その場でできることは他になかったでしょうから、近隣の小学校や管轄の教育委員会へ今からでも連絡するのがよろしいかと(もちろん効果がある保証はありませんが)
]]>しかし
なんで2013年(平成25年)なのかは分からない。 2013年の特徴として、 東大理系数学が超難問化し、それ以来、 東大理系数学はずっと難問である。
2012年より前は、定期試験レベルであるといって、騒いでいたのがこれである。
東京大学がなんでこうなってしまったのかについては諸説ある。 平成25年以降に、態度が硬化し、出題が難問ばかりで最悪な様相を呈している。
]]>鉄仮面に顔を奪われ十と七つ
生まれの証さえたたん、このあていがなんの因果かマッポの手先
けんどなあ、こんなあていでも愛することの尊さは忘れちょらんき
2代目スケバン刑事麻宮サキ!
って言ってきたらどうする?
]]>当時自分が何にハマっていたのか思い出されていろいろ懐かしい…
シュヴァンクマイエル
パラコンパクト空間
パラ様 生え際
ドグラマグラ 角川文庫 表紙絵
ホケマクイ
ブッチーン 灯花
ぶっこぉすぞー
一心同体少女隊
R.U.R.U.R おっぱい型マウスパッド
マカロニゾンビ
心理歴史学者
タカヤノリコ 誕生日
アンドロメダ焼
るくしおん しびれるぜ、鋼の
みなみとHしてしまいました
ティプトリー・ショック
新和 古強者
「デストロイがいいね」と君が言ったから六月二十四日はUFOの日
わたるが死んじゃう
琵琶湖タワー
大僧正チュルパン
猫いらず 口の周り 光る
尸条書
立方晶窒化炭素
ドーマン法
ひだまりスケッホ
共産主義カレー
ワードナ 営業時間
空飛ぶ冷し中華
最後の一発は自分のために使うよ
セーラー戦士が全員ブルマーだったら、アニメ史を変えていたと思うね
ロリコントランプ
1ゼーガ
34歳児
ピンクは淫乱
メイドRPG
Rez 360
実はまだ2階に
アリオク
エロゲの聖地
携帯電話が主題に置かれたエロゲ
緑はいらない子
天使たちの午後の紅茶
そうです。あのコが僕の畏敬する天使様なのです
おかしとか食べる
手のひらの宇宙 歌詞
機械化帝国
2006年最も視聴率の低かったアニメ
プリンセスチュチュ
電脳コイル オレンジ党
T-34が倒せない
さあ牛だ
聖杯探求 ユダヤ人
エンジンの女王
セノバイト
精霊の守り人 同人
コールオブクトゥルフd20
クトゥルフ神話図説
大口真神
越後のシュケン
ホモホモ7
omegaの視界
ガイナックス エロ 殺人事件
ぽこにゃん
だぞなもし
倒福マーク
ボッキアウト
フムン
ユープケッチャ
フェアリーリング
目なき顔のジールバ
やったー+1 シヴィライゼーション
インディアナ 少女虐待事件
ルロス ロルス
玉音盤奪取
ハレとケ
フセスラフ人狼公
もえたん 06話
宇宙創世記ロボットの旅
フレンチカンカン
路肩のピクニック
白楽電の詩
人間そっくり 北海道 アムダ
ガッシボカ
聖なんとか女学園
魔法少女プリティサミー ~ハートのきもち~ CGコンバータ
シャクティ 乳首
クートニアン
未来世紀カゴシマ
黄金竜 スマウグ 年齢
お脱ぎなさい
風に負けないハートのかたち カラオケ
戸田奈津子 指輪
グンニョキ
かみちゅ! 向島
バカボン 隠し子 アケミ
スパイラルマタイ アタマリバース
"のび太とクメン王国"
ロケット広場
ロボットのためのロックンロール
強さ激しく変動
南斗聖拳108派一覧
エロゲでしかブルマを知らない子供たち
ズンドコベロンチョ
スパイラルナイフ
みなぎる力がみなぎるぜ
力こそパワー
重い生理が来たみたい
週間 わたしの 兄者
ドリルヘアー
オランダ 堤防 少年
ストーカー 眠い
4ひえた
ミランダ警告
マリリスイリニス
ムーミンパパ海へいく
カシミール効果
エキゾチック物質
チャンパーノウン定数
ラジェンドラ 擬人化 88
セツの火
見知らぬ国のデイトリッパー
海水石鹸
紫暗号
情報理論
いざり
比留間 京之介
アボガドロ数
光厳天皇
東武天皇
この娘、最後死んじゃうんだよね
旧神なんていないよ
デモンベイン d20
棒シムーン
共時性
まじかる美勇伝
S級だけどめどいんでB
シャブとは覚醒剤のことである!!
首ナイフ問題
怪物クンクン
ティナ×エドガー
何の因果か 今じゃマッポ
オレモダビール
モトコンポ ボアアップ
"オナホさん"
血盟団事件
わたしは真紅
ツインブルマー
アントノフ 積載量
黄金の真昼
大江戸レイプマン
福来友吉
ひょうたん島 死後の世界
ポアンカレ予想
デュプリケイトディスクの作成
ティーガーフィーベル
Let's Beginning to Look Alot Like Fishmen
けいせい出版
プロジェクト B子 ミサイル
いいですとも!
伊藤かずえ ニャンちゅう
共生るんです
ガネッコ
キティアラ ビキニアーマ
フライング尊師
ニワニュース
茗荷屋甚六
莫迦め 死んだわ
佐藤 中村 ちくしょう いつか殺してやる
スコープドッグ 装甲厚
肉弾劇画
かみそり半蔵地獄攻め
クンデラ 不滅
カルヴィーノ 冬の夜ひとりの旅人が
如意棒 重さ
ちびくろサンボ 枚数
自衛隊員が身分を隠してベトナム戦争に参加
魔女のバアさんに呪われたか
俺のケツをなめろ
めがねっ娘が全員眼鏡をかけているとおもうなよ!!
喜多の味 釧路
大胖女人
九層地獄 ティアマト
DTB アンバー カレイドステージ
大司令症候群
柳瀬尚紀
gunyoki
グンニョキ
おしつおされつ
エンキ・ビラル
バンカーパレスホテル
バトルスキンパニック
アズテック神話
どうしてエレクチオンしないのよぉぉぉぉ
歓喜あふれるオナホール
えりかとさとるの夢冒険 隠しメッセージ
光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる
ラ ヨダソウ スティアーナ それが世界の
こぐにっしょん
虹作戦
キリコの食うウドのうどんはまずい
ムリムリムリカタツムリ
マピロマハマディロマト
デュプリケイトディスクの作成
コントラ デクストラ アベニュー
心オナニー
燕山夜話
ドラ28
不気味の谷現象
中国人の部屋
デラべっぴんパンチ
エロ イッカイヅツ
菊屋橋101号
システムショック
栄養分析表
国際反戦デー
ゲバルト・ローザ
完全黙秘
唸るコカトリス亭
みずずちん
グールド魚類画帖
タスマニア人
なんてこった 死の宣告
ガイナックス連続殺人事件(エロ)
フライングV フリクリ
ペガサス 玉子焼き 目玉焼き
ポール・トーマス・アンダーソン
宇宙遭難
アンダーダーク
大脱走 トンネルの名前
ロンゴ・ロンゴ
偽春菜
鈴木邦夫 コマンドサンボ ロリコン
客観主義
碩学
ウォーレス線
ゲオルギウス
ホープ・ダイヤモンド
ガイ・フォークス
乙女峠の聖母
地球空洞説 大陸書房
スカラー波
トーマス・エドワード・ロレンス
ドーラ・ドロン
算法少女
毒薬仁
まじかるぴゅあソング
パルチザン伝説 桐山襲
軌道からの帰還
だいす☆くえすと
エックス Tシャツ
つめたく冷えた月
フンカーリート
クライム・オブ・パッション
サム・ペキンパー
横手久美子
海原エレナ
上都 ザナドゥ
Shang-Du
水エタノール噴射
切れ者キューゲル
強盗だ!・・・おう!
天動説
ロードランナーとコヨーテ
秋霜玉 BGM 抜き出し
メテオスウォーム コレクション
願望機
舟に棲む
レコンキスタ
rom ヘッダ 削る
長靴いっぱい食べたいよ
陣形技 閃き
ハリマオ
ぺちんぺちん
パイズリの歴史
正義の味方は巨乳なんだ
カタリナ おそるべし
野月まひる
アイスナイン
バスターホームラン
マライア 多摩
白山姫 神社 部落
素敵医師
相沢 祐一 最強
人類は衰退しました
みなみおねいさん
ヴァチカン ナチス
あまぞn
乳首ビーム砲
最終試験くじら CV ゆん
夢のクレヨン王国 SONGBOX
振武刀
五色不動縁起
ドグラマグラ 映画
米倉斉加年
クリントワン
ロイさーん
アンジェにおまかせ カラオケ
レムコレクション
セツの火
志倉千代丸
瀬戸口廉也
詩 トミノ 地獄
カードゲーム テケリ・リ
内田百閒 山高帽子
ファンタジーゾーン サントラ
団精二
モスジャイアント88
グレゴール・ザザ虫
きみはホエホエむすめ
東方夢終劇
ファミソン8BIT
アルノール塚山
初代タイガーマスク 乳首
グラディウス クラックス 桃井はるこ
生きなさいキキ
dwarvish mattock
トレパネーション
蟹工船 光線
ケスラーシンドローム
パラシュート部隊 突然に
プロバリティの犯罪
ビヤーキー バイアク
インターナショナル エルフ語
赤軍兵士の詩 歌詞
ゴクイリイミオオイ
アウト・オブ・眼中
死語辞典
チクタクマン
モルディギアン
納骨堂の神
ヴェクナ
ラジェンドラ 88 擬人化
パラシュート部隊 突然に
情無用ファイア
藤村操 華厳の滝
末期 少女病
唸るコカトリス亭
狂い咲きサンダーロード
構造と力
鶴亀算 植木算
おばちゃんロリータ
ウーマンリブ
アカディネの泉
安楽椅子探偵
ショスタコーヴィ
ジャック ケッチャム
オイラー ラグランジェ
シャノン 情報理論
ガロアの郡論
ルルスの術
ラヴォアジエ
ヒルベルトプログラム
ベッセル級数展開
パーティジョイ
ペンギン皆兄弟
宇津田さんの死
レムコレクション
佐保姫 信太の森
ころがる石のような俺の生き様
今夜はANGEL 歌詞
カフカ 断食芸人
バナナタイプ
カーゴ信仰
はしれぐずども
ジャイアント馬場 等身大画像
九鬼文書
恐竜土偶
テクノ歌謡
紫暗号
白い神兵
ドンパッチ
万博タイムカプセル
ブルマーを知らない子供たち
スリランカ 仏教
火のバプテスマ
ロッキーポイント現象
清家理論
サールクラフト
BB効果 ビーフェルト・ブラウン
lycanthropy
カラミティ・ジェーン
某研究者
アナ姫さま おげんきですか
ロケット広場
エセルトレーダ 犬
気分はガストノッチ
オナホ 2番目
宇宙麻雀
電線トリオ
電戦トリオ
ダダ ドムゥ
乳ロマンサー
私は痛みだ
くやしい、でも ビルケナウ
ドラえもん のび太とクメン王国
それは 空手とブーメラン まったく新しい
グレゴール・ザザ虫
スプラッターとハーレムアニメ
のび太の優しさ ジャイアンの肉体 出来杉の頭脳
マイク インディア
ロボットのためのロックンロール
ハルヒ 乳首に☆印
パルチザン伝説
新藤幸司 CV
Chante キミの歌がとどいたら 先生
ゾンゲリア
サンゲリア サンガリア
ゾンビ映画 クトゥルー
光撃少女ファルセリオン 攻略
開路に時限のある リレー
クリストファー・プリースト
Drizzt
塩沢兼人 カセットテープ
イージス ファング スレイ
ちんぽ生やして出直して来い
男根 恐ろしいまでに
シュレーディンガー方程式
井戸型ポテンシャル
コロラド撃ち
HEARTWORK
スパイクス 信仰大全
タラリイク文書
誠ぉっ そこにいるんでしょ
ずっとオレのターン
クロちゃんのRPG千夜一夜
所ジョージ アロハ
リリスのロッド ほしくずの
中村ヒロシ
ぼくはぼくであること
おれがあいつで
シンデレラボーイ -モンキーパンチ
アラハバキ
アラバハキ
幻影都市
わたしこそ しんの ゆうしゃだ
クトゥル スペースジョッキー
フラッシャー付自転車
自転車 変速
京都買います
木村航
池田亀太郎
クリストファー・ロビン エーカー
神よりも弱いただのオセロ
十週打ち切り確定漫画
アミーゴ戦艦大和
おがわみめい
水無神知宏
瀬戸口廉也
CARNIVAL 小説
じゃこつばばあ
岸信介
バイク マニュアル 通販
氷河民族
ぴよぴよキングダム
生と死の境界 安置
うぉ、まぶしっ
ゼロで割る
ユーニラタルコンタクト 用語
中東戦争
ココロン
有尾人 フィリピン
子供達を責めないで
圧力計 連成計 BV
エドガー ダケェ
おびんずる
にこにこ商事
ビッグバトル 登場AT
ビッグバトル ラビドリー
空の上のおもちゃ 攻略
オメガファイター
ひろ ]]>
https://trajectory.hateblo.jp/entry/2022/05/03/141521
↑それはもはや自主規制ではない
「規制されたくなければ自主規制しろ」
「燃やされたくなければ自ら燃やせ」
「自分で考えて私と同じ考えになりなさい」
要は規制派のスティグマからは逃れたいから「自分で考えて私と同じ考えになり、私に都合よく自己責任で自主規制しろ」って言ってるのね
筆者は「法的規制は求めないが自主規制を求める」という考えなので「表現の規制派」ではないと考えてるようだが違う。はっきり言うが、あなたは「表現の規制派」だ
自分を規制派とレッテル貼りするなと言いつつ「表現の自由戦士」はセクハラ野郎だと悪魔化するのは卑怯
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/trajectory.hateblo.jp/entry/2022/05/01/122007
相変わらず自分はカマトトぶって、論的は悪魔化してるなあ。「見ない自由」持ち出しといて表現の自由否定するってどういうセンスなんだろう
広告としてのたわわを規制すべきと言う時点で立派な規制派ですよ
特定の場から排除されてもどこかで発表できているなら表現の自由は侵されていない・・・と言う発想はかなり危険じゃないかなあ
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/trajectory.hateblo.jp/entry/2022/05/03/141521
法的には問題ないが俺の言うことを聞け!のほうがヤバイっつーか、それのいったい何が立憲民主なんって気持ちになる
公的な規制でなければ良いとした場合、フェミニストを不快と感じる人達の抗議により講演や出版がキャンセルされたり、限られた人しかアクセスできないようゾーニングされても問題ないという事になりますね。
いやいやいや、「野放しor法的規制」よりも「私刑」とか「自分の頭で考えて私と同じ考えに」の方がマッポーの極みっしょw
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/b.hatena.ne.jp/entry/4712727467113621954/comment/nowa_s
コラムニスト小田嶋隆氏 「言論弾圧は自主規制から始まる」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/168014
あるジェンダー理論・社会学理論専門大学非常勤講師、90年代の有害図書騒動を引き合いに自主規制を主張し物議をかもす
https://togetter.com/li/1628387
自殺すれば殺されずに済む理論のブクマカ
]]>「違うな」
バムッ!
「お…お、なんだぁてめぇ。助けろ、今助けりゃ上には黙っとく、なぁ、おい!」
「医者でもない」
「……呪う……っ」
バタムッ
「それがなぁ、エクソシストなんだ」
]]>もはや暴力革命しかない。
]]>広い門の下には、この男のほか誰もいない。ただ所々ペンキの剥げた、大きな円柱にドローンが一機突き刺さっている。
羅生門が朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみを待つSIerやプログラマーがもう二三人はありそうなものである。
それが、この男のほかには誰もいない。
何故かと云うと、この二三年、京都には地震とかDDoS攻撃とかEMPとかドローン攻撃とか云う災がつづいて起こった。
そこで洛中のさびれ方は一通りではない。旧記によると、サーバーやEVを打ち砕いて、その貴金属が使われたり充電池がそのままだったりする金属の塊を建築資材として売っていたと云う事である。
洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、
営業職が棲む、意地悪な顧客が棲む。とうとうしまいには、引き取り手のないSEを、この門へ持って来て棄てて行くと云う習慣さえ出来た。
そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪がってこの門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。
その代わりまたドローンがどこからか、たくさん集まって来た。昼間見ると、そのドローンが何機となく輪を描いて、高い電波塔のまわりを
ブンブン言いながら飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けであかくなる時には、それがゴマをまいたようにハッキリ見えた。
ドローンはもちろん、門の上にいるSEをせっつきに来るのである。_______もっとも今日はあまり仕事がないのか一機も見えない。
ただ、所々崩れかかった、そうしてその崩れ目に長い草のはえた石段の上に、墜落したドローンの残骸が落ちているのが見える。
下人は七段ある石段の一番上の段に、何日も洗っていないスーツの尻を据えて、右の頬に出来た大きな人面瘡を気にしながら、ぼんやり雨のふるのを眺めていた。
作者はさっき「下人が雨雲レーダーを見ていた」と書いた。しかし、下人は雨雲がどうでも格別どうしようと云う事はない。ふだんなら、
もちろん会社へ帰る可き筈である。ところがその会社からは、四五日前に暇を出された。前にも書いたように、当時京都の町は一通り
ならず衰微していた。今この下人が永年、使われていた会社から暇を出されたのも、実はこの衰微の小さな余波にほかならない。
だから「下人が雨雲レーダーを見ていた」と云うよりも「雨に降りこめられた下人が、行き所がなくて途方にくれていた」と云うほうが適当である。その上、今日の空模様も少なからず、この平安朝の下人のSentimentalismに影響した。
申の刻下がり(16時以後)からふり出した雨は、いまだに上がるけしきがない。そこで下人は、何をおいても差当り明日の暮らしをどうにかしようとして____云わばどうにもならない事を、どうにかしようとして、とりとめもない考えを辿りながら、さっきから朱雀大路にふる雨の音を聞くともなく聞いていたのである。
雨は、羅生門をつつんで、遠くからざあっと云う音をあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると門の屋根が、斜に突き出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。
どうにもならない事をどうにかするためには、手段を選んでいる遑(いとま)はない。選んでいれば、高架の下か道端のベンチの上で、餓死するばかりである。選ばないとすれば____下人の考えは、何度も同じ道を低徊(ていかい)した挙げ句に、やっとこの局所へ逢着(ほうちゃく)した。しかしこの「すれば」は、いつまで経っても結局「すれば」であった。下人は手段を選ばないという事を肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「転売屋になるほかに仕方がない」と云う事を、積極的に肯定するだけの勇気が出ずにいたのである。
下人は、大きなくしゃみをして、それから大儀そうに立ち上がった。夕冷えのする京都は、もうカイロが欲しいほどの寒さである。風は門の柱という柱の間を、夕闇と共に遠慮なく吹き抜ける。円柱に突き刺さっていたドローンも、もうどこかへ吹き飛ばされてしまった。
下人は頸(くび)を縮めながら、カッターシャツに重ねたヨレヨレのジャケットの肩を高くして門のまわりを見まわした。雨風の患(うれえ)のない、人目にかかる惧(おそれ)のない、一晩楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも夜を明かそうと思ったからである。
すると、幸い門の上の楼へ上る、幅の狭い、点検用の梯子が眼についた。上なら、人がいたにしてもどうせ疲れ果てて寝ているSEばかりである。下人はそこで、腰にさげた特殊警棒が伸びないように気をつけながら、便所サンダルをはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。
それから、何分かの後である。羅生門の楼の上へ出る、幅の狭い梯子の中段に、一人の男が猫のように身を縮めて、息を殺しながら上の様子を窺っていた。楼の上からさす白色光が、かすかに、その男の右の頬をぬらしている。短い髭の中に、赤く膿を持った人面瘡のある頬である。下人は初めから、この上にいる者は寝ているSEとばかり高を括っていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰かがスマホライトをとぼして、しかもその灯りをそこここと動かしているらしい。これはその濁った、白い光が隅々に蜘蛛の巣をかけた天井裏に揺れながら映ったので、すぐにそれと知れたのである。この雨の夜に、この羅生門の上で灯をともしているからは、どうせただの者ではない。
下人はヤモリのように足音をぬすんで、やっと急な梯子を一番上の段まで這うようにして上りつめた。そうして体をできるだけ平らにしながら、頸をできるだけ前へ出して、恐る恐る楼の中を覗いて見た。
見ると楼の内には、噂に聞いていた通り何人かのSEが無造作に寝ているが、ライトの光の及ぶ範囲が思ったより狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら知れるのは、その中に手ぶらの者とPCを持っている者があるという事である。もちろん、中には女も男もまじっているらしい。そうして、そのSEは皆、それがかつて労働意欲に燃えていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土をこねて造った人形のように、口を開けたり手を延ばしたりして、死んだように床にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの高くなっている部分に、ぼんやりした光をうけて、低くなっている部分の影を一層暗くしながら、永久に唖(おし)の如く黙っていた。
下人は、それらのSEの様子に思わず眼を覆った。しかしその手は、次の瞬間にはもう眼を覆うことを忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとく男の視界を奪ってしまったからだ。
下人の眼は、その時はじめてそのSEの中にうずくまっている人間を見た。桧皮色のジャージを着た、背の低い、痩せた、白髪頭の猿のような老婆である。その老婆は、右の手にライトを灯したスマホを持って、そのSEの一人のPCを覗き込むように眺めていた。腕に抱いている所を見ると、多分ノートパソコンであろう。
下人は、六分の恐怖と四分の好奇心に動かされて、暫時は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を借りれば、「えぐいって」と感じたのである。すると老婆は精密ドライバーを取り出して、それから今まで眺めていたノートパソコンに手をかけると、ちょうど猿の親が猿の子のシラミをとるように、そのノートパソコンを分解しはじめた。かなり手慣れているらしい。
電子部品が一個ずつ抜けるのに従って、下人の心からは、恐怖が少しずつ消えていった。そうして、それと同時に、この老婆に対する激しい憎悪が少しずつ動いて来た。____いや、この老婆に対すると云っては語弊があるかも知れない。むしろ、あらゆる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。この時、誰かがこの下人にさっき門の下でこの男が考えていた、餓死をするか転売屋になるかと云う問題を改めて持ち出したら、おそらく下人は何の未練もなく、餓死を選んだ事であろう。それほどこの男の悪を憎む心は、指数関数的に勢いよく燃え上がり出していたのである。
下人には、なぜ老婆がSEのノートパソコンを分解するかわからなかった。従って、合理的には、それを悪であると一方的に決めることが出来なかった。しかし下人にとっては、この雨の夜に、この羅生門の上で、SE自前のノートパソコンを分解すると云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、下人は、さっきまで自分が転売屋になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである。
そこで下人は、両足に力を入れて、いきなり梯子から上へ飛び上がった。そうして特殊警棒に手をかけながら、大股に老婆の前へ歩み寄った。老婆はマイコンで自作した監視カメラで、事前に下人の動きを見ていたのだが、想定外の行動に飛び上がった。
「どこ行くんじゃワレ!」
下人は、老婆が寝ているSEにつまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行く手を塞いで、こう罵った。老婆は、それでも下人をつきのけて行こうとする。下人はまた、それを行かすまいとして、押し戻す。二人はSEの浅い寝息の中で、しばらく無言のまま、つかみ合った。しかし勝敗は初めから分かっている。下人はとうとう老婆の腕をつかんで、無理にそこへねじ倒した。ちょうどケンタッキーフライドチキンの骨のような腕である。
「何しとったんじゃ!云え。云わんとこれやど」
下人は老婆をつき放すと、いきなり特殊警棒を伸ばして、黒くて硬くて長いものをその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は黙っている。両手をわなわな震わせて、肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ出そうになるほど見開いて、唖のように執拗(しゅうね)く黙っている。これを見ると、下人は初めて明白にこの老婆の生殺与奪の権を自分が握っていると云う事を意識した。そしてこの意識は、今まで煮え滾っていた憎悪の心を、いつの間にか冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、ある仕事をしてそれが納期に間に合った時の、安らかな得意と満足があるばかりである。そこで下人は、老婆を見下しながら、少し声を和らげてこう云った。
「ワシはマッポでもSECOMでもない。今し方この門の下を通りかかった暇なヤツや。せやからお前に縄かけてどうこうしようっちゅう事もない。ただ、今時分この門の上で何をしとったんか、それをワシに話しさえすればええんや」
すると老婆は、見開いていた眼を一層大きくして、じっとその下人の顔を見守った。まぶたの赤くなった二階幹事長のような、鋭い眼で見たのである。それから皺でほとんど鼻と一つになった唇を、何か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉からカエルの鳴くような声が、喘ぎ喘ぎ、下人の耳へ伝わって来た。
「このパソコンのCPUを抜いてな、型番とコア数を偽装してな、転売しようと思うたのじゃ」
下人は、老婆の答が存外平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷ややかな侮蔑とともに心の中へ入って来た。するとその気色が先方へも通じたのであろう。老婆は片手にまだ抜き取ったCPUを(素手で)持ったなり、蟇(ひき)のつぶやくような声で、口ごもりながらこんな事を云った。
「なるほどな。SEからPCを奪うという事は、何ぼう悪いことかも知れぬ。じゃが、ここにいるSE達は皆、そのくらいな事をされてもいい人間ばかりだぞよ。現にわしが今、CPUを奪った女などはな、コメントも無いし改行もない滅茶苦茶なコードを、仕様通りに動けばよいと言って書いておったわ。それもよ、この女の書くコードは早いし安いし仕様通りに動くと云うて、ケチな経営者どもが買っていたそうな。ワシは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば餓死をするのじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事をよく知っているこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ」
老婆は大体こんな意味の事を云った。CPUを盗られた女は、よほど疲れているのかこんな騒ぎでもノートパソコンを抱いたまま、全く起きる気配がない。
下人は、特殊警棒を畳んで、その柄を左の手で握りながら、冷然としてこの話を聞いていた。勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな人面瘡を気にしながら、聞いているのである。しかし、これを聞いている中に、下人の心にはある勇気が生まれて来た。それはさっき門の下で、この男には欠けていた勇気である。そうして、またさっきこの門の上へ上ってこの老婆を捕まえた時の勇気とは、全然、反対な方向へ動こうとする勇気である。下人は、餓死をするか転売屋になるかに迷わなかったばかりではない。その時のこの男の心持ちから云えば、餓死などという事は、ほとんど考える事さえ出来ないほど、意識の外へ追い出されていた。
「ほーん、そうか」
老婆の話が終わると、下人は嘲るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を人面瘡から離して、老婆の襟上をつかみながら、噛み付くようにこう云った。
「ほな、ワシが転売をしようと恨むまいな。ワシもそうしなければ、餓死をする体なのだ」
下人はすばやく、老婆からCPUを奪い取った。それから、足にしがみつこうとする老婆をジャイアントスイングで投げ飛ばした。梯子の口までは、僅かに五歩を数えるばかりである。下人は剥ぎ取ったCPUを胸ポケットに入れ、床に置いてあった老婆の精密ドライバーセットも手に持ってまたたく間に稲妻のごとく急な梯子を夜の底へとかけ降りた。
しばらく死んだように倒れていた老婆が体を起こしたのは、それから間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだライトがついているスマホの光を頼りに、梯子の口まで這って行った。そうして、そこから短い白髪をさかさまにして、門の下を覗き込んだ。外には、ただ黒洞々たる夜があるばかりである。
下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ"仕入れ"を働きに急ぎつつあった。
]]>でもハゲ無職の場合、今の時点で高齢だからマッポがやってきた時は
既に部屋で腐乱死体になっててもおかしくないからなあ・・・
]]>三つ子の魂百までもって言葉が示している通り、人の習慣ってぜんぜん変わらないってよく言われてて、じっさい二・二六事件の音声を聞くとホントに自分のじいちゃんばあちゃんと話し方が同じでびっくりすることありませんか???わたしはあります
そんなわけで、今の学生ってモンスターエナジー飲んで限界大学生生活している人だらけなので、まるでSFみたいな光景「スーツやコートを着て身なりがしっかりしている若い夫婦がベビーカーを押しながら、モンスターエナジースーパーコーラ(ペットボトルみたいなタイプのやつ)を人差し指と中指でつまみながら歩く、マッポーめいたサイバーパンクみたいな光景が各地でみられるようになるのかなという考えで今も頭がぐるぐるしている
なにより、若者で私服なイメージのエナドリと冬用コートってものすごく絵になるんですよね保証します。だれかそういう絵描いてくれないかな。スーツとコート着た青年男性がペットボトルのエナドリを腕おろした状態で指でつまみ、信号待ちしている光景(横顔がはっきり見える構図)
]]>野外露出を一人密かに楽しんでます。
完全全裸、緊縛、勃起にこだわってます。
オリジナル画像、動画をアップしています。
とのことで、まあ露出趣味のオッサンだ。
ゲイなのかなんなのか、彼を「課長さん」と呼ぶ何者か(たぶん男)に虐げられ、裸で外に出されるという内容の写真や動画を投稿している。いた。(3月から音沙汰がない。死んだかマッポにパクられたか?)
降り積もる雪の中を全裸で歩くなんて気骨ある動画もあるので密かに尊敬していたんだが、彼の投稿には時々謎めいたものが混ざることがあった。
「CM加工系」だ。
可愛い女性が商品を紹介するタイプのCMの随所に、全裸で縛られてもがく彼の姿が合成されている。
最初見たときは本当に意味が分からなくて、彼なりのギャグなのか?とも思ったんだが、考えてみるとアレは露出の最大系と言ってもいいよな。
TVだったり動画サイトだったりで、不特定多数…本当に多数の人に見られる動画に、惨めな全裸姿を晒す自分が写っている。そのへんを裸で歩くなんかよりよっぽど規模のでかい露出だ。
この発想は露出趣味の人からしか出ないなあと思って感動したんだよな。人の目に触れまくるCMに自分を合成することで、自分が公衆の面前で辱められている妄想の助けとする…すごいと思う。
露出トンボさん生きてんのかな。死んでたら悲しいな。
]]>マッポに付けられることもなかった
ごめんね
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