ニコラス・ケイジがこれを原作した映画で主演を務めていたはず。
ダンセイニ風のファンタジー作品も好きだ。読みやすいとは言えないが、ラブクラフト全集を読んでほしい。というかアザトースの設定が好きすぎる。元ネタのマアナ・ユウド・スウシャイそのままだとしてもね。
「ブラインドサイト」についてはこちらに書いたので、「6600万年の革命」について。巨大小惑星の中で暮らす人類と、それを管理するAIの物語だ。彼らは銀河系にワームホールのネットワークを作る旅路に出ているのだが、もはや地球の文明が存続しているかどうかも定かではない。すでに正気を失いそうな時間が経過しているが、使命をひたすらこなしている。
管理AIは人間の知能を越えないようにギリギリ調整を受けている。そのことから「チンプ」つまりチンパンジーとあだ名がつけられている。とはいえ、地球時間で6600万年が経過していると、「もしかしてシンギュラリティ迎えたんじゃない?」みたいな出来事があり、人間がAIに対してレジスタンスというか隠蔽工作をする。バイタルを始め何から何まで知られている人類は、AIに対して何ができる?
アシモフの例えば「銀河帝国の興亡」なんかはシリーズが進むと「鋼鉄都市」や「はだかの太陽」などの「ロボットシリーズ」とクロスオーバーして行って、確かにアシモフが発表順に読んだほうがわかりやすくなるんだけど、さすがに全部読む前提で書くのはちょっとしんどかった。個人的にはアシモフは「黒後家蜘蛛の会」というおっさん萌えの短編ミステリがおすすめ。英米の文学や地理に関する雑学が無いとわからないところもあるけど、口の悪い仲良しなおっさんの同士のじゃれあいを読んでなごんでください。
堀晃の「太陽系から3光日の距離に発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束」が出てくる「バビロニア・ウェーブ」はハードだなって思ったんだけど、どういう話か思い出せなかったので省いた。まずは「太陽風交点」かな?
あと、SFじゃないんだけど「マン・アフター・マン」あたりも未読だったのでリストに入れなかった。人類のグロテスクな進化という意味では、上記条件は満たしていたと思う。「フューチャー・イズ・ワイルド」は読んだ。
ダン・シモンズの「ハイペリオン」四部作はSF全部乗せだし、AIの反乱だとか人類が進化した宇宙の蛮族だとか愛が宇宙を救うとかとにかく壮大なんだけど、とある場所で増田では評判の悪い(?)「夏への扉」以上に男性主人公に都合のいい描写があるのが欠点。あと、それ以外の作品はもっと男性に都合がよくなっていて、保守的な僕もちょっと「おや?」って感じた。でも、「三体」にどっぷりハマった人だったら好きになると思う。「三体」よりも前の90年代SFだから時代背景を知ったうえで、加点法で楽しんでください。
あと、全然エイリアン・宇宙SFじゃないんだけど、今注目しているのは空木春宵で、この人は東京創元社の年間傑作選やGenesisですごくいい作品を描いてる。どれもいいんだけど、たとえば「地獄を縫い取る」は「アリスとの決別」や「allo, toi, toi」に並ぶロリコン・ペドフィリアを扱った名作に並ぶ。
エイリアンSFも出てくるけど、「世界の中心で愛を叫んだけもの」「ヒトラーの描いた薔薇」のハーラン・エリスンは人種差別を扱った作品も書いていて、これもいい。穏健派の黒人男性がテロリストに転身してしまう作品はつらい。とかくエリスンの絶望と怒りは若い人に読んでもらいたい。
自分が一番SFを読んでいた時期は、今と比べて女性作家が推されるずっと少なかったし、さらに自分は古典を好んで読んでいた。アジアの作家が紹介される機会も少なく、そういう意味では感受性のみずみずしい今の若い読者がうらやましい。
後は、女性作家で今回のテーマである宇宙を扱った作品は男性よりも少ない気がするのだが、よく考えてみればル・グインの「ハイニッシュ・ユニバース」があるし、ティプトリー・ジニアも「たった一つの冴えたやり方」で始まるシリーズがある。スペースオペラでは「叛逆航路」のアン・レッキーもいることだし、単純に探し方が悪いのかもしれない。
最近短編ばっかりで腰を据えて長編を読んでないな。銀河系で忌み嫌われた人類の唯一の生き残りが活躍する「最終人類」とか、面白そうなのがいっぱいあるので、そのうち読みたい。
というか、僕の選んだ作品の他にもっといい作品を知っている、勧めたいという方は、どんどんトラバやブクマで追記していってほしい。
気が向いたらまたなんか書きたいな。まだおすすめしたいSFもあるし、池澤夏樹の世界文学全集を9割読んだのでその感想も書きたいし、かなり疲れるから数ヶ月後にはなるだろうけど。
みんなでやろうぜ増田ビブリオバトル。
【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて
はみ出たのでこちらに。
]]>①政策立案するのか下請けなのか情報機関なのか
→情報機関に入るという事は、ルールメイカーにはならないという事
②人事が喜ぶ質問とそうじゃない質問がある
→向こうは説明会に対して何も考えてないので、直ぐ反応が顔に出る。原課面接の良い練習になる、、かも?
③優秀な周りに学ぶ
→良い質問をしている人に学ぶ。たまに参加者に喋りかけると良い話を聞かせてもらえたりする
]]>①政策立案するのか下請けなのか情報機関なのか
→情報機関に入るという事は、ルールメイカーにはならないという事
②人事が喜ぶ質問とそうじゃない質問がある
→向こうは説明会に対して何も考えてないので、直ぐ反応が顔に出る。原課面接の良い練習になる、、かも?
③優秀な周りに学ぶ
→良い質問をしている人に学ぶ。たまに参加者に喋りかけると良い話を聞かせてもらえたりする
]]>円高だと輸出不利になるし国内でも安い輸入品と競合しないといけなくなるので国内の製造メイカーはかなり不利になる。
韓国みたく海外から金借りてるとその返済で為替安が不利になる場合もあるけど日本はこれに関しては問題ない。
国内の不景気の原因は緊縮・増税が主であって為替の影響は比較的弱いと思うで。
]]>そんなもん呼んだおぼえはない!!
構わず消えてくれ!
そこに居られたら泣けないだろー?
ルーララルーラー、ルーララルーラー、
ハァーン♪🚿
]]>誰が書いたか、誰の事を書いてるかってのが関係者からはモロ分かりだし
部外者でもちょっと調べりゃ特定できちゃうわけで
自分は被害者だって主張してるけども、この晒上げについては完全に加害者だし
そういう配慮の無さからしてもトラブルメイカーなんだろうなとは
]]>そら知らんわな
]]>美少女戦士セーラームーンセーラースターズ(第5シリーズ)
1996年3月9日 - 1997年2月8日まで、全34話(167 - 200話)が放送された。最初の6話はアニメオリジナルストーリーの「ネヘレニア復活編」を放送。外部太陽系のセーラー戦士も再集結し、初めてレギュラー陣が揃い踏みした。
7話から放送された原作第5期相当の「シャドウ・ギャラクティカ編」では、星野光/セーラースターファイター、大気光/セーラースターメイカー、夜天光/セーラースターヒーラー、ちびちび/セーラーちびちびが登場。
うさぎたちは高校生に進級し、うさぎと衛と星野光の三角関係を軸に、特別な人間が持つ「真のスターシード」を探すシャドウ・ギャラクティカとの戦いが描かれた。
もし、民主党政権の最初の首相がもう少しまともで長生きすれば、キングメイカーとして影響力を残せたと思う。
鳩山由紀夫の破壊力により、政界のドンからTwitterで揚げ足取りだけしてるみじめなおっさんにまで落ちぶれた。
現在の自民一強の礎となったのは安倍元首相より、むしろ鳩山由紀夫ですらあると言える。これは偉大なる功績と呼べるだろう。
]]>ある日突然、新しくトイレができたのよ。吹けば飛ぶような工場建屋には全くふさしくない無駄にちゃんとしたトイレ。工場とは別当。外観はなんかの観光施設みたいで豪華。
あんなのに金使うぐらいなら給料上げてくれ、って言っている人も黙っちゃう出来。
地場の木材を使うともらえる補助金使って、木造。杉の爽やかな香りがする。
男性用、女性用、狭い誰でもトイレ(普通のトイレより広いが車椅子の転回はちょっと厳しい。オストメイト付き)、広い誰でもトイレ(サービスエリアにある様な広々としたトイレ。オストメイトはもちろん、何故かベビーベッドまである)という構成。
で、車椅子来客があった場合と、癌やって人工肛門使っている人ののため、という事になっていたんだけど、風の噂で、会社見学に来た学生さんが現場トイレに入って青い顔を出てきて消えた、女性→男性になった人がいて、その人が必要だと社長に直訴し、それが決めてだったと聞いた。
うっすらと誰だかは分かったんだけど、同じく前から男性という認識だったよ。みんな同じ色の作業着。田舎なので更衣室はなくみんな作業着で通ってるし。現場のトイレは男女共用だったし。
あー、話には聞いてたけど、いるんだああとうっすら思った覚え。
しかし、その人には感謝しかない。
従業員トイレ、歴史的なニオイの染みついた和式便所にさらば! こんにちはウォシュレット!
]]>これはちがうやで。と言うのは、業務というのはほっとくと劣化していきどんどん非効率になっていくんや。
そこで改善を繰り返していくことでようやく現状維持なんやで。それが「カイゼン」や。
これもちがうやで。なぜなら、転職活動の時に、以前の会社でどれだけこの種の活動をやったかというのは相当なアピールポイントになるからや。
特に30歳超えてからのメイカーでの転職は、相手も現場をよく知る人間が出てきて、面接をすることになるんで、改善活動に消極的でさんかしとらんと見抜かれて全然内定もらえんのやで。
]]>ある程度金がある事が前提だが、大学に寄付講座を作って、有望そうなポスドクを実務担当に据え自社分野の研究と教育をする。その中に自社の技術者を紛れ込ませておいて、良さそうな学生に名刺を渡して繋がっておく。
あからさまに一本釣りすると怒られるので、そこら辺は上手くやらなきゃだが。
経験者を引っ張ってくるのに比べ、即効性もないし効率もよくないが、裾野は間違い無く広がるし、できる人が増えていくと思うぞ。
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