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はてなキーワード: ボーデとは

2021-01-06

聖☆おにいさんに登場する後代の人物カウントしてみたよ

きっかけとなったのはこのツイート

https://twitter.com/dogu_fm/status/1346029676813115393

まとめ

https://sumatome.com/su/1346029676813115393

この主張に関しては、特に問わない。

宗教的に寛容だから笑いにできる」とした言説なんて、あまり聞いた事が無いのだけど。

しろ日本宗教にいい加減だからだと思うんだけどね。良くも悪くも。

そもそも宗教馬鹿にする文化アメリカにもイギリスにも有る。

気になったのはそこでは無くて、キリスト教聖人バンバン登場しているのに、仏教導師祖師が登場しないという分析

これは本当なのか確かめてみた。

以下はその結果。

集計ルール

聖☆おにいさんを読んでいると、キャラクター達は登場パターンで分類出来る事がわかる。

そこで、キャラクターの扱いについて大まかに分けてみる。あくま便宜上の分類。

1. 主人公二人組

2. 二人にがっつり絡むキャラクター天使弟子達)

3. ゲスト的に登場し、二人に絡むキャラクター

4. 二人の会話の回想シーンに登場するキャラクター

これら全て登場人物なんだけど、4は聖☆おにいさん独特の登場パターン

元のツイートで例に出しているルターはこれに相当する。

今回はあくまで後代の聖人導師などや、その他伝説となった人を対象としている。

ペトロとかアナンダなどの直接の弟子カウントしていない。

実在人物でも聖書登場人物などもカウント外。

3の登場パターンは○

4の回想での登場パターンは△

名前だけしか出ていないのは※

集計結果

1巻

特になし

2巻

△ 聖ニコラウス 9話 クリスマスネタ

3巻

空海 18話 伊豆旅行の時にガイドさんが発言弘法大師名義

ルター 22話 免罪符ネタ。1コマ

4巻

△ ヴァレンティヌス 23バレンタインネタ

ダ・ヴィンチ 27話 漫画アシスタント候補として名前が挙がる

ラファエロ 27話 同上

5巻

特になし

6巻

ダンテ 39話 神曲の作者として

空海 41話 ショムジョのチームの一員として登場。セリフあり

三蔵法師 42話

7巻

天草四郎 48話 イエスさんが知っている戦国時代人物として挙げる

8巻

ルター 52話 ボウリング話題

9巻

ジャンヌダルク 62話 聖人認定話題

10

※ 聖ニコラウス 69話 クリスマスネタ

※ ヴァレンティヌス 71話 バレンタインネタ

ゴディバ夫人 71話 バレンタインネタ

11

即身仏 78話 ゾンビ映画ネタの絡みで登場

12

耳なし芳一 81話 ブッダさんの発言

13巻

特になし

14巻

特になし

15巻

特になし

16巻

ニコラウス 110話 クリスマスネタ

△ マルガリ119話 出産系の守護聖人として

ライムンド 119話 出産系の守護聖人として

※ アエギディウス 119話 出産系の守護聖人として

アントニオ 119話 出産系の守護聖人として

17

ジャンヌ・ダルク 123話 大家フランス語教師として登場

○ フラ・アンジェリコ 127話 イエスの絵を描こうと登場

18巻

ジャンヌ・ダルク 131話 セミレギュラー

ゴディバ夫人耳なし芳一は迷ったけど、モデルが居るみたいなので入れた。

即身仏名前は出ていないので、人によってはカウント外だとも思うが、とりあえず入れてみた。

他にも抜けが有るかもしれないけど、とりあえず。

○は仏教2回、キリスト教3回

△は仏教2回、キリスト教8回

※は仏教1回、キリスト教8回

一応、キリスト教多め。だけど…

分かったこ


ツイートへのちょっとしたツッコミ

キリスト教側については使徒はもとより四大天使に旧約の人物や遙か後代の聖人マルティン・ルターまで登場する。ところが仏教側は釈迦十大弟子天部梵天など)、釈尊の血族、悪魔如来観音菩薩は出てくるが、仏教重要な後代の導師祖師は出て来ない。

一度だけ空海イエスブッダに顔を会わせないかたちで登場してはいるらしいが。ともあれ後代の大乗仏教重要ボーディ・ダルマは出ていない。まして日本仏教にとりわけ大きな影響を与えた鎌倉仏教祖師である道元栄西法然親鸞日蓮は登場どころか名前すら出てこない。

マルティン・ルターは回想で触れられるくらいで、それほど。総登場5コマ程度だし。

空海についても何故か伝聞風に書いている(自分で読んだんだよね?)けど、ちゃんと登場しておりセリフまで有る。(登場コマは2コマだけどw)

そもそもキリスト教親鸞に当たる人物となると、キリスト教の成立史に名前が挙がる人物なんだろうけど、Wikipediaキリスト教歴史の項目に出てくる歴史上の人物は、それこそルターぐらいで。教皇も初代教皇ペドロ以外、名前も出てこなかった。

そうなると、作者の単純なネタ選択と考えたほうが自然じゃないかと。

しかし『聖★おにいさん』はあくまでそれらの人物を出さない。この数年はネタ切れなのか北欧神話まで持ち出してきた。七福神神道側として出してきたことも苦しい感がある。「八百万の神」の名は出たもの天照大神イザナギイザナミスサノオ辺りの名を出すのを避けているようにも感じる。

これに関しては、19巻に収録される予定の回でイザナギさんが出てくるので、完全に穿ち過ぎかと。

結論として

最初に述べたとおり、日本人の宗教に対する態度は寛容ではないという意見否定しないけど、漫画作品の描写だけで断ずるのは早計じゃないかな。

そもそも日本人の宗教観を批判する事が念頭にあったのか、バイアスが掛かってる様子だったし。

これだったら、聖☆おにいさんを持ち出さずに自分言葉で論じればよかった。

あと、こういう増田も見かけて面白かった。

一応クリスチャンだけれども聖★おにいさんは大好きだよ

https://anond.hatelabo.jp/20210106032817

つーか、自分クリスチャンじゃないけど、大いに賛同する。

2020-11-24

anond:20201121071803

僕も五十六大好きです!後半の節も良いですよね。

僕は中途のオンボーディングはしてるんですが完全な新人採用してないので会う機会ないんですよ。

「俺か orz」の経験かに大事ですね。フィードバックが本人に届くような仕組みになってると良い成長機会になりますね。

2019-12-05

エンジニア職に就いたあと辞めたポエム

補足→ https://anond.hatelabo.jp/20191205212350


これは退職アドベントカレンダー2019 (https://adventar.org/calendars/4051) 5日目の記事です。最初自分ブログに書くつもりでしたが、書いてるうちにどこまで筆が滑っているのかわからなくなったので増田に投げることしました。そしたら余計にタガが外れたのはご愛嬌

What's this

よく見かける「未経験からエンジニアへ!」ストーリーの、あまりなさそうなルートです。よくあるルートのほうはなぜかTwitterで報告して「○○系エンジニア」的な命名をしてから入社その後の動向が闇に葬られているのをかなりの確度で見かけますが、まあ、なんか、いろいろあるんでしょう。逆にそういう成功(?)体験生存バイアスを強化する情報ばかりあふれていると情報として健全でないように感じます

ということで、今年あった自分体験談を残すことにします。

といいつつ後日しれっと消えてたらInternetArchivesか魚拓で会いましょう。

この話はここから先はフィクションです。剣も魔法労基法も出てこないファンタジーです。

who are you

地方に潜むフリーターです。好きなvirtual beingsはロボ子さんと東雲めぐさんれいきらさんです。

これまでは自分のためのプログラムを書き散らすだけで、ITとは無関係バイトをしてきました。玉掛フォークリフトなら任せろーバリバリ

入社の経緯

会社にもぐりこんだいきさつはやや特殊なのでぼやかします。とあるきっかけで知り合った人から誘われました。リファラルです。なお、とあるきっかけはなにかと炎上しがちないわゆるプログラミングスクールなどではないことを防火剤がわりに書いておきます。そんなもんに使う金など無い。

その人のことはあんまりよく知らなかったのですが、CTOとして手伝っている会社システム部門で人手を探しているとのことでした。会社ホームページにはリクルートページなど無く、何をやっているかいまいち要領が掴めなかったのですが、ざっくりと自社製のWebアプリ開発をやる感じらしく、内容も聞いた限りでは(自分スキルと照らし合わせて)そんなにどえらいわけでもない印象でした。ちょうど金もないし無職だし、少し経験でも積んでみるかという気になったので、この際ホームページDreamWeaverサンプルを流用したまんまといった細かいところは観なかったことにしました。

面接にいくと社長から「いつからこれるの?」と言われたので「あっこれは」となりましたが、金がなかったので是非もなくそのまま入社の運びとなりました。この頃はプログラム書いて金もらえるなんてサイコーとか思ってました。ちなみにgithubatcoderアカウントを書いた職務経歴書は一顧だにされませんでした。

やったこ

地方製造業システム部門を切り出して別会社にした形態の、創立数年ほどの会社です。自分のほかにもうひとり、社内情シスのようなことをしている方がいましたが、基本的にはサポートが専門な感じでした(ただし肩書自分と同じでしたが)。紹介してくれたCTOは週に一度のMTGに顔を出すだけということで、実質的に常駐している人間プログラムが分かるのは業界経験自分だけというチャレンジングな環境からスタートしました。なお入社して社内の平均年齢を大幅に下げることになりました。

レスポンシブ化

ちょうど入ったタイミング情シスの方が抱えている仕事があり、とくにやることもなかったので手伝いました。グループ会社サイトスマホ対応させるもので、事情はわかりませんがそれまで他社に制作委託していたものを自社で運用することにしたとのことです。みてみるとWordPress4でPHP5が動き、Bootstrap3を使ったオリジナルカスタムテーマ運用してきた様でした。もちろん仕様書ローカル環境もあるはずがないのですが、どうせ自分Webデザインなど知らんのでとりあえず直にheader.phpにviewportを書いてmain.cssメディアクエリを設定して、ザ・web制作初歩みたいなレスポンシブ対応しましたが、デザインについて当事者との意見のすり合わせの機会なんかの開発手順はなかったので良しとしました。

新規Webサービス

入社して2周間ほどのち、社長についてこいと言われた打ち合わせの後日、MTGで「昨日のアレの進捗はどんな感じなの?」と聞かれたこから、いつのまにか新規案件自分に一任されていることに気づきました。仕様は前日の打ち合わせがすべてだった模様です。要件定義技術選定・検証のような工程など決まってないので好みで揃えました。趣味と関心からExpress+Mongo+Reactのセットか、触ったことのあるDjango/Railsでざっくりやるか、どうせならDockerも使い時か、こんなとき相談できる同僚やメンターが欲しいなぁなどと考えていたら、CTOがそれまで作っていたやつをみるとPHP+ES5+MySQLだったのでなんだかんだでそうすることになりました。PHPを初めて触り、「これがペラ1のphpjscssもなにもかも書いていくといういにしえのスタイルか…!」と新鮮な感じでやってました。

既存システムの移行

Windows Server 2012で動いていたサービスLinuxに移行しました。これは自分が入る前から情シスの方が任されていたのですが、マニュアルに沿ってコマンドを打ちこんではどこかで転け、エラーは読まずにあきらめてCentOSインストールからやり直すということを繰り返していたのを見るに見かねて手伝いました。SSHPowerShellからマニュアルコマンドコピペして実行する方法を教えてあげると目を丸くされました。shellファイルを書いてあげると魔法をみるのような顔で驚かれました。自分が入ってなければどうなっていたんだろうか...

自分ツール作成

毎日出退時間規定EXCELフォーマットに記帳する必要があり、これが非常にめんどくさく無駄に思えたので、自動記述するpython/Goスクリプトを書きました。これは入社して2日目とかだった気がします。しかしここを自動化しても「印刷して人事に提出し、それをもとに人事の方がまたEXCELに書き込む」と知り虚無になったりしました。

FE取得

これはやったことというか思うところあってプライベートで取り組んだことです。自分想像していた開発現場との乖離を感じたので、こういうのはFE勉強すればわかるのかもしれないと思って1ヶ月くらいやって取りましたが、得られた知識会社に活かせそうなものは何一つありませんでした。

チーム開発などという概念存在せず、「1案件を1人で上流から実装運用保守サポートまですべてやる」という進め方でびっくりしました。手持ちの技術スタックでできる範囲ギリギリなんとかやった感じです。よく転職サイト上で見かける文言で「お任せします」がありますが、これとかも要するに「丸投げ」の換言なんでしょうか。わたし気になります

とりくめなかったこ

自分のように途中からジョインした人に対しての業務移行のシステムがないことから感じていましたが、案の定「誰かが抜けたあとの引き継ぎの機能」も整備されてないことに気づきました。もともとオンボーディングや研修概念などありません。えらいひとは「そのへんは現場で協力してうまくやって」と丸投げし、すべての作業を自宅でやっているCTOは社内のこうした事情については放任で、いちおう情シスの方がいつのまにかメンター代わりになっていたものの、不明点を尋ねても頓珍漢な返答が多くもどかしかったです。どのサーバでどんなサービスが動いているのかやSSH情報を聞き出すのに苦労しました。こうした不幸と無駄時間をなくすためにドキュメントを整備しようとしたのですが、頓挫しました。これから物理フォルダーと社内サーバ散逸した各種の情報混沌を深めていくのでしょう。gitも無いし。

サーバオンプレでした。自分クレカをもっていないためパブリッククラウドを試す機会がなく、ぜひとも触ってみたかったのですが、承認を得るための説明がうまくいかず、結局VBoxでやることになりました。唯一、それまで使われていたVBoxではなくVagrantを導入したのは少しだけ救いでした。どうせ自分しかいじらないのですが。

余談ですがオンプレ面白かったのはHDD増設のために初めてデータセンターなるものに入ったことです。インフラ/ネットワークはまったく分からんしなかなか個人で試せない領域だし縁がないかなと思っていたのですがやはりそこに見える物理層が存在するというのはテンションがあがりますね(断層みたいに言うな)

イキってカイゼンジャーニー情熱プログラマーを買って読んだりもしました。目につくように共同図書のつもりで「ご自由にどうぞ」を添えて自分ロッカーに置いておいたら「私物は持ち帰れ」と言われてしまったので持ち帰りました。

退職経緯

さてお待ちかねメインディッシュですね。

もともと技術コンテンツ会社ではなく、技術畑の人間がまったくいないことのインプレッションが次第に違和感として強く響いてきました。ITエンジニアとしてやっていくつもりの観点でみると、学習や成長の土壌は無いように思えました。協調関係や信頼がうまく築けず、自分のすべき道筋不明瞭のままやっていけるほどタフなYATTEIKI精神ではなかったのです。

これは地方の、それもIT気質のあるわけではない、ワンマン経営中小製造業ならばどこにでもあることかと思われますが、随所に感じるレガシーさに疲れてしまいました。一例を挙げると、毎朝30分に亘り行われる全社清掃(もちろん業務時間外)、社是の復唱、『感謝言葉をみんなで味わうポエム』の輪読、その感想大会、頻繁に行われる中身のない会議日報エクセルで書いてメールで送ったり、出退勤表を毎日エクセルに書いて印刷して事務方に持っていくなどのルーティンがけっこう苦痛でした。

社内のコミュニケーションツールLINEだったので使い勝手も悪く、会議chatworkslackを使いましょうと提案しても誰一人としてそれらの存在を知らず、「勝手にやってくれ」と言われてしまったり。LINE WARKすら知らんやんけ。説明しても「skypeじゃ駄目なの?」と言われたので諦めました。

えらい人の思いつきのたびに方向性が変わり、当人発言したらそれで全て完了した気になってしまったのか、会議終了後の10分後に「さっき言ったやつまだ出来てないの?」などと言われた時はギャグかと思いました。会議議事録も誰も見返さないので果たして意味があったのか疑問です。誰かひとりでもmarkdownが書けたり、少なくとも書く気があれば勉強会を開催してHackMDなどを推せたのですが。議事録機能していないエピソードとしてひとつ思い出しました。開発中に機能追加を下された際に、その挙動は完全にプラットフォームネイティブであり今の技術選定だと作り直しになり、結果納期に間に合わない(し、自分技術スタックからも遠く外れていたので学習コストも加算)と発言したらその場は収まったのですが、会議終了後に個人メールで「やはり機能マストだ」と伝えられました。当然それは議事録に反映されることなく、なんかしらんけどそういうことになっているという感じになりました。

初めてのエンジニア職でしたが、社内に開発をる人やマネージャー職は不在で、いわゆる開発現場での流れを学ぶことはできませんでした。少なくとも技術を知らないえらいひとが「俺がスケジュールを立てたからこれに沿ってやれ」と、”開発”と”広告作成しか書かれていない2週間の計画表をもってくるような現場システム開発として正しいのか、 と本能が警告を発していました。

もともと会社製造業から始まったため、えらい人たちとの見解齟齬があったのは体感としてあります。同じものづくりといえど設備マンパワー時間線形的に結果に結びつく工場業務と異なり、システムエンジニアリングはかける時間見積もりも容易でなく、かかった時間が必ずしも結果に結びつかないものである、と言う事実は受け入れられ難く、知識ドメインマインドセットが異なれば説明も困難です。しかしながらえらいひとは一様に「経営視点を」の号令で、経営誌を配り、その感想文の提出を義務付けるなど、現場視点を欠いた行動で現場(というか私)を疲弊してました。気づいたらSEO対策や別部署MTGのためのプロジェクター設定、全PCwindows updateに伴うドライバ更新の役も同一の職掌として役付けられそうになっていたり(一部は実際に情シスの人がやってた)、It’s not my workなシーンがみられるようになっていました。

そして、よくあることですが、理念実態乖離していたことです。世界をよりよくと言いつつ、目先の掛け算を考えてばかりのように思えました。グロースする中で発生しそうなあれこれをすっ飛ばし利益だけを皮算用するのはいいとして、データ量やトラフィックを指摘すると「そこは現場努力でしょう」となるので、世界を良くする前に精神を悪くしてしま人生で初めて心療内科にいったりもしました。一応グローバル展開を目指しているとしながらサーバからMailerDaemonが飛んできたら「ギャっ英語っ!」と言って読まず捨ててたり、急にサービスが止まった時には激怒して責任所在の追求を求められたため、草創期にえらい人の個人アドレスで取得してほったらかしにしていたドメインが失効したことが原因と伝えたら「あれはもう読んでいないアドレスだし仕方ない。こういうピンチときこそチャンスにしようぜ」という謎理論を出されたこともありました。

違和感が確かなものになったのは、外部に提出する資料で社内の数字が異なっているとを指摘すると「こういうのは見栄が大事なんだ」と暗に公文書偽造をほのめかされたことですが、これ以上は闇っぽいので書きません(たぶんどこもやってて罷り通ってる範囲だと思うけど)

総じて、心理的安全性の低さ、そこからくる身動きのとれなさ、ロールモデルの不在、前時代的な風潮、社内文化へのミスマッチと不理解、成長の実感が沸かない不安と不満、それらに伴う摂取アルコール量の異常な増大と過食、といった要因の積み重ねが、ネガティヴな形での退職へと駆り立てることになったのだと思います。まあ、よく知らんうちにリファラルしてるところからして「採用教育コストを考えてないのでは?」の念はあったのですが。中身がまったく不透明状態で飛び込んだらそうなるよなぁ、の好例かもしれません。誘われた時はわりと藁にも縋る思いだったのでしかたないね

これから

現在スキー場住み込みバイトしてます。無考えに退職すると年を越せないことに気づきました。

可処分所得可処分時間いずれも今の方が上なのはちょっとウケます賃金ふつうに生きていければいいので前職程度でも気にしなかった程度なんですが。いまは映画をみたり積ん読を消費したり、在職時は深いところまで触れなかったPHPをいじったり、生PHPしかやってないことに気づいたのでcakeやったり、あとはweb周辺も久しぶりにキャッチアップしたりしてます。nodeネイティブおじさんなのでFWはangularしか知らないんですよね。vue/nest面白そうな感じです。あと寮のwifi談話室限定で窒息しそうだったので、持ち込んでいたラズパイルータにして部屋まで飛ばしたら隣室の同僚から感謝されたりと活動は多岐に渡ります

先のことはなにも決まってませんが、ちゃんエンジニアリングしている組織で開発してみたいなという気持ちがありますレビュースクラムアジャイルなんてのはひとりだと不可能ですし。ですが、やはりそういった会社日本では都市部にばかり集中しているのでしょう。自分空気の悪いところには住めないし、案外また辺鄙なところでtechとは無関係のことをしているのかもしれません。ワーホリでも使って海外大麻栽培でも始めようかなぁ。

いかがでしたか

巷説に流布する「未経験からエンジニアへ」の言説のたぐいは、どちらかというと技術力よりもコミュ力が偏って高いタイプ生存しがちな雰囲気を感じます。たまにTLに流れてきたのを見かけますが、ああいった立ち回りは自分にはできないしやりたくないなぁと思ってきました。社会要請ならばそれまでですが。

自分は体系的な情報教育を受けていないどこにでもいる地方高卒で、下手の横好きで趣味プログラムを書いてきたし、続けてるってことはそれなりに好きなんだと思います。得意じゃないけど。んで、こんなのがITエンジニアをしたサンプルというのは見かけないかもなぁと思って投稿しました。光あるところに闇あり。

といいつつ、やっぱり好きなことの結果がおかねになるのはいいよなぁと思った次第です。プログラムを書くのは楽しいけどエンジニアリングは超絶むずい、が雑な総括ですが、今回のことを顛末次第にはする気はないので、どこかに拾ってもらえるよう精進するきもちになりました。

ぼくのポエムはこれでおしまい。じゃあね。

2019-11-10

https://blog.tinect.jp/?p=62453

上記記事を読んでどうしても気になったので。

ファストアンドスロー、実際すこし読んでみたんだけど、件の記事引用されている部分はかなり最初の方(まえがきの一部)から出てくる。

ただ、この手の心理学実験ってレギュレーションとしていままで顔を見たことないような赤の他人被験者として行うのが一般的から(from 予想通りに不合理、他)、実験手続きや前提条件の詳細を確認する前にそこだけ読んで「部下の質問の答えが単純なのはそういうことなんだな」とするのは結論を急ぎすぎている気がする。

心理学に近しい分野の成果としてこの文言を渡されたときに確実に適用できる範囲は「知らない人から聞かれた文脈がわからない難しい質問においては」くらいでは。

また、一般的にこの手の実験で使われる事柄は非常に一般的事柄や関連性のない事柄なんですね(ファストアンドスロー最初の方の事例だとバスケしながらゴリラとか)。

けど、ふつうお仕事でそうした事態はめずらしいんじゃないでしょうか。

ので、こういった研究の話をそのままストレート仕事適用できるみたいな発言をあまり元気よくなされると、

御社宗教のチラシの見出しレベルの具体性でコミュニケーションもとらず仕事教えてるんですか」とか

御社仕事に関する情報バスケしながらゴリラ見せるくらい集中できなさそうなとき脈絡なく伝えてるんですか」とか雑に言い返したくなりますよ。。

仕事の結びつきがわかってくるだろうオンボーディング終了までは、人間脳みそにある一般的バグのせいで相手本来能力判断できない、くらいのお話だと思います。。

バスケしながらゴリラの話についてはSlack使ってても伝わらないなら朝会などみんなが人の話を聞かなきゃなーと思ってるタイミングを利用して手短に伝えるのと併用したら解決やすいと思ったけど、たぶんふつう仕事の仕方なのでやっぱりあんま大声で興奮する前に落ち着いたほうがいいと思いますね。

最後に、2桁どうしの暗算はすぐにできない、と真理のように例として出てますが、そろばんとかフラッシュ暗算習ってる人は顔の表情よりは遅れるものの3秒以内、まあいわゆるすぐの範囲でできます(増田暗算6段)。訓練してない人が無理という話で。

ので、御社御社仕事について訓練したほうがいいのでは!

2019-11-02

ラグビーW杯 3位決定戦 ニュージーランド vs ウェールズ レビュー

11月最初の週末は、ラグビーW杯2019日本大会、最後の週末だ。

ラグビー伝統国以外での、そしてアジア初開催となったこトーナメントも残すところは2試合を残すのみ。

今夜、ニュージーランドウェールズが3位の座を争う。

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大会を振り返った時、3位のチームを覚えている人は少ないだろう。

地上波放送もなかったし、3位決定戦自体存在意義疑義を唱える関係者もいると聞く。

しかし、今回、不可抗力で中止になった試合こそあるものの、W杯開催地最後まで残って、参戦したときに行う可能性のある7試合全てを戦えるのはここまで残った4チームにのみ許された権利だし、この大舞台で戦う経験を積む新星、そして代表戦舞台から去るベテランたちにとってこの一戦は大きな意味を持っている。

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ニュージーランドWTBリーコ・イオアネや、ウェールズSHトモスウィリアムズCTBオーウェン・ワトキンはこの3位決定戦で次の4年に向けた新たな一歩を踏み出し、No8アラン・リードFBベン・スミスCTBライアン・クロッティ、FLマット・トッド、そしておそらくはこのステージで残された時の少ないLOアラン・ウィン・ジョーンズといった伝説たちが、代表として有終の美を飾るための戦いに臨む。

また、スティーブハンセンウォーレン・ガットランド両HCも退任が決まっており、これらはこの試合が1つのサイクルの終焉と新たなサイクルの始動を繋ぐものであることも意味している。

強豪国として名をはせる両国は今夜、どのような「終わりと始まり」を見せてくれるだろうか。

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若手に経験を積ませたりベテラン花道を作ってやりたいとは思っても、負ける気など全くないウェールズ

しかし中4日のうえ怪我人が多く台所事情が厳しい。

伝統の固いディフェンスと激しいタックルは若手にも浸透しているであろうが、相対するのは攻めてくるのを待っていて勝てる相手ではない。

ウェールズ攻撃守備遂行しつつ、ペナルティーキックセットプレーなどの一瞬の勝機を何度ものにできるかが問われる一戦となる。

対してスタメンを大幅に入れ替えても世界的なビッグネームばかりという層の厚さを誇るオールブラックスは、完全に封じられれた準決勝の苦い思い出を払拭し、自信を取り戻さないといけない。

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国家斉唱を前にこの試合で黒衣を脱ぐキアラン・リードの頬に笑顔漏れる。

スタジアム純粋ラグビーを楽しむ祝祭的なムードに包まれる中、両国代表と観客が声を合わせて歌う国歌

特別試合原則マオリの血を引くものが務めるとされるハカリードはキアラン・リードだった。

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いよいよキックオフ増田の予想に反してウェールズ試合開始から果敢にランで展開しつつ攻めるが、これを止めたオールブラックスペナルティを獲得、外れたゴールキックの攻防からボールをつなぎ、なんとPRジョームーディーが激走してトライ

つづく12分にもラインアウトからセットプレークロスパスを受けたFBボーデン・バレッドディフェンスをすり抜けてトライ

14-0。

オープンな展開から2トライを奪ったオールブラックスが序盤をリードする。

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対するウェールズも深く攻め込んでからセットプレーを取り切ってトライ、その後もペナルティーゴールを獲得し14-10とやり返していく。

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しかし、ボールをもってもキックを使わず走るウェールズが挑んだ攻めあいオールブラックス土俵で、32分にはセットプレーからターンオーバ連続する混乱をベン・スミスが走り抜けてトライ

銅鑼のなった40分すぎにまたもベン・スミスインゴール右隅に飛び込み28-10として前半を終了した。

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スタンドに観戦にやってきていた上皇夫妻に送られる拍手と歓声。

トーナメントを勝ち上がってきたキック主体戦術を使わずランでのオープンな展開で攻めたウェールズだが、オールブラックスの得意な混乱からの打ち合いを誘発してしまう。

ウェールズ今日代表最後となるベン・スミスの2トライなどで大幅リードを許して前半を折り返した。

後半は締めていくのか、覚悟を決めて引き続き果敢に攻めるのか。

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後半開始早々、オールブラックスはまたもベン・スミスディフェンスすりぬけてチャンスメイクし、ソニービルウィリアムス一流のオフロードでつなぎ、ライアン・クロッティが飛びこみトライ

大会若い力で駆け上がってきたオールブラックスは、3位決定戦でみせたベテラン3人のアンサンブルで35-10

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どうやら戦略的な論考は無意味な戦いのようだ。

ウェールズは残された大舞台最後時間を観客とともに全力で楽しむように、後半もキックを使わずランで攻める。

オーソドックスな展開攻撃だけではなかなかビックゲインができなかったが、辛抱強くボール繋ぎつづけ、インゴールライン間際の攻防からジョッシュ・アダムズが頭を突っ込んだ!

走っても手数を惜しまぬ攻めで、35-17と追いかける。

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ゲーム選手の交代が相つぐ時間となり、大歓声で送られるウェールズアラン・ウィン・ジョーンズやオールブラックスソニービルウィリアムズ

交代が特別ムードに包まれるのも3位決定戦ならではだ。

最もセクシーアスリートと世の女性にもてはやされながら、前大会で得た金メダルを興奮してフィールドに降り駆け寄ってきたファンの子供にあげてしまうなど、セクシー期末試験があったら記述問題採用したい振る舞いがノータイムで出せる伊達ソニービルは、13人制でカナダからオファーがるという。

試合が終われば新天地に旅立つのだろうか。

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腕を痛めたウェールズSOリース・パッチェルの交代で怪我の穴埋めにとことん縁のあるダン・ビガーがフィールドに降り立ち、同じく交代で入ったSHガレス・デービスがややキックを増やしたことで後半の展開は均衡したが、やはりオープンゲームであることは終盤になっても変わらない。

観客にラグビーの楽しさを示すように攻め合いになったゲームは、75分にウェールズ陣深い位置からスクラムからオールブラックスSOモウンガが、その均衡を破るトライで40-17として、このスコアのままゲームは終了した。

2019年日本大会の3位は、ニュージーランドだ。

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おそらくは互いに最後W杯となるアラン・ウィン・ジョーンズ、キアラン・リードキャプテンが晴れ晴れとした表情でインタビューに答える。

準決勝の苦い敗戦払拭し、最後試合を飾ったスティーブハンセンHCは大歓声に送られ、花火大会打ち上げ本数で上回られたウォーレン・ガットランドHCは少しだけ悔しそうな表情で、しか歳月を噛みしめるようにウェールズを鍛え上げた日々への思いを語った。

大会で堂々オールブラックス司令塔を務めた新星モウンガは試合前に「先輩たちのために今日は戦う」と語ったという。

ウェールズ選手たちも同じ気持ちではなかったのだろうか、去る者の思いは若い戦士たちに受け継がれていく。

4年後には彼らが先頭に立ってチームを引っ張っていくのだろう。

今日が終わりと始まりを繋ぐ日だ。

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決戦の1試合を残して大会を去った彼らだが、大会後にはキアラン・リードライアン・クロッティ、マッド・トッド、ブロディ・レタリック、サム・ホワイトロックリーアム・スクワイアなど、多くの選手日本にやってくる。

あと、W杯が始まってからというもの、どうにも悪役キャラのようなセリフを吐きまくるエディーがまた口を滑らせたおかげで、スティーブハンセンが次に指揮を執るのがトヨタヴェルブリッツであることも明らかになった。

日本代表の躍進をその屈強な身体で支えた姫野を擁し、元オールブラックスキャプテンとHCがやってくるトヨタ台風の目になるだろう。

W杯を沸かせた彼らのプレーや采配を間近で見ることのできる、トップリーグスタンドにも是非足を運んでほしい。

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そして、日付が変わって11月2日、2019年大会を制するチームがついに決定する。

追憶希望をのせたトライ花火と歓声が夜空を彩った今夜だったが、次の夜はもっとシリアスものが飛び交うだろう。

44日間の激闘を見守ってきたウェブエリスカップは、白と緑、どちらのユニフォームの上で輝くのか。

太陽が西の空に沈む時間、輝く夕陽と入れ替わるように赤く燃える決戦の火蓋が切られる。

anond:20191027213719

2019-10-21

[番外編]ラグビーW杯 準々決勝概観準決勝展望

こんにちは

レビュー増田です。

日曜の日本×南ア戦、結果は少し残念なものとなったが、ちょっと苦し紛れっぽくポストしたプレビュー試合の見所を紹介でき、観戦の良い補助線になったというコメントいただき、多くの人に楽しみを提供できたかもしれないと思うと嬉しかった。

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日本代表の試合となると、勝ち負けの結果が最大の観戦ポイントとなるのは避けがたいが、そうなると負け試合になった時、ただ悔しい、辛い、つまらない、みるんじゃなかった、という思いも心に湧き上がってしまう。

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増田としては、それだけではなくて、事前に何をもって戦いに臨み、実際にフィールドで何が起きているのか、というところに目を向けて、このスポーツ面白みを発見できる見方を知って欲しかった。

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また、見方において日本戦だけでなく他の試合においても思うところあり、スコットランド戦レビューでも触れたように、「勝者の物語」はまた「敗者の物語」という側面を持っている。

日本に敗れたチームや、強豪に敗れたチームの詳細にも触れて、普段の観戦よりもう少しだけ多くの視点から風景を共有したいと思った。

そう言った意味では、ウェールズ×ジョージア戦や、ちょっと説教を頂いた日本×スコットランド戦レビューも、その遂行面ではともかく、視点としてはまあまあ気に入っている。

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さあ、準々決勝の4試合だが「多分リアルタイムで観るの難しいっぽいなー」と言っていたものの、蓋を開けてみるとクアラルンプールから帰国便は6時間余りあり、機内のモニタでも国際スポーツチャンネルがあったので、19日の2試合リアルタイム観戦ができた。

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さらに、南ア戦の翌日は1週間の旅の疲れを癒すために休暇をとっていたので、オンデマンド放送ウェールズ×フランス戦も観戦できた。

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詳細なレビューは書ききれないが、これらの試合概観し、準決勝展望についても触れたいと思う。

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イングランド×オーストラリア試合は、伝統的な重くてシンプルフィジカルラグビーに4年で鍛え上げた強力なオープン攻撃を組み合わせたイングランドの「進化フィジカルラグビー」と、「ストラクチャー」ではあるが地上戦のランで組み立てる今となってはクラシカルオーストラリアの「シークエンスラグビー」の激突となった。

シークエンス台本)」と言いながらも、オーストラリアはその布陣においてSHウィルゲニア、SOのクリスチャン・リアリーファノ、FBカートリービール試合タクトを振れる3人を並べ、トリプル司令塔攻撃冗長性と予測不能性を加えていた。

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しかし、その3人をもってしてもイングランドの強固なディフェンスの穴を見つけることができず、長時間ボール支配したにも関わらず、その時間に見合ったスコアを獲得できなかった。

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スタッツをみることができるなら、「ボール支配率(possession)」と「ゲインメーター(meters made)」に注目してほしい。

オーストラリアは62%もポゼッションし、イングランドの2倍以上の距離メイドした。

にもかかわらずスコアにはつながっておらず、これは多くの場合エラーディフェンスにあって突破ができなかったという事で、非常に効率の悪い攻めをしていたことを意味する。

このことの視点をひっくり返してタックルに注目してみると、イングランドタックル数において86回のオーストラリアに倍する193回のタックルを見舞っていたにも関わらず、オーストラリアの13回のタックルミスに対して21回のタックルミスしかしていない。

6.6回に1回捕まえられなかったオーストラリアに対し、倍の数を試して10回に1回しかミスしていないということだ。

イングランドディフェンスのなんと強固なことか。

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効率無視したメーター数と運動能力で圧倒するのはオーストラリアスタイルであり、簡単に変えるのが正しいとは言い切れないが、ボールを持たずに白い壁を作り、切り返しからの一発で獲るのもまたイングランドスタイルであり、オーストラリア自分たちプランに持ち込めたが、遂行の面でイングランド問題を突きつけられた、という形になった。

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オーストラリアイングランド、双方のHC、マイケル・チェイカエディー・ジョーンズコーチボックスでブチ切れる事で名高いが、フラストレーションの溜まる展開も、結果はかなり一方的ものとなり、チェイカはキレるというより憮然としてしまった。

こうしてイングランドが準々決勝に次いでまたも準決勝に一番乗りした。

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スタイルを貫いたのに壁に跳ね返される展開となった第一試合だったが、第二試合増田さらに息を呑むような衝撃的な光景を目の当たりにする。

ニュージーランド×アイルランド

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今年のテストマッチオールブラックスを破り、直前まで獲得した世界ランキング1位を引っ提げてW杯に乗り込んだアイルランドだったが、彼らはその「1位」という数字の当てにならなさを残酷なまでに突きつけられた。

もっと確実な数字で。

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36%しか獲得できなかった「地域獲得率(territory)」、オールブラックスと比して8割ほどの回数はボールキャリーできたのに半分ほどしかメイドできなかった「ゲインメーター(meters made)」、クリーンブレイク僅か2回、そして最終スコアの46−14は、「どんなプランを持っていたにせよ、ほとんど何もさせてもらえなかった」という事を意味する。

守備においては悲劇的ですらある。

オールブラックスとほぼ同じ回数タックルを見舞っていたにも関わらず、2.5倍もタックルミスをしてしまい、8回ものターンオーバーを喫している。

実際見ても、あの緑の壁が地上戦でズルズルと下がっていたのは恐ろしい光景だった。

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オールブラックスはアーディー・サヴェア、ブロディ・レタリックなど強力FW陣が躍動し、コーディーテイラー、デーン・コールズ(驚くべきことに2人ともFWだ)、ジョージブリッジなどの驚異的なランナーが次々とラインを破り、アーロンスミスボーデン・バレッドがその閃きで違いを作り出したが、増田個人的POMとしてSOのリッチー・モウンガを挙げたい。

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この地味な司令塔は、敵陣に侵入し、すわ驚異的なアタックが始まるぞという時でも、デフェンスラインが浅いとみるやゴロパントを蹴って22mのさらに深くからセットプレー相手に強い、ボールが暴れるやドリブルで蹴だしてボーデン・バレットへ脚でのパス

黒子に徹しながらも異常な反応速度と驚異的な回転の早さで黒衣の王者を動かした。

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後半2トライを奪ったアイルランドだが焼け石に水

緑の巨体を一蹴したオールブラックスが今度は白い壁がまつ準決勝に駒を進めた。

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かい数字の話が続いたのでスタッツからは少し離れることにしよう。

ウェールズ×フランスは、準々決勝で唯一、1点を争うクロスゲームが演じられた。

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緑の芝に赤と青のユニフォームが映える一戦は、個人の閃きで予測不能攻撃を仕掛ける青のフランスに対し、壁を作って切り返し、直線的なランとハイパントサインプレーからの一発を狙う赤のウェールズという展開となった。

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前半からボール支配し、次々と不確実性を突きつけるフランスに対し、守勢に回るウェールズは、数少ない攻撃のチャンスを得ても、ダン・ビガー、ガレス・デービスリーアム・ウィリアムズ個人しか出来ることがない。

そもそもウェールズは3フェイズ以上の攻撃になるとすぐに手詰まりを起こしてしまい、そこから先はキック個人技と密集戦くらいしかやることがなくなってしまうのだが、その3フェイズの切れ味で尸の山を築いてきたチームだ。

ボールをもってジャズセッションを奏でたいフランス相手に気分良い時間提供してしまう。

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しかし、しかしだ、フランスにはなぜかW杯で顔を出す、悪い、致命的に悪いクセがある。

前回W杯で密集のどさくさに紛れてオールブラックスリッチー・マコウに芝との挟み撃ちにするプレスパンチを繰り出し退場者をだした様に、今回もLOセバスティアン・ヴァーマイナモールのどさくさに紛れてウェールズ選手に肘打ちを見舞ってしまう。

しかもこれがレッドカード

掲げられた赤いカードは同じ赤のジャージを着たウェールズにとっては幸運カード、青のフランスにとっては逮捕状に見えたことだろう。

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ここからウェールズは徐々に息を吹き返し、ついには土壇場で勝負をひっくり返した。

フランスは優位に進めていた試合を自ら壊してしまい、涙を飲むことになった。

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W杯が始まってからというもの、「あーこりゃマズいな」という状況を執念でひっくり返し、薄氷勝利の道を踏み抜かずに歩き続けるウェールズは感嘆に値する。

毎度毎度、怪我人の穴埋めで呼び出されて司令塔になるW杯男、ダン・ビガーは、男であればこうありたいと思わせる勝負強さだし、肘打ちを食いながらもPOMに輝いたアーロン・ウェインライトは全てのパパが見習うべきで、父たるもの大男はちょっと厳しくてもヤンチャな娘の肘打ちくらいには耐えないといけない。

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土壇場に強い男たちの活躍準決勝3番目の椅子ウェールズのものとなった。

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そして準々決勝最後試合は昨日のレビューで書いたとおり。

4番目の椅子の獲得者は南アフリカだ。

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準決勝ニュージーランド×イングランドウェールズ×南アフリカという組み合わせとなった。

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ここで準決勝2試合展望について考えてみたいと思う。

ニュージーランドイングランドの対戦は実力伯仲だ。

ここまで圧倒的な強さを見せつけるオールブラックスだが、相手に付け入る隙を与えずねじ伏せてきたのはイングランドも変わらない。

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しかオールブラックスが優位に試合を運ぶのではないだろうか。

重厚クラシカルスタイルから進化して、未来フィジカルラグビーとでもいうべき戦法で次々と対戦相手を沈めてきたイングランドだが、その選択肢の多さが逆にオールブラックスの付け入る隙となるかもしれない。

いっそランニングを捨てて激しく前に出る高速ディフェンスによってオールブラックスモメンタムがつく前に潰し続け、ロースコアの展開に持ち込んだほうが勝機が見えて来るのではないかとも思う。

オールブラックスとしては、いかにして前に3mのスペースがある状態ボールを持つかということになる。

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名将スティーブハンセンと、勝負エディー・ジョーンズの采配に注目だ。

また、エディーがいつコーチボックスでブチ切れるかにも注目だ。

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南アフリカとウェールズの戦いに関しては、ともにフィジカルを盾にしたディフェンスに特色のあるチームであり、小細工を弄するような対戦になると考えづらい。

双方ともペナルティゴールを積み上げた上で、試合合計でも3個以内のトライを奪い合う展開になるのではないかと思う。

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自分自尊心を守る為に見えてるものに目を瞑る誘惑には耐えなければいけないが、それでも南アフリカが優位にゲームを進めるのではないだろうか。

南アフリカの方が取れる選択肢が多い気がするのだ。

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翻って必殺の一撃が世界最高クラスフィジカル相手にも通じるのか試さないといけないウェールズだが、どうもクロスゲームには縁があり、かつて日本相手テストマッチでも70分過ぎのドロップゴールで逃げ切った経験がある。

今回ももし75分を過ぎて手が届く点差なら何でも起き得る。

渡りうまい大男達がまたも勝負の谷を超え、頂への挑戦権を得るだろうか。

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日本の挑戦は終わったが、W杯で残された4試合はいずれも興味深いものばかりだ。

みんなも是非もう少しお付き合いいただきたい。

anond:20191020231916

2019-09-21

ラグビーW杯 21日第2試合 ニュージランド vs 南アフリカ レビュー

前のレビューをみんな読んでくれて、ラグビーの見所が伝わったというのが嬉しいので、注目の対戦カードが立て続けに3試合行われた21日の試合も続けてレビューすることにする。

義務感は感じてないけど、さすがにいい試合すぎて、これはちょっと書きたくなったので。

これでラグビーW杯もっと楽しんでもらえるとれしい。

とはいえ、全部は厳しいので1試合を選ばせてほしい。

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21日は面白い試合目白押しで、全く違う個性がぶつかったオーストラリア×フィジー、似た者どおしのシーソーゲームとなったフランス×アルゼンチンも良かったのだけど、この日最注目のカードということと、増田本人が普段から南半球ラグビーを追っており、選手個性もとりたい戦術理解してるということで、ニュージランドオールブラックス南アフリカスプリングボクス試合としたい。

南アフリカというと4年前、日本アップセット演出したので、ライバルとみなす向きもあるけど、実力でいったら日本は話にならないくらい負けている。

絶対王者オールブラックスはいうと、圧倒的に強い彼らが肝心なところで負ける時、相手フランスか、このスプリングボクスであり、因縁でいうとこちらの方が深い。

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ゲームが始まる前に、オールブラックス伝統ウォークライハカパフォーマンスをしたのだが、その演目は「カパオパンガ」であったのにちょっと驚いた。

通常、予選では、もう一つのバージョンである「カマテ」が演じられることが多いのだが、大勝負の時しか出ない「カパオパンガ」であったのはオールブラックスも相当な気合いが入っていたのだろう。

ちなみに、ハカは通常、リードとよばれる独唱からはじまり、これだけはマオリの血を引くメンバーでないといけない。

今回のリードはTJペレナラ。第二スクラムハーフ最近は彼が多い。

世界最高とも言われる第一スクラムハーフアーロンスミス資格があり、彼がリードだったこともあるが、国際試合の旅先で女性トイレに連れ込み、セクシー行為に及んだのがオールブラックスっぽくないと懲罰を受け、代表から外れていた時期があり、その時からペレナラリードになった。

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さて試合の方だが、伝統的にこのカードロースコアになることが多く、その理由スプリングボクスのとる戦術にある。

一言で言うと「トライはいらない、マイボールもいらない」。

彼らはボールを持つと、非常に単調な攻めを繰り返し、パワーをテコに相手苦し紛れペナルティを狙ったり、キックを蹴って落下地点でど迫力のタックルかまして、ポロリからリスタートスクラムでパワーで押しつぶして前進を狙う。

大事なのはディフェンスで、キックボールを渡すので、絶対突破されてはならず、それさえ可能ならロースコアにコントロールできる。

こんな戦術が取れるのは世界でもスプリングボクスくらいだ。

オールブラックスの華麗なパス回しと走力は世界一だが、それを止めうるのが「単純なガタイデカさ」「常識はずれのパワー」「きれない集中力」「決してサボらない真面目さ」そして「異常なくらいの単純さ」というのが面白い

実際この試合でもスタートスプリングボクスが狙い通りコントロールしていた。

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ただ、計算違いが生じたのは前半20分ほど。

予想外を演出したのはオールブラックス10番、リッチー・モウンガ。

彼は前W杯から3年ほど、本日15番に入ったボーデン・バレット怪我で今大会出場できなかったダミアン・マッケンジーの陰に隠れて、司令塔としては「第三の男」扱いされていたが、今年になって地元NZのチームでの活躍頭角を現し、オールブラックスの10番を射止めていた。

オールブラックスは、このどちらかと言うと手堅さと抜け目なさを信条とする地味なモウンガと天才的な閃きのある派手なバレットの2人を併用し、実質W司令塔形成していた。

モウンガについては、栄光オールブラックス司令塔という、ラグビー界において文句ない立場にいるのだが、「天才」だの「イケメン」だの「最注目選手」だのともてはやされるバレットと比べて、彼自身プレースタイルのせいかルックスのせいか立場に見合った注目をされてると言い難く、なんかちょっと悲哀を感じさせるものがある。

とはいえ、この男がこの試合を大きく変えた。

彼が自陣で平行に蹴ったキックパスきっかけに、オールブラックスは一気にトライを陥れる。

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その後も、モウンガかバレット、どちらかが密集に巻き込まれ機能停止しても、もう一方がゲームを組み立てるので止まらない、という攻めにスプリングボクス対応できない。

前半で計2トライを献上。

この時間帯はあまり長くなく、2トライを与えてしまった一瞬以外はディフェンスもよく機能し、前半のほとんどの時間がむしろスプリングボクスロースコア狙い戦術の通りに進んでいた、でも結果として一瞬の破綻で点差は開いてしまった。

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後半はトライがないとプラン遂行できないスプリングボクスだが、驚くべきことに彼らはあまり戦術を変えず、なんとオールブラックスの一瞬の油断から逆にトライをもぎ取ってしまった。

ここら辺は、自分たちのやることを信じて崩れなければ、幸運一定確率でやってくると言うことかもしれない。

さらに後半20分、SOポラードが虚をついてドロップゴールを狙うと、これが入り、当初の予定通り、「トライはいらない、キックで刻むぜ」戦術現実的に見える線まで引き戻した。

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しかし、その後、お互いがあまり大きなミスをしないまま時間は経過し、いくつかの幸運の中でオールブラックスが獲得したペナルティキックを、地味な男モウンガが確実にきめ、スプリングボクス勝機じわじわと離れていった。

スプリングボクスとしては長時間ゲームコントロールし、自分たち好みのゲーム演出したにも関わらず、前半に一瞬の隙で奪われた2トライ試合を失うという結果になってしまった。

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ゲーム概観としては、オールブラックススプリングボクスも非常に出来が良く、プールに彼らを脅かす敵がいないことから、双方決勝トーナメントに進む可能性は高いと見る。

そうなると、1ヶ月後に彼らは再び相まみえるかもしれない。

そのときスプリングボクス意趣返しできるだろうか。

なかなか楽しみではある。

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ブコメ質問があり、増田的にも非常に印象的だったので、フランス×アルゼンチンにおけるドロップゴールについて解説を試みたいと思う。

多分だけど、チームとしての戦術ではなく、個人のとっさの判断だと思う。

ドロップゴールは陣形ゲームスピードから、出そうなタイミングがわかるものだが、あの時「これは蹴るぞ」というタイミングでは全くなかった。

ゲーム全体の流れを思い出してほしいんだけど、あのゲームは前半、フランスが圧倒的に優位に進めていたものを、後半、アルゼンチンゲームを辛抱強く戻して、ペナルティキックで刻んで追い上げていた。

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特徴的なのはキックモールで、前半、双方まったくキックを蹴らず、ムキになって走り合っていた結果、フランスゲーム支配していたのが、後半アルゼンチンキックを蹴ったり、モールで押すようになり、長時間の走りあいにこだわらなくなった。

その結果、ゲームが落ちついてアルゼンチンは刻みながら追い上げ、ついには逆転した。

この時点で、計画的アルゼンチンゲームコントロール自分たちのものにしていた。

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フランスにとっての後半は、前半とうって変わってコントロールできない上にじわじわ追い上げられてしまいに逆転されるという非常に嫌なムードに飲まれそうになっていた時間だった。

はっきり言って増田アルゼンチンが勝つと思っていた。

そこにリザーブで入ってきた奴がまったく空気に合わせずにシレッとドロップゴールを決めて流れをブった切ってしまった。

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俯瞰で見てる奴がゲームをまるっきり変えてしまうのは、どことな会社などで中途採用よそ者がガラッと慣習をやぶって風穴をあけるのを連想させる。

あれはラグビーフィジカルな面でなく、「我慢スポーツ」「コントロールスポーツ」としてのメンタルな面をよく表していたと思う。

ラグビーでは、戦術フィジカルといった見えるものと、もっと上位にあって見えづらい「客観性」「空気」「メンタル」みたいなもの勝負を大きく左右するケースがあるので、そこにも注目してみると、味わい深くなると思う。

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あ、あとついでに、オールブラックス選手リーコ・イオアネのNZから日本に向かう様子を本人が投稿した動画リンクを貼っとくわ。

彼は「恩人が日本人なので日本語の名前を息子につけたい」と希望した両親に危うく「リエコ」と名づけられそうになったが、「それ女の子名前やで」と訂正され、「リーコ」になった経緯がある。でも綴りはRiekoやんけ。

そんな人たちもやってくるW杯、みなさん楽しんでほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=UQGqItNsago

anond:20190920220725

2019-05-04

サンノゼ空港飛行機を逃した話

皆さんはみたことあるだろうか。

目の前で自分が乗るはずだった飛行機が出発して行くのを。

ゲート前に着いた時はまだギリギリボーディングブリッジついてたから、Restricted Areaとか書いてあるところを突っ走ったら、もしかしたら気づいてくれて乗せてやってもいいかみたいな気分になってくれたのかもしれないけど、流石にできなかった。まあそんなことしても無理なものは無理だったかアメリカ市民でもないからそんなことして追放されたくもないしね。

少し言い訳させてほしい。俺は今日スーツが仕立てられるのを待っていた。今日午後4時にスタンフォードショッピングセンターで仕上がるはずだったスーツが、実はまだできていなくて、そこからすべての予定が狂ったのだ。まあ確かに慌ててブルックスブラザーズに行って、いいスーツは仕立てなきゃいけないことも知らずに衝動買いしてしまい、仕立て屋に無理を言って3日くらいで調整させたのが悪かったのは間違いない。普段スーツなんか着ないので、少し似合ってそうなスーツが手に入って舞い上がっていたのだ。ともかくも急いで仕立ててもらい、5時少し前くらいに一旦自宅へ戻ることにした。

渋滞を、なめていた。

4時から6時まで、クパチーノあたりからサンノゼ方面ものすごく混むのだ。しかも金曜の夕方だ。プレミアムフライデーなんかなくても金曜は勝手に早く帰り始めるベイエリア住民を、なめていた。

家に着いたら6時、出発一時間である普段20分くらいで着くところが1時間もかかってしまった。この仕立てたスーツを入れて、スーツケースを閉じて、充電器も入れて、などしていたら10分くらい経ってしまい、それからウーバーを呼んだ。

またまた渋滞である

しかもこのメキシコ人ドライバーはあえて帰宅ラッシュで激混みの101に突っ込んでしまう。Googleマップ誘導されたようだが、普通にウーバーアプリを使って下道で行ってくれたら良かったのに。なんだったらWazeを使って欲しかった。というか最近Googleマップの経路探索って精度が微妙じゃないだろうか。

結局サンノゼ空港に着いたのは出発時間の15分前である。さすがにチェックインカウンターで「もう間に合わないですかね?」などと聞いたのだが、まだいけるという。本当に?と思いながらもともかくスーツケースを預け、セキュリティに向かった。幸いあまり混んでなかったのですぐ通過できた。

ゲート19Aか、ターミナルBの方じゃないか

いや、ここで気づくべきだった。しかし以前、ターミナルAでチェックインしたのにターミナルBに誘導されたことがあったのだ。サンノゼ空港ターミナルAもBもつながってるので、必ずしもターミナルAでチェックインしたらAから出発するわけじゃない。しかもこの時には間に合いそうもない飛行機に間に合った…!と思ってしまっていたのだ。ちょっと遠いなーと思いながらズンズンとターミナルBに向かいGate 19についたところで気づいた。

19Aって、シート番号じゃないか

聡明な読者ならすでに気づいていただろうが、繰り返すとこの時には本当に間に合ったつもりでいて、わざわざゲート番号を調べ直したりしなかったのだ。しかし、なぜ間違えたって?これがまた、ちっちゃいのだ、ゲート番号の文字が。しかもかすれてるし、他にもいろいろ番号は書いてあるので、ここに書いてある"04"の文字が全く見えてなかったのだ。

走ってゲート4に行ったところで見た光景が、最初に書いた通り、ボーディングブリッジはかろうじてついているものの、"Status: Gate Closed"と書いてある状況であるしかもゲートには誰もいない。くそ金曜日はこれだから嫌いだ。

しかチェックインした荷物行方もわからないし、とりあえずゲートの係員を待つことにした。しばしうろうろしていると係員が戻ってきて、話しかけると「LAXに行くはずだったんでしょ?何度も呼んだのに」と言いながらもてきぱきとシステムで次の便を探してくれるあたり、飛行機を目の前で逃す客の対応は慣れているようだ。しかし当日LAX(LA成田空港存在)に向かう便はすでにないと言う。「明日の朝でも良い?」と聞かれるも、LAXを深夜出発する便をどうしても捕まえなければならない俺には妥協余地はない。とりあえず荷物行方をバゲージクレームを渡しながら聞くと、すでにサンノゼ空港にはないと言う。まじか、荷物だけ飛行機乗ってしまうこととかあるのか!

いまひとつゲートの係員やトランシーバーで連絡をとっていた荷物担当者の言ってることを完全には信用できていなかったのだが、言っていてもはじまらない。なんとかして深夜までにLAにたどり着かねば日本行きの航空券取り直しになってしまう。20数万のチケットがパーになる。何より到着が遅れて日本での予定もめちゃくちゃになる。

しかし実は、サンノゼ空港に向かってる間、これは間に合いそうもないと思いながら必死に別の便を探していたのが功を奏した。当日中サンノゼ空港や近隣のサンフランシスコ空港からLAXに向かう便は無くなっていた。まあ正確に言えば一便あったが、定刻でも乗り換え時間が少ない上、夜の遅延では定評のあるユナイテッド航空を信じることはできなかった。Expedia, priceline, kayak等あらゆるサイトを調べてやっと見つけていたのは一時間半後に出るサンフランシスコバーバンク便であるバーバンク空港LA茨城空港的な立ち位置空港で、LAXまで車で一時間弱だしそれでも乗り換えの時間には余裕がありそうだったので、LAXに先に旅立ってしまった荷物も回収できる可能性が残る…そういう賭けでサンノゼ空港の中を疾走し、外でサンフランシスコ空港まで連れてってくれるウーバーを捕まえた。多分俺が険しい顔をしていたからだろう、今度のウーバードライバーは時速80マイル(時速128キロ)弱で101をかっ飛ばしてくれた。

ウーバーの車内では、なんとかバーバンク行きの飛行機の予約を取ったり、セキュリティラインも優先で通れるように金を積み増したりし、空港着いてから最短経路でセキュリティに並んだ…本来ならチェックインを済ませるべき時間(出発40分前)の後に到着した割には順調に進み、ついにバーバンク行きを捕まえる。

バーバンクへの空路は順調だった。予定よりも10分早く着き、またもやダッシュしてウーバー乗り場で今度はLAXに向かう。しかしここで気になるのはチェックインした荷物である。限られた英語のググり力を行使してひたすらググると、バゲージクレームの番号から荷物を追跡できるサイトがあるではないか!それによるとまだLAXのカルーセルにあるという。

またもやひたすら飛ばすアメリカ人ウーバードライバーのおかげで、余裕を持ってLAXに着くことができた。ターミナル3に向かい荷物の集積所に行くと…あった!!5歳くらいから使ってるバンドをくくりつけたよく見覚えのあるスーツケースが!

かくして、俺は今LAXから深夜便を捕まえることができた。チェックイン時には満席だったはずのプレエコに、カウンターでなぜかアップグレードしてくれたり、この飛行機スターウォーズジェットだったりするのは(しか今日May 4th, スターウォーズの日である!)、今夜の冒険勲章だろうか。

いやー、バゲージクレームって大事だよね。あれなくしてたら本当に何もできなかった。まあそもそも反省点が沢山あるか、まず、スーツもっと早く仕立てるべきだった。家帰ってからウーバーは早く呼ぶべきだった。メキシコ人ドライバー下道を使ってくれと言えば良かった…でも間に合ってしまえばこんな反省は一切どうでもよくなってしまうよね。

新しく仕立てたスーツも、日本滞在も、中高から親友結婚式のためなのだ。おめでとう、親友結婚式からゆっくり話したりはできないが、それはまたの機会かな。とりあえずもうすぐ会えるのを楽しみにしてるぞ。より一層幸せになれよな。

2019-01-06

技術者(もしくは技術者出身マネージャー)の殺し方

わずもなタイトル釣りです。たぶん、過去に色んな技術者メディア等で議論されてきたのではないかと思う。自身が今の職場で久しぶりに清々しいくらいに経験しているので、備忘録として状況をできるだけ冷静に書き記すものである。参考になりえるとしたら”現職の状況がヤバイんだけど、どうやって現状打破を目論見ながら最悪のシナリオを想定した逃げ道も確保するか”といったところの考え方くらいかもしれない。それ以上もそれ以下も意味はない。

背景

業界についてはあえてぼやかすが、歴史が長い業界だ。自身が参画したのははじめての業界だ。いろいろと勝手がわからないことはある。業界歴史が長いからということではないと思うが、業務フロープロセスが古臭い。逆に私達技術者活躍の伸び代がまだまだある業界でもあると言える。自社事業サービス)を持つベンチャーだ。

技術的なことを包括的担当してほしいということだった。結果的に(他にマネージャがいるのに)ただの人月計算をするおじさんになっている。ベンチャーでそういった担当者がいないのでよくあることだ。

状況

いくつか状況を記載しておく。

状況1 : 期待値コンテキスト不足、ナレッジマネージメントされていない

やり方はどうでもいいか

当初このように聞いていた。目的が達成されれば、もしくは課題解決すれば、ということだと思っていた。しかし、そうではない。

この方法以外認めない

という含みがあり、フォーマティが実はちゃんとあるしかし、そういった期待値コンテキストが不足しているという状態。そしてすべての事柄について隠しフォーマットがあり、それに準拠しなければならない。なぜならこういった背景だから。というものがしっかりある個人的ベンチャースタートアップでは抜けがちな”背景”がしっかりあるのは良いことがと思うが、後発で加入してきた人に対して明文化されていない状態もあり、自身役割としてはそういった期待値の明文化をすることも含まれるのではないかと思った。(しかし、そこにそんなにコストかけんなバカってことにもなった)

Webスタートアップベンチャー界隈ではこういった課題に関しては社内Wiki的なSaaSサービスで全員で知見を同期的に書き出して意見交換をすることでナレッジ化していくといった手法を取っているところが多い気がする。そしてその行為を”文化形成”などと表現しているところもある。しかし、業界的にはそういった文化にはないためすべてはファイルベースでの情報共有となっている。もちろん、そういった手法で十分なケースもあるのだが、一方的に送りつけておいて”これ読んでおいてください”などとして一切の背景を説明されていないのが現状な訳で、背景が不確実なまま自身想像力経験で行動してしまうと業界常識等の地雷を踏んでしまうことが多々あるのでできるだけ不確実な要素をなくしていくといったことにコストをかけることになる。

前に言ったじゃないですか

となる地雷が沢山あるやつ。スタートアップベンチャー限定したあるあるみたいだと思われるのも問題なので、一応書いておくと大手でもある。しかし、大手は割としっかり明文化している。その代りそのフォーマットを厳守することを要求されるし、従業員はその制限の中でいかに最高のパフォーマンスを出せるか?というレースになっているという印象。

これは確実に消耗戦になるやつだ。殺しにかかっている。

状況2 : 課題管理

別にWebスタートアップベンチャー界隈のやり方にこだわるつもりはないが、課題管理表を管理する工数を取る文化は色んな業界にまだ根強くあると思う。具体的な管理手法としては昨今では一般的なIssueベースなのに結局Excelでやることになる。ただのExcelではなくてWBSという形式で欲しがっているケースが多いのではないかと思う。WBSを引くということはアジャイル的な変動的なスケジュールを持つといった管理方法ではなく、割とFixされたウォーターフォール型に近い考え方がある場合にこういったことが起こりやすいのかもしれない。とは言え、何らかのプロジェクトマネージメントツールを使いたい。そしてこれも確実に消耗戦になるやつだ。殺しにかかっている。

状況3 : SPOF

とにかく割り込みタスクが全員から投げられる。(WBSで欲しがるのに)具体的な優先度や期日もない。下手すれば”何をしてほしい”といったコンテキストもない。すべては投げられた人のMy Wayで処理されることになり、ナレッジマネージメントおざなりになっているような状況ではスーパー属人化する。こういった状況は”投げられる人が投げる相手がいないからPlaying Manager化していること”が原因でも起こる。人事計画次第では解決できる可能性のある問題ではある。しかし、そういった見通しがない場合しんどい。これも確実に消耗戦になるやつだ。殺しにかかっている。

まとめ : 確実性と不確実性に切り分け

自身としては”確実性”のある部分については"可能な限り確実に"しておきたい。それは具体的にいうと"今見えてる課題で緊急度が高いもの"の対応だ。これは"確実に飛び越えられるハードル"という意味ではなく、"確実に解決しなければならない課題"という意味だ。もちろん、そういった課題がなぜ緊急性が高いのか?というコンテキスト説明についてはコストをかけて説明しなくてはならない。地道ではあるが方法はそれしかない。しかし、そういったことを経験しておくと”自分言葉でわかりやす説明する”といったスキルがつく。そういったスキルが欲しい方にはおすすめする。また、確実に処理したことでかつて不確実だったものの具体性があがることもある。もっと理想を言えば不確実なものの具体性を上げるためにどう確実化していくか?というスケジュールの引き方をしても良いと思う。

問題メンバーそれぞれのスペシャリティ、経歴、興味、個性がまだわからないことを前提にした説明必要で”相手が何からからないのか?”がわからない状態だ、色んな補足情報ゼロから入れながら説明すると物凄いコストになる。かといってあまり上から目線でモノを言ってしまうと後のチームビルディングにおける心理的安全性にも影響するため、嫌がらずできるだけニコニコしながら説明するしかない。これは一種の”信頼貯金”に将来つながってくるものだと思う。

しかし、何事も限度はある。それを自身で見極めないと確実に消耗戦は始まる。殺しにかかってくるのだ。

今後

さて、正直困っている。というか疲れている。

ライフスタイルへの影響度

忙殺されてしまったりするとどうしても以前のライフスタイルや状況と比較することすらできずにいることがある。気をつけたい。ある人は独身かもしれないし、ある人は配偶者子どもいて育児家事などのタスクを抱えているかもしれない。自身は家庭の事情もあり家庭運用タスクももっているライフスタイルなので、ワークがライフ侵入してくると大きな問題として認識する。実際に今、そういった状況が起こっている。(もちろん、それなりの待遇場合家庭内で調整して検討しても良いとは思うがあくま運用可能状態であることは前提である

そういった判断ができにくい状況にあるということを一度立ち止まって認識するということが大事だ。さもなくば遠慮なく消耗戦に持ち込まれ、殺しにかかってくるのだ。

定時内のパフォーマンスで測る

実際、定時外(邪魔の入らない時間)でのパフォーマンスに大きく依存する状況が続いている。死にたい体調不良等でリモート勤務にしたときの捗り具合がヤバイ(笑)しかし、本来、定時内のパフォーマンス自身の力量や限界を測るべきだ。そして無理なことは無理という勇気を持つことも大切だ(自戒)。

https://youtu.be/0sEM3UKuRw4?t=28

あれもこれも含めてオンボーディングコストと見れる可能

完全に気力・体力との勝負ではあるという前提ではあるが、少し粘ることで状況が外的要因等により改善したりすることもある。内的要因であることが理想的ではあるのだが…そこは自身の気力・体力と相談して”いつまでこの船に乗るか?”を決めていくべきだろう。自身でその状況を変えたい!と思うモチベーティブな人間はその限りではないが、その状態でいられる状況とそうではない状況もあるということは言っておきたい。

代表と合わない

多くのベンチャー場合代表哲学経営方針事業方針に深く影響しているというか、そのまんまそれが方針になっている。そして多くの求職者はその”綺麗な上澄みだけを抽出した部分"だけを読んで共感して入社することになる。しかし、入社してみると違うと感じることもある。感じるだけじゃなくて、実際に言っていることから違うこともあるだろう。しかし、それが会社だ。と最近思える程度に大人になった。

それって理念に反してませんか?

みたいなことを言えるなら良いと思うが、言えないならそれはすでに消耗戦の始まりであり、いつでも殺しにかかってこれるヤツだ。

自分が楽しめているか

正常な判断が困難な場合、こういった指標評価することにはなる。自身仕事が好きな方ではあるので割と参考にする。そして、楽しめていない。もちろん、苦しいときもあることは承知の上だが、この状況を具体的に変えていくモチベーションも沸かないのでそれに輪をかけている。これは確実に殺しにかかっている。

まとめ

現実問題として不確実的で抽象度の高いタスクを集中砲火されてしまい、自分優先順位を決めにくい状態が起こっている。自分の手に余る程度であれば良いが(多少の無理なら許容する)、確実にこのままでは消耗してしまうことは目に見えているので、年末年始や週末を利用して(週末は邪魔割り込みが入らないか作業やすいという悪循環にもなっている)自分なりの"働きやすさ"を作ろうと必死だ。しかし、それが自身限界を超える前に構築できなかった場合、最悪倒れる。その前に転職も見据えた行動を取るべきだろう。ということで行動するしかないので行動している。

おかげさまで既に数社からリファラルで引き合いがある。しかし、こういった状態であることもご存知なため(笑)、あまり良い状況(良い印象を与えることができる状況)とは言えない。迎え入れる側も気力・体力が満たされた状態の人に来てほしいに決まっている。しかし、命辛辛逃げようとしている脱北者みたいな人たちにはそういった余裕がない。それとそういった状況において転職先を正常に判断できない可能性もある。また同じ状況になりやすい。気をつけたい。というか面談ときに”他に聞きたいことはありますか?”というところで聞く質問はそこだと思う。

全てはここに帰するのではないかと思う。

期待値を明文化しろ

さて、生き残れっかな(CV : 野沢雅子

2018-09-14

anond:20180914131058

英語だと、スケートボーディング=ボードに乗って滑ることなので、

乗るだけだど、バランシング と言ってる感じ。

2018-01-04

FTL攻略法 攻撃

ボスは際立って防御面が優れているわけではないので、道中で敵を倒せないことがないように意識すればボスにもダメージを与えられる

攻撃武器andドローンandテレポーターから成り立つためStore運が絡むが、色んなパターンを知っておくことで運ゲー感を大幅に減らすことができる

ボーディング

レポーターを無理矢理導入すると

といったマイナスが発生するので、初期装備船以外は導入は慎重に行うべき

ポイントとしては以下の通り

クルー必須、他はどれかあれば導入しても良い

基本の動き
ボーディングTips

Ion兵器

まりWikiIon兵器について載っていないのでIon兵器について

Ion兵器の主な役目はシールドを剥がすこと、レーザーやFlakと違って長時間剥がせる点がIonのみのメリット

その性質からビーム攻撃Droneと相性がいい

Ion兵器Ionダメージから回復する前に更にIonダメージを与えることでIonダメージ無限に与えることができる

そのため2つ装備することでIon兵器は1つとは段違いの強さを発揮する(超重要)

例えばIonBlastは1つだけだとシールドの電力を1しか減らせないが、2つあると理論シールド5枚でも剥がせる

しかも低負荷で値段もやや控えめ

Wikiの船体評価では軒並み評価が低いが、実際はそんなことはないので必要な場面では積極的な導入を勧める

ただしDefenseDroneMkIIには注意((DefenseDroneMkII搭載船は多くないが、EngiのVirusイベントでは高い確率で搭載されている))

Ion兵器評価
お勧め組み合わせ

ドローン

Ion兵器複合

シールド無効にすると暴れまわれるため、Ion兵器と相性がいい

Ion兵器と組み合わせる場合は必中であるBeam1が最適、Beam2ほどビーム長がなくてもなんとかなるので電力を取りたい

Fire無人相手だと尋常じゃないほど時間がかかる((稀に炎だけでシステムダメージを与えられるので、回復前に繰り返すorシステムLV1ならHullダメージに繋がる))

なのでFireはDrone2枠船では採用が難しい(1つはDefenseにするので)

だがFire使用すれば敵船のほぼ全部屋燃やせるので敵クルー全滅が容易に狙える、無人対策が他にあるorDrone3枠なら積極的採用したい

Combatの場合もCombat1で問題ない((むしろCombat2でも必中ではないので、シールドなしではBeam1と同程度のダメージしか期待できない))

ただ、完全にダメージドローンに頼っているとAnti-Droneに対処できない点は注意(DefenseScramblerがあれば問題ない)

Boarding+IonIntruder

タン5秒とBreachで非常に白兵戦に強いが、Boadingシステムダメージを与える前にIonIntruderに付いて部屋を移動してしま

永遠にシステムダメージを与えられないので、これだけだとクルー全滅にならない場合がある(例えば空き部屋があってO2などに移動しない場合など)

電力が6必要、必ずDroneを2個消費するというデメリットもあるので、正直採用しない方がいい

Combat

2つ組み合わせて別の方法回避率0%にすると相手シールド複数あっても破れる

回避率が0でない場合、後半になると2枚シールドでもきつい(Combat1+2ならいけそうだが)

シールド3枚あるとCombat1+2でもきつめなので、いかパイロット無効にするかが重要

武器

効果的な組み合わせを知っておくと運ゲーを減らすことができる

効果的な武器組み合わせ
要注意組み合わせ(敵としてではなく、自分運用する際に注意が必要な組み合わせ)

ミサイルについて

私はミサイルの扱いが苦手なので、もっと活かせる方法があると思うが現時点で意識している点をメモしておく

これらを全て満たすときミサイル兵器を買うようにしている

これらを1つでも満たす場合ミサイル兵器を売ってしまっている

推測ではあるが、ミサイル有効活用することによってスクラップを抑えることができると思う((ミサイルは他の武器と同時に起動させなくても仕事をするため、武器システムアップグレードや電力アップグレードを抑えられるはず))

文字数制限にかかったので分割した内容

FTL攻略法 まとめ

FTL攻略法 防御面

2017-07-14

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(9)

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(1)https://anond.hatelabo.jp/20170713011805

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(2)https://anond.hatelabo.jp/20170713013049

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(3)https://anond.hatelabo.jp/20170713030752

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(4)https://anond.hatelabo.jp/20170713123253

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(5)https://anond.hatelabo.jp/20170713165756

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(6)https://anond.hatelabo.jp/20170713174738

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(7)https://anond.hatelabo.jp/20170714113338

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(8)https://anond.hatelabo.jp/20170714122419

  

2日後。

バニラエアコールセンターから電話がかかってきた。

 

この時点で、おれはある程度楽観していた。

 

さらいをすると、

『今年11月から奄美空港パッセンジャーボーディングブリッジ(搭乗橋)が1基から2基に増設される予定でございますので、より安全にご旅行頂けるようになります。』

→これは、奄美空港企業努力であってバニラエア企業努力でも何でもないので、書き直す。

 

『今後、改めて障がいをお持ちのお客様目線に立った対応が出来るように啓蒙教育について社内検討していく所存です。』

→”障害者も含めた、全てのお客様”と表現を変える。

 

『具体的な対策社員教育の詳細につきましては検討を重ねている段階であり、現地点ではこれ以上のお伝えができかねますこと何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。』

→ここはあくまでも「検討中」段階なので、まあしゃあないな。

 

署名役職名について

検討します、とのこと。センター長の実名が書いてあるんだから役職名ぐら付けられっしょ。

 

とまあ、こんな感じで考えていた。

 

ところが、である

昨日応対したSV(仮にMとしよう)はこんなことを言い出しやがったのである

 

(M)「申し訳ございませんが、先の返答は全て当社の”正式回答”となります

(俺)「は?」

(M)「ですので、お客様にお送りしたメールが当社から最終回答です」

(俺)「ちと待て、ボーディングブリッジのくだりは?」

(M)「先にお送りしたメールが当社から最終回答です」

(俺)「障がいをお持ちのお客様目線に立った対応については?」

(M)「先にお送りしたメールが当社から最終回答です」

(俺)「署名役職名は?」

(M)「載せることはできません」

(俺)「は?おたくセンター長と決めたことだよ?」

(M)「社内で検討の結果、その通りになりました」

(俺)「俺との約束を破って、1文字1句変える気がないと?」

(M)「その通りでございます

(俺)「お前じゃ話にならないから、センター長か、上の者を出せ」

(M) 「申し訳ございませんが、それは出来かねます

(俺)「じゃあ、出るとこ出るけど、それでいいわけ?」

(M)「それはお客様のご勝手ですので、ご自由にどうぞ」

 

こいつ、遂におれに喧嘩売りやがったわ。

ふざけんな!買ってやろうじゃねえの。

 

(俺)「当然、この通話は録音してるよな?」

(M)「はい、しております

(俺)「今言ったこと忘れんじゃねえぞ!」ガチャ

 

はー、ここまでコケにされるとは思わなかったわ。

このクソ絶対に潰す!必ずだ!

 

そしておれはまず、消費生活センター電話した。

オペレーター:以下オ)「はい消費生活センターでございます

(俺)「もしもしバニラエア車椅子問題って知ってます?」

(オ)「存じております

(俺)「その問題で、バニラエアに問い合わせをしたんですが、誠意ある回答をもらえなかったんですが」

(オ)「どう言った話ですか?」

(俺)「かくかくしかじか・・・

(オ)「わかりました。こちからバニラエアに連絡を入れます。但し、こちらに強制力がないことはご承知おきください」

(俺)「は?ではバニラエア側もそのことは承知しているんですか?」

(オ)「そうなります

(俺)「では、そちら様がバニラエアに連絡を入れたとしても、舐められた態度を取られますよね?」

(オ)「そうですね・・・

 

ダメだこりゃ。

消費者庁ぶっちゃけアテにならん。

まあ、依頼だけはしておいて、次を当たることにした。

 

次は航空会社監督省庁である国土交通省だ。

が、ここも「連絡は入れるが、強制力はない」との回答だった。

 

あとは・・・ANAか。

ANAバニラエア100%株主、つまり親会社である

だが、やはり得られた回答は、「連絡は入れるが、強制力はない。そもそもバニラエアは他会社から」というスタンスであった。

 

消費者庁ダメ

国交相も腰が引けてる、

ANAに至っては完全に他人事

 

うーん。

個人でやるにはここが限界なのか?

 

バニラエアの(特にMの)笑い顔が浮かんでくる。

「あのバカみたいなクレーマーさー、ようやく追っ払ったよ キャキャキャ」

 

悔しい。マジで悔しい。

このまま舐められっぱなしでいいのか?

あのバカどもがヘラヘラ笑ってるのを黙って見過ごすのか?

どうする?おれ?

 

つづく

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バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(7)

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(1)https://anond.hatelabo.jp/20170713011805

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バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(6)https://anond.hatelabo.jp/20170713174738

 

翌日、おれは例によってコールセンター電話した。

前日色々あって、その日は徹夜明けだった。

 

オペレーター:以下オ)「大変お待たせしました。」

(おれ:以下俺)「(実名フルネーム)と申します。メールの件でセンター長をお願いしたいんですが」

(オ)「かしこまりました」

(オ)「申しわけございません。あいにくセンター長は(以下略

(俺)「はいはい、○時に電話ちょーだい」ガチャ

 

その後、睡魔と戦っているうちに電話がかかってきた。

 

センター長:以下長)「大変お待たせしました。センター長の(実名)でございます

(俺)「ふぁ〜〜〜。あ、はい

(長)「メールのご返信の件と伺いましたが?」

(俺)「先頭から手短にいくよ?」

(長)「はい

(俺)「まず、 『この度、奄美空港における車椅子旅客の件につきましては、施設整備の問題第一としてございましたが、6月14日からアシストストレッチャー、6月29日からは電動式の階段昇降機を導入致しました。』 ここはいい」

(長)「ありがとうございます

(俺)「問題は次。 『また、今年11月から奄美空港パッセンジャーボーディングブリッジ(搭乗橋)が1基から2基に増設される予定でございますので、より安全にご旅行頂けるようになります。』 ←これ、おたく企業努力でもなんでもないよね?」

(長)「と、申されますと?」

(俺)「ボーディングブリッジ空港設備だろ?おたく費用負担したわけじゃないよね?」

(長)「おっしゃる通りでございます

 

いちおう補足しておくが、パッセンジャーボーディングブリッジというのは空港(正確にはビル管理会社)の設備であって、航空会社設備ではない。

航空会社はそれを”借りている”だけである(当然利用料は空港側に払うのだろうが、それはこの件には関係ないので割愛する)

 

(俺)「おめーんとこは他人のフンドシで相撲をとろうとしてるわけ?」

(長)「そういうわけではございませんが・・・

(俺)「だったらこの1文削除でよろ」

(長)「削除というのは・・・当社としてはこの部分は是非残させていただきたく存じます

(俺)「だっておめーんとこの対策じゃねーじゃんよ」

(長)「それはその通りなのですが・・・

(長)「・・・では、お客様に誤解を与えないような1文を加えさせていただきます。それで如何でしょうか?」

(俺)「1文って?」

(長)「それは社内で検討させていただきます

(俺)「じゃあその案とやらは事前に見せろよ?次」

(長)「はい

(俺)「 『今後、改めて障がいをお持ちのお客様目線に立った対応が出来るように啓蒙教育について社内検討していく所存です。』 ←おれは”障害者”だけでなく、おたく会社全体の姿勢を問うてるよね?」

(長)「左様でございます

(俺)「だったらこの文おかしいじゃん。おたくが今回反省するのは障害者に対してだけなの?」

(長)「いえ、全てのお客様に対してでございます

(長)「でしたら、この部分も”障害者も含めた、全てのお客様”と改めさせていただきます

(俺)「そうしてちょーだい」

(俺)「次。『具体的な対策社員教育の詳細につきましては検討を重ねている段階であり、現地点ではこれ以上のお伝えができかねますこと何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。』←何を、いつまでにやって、どういう形で俺に伝えるの?」

(長)「それに関しましては・・・いつ、お客様にもどういった形でお伝えするかも含めて検討を重ねている段階ということでございます

(俺)「ふーん。じゃあ今はなにもしてないのね。この文も削除で」

(長)「この部分に関しましても、当社としては是非残させていただきたく存じます

(俺)「だって、いつになるかわからねー、客にもいつ発表できるかわからねー、内容も検討中ですじゃあ、なにもしてねーのと一緒じゃん」

(長)「そう思われても仕方ないかもしれませんが・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

気が付くと、おれは電話を片手に寝ていた。

どうやら途中で睡魔限界にきてしまったらしい。

 

あちゃー。やっちまったー。

これは人として失礼にも程がある。

これは200%おれが悪い。

 

ということで翌日謝ることにした。

 

つづく↓

https://anond.hatelabo.jp/20170714122419

 

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2017-07-13

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(6)

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(1)https://anond.hatelabo.jp/20170713011805

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バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(5)https://anond.hatelabo.jp/20170713165756

 

さて、約束の日、俺の元にメールが届いた。

断っておくが、おれはこれをバニラエアの「回答」とは認めていない。

理由は後述する。

 

以下、原文ママ

 

おれ様

 

バニラエアへお問い合わせいただきまして誠にありがとうございます

先日、メール並びにお電話にてご連絡頂いた件につきまして、回答致します。

 

この度、奄美空港における車椅子旅客の件につきましては、施設整備の問題第一としてございましたが、6月14日からアシストストレッチャー、6月29日からは電動式の階段昇降機を導入致しました。

また、今年11月から奄美空港パッセンジャーボーディングブリッジ(搭乗橋)が1基から2基に増設される予定でございますので、より安全にご旅行頂けるようになります

 

従来より、障がいをお持ちの方にも弊社便をご搭乗頂くべく、予約センターでの窓口対応空港でのスタッフの付き添い等、施設面での支障が無い限り、お客様のご希望に添えるよう対応してまいりました。

今後、改めて障がいをお持ちのお客様目線に立った対応が出来るように啓蒙教育について社内検討していく所存です。

具体的な対策社員教育の詳細につきましては検討を重ねている段階であり、現地点ではこれ以上のお伝えができかねますこと何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます

 

奄美空港におきましては、車椅子をご利用のお客様をはじめそれ以外のお客様にもご心配をおかけすると共に、ご不快な思いをさせてしまいましたことを心よりお詫び申し上げます

奄美空港での改善策の実施を急ぎ行いましたが、今回の事象を踏まえ、いま一度サービス提供のあり方につきまして検証するとともに、障がい者の方のお気持ちを強く認識し、安心してご利用いただけるよう努めてまいります

弊社では全てのお客様へ快適、安全にご利用いただけるべく今後より一層精進して参る所存でございます

 

なお、7月10日メールにて正式な回答を差し上げる旨ご案内しておりましたが、前述の通り現時点でお客様へお伝え出来るのは以上の内容のみとなります

つきましては、本メールをもちまして弊社の回答とさせて頂きます

おれ様のご理解を賜ります様お願い申し上げます

 

弊社には至らぬ点もあるかと存じますが、どうか今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようどうぞ宜しくお願い致します。

*********************************

バニラエア

カスタマーサポート

センター長の実名

 

パッと見、真っ当な謝罪文のように見える。

だが、おれはこの文面に3つの違和感を覚えた(根本的なところも含めると4つだが)

 

さあ、どこだかわかる???

 

つづく↓

https://anond.hatelabo.jp/20170714113338

 

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バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(5)

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(1)https://anond.hatelabo.jp/20170713011805

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(2)https://anond.hatelabo.jp/20170713013049

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(3)https://anond.hatelabo.jp/20170713030752

バニラエア相手ちょっと本気を出して見た話(4)https://anond.hatelabo.jp/20170713123253

 

○時、バニラエアから電話がかかってきた。

 

センター長:以下長)「お待たせして大変申し訳ございません。私、当コールセンターセンター長の(実名)と申します」

(おれ:以下俺)「一つ聞くけど、あなたがそこで一番偉い人?」

(長)「左様でございます

(俺)「今日の15:00までに回答もらえるっていう件は知ってます?」

(長)「存じております。ご回答を作るのに時間がかかっておりまして、申し訳ございません」

(俺)「回答を作る?私は本日中に回答できるかできないか、進捗を教えろと言っただけですよ?」

(長)「・・・しわけございません」

 

センタークラスでこれかよ。やれやれ

ちょうどいい機会なので、おれはこの件についてこいつに1から問い正してやることにした。

 

(俺)「私は、今回の件についてはメディア等で知りうる限りは調べました。車椅子のかたにも非があるのも知っています。その上でもう一度、一連の経緯を、あなたの口から説明していただけますか?」

(長)「はい。6月某日に、車椅子に乗られたお客様関空から奄美行きの便にご搭乗いただきました。その帰りの便も弊社をご利用いただいたのですが、あいにく奄美空港にはボーディングブリッジが1つしかなく、その時は他社が使用していたので、弊社の奄美便はタラップをご利用いただく形となっておりました。そのため、車椅子お客様には安全上の理由からご搭乗できかねる旨、ご案内差し上げました。ですが、お客様にはご説明がうまく伝わらず、自力タラップを登るという結果となってしまいました。誠に申し訳ございません」

(俺)「私に謝られてもしょうがないので、それは当事者間で行ってください。それより、質問があるんですけどいいですか?」

(長)「はい。どういったことでございましょう?」

(俺)「関空から奄美へは問題なく乗れたのはなぜですか?」

(長)「関空には障害者お客様用の搭乗設備が整っていたからでございます

(俺)「じゃあ、関空へは車椅子の人が”連絡なしに”行っても問題なく乗れるんですね?」

(長)「左様でございます

 

おい、聞いたか

設備が整ってる空港車椅子からと言って別に事前連絡入れる必要ないらしいぞ。

ネットでは「事前連絡を入れるのがルール」ってドヤ顔で書いてあったけどな。

ルール厨息してる?ねえ、どんな気持ち

 

(俺)「奄美ではボーディングブリッジ以外に乗る手段はなかったんですか?」

(長)「はい。弊社ではストレッチャーやリフトといった設備は導入しておりませんでした」

 

ストレッチャーってわかるよね?救急車で運ばれる人が乗るやつ。

https://www.ana.co.jp/service-info/share/assist/stretchers.html

こういうの。

 

(俺)「リフトはともかく、ストレッチャーなんて大した設備投資にはならないよね?なんでそんな物も用意できてないの?」

(長)「申し訳ございません。配慮が足りておりませんでした」

(俺)「おたく会社はいから開業してるの?」

(長)「2011年からでございます

(俺)「ふーん。もう7年も営業しているわけね。で、ストレッチャーもないと」

(長)「たまたま奄美空港にだけご用意していなかった次第でございます

(俺)「おたく国内便はいつの空港に就航してるの?」

(長)「・・・新千歳函館成田関空奄美那覇の6箇所でございます

(俺)「6箇所しか就航してなくて、7年も営業してて、未だにストレッチャー1つ準備できてない空港があったの?」

(長)「・・・そういうことになります

(俺)「おたく相当貧乏なんだね。そんなんで飛行機飛ばしてるわけ?」

(長)「・・・

(長)「・・・そういった厳しいご意見があることも承知しております。本件につきましては、2週間後にストレッチャーを導入いたしました」

(俺)「ふーん。まあいい。次。実際、その車椅子の人が乗ろうとしたときストレッチャーが無かったと」

(長)「はい

(俺)「じゃあどうすればよかったと思う?私は力持ちのスタッフを2~3人連れてきて運び上げれば済んだ話だと思うんだけど」

(長)「そういったご対応安全上の理由もあり、お断りさせていただいております

(俺)「安全上の理由とはどんな?」

(長)「万が一、お客様を落としてしまったり、そう言った危険性を考慮した上での配慮です」

(俺)「あなた、今自分が言った話に矛盾があるの分かってる?」

(長)「どう言ったことでございましょう?」

(俺)「自分発言を遡って考えてみなさいよ」

(長)「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

だめだ、このセンター長完全にフリーズしちゃったよ。

 

(俺)「あのね、人力で運ぶのは危険だって言ったじゃん。それでストレッチャー入れましたって、あれも人力で運ぶ訳じゃん。両者に安全性の違いはどこにある訳?」

(長)「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

よくフリーズするセンター長だなあ。こんなんで大丈夫かよ。

 

(俺)「まあ話をまとめるわ。奄美空港には介護用の設備がもともと無かったと。んで、車椅子人間を持ちあげりゃ済んだ話をめんどくさいからやりませんでしたと。これでOK?」

(長)「いえ、けっしてめんどくさかったからという訳では・・・

(俺)「じゃあ、そこまで気が回るスタッフがいなかったと」

(長)「その点については・・・配慮が足りなかったことは認めます

(俺)「もう1点。この件はたまたま奄美スタッフポンコツだったのか?それとも御社全体の問題か?」

(長)「弊社全体の問題として捉えております

(俺)「じゃあ、車椅子問題だけじゃなく、御社全体の取り組みとしての回答を頂けます?」

(長)「かしこまりました」

(俺)「いつまでに頂けます?」

(長)「来週の月曜日までには必ず」

 

おいおい、こいつ本当に事の重大さをわかってんのかよ。

 

(俺)「さっき、御社全体の取り組みとしての回答って言いましたよね?」

(長)「はい

(俺)「そんなの1週間でまとめ上げる事できるの?失礼だけどあなたの持ってる権限で」

(長)「どういうことでしょうか?」

(俺)「会社代表する回答ってことは、極端な話、社長以下全ての人間が内容を知っていなければならないよね?」

(長)「左様でございます

(俺)「そんな話を本当に1週間でまとめられるの?」

(長)「それは、私のことをご心配されていただけているのでしょうか?」

 

だれがお前の身なんか心配するかよ。

お前の能天気さが心配なだけだ。

 

(俺)「まあそうですね」

(長)「では、こうさせてください。今お客様がおっしゃった事が可能かどうかも含めて、金曜日の16:00までに一度ご回答させていただきます

(俺)「それで構いませんよ」

(長)「では申し訳ございませんが、それまで暫くお待ち下さいませ」ガチャ

 

つづく↓

https://anond.hatelabo.jp/20170713174738

 

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2017-07-01

 【 追記 】

 

 https://anond.hatelabo.jp/20170701182519 の追記。

  

 

LCCボーディングブリッジをまったく使えないかというと、そうではない。使えることもある。

私は上で「ほとんど使えない」と書いたが、もうちょっと使える頻度は高いらしい。「あまり使えない」という程度かもしれない。

特に成田では、使える回数が多めであるようだ。その旨の指摘があった。

  http://b.hatena.ne.jp/entry/341121761/comment/poko_pen

 

しかしながら、使えることはあるとしても、たいていの場合LCCボーディングブリッジを使えないはずだ。「 JAL が使っていないので余っている」というような場合に限り使えるだけだし、また、バニラエアが金を払っても使いたいと思うとき(悪天候時?)に使うだけであるようだ。

かなり多くの場合に使えない(使っていない)、という情報がある。ソースは下記。 

  http://b.hatena.ne.jp/entry/340969557/comment/tikuwa_ore

  http://tikuwa.hatenadiary.com/entry/2017/07/01/140352

  http://j.mp/2tbmSkt

  http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/28/vanilla-air_n_17315034.html

 なお、どのくらいの頻度でボーディングブリッジを使っているかという数量調査まではない。

ボーディングブリッジについて

 

ボーディングブリッジについて誤解が出回っているので、指摘します。

 

まずはこれ。

https://anond.hatelabo.jp/20170630101133

奄美空港は改修中でボーディングブリッジ増設工事中。今年11月から運用可能とのことで、以降はバリアフリー対応となる予定。素晴らしい!

奄美空港11月には新たなボーディングブリッジ運用開始予定です。おそらく3月に就航した関空奄美を受けての増設を決めたのでしょうが予算設計施工などを考えると可能な限り最速で対応したのだろうと思います奄美空港関係者努力は素晴らしいと思います

 

次にこれ。

http://tikuwa.hatenadiary.com/entry/2017/07/01/140352

バニラエアが就航した2014年7月以降、利用客が増大して空港収益が上がった事で、ボーディングブリッジ増設、各階への多目的トイレの設置などを含む、急速なバリアフリー化への対応化が進められている真っ最中でした。

この事実は以下の記事確認する事が出来ます

http://amamishimbun.co.jp/index.php?QBlog-20160923-2

http://www.nicheee.com/archives/2116619.html

 

しかし、いずれも誤解です。(空港が整備する、という趣旨でなら正しいが、引用者は、バニラエアが整備する、という趣旨で書いているので、誤解です。)

 

この点は、私(blueboy)がブコメで指摘しましたが、話が長くなるので、増田に書きます

 


 

ボーディングブリッジとは、次のようなものです。 ( Wikipedia

ボーディング・ブリッジ (boarding bridge) とは、ターミナルビルから旅客機客船乗客や乗員を乗降させるための設備である

一般に、通路部分は屋根と壁で周囲を覆われた箱型になっており、外気から遮断されている。

 

画像は下記にあります

http://j.mp/2sxlEOn

 

ターミナルとの関係は、下記の画像でわかります

http://www.new-chitose-airport.jp/ja/tmap/floor/img/img-floor_map_2f.jpg

 ※ 放射状のトゲのようなもの

 


 

ボーディングブリッジは、コストが数億円と高価であることと、使用料が高額になることと、設置台数が限られていることから格安航空会社LCC)ではほとんど使われません。たとえ設備が余っていても、使われません。(空港に払う使用料が高額になるからです。)

奄美空港でも、使うのはJALだけであり、たとえ余っていても、バニラエアは使いません。

ボーディングブリッジ奄美にはもともとすでに1つあります。使いたければ、すでに使えますしかし、料金が高くなるからバニラエアはあえて使わないだけです。

したがって「11月にはバニラエアが使う」という解釈は誤りです。

 

一般に、LCC では、飛行機着陸料が非常に安くなっています。なぜかというと、乗客の搭乗経路が、

  ターミナル → ボーディングブリッジ → 飛行機

という短距離ではなく、

  ターミナル → 長距離の歩行 → 空港の はずれ → 自前の階段昇降機 → 飛行機

という経路を取るからです。

 

乗客は何十分も長い距離を(荷物を持ちながら)歩くことが必要です。地方空港ならばともかく、関空成田ではとても長い距離を歩かされます

    https://youtu.be/WW-Ln-dZ6NY

 

こういうわけだから着陸料は激安になっています。それゆえ、航空券も激安になっています

 

まとめて言えば、「格安航空券が安いのは、ボーディングブリッジを使わないか」です。

このことをきちんと理解してください。

バニラエアでも、11月からボーディングブリッジを使えるようになる」というのは、明白な虚偽情報です。

 


 

 【 追記 】

 追記は下記で。

  https://anond.hatelabo.jp/20170701192506

 

https://anond.hatelabo.jp/20170630101133

11月ボーディングブリッジが使えるようになるのでそれまでは申し訳ないけれども我慢してもらうという姿勢だった」

とあるが、そんなことは無い。

例えば下記にもあるが、もともと今月末を目処に車椅子昇降機を導入する予定だった。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062800575&g=soc

それまでは我慢してもらうことには違いないが、実際は木島氏が騒動を起こさなくても

問題認識されていたし、今までに必要対策は取られていたということだ。

また「バリアフリー対応する法的義務がありますとあるが、そこにも異論がある。

バリアフリー法でのバリアフリー化は原則3000人/日 以上の利用者がいる空港ターミナルについてH32年までの対応要求している。

しかし、現状の奄美空港はそこまで利用者はいないし、それを考慮から外しても11月までにバリアフリー化されるのだ。

全く義務果たしていないとは言えないだろう。

加えて「障害者が利用できるように「合理的配慮」」というが、それは本人を含む乗客安全なおざりにしてまでも

利用させろということではない。こと飛行機に関しては他の公共機関とは全く異なる認識必要だ。

「無条件で乗れるべき」という人は非常に短絡的で危険な考え方をしている事を認識するべきだろう。

下記も参照して欲しい。

https://togetter.com/li/1125107

バニラの件

結論

ボーディングブリッジがない航空

・反対側ホームに渡る手段階段しかない鉄道

・乗降口にエレベータがないバス

・入口にスロープがない施設

改修費用が出せないならすべて廃止せよでよろしいか

2017-06-30

障害者の同行者の視点からバニラ・エアとK氏とバリアフリーの雑感

バニラ・エアとK氏が炎上している件。

障害者と同行経験のある者として、意見を書いておきます

参考になればと思います

空港設備について

奄美空港にはボーディングブリッジがあったが、何らかの理由(おそらく他の機体が使用中)で使用できなかったとのこと。

奄美空港は改修中でボーディングブリッジ増設工事中。今年11月から運用可能とのことで、以降はバリアフリー対応となる予定。素晴らしい!

http://amamishimbun.co.jp/index.php?QBlog-20160923-2

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1706/28/news109.html

バニラ・エアの事前アナウンス

バニラ・エア関空奄美間ではボーディングブリッジが使えないため、WEBサイトで以下のようにアナウンスしていた。

奄美空港施設要件にともない、おからだが不自由お客様/車椅子希望お客様安全確保およびSTEP利用時の不意の事故を未然に防ぐために、お客様自身またはお連れのお客様の補助を得てSTEPを昇降いただけるかの事前確認必要となります。事前のご確認は予約センターまでお問い合わせいただきますようお願い申し上げます

バニラ・エア対応

バニラ・エアは上記アナウンスによる事前確認があった場合について、以下のように説明しています

車椅子ごと担いだり、利用者の体を抱えたりしてタラップを乗降することは、大変危険なので安全上の理由から認めていない。関空奄美線では、自力で歩けない車椅子のお客さまから事前に連絡があった際には、搭乗をお断りしていた」

お断り」が搭乗拒否なのか、お願いしていただけなのかはよくわかりません。ここはメディ確認すべきだと思います。後述しますが、問答無用で搭乗拒否していたのなら明確な違法行為なので同情の余地なくアウトだと思います

ストレッチャーについて

階段昇降用のストレッチャーという介助器具がありますバニラ・エアは用意すべきだったという方がいます。有名なところでは乙武さんもそう主張されています

http://www.huffingtonpost.jp/hirotada-ototake/post_15315_b_17326010.html

ただ、障害者を介助する側からするとストレッチャーは使いたくないのです。快適じゃないし、危険からです。車椅子からストレッチャー、ストレッチャーから車椅子への乗り降りが大変だし、階段でのストレッチャーは事故が多い。それに、ストレッチャーに乗るのは恥ずかしいという方が多いのです。

現状、積極的ストレッチャーの使用を勧める航空会社はないだろうと思いますし、ストレッチャーと聞いたらほとんどの障害者とその同行者は諦めると思います

ストレッチャーはほとんどの障害者にとって無意味であり、かえって不快もの(新たなバリア)だと理解してもらいたいです。

電動階段昇降機について

タラップ(階段)には電動階段昇降機がついていませんでした。この点も批判されています

もちろん電動階段昇降機があるのは良いことです。介助者が人力で動かすストレッチャーよりは安全性は高いです。ただ、障害者目線だとストレッチャーよりはマシというだけで、あまり解決にはなりません。

車椅子との乗り換えが大変ですし、目立つことが恥ずかしいというのもあって、かなり多くの障害者使用拒否します。「これに乗せるのか」と怒り出すひともいるくらいです。

これも新たなバリアを作り出す装置だと理解してもらっていいと思います

電動階段昇降機があるからバリアフリーかといわれると、違うと思います

パッセンジャーボーディングリフトを用意すべきか

パッセンジャーボーディングリフト(PBL)という特殊車両があるようです。

http://www.love-narita.com/entry/2017/06/boarding-support

これを用意できればよかったかもしれません。しかし、特殊車両なのでかなり高価ですし、奄美大島輸送する手間を考えると短期的な使用のために用意するのは現実的はいえないでしょう。特にLCC運賃利益を考えるとここまでの投資必要なら路線開設を取りやめるという判断になるのではないかと思います

根本的な解決策はボーディングブリッジしかない

普通障害者旅行飛行機に乗るなら段差を解消したボーディングブリッジ以外の選択肢はないに等しいのです。階段って聞いたら諦める人がほとんどなのです。なので、一日も早くボーディングブリッジを用意してほしいというのが障害者の願いだと思います

ただ、ボーディングブリッジはとても高価で、簡単に用意できるものではありません。土木工事必要で、億単位投資になります公共施設なので予算をつけて設計施工、年単位時間必要です。一日も早くと願いますが、現実は待つしかありません。

奄美空港11月には新たなボーディングブリッジ運用開始予定です。おそらく3月に就航した関空奄美を受けての増設を決めたのでしょうが予算設計施工などを考えると可能な限り最速で対応したのだろうと思います奄美空港関係者努力は素晴らしいと思います

K氏は障害者アスリート

K氏は高校時代ラグビー中の事故脊椎損傷した障害者ですが、障害者と言ってもその障害の程度は千差万別です。

K氏は腕で階段を昇り降りできるなど、障害者の中ではかなり「健常者に近い」行動ができる人だと思われます普通の健常者より元気なんじゃないかと思うくらいです。しかし、K氏のように行動できる障害者はとても少ないです。車椅子競技をしているアスリートなど、年齢が若く鍛えている人だけです。普通多数派)の障害者はとてもじゃないけど自分の腕で階段を昇り降りなどできませんし車椅子の乗り換えが苦痛です。

普通障害者なら上記の空港設備を聞いたら諦めるでしょうが、K氏は「健常者に近い」行動力があるので突破しようとしたのでしょう。良く言えば積極的、悪く言えば無鉄砲気持ちは分からないでもありませんが、やはり良くないと思います事前連絡のない状態だと現場でできることには限りがあり時間のない中で正しい判断ができるとも限りません。多数の乗客を乗せ安全に定時運行をしないといけない飛行機ですので、二度とすべきではないと思います

バニラ・エアは行動できる障害者を想定していなかったのではないか

バニラ・エアストレッチャーや電動階段昇降機を用意していなかったわけですが、他方で障害者対応をするつもりがなかったとは思えません。11月ボーディングブリッジが使えるようになるのでそれまでは申し訳ないけれども我慢してもらうという姿勢だったようです。

これは多数派障害者にとっては理解できる話です。ボーディングブリッジがないなら他があってもあまり意味がないし、ボーディングブリッジ建設するには時間必要なので完成まで待つしかありません。

しかし、K氏のような行動できる障害者にとってバニラ・エア対応は許せないでしょう。ボーディングブリッジがなくても自力もしくは介助者の力を借りて搭乗できるからです。ストレッチャーくらい用意してほしいと思うのはよくわかります。行動できる障害者を想定していなかったのではないかと思いますバニラ・エアストレッチャーを用意して事前にアナウンスしておくべきでした。大いに反省すべきだろうと思います

バニラ・エアバリアフリー対応する義務がある

なお、バニラ・エアバリアフリー対応する法的義務があります。条文は引用しませんが、障害者が利用できるように「合理的配慮」をしなければなりません。ストレッチャーを用意してほしいという要望合理的配慮として義務付けられるでしょう。仮に事前に要望があったにも関わらずストレッチャーを用意せず搭乗を拒否したのならば、それは違法です。糾弾すべきです。

障害者事前連絡について

一般論として、事前連絡障害者にとってとても重要です。とくに高齢障害者のようにストレッチャーや電動階段昇降機を使いたくない人にとってはすべての経路にエレベータースロープがあることを確認するのは必須です。また、航空会社特に配慮してもらいたいことなどを伝え、航空会社から要望や注意点を確認することはスムーズ飛行機にのるために必須です。事前連絡しない障害者は極めて少ないと思いますし、対応ができずに搭乗を断られても仕方ないと思います

K氏はなぜ事前連絡しなかったのか

今回、K氏は事前に何も言わず、突然、空港カウンターに現れてトラブルになりました。事前連絡すると搭乗を拒否されるからと主張しています

http://www.kijikiji.com/self/vanilla.htm

バニラ・エアは搭乗を「お断り」していたと言っていますので、事前連絡すると最初は断られたと思います

ただ、バニラ・エアバリアフリー対応する法的義務があります。(内容証明郵便などの書面で)ストレッチャーを用意するように要望すればいいだけです。それを拒否することは明確に違法なのでできないでしょう。

仮に拒否された場合も、国交省鹿児島県島に改善を求めるための窓口がありますし、記者会見等で世論に訴えることもできます。(実際、K氏は事後にそのような対応をしています。)

事前にバニラ・エアにそのように話をすればストレッチャーの用意を拒否するという対応には出ないでしょう。話せば解決できたと思いますし、話す時間がない急ぎの旅行でもないようです。

話し合いで解決すべきです

今回の騒動アマチュアが知らずに引き起こした話ではありません。

K氏はバリアフリープロとしてコンサルや講演活動などで生計を立てているプロです。プロであるならば、法律知識経験武器に話し合いで解決すべきです。

奄美空港設備や今後の整備予定、自分が登場するために必要な道具や人員など、詳しいことを調べる能力もあるはずです。飛行機に乗り慣れているようですので航空会社空港の決まりにも詳しいことでしょう。

そういう人が法律規則があることを知りながら事前に話し合いもせずにいきなり実力行使に出てはいけないと思います

企業も人が運営するものから間違いはあります。間違いを正すことは大切ですが、それはまずは話し合いによるべきです。実力行使は話をつくしても理解されない場合の最終手段であるべきです。いきなり問答無用でやると必要のない波風が立つだけです。とても残念に思っています

最後

世論法律が変わり、今、驚くべきスピードバリアフリー対応が進んでいます。実力で戦わなければならなかった時代理解していますが、しかし、今はもうそういう時代ではありません。法律がありますので話し合いをすればほとんどのことは解決します。

活動が先鋭化して大衆の支持を失うようなことになれば障害者やその家族、ひいては社会全体の損失です。そうならないことを願います

https://anond.hatelabo.jp/20170629190220

1.障害者差別撤廃法は理念法です。

2.事業者が為すべき差別の解消は努力義務であり、義務ではありません。

3.事業者障碍者の求めに応じて対策を講じる義務がありますが、負担が過重な場合免除されます

4.バニラエア関空奄美の片道料金は約5000円ですが、自力歩行困難者のためにボーディングブリッジを使うと、1回毎に赤字が発生します。

5.結論として、バニラエアのようなLCCでは負担が過重となるため、自力歩行困難者を健常者と同様に扱うのは無理ですが、これは同法違反する行為とはなりません。

ということらしい。

http://tikuwa.hatenadiary.com/entry/2017/06/29/004641

2017-06-28

車いす飛行機に乗る時のこと

車いすユーザーになって10年目です。

車いす飛行機に何度か乗ってますがその時のことを書こうと思います

・予約時

自分場合自力車いすを乗り降りできないし、機内で必要ものもあるので事前連絡します。

JALとか大手だと登録しておけば二回目からは大体伝わっているので交渉は楽ですが、初めての航空会社だとけっこう手間です。

・受付時間

受付時間が出発時刻の1時間前なのと、そもそも空港に行くのに人より時間がかかるのでかなり早めに出ないといけないのがちょっと大変です。

空港車いすに乗り替え

積み込みの関係チェックイン時に乗り替えられる人は乗り替えた方がいいんでしょうが自分車いすじゃないと安定して座っていられないので直前まで自分車いすに乗っています

ただ、機内に入る時は機内の通路を通れる専用の車いすに乗り替えないといけません。

乗り替えるとき職員の方だと自分の体を扱うのに慣れていないため(当然ですが)、同乗者主導でやってサポートしてもらう感じです。

・乗車時

乗るのに時間がかかるので一番最初に乗せてもらいます。同じ優先順の人がいたら先に行ってもらいます

機内用車いす体幹の効かない自分にとっては恐ろしく不安定な乗り物なので、なるべく直前まで自分車いすで移動させてもらいます

ボーディングブリッジ場合飛行機の入口まで行けるのですが、タラップだと特殊タラップ車に乗らないといけないので早めの乗り替えでちょっと大変です。

特殊タラップ車だとバスの車体ごと高さが変わる感じなので階段昇降機がなくても入口まで行けるので便利です。

普通タラップに階段昇降機が付いていても自分だと乗るのも大変だし多分まともに座ってられないのでなるべくなら乗りたくないところです。

階段昇降機すらない場合自分ならそこに行くのを諦めるレベルですね。

職員の方が乗せてくれるといっても慣れない人が自分の体を扱うのは危ない事が多いので怖いです。

正直そういう場合は信頼できる同行者がいるならその人にお願いするのが一番楽で安心なのは事実かなと思います

・機内

機内用車いすは機内に入る時にタイヤとアームレストをはずして補助輪だけにするのですが、これは自分にはかなり怖いです。

ちょっと傾いてバランスを崩すと体が横に倒れてそのまま落車してしまますが、職員の方は割と豪快に動かすことが多いのでいつもヒヤヒヤします。

座席への移動も手伝ってもらいますが、女性職員さんはやはり非力な方が多いので、男性が一人でもいるとかなりスムーズにできます

・降車時

降車も時間がかかるので一番最後になります

怖いのは乗るときと一緒です。

今度のニュースに対する自分感想は、

階段昇降機のない奄美空港飛行機を飛ばすのにその対応をしていなかった点はバニラ責任があると思います

事前連絡しなかった点は、そもそも飛行機なんかのインフラに関する事前連絡は当日にスムーズに事を進めるのに必要ものだと思っているので、事前連絡をしなかったがために飛行機に乗れないということはあってはいけないことだと思います

急に必要になることもあるわけですし、ニュースの人は比較的に自立度の高い車いすユーザーのようですしそこまで特殊パターンとは言えないと思います

・当日の対応はいずれにしても何らかの方法で乗るかしかなかったわけで、なんとかなったなら今回はそれで仕方ないと思います。今後は対応するみたいですし。

正直言って同じ乗せるなら同乗者がやるのが一番手軽だっただろうとは思いますが、自力で上がったって事実センセーショナルに扱われ過ぎて議論があらぬ方に言っているなと言う感じがします。

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