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はてなキーワード: プレーヤーとは

2019-11-05

満員電車スクリーンアウト

満員電車乗ったことある人は経験あると思うんだけど、混雑にも関わらず背中スクリーンアウトして乗り込んでくる奴いるじゃん

多分背中で押すから視線とか呻き声とか無視して乗り込めると思って、加減なく押し込んでくる人

スラムダンク河田美紀男みたいなプレーイングに押し込まれもするんだけど、

自分最前線の時で無理だろと思った時は、対抗して押し返す

それで何回か諦めさせたこともあるんだけど、ストロングポイントがそこしか無いプレーヤーはさら体重かけてくるんだよな

そんで反対の扉に押し込まれてるおばちゃんとかが「無理だよ次のに乗ってよ!」と叫んだりしてるんだけど、イヤホンとかで耳塞いで乗り込んでくるのよな

相手体重かけ切ったところで、こっちをスカして転ばせたりもやってみたんだが、それ別に何のためにもなってないんだよな

はあ、電車で体力ごっそり削られない仕事したい

2019-11-04

anond:20191102173100

「某カセットテープ店」こと、中目黒waltzの店主です。

この場に掲載されている内容について、心配して下さっている何人かの常連お客様や友人から連絡を頂き、確認/認識しました。

私は「はてな匿名ダイアリー」の利用者ではないので、今回のこの投稿のためにアカウントを作って書き込んでいます(もし利用方法が誤っていたら申し訳ありません)。

そしてこの投稿最初最後になります

11月2日に来店し、この書き込みをした人物に対して、黙って流しておこうかとも思いました。それが大人対応なのかなと。

一方で、店舗経営者として明確にしておかなければいけないことや、ご来店頂く方々に理解しておいて頂きたいことをお伝えする良い機会にもなり得ると考え、投稿してみようと思いました。

まず始めに、「この人物」に対して、私は特別感情をもっていません。

注意した来店者によって後でSNSGoogleビジネスに腹いせで報復的な書込みされたことは既に何度か経験しています

(この人物はこの場だけではなく、@luciferalpha というアカウントTwitterにも上げています

私にとっては「あぁ、またこパターンね」という程度です。

今の時代に実店舗経営し、そこで迷惑な来店者に対して注意をするということは覚悟勇気必要です。

何でもすぐにネット上に書込まれ、それが瞬く間に拡散される時代。そういうリスク理解した上で、「注意」するという行動をとっています

「この人物」を注意するに至った経緯を説明します。

きっかけは、あるお客様からのご指摘でした。

「ずっとスマホメモっている人がいますよ」

そのお客様カセットテープを3本ご購入下さいまいした。レジでのお会計を終え、帰り際に私にそのように伝えました。

私は「分かりました。有難うございます」と返答しました。ご丁寧に教えて頂きましたが、私も他のスタッフも「この人物」がずっとそうしていることに気付いていました。

そのお客様女性です。常連お客様ではありません。また同業の方ではないと思います

その方が私にそのように伝えた理由は、今となっては分かりません。

ただ、恐らく二つの理由想像することが出来ます

1.「この人物」がずっと同じ場所に留まってメモったり試聴したりしているので邪魔だった

自分が読みたいキャプションが読めない。もしくは欲しい商品を手に取ることができない等の理由から

2.単に「この人物」の行為不快感を覚えた

私はしばらく様子を見ていましたが、いつまでもその行為継続しているので「この人物」に声を掛けました。

少々話が逸れます

私が来店者を注意する頻度をそう多くありません。

当店では一応ルールを設けており、まず最初女性スタッフがやんわりと声を掛けて注意し、それでも迷惑行為をやめない場合は私が注意するというステップになっています

店舗迷惑を感じているものの、何の悪気もなく行為に及んでいるケースは本当に多いです。そんな方に対して、いきなり店主から注意されたらショックが大きいだろうと察しています

故にいきなり私から注意をすることは極力しないようにしています

ただ、確信犯だったり悪意を感じた場合、それと「あまりにも節度がない」と判断した場合最初から私が注意することもあります

人に注意をすることは気分の良いことではありません。出来ればしたくないと誰もが感じていると思います。私も一緒です。

注意するに至る前に「この人、早く帰って欲しいな」と思うことは、残念ながらとても多いです。なるべくなら注意したくないので、迷惑を感じていてもある程度までは許容するよう心掛けています

当店にご来店頂いたことがある方であればお分かりだと思いますが、店内の新譜コーナーには全てキャプション作品説明)が設置されています

その内容をずっとスマホメモったり、商品キャプションを片っ端から撮影する人がいます

以前、そのような人に声を掛けた時、

「聴きたいものがいっぱいあるけど、プレーヤーをもっていないので、メモって後でネットで聴こうと思っています

そのような答えが返ってきました。

特殊な事例ではありません。そういう人、結構多くいます。ただ店の人間は「この人、失礼だな」と思っています

あなたの店では何も買いませんけど、聴きたいものはいっぱいあるので後でネットでタダで聴くためにメモらせて下さい」という行為です。

それ自体違法でも犯罪でもありません。タダで音楽を聴ける環境ネット上にあることも十分に理解しています

ただ、商品を売っている店にわざわざ入って来て、そのようなことをするのは失礼だと思います

私は「そういうことがしたいのであれば、店になんか来ないで、家でインスタでも見ながらやっててくれよ」と考えています

「この人物」に話を戻します。

「この人物」は混み合っている店内で、ずっとスマホで「メモっては試聴」という行為継続していました。

「ずっと」というのが実際にどのくらいの時間だったか計測してはいません。1時間だったか1時間半だったか。そのくらいの印象をもっています。他のお客様違和感を覚えるくらいの時間です。私はそのことから節度がない」と判断しました。口頭でのやり取りは「この人物」の記述の通りです。言い方の違いは多少ありますが、内容自体に誤りはありません。

カセットプレーヤーを所有していないと言う「この人物」。本当にカセットプレーヤーテープを購入するつもりだったのでしょうか。私は4年3か月前にこの店を作り、営業日毎日店舗にいます毎日来店者の行動を目にし、ご購入頂くお客様と接しています。注意に至る可能性がある人に購買意思があるかどうかは、当然のことながら慎重に見極めるようにしています(購買意欲がありそうな人でも、マナー問題がある場合は注意に至ることもありますが)。そして私の目には「この人物から購買意思を感じることは出来ませんでした。

試聴用のプレーヤーを常設し、試聴用のサンプルテープを用意している店舗で「劣化を防止するためにスマホで聴いていた」とか「プレーヤー取材のものだと思った」と言及されていますが、私には後から取って付けたような言葉に聞こえます。注意した人が最終的に購入すると「迷惑な来店者」からお客様」に立場が変わり、急に強気に出てくるケースがあります。だから私は注意に至った客には速やかに退転するよう促します。「この人物」は注意後も店内にい続け、私に「購入する必要ない」と言われてまでも聴くことの出来ないカセット一本を購入し、やがてこの場にその経験談を書き込むに至りました。この場に書き込んでいるような不快感を得てまでも、聴くことの出来ないそのカセットが本当に欲しかったのでしょうか。私にとっては疑問です。

店が迷惑に感じること。周囲にいる方々が不快に感じること。「この人物」はその点に対する意識が少々低いのではないかと思います

Twitterプロフィールが正しければ、「この人物」は1971年まれの47歳か48歳のようで、1969年まれの私とほぼ同世代です。既にマナー節度が分からない若輩者ではないと思いますが、どうでしょう

情報万引き」という言葉的外れな誤解、もしくは不適切表現だったとしたらお詫びします。大変失礼しました。私も「そこまで説教じみたことを言う必要はなかったな」と考えています。「迷惑なので退店して下さい」(以上)で良かったなと。

せっかくですので、この場を借りて、私が店舗迷惑と感じる行為について幾つか列挙します。

1. 無断撮影

商品は店の所有物です。多数の商品を抜き出して並べて撮影して戻したり、ディスプレイを変えて撮影したり。そういう写真が撮りたいのであれば、購入してからどこかでやって下さい。商品ブツ撮りではなく、内観の撮影も同様です。「あなた写真に映りたくないんですけど」と思っている他の来店者がいるということを覚えておいてください。また、そもそも、「写真を撮らせて下さい」の一言が何故言えないのでしょうか。

2. スマホメモって(撮影して)後でネット聴く

先述の通り、それを売っている店の中でやるのは失礼です。ネットでタダで聴きたいなら店舗以外場所でご自由にやって下さい。試聴したいのであれば、スタッフ一言申し出て、店内の試聴機を使って下さい。

3. たくさんの商品を抜き出して、一点一点いつまでもネット検索する

レコードラックの上に20枚くらい積み上げて、延々と検索しては戻してとやっている人もいたりします。他の方の購買機会を奪い、且つそのコーナーを見たい人の妨げになってることに気付いて下さい。

4. 何時間立ち読みして、何も買わないで出ていく。

節度理解していない典型事例だと思います

5. 商品の扱いが乱暴

購入意思がない人は商品価値を分かっておらず、扱いが乱暴だったりします。立ち読みした本の戻し方のひどいこと。世の中の本屋さんは本当にご苦労されているのだろうということが、私も店舗を始めてよく分かりました。

6. 大勢で来店して騒ぐ

例えば、買う気があるのは一人だけ。あとの5人はただ付き合いで来ている。そして興味がないので、店内でかたまって雑談したりスマホいじったり始める。そういう時は店の外で待っているのがマナーだと思います

7. 買う気がなく、ただ自分の話がしたいだけ。常識を欠いた質問をしてくる

延々と自分カセット愛を語るものの、店を見に来ただけで買う気なし。申し訳ありませんがこちらは仕事中です。「売上いくらなの?」「どのくらい儲かるの?」とか、普通聞きますか?何故どこのどなたかからない人にそのようなことを話さないといけないのでしょうか。

他にもあるような気がしますが、この辺で止めておきます

店舗にとって厄介なのは上記のようなことをする人たちの多くは「悪気がない」ということです。

無意識無自覚が招く迷惑マナー違反。この投稿を読んでいる人たちの気付きとなり、私の店舗以外に行く場合でもそのようなことが減って行けばと心底思います

もしそうなれば、このような投稿きっかけを与えてくれた「この人物」には感謝しないといけないのかもしれません。

すっかり「面倒くさい店」の「面倒くさい店主」のレッテル貼られてしまいましたが(笑)、これを読んで「やっぱり面倒くさいな」とお感じの方は、是非ご来店なさらぬようお願いします。

さぞかし厄介な来店者が多い店なのではと思われた方もいるかもしれません。でもそれは違います。当店に来店される多くの方は、常識マナーのある良い「お客様」です。

最後に、冒頭で述べた通り、この場での投稿がこれが最初最後です。

「この人物から反論や、お読みになられた方々からコメントがあったとしても、私が返答することは一切ありません。

そもそもこのサイトの初めての利用。私、正しく使えているのでしょうか。この投稿は、本当に人の目に触れるのかな?

長文、大変失礼しました。

2019-11-03

anond:20191102113616

一昔前まではこういう人のほうが多かったんだよね

(今でもかもしれないが)

みんなが見ているもの面白い

特定の人しか見てないもの=つまらないだった

「私だけは面白い」は理解できない

プロ野球とか巨人とか本当にみんな好きだったのか

携帯音楽プレーヤー機能が付いてき始めた頃、

みんな電車イヤホンつけてる時代が有ったが、本当に音楽好きだったか

2019-10-28

ペーターくんから搾り取る卓

テキサスホールデムっていうポーカーがあります

まぁ最近若いのにはやってるとか言ってるけど、どうなんすかね。たぶんカジノ法案関係で裏で電通あたりが活躍してるのかも。

それはさておきテキサスホールデムゲームがあるんでよくやっています

このあいとある卓に入ったんだけど、ペーターくんと自分、他3人の卓です。左の人は俺と同じでチップが少ない状態。残りの二人は1位,2位です。

最初プレイして気がつくのは飛び交うチップの多さです。ここは初心者卓なので、チップブラインド(参加手数料)数も少ないはずなのに、やたらでかいポイントが飛び交っています

ついていけずフォールド(勝負から降りる)ばかりしていると、毎回同じ人が強気レイズ(掛け金釣り上げ)をしていることにに気が付きました。ペーターくんです。

ペーターくんは$700のポット(集金されたポイント)に$8000も$12000も掛けるバカタレでした。

私が卓についた頃には既にティルトモード突入しているらしく、低額ポットに大金を叩いては小銭をかき集め、高い手札を手に入れた他プレーヤーボコられてお金を巻き上げられる、といった様相をくり返していたのです。

私も高カードが来たらペーターくんのベットに重ねて、何回か殴って、たくさんチップを頂きました。

空き時間がなくなった事もあったので、30分ほどで私はゲームを切り上げたのですが、あの卓ではその後もペーターくんはチップを吐き出し続けたことでしょう。

2019-10-20

ラグビーW杯 10月20日準々決勝第4試合 日本 vs 南アフリカ レビュー

「先に我々のメンバーを見たことで、相手作戦を変更してきても、それは私がどうこうできることではない。関係ありません」試合3日前に登録メンバーを発表した南アフリカエラスムスHCは言った。

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ラグビーワールドカップは予選プール1ヶ月の激闘の後、ノックアウトラウンドが始まり、準々決勝の2試合が行われた初日は、イングランドニュージランドがそれぞれ圧倒的な強さでオーストラリアアイルランドを封じ込めて準決勝進出を決め、今日行われたトーナメントの反対の山、ウェールズ×フランスは激闘の末にウェールズ勝負をひっくり返し、わずか1点差で試合を制した。

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そして夜、準決勝最後椅子を巡って日本×南アフリカの対戦が行われる。

日本南アフリカといえば、4年前のW杯を思い起こさずにはいられれない。

世界中に全く注目されない中、日本大会の良い試運転になると目論んでいた南アフリカ撃破し、世界中に衝撃を与えた。

南アフリカ選手はあの夜、試合が終わったあと呆然として芝に座り込んでいた。

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あれから多くのプレーヤー来日し、ジャパンラグビートップリーグプレーした。

日本にやってくる外国人選手というと口さがない人はすぐ「金目当てだ、日本リーグに純粋スポーツ価値なんてあるわけない」という。

しかしきっとそれだけではない。

彼らは日本ラグビーリスペクトし、何が起きているのかこの目で確かめるためにやってきたに違いない。

長年かけて準備をしてきたのは日本だけではない。

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4年前の南アフリカ代表試合前、日本に対して特別な事はしていないと言ったと記憶している。

字面だけ見れば似たように見える今年の言葉、だけど今回はきっと込められた意味が違う。

意訳するとこうだ。

「我々はもう君たちを知っているぞ」

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台風19号被害は甚大で七十人を超える死者を出し、この試合でも冒頭に黙祷が行われた。

さら今日10月20日日本ラグビー象徴平尾誠二の命日でもある。

日本はもう居ない人たちへの思いと、今いる多くの人たちの未来への希望を背負って戦いに挑む。

流は国歌斉唱で泣いていたがそれはまだ早い、今夜はどんな結果になろうとどのみちまた泣く事になるのだから

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前半、南アフリカキックオフ

日本は取った田村が自陣深くからいきなりキックパスし、対する南アデクラークハイボールキック応酬となる立ち上がりとなった。

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3分南アボールファーストスクラムで、日本わずかに押されて下がりながらのディフェンス、こうなると守るのが難しい。狭いサイドをマピンピが鋭くつきこの試合初めての得点となるトライをとり0-5。

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リスタートからまたもハイパンを上げるデクラークに対して日本ハイパン応酬、落下点で競るが今日日本キャッチが当たっている。

ラインアウトからセットプレーでも蹴る日本は直前のテストマッチで単純な地上戦ではディフェンス突破ができないと踏んだか。

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最初の15分、強みを見せつけて「力押しとパワフルラン」といういつもの攻めをする南アフリカと、多彩なキック活用して撹乱を狙う日本、狙いは混乱から前進し複雑さを突きつける「アンストラクチャーラグビー」だ。

今日ハイボを松島がよく取り、そこから始まる日本の早くて複雑なプレーを前に南アはズルズルとディフェンスラインを下げるが、日本エラー最後まで詰め切れない。

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ただ、まだ流れを持っている日本は18分にスクラムで初めて組み勝ってペナルティゴールを獲得、3-5。

雄叫びをあげる具智元。

その後、日本ペナルティ獲得で南ア陣22mにも侵入し、ここから繰り出す複雑なプレー南アディフェンスを圧倒する。

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南アボールを持つチームではない、でもポゼッション21%はいくらなんでも低すぎだ。

ハイボが取れないだけでなく運もなく、30分台に訪れた2回のほぼ決定的なチャンスも偶発的なエラーで逃す。

小柄なデクラークが一人気を吐く中、全く攻め切れず3-5で前半終了。

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複雑な攻めを突きつけてペースを握るもエラーで取り切れなかった日本だが、より深刻なのは南アだ。

取れるところ、取るべきところでことごとく点数を取れていない。

問題を起こしているのはエラーなので修正のしようはあるかもしれないが、40分やって2点差というのはまずい。

残り40分、南アは体力の限界が訪れる前に勝負を決めないと、4年前の再現となってしまう。

対する日本自分たち試合を動かせる60分まで南アを封じ込めることができるだろうか。

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後半、フィールドに先に現れ、円陣を組む日本は予選突破でやりきったなんてとんでもない、もっと勝ち続ける気満々だ。

だが淡々としていたように見えていた南アは、10分の間に着実に自分たちプレー修正していた。

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後半の南アミスが少なくなり、ブレイクダウンの激しさとデクラークアグレッシブタックルで地上を制圧する。

40分台、南アは2度のマイボールスクラムで組み勝ってペナルティゴールを獲得、2回ともチャンスを確実に決めて3-11

61分にも激しい地上戦ペナルティゴールを得て3-14。

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ハイボも徐々に南アに入り始める。

何が起きていたのかわからずに混乱していた4年前とは全く違い、シンプルプレーを悉く繰り返す南アは、「自らの強みを疑わない信念」と「身体の強さ」で強引に命運を引き寄せた。

対する日本自分を取り戻した南アの前に地上戦ボールを得ることができないだけでなく、ラインアウトも失い、流れがが逃げていく。

こうなっては起点がないので複雑なサインプレーにも、アンストラクチャーの走りあいにも持ち込めない。

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勝負を分ける60分台には南アがこれも強みであるモールで20mあまり前進したあと、今日活躍デクラークが鋭いランでインゴール飛び込みトライコンバージョンも決まって3-21。

欲しい時間帯で最も得意なプレーで取る、これは取った側は大きな自信になり、取られた側は大きなショックとなった。

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着々と試合終了が迫る中、18点差を追う日本は、南ア陣深くラインアウトを得るが、試合を蘇らせる最後のチャンスにこれを切り返されて、逆に南ア勝利を決定的に引き寄せるトライ

3-26。

75分を過ぎて23点差は日本にとってはもはや逆転不能数字だし、南アにとってはもう命運は逃げていかない。

だが日本は諦めないし、最後ボールを得た南アは待つだけで手に入る簡単勝利拒否するように攻め続ける。

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勝敗帰趨は決まっていても、双方最後まで激しく戦った80分、ボールタッチに蹴り出され、ついに南ア勝利を手にした。

4年前のショックはW杯直前のテストマッチ払拭したと語ったエラスムスHC。

しかし、今夜、本当の意味南アは4年間の借りを返した。

南ア日本を「知っていた」のだ。

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大量点を取り合うラグビーでは、残り10分ではもう勝負帰趨が決まっていることも多い。

増田ラグビーを好きな理由の一つは、刻々と迫ってくる決着の時を前に、勝者も敗者もどのように結末を迎えるかの姿勢が問われ、そこにドラマを見ることができるからだ。

それは強がりであったり、自分を抑える意思であったり、時に激しく溢れる感情だったりする。

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自分たちのできることはやったんで」たくさんの勝ちと負けを突きつけられてきた堀江は、試合後のインタビューでいつものように淡々と答える。しかし、少し、少しだけ悔しそうな表情だった。

トンプソンルークは「ちょっと寂しい」と語った、その「ちょっと」は4回のW杯を戦った16年の日々を振り返った「ちょっと」だった。

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予選プールで立て続けにアップセットを演じ、大きな成果を得た日本代表の旅はここで終わったが、W杯はまだ続きがある。

来週には異次元の強さを見せつけたニュージーランド進化したフィジカルラグビーイングランドと相まみえ、今夜日本を破った南アフリカは自らの鏡写しのような強力ディフェンスを誇るウェールズと対戦する。

3位決定戦も含めても、2019年W杯はもう4試合しかない。

決勝を争う最後の2つの椅子には、どのチームが座るのか、白、黒、赤、緑、どのユニフォームの上でウェブエリスカップは掲げられるのだろうか。

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日本代表はその行方を見守ることとなる。

試合後の円陣で泣いていた流、その涙が嬉し涙でなかったのは残念だが、流にはまだ時間がある。

4年後、4年後だ。

anond:20191019015254

2019-10-19

[番外編]ラグビーW杯 準々決勝 日本 vs 南アフリカ プレビュー

1週間のご無沙汰、レビュー増田(ありがたく名乗ることにした)です。

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これがポストされる19日は、イングランド×オーストラリアニュージーランド×アイルランドという非常に興味深い対戦が行われ、レビューのしがいがあることは間違い無いのだが、実は増田はこの1週間、所用で日本におらず、帰国日がまさに19日の夜になる。

なので、これらの対戦をレビューしてポストする頃には、日本×南アという大一番に皆が集中していることになるだろう。

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そこで、今回は番外編として、前回の日本×スコットランド戦でも触れたように、増田マレー半島北上しながらボーッと考えた南ア日本が取りうる選択肢展望について触れ、プレビューとしたい。

プレビュー分析すると良いのが、「双方や一方の戦略戦術機能せず、パッと見で凡戦や圧勝劇なったとしても、そこに遂行にまつわるドラマを感じることができる」という所だ。

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このプレビューで、みんなが事前に自分なりの注目ポイントを見つけることができ、より楽しく観戦できれば最高の喜びだ。

因みに前回のレビュー羽田空港外国人に囲まれながら試合を観戦し、翌朝クアラルンプールからポストした。

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4年前のW杯アップセットを演じ、今回も驚異的な戦績でプールAを突破した日本だが、直前のテストマッチの結果が示すように、地力南アには及ばないのは間違いない。

10回やって6回勝てる相手なら地力で優っているとも言えるだろうが。

NZ地元紙が予想した日本勝率24%というのは妥当とも言えるし、むしろ好意的だとも増田は思う。

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まずもっての所、ノックアウトランド勝ち点制でないので、すべての国が点数の大半をペナルティーゴールであげるような「堅い」展開になりやすい。

南アフィジカルを盾にしたディフェンシブでセットプレー中心のぶつ切りラグビーを得意とする国で、そういったゲーム大好物だ。

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また、それは現在メンバーにも現れており、司令塔、SOのハンドレ・ポラード地元南アスーパーラグビーチーム、ブルズで正にそういうゲームタクトを振っている。

ここで出てくるのが、ツーブロックなのかモヒカンなのか微妙髪型の控えSOエルトン・ヤンチースであれば、小柄ながら強気プレーでもって鳴らすSHファフ・デクラークとの連携ボールを回すオープンな展開になるのだろうが、初期代表チームでこのコンビの結果が出なかったため、ポラードの固定となった。

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その後、南アはでかい身体ですぐキレるLOエベン・エツベスや、大会最高クラス長身で掴み合いになると笑顔になるのが怖いLO RGスナイマン、一転してナイスガイオーラが滲み出る大男FLピーター・ステュフ・デュトイ、怖いとかナイスガイとかもうそういう話じゃなくてプレー身体も顔もなんかサイボーグっぽいHOマルコム・マークス、そんな中でどこか哲学者のような雰囲気を漂わせるキャプテンFLシア・コリシなどのFWが中心となった堅いラグビーを基本としながら、「ポケットロケットWTBチェスリン・コルビや、海外中継などだと「マッピンッピ!」と独特のアクセント名前を呼ばれる俊足WTBマカゾレ・マピンピ、直前のテストマッチ連続トライを挙げたワンダーボーイSHハーシェルヤンチース(本日2回目のヤンチース)などを加え、身体をぶつけてよし、走ってよしの非常に攻略しづらいチームになってしまった。

因みにシア・コリシは極貧の身からラグビーのし上がり、功なり名を遂げると、幼い頃に生き別れになった腹違いの妹を自力で探し出し、非常に煩雑な法的手続きを経て養女として迎え、共に暮らしているという。

知的人物として知られ、FW戦には付き物のジャッジ解釈をめぐるレフェリーとのコミニュケーションバッチリだ。

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おそらく南ア戦略ファーストチョイスは、ここ一番の時にオールブラックスさえ封じ込めるやり方、ハイパントを上げて着地点の競り合いやキャッチ後の攻防で直線的にドカンカン身体を打つけ、ボールを前に落とすノックオンからスクラムを狙ったり、ボール争奪戦で時に頭を突っ込み、時に圧力をかけて日本規律を崩してペナルティー獲得を狙うというものになるのではないかと思う。

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マイボールスクラムになったらまた直線的に走ってスクラム脇を急襲し、身体を打つけて1コマ前に戻る。

接点の圧力対応するため日本が人数を集めれば、さあ外のスペースに展開だ。

強力なランナーがいる。

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もっと良いことにペナルティーを獲得した場合、素直にペナルティーゴールで3点を狙うか、タッチキック前進してトライを狙うかは考えどころだ。

タッチ前進したあとの狙いは、立っての密集、ドライビングモールとなる。

日本は今大会スクラムになかなかの強さを見せるが、モールは止め切れていると言い難く、フィジカル絶対の自信を持つ南アが3点で満足せず、これを狙ってくる確率は高いとみる。

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日本としてはこの展開になりたくない。

なので、アイルランド戦やスコットランド戦で見せた、「ボールキープして攻撃時間を使う」という戦術が考えられる。

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しかし、ここで問題になるのが日程と経験値だ。

今回、南アは十分な休養日があり、たとえ守り通しの展開になっても、体力切れは起こしづらい。

それに、地上戦身体をぶつけ続けると、その衝撃で消耗してしまい、日本の方が先に体力切れになってしま可能性がある。

キープするならどのタイミングで繰り出すかが悩みどころとなる。

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さらに悪いことに、南アの多くのプレイヤー日本の早さや多彩な攻撃、意外と侮れないフィジカルの強さなどを「感覚的に」知っている。

これは日本代表クローンチーム、サンウルブズスーパーラグビーに参戦して数年来南アのチームと対戦し続けているのと、南アの多くのプレーヤーがジャパンラグビートップリーグプレーしているためで、お互いに顔見知りの選手も居るくらいだ。

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そこで考えられるのが、サモア戦で日本がとった、「ボール相手の背後に蹴って背走させ、身体接触を避けながら前進し、走力を削る」というやり方なのだが、これも蹴ってしまう事には変わりないので、相手が充分なところに蹴ると、正に相手好みの展開の呼び水となってしまう。

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大会日本ディフェンスはよく機能しているが、国際的日本評価は「恐ろしく早いテンポの多彩で素晴らしい攻撃と、脆弱守備を併せ持つ、『よく取るけどよく取られるチーム』」というもので、増田から見てもそういうチームであって、できれば守勢には回りたくない。

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南アが唯一対応に後手を踏む可能性があるのは、ボールがあっちに行ったりこっちに行ったり、攻守の交代が目まぐるしくなる「アンストラクチャーラグビー」の展開だが、その起点がハイパントだったりすると巨人揃いの南ア空中戦で競り勝たないといけない、ということになる。

ハイパントキャッチが「当たりの日」じゃなかったら果たしてどうやってここまで持ち込む?

アンストラクチャーのもう一つの起点は相手が持ち込んだ密集、ラックボールを無理やり引っこ抜いたり、激しいタックルで落球を誘い、有利状況の反則流し(アドバンテージ)で相手が攻めから守りへ切り替えられないうちに走り抜けるというやり方だ。

こうなってくると姫野やリーチ大阪弁第二外国語のトモさん(トンプソンルーク)に頑張ってもらうしかない。

エツベスがまたキレるかも、とか考えてる場合ではない。

というか、むしろソレについて考えなければいけないのはシア・コリシの方で、大体において宥めてしまうので期待薄だ。

あとデクラークも小さい身体で掴み合いには一歩も引かず、何だったら自分から掴みに行く勢いなので、危なっかしい事この上ない。

シア・コリシの胃壁の強さには感嘆するばかりだ。

あ、マルコム・マークスは大丈夫。彼は多分そういうの超越してる。

まあそれは良いや。

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日本はこれらの考えられる展開の中で、今まで挙げた戦術を切り替えて勝利の緒を探すかもしれない。

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ランキング1位だったアイルランドと5位だったスコットランドを倒したからいけるっしょ、と思いたくもなるが、このように概観した上で考えると、相性で見たところはそれら2チームより遥かに悪いのが現状ではないだろうか。

日本は相性最悪の強敵を前に、わずかな隙間に手を突っ込んで勝利へのドアをこじ開けるプランを見つけなければいけない。

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注目は最初の15分に日本ボールを持った時に蹴るか・キープするか、その後さりげなく戦術が変わっていないか前後半で戦術修正が入るかというプランのところと、地上の密集・ラックでどちらが優位に立つか、ファーストスクラムがどちら優位になるか、エラーや反則の数が時間と共にどう増減するかという遂行のところだと思う。

みんなはここを見てみてほしい。

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果たして試合は4年前の再現となるか、4年越しのリベンジとなるか。

増田普段序文で書く話を今書いてしまったので、レビューで何を書こうか、ちょっと不安だ。

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あ、あと日テレの実況が酷いという意見散見されるが、以前はラグビー界の松木安太郎にならんとして感情爆発実況をしていた元代表とか「いや、展開の複雑なラグビーでそれはちょっと」みたいなのもあったんだから、それを踏まえた上で、今回、数年来みずから映像編集してまでミニ番組Youtube配信ラグビー普及に尽力してきた日テレ安村アナはなかなかい仕事をしている思うぞ。

anond:20191014075520

2019-10-16

多分、中共香港統合化も言論弾圧成功する

国連とかであんまりワーワー言われないしね。

ルワンダの話を持ち出すまでもなく、国際世論は都合よく見ないフリをする。それは知ってるけど、関心を払わないという形と同義インテリ層は非難するかもしれんが、そうでない層は関心を払わないだろう。

too big to failな訳で、崩壊すると言っていた中国経済はもう10年以上成長を続けている。さらには世界一技術を大量に持っていてHuawaiが5G最も重要キープレーヤーになっている。もう誰も止められない。

習近平独裁は完成し、それは香港独立維持派が少しずつ削られて無力になるよりも長く続く。安倍の対抗馬がおらず、政権が続いているようなものだ。

もう世界のどこにも中国に頼らない経済はないし、中国抜きの政治は成立しない。

トランプが吠えようとも、ネトウヨが叫ぼうとも消されるだろう。

それだけのガッツ習近平にはあるのだ。

2019-10-15

3大手駒を戦わせて自分命令してるだけの卑怯アニメは?

ポケモン

デジモン

金色ガッシュ

FGO

あと何個ある?

細田 まあ、もうちょっと物語寄りの理由を言えば、ネット世界友達パートナーデジモン)が戦っているのに、自分は自宅にいて一歩も動かない。この差を出したい、という意図もあったから。

小黒 ああ、なるほど。友達を戦わせて、太一達は楽している、と。

細田 そう。それでいいのか、自分安全場所にいる事に罪悪感はないのか、と主人公を追いつめたかった(笑)。『デジモン』もそうなんだけど、最近、「後方支援型」とでも言うような作品が多いですよね。そういう作品を見ると、何か違うんじゃないかと思います。仲間(デジモン)が身近で戦っているなら、主人公ももっと応援したり、走り回ったりしたらどうなんだ、と思うんですよ。

では、アニメポケモン』のテーマとは何か?

それを探し出すのが結構大変だった。

僕はゲームの『ポケモン』の中にそれを見つけ出そうとした。

ゲームは、野生のポケモンを捕まえて育てて戦い、ランクアップしていく。

主人公プレーヤー代理である

現実プレーヤーは、ゲーム機の外にいて、傷つくことはない。

プレーヤーゲームのこの関係をそのままアニメに持ち込むと、主人公がなんの苦労もせずにポケモンを捕まえて、そのまま自分代理ポケモンを戦わせる代理戦争のように見えてしまう。

そういうアニメにはしたくなかった。

谷口

(略)

 分析会議現代におけるヒーロー像の分析をやって、私は『ポケモン』の主人公のあり方は、卑怯きわまりないと思う、と。ウルトラセブン』とは如実に違っていて、『ウルトラセブン』のカプセル怪獣は、あくまで(変身できないときの)時間稼ぎであって、最後責任は僕が取りますっていうのがあったのに、(『ポケモン』では)自分自身が苦労するわけでもなく、困ったら「行けピカチュウ」とか「がんばれピカチュウ」、これはピカチュウ気持ちにもなってみろと(笑)

https://news.denfaminicogamer.jp/column01/pokemon-contribute

2019-10-14

ラグビーもっと楽しく見る戦術視点

ラグビーワールドカップが盛り上がっているのはラグビーファンとしては何より。ぜひ多くの人に、残りの試合を楽しく観戦してほしいので、自分が初観戦の友人に対して解説する戦略的ポイントを共有したい。自分の友人は理系で、サッカーは知っていることが多く、そういった人を想定している。

一対一のスキルも見どころだが、ここでは大局的に見るために、「陣取り」と「数的優位」の要素に注目する。これだけで、ラグビー面白く見えるはず。増田を書くのは初めてなので、そのあたりはあしからず

陣取り的視点

サッカーから派生したラグビーだが、サッカーと大きく違うのは陣取り合戦的な要素だ。その点、アメフトとは似てるが、自分アメフトとも大きく違う(蛇足:観戦者としてはゲームが頻繁に切れ、攻守交代がはっきりしている点ではアメフト野球に近いと思う)

まず、基本はボールが両軍にとっての先頭である。これを規定する原則

スローフォワードThrow Forward」=「ボールを前に投げてはいけない」

ノックオン=「ボールを前に落としてはいけない」もこの原則から来る反則だと思うと覚えやすい。

さら重要原則

ボールは両陣営にとっての最前線

である。これを違反すると、基本的オフサイドになる。オフサイドサッカーと違い重い反則で、ペナルティキックから失点をするリスクがある。

これにより、攻撃側が、アメフトのように、味方プレイヤーを前に走らせ、前にパスを投げて陣地を進めることができない。これはスローフォワードかつオフサイドだ。一方で防御側は、ボールラインを超えて要注意選手マークすることはできない。愚直にボールラインまで戻って、前に出て、戻って、前に出て、を繰り返さなければいけない。(これを80分やるなんて常人はむり。)

なので、試合をみるとすぐわかるのは、防御側はボールを先頭にズラーッと一列に並んで前に出てくるのに対し、攻撃側は扇状に陣形を整えて、後ろに投げてもらえるように準備している。

攻撃側の選択肢 ラン、パスキック

トライを取るためには自分の陣地を前に進めなければいけない。そこで、ボールを持ったプレーヤーには3つの選択肢がある。

ラン(攻撃権維持、前進

まずは単純にラン。これが基本的に前に進む手段。パワーやスピードがあれば単純に相手がいようと前に進む。

パス攻撃権維持、後退)

次にパス。これは後ろに投げなければいけないので陣地を失う。ただ、メリットとしては後ろから選手が走り込んだ場合は勢いがあるので、突破すれば自ら失った陣地を回復しおつりがくる。また、パスでは攻撃を外に展開できるので、数的優位ができている場合は、パス→ラン→パス→ランとつないで、前に進むことができる。けど、パスは「どこを攻めるか」という選択肢を与えているだけで、前に進むにはやはり走るしかない。

このランとパス攻撃権を保持ながら前進する基本プレーになる。ではキック

キック攻撃放棄、陣地獲得)

パスと違い、キックは前に蹴ってもいい。したがって大きく陣地を進めることができる。ただし、攻撃権を一旦離すことになる。相手陣地に蹴り込むので、相手攻撃権を放棄する代わりに、陣地を獲得するわけだ。キックは主にスタンドオフが行う(田村選手)。

ただし、ノーバウンドで外に蹴り出すと、蹴ったところまで戻されて、かつ相手ボールから始まる。ただし、ワンバウンドさせて外に出すと出したところから相手攻撃になり、陣地を回復できる。楕円球をワンバウンドさせて外にだすのは簡単ではなく、運動量保存則が重要だ。簡単には陣地を獲得できないようになっている。

ただし、ピンチ場合、自陣22mの実戦より後ろからはノーバウンドで蹴り出してもオッケー。出たところから相手攻撃で再開する。

キック補足(コンテストキックキックパス

あとキックにはもう2種類あって、コンテストキックハイパント)とキックパス簡単説明する。これは味方と連携して、攻撃権を相手に渡したくないが前に進めるときに使う。高校生の時にこれをやると監督から怒られたが、ワールドカップレベルだと頻繁にみられる。

コンテストキックはあまり奥に蹴らず、高くあげて滞空時間を伸ばす。そうすることで、攻撃側が落下点に行くことができ、獲得すれば相手の防御ラインの裏から攻撃することができ、大きなチャンスになる。

一方でキックパスは、高い精度のキックを使い味方に「パス」する。ニュージーランドなどが得意とするプレーだ。これはアメフトプレーに似ているが、味方は蹴った時点でボールの後ろから走り込まなければいけないので、滞空時間計算に入れないといけない。

これが決まれトライをとりやすいので、ゴール前、とっくにアドバンテージが出ている状態で起きやすい。

((アドバンテージ: 防御側が反則をおかしたが、すぐ止めると攻撃側に不利なので、プレー継続させ、プレーが停滞したりターンオーバーが起きると、前の反則に戻り元の攻撃から再開する))

数的優位をつくる

陣取り的な視点は、グラウンドを縦にどう使うかという話でより大局的。数的優位は「横」の話で、どう突破する局面を作っていくかという点につながる。ここにラグビーの戦い、犠牲精神、チームプレーが現れる。

まず、グラウンドには両軍ともに同じ15人いる。ボールを前に投げれないので、両軍入り乱れることはなく、15人マッチアップしていればなかなか突破できない。

人数を「余らせる」

そこで局所的に数的優位をつくり、攻撃2対守備1、攻撃3対守備2などの局面を作っていくことが重要になる。ではどうするか?

フォワードアタックし、相手の人数を集める

まずは近場でボールを展開し、FWを中心として相手に当たり、相手の人数を集める。ほとんどの場合でこのアタック突破するためでなく、自分たちを犠牲にして外の数的優位を作っているのだ。これを右に左に目先を変えながら何次攻撃も繰り返す。ここで大事なのはスクラムハーフ田中選手、流選手)がテンポよくボールを出し、タックルされたプレーヤーは敵が寝ている間に起きて次のプレーに参加すると、グラウンドでは12vs14になったりする。

ギャップをついて、相手の人数を集める

また、自分ひとりで相手一人以上あつめるには、敵プレイヤーの間に走り込むと、敵二人を巻き込むことができ、数的優位に貢献する。さらに裏に出てパスをつなぐ「オフロードパス」が繋がれば、敵を背走させることができ、さらに優位になる。

ミスマッチを利用し、相手の人数を集める

大きい相手が小さい相手に当たりに行けば、敵はサポートに行かざるを得ないので、これも数的優位を作れる。

とにかく早く起きて、次のプレーに参加する

大事からもう一度書いた。日本は強豪国相手だと体格のミスマッチで不利になりやすいので、ダブルタックルなどで敵一人あたり、一人以上割いて対応している。なので、早く立ち上がり、フィットネスで体格的不利を補っている。稲垣選手トンプソン選手玄人好みなのもこういったところにある。

こうやって形成された数的優位を、主に外のスペースを使ってスピードのあるバックス(福岡選手松島選手)が突破しにかかる。

逆に数的に不利な場合で外に回ると、プレーヤー孤立して、ジャッカルボールをもぎ取られてピンチを招いてしまう。

まとめ

他にも、スクラムラインアウト、モールラックなど色々あるが、陣取りと数的優位を意識するだけで戦術的に観れて、ラグビー面白くなることを期待している。

2019-09-23

anond:20190923093727

ここもわかりづらいポイントだけど、同時にすげー面白い瞬間でもある。

まずタックルを食うと

倒れた場合ボールを時面におかないといけない

その時点でその場には「倒れた奴」と「タックルを見舞った奴」がいる

A、倒れた奴はプレーに関与できない。

タックルを見舞った奴も、一旦倒した相手解放しないといけない、まだ2人だけの世界

そこにタックルを喰った側、見舞った側のそれぞれの見方応援殺到してくる

B、倒れた奴は計算外、ここで双方で1人ずつがポイントに到着すると「ラック」という押し合いになる。

この押し合いで許されるのは「真っ直ぐ押して相手排除した上でボールを足で掻き出す」というもの

問題はAの瞬間とその直後、倒れた奴を除いて、ボール防衛したい相手が到着していない場合、ここ!

ここではちゃんと立ってる奴に限りボールを手で引っこ抜いていい!

ただ、ここでレフェリー解釈が登場するのが「何をもってボールを置く」とするかで、喰った側が倒れた時に膂力に任せて強引にボールを置き、その隙に味方が到着してB状態になればもうボールを引っこ抜く事はできない。

この攻防が行われるのはわずか0.5秒から1秒程の間、ここでボールを引っこ抜くのはビッグプレーでそうそう出来るものではない

しかし、このプレーにも名手が存在する。

オーストラリア代表のデービットポーコック選手で、グレーのヘッドキャップと「それ太腿じゃないんですか?」って言うくらい異様に太い腕がトレードマークだ。

彼は恐ろしいことに例え相手オールブラックスでも、大根でも引き抜くかのようにスポンスポンとボールを引っこ抜いてしまう。

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ラグビープレーヤーに直接話を聞いた解説者によると、アレは「センス世界」らしい。

運動センスというと、華麗なボールコントロールや鋭いパス、指先まで神経の行き届いたような身体運用連想するが、「大男がやってくる前の一瞬で頭を突っ込んでボール強奪する」というプレーの決めても「センス」というのが面白い

世の中にはいろんなセンスがあるものだ。

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このポーコック選手は非常に目立つので、中継でも探しやすいと思う。

何より密集に彼がやってきた時、「真打登場か」というくらい周囲が色めき立つのですぐわかる。

オーストラリア戦では是非グレーのヘッドキャップに注目して欲しい。

ちなみに彼はジンバブエまれだが、幼い頃の情勢不安から両親と共にオーストラリア移住したという経緯を持ち、そのライフストーリーからか、社会活動に熱心だ。

「激しいプレー馬鹿からできるんですよ」と言っていたが、「ウソつけ」と思う。

お前インテリじゃねーか。

2019-09-22

ラグビーW杯 22日第2試合 アイルランド vs スコットランド レビュー

昨日のオールブラックス×スプリングボクス試合レビューも好評で、なによりラグビー観戦が楽しくなったというブコメが嬉しくてたまらない。

増田としては、「わかりづらい」と言われたり、「興味ない」と言われたり、そうかと思えばどうも変な話題が注目されたりするラグビーの、その競技自体の楽しみを分かち合いたかった。

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今日22日は、日本と同じプールでやがて相まみえスコットランド×アイルランド試合が行われた。

もうすぐ戦う相手がどんなチームかを知れば、単純に「日本頑張れ、すげー、なにやってんだ」以外にもうちょっと違う楽しみ方を提供できるかも知れない。

この対戦のキーワードは「ストラクチャー」と「アンストラクチャー」、そして「雨」だ。

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「ストラクチャー」と「アンストラクチャー」は、敵味方の状況に応じた陣形状態で、「ストラクチャー」とは攻守双方、準備万端ラインが整っている状態をさす。

対する「アンストラクチャー」は、ライン状態がグチャグチャで、攻めようにも綺麗にできないし、守ろうにも予測不能状態を指す。

「ストラクチャー」はスクラムラインアウトから、「アンストラクチャー」はハイパントの落下点の競り合いや、相手の攻めからボールを引っこ抜くなどターンオーバーから起こりやすい。

「ストラクチャー」は準備がモノを言い「アンストラクチャー」はしばしばアドリブ合戦になってしまう。

両国関係でいうと、アイルランドは「ストラクチャー」に強く、スコットランドは「アンストラクチャー」に強い。

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ただここに要素を加えるのが雨で、アンストラクチャーからスピーディーアドリブを仕掛けようと思うと、パスが速かったり複雑になりやすく、雨でボール滑ると厄介なことになる。

ストラクチャーでも複雑なことはできるが、短いパスや力押しで極限まで単純に、遅く、確実にもできる。

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両国の力関係でいうと、アイルランドが圧倒的に強く、スコットランドといえばUK陣の中では身体が小さく、常に相対的弱者、いつでも工夫と諦めない姿勢サバイブしてきた。

そんな彼らの近年の活路がアンストラクチャーラグビーなのだ

しか今日の天候いかんで自分たちの強みを出しづらくなる可能性がある。

さて台風が迫る横浜、雨がいつ降り出すか。

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キックオフ試合の入りはスコットランドキック執拗に蹴って自分たち好みのアンストラクチャーゲーム演出しかし5分、逆にその混乱から抜け出したアイルランドがパワーでねじ込んでトライを奪った。

アイルランド世界最強のフィジカル軍団などと言われて、確かにそうなんだが、反応速度個人スキルも、戦術眼も高い。

陣形がくずれても一瞬の反応で大男が切り返してくるのだ。

スコットランドはそれでもキックで不確実性からチャンスを探すプランを変えない。

スコットランド勝機はそれしかない。

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両チームもスプリントが爆発的に早いので何が起きるかわからないスリリングな展開の中、14分、アイルランドペナルティーを得て必殺のモールを繰り出し、2トライ目。

アイルランドの恐ろしいところは1人でも強いが、固まるともっと強いところ。

スクリングボクスはフィジカルこそ凄いが、どこかナイスガイみたいな素朴な感じがあるのに対し、アイルランド暴力的なほど圧倒的なフィジカルで迫る上に、顔がシリアスでなんか怖いのだ。

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12点差を追うスコットランド17分、自陣でモールをやり返す。

モール前進できるのはいいとこ7〜8mほどなので、こんなにトライから遠いところからちょっと前進しても一見合理性がなさそうなんだが、そういうのがしばしば冷静になるきっかけだったりする。

それに、集団での力押しは合戦ラグビーでは自信や意地という面で象徴的な意味を持つ。

膂力で勝てないのが明らかでも、それを簡単に認めてはいけないのだ。

ここで一瞬流れを取り戻しかけた。

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しか24分、ファンブルからアイルランドが大きく前に蹴り出したキックが、アイルランドゴールポストに当たって、結局不利なリスタート適応される状況になる。

5mスクラム、それをアイルランドねじ込んで3トライ目。

スコットランドは攻めは決して悪くないのに、運が悪く、猛スピード台風のように迫る怪力男だけでなく、運とまで戦わないといけない。

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その後、何度もスリリングな展開があったが、スコットランド必死抵抗ギリギリのところで踏みとどまる。

40分のアイルランドペナルティーゴールも外れ、前半終了。

16点差をつけられたスコットランドは2トライ以上とらないと逆転できない。

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後半、横浜競技場は雨が降りだした。

試合開始から双方蹴りまくるハイパントだが、その目指すものアイルランドスコットランドで違う。

アイルランドハイボ後にタックルを食らって停止しても、ゆっくり前進すればいいし、落球してスクラムで力勝負になっても崩していける。

しかスコットランドはできれば再獲得して、プレーを切らずに抜け出したい。

こうなるとアイルランドの方が選択肢が多い。

ボール滑る雨はスコットランドに不利なのだ

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55分、そんなハイパント合戦からアイルランドが4トライ目。

雨という状況もあるが、キックの精度自体も全体的にアイルランドの方が高く、スコットランド自分たちにうまくボールが入るキックを蹴れない。

スコットランドは、主にキックを蹴っていたSHレイドローを下げ、キープする戦術に変更した。

しかし、そもそもが展開でアイルランドディフェンス突破できないからのキック戦術であり、キープして走ってもやはり突破できない。

スコットランドには手詰まり感が漂う。

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それでも諦めないスコットランドは70分ごろ、FBスチュワート・ホッグがぬけだし、それを止めようとしたアイルランドが悪質な反則でイエローカード

10分間退出で数的優位を得る。

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しかしそこでもアイルランド集中力がすごく、攻めきれない。

その後点は動かず、27-3でノーサイドとなった。

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パワーで勝り、技術も高く、ストラクチャー状況でも勝てるアイルランドだが、結局ほとんどの得点スコットランドが仕掛けるアンストラクチャーから切り返しであげた。

スコットランドとしては自分たちが賭けた不確実性をモノにできなかったのと、雨、そして爆発的なスプリント能力を誇る飛び道具のスチュワート・ホッグが完全に封じられたのが痛かった。

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この試合を通して、両軍が蹴りまくったハイパントブコメで「古典的戦術だ」という意見があった。

慧眼のファンがいて嬉しい。その通りだと思う。

ただ、あの瞬間に何が起きているのか、みんながもっと楽しむために、増田さら解説を付け加させてほしい。

かにハイパントは昔からあるプレーで、「弱者戦術」と言われていた。

20年ほど前の大学選手権では明治早稲田に挑む慶應大学がよく使っていた記憶がある。

それは地上戦で勝てないか一か八かを狙う感じだ。

ただ、近年活用方法が変わってきて、増田記憶に残っている観測では前回のW杯直後にオールブラックス採用し出した。

不確実性では同じだが、ハイパン相手がとって着地した瞬間にタックルを見舞って止める、あわよくば誰かが落下点に走り込み競って直接再獲得、相手ファンブルした場合プレーが止まれノックオンという反則で自軍スクラムだが、笛を待たずに自分たちで拾って継続すれば、自軍有利なのでプレー継続される、その瞬間はディフェンスが崩れきっていて最大のチャンス!という確立された戦術に変化した。

これは、選手アスリート能力の向上と、戦術分析を背景に、地上戦だけのディフェンス突破が難しくなった事に対する対応だった。

今日スコットランドがしたいことは多分これだった。

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さて、日本はこの両国と戦うことになる。

今日の結果を見れば、アイルランドには隙がなく、スコットランドの方が相対的に与し易くも見える。

しかし、じゃあ、スコットランドターゲットにして、アイルランドは負けても仕方ないよね、という損得勘定スコットランドに臨んで勝てるだろうか。

理屈で言えばそうかもしれないが、増田はこの絶望的な状況でも諦めないクソ意地を見せつけたスコットランドに、そんな半端な精神性で挑んで勝てるとは思えない。

そもそもスコットランドは「相対的弱者」であって、日本にとっては「強者」だ、「弱者戦術を知り尽くした強者」ほど困った敵もいない。

アイルランドを抜いて戦う分、スコットランドで必勝」などというヌル精神状態を利用されない訳がない。

今日わかったのは「アイルランドは引くほど強い」「スコットランドはどんな状況でも諦めない」という事だ。

さて、日本はこの2国にどう挑むだろうか。

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最後に、レフェリングへの絡みについて質問があったので少ない知識でも答えられることを答えたいと思う。

ラグビーにおいて、レフェリーに対して長く会話ができるプレーヤーは双方のキャプテンのみ。

それも、レフェリングに対して「抗議をする」というより、レフェリングへの「解釈を聞く」というもの

なぜそうなるかというと、そもそもラグビーレフェリー不在で始まったスポーツであり、「ラガーマンとして恥ずかしくなく振る舞おうぜ」って具合に選手同士の話し合いで反則の適応を決めていたのだが、あまりに速く激しく複雑になりすぎて、「これちょっと選手同士じゃ無理だね、誰かに頼むか」と「判断をお願いする」形でレフェリーが登場した。

自分らの都合で呼んでおいて、抗議とかねぇ・・・変でしょ。

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そして「解釈」なんだが、ラグビーではあまりにもカオスなことが起こりすぎて、反則などについてきっちりしたルール文字通りに適応すると、しばしば「あれ、反則もらったけど逆に損じゃん」という矛盾した状況が起きてしまう。

前後文脈適応判断をするケースが結構ある。

また、外から見るとわかりづらい状況でレフェリーによって、反則のラインが異なったりする。

典型的なのがスクラムで、あれは「故意に崩すと反則」なのだが、何をもって「故意」とするか、それにどっちが「崩したか」が非常にわかりづらい。

その判断レフェリーに委ねられ、プレーヤーが「そりゃねーよ」と感じても「抗議」はできない。

せめて「あれアリですか?」「アリ」「どこでアリです?」「さっきのアレ」という感じで「解釈を聞いて活かす」ことしかできない。

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レフェリーフィールドでは絶対権威なので、じゃあレフェリーは好き勝手に笛を吹いて選手は従うしかないのかとなるが、そこで問題になるのが「解釈一貫性」で、解釈の線がブレると選手レフェリーに振り回されることになる。

そうなると、「あのレフェリーって笛に一貫性がないよね」となり、あんまいい評価をされない。

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でも、多分、問題は「評価が下がる」ことじゃなくて、「そんな笛を吹いて自分に恥ずかしくないのか」という事だと思う。

他者が律するとこができない権威なら、自分自分を律するしかないのだ。

選手レフェリーのせいにしないように振る舞うなら、レフェリーもまた自分の笛に責任を持たないといけない。

ラグビーに関わるなら、選手レフェリーも、すべての人が「あいつがああいった」とか「自分が偉い偉くない」とかそういうことではなく、それに「ほかの奴はああじゃん」とかそういうことでもなくて、「自分がどうなのか」ということなのだ。

あんなにクソ走るスポーツについていきながら、不可解な状況を判定し、その上一貫性についても責任を持たないといけない、ラグビーレフェリーというのはスゲーと思う。

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ちなみに地上波放送されなかったイタリア×ナミビア戦では、スクラムを真横で見ていた豪出身レフェリー、ニック・ベリーさんが、持ち出したボールスクラムの真横を急襲しようとしたイタリアの8番に激突されるという一幕があった。

まあベリーさんは元ラガーマンで、レフェリーに転身してから現在も「その筋肉、いる?」って位にムキムキなので事なきを得たが。

もう一回いうけど、ラグビーレフェリーというのはスゲーと思う。

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日本からは今回、アシスタントレフェリーとして、久保修平さんが参加している。

中継で名前を見つけたら探してみてほしい。

anond:20190921214539

2019-09-20

anond:20190920092907

この話題好きな人はこれを読もう。いろんなスポーツの由来が書いてある。

https://web.archive.org/web/20190330172024/http://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/4031/yurai.htm

例えば、なんでフットボールっていう足を使うスポーツ歴史が長くて、現代から見るとより直感的な気がする「ハンドボール」やバスケットなどの球技歴史が短いのか、これを読めばわかる。

一方、脚(足)とボール関係あるボールゲームのことをフットボールといいますフットボールは多人数で争う対戦型のゲームで、ボール相手方のゴールにたたき込むことによって勝負が決まりますサッカーラグビーフットボールといいますが、サッカーは手を使うことを原則禁止されていますが、ラグビーは手を使います。手を使うのにフットボールというのはおかしいといえばおかしいのですが、ここでフットボールと呼ばれるのには理由がありますハンドボールボールが掌サイズなのに対し、フットボールボールは、両手でなければ扱えないほど大きなボールを使います大勢プレーヤーが密集してボールを取り合うので、大きなボールでなければ都合が悪かったのでしょう。この大きなボールは、革製でしたが、その中身は、牛や豚の膀胱が使われていました。この膀胱性の中空ボールは、弾力性に乏しく、ゲームは密集したプレーが中心となりますさらに、この膀胱性の中空ボールは貴重で、一般には革製のボールに布などを詰めたものが使われ、手でプレーするには重く、第一手が痛くなってしまう代物でした。結局、フットボールは、ボールをもって運ぶか蹴るとかいった、足と脚を使ったプレー主体にならざるをえなかったのです。


ちなみに主にオーストラリアで人気のあるラグビーラグビーリーグ)は、いわゆるラグビーラグビーユニオン)がプロ化するにあたって協会分化して、危険性を下げるためにスクラムなどを抑制していった結果、また違うフットボールゲームになった。バックス主体ラグビーでこれはこれで面白い

で、これを書くまで知らなかったんだが、オージールールラグビーは、ラグビーリーグとはまた違うのか。勘違いしていた。

anond:20190917000236

現役レフリーが答える

何回聞いてもラグビールールはよくわからない

ボールを前に投げてはいけないとかトライで5点とかそういうのは全然わかるんだけど

アドバンテージでやり直したり唐突スクラムが始まったり意味が分からない

平たく言うとなぜそうなるのかの合理的理由がわからなくて、納得できない。

アドバンテージラグビーの「継続性」を根拠運用されている。

ラグビーでは一度ボールが動き出すと何分間もプレーが続く

これが他のアメフト野球などのスポーツと違う所であり、大きな魅力でもある(プレーヤーは大変!)

からラグビーでは継続性を損なう行為は厳しく罰せられる

例えば防御側のチームがズルをして、攻撃側のプレーを遅延させたとする

この時、レフリーがすぐ笛を吹いて攻撃側のチームにペナルティキックをすぐに与えると、試合を一瞬中断することになるので、せっかくの継続性が損なわれてしま

そこで、防御側の反則後も一度攻撃側にプレーをさせてみて、そのまま有利にプレーできれば防御側の反則は無視し、有利にプレー出来なければ反則の地点に戻すことで、できるだけ継続性を保とうとしているのがアドバンテージ役割

サッカーはゴールにボールを蹴り込むスポーツで、ほとんどのルールはそれを元に理解できる。

オフサイドだってサッカー面白くするための工夫だと思えば理解できる。

バスケもゴールにボールを入れるスポーツで、そこから派生したルールから理解できる。

野球ちょっとややこしいけど、基本的にはバッターが一周すると点が入るゲーム

それを元に理解すればだいたいわかる。実はバットで打つのはおまけなんだと理解する。

隙を見て走るのが本質で、そう考えたらタッチアップも第4のアウトも理解できる。

他のスポーツもだいたい基本を押さえたら理解できるのにラグビーだけはさっぱりわからん

ラグビーは陣取り合戦とよく言われる

ボール相手の陣地の奥底まで運んだら得点が得られるシステムになっている

から、「いかボール自分コントロール下に置きながら、前にすすめるか」がラグビーの基本原則

これは、ラグビー起源フットボール相手の陣地にボールを押し込むお祭りであることによる(サッカー中にボールを持って走っちゃった少年起源ではないらしい)

トライするのが目的だとしても、キックでも点が入るし、スクラム理解できない。

ラックで手を使ってはいけないとかも謎ルールだし、だから試合中も「?」っていう状況が多々発生する。

ペナルティキックは3点で、トライ後のキックは2点だし、なんか腑に落ちない。

ラグビーは元々ゴールポストの上の部分にキックをしてゴールをすることだけで"しか"得点できなかった

からトライは元々は0点だった

トライをすると、その後ゴールキックをする挑戦権を得るからトライトライと呼ばれていたらしい

後に「これだとキックが上手いチームばっかり勝つし、点数が全然入らなくてつまらない!」となって、トライにも点数が与えられるようになった

元々キックによる得点ペナルティキックでもトライ後のキックでも一律で3点だったのが、トライに点数が与えられるようになったことで、バランス調整でトライ後のキックは2点に格下げされた

ちなみに、ラックで手を使っては行けないのは、ラグビー起源フットボールだったか

よく考えたら二種類の方法で点が入るスポーツって他にある?ややこしさの原点な気がする。

アメフトはややこしさを得点方法だけに単純化して成功したんだろうね。

とにかくトライキックで点を入れればいいんだもん。わかりやすい。

ワールドカップ始まるけど、やっぱ試合見ていて納得できないシーンが多いし

観戦している人はみんな腑に落ちてるのかな。割り切ってみているんだろうけど。


俺もルールの難しさはラグビー欠点だと思う

ではなぜこんなにルールが難しいかというと、ラグビー慣習法に則ってルールが決まっていってるから

バスケットボールハンドボールなどは、ルールを元にゲーム定義されるので、原理原則が頂点に来る

しかし、ラグビーは元々お祭りだったものをなんとかスポーツにしようとルールを作っていったので、「ラグビーってこうあるべきだよね」という思想が頂点にある

から、未だに欠陥だらけのスポーツで、どっかのチームがルールの穴を突いたプレーをすると、その穴を埋めようと毎年新しいルールが追加されていくのでツギハギだらけのルールになってしまったのである

ルールとは離れるが、

ラグビーラグビーたらしめるキーワードは「品位情熱・結束・規律尊重

起源が同じサッカーのように審判に怒鳴ったりしないし、ノーサイドの精神が重視されるのもラグビーならではだろう

2019-09-15

anond:20190915210406

悔しいよね。肩透かしだよね。

ポケモンって言われたら、普通プレーヤー自身ポケモンが一体になれるかもって期待するよね。

ポケモンマスターズって単なるギャルゲじゃん。

2019-09-11

anond:20190911013801

東鳩なんか女プレーヤー山ほどいたでしょ

でもサークラ以外のまともな女は女同士でつるんでたから何も言われなかったよ

サークラ扱いされるのは女友達を作らず男としかつるまない女ね

どこでもそうじゃない?

2019-09-02

anond:20190902122642

飲酒強要不法行為として損害賠償が認められたケースは一杯あるけど

飲酒強要」の話なんか一言もしてないけど...?

強制的」ではないよね。そこにある酒を飲むのは自分意思じゃん。

文字読めない人?壊れたレコードプレーヤー

2019-08-27

anond:20190827112454

えっ? ブルーレイ版も同時に販売されてるよ。

プレーヤーは付かないんだろうけど。

2019-08-26

世界絶景、今ならDVDプレーヤープレゼント

車を運転しながらテレビの音声を聴いていたら、「世界絶景、今ならDVDプレーヤープレゼント」という言葉が聞こえてきた。

私は一瞬混乱した。え、このご時世にDVDプレーヤープレゼント?それで人が釣れるのか?

何か聴き間違えたのかとも思った。音しか聴いてないから。

家に帰ってからネットで調べてみた。

私の耳は正しかった。検索したら、確かにそのような商品が売り出されていた。

付いてくるDVDプレーヤーはショボかった。

よりによって世界絶景ブルーレイでもなくDVD画質で楽しむのか。このご時世に。わざわざ新品を買って。

VHSしか知らないお年寄りDVDを最新技術だと思って購入してしまうのかと思うと、悲しくなる。

DVDがまだまだ健在なのであるは分かるが、「世界絶景」を謳うなら少しでも高画質の物を売ってあげてはどうか。

それで値段が高くなっても、この商品に手を出す人は多分何も困らないから。

まったく適当商売だ。

2019-08-25

anond:20190825162659

ITかー

俺もIT企業プレーヤーからやりたくて転職活動してたんだけど、いきなり上流っていうかマネージャーっぽいことやるらしくて戦々恐々としてるよ!

2019-08-13

夏の魚

最近 健康に気を使うようになり、最低でも週1回、できれば3回は魚を食べるようにしている。

だいたいは大ぶり3切れのチリ産サーモン550円を買ってすぐ冷凍し、週の間に焼いて食ったり、刺身用のアジを買ってなめろうにしたりする位なのだが。

それらを買う魚屋で、今週は鱧が入っていた。

鱧。

京都料亭などで供されることで有名だが、関東では空想上の存在とされる霊魚(ウソ)。

身に小骨が多いので、食べるには細かい包丁ミリ単位で入れる「骨切り」という工程を入れねばならず、その事で更にハードルが高くなるのだが、その鱧はしっかり骨切りもされている。

もちろん食べたことはないんで興味はそそられるが、1尾1300円という破格なお値段。

「いやさすがに・・・」と思ったが、どうしても「鱧、美味しいよねー」と言ってみたい。それに骨切りもされてるし。

「えいや」で買い求めると、店員のオジさんはビニール袋に長い身を無造作に流し込み口を縛って提供した。

さあ買ったはいものの、こんな魚をどう調理したものか。

手元にスマホがあったのが幸いだ、レシピ検索すると、湯引きして薬味梅肉のつけ汁で食うと美味いらしい。

八百屋大葉ミョウガ、潰れてお安い紀州海を買いもとめ、これで準備は完了、幸い家には甘辛口日本酒、碧龍もある。未知の相手だが勝算は十分だ。

さて、お盆にやっつけておきたい読書洗濯運動不足解決するための全力バーピージャンプ最近新調したパソコンセットアップなどを済ませたら、夜になった。

鱧に向き合う時間である

待て。鱧だけでは晩餐が味気ない。

八百屋では一袋100円という別の方向で破格の生椎茸も買い求めていた。

これを切り分けて、バター焼きにする。

きのこバター文句のつけようのない組み合わせなのだ

バターで炒めた椎茸から森の息吹と旨味が混ざった香ばしい匂いが立ち上った。

信頼できる手堅いプレーヤーが脇を固めた。

あいよいよ主役の登場だ。

ビニールから取り出した鱧はやや魚臭かった。やはり足は早いようだ。

1回で食べきれない長い身を両断し、半分をジップロックに詰めて冷凍する。

まな板に残った鱧は3-4cm間隔で短冊状に切り分ける。

つけ汁も用意する。

紀州梅を叩き、みりん、酒、醤油と合わせる。

ミョウガ大葉は千切りにする。

ここからはあっという間だった。

沸かした湯に鱧を放す。

湯に放たれた身が柔らかな白に色を変え、くるっと丸まれば、骨切りされた鱧は鞠状に花をつける白菊のようだ。

すぐに上げて次は氷水に放つ。

その作業を数回繰り返せば、伝説上でしか知らなかった京料理、「鱧の落とし」が完成した。

晩餐は碧龍、カブ柚子甘酢漬け、紫キャベツピクルス椎茸バター焼き、そして鱧の落としである

まず椎茸

肉厚で程よく薫る森の香りに、グアニル酸バターの旨味。約束されていた勝利だ。

碧龍で口を洗いたいところだが、ここで酒を入れてしまえば、アルコール作用によりなんでも旨く感じてしまう。

それはそれで幸福だが、まずは初めての出逢いは酔った頭の夢見心地ではなく素面で向き合いたい。

鱧よ、お前の真価、透徹なこの目と舌で確かめさせてもらうぞ。

白菊を思わせるそれにミョウガ大葉を乗せ、梅肉に浸して口に運ぶ。

白い身は口の中でわずかな弾力を生じた後、柔らかに解け、蛋白質と繊細な魚の脂が梅肉の酸味と大葉ミョウガの鮮烈な香味と一体になって消えた。

滋味深い夏の味、これが鱧であるか。

こうなればもう酒と合わせて味わえばよりその滋味も際立つと言うもの

ええい、美味きゃ全ては良しなんだ、澄ましているお前も本当はそうなんだろう?

椎茸カブ紫キャベツ日本酒、鱧が入り乱れ、夜だ宴だ酒池肉林だ。

お盆の夏の夜、卓上で繰り広げられた饗宴口福快楽の余韻のなか幕を閉じた。

鱧よ、魚屋店頭でみた時、君を諦めなくて良かった。

思い出を残して淡雪のように消えた鱧だが、その半身はまだ冷凍庫にあって、後夜祭を静かに待っているのだった。

2019-08-09

ネットでもイジメという哀れな日本という国

ネットゲームでのことだ

ネットゲームでは億課金プレイヤーというのがいる

ゲーム運営者にとっては一番大事顧客

またそれに付き従う金魚のフンのような連中もいる

それとは別に課金額は少ないが1日15時間張り付いているようなニートプレイヤーもいる

そしてそうしたニートプレイヤーは億プレーヤーより場面によっては強かったりする

それが億プレーヤーとしては気に食わない

一番課金している俺より強い奴とか不正だろと

金魚のフンも一緒になって叩く

ニートプレーヤー気持ちよくゲームができなくなってしまった

ニートいじめて億プレーヤー気持ちよくなれるだけの環境を作るのか

すべてにおいてくだらない

時間と金無駄

2019-08-05

ドラクエユアストーリーズどうしたら良かったんだろうな

監督のやりたい事とうまくマッチさせるにはどうしたらいいのかずっと妄想してる。

やりたいこと自体は悪くないんだけど、見せ方がすごい陳腐なだけだったと思うんだよな。

唐突に出てきたウイルステクスチャはがされた後でビアンカアルスをどう見たらいいんだよって感じで。

で、考えた。

PRでもなんでも、事前に「ドラクエ5(の映画)」と一切言わないことで「あれ?なんかおかしくね?」と身構えさせる。

(じゃないとアンフェアから

あん共感できないアニメ一般プレーヤーじゃなくて、「ここまでのぼうけんをきろくしますか?」とインタールードさせ

 ちゃんと実写で、それなりの人生送ってきた佐藤健を見せる。

ラスボスウイルスじゃなくて開発者などで、出てくる必然性物語に乗せる。

 (逆に、ゲームに夢中になりすぎない処置保護プログラムとか)

 佐藤健には一回現実に戻らせた上で葛藤させて、「それでもいいんだよ、俺の人生はここなんだよ」と倒させる。

・上のを描くためにちゃんと尺を取る。

・細かい「今回の」とかの伏線邪魔(じこあんじのパートだけでいいっしょ)。

大人になってもドラクエをやってきた大人肯定したい」というメッセージを伝えたいなら、俺はこういう方が良かったな。

2019-07-24

ココがキモいコンパス

皆さん、#コンパス 戦闘摂理解析システムというスマートフォンゲームアプリをご存じですか?

ここではそのプレイヤー通称コンパス民の気持ち悪い点を羅列してみようと思います

1.相方かいう謎の呼称

一緒にやる人って意味じゃないみたい。

というか基準あいまいでみんな相方相方言ってるけど恋人だったりする、なんなのこれは

やたらトラブるし囲いなども存在するのでツイッターでは火元が絶えない。

2.やたらオフイベが好き

オフコンパス(笑)

公式もやたらとオフイベやろうとする。某SO2かお前らは。

3.一般プレーヤー公式がやたら持ち上げる

お客様大事にするのはいいと思います

でも相手を煽ることを信条にしてる人を「公式お墨付き」にするのはちょっとどうかとおもう。

4.負けた時味方を罵倒し、勝ったら相手を煽る。

3でも書いたけど一定数そういう人がいるとかじゃなくほぼ漏れくそう。

対戦だけどそこにスポーツマンシップみたいなものはない。

グッドゲームという概念存在しません。

公式も人をバカにするのが大好き。

ほぼゲームをやったことがないアクターの人を生放送に出させて、トップランカーと試合させて、デスするたびに全員で名指しで笑い転げてたりします。最悪でしょうこれ。

5.ファッションメンヘラが多い

さみしいか通話したいとか言い出すゆるふわ系、もしくは塩顔っぽい二次元アイコンの中身顔面崩壊陰キャツイッターにいます

要するにかまってちゃんが多くてレベルの低いなれ合いをしている。見てて悪寒がするレベル

6.中途半端キャラ

同担拒否」とか言い出すぐらい拗らせちゃった人もいるけど7割以上が別にキャラ愛とかない。

その割にオタクぶる。にわか

7.コラボ先を知らないけどやたら話題盛る

ソシャゲの悲しいところ。

ギルティギアとか誰もプレイしたことないけどキャラ性能がやたらいいのでみんな大好き。プレイしたことないけど。


いろいろ羅列したけど中身ド陰キャ顔面崩壊ソースオフイベ)ネット弁慶にわかイキりがこんだけ1コンテンツに集うのはすごいなあと思いました。

やっぱ僕は二次元アイドル現場で遊んでるのが一番楽しいや。

2019-07-20

鈍感力羨ましい

いわゆる集中出来る努力型のマイペースというか鈍感力を持っている人が羨ましい。

長男大事に育てられた人に多い気がする。

気付かないで、損してるところも多くあるけど、ぶつぶつ言っても、受け入れられるマイペース鈍感力が羨ましいと思う。

男の人でも気付く人は気付くから、男女の差ではない。

人間個体の差。

そんな人への嫉妬を抑えるのは、気付かないで馬鹿だなぁ、損してるな、と遠くに思うだけで、実際自分世界で生きることの出来る鈍感力が高い人の方が幸せなのではないかと思う。例えば管理職で700万よりもプレーヤーで600万は、鈍感力高い人の方が、労働時間は同じもしくはもっと長いが、没頭してるし周りと比べてないから、600万で満足してる。

いいなぁ。

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