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はてなキーワード: ミクロとは

2024-02-24

https://anond.hatelabo.jp/20240223163922

それなりに合理的意見だとは思うけど

残念ながらまず間違いなくこういう意見絵師上で主流にはならないだろう。

なぜかと言えば増田は「日本絵師社会お目こぼしで生きている」という一昔前の意識を保持しているが

こういう奴は現代では絶滅危惧種

規制の緩い日本ネット10年以上ちやほやされた最近絵師たちからそういう意識は消えているからだ。



ゆえに

BlueSky移住で多くの絵師オリジナル露出がないものも「児童ポルノ」として反論も許されず即BANされるのを認識してすら

もしかして俺たちって倫理基準を引き上げて欧米基準にしたら存在許されず消滅するんじゃね?」

というそもそも論には気づかないんだよ。




ツイッターに対抗してできたほとんどのSNSではそれらより高い倫理基準ミクロ表現コントロールが謳われているが

そのほぼすべてで児童に見えるエロ漫画だろうがアニメ絵だろうが即死判定のアウト、グロ絵とかいやがらせよりよっぽど厳しい規制対象だ。

ましてや二次創作勝手エロ同人作るとか許されるはずもない。

これらは旧ツイッターガバガバ画像規制と、日本国内におけるプラットフォーマー関連の責任を問う法律の欠如などで繁栄したに過ぎないのだが

たった10年でそういったそもそも論を気にする意見絶滅危惧種になってしまった。




もしEU主導の「生成AI規制」が実行力を持つようになるとするなら

それはSNS含むプラットフォーマーに対する強力な表現規制要請としてパッケージされ、間違いなく二次エロやってるやつは表舞台から一掃されるだろう。

しかし、日本国内の政治力理論武装も欠如したフェミやら共産党やらを相手連戦連勝してきた日本オタクにはそういう危機感はない。




まあ、米国AI規制投資熱を冷ますような行為をどこまで本気でするかはよくわからんが、EUに主導されるぐらいなら

先手を打って規制側に回ろうという流れになる可能性もそれなりに高い。

そうなったら間違いなく生成AI単体ではなく、二次絵師はまとめて焼かれることになるだろうね。

2024-02-17

教育費を抑えることは可能か?

anond:20240216195122

元増田

 

話の構造単純化すると

・まず大切な子供がいて

子供が将来まともな職(高給・安定)に就けるようにしてあげたい

・そのために、いい学校に入れてあげたい

・それにより、教育費が上がり

・結果子供1人が限界になる

という問題

 

もっと単純化するとこれは

予算一定であるとき、1人に全部使ったほうが強い個体を作れる」

という問題だと思う

 

これミクロで見た戦略としては非常にスマートだよね

ただしマクロで見ると少子化となって社会は死んでしま

一次産業二次産業ときだって人間スマートに「できるだけたくさん産む」という戦略を取っていたわけで、本質的に変わったわけではないと思う

 

じゃあ市場を「2,3人生むのが最適」という状態に上手く持っていく必要があって、そうじゃないと絶滅は避けられれない

それをどこでコントロールするかという問題だと思う

教育費を固定

市場バランス

個人自由制限

色々あると思うけど、どれも難しそうだ

中国は一旦教育費のアプローチを取った

 

ーーーー

もちろん教育以外の要素(例えば娯楽の増加による婚姻率の低下)とかもあるんだけど

特に中韓では教育問題が大きいように見えた

儒教問題デカそうだけど、アッパー層ですら1人に絞るのが奇妙に感じた(無尽蔵に教育費をかけられる問題

日本はよく分かんないね

でも着実に増えていると言うデータもある

https://data.wingarc.com/education-cost-per-child-45718/amp

このスマホ時代に何で上がるんだ?と疑問なんだけど

2024-02-13

anond:20240213143933

残念ですがそれは重いうちにはいりません。どんな女も付き合ってりゃそれくらいのケア案件は発生します。あなたからしたら「気立が良いいい女と付き合って羨ましいな〜」と感じてる友人も裏ではケア(重い案件を未然に防ぐor起こっても被害を最小限に抑える)しまくっています

 

ちなみに、女性によってケアミクロ面の正解は異なります。そういう意味では、自分提供やすい「ケアミクロ」を正解と求める女性の方が、労力はかからいかと思います

これを「相性」といいます

 

ただ、労力の大小はあれど、とにかくそういったケアはどんな女性でも存在すると思っておいた方がいいです。

どんなに口で説明されてもこれを真実と受け止めるのは難しいと思います。人数をこなせばこなすほど、女はそんなもんだと理解し、妥協として受け入れられるようになり、ケアもこなせるようになり、男として一人前になるのです。

そして、女が普段からどんだけケア的な行動をとっているかを知る事もできます

からさっさと今の重い女でなく次の重い女と付き合って、女への幻想を捨てましょう。

 

最後に一つだけ本当のことを言うと、

パートナー間で問題が発生した時に、自分の行動を全く省みることなく、また環境や状況など多面的配慮をすっ飛ばし、とにかく「相手が悪い」と結論づけてしま性質を持っている人間は、

どんなにサバサバしたパートナーをも「重いパートナー」に変えてしま能力を持っています

 

そこに留意をしていただき二股からの乗り換えなどではなく、誠意あるお別れが増田増田彼女の間に執り行われますことをお祈り申し上げます

2024-02-10

映画】TENETを観た(感想

前評判で「よく分からなかった」というのを聞いていたので、つまらない映画であることを一番心配していた。

が、それは杞憂だった。たしかに内容は複雑で一回観ただけでは把握しづらい内容だったが、ちゃん面白かった。

冒頭のオペラハウスの時点ですでにストーリーが複雑で分かりにくかったので、私はこの時点で「あ、これ一回観ただけでは理解できないやつだ」と早々に諦め、あとはただ映画の流れに身を委ねようと決めた。

とりあえず画作りと音楽のカッコよさに痺れた。

順行と逆行の世界が入り乱れるという発想が面白い。ノーランっぽいといえばノーランっぽい。

エントロピーの減少」や「陽電子時間を遡る」という言葉が出てきたので、インターステラーのように物理学、とりわけミクロの量子の世界のふるまいから着想を得たんだろうと思ったが、いかんせん理系知識がないので詳しくは分からない。

しか好奇心が刺激される。勉強したくなる。

順行と逆行が入り乱れる世界は何が起こってるのか非常に分かりにくいが、単純に絵面が面白かったし、何回か観ることでより楽しめる作りになっているところが良いと思った。

なにより著名な大監督が、守りに入らずこれだけ意欲的な尖った作品を撮っているのが素晴らしい。

ラストまで観て、何が何だかからないのにジェットコースターに乗ってるみたいな楽しさがあったという感想

観終わったあとに他の人の感想考察を知りたくなったり、語りたくなったり、物理学を調べたくなったりというところまで含めて面白作品だった。

ちなみにウクライナキエフ(現・キーウ)が映画内に出てきたが、映画公開当時はまさか今のような事態になっているとは殆どの人は想像していなかっただろう。

オッペンハイマーの話も出てきたので、映画オッペンハイマー」を観る前にもう一回TENETを観ようと思う。

2024-02-05

作家交渉代理人を雇うようになりゃいい

作家出版社メディアミックス関連企業関係で、作家の信頼が裏切られるのがどうの、業界問題がどうの、体質改善がどうのという議論をずっとやってるが、作家スポーツ選手みたいに交渉代理人を雇う必要があるんじゃないの。(サッカーならぬ作家選手、つってw)

作家スポーツ選手と同じ結局個人業だし、マクロではともかくミクロでは作家と他のところが微妙に利害が対立する場面もあるわけじゃん。

出版社作家代理人としての仕事をするべきとか言いたくなる人もいるだろうが、スポーツ選手だってチームに所属しつつも代理人を雇ってんだからさ。

企業子飼い名前も出てこないゲームシナリオライターみたいな、完全に会社勤めになるんだったらまた話は別かもだけど、そうじゃないし。

現時点では、スポーツほどには出版の状況に詳しい法律契約専門家は少ないだろうからすぐには無理だとしても、将来的には作家アシスタントを雇うように交渉代理人も雇うようになるのが、業界体質改善みたいなことよりも現実味があると思うわ。

2024-02-01

きちんと仕事しない人が増えた

少し前までは、得意先も若手も、一緒にいいもの作ろう!というムード仕事をすることがほとんどだった。

その分厳しいやりとりもあったと思うが、終わってみれば満足感が残った。

しかし、最近は、

保身だけで決めることをせず責任を極限まで回避する人や、

口ばっかりで何も行動、実行しない人や、

ちょっとした摩擦があると、相手が悪い!といって吹き上がって通報しまくるバカや、

言われたことをしないですごい私のオリジナル採用して!と調子にの素人や、

落とし所を見つける努力せず論破(笑)マウント気持ちよくなるアホが、

ずいぶん増えた気がする。

そういう人を避けて仕事をするようにしているが、どうしても出会い頭は避けきれない。

こういう奴らばかりの会議なんてのもあって、地獄だ。

その中で、まともに交渉しながら難しい仕事をしようとすると、どうやったって彼らから

攻撃されながら仕事をすることになる。苦痛である

仕事をやらないならやめたら?と心から思う。お願いだから現場に参加するのはやめてほしい。

なんでこんなに増えたんだろうか?

なんとなくは分析はできるが。Z世代だとかリモートワークだとかの言葉が思い浮かぶ。彼らを見ているとこういう状況が改善しまくる感じはあまりしない。

それしてもずいぶん急というか多いというか。

本当に邪魔だ。大体、こういう奴らが会議だとかチームだとかで半分以上になると、真面目な人が完全に割を食う。貧乏くじを引く。めちゃくちゃ苦労して搾取される。

「なんでボクの平和ラクできる世界邪魔するんだ!」と睨まれたりする。

安全なところから石を投げる多数派が、おどろくべきことに正義ヅラしたりする。その調子にのったツラも許せない。が、我慢する。

結局は、そういうマクロ的なことばかり考えるより、ミクロ的なところでの話に対応しなくてはならないのであり。

結局、自分自分のまわりだけでもなんとか地雷を避けたり爆弾排除したりしていくのが一番だと半ば諦観とともに思う。

2024-01-30

anond:20240130224654

そんなミクロな話知るかよ

そんくらいは社会システムに救ってもらえ

anond:20240130112012

マクロの話してるときミクロの話やって混ぜ繰り返すんじゃねぇよ

やはりジャップメスは都合悪くなると詭弁で返し始めんのな

2024-01-28

どこからレイプで、どこから自業自得か?

松本文春の件

案の定というか女性側の自業自得と言ってる人も大勢いる

議論が難しいので一般化して考えてみる

 

1.夜道で襲われて、縄で縛られて無理やり性的行為をされた

これは旧強姦罪でもアウト

2.性行為しないと業界に居られなくしてやる、などと脅迫した場合

これは旧強姦罪でもアウト

3.女性泥酔させて、あるいは寝落ちしかけた状態での同意を元に性的行為をされ、その後女性が訴えた

これは旧強姦罪ではグレー、新しい不同意性交罪ではアウト

4.立場的に直接の利害関係者であり、断りづらい空気にされた上で、性的行為をされた

これは新しい不同意性交罪でグレー

ーーー法律の壁ーーー

5.立場的に間接的な利害関係者であり、飲みの席で、断りづらい空気にされた上で、性的行為をされた

これが今回の事案

6.無関係者であり、ナンパ合コンの延長線で、断れずに性的行為をしたが、本当は嫌だったとなった

これも今回の事案

7.元々、知り合いや友人であり、頼み込まれ性的行為をしたが、本当は嫌であとで怒った

8.言葉にはしないが親しい男女の仲であり、流れで性的行為をしたが、本当は嫌であとで怒った

 

 

現状、社会は7,8は「知らんわ」がほとんどだと思う

はてなーなんかは8でも「不同意だ!」と話題になるかもしれないけどだいぶ先進的で考えとしては異端

5,6が訴える口がないかスキャンダルにするしかない

ボーダーラインからここの話は一番燃え週刊誌としては美味しい

 

個人的には3も4も5も6も自業自得と言えると思ってるけど

それはミクロの話で

そういう人は確実に存在するので、その場合社会がどうするかは決めなきゃいけないんだろうなと思うのと

5,6を狙って起こしている人も社会がどうするかって話になると思ってて、今回のは分水嶺にも見える

 

特に5,6について非常に上手いやり方をしたら

例えばスーパーフリーは結果強姦になったけど、ああい集団が上手に女性追い込み漁していった場合どうジャッジするかは気になる

 

ただ文春のやり方は嫌い、これはただの炎上PV稼ぎの生贄)でしかなく、結果がどう転ぼうが「スポンサーが天秤にかけただけ」でしかいか

やるなら本人からSNSへの告発証拠あり)がいい

2024-01-25

上下の欲を同じうする者は勝つ。孫子

下のもんの置かれている状況や心理もよく理解して、それを踏まえて組織全体のモチベーション意志を同じ方向に向けることができる司令官が勝つ。これは今も昔も変わらない。

軍隊とか、司令官は末端の兵隊のあれこれを知る必要がない

anond:20240125125844

ミクロマクロは両方大事で話が別

両方大事で、話は別でもない。ミクロマクロを分けるのは、便宜上、そう分けたほうが状況を理解やすいからってだけで。戦争巧者の戦いは戦術(ミクロ)と戦略(マクロ)がシームレスにつながっているもの。どっから戦術でどっから戦略なのかわからん融通無碍な働きをする。下手くその戦いぶりは戦術戦略が分離しがちで、ちぐはぐ、ぎくしゃくしてる。

経験してないくせに言うな」「上は現場のこと何も分かってない」 ←これ

現場を見てるからこそ見えなくなるものってたくさんあるよ思うよ、近視眼的になるし

軍隊とか、司令官は末端の兵隊のあれこれを知る必要がない

ミクロマクロは両方大事で話が別、今どっちの話をしてるかだけ気にしなきゃいけない

2024-01-23

投資マクロで見た老後資金問題解決に役に立つの

ミクロで見たら他人投資しない中で自分投資して他人との資産格差を作れば自分の老後資金問題解決に役に立つだろうけれど、

マクロでは例えば誰もがオルカン買って、日本で一番貧乏人間さえ仮に1億円の資産を築いたとしても、その時には必要な老後資金が3億円とかなってるだけでは?

anond:20240122214145

マクロな話しながら個人転職というミクロな話を持ち出して来てなんじゃらほいって感じ

2024-01-19

anond:20240119101603

なるほど、お前はミクロで見ているんだな、「それをやれば俺が儲かるかどうか」みたいな

前提として「投資リスク > 貯金リスク」で、日本人リスクを減らすことを好んでいる。

投資してもかならずお金が増えるわけではないからな。

マクロで見ると誰が儲かるかという話ではなく「市場に出回る金を増やす」のが目的になる。

政府政策マクロに基づいているので、投資をした側が儲かるかどうかなんてことは面倒を見ない。

しかし本当にマクロでみるなら、個人よりも金融機関裁量を増やせばいいという話。

もしミクロに戻るのであれば「やっぱ俺は貯金で十分だわ」ってなるでしょ。

老後の資金?なんで投資に頼るの?貯金でいいじゃん。

2024-01-16

anond:20240116003349

ミクロマクロで分けて考えられないアホちん

その癖「寄付するしないなんて個人自由から好きにしろよ」とかいう縛りも入れる

お前の持論なんてしょうもないもん個人自由範疇以外の答えねーよ 

前提がマヌケすぎる 自分で見えてる袋小路に突っ込んで出られないって言ってるだけ

anond:20240116003349

おもしろい。自分寄付をする人間で、存分に選り好みして寄付しているのでその観点から書こうと思う。また自分は犬には寄付しない。ほとんどは被災者である

寄付と善について

自分寄付には差別的要素があると思う。そして、そもそも寄付は究極の善でもないと考えている。

それから自分がやっている寄付は全く善と考えていない。もっと利己的なもの自己満足感を満たすためにやっており、投資や物品購入に近い考え方をしている。

どちらかといえば自分がやっているのは贖宥状購入のような悪徳に基づく行為である

ただしここで「差別的要素があるならすなわち善ではない」と考えると危険であると思う。それは完璧主義的な意見だろうと思う。

これは自分は、世間欺瞞に対する挑発だとも考えている。普段比較「悪」なくせに、そういうときだけ調子のよいことを言う人間がいる。あたかも「自分は善側の人間ですよ」と振る舞っていること・自分が選んだものを助けたことに満足していてその他には一切憐憫の情を向けない「ほかを悪と断罪するための正義」を感じているのもあるのではないか。「やらない善よりやる偽善!」と言って、やらない者を「悪」側に落とす文句もある。

もし多くの人間に対する不信感がある場合、選ばれなかった方に目を向けたくなる。彼彼女らが助からないのなら、それは善といえるのかという話のようにも見える。

自分には、増田は「嫌われている方を助けたい」という考え方があるようにも見えている。ちょうど増田が考えていることはロールズの「無知のヴェール」の話にも通じるのではないか。これは個々の立場を忘れるヴェールを被ってから正義を考えようという概念である。この概念はそこそこ有名だが、それほど一般的ではない。ほとんどの人々は伝統的な倫理観にしたがって寄付などを行っているはずだ(※ べつに揶揄しているわけではない)

平等に誰も救わないことについて

ただし差別うんぬんよりも、もし「すべてを救えないのなら救うべきでない」とすればこの世のほとんどは何も救えないことになる。われわれは有限の資源の中で生きているので、絶えず不足にさらされている。不足している中では選別が必要となる。

このあたりはトリアージ等の動画を見ると非常によくわかる。属性のせいで助けてもらえないというのは悲しいものである。何もないまま助からなかったよりも、助けられそうな資源が目の前にあるのに助けてもらえなかったという絶望はたしかものだ。それが現実である現実理不尽であり不公平であるしかポメラニアンを助けている人も、何も黒い大型犬に思いを全く馳せていないわけではないかもしれない。助けたいが、資源が足りていないために助けられないのだ。

どのように「公平に選別するか」も重要問題である。こうした点がトロッコ問題などで考慮されていた。選別しなければならないのだ。ポメラニアンと黒い大型犬はその「愛らしさ」に焦点をおいているので、その独善的な部分に嫌悪感を感じるのではないか。善という正義の皮をかぶって差別正当化しているように見えるのかもしれない。通常、笑って朗らかな態度で選別してはいない。血涙を流しながら、選べないという自分の無力さ無能愚鈍さとどこかで折り合いをつけて、否応なく選別している。

そして誰も救わない場合、「どうにも俺と同意見の人間が増えたとして世界が良くなるとは思えない」と言っているとおりのようになるだろう。もしそれが現実となったとき、考え方はどうであれ実際に起こるのは「誰も寄付しない世の中」である。つまりどれだけ困窮しようが誰も何も手を差し伸べはしない。それはポメラニアンや黒い大型犬のみならずすべての生き物が平等絶望しなければいけない事態であると思う。

理想現実について

人々から金銭徴収して再分配することはODAなどで一応おこなわれている。

一方で寄付は、自発的自分の所有財産から抜いておこなっているものだ。これは財産権という強固な概念で守られている。

われわれは「自分の持っているもの自分の使いたいように使っていい権利」を持っている。これらをとりあげて自由使用することは、自由権や民主主義否定するものである

たこれは単純に「世界中で増税する」ということに他ならない。国はそれほど信頼できるだろうか。国同士は同意できるだろうか。現在の世の中ではかなり厳しいものとなる。

また、マクロ問題を持ち出して、ミクロ問題のやらないことの根拠に含めてしまうのはズルであろう。個人的寄付をすることと、国家群が寄付を集めて再分配することとは次元が違う問題である

まとめ

結局増田が言っているのは理想論なのではないか。「あるべき理想の姿」があまり現実と違いすぎる。今この瞬間にはどうしようもないことを前提としすぎている。遠い将来にそれが普通になることはあるかもしれない。しかし周りから見ればそれは「ただやっていない」「ただ誰も助けていない」のである

そして実際にその浮いた100円は何に使っているかといえば、個人的実益に対してなのではないか。これはどう言い繕っても「誰かを助けるよりかは、自らの幸福を高めたい」という行動である。この言はずいぶん切れ味の鋭いものだが、それが事実である。われわれは見ず知らずの黒い大型犬の命よりも、見ず知らずのポメラニアンの命よりも、コンビニお菓子の方を選ぶことがある。そちらの方が自分にとって幸福からだ。

増田はもしかすると「誰からも助けてもらえなかった」と感じているかもしれない。だから自分も手を差し伸べはしないのだと。しかし本当は助けられたかったのではないだろうか。助けてもらえない者たちから見れば、この世は邪悪な方が都合がいい。この世が邪悪から助けてもらえないのだと考えられる。それほど邪悪でないのに助けてもらえないなんて諦めがつかない。

寄付だろうがなんだろうが人の行動は利己的なものであり、己のためにするものだと思う。どちらかといえば、寄付することによって自分が救われているのだ。

べつにこれは自分個人意見だが、「全員を助けられないのなら寄付しない」と考えるのならば、あまりもったいないと思う。

誰かを救いたいのなら救えばいいのではないか

実はもっと極めてシンプルな話だとも思う。

少なくとも、正しく誠実に生きたいのであれば、寄付をした方がおそらくいいだろう。無理のない範囲で。

anond:20240116003349

偏りをなくすというが、そもそも偏りのない再分配なんて論理的にあり得ない

再分配というのは「ミクロ経済的に正しい分配」から「別の正しさを基準とした分配」への修正であり、何らかの偏りを持った正しさを根拠とするし

民主主義プロセスによるならそれは個人感情の集積だろう

そして人間感情というのはランダムではなく傾向を持って偏っているんだから

再分配の行き先はむしろ直接寄付より偏りが増幅されることすら全く珍しくない

個人寄付によるかいったん納税して分配するかは見かけほど違いはない

もちろん再分配をしなければ偏らないというのも間違いで

ミクロ経済個人感情駆動されているんだからやっぱり偏る

なのに、経済的取引はセーフ、国家による再分配もセーフ、なのに人の直接寄付だと即アウトになるというのは

ラインの引き方が恣意的すぎるのでは?

明らかに論理的に思えるし別の感情理由があるように思えてならないな

なぜあばたがそこにラインを引きたいのか?ということをまずもっと考えたほうがいいんじゃないのかね

2024-01-14

anond:20240114180656

救った方が無敵の人を減らせるのは事実

ただ弱者を救うのってかなりの資源必要になるんだよね

人で言えば弱者1人助けるのにそれなりのノウハウ持った人が5人は要る

からマクロ社会全体で言えば助けた方が良いけど

ミクロ弱者弱者認識した自分位の規模で考えたら逃げた方が良い

マジで自分一人で助けようとすると自分が潰れる

コスパ論の迷妄

コスパ論は排除の論理である。そしてコスパ排除論者に言いたいのは、君らミクロしか見えてなくてマクロで物を考えるってことが全然できてないってことだ。その結果、社会全体やひいては世界を亡ぼす。部分最適の総和は全体最適にならない、なんてことはもう一世紀以上前から常識だ。君らの論は、放置すると以下のような言説になる。

障碍者お金かけて暮らし保証する必要ある? 同じお金で健常者を救済した方がコスパいいと思うけど。

年寄りお金かけてQOL上げさせる必要ある? 同じお金若者を救済して子供産ませた方がコスパいいと思うけど。

弱者男性を手間かけて世話してやる必要ある? 同じお金強者カップル支援した方がコスパいいと思うけど。

趣味とか文化かにお金かけてユタカナクラシとか保証する必要ある? 同じお金経済をまわした方がコスパいいと思うけど。

政治コストかけて民主主義とか維持する必要ある? 皆な同じ暮らし強制して独裁した方がコスパいいと思うけど。

……

その結果、人は障碍を得たり年をとったり社会的に弱い立場に立っただけで簡単人権を失い、強者権力を振りかざす、安全安心からほど遠いディストピアに住むことになるんだけど、それがコスパの果てに待つ社会だということを「コスパコスパ」唱える連中は理解もしない。自分がそういう主張をしているということを認めないばかりか、「そんなのはほかの誰かが対策すること」で「自分たちは目の前の問題についてだけ冷静に意見を言ってる」と思っている。その結果、20世紀から21世紀現在、どういう社会が訪れたか

コストかけて異民族とか異文化理解する必要ある? 侵略して征服して同化政策した方がコスパいいと思うけど。

コスパ排除の論理を突き詰めれば、すぐそこまで行く。歴史世界情勢を見れば、一目瞭然である

からコスパ論者は、自分に全体を見る目がないという認識があるならせめて黙っていた方がいい。とはいえ自分理解の及ばないことについては沈黙する、というのは意外と高い知性が必要行為なので、人類そこまで頭良くない、っていうのも悲しい現実だ。その結果やがて、そういう「普通の人々からの人気を当て込んで極論を振りかざすデマゴーグが現れて、多くの人が進んでその養分になり、社会国家破滅的な被害を受ける。なのに、喜んで養分になった人々は、全てが終わった後口をそろえて「知らなかった、騙されていた」と言い出して、自分には非がないと言い立てる。そうして数十年後、また同じことを繰り返す。世界のあちこちで。

人間の一員として生きるということは、そういう愚かさと共に歩む覚悟もつということでもある。言い換えれば、その愚かさと共に歩む覚悟がない者は、政治についても社会についても何も実のあることを語ることができない。理念だけのリベラルが常にデマゴーグに敗北する理由がこれだ(それは数や勢力というだけの意味でなく、リベラル寄りの思想の持主もまた、たやすコスパ論にからめとられて排除論者に闇落ちするということでもある)。

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さて、以下は、上記を踏まえた愚考であるぶっちゃけ読まなくていい。けど、少し暇があり、与太話に付き合ってもいいというなら、読んでいただければ幸いだ。

民主主義には「少数意見尊重」という、コスパ論に堕しないための重要な楔が打たれているのに、民主主義標榜しながら人は安易に「多数決」を持ち出して、少数意見無効化しようとする。少数意見を顧みず議論も廃した「多数決」は、現実主義でなく単なる数の暴力なのだが、近視眼的なコスパ論者にはその違いが分からない。そうして、コスパ論者、すなわち民主主義者と自認する「多数による独裁主義者は、「諸外国の脅威に対抗するため」「緊急事態対応するため」などの言い訳をつけて、やがて民主主義独裁主義で蚕食しようとし始める。「その方がコスパいいと思う」から

人間の脳のバグ、たとえば、動物的に振舞いたいというバグは、2000~3000年前ごろから宗教道徳」というパッチ発明されたことで世界的にデバッグが進んだ。結果、社会文化は大きく進展した。宗教道徳が整えば、人と人、国と国の協力が可能になり、交通が利便に、経済が発達し、国はうるおい文化が発達する。しきりに法が作られたのも、こうした理由である道徳や法が国を栄えさせるという実例を見て、またほかの国もそれを真似るようになる。こうして急速にパッチは普及した。

だがその後、宗教パッチを当てると人は神秘主義に陥り、ある一定レベル文化の発達が止まるという新たなバグが見えてくるようになった。それに対して一般に「科学哲学パッチ発明され適用されるようになったのは、割と最近のことだ。科学宗教優越する地位を占めるようになったのは、近世になってからのことだ。科学実証によって宗教優越する効果を示した。ただ、同時に道徳破壊することになる危険性についても、パッチ適用当初から危惧されてはいた。ただし、宗教パッチ害悪の方が重くなっていた当時の時代から見れば、それはまだ些細な問題に過ぎなかった。「科学哲学パッチによって、停滞していた文化学問となって更に発展し、国の規模は拡大して強大な国家が生まれた。人は世界の果てまで到達し、文化の発達を謳歌した。

ところがその先に生まれたのが、狭くなった世界における衝突と排除の論理である特に宗教パッチ効果を低下させたことによる道徳性低下の影響はやはり無視できなかった。文化の発達によって世界は狭くなり、道徳性の低い強者がより一層大きくなることで、弱者が「合理的」に使い潰される状況が起きてきた。道徳性が高いと思われる者でさえ、「善意」と「合理性」により、異文化侵略排除する帝国主義世界支配した。つまりコスパ論の時代である

これに対し20世紀後半になってようやく、これではまずいという判断の下、「民主主義人権パッチ発明され普及を始めた。そのために人類は、数度にわたる世界大戦という苦い代償を払うことになったが、その教訓とともに適用されたパッチで、世界大戦の脅威をいくらか遠ざけることができるようになった。だが、何度もこれを無視した戦争が引き起こされ止まらないように、依然としてこのパッチは十分適用されていない。劣化版のパッチポリコレ棒)やパッチに対抗する新たなウィルス多数決万能論)さえ出てくる始末であり、パッチの普及にも暗雲が垂れ込めている。

それだけではない。狭くなった世界、拡大を続ける資本主義の下(拡大し続けることは資本主義の仕組自体問題で、本質的には解消不能である)、環境問題といった新たに別のパッチ必要問題が生まれてきた。それに対する「SDGsパッチ」はまだ発明されたばかりで、その有効性も不透明だ(このパッチ自体バグがある可能性もまだ否定できない)。これが21世紀の現状である

これらのデバッグ完了し、人類が「戦争」と「環境問題」という2つの危機を乗り越えるのは、一体いつになるのか。いや、そもそも乗り越えられるのか。優秀なデバッガーや啓蒙家の数がどれほどになれば、人類は生き延びられるのだろうか。

anond:20240113124037

2024-01-10

anond:20240110171711

自然の摂理」みたいなテーマ、たいがいミクロマクロが一緒くたに語られるので永遠に決着しない

2024-01-08

政府石川県「来るな」

現地では低体温症死ぬ避難民が出ているくらいなのに来るなと発信してしまうのは

コロナ禍で病院保健所職員仕事回らず自宅待機していろと言っていたのに近い気がする。

本当に必要なのは枠組みを変えて対応させる事だったのに、ミクロ視点では仕事を「減らす」ために来るなが最適解になってしまうやつ。

なるべく事態矮小化させたい政府側がこれに乗っかるのもコロナ禍と同様。

2023-12-21

追記)ありがとう、そしてさようならデイリーポータルZ

デイリーポータルZ独立会社になると言うニュースが出ている。現状で月百万の赤字ということだから、単純計算で月1000円の「励ます会」(有料会員)を新たに1000人獲得する必要がある。見たところ、有料会員を得るための効果的な打ち手はなさそうだ。これは「励ます会の会員が増えるかも」という希望に基づいた特攻であり、残念ながら失敗すると思う。半年一年後ぐらいにサーバー代が払えなくなって運営が終了するのだと思う。サイト運営に関しては林さんはいつもこんな感じの印象だ。ものを書いたり企画を立てる時の独創的な感覚とは裏腹に、収益化というところには常に無頓着で策がない。定期的にサイト運営赤字であること自体ネタにするが、一向に問題改善していない。そして、今回はそれが行くところまで行き着いてしまうのだと思う。そうならないことを願うし、裏切られたいと思うが、たぶん無理かなという予感しかしない。

私はデイリーポータルの初期から、いつも見ていた。林さん、古賀さん、住さん、小野さん、安藤さん最近では江ノ島くんは私にとってのヒーローだった。私の物事に対する見方は、デイリーポータルにかなり影響されていると思う。私が実現しようとしてきた面白さはデイリーポータル的な面白さで、デイリーポータル模倣していたと言ってもいいかもしれない。

私の周りの私と気が合う人にもデイリーポータルを見ている人が気づくと何人かいた。デイリーポータルは会話の中に常に出てくるような存在ではなかったが、ひょんなことで相手デイリーポータルの、しか自分が気に入っている記事を読んでいるとわかった時の喜びは大きなものだった。

20年間のサイトの歩みは、WEBのなかのある界隈の人にはそれなりの影響を与えてきたと思うけど、デイリーポータル出身ライター編集者で、メジャーになった人がいないというのは少し考えてもちょっと意外な気がする。ユーチューバーとかで大物になっててもいい気がするが、不思議とそういう人がいない。なんというか、「2ちゃんねる的なものの中で少しだけ下品でない」ところだと思うので、それは令和の今では時代感覚と少しあっていなかったのかもしれない。

こんなにもデイリーポータルについて書いていても、私自身は励ます会の会員ではない。それ自体申し訳ない気が以前からしてて、明日になったら気が変わって課金するかもしれないのだが、少なくとも今は違う。これは言い訳ではないのだが、デイリーポータル的なノリと有料コンテンツ、というものはあまり相性が良くないのではという気は前からしている。手帳を売るか、どこかにスポンサーになってもらうかぐらしか代案は思いつかないけど。

追記

以前林さんが他の媒体に載った記事に「励ます会」への入会状況を書いていたのを思い出したので追記する。

https://webtan.impress.co.jp/e/2021/10/07/41727

2年前の記事だが、月間のサイト訪問者数193万人に対して励ます会の登録完了者は、当時でなんと20である登録しない訪問者にはすでに入会済みの会員もいるかもだが、だいぶ少ないと感じるし、この193万という大きな数字に対する「20人」というミクロ数字を上げられるかどうかの一点を収益化のポイントとしてしまうことが私には微妙に感じられる。

今回独立にあたって、この20人という数字が1000人に増えれば当座の危機は乗り越えられるのだろうし、いろんな人がコメントしてくれてるけど俺自身がゴチャゴチャ言わずにその20人の側に行けよというのは確かにそうではあるが。

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