「ブラック・スワン」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ブラック・スワンとは

2022-07-04

anond:20220703114025

ざっと抜き取って定点観測してみたけど20年前よりはだいぶマシでは?

2000年ごろ



2010年ごろ


2020年ごろ

2021-09-26

anond:20210926123621

食パン咥えた少女出会い頭で衝突するって確率的に究極に低い事象だよな

ブラック・スワンといってもいいのでは

2021-01-22

詐欺被害にあった

詐欺被害にあった。

警察事件として立件できなかったら、厳密に法律的意味において「詐欺にあった」と言えないものの、自分の中ではもう99%クロである

・・・長文ですが、他の人のためになれば。


概要

1.マッチングサイト出会った中国人女性に、仮想通貨取引所誘導され、ビットコインが引き出せなくなった。

2.被害額は25万円ほど、身分証登録もしてしまった。


女性との出会いから、気づくまでの経緯】

1. 大手マッチングアプリ中国人女性出会い、ラインアカウントを交換する。

2. 女性と何日か他愛もない会話をする。話の中で、女性自分仮想通貨投資をしていると言及あなたもやってみたら?と誘われる。

3. 仮想通貨取引所リンクが送られてくる。スクショなどを見ながら、サイト登録をする。

4. 登録後、ビットコインをそのサイトの口座に送金し、USドルに換金する。

5. ラインメッセージのやりとりで実際に誘導を受けながら、long short をする。150ドルほど利益が出る。

6. 「1万ドルくらいあれば君はもっと稼げる」と発破をかけられるが、そんな大金はないので、渋る。

7. やや女性の口調が荒くなり、もっと金額を増やすべきだと言われる。面倒なのと、long shortで儲かったので、資金を引き揚げようと思う。

8. しかし、引き出し実行をするが、withdraw failed となり引き出しに失敗する。

9. 理由がわからないので、カスタマーサービスに連絡しようと思い、サイトメールマークカーソルを当てても何のリンクもないただの画像。問合せ先見当たらず。

10. そういえば、資金の追加を渋ってから女性からレスポンスが悪いことを思い出す。

11. ここでようやく嫌な予感に襲われる。「サイト名+scam」でググって調べ始める。

12. まったく同じ事象記述発見パニックになる。いてもたってもいられず警察署に相談に行く。

13. 小部屋に通される。事情を話す。「確かにかなり黒いと思う。しかし、詐欺が確定した状態ではない」と警察官。「お金も取り戻せなさそうですね・・・

14. 「マッチングサイト出会った女性とのトラブルは多いようですね。中国人に限らず、日本人でも」と警察官。

15. くたくたになり帰宅気持ちの整理をつけるためと、周知をしたいので、はてな匿名ダイアリーに経緯を書く(いまここ)


反省点】

読者は「何で初めの段階でおかしいって思わなかったの?」と思うかもしれない。私は、正直に言うと、最後最後まで、何の疑いもなくメッセージのやりとりを続けていた。自分でも、唖然としている。まさか自分詐欺に引っかかるとは思いもしなかった。だが、起きたことは事実なので、なぜ自分は怪しいと思わなかったのかを考察し、次に活かしたいと思う。そうすることでしか自分を慰められない。

1. 仮想通貨に関して、一般的な人より知識があったため

 私は、かつて仮想通貨関連のサイトの開発などを行っていたことがあり、ビットコインブロックチェーンについても一般的な人より知識がある。

 仮想通貨取引所が、裏側でシステム的にどういう処理をやっているのか、何となく想像がつくくらいの知識がある。

 しかし、なまじ知識があることで、抵抗感なくサイト誘導される結果となった。「ふーん、海外にもこういうサイトはあるよね」「へえ、投資やっているんだ」というように得意になっていたのだ。

2. 出会った女性が優秀である無意識判断していたため

 金融的な知識生計を立てているというところに、優秀さを感じてしまった。優秀な人の言うことだから、優秀な人はこういうツールを使っているんだ、と無意識的に判断し、何も疑わなかった。

3. 女性発言もその人の性格なのだ合理化していたため

 今思うと、金額を追加しろと強い語調になっていると感じるが、実際にやりとりしているときはこれは海外女性だし、気が強いんだろうくらいしか思っていなかった。また、「これはあなたのためです」というような前振りもあったため、自分のためを思った発言なんだな、と解釈してしまっていた。

4. テキストだけのやりとりに抵抗がないため

 今やリモートワークでチャットズームのみという会社の少なくない。そういう社会の流れや、マッチングアプリSNSが当たり前になっていくなかで、テキストだけのやりとりで人を信用するということを無意識のうちに行っていた。習慣化されていた。

5. まとめ

 まとめると、ほとんど自動的に行動を起こしてしまうような条件がそろっていたことがわかる。自分自身の考え方の傾向、仮想通貨のものに対する抵抗の少なさ、習慣化されたオンラインでのコミュニケーション。様々な無意識的な癖が、今回の事件引き起こしたと言える。


懸念点】

1. 一番の懸念点は、身分証画像サイトアップロードしてしまたことだ。他のサイトで私を騙るために悪用することは容易だろう。これはもはや止めようがない。これ以降、不審なことがないか気を付けるより他ない状況である

2. メールアドレス、パスワード登録してしまたこと(パスワード流出懸念)。メールアドレスはいつも自分がメインで使っているもの登録してしまった。また、パスワードもいくつかのサイトで使いまわしにしているものである。この手のサイトパスワード暗号化しているはずないので、サイト運営からパスワードが見えてしまうだろう。


【よかったと思える点】

金額が25万円なのは、まだましだったか。それこそ1万ドルもつぎ込んでいたらと思うと、ぞっとする。

重要アカウントとそうでないアカウントで、パスワードを使い分けていたこと。アマゾンのような売買があるサイトは、長めのパスワードを設定していた。それ以外の気軽に始めるようなものは、短いパスワード使用していた(ちなみに、私が利用しているサイトのすべてのパスワードは変更済みです)。

重要アカウントは二段階認証にしていたこと。このおかげで、パスワード流出しても不正ログインが防止できる。幸いなことに、まだ知らないデバイスからアクセスの通知はない。


【じゃあ、どうする?】

一連の出来事を受けて、私はナシーム・ニコラス・タレブの『ブラック・スワン』のデブのトニーのエピソードを思い出した。

次のようなものだ(NNTとは著者のナシーム・ニコラス・タレブのこと)。

------------------------

NNT:お二人さん、ここに公平なコインがあると思ってくれ。つまり投げた時に表が出る確率も裏が出る確率も同じだ。さて、99回投げたら全部表だった。次に投げた時に裏が出る確率はどれだけだろう?

ジョン:くだらない質問だ。もちろん半分だ。オッズは50%で、一回一回結果は互いに独立だって仮定したよね。

NNT:トニー、君はどう思う?

トニー:もちろん1%もないよ。

NNT:どうして?公平なコインだと言ったでしょ?つまり確率は毎回50%ってことだよ。

トニー:てめえ、いい加減なことを言うんじゃねえよ。さもなきゃ「ごじゅっぱあせんと」商売に金を出すようなカモだろ。コインは細工がしてあんだよ。公平なんてありえねーっちゅうんだ!(翻訳:99回投げて99回表が出たコインが公平だというあなた仮定は、間違っている可能性が高いです)

NNT:でもドクター・ジョンは50%だって言っているよ?

トニー:(私の耳にささやく)銀行いたころ、こういうオタクがわんさかいたよ。こいつらトロすぎる。ちょろいぜ。みんな簡単にだませるぞ。

------------------------

私は間違いなくドクター・ジョン立場人間だった。私は目の前で起きた事象仮定)そのものは疑わずに、そのまま受け入れた。

結果、詐欺師が与えた枠内でしか物事を捉えられなくなっていた。つまり、もうその時点で、術中にはまっていたのだ。

気づけるか、気づけないか意識できるか、意識できないか。この差は無限と思えるほど大きい。

別に、これは詐欺に限った話ではなくて、日常でありふれたことでもある。私の場合詐欺だったが、新興宗教にはまってしまう人、ギャンブルにはまる人、自分思考の癖に気づかず溺れる人、社会構造的につらい立場に立たざるを得なくなってしまう人・・・人生落とし穴なんて色々なところにある。脚にヒルがくっついていても、たいていの場合、それに気が付くのは、ヒルが血を吸ってブクブクに太った後である。私は賢く振舞っているつもりだったが、25万の損失と個人情報悪用リスクを負ってしまった。正直なところ、今後、また同じような状況に出くわしたとき、うまく振る舞えるかどうか、自信がない。しかし、これから生活をしていかなくてはならないし、仕事もある。落ち込んでいても仕方がないので、教訓を活かして、リスクを減らすように生活を続けていきたいと思う。


【教訓】

・稼ぎたいなら自分で稼ぎなよ。一番信じられるのは自分だよ?どうして知らない人についていくのさ?(=枠を自分創発する)

デブのトニーの教訓。「現実」をわかっているかどうか。提示された情報、作られた状況は加工されてない?

・これまで交流のあった友人と話す機会を作ろうよ。他者視点を入れよう。今までは何事も自分は一人で考えがちだった。




【その他】

詐欺だと半ば確証したのは、このサイトhttps://sites.google.com/site/cryptokarakuchi/index)を見つけてから。これを見つけて、ようやく詐欺だと気が付いた。

警察署に向かうタクシーの中で、運転手に慰められた。

・「まだ会ったことのないチャットだけでのやりとりの人を安易に信じるべきではなかったですよ。画面の向こう側に誰がいるか知りようがない」と警察から言われたとき、ようやく目が覚めた思いがした。こんなこと昔からずっと言われていたのに。

犯罪国境をまたいで複雑化している。犯罪は身近にある。悪の法則という映画を思い出してしまった。怖い。


追記

・確かに写真美人でした(笑)。下心はないと言えばウソになりますが、ガツガツはしていなかったですね。そもそもコロナだし、気軽に出歩けない雰囲気もあったですね。冬が過ぎたら飯でも行こうくらいの感じです。

・ほんとにかなり軽いノリで事を進めてしまったので、相手としてもサクサク行き過ぎて驚いていたかもしれないです。

2020-04-14

anond:20200413151825

父と息子→自転車泥棒

父と娘→アイ・アム・サム

母と息子→ギルバート・グレイプ

母と娘→ブラック・スワン

何について話してるのかはっきりしないけど、俺は逆に父と娘が一番挙げるの難しいわ

2020-03-17

ブラック・スワン

起きる確率じゃなくて起きた時の影響まで考えるならやっぱり宝くじは買うべきってこと?

2020-03-11

[]グレイ・リノ

灰色の犀。

マーケティング用語で「高い確率で起こると思われていても軽視されがちな問題」を指す。

これは起きる確率が極端に低いと思われていた問題が発生してしまう「ブラック・スワン」との対比になっている。

サイが普段はおとなしいがいったん暴走すると手がつけられなくなることに由来する。

2018-01-14

オススメ映画教えて

下記が好きな人に合う映画教えて。

アクション
冒険ロードムービー
アニメーション
伝記、ノンフィクション
コメディ
犯罪
ドキュメンタリー
モキュメンタリー
ドラマ
ファミリー
  • Sing
ファンタジー
  • PAN'S LABYRINTH
フィルムノワール
音楽
ミステリー
ロマンス
SF
スポーツ
スリラー
歴史
  • 声をかくす人
戦争紛争スパイ

追記

コメントありがとうございます

追記

抜けてた。

2016-09-10

映画セッション感想承認欲求狂気

映画セッション』を観ました。

2014年映画で、一言でいえば音楽院ドラマーを目指す青年ニーマンとそこの鬼教師フレッチャーとのガチバトル?

愛読しているブログ考察記事があり心惹かれたので、さっそくレンタル

朴訥な青年が鬼教師傍若無人なふるまいを受ける中で狂気じみてくるのがたまらないですね。

血だらけで笑いながらドラム叩くシーンあるんですよ。おっかないけど、狂うほど突き詰める人間の姿そのものってもはや芸術的

個人的には、フェス舞台で恥をかかされたニーマンが、父親から抱擁の後、舞台に舞い戻ってフレッチャー舞台を乗っ取る展開が印象深いです。

ここ、ニーマン父親愛情に浸るより、フレッチャー自分ドラムを見せつけることを選択したシーンだと感じます

肉親の愛を振り切ってフレッチャー承認を求めるニーマン

彼はドラム評価しない父より、たとえ鬼でもドラマーとして自分を見るフレッチャー評価がほしかったのかもしれません。

ブログ考察記事ではニーマン承認欲求とその達成のための手段としての彼のドラムに触れていて、興味深く読ませていただきました。

最初、ニーマン普通ドラマーでした。しかし、フレッチャーとの関わりが進むにつれ、ドラムへのめりこんでいきます

ただ、ここでのドラムへの執着は、ドラムという音楽のものよりフレッチャー評価に向けられたものです。

この点に、彼にとってのドラム承認欲求を満たす手段であると表れているのかと。

ニーマンフレッチャーから承認を乞い続け、最終的にはブチ切れて憎悪が爆発する。そこまで至った彼の演奏が、フレッチャーを感服させるというね。

なんというか、愛憎劇ですね。

ニーマン狂気の源泉は、強烈な承認欲求なのでしょう。

それを集中して向けたフレッチャーの行いによって、さらにそれが育ち、ついに狂気へ変わる。

狂気に走ることで芸術が完成される図式は映画ブラック・スワン』と通じるものがあるように思います

承認欲求って一般的にめんどくさいもの扱いされますが、あそこまで昇華させると薬、というか劇薬ですね。

ニーマンドラマーとして天才だったかわかりませんが、それほどの承認欲求の種を持っていたこ自体天賦の才だったかもしれません。

とりあえず久々にジャズ聴きたくなってきたから、返却ついでにCD借りてこようかな。

2011-03-15

東日本大震災ブラック・スワン

ブラック・スワンって言いたいだけじゃないかと言われそうだけど、まあ聞いて欲しい

ブラック・スワン(黒い白鳥)」とは何か?

むかし西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。そのことを疑う者など一人もいなかった。ところがオーストラリア大陸発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。

ブラック・スワン」とは、この逸話に由来する。つまり、ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味であるタレブによれば、「ブラック・スワン」には三つの特徴がある。一つは予測できないこと。二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすることだ。

ナシーム・ニコラス・タレブ著 「ブラック・スワン―不確実性とリスク本質」 内容紹介より)

現在進行している大震災について、このブラック・スワンたいな考え方で捉えるのが良いと思った。

この考え方は、今何が起きているのかを把握するときの根っこになる。

そして現状認識が出来てはじめて、今後起こりえるワーストケースについて考えることが出来る。

結局、漠然した不安を解消するには、こうやって覚悟をきめていくしかないよね。

というのも、被災地映像をみてるとかなり精神的にくるものがあったから。

直接の被害は受けてないけど、抑うつ状態になってる人とか全国的にいるんじゃないかと。

 
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