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はてなキーワード: バニラエアとは

2017-07-03

話題になってるバニラエアの件

車椅子なら100%断っているわけではなくて断らないケースの方が多いのだから事前連絡すると断られるというのはデマっていうのを見かけたんだけど、

車椅子ユーザーっていう大雑把なくくりで断らないケースの方が多いとしても、件の人みたいな状態の人であれば断るケースってことは、この人が連絡すれば100%断られるわけだよなあと。

もちろん事前連絡はあった方が準備とか安全問題とかあるだろうしサービス側が連絡欲しいというのはそりゃそうだろうけど(ふつうに予約の段階で申告が終わればベストだし)、

それをおいといてだよ、現状においての個人の行動として考えると全体で断られないこともあるとか全然関係ないんじゃないかと思うんだけど。

事前連絡することでむしろ不利益が多くなる状態の人が連絡なしで行動するようになるのは当たり前じゃないのかな。行動するのがやたら難しくなるじゃん。推奨はできないけどそこを責められないんじゃないの、と。

制止を振り切って乗り込むのがありえないってのはそこだけ考えたらそうだけど、安全上の問題があるなら行きが乗れちゃってるのがどうなのっていう。連絡なしで来た時点で安全を確保できないから断固乗れませんってならんの。

そりゃ、ふつうに乗って来たのに帰りに飛行機に乗り込む段階になってから行きの判断ルール違反で、乗れませんって言われたら怒るよ。他に移動手段がたくさんある環境でもないし。

制止されたのに這って乗ったのはもちろん推奨はできないだろうけど、介助者がいるのにあらゆる選択肢を封じられた結果だし、そこまで責められることに思えない。そもそも航行に支障あるほど安全問題が大きかったらなんでそのまま乗れてんのかな。危ないから乗り方は本当推奨はできないよそりゃ。

あとトイレ問題かなあ。座席で排尿を済ませるっていう話があったけど、肢体不自由な人のトイレの面倒さを健常な人のレベルで考えたらだめだろうし、自分にはこれは判断ができない。うちの家族はぎりぎりなんとか歩けるけどトイレに行くのはかなり大変だし、必ず補助が必要オムツ状態によってはかえって大変なこともある。少なくともありえないってすぐ言えるようなことではないな。

とにかく見てると推奨はできないけどその状況で責められないってことばっかりなように思うんだけど。一般マナーを厳格に守ってたら障害者にだけやたら大きな負担がかかるじゃん。

それに、HP見てると単に行動派マッチョ旅人じゃね?完璧配慮を求めるタイプにまったく見えないし、バリアフリーはできることをできる範囲で最小限に、やれることは自分でやるっていう主張の人なんでは?

https://anond.hatelabo.jp/20170703124029

ちゃんと過去バニラエアで搭乗拒否された人の記事読んだ?その人たちは、車椅子での移動、介助者が抱えての乗り降りを希望したけど、安全上の理由で断られてるんだよ。そして、再度問い合わせた人は安全ブリッジ移動できる代替案を提示されてる。障害者お断りではなく、安全手段で乗り降りできない便での搭乗を断ってたんだよ。バニラエアとして想定外だったのは、利用者希望するようなブリッジを利用できる代替案や他の航空会社選択してもらうという対応批判を浴びるらしいということだろう。ストレッチャー移動を希望したというのはあんたの勘違いから確認してくれ。

はっきりいって、ストレッチャーや階段昇降機ってのは多くの車椅子利用者にっとって質の悪い乗り降りの手段だ。できれば利用したくないという障害者も多い。そもそもバリアフリー概念とは相容れない手段だしな。駅の階段エレベータを利用するのとあの物理的に人を下に降ろすだけの大仰な機械とどちらを利用したいと考えれば、車椅子利用者でなくてもそれは理解できるだろ。

そして、この件で対話価値が下がるということはない。俺が言う対話というのは、何度か書いてる通り「相互理解に基づく建設的な対話」だ。一般論対話ではなく、政府方針として打ち出してるこの対話。どっかでも書いたが、ストレッチャー移動の意思表明とそれを予測できなかったバニラエア相互理解がうまくいかなかったのが原因であって、対話自体解決手段にならないわけではない。相互理解さえ上手くいってれば今回のケースは必ず対話解決できていた。間違いない。絶対に。

俺は、一切の罰則に反対するとは言ってない。対立軋轢を産むから罰則には反対と言ってるだろ。対立軋轢が生まれ相互理解が阻害されないのであればこの限りではない。

>>違う。法律では特に危険とは定められていないのに、航空会社勝手な内規で危険を口実に一律に断っていた。

航空会社安全乗客を送り届ける義務がある。それは、言うまでもなく法律にも定められてるはずだ。航空会社勝手な内規というのはお前の主観であって、何を危険とするかは航空法に反しない中で航空会社が決める。お前の決めつけでどこういうな。

>>バリアフリー自体一見味方に見えるが、努力義務になっているところは、企業別に守らなくてもいいわけから普通に破る企業出て来るでしょう。

障害者意思表明、対話合意形成プロセスが上手くいかないケースが多々出てきたら、法律を変えればいい。現に、バリアフリー法も一回改定されてたはずだぞ。また、お前の妄想がはじまったが勝手に破ると決めつけるな。完璧なんてないんだから運用が上手く行かなかったら変えて行けばいいんだよ。

>>世論については、お前みたいに、声あげた人叩く奴がいるから必ずしも味方じゃないよねぇ。

俺は、バニラエア合理的配慮をすることに賛成してる世論の側だ。叩いてるのは、対話手段が目の前にあるのにそれを利用しない行動に対してだ。しかも、あんたは「人殺し」と叫ぶことまで許容してる。さっきもいったが、方針通り進めて納得いかないなら、裁判を起こすことも自由デモをしても良いし、メディアに訴えることも全然否定してない。なんで、解決の為の方針を利用せず行動にでることが「声をあげる」といかにも善良なことのように解釈できるの?

>>障碍者の移動・活動手段を何かしら口実をつけて奪って、閉じ込めておこうって、

本当に決めつけが激しいな。どうしてそんな極論になるんだよ。バニラエアしか奄美便さらブリッジを利用できない場合だけの対応がなんで、そんな閉じ込めておこうみたいな悪意の話にすり替わる。偏るな。

お前個人のことに関しては、もし難病医療費助成対象になってないならそれが認められような活動をすることになんの異論もないよ。ただ、病院にいきなりおしかかけて、とにかく手術しろ要求するより前にやるべきことはあるだろうがな。

2017-07-02

バニラエアの件、

LCCというのがどういうものなのかが理解できない人」

への配慮が足りなさすぎる記事が多すぎて辟易するわ。

https://anond.hatelabo.jp/20170702201336

企業利益対立することは、普通対話じゃ動かないというのはその通り。ただ、それは一般論であってバリアフリーに関しては、大分事情が違うんだよ。企業利益障害者権利がぶつかって軋轢が生まれることがないように、バリアフリー法ができて差別解消の為の方針もすでに国で打ち出されてる。ググれば出てくるから確認してくれ。

例えば、いくらバリアフリーと言っても世の中の階段をすべてスロープに変えなければとはならない。それは、企業が行う合理的配慮というのは必要かつ適当配慮であること、均衡を失さず過度な負担でないことと決められてるからだ。その基準には企業財務状況も含まれてるから、過剰な設備投資になってビジネスモデル崩壊するとなればそれは合理的でないということになる。今回のケースで言えば、一番いいのはバニラエア専用のブリッジ奄美空港建設して他の空港同様車椅子対応できるようにすることだけど、それは明らかに過度な負担になるからしなくて良い。

企業罰則を設けるというの一見障害者にとっては厳格で良いように思えるかもだけどベストではないと思う。利益対立というのは絶対差別助長する。「障害者の為に健常者の負担が増えんのかよ。ふざけんな」というのは今回の騒動で一番の醜い部分だと思う。差別反対、差別主義者がと罵って差別がなくなるならいいけど、実際はそんなことない。むしろもっと対立が深まる。

それなら、そもそも対立軋轢回避できるような制度設計のほうがベターだ。過去には、過激政治活動に発展して関係ない人の生活を乱すことに繋がったこともあったしな。その点、障害理由とする差別の解消の推進に関する基本方針というのは上手くまとめられてると俺は思ったがいかがか?

https://anond.hatelabo.jp/20170702085117

自己救済の件は、航空法に違反してる中の強行かと思ったが違うんだな。なら、自己救済の件は取り消す。

ただ、対話解決できたという考えに変わりはないね。お前こそ、その記事差別解消の為の基本方針良く読んでこいよ。俺の言う対話ってのは相互理解に基づく対話差別解消の為の基本方針で言う所の対話から

その記事利用者は、バニラエアに対して車椅子と人が抱える乗り降りを希望してる。それに対して、それは安全上できないと言ってるだけだ。障害者お断りではなく、希望に沿った移動手段選択してもらう方が利用者の為と判断したんだろう。実際、次に連絡をとった時には、バニラエアにはブリッジで移動できる代替案を提示されてるだろ。

今回、ストレッチャーと電動階段昇降機の導入で対応することになったが、バニラエアとして想定外だったのブリッジを使う代替案や他の事業者選択してもらうことが利用者にも世間にも支持されないらしいということだろう。はっきりいって、前者は障害者にっとって質の悪い乗り降りの手段だ。これは、道路スロープとストレッチャー選択肢があればどちらを利用するかを考えれば明らかだろう。だれもあん大仰なもの好んで乗らない。実際、介助者の証言拒否して手で移動することを選択すると言っている障害者が少なくないと言ってるのを確認できる。

まりストレッチャー移動の意思表明とそれを予測できなかったバニラエア相互理解がうまくいかなかったのが原因であって、対話自体解決手段にならないわけではない。相互理解さえ上手くいってれば今回のケースは必ず対話解決できていた。間違いない。

バリアフリー相互理解に基づく建設的な対話によって推進されるべき

波風立てたいマンが大騒ぎしてるバニラエア騒動だけど、なんで人に迷惑をかける行為正当化されるのか全く理解できない。

しかも、黒人差別比較して人に迷惑をかけることで社会が変わってきたとかいトンチンカンなこと言う奴まで現れる始末。いや、バリアフリー推進ってもう法的にも社会的にも認められてますけど?黒人奴隷だってことが決まってて、なんの権利なくも法的な保護世論の支持もない人たちならそうするしかないのは十分理解できる。

けど、バリアフリーに関してはもう既に認められてることだ。相互理解に基づく建設的な対話によって推進されることに決まってる政策なんだよ。対話をする権利、認められない時に法的、社会的に訴える権利を奪われてる人なんかいない。

頼むから目的手段正当化するみたいな前近代的時代に逆戻りするのはやめてくれ。ちゃんと現代人になってくれ。

バニラエアの件で身内に車椅子障害者がいた立場として

バニラエアの件、航空会社バリアフリーサービスとしての問題、一部利用者による企業への業務妨害としての観点など、いろいろと話題になっているけど、身内に車椅子を利用する知的障害者がいた観点から参考までに過去体験感想を記しておきたい。

から10年以上前、ある国内大手の運輸系会社主催する知的障害者対象とする欧州へのツアー家族として参加したのだけど、その旅で鮮明に記憶に残った出来事ひとつとして「成田空港でのVIP待遇」がある。

何がVIP待遇だったかと言えば、飛行機に乗るまでの経路が一般客や自力で歩ける障害者とも全然違っていて、おそらくは航空会社関係者しか使えない通路エレベーターなどを駆使してショートカットしつつ、かつスタッフがずっと先導してくれて何の問題もなく飛行機に乗ることができた。あん体験は、あの時が最初最後になるだろう。

そんな待遇だと旅費が高いのではと思うかもしれないけど、当時の一般的ツアー価格からしても、医師が同行してくれる海外旅行としてみれば納得の金額感だったし、であれば、あの空港での対応は別途費用が発生したものでなくて、事前の通告、そしてきちんと交渉してくれる人(企業)がいれば、無料サービスとして提供してくれるものだったのではと考えている。

10年以上前なので当然航空会社LCCではないし、障害者向けツアーであったこと、本人が知的障害者であったことなど相違点は多い。ただそれでも、今回のバニラエアの件で航空会社ばかりを批判する意見は、今のご時世に必要とされるだろうスケープゴートの類に思えて違和感を感じざるを得ない。

今回の件の中心人物は自ら声を上げることのできる方で、身体障害さえなければおそらく自らの才能でいろいろご活躍されるような人なのではと思う。

そうした人たちが、いつまでたってもバリアフリーとは言い難い社会差別的な仕組みに反発する姿勢には自分共感するし、「母よ!殺すな」の横塚氏は尊敬する人物の一人でもある。

ただ、それでもなお、今回の件には違和感を感じてしまう。

世の中には声を上げることもできない障害者の方もいて、そして、いつもは批判対象になる大企業も、そうした人たちに対して今問題になっている方向とは別の意味での差別優遇)を無償で行っていることも、もっと知られてもいいのではないだろうか。

こうした差別優遇が、相手がどんな人であれサービスされるようになる社会こそが真のバリアフリーであり目指すべき社会なのかもしれないけど、そこを語るのなら、提供される金額多寡サービス差別化するのが当たり前な資本主義経済構造にも言及しなければ片手落ちになる。

ただ、そうは言っても、それじゃ今の日本での「声なき障害者への福祉」は文句のつけようのない立派なものなのかと言えばまったくそう思わないし、そうした意味では、現在厚労省実施している福祉制度には、今回の件で批判されている方以上に文句を言いたいことがあるかもしれない。

横塚氏が勝ち取ったはずの脱施設概念もいまとなっては形骸化し、ただの予算削減に利用されているように見受けらる。

こうした問題は、それこそ横塚氏のような当事者政権内部である程度の権力でも持たない限り変わらないものなのかもしれないが、それと同時に、今回のような件で、マスコミ、そしてそれを受け取る市民の側での理解の深化も、また不可欠なんだろうと、そう思う。

https://anond.hatelabo.jp/20170701222144

バニラエアが叩かれる意味がわからない

 

バニラエアはたたかれていないでしょ。

元増田趣旨は、「バニラをたたけ」ということではなくて、「障害者をたたくのは不当だ」ということ。

冒頭の1行目を読み直しましょう。テーマがわかりますよ。

 

なお、批判対象バニラエアではなく、netgeek です。読めばわかるはずなんだが。

https://anond.hatelabo.jp/20170702091240

運賃の補助なら、補助金の分だけ運賃が下がってただけで、別にバニラエアの懐に入ってたわけじゃないでしょ?

強いていうなら乗客の懐に入ってただけで

事前連絡すれば乗れたんじゃなくて事前連絡しても問い合わせの時点で断っていたならもうバニラエアが悪いとしか言いようがないじゃん…

そりゃ木島みたいのが現れないと改善されないわ。

https://anond.hatelabo.jp/20170701113712

バリアフリー法は建物に対する法律空港対象

今回問題になってるのは差別解消法でサービスに対する法律バニラエア対象

安全問題も乗降に関するもので、リンク先のパイロットが語ってる機内における安全問題対象にはなってない。

関連はするけど、議論とは関係ない話題に見える

2017-07-01

障害者の一個人モヤモヤ

自分障害者手帳最近もらった後天的障害者大学を出て、働いて数年して病気になって仕事をやめた。具合が悪くなければ日常生活で困ることはない。

再就職のために就労移行支援に入って、様々な障害のある方と関わるようになった。(就労移行支援とは障害者就労必要知識能力の向上のために必要な訓練、就労に関する相談支援を行う施設ビジネスマナーエクセル等のPC訓練や面接練習等色々。)

車椅子義足の人等見た目にわかやす障害の人でなければ誰が何の障害を持っているかは知らない。知るべきなのかもわからない。他の通所者で動きや話し方や態度等で障害名を推測することはある。人によっては教えてくれることも。

数ヶ月通って通所者の一部の人とはそれなりに仲良くなったし、トラブルなく過ごしている。

他の通所者の障害のせいで不快に感じてしまうこともある。(口の障害クチャラーな人やコミュニケーション等色々)

この間就労移行支援の入っているビル避難訓練があった。ビルに入っている会社等の人達が全員集まり消防士説明を聞いた。

自分は他の会社人達自分就労移行支援の通所者を見られるのが恥ずかしかった。障害者グループの一員だと思われるのが嫌だったのだ。自分のもの障害者なのに。

正直言って自分障害者と言われるもの差別意識を持っている。

誰かに自分と一緒にいることが恥ずかしいと思われる可能性があるのも承知している。

自分自分の病名はなるべく伏せたいと思っている。偏見のある病気から。具合が悪い時の自分の様子は知人に見せたくない。具合が悪い時に介助してもらう人はありがたいし、申し訳ないと思っている。

バニラエア報道を見て、ネットで様々な意見を見聞きした。今まで自分車椅子の人の飛行機への搭乗なんて考えたこともなかった。

腕だけで這って移動する、というのも自分にとってはショッキングだった。

自分障害も、他人によってはショッキングものだろう。

障害者になって障害者と関わるようになったが自分障害者のことを知らない。そもそも車椅子ユーザー自分とを同じ枠でくくっていいのかもわからない。

障害者って何なんだろうか。

胃腸が弱くて朝遅刻がちな人は?お年寄りは?性格が悪いと噂される人は?迷惑をかけるとは?手帳年金ももらえないが困難を持った人もいる。

ちっともまとまらない。ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

何かしら意見をくれると嬉しいです。

質問があればできる範囲で答えます

バニラ・エアを叩いてるやつが馬鹿に見えちゃってごめんなさい

バニラ・エアバリアフリーを明確に推進してる企業だ。これは、間違いない。自力階段昇降できない障害者の搭乗を事前連絡で断っていたのも、奄美空港のみでのことでそれ以外では搭乗拒否なんてしてなかった。ここまでは、擁護派も批判派も周知のことだろう。俺は、思う。なんでお前らって奄美空港だけなのかを考えないの?理由は、明確でバリアフリー対応しきれない空港からだ。

こう言うと「数日でアシストストレッチャーと電動式階段昇降機用意したやんけ。すぐ対応できるのにしてなかったバニラエアが悪い」との声が聞こえてきそうだが、そう考えたやつは多分バリアフリーになんか興味ないのに騒いでるおバカさんなんだなとしか言いようがない。アシストストレッチャーや電動式階段昇降機なんてバリアフリーでもなんでもないから。障害者物理的に下に降ろす単なる機械ですから。見たことないならググって見てこい。そして、あれをバリアフリーだと言うなら、お前らは一生障害者理解なんかできない。

バリアフリーっての言うまでもないが社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策だ。どの車椅子利用者があれに乗せられて障害障壁のない公共交通機関だなと感じるんだよ。普段通り車椅子で乗り降りできてはじめてバリアフリーなんだよ。

もうわかってると思うが、それができないのが奄美空港だった。奄美観光客は多いが空港自体は大きくない。だから、毎回そのまま移動できるブリッジを確保できない。ブリッジを確保できないと不便かつバリアフリーでない手段で客を降ろすしかなくなる。それならバリアフリーを求める人には確実につける便を紹介するか、搭乗拒否して他の会社選択してもらった方が良いというのがバニラエアの今までの対応だった。

まり障害者お断りだったんじゃく、車椅子の人に不便な乗り降りを強いてしま環境空港にあったから断っていた。まあ、質の悪いサービスしか用意できていないとなると企業イメージに響くという打算もあった可能性は十分あるが。企業として想定外だったのは、他の質の高い乗り降りができる移動手段選択してもらうよりも、質の悪いサービスを自社に用意しておく方が世間から評価されるということだろう。俺自身想定外だよ。

まあ、そりゃそうか。バリアフリーがなんなのかも知らないで、差別主義者っぽい人を見つけだして叩くのを趣味としてる馬鹿が群がって騒いでるだけなんだから

https://anond.hatelabo.jp/20170701155439

人を煽らないと返信出来ないならあなたリテラシー学んだ方がいいですよ。

企業提示したルール政府によって保護される必要はない(守らなくていいということでは無い)

という意味ならなおさらバニラエアが叩かれる意味がわからない

https://anond.hatelabo.jp/20170701205204

なんで過去黒人差別と一緒にしちゃってんの?黒人差別は法的にも認められてたし、それに賛同するする沢山の白人がいた。バリアフリー化に反対してる人なんて今回の騒動でもほとんど出てきてないだろ。バニラエア自体バリアフリー化推進してる企業奄美大島のみ対応が遅れてただけ。なぜ遅れてたかってのは経営的な怠慢だろう。だから奄美大島対応できてない違法性経営的な怠慢を明確に指摘して裁判可能性を示唆すれば企業としては対応せざるを得ない案件迷惑なんてかけんでも、電話一本で現状を変えられたと断言できる。過去黒人差別と違って法的にも倫理的にも世論も全部こちらの味方なんだから

 【 追記 】

 

 https://anond.hatelabo.jp/20170701182519 の追記。

  

 

LCCボーディングブリッジをまったく使えないかというと、そうではない。使えることもある。

私は上で「ほとんど使えない」と書いたが、もうちょっと使える頻度は高いらしい。「あまり使えない」という程度かもしれない。

特に成田では、使える回数が多めであるようだ。その旨の指摘があった。

  http://b.hatena.ne.jp/entry/341121761/comment/poko_pen

 

しかしながら、使えることはあるとしても、たいていの場合LCCボーディングブリッジを使えないはずだ。「 JAL が使っていないので余っている」というような場合に限り使えるだけだし、また、バニラエアが金を払っても使いたいと思うとき(悪天候時?)に使うだけであるようだ。

かなり多くの場合に使えない(使っていない)、という情報がある。ソースは下記。 

  http://b.hatena.ne.jp/entry/340969557/comment/tikuwa_ore

  http://tikuwa.hatenadiary.com/entry/2017/07/01/140352

  http://j.mp/2tbmSkt

  http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/28/vanilla-air_n_17315034.html

 なお、どのくらいの頻度でボーディングブリッジを使っているかという数量調査まではない。

論点をずらして答える人

質問したら、質問とは違う謎の答えを返す人がいる。仮に謎氏とする。うまく再現できないのだが、頑張って再現するとこんな感じ

私「来週函館出張に行く件だけど、準備しておいてって頼んだこと何だったっけ?」

謎「あ、すいません。いや、でも、大丈夫です」

私「で、何を頼んだっけ?」

謎「そう、でも奄美空港階段昇降機が導入されるそうですよ」

私「???

私は何を頼んだのか、それを思い出したくて聞いているのに、おそらく謎氏の中では私の質問言葉どおりではなく「頼んだことちゃんとやっておいた?」という質問に変換されているらしい。そして謎氏の中で勝手に会話が成立していて、(頼まれたことはできていないので)「すみません。」「でも、」(今からでも間に合うので)「大丈夫です」のようなことになるらしい。でも、私の意図としては、相手先と自社の事情が変わったので、頼んだことを確認して、事情に照らし合わせて準備を調整したい、ということなので、まずは何を頼んだのかを確認したいというつもりなのだが、私が頼んだことは私が知っている前提で、(バニラエア函館空港まで行く算段をしている→バニラエアは今評判が悪い→しかバニラエア改善された)というような脳内会話の最終段階だけが報告されるようだ。

結果的に、謎氏には、「事情が変わったために、出張の内容が変わった。そこで確認したい。頼んだことを本当に覚えていないので、何を頼んだのかリストアップして、その準備状況とともにメールで報告して」と頼むことになる。

いつも、「業務が多いか判断は正しくしているはずだが、その内容全てを覚えているわけではないので、よろしくお願い」、と皆に言っているし、実際何人もの部下それぞれに頼んだことを全部は覚えていられない。なるだけメモするようにしているが、漏れることもある。そのための質問なのだけど、謎氏とだけはいつもやり取りに疲れてしまう。

そのため、謎氏と話をする必要があるときは、なるだけメール等で済ませるようにしている。記録が残ればお互いストレスも減る。

こういう人の脳内では、おそらく、上長自分よりもよく分かっている偉い人→自分が分かっていることは当然上長も分かっている→結果だけを答えたら良い、となっているのではないかと思っているので、「おまえの言っていることは分からん。分かりやす説明しろ」などと圧迫すると、ますます上長の方が偉い、という回路が増強されるのではないか懸念している。そのために、自分が分かっていることを周りに分かりやすく教えたり、周りにサービスすることが大事サービス精神大事、と指導しているのだが、あまり改善されない。

自分のやり方がまずいのかな?

ボーディングブリッジについて

 

ボーディングブリッジについて誤解が出回っているので、指摘します。

 

まずはこれ。

https://anond.hatelabo.jp/20170630101133

奄美空港は改修中でボーディングブリッジ増設工事中。今年11月から運用可能とのことで、以降はバリアフリー対応となる予定。素晴らしい!

奄美空港11月には新たなボーディングブリッジ運用開始予定です。おそらく3月に就航した関空奄美を受けての増設を決めたのでしょうが予算設計施工などを考えると可能な限り最速で対応したのだろうと思います奄美空港関係者努力は素晴らしいと思います

 

次にこれ。

http://tikuwa.hatenadiary.com/entry/2017/07/01/140352

バニラエアが就航した2014年7月以降、利用客が増大して空港収益が上がった事で、ボーディングブリッジ増設、各階への多目的トイレの設置などを含む、急速なバリアフリー化への対応化が進められている真っ最中でした。

この事実は以下の記事確認する事が出来ます

http://amamishimbun.co.jp/index.php?QBlog-20160923-2

http://www.nicheee.com/archives/2116619.html

 

しかし、いずれも誤解です。(空港が整備する、という趣旨でなら正しいが、引用者は、バニラエアが整備する、という趣旨で書いているので、誤解です。)

 

この点は、私(blueboy)がブコメで指摘しましたが、話が長くなるので、増田に書きます

 


 

ボーディングブリッジとは、次のようなものです。 ( Wikipedia

ボーディング・ブリッジ (boarding bridge) とは、ターミナルビルから旅客機客船乗客や乗員を乗降させるための設備である

一般に、通路部分は屋根と壁で周囲を覆われた箱型になっており、外気から遮断されている。

 

画像は下記にあります

http://j.mp/2sxlEOn

 

ターミナルとの関係は、下記の画像でわかります

http://www.new-chitose-airport.jp/ja/tmap/floor/img/img-floor_map_2f.jpg

 ※ 放射状のトゲのようなもの

 


 

ボーディングブリッジは、コストが数億円と高価であることと、使用料が高額になることと、設置台数が限られていることから格安航空会社LCC)ではほとんど使われません。たとえ設備が余っていても、使われません。(空港に払う使用料が高額になるからです。)

奄美空港でも、使うのはJALだけであり、たとえ余っていても、バニラエアは使いません。

ボーディングブリッジ奄美にはもともとすでに1つあります。使いたければ、すでに使えますしかし、料金が高くなるからバニラエアはあえて使わないだけです。

したがって「11月にはバニラエアが使う」という解釈は誤りです。

 

一般に、LCC では、飛行機着陸料が非常に安くなっています。なぜかというと、乗客の搭乗経路が、

  ターミナル → ボーディングブリッジ → 飛行機

という短距離ではなく、

  ターミナル → 長距離の歩行 → 空港の はずれ → 自前の階段昇降機 → 飛行機

という経路を取るからです。

 

乗客は何十分も長い距離を(荷物を持ちながら)歩くことが必要です。地方空港ならばともかく、関空成田ではとても長い距離を歩かされます

    https://youtu.be/WW-Ln-dZ6NY

 

こういうわけだから着陸料は激安になっています。それゆえ、航空券も激安になっています

 

まとめて言えば、「格安航空券が安いのは、ボーディングブリッジを使わないか」です。

このことをきちんと理解してください。

バニラエアでも、11月からボーディングブリッジを使えるようになる」というのは、明白な虚偽情報です。

 


 

 【 追記 】

 追記は下記で。

  https://anond.hatelabo.jp/20170701192506

 

車椅子利用者事前連絡を強いるのは、なんちゃってバリアフリーでは

バニラ・エアの件、論点が増えすぎてうやむやになって終わりそうだったので、論点をいくつかに分類した上で私が思う問題点について書いてみます

長いので結論だけ先にまとめておくと、車椅子利用者のみが自主的事前連絡を求められていることはバリアフリーでなく、より確実なバリアフリーを目指すために航空会社システムの側で対応すべきということです。

ちなみに私は健常者ですが、中学の時にこのエントリと同じような趣旨卒業レポートを書いたり大学車椅子利用者向けのインターフェースについて勉強したりしていたので、どちらかと言うと車椅子利用者側の意見になっているかもしれません。

論点の整理

今回の騒動話題になった記事http://b.hatena.ne.jp/topic/300611893821289425 が割とよくまとまっています(おそらく自動生成ではありますが)。これらのエントリを見ると、論点は大きく4つに分けられます

エントリでは4つめについて主に述べたいのですが、一応私の立場の表明がてら他の3つについても軽く触れておきます。長くて読むのが面倒だという方は飛ばして次のセクションを読んで下さい。

バニラ・エア側のその場の対応問題であったか

その場の対応についてはバニラ・エア側も謝罪対応しており、搭乗拒否したことが問題である点については多くの方が同意するところでしょう。「バニラ・エア車いす利用者搭乗拒否に対するDPI日本会議声明 : DPI 日本会議」でも、やはり搭乗拒否についてが問題として指摘されています

LCC車椅子利用者対応を期待するのは過剰サービスだ」という批判も中にはあるようですが、これは障害者差別解消法でいうところの差別にあたりますコスト理由だけで搭乗拒否することは「合理的理由であるとは言えないでしょう。

報道の仕方に問題があるのではないか

報道の仕方については、やや見出しが過剰にセンセーショナルであったことは否めないように思います

【ラジオ書き起こし】荻上チキ×木島英登×石川准「誰もが暮らしやすいバリアフリー社会を実現するためには何が必要なのか(2017/06/29 TBSラジオより)- "シュプレヒコールを歌え" 」に、「あの、私は、階段を這って上ったことは、僕にとっては屈辱でも何でもなくて。 」とあります。つまり這って上る事自体木島氏も問題視していません。

一方で最初話題となった記事タイトルは「車いす客にタラップはい上がらせる バニラ・エア謝罪」でした(今は修正されたようです)。このタイトルからは「はい上がらせ」たことが問題であったようにとれる点で、そもそも論点がずれていたと言えます。結果として話題となったのは良いかもしれませんが、論点のずれによって初期の議論が迷走し、木島氏へのバッシングなども引き起こししまったのではないかと感じています

木島氏の行動・人格問題があるのではないか

3つ目の木島氏の人格についてですが、私はあまり問題であるとは思っていません。「プロ障害者」という批判があるようですが、当事者として声を上げられるのは当然当事者だけです。「 なぜ声をあげた障害者がバッシングを受けるのか?バニラ・エア問題、本当の争点はどこにある 」にもある通り、「声を上げた」ことは他の車椅子利用者の方にとっても救いとなるのではないかと考えています

一方で「本来必要とされている事前連絡をしなかった」という非が木島氏にあることはたしかで、この一点のために個人責任を問われているところがありますしかしながら、事前連絡必要であることそれ自体問題があるのではないでしょうか?すなわち、搭乗拒否差別であることだけでなく、事前連絡必要性もまた差別であり解消されるべきものであるということも、今回の件から考えるべきではないでしょうか?これについては次のセクションで詳細に述べたいと思います

事前連絡必要なことは差別なのか?

木島氏への批判理由として、「本来必要とされている事前連絡をしていない」ことがあるようです。今回のケースでは連絡していても搭乗を拒否されていただけであろうことを考えると、この批判は当たらないようにも感じますしかし一方で、木島氏は普段から事前連絡をしていないようなので、そのことを問題視する方がいるのも理解は出来ます

特に車いすで飛行機に乗る時は | いすみ鉄道 社長ブログ」によって、航空会社側の安全管理上の都合が多くの人の知るところになって以降、その傾向が強いようです。

この航空会社側の都合とは、車椅子利用者の方があると事前に分かっていれば対応できるのだから事前連絡をして欲しい、ということのようです。対応できる事自体は素晴らしいのですが、この考えには飛躍があります。その飛躍とは、「航空会社が事前に把握するための負担を、乗客である車椅子利用者が負わさせられている」という点です。

少し話は逸れますが、他のケースとの比較を通じてこの問題点について考えてみましょう。

機内食についての事前連絡必要性に関して、ベジタリアンや信教、健康上の理由からマイノリティでも事前に連絡しているという意見がありました。バニラエア確認してみると、機内食としてベジタリアン用の食事は予約時に選択できるようになっていますバニラ・エアグループ会社であるANA確認してみると、さらに多くの種類の食事が選べるようです。

さなお子さんがいる場合航空会社は把握する必要があります。この場合も、システム利用者誕生日入力させることによって航空会社は把握することが出来ます

すなわちこれらの2例では、マイノリティ存在を把握するための仕組みがシステムの中で事前に準備されているということです。

話を戻して、車椅子利用者についてはどうでしょうか?ANAでは「おからだの不自由なかたへの空の旅へのお手伝い|ANA 」にあるように、事前に電話で連絡する必要があります。今回問題となっているバニラ・エアではFAXまたはフォームからの連絡が必要です(「お手伝いが必要なお客様|ご利用ガイド | バニラエア Vanilla Air」)。すなわち、航空会社システムとして主体的車椅子利用者存在を把握しようとするのではなく、車椅子利用者の方から航空会社自己主張をするという構図になってしまっています

この対応の違いこそが差別的であると私は思います

もちろん食のマイノリティ幼児に比べて車椅子利用者は少ないという数の問題はあるでしょう。しかし、だからといってその存在例外として扱って良いわけではなく、存在するのが当然と見なして対応するべきです。マイノリティについて事前に把握する必要があるならば、そのコスト利用者側でなく航空会社側が負担すべきではないでしょうか。実際「障害者への差別的な対応しないよう航空会社に指示へ 国交省 | NHKニュース」でも、「搭乗前に乗客に聞きとる」という航空会社主体的な行動が要請されています(この記事に対して、やはり木島氏は事前連絡すべきだったとする意見があるようですが、それには前述した飛躍があります)。

一方で、電話で連絡すれば搭乗がスムーズになるというのは、搭乗できないよりは遥かにマシでもあります。それ故この対応を「差別である」と切り捨てることもできません。

まり重要なことは、「ある行動が差別であるかどうかは0/1で決まるものではなく、比較可能ものである」ということです。今回のような「比較差別的」な状態は、「比較バリアフリー」を継続的に目指すことで解決されると私は考えています

なんちゃってバリアフリー比較バリアフリー

差別が0/1で決まるものではないという話をしましたが、それは「バリアフリー」についても同様です。事前連絡をすれば搭乗できることは、全く搭乗できない場合よりはバリアフリーであるといえますしかし同時に、事前連絡せずに搭乗できる場合よりはバリアフリーではありません。本当にバリアフリー社会が目指すべきなのはこの、「事前連絡せずに搭乗できる」という状態でしょう。

つのバリアフリー手段が用意されていることだけをもって「バリアフリーだ」と言い張るのは簡単です。しかし、それによって既存バリアフリー施設問題点改善点が見えなくなってしまうという新たな障壁もあります。そのような「なんちゃってバリアフリー」の状態に甘んじることなく、全てのバリアがない「真のバリアフリー」を目指すことが、社会全体としては必要とされています

もちろん「真のバリアフリー」は理想論であり、全てのバリアを一度に完全になくすことは現実的不可能です。だからこそ、一つのバリアフリー施策実施するだけでバリアフリーになったとするのではなく、既存バリアフリー施策で足りないところを改善しながら一歩一歩「真のバリアフリー」を目指していくことが必要となります。この、漸近的に解消していくプロセスこそが合理的配慮である、と私は考えています

今回のバニラエア場合は、例えば予約時にモビリティ上の特記事項があるか否かのチェックボックスを用意すれば、航空会社車椅子利用者の利用を把握できる上、ユーザーの手間もそれほど変わらないでしょう。その上で航空会社がどのように対応するか、主体的に決めることも可能になります。多くの種類のマイノリティ存在する中でどれに対応するのかという問題はありますが、サポートする範囲を少しずつ広げながら、差別を減らしていけるはずです。

差別バリアフリーを0/1で捉えるのではなく、連続的に改善していける社会になればいいなと思います。長い文章でしたが、読んでくださった方ありがとうございました。私より中立的立場の方からコメントや、車椅子利用者の方のコメントが頂ければ嬉しいです。

https://anond.hatelabo.jp/20170701174652

自分だったら法律ルールに厳格に従い柔軟な対応は一切しない。

ルールで介助者が介助することを認めているならそれに従う。

バニラエアは往路で日和って彼を乗せてしまったことが最大の敗因。

バニラエアトリガー

今回の件で、提供側が「客を選ぶ」風潮が始まるんじゃないかなぁ。

自称プロ障がい者のオッサン

あらためて色々記事が出てるけど本当に嫌いな人種だ。

結果に関する善悪や良し悪しについては分かる。バニラエア空港改善すべき点は確かにあったし、改善が促される結果に至ったのは良いことだ。

でもあのオッサンは明らかに嫌な奴だ。「相手に非がある場合は、大手をふってやっつけても構わない」とナチュラルに思っている感じが本当に嫌だ。

俺は権利自由を「勝ち取るべきもの」とする考えが大嫌いだ。その考え方は争いしか産まない。誰かが何かを「勝ち取る」時、一方では誰かが何かを「負けて失う」事になる。「勝ち負け」を軸にした関係構築とはそういうものだ。

あのオッサンがその事に自覚的なのか否かは分からないが、彼の振る舞いは「悪者」を生み出して「負かし」ている。そうして得られた自由権利は、本当に社会全体の公益寄与する物なのか?

あのオッサンは、そんな事は、一切考えていないのだろうな。明確に害悪だと思う。

バニラエアの件でいすみ鉄道社長ブログ賞賛の声が集まってるのが

いすみ鉄道 社長ブログ

車いす飛行機に乗る時は

http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=2918

この記事にすごい数のブコメがついてる。

「腑に落ちた!」

結論出たね」

「人の気持ちに寄り添った優しさ」

完璧正論

「すばらしい」

「完全に同意

もやもやを代弁してくれた」

中立的

怖いんですけど。

中立記事入り口ちょちょっとバニラの非を指摘しといてるだけじゃん。

何と何の中に立ってるの?

事前連絡あったら断っていたらしいけど?そしたらはいじゃあ諦めますと言うのがあるべき姿ってことか。

最後のほうの「今回限りということにしましょうね」って言い方、

小さい子に「おりこうさんにしましょうね」と言うかのような言い方でゾッとする。

おりこうさんにしといて変わる社会ならよかったね。

この記事ブコメ群を見たとき

先日のPRつけるつけない騒動ときの徳力氏エントリ思い出して、

え、まさかこれでめでたしめでたしって収束してしまう?と怖かったけど、

いまだに騒動おさまってなくてほっとした。

実際、この社長が身近にいたらいい人なんだと思うよ。

同業者事情とか、健常者への迷惑のことはすごく考えてくれてるもん。

でもこの騒動に対するこの見解は、争点の捉え方は、

正しいものとは思えない、

そんな意見が半分くらいあってもいいと思うのに、

こんなにも絶賛の嵐なことに絶句

優しい文章って、多数派にとって気持ちがいい文章、ということ?

社長が言う「他の人に迷惑をかけないように」をすべての障害者が遵守していても、障害者迷惑のかからない社会がどんどん勝手に実現したらいいのにね。

パイオニア」と揶揄されなくてもよくなればいいね

NHKさんお願いします。

バリバラ議論してくれませんか。この騒動について。

バニラエア案件類似事前連絡が無かったため搭乗を断られた判例

バニラエアの件で、ブコメでちょくちょく出てくる類似案件判例について簡単にまとめてみた。

2003年出来事であり、バリアフリー新法以前であることに注意。

概要

障害者である原告車いすでの搭乗を航空会社拒否され、債務不履行及び公序良俗に反するという不法行為責任で訴えたが認められなかった。

状況

航空会社言語障害により意思の疎通がスムーズでなく且つ上肢及び下肢に障害があることから、介助者の同行がなければ搭乗できないとした。

判決抜粋
一審

原告には、身体を抱えて移動させるとともに、緊急脱出を円滑に行うという客室乗務員にとって対応困難な援助が必要であるから原告身体状態は、本件規定安全上の理由があることが認められ、被告原告のこのような身体状態を知ったのは、本件飛行便の出発約2時間であるから被告において、原告身体状態考慮した人的、物的な対応を期待するのも無理な状況であったと認定し、被告従業員による留保解除権行使によって原告単独搭乗を拒否したことは、本件規定に基づく正当なものである

控訴審

公共交通機関提供している航空会社であれば、身体障害のある乗客に対し、身体の状況を事前に告知すべきことを要求することはできないところではあるけれども、前記認定控訴人の身体障害状態動作の実情、これまで航空機に搭乗した経験等の諸事実に照らすと、時間的余裕を持って上記の諸事実が被控訴人に知らされていれば、控訴人が単独搭乗することについて必要とされる介助や緊急時の援助態勢に関する検討をすることは十分可能であり、それによって、被控訴人が控訴人の安全確保に関する不安を払拭できたのではないかと推測することができる。

控訴人の前記身体の状況や外観によって控訴人を差別的に取扱い本件搭乗拒否に及んだものではなく、控訴人についての限られた情報時間的余裕のない中で、控訴人には単独搭乗を拒否できる前記特別の援助が必要との判断に基づき本件搭乗拒否に及んだものであって、このことが公序良俗に反するとまでは言えず、本件搭乗拒否について、被控訴人に不法行為責任を問うことはできない。

個人的感想

判例解説

判決は、原告請求棄却したが、事前に連絡すれば、単独搭乗の拒否根拠はないとした判断に意義がある。

とあるように、交通サービスに求められるものがどの程度であるかを示す事例といえるのではないか

航空会社が「介助者の同行がなければ搭乗することができない」と断ってるように介助者が居れば事前連絡必要なかったであろうこと、乗客側の登場経験なども判断対象になりうることなどが分かる。

参考

身体障害者航空機搭乗についての一考察

http://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170629092629.pdf?id=ART0009677741

判例時報をもとにした一連のツイート

https://twitter.com/ktgohan/status/880073661780156416

2017-06-30

有償ボランティアは悪か?

 

 

バニラエア話題になった身障者が「営利目的プロ障害者である」ということが批判されている。

  http://netgeek.biz/archives/98767

 

ブコメでも、趣旨賛同して、当の身障者を批判する人が多い。

  http://b.hatena.ne.jp/entry/netgeek.biz/archives/98767

 

 しかしこれらの多くは勘違いに基づく。

 

1.プロであること

 

 プロであることが批判されている。

プロ障害者として金儲けしている」と認めた

 

 しかし、プロであることは悪ではない。ボランティアには、「有償ボランティア」と「無償ボランティア」とがある。普通の人がやるのは、「無償ボランティア」だが、実際になされているボランティア活動圧倒的多数は、「有償ボランティア」によってなされている。

 たとえば、ユニセフもそうだ。しばしば「日本ユニセフ事務手数料20% も取るので、けしからん」と批判されているが、この手数料を取ることで、募金活動をしているのだから手数料を取らなくなったら、募金活動すべてが消滅してしまう。それでは意味がない。

 「ボランティア有償でなく無償であるべきだ」と思う人が多いようだが、それは根本的に勘違いなのだ。この件は、ネットで多く解説されているので、読むといいだろう。

  → 有償ボランティア - Google 検索

 

2.営利目的

 

 営利目的であることが批判されている。

バリアフリー研究所」という名前に反して活動社会貢献などではなく営利目的なのは明らかだ。

 

 営利目的であることは、何ら悪ではない。遊んで暮らせる貴族階級は別として、たいていの人はみな職業を持つ。だいたい、これを書いている当の netgeek ですら、営利目的でやっている。なのに、営利目的であることを批判するというのは、理屈が通らない。

 記事では《 「バリアフリー研究所」という名前に反して 》というが、名前ぐらいは別に何の問題もない。NPO と記しているのならともかく、そうでもないようだ。ただの任意団体だろう。何の問題もあるまい。

 ま、これは、「社会貢献目的とする」と勝手に思い込んで、その思い込みが外れた、というだけだ。これを称して「藁人形論法」という。クソ論理による見当違いの悪口であるにすぎない。書き手の愚かさを示すだけだ。

 

3. コストアップ

 

 要求に応えることがコストアップになると批判されている。

 顧客わがまま要求を通せば価格は上げざるを得なくなる。

 

 要するに、筆者はこれが言いたかったのだろう。しかしこれが不当であることは、国交省見解で明らかだ。

  → 障害者への差別的な対応しないよう航空会社に指示へ 国交省

 

 これが正しいのだからnetgeek の主張は不当だ。(文句があるのなら、障害者個人批判するのでなく、国交省批判するべきだ。)

 

 そもそも、今回の事例は「わがまま要求」なんかではない。単に「階段昇降機などを用意してほしい」というだけのことだ。コストアップ要因など、ごくわずであるにすぎない。機体本体に比べれば圧倒的に低い額であり、ほとんど誤差レベルの額だ。

( ※ ちなみに 航空チケットの料金8000~18000 円ぐらいの間で毎日変動する。それに比して、今回の対処によるコストアップ10円以下だろう。誤差レベルであるにすぎない。)

 

4.ルール違反

 

 今回の事例を「ルール違反だ」と批判する。

 事前連絡必要HP掲載していた

  ……

 ルール無視して原因をつくったのは木島英登氏だ。

 これはおかしい。

 

 第1に、私企業自分勝手に作ったルールなど、保護される価値はまったくない。記事の主張は、ブラック企業エゴ論理であるにすぎない。

 第2に、法律は「バリアフリーに努めるべき」というふうに定めている。今回の会社は、この法律に反する違法行為をしている。

 換言すれば、「違法ルールを守るべきであり、そのためには違法行為をしてもいい」と言っているだけだ。netgeek違法行為是認する反社団体となっている。

 第3に、「事前連絡必要」ということ自体意味を持たない。「事前連絡をすれば拒否」と社内ルールで定めているからだ。バニラエア公式回答( http://j.mp/2txlStX )はこうだ。

 今回のケースでは……事前連絡があれば断っていたケースに当たるということです。

 

 つまり、「事前連絡をすれば拒否」というルールを定めておきながら、「事前連絡をしなかったかルール違反となり、悪である」というのでは、(事前連絡をしてもしなくても)どっちにしても搭乗できなくなる。理屈として破綻している。自己矛盾

 

 

 それにしても、こんな滅茶苦茶なエゴ意見賛同ブックマークを集めるとは、世も末だな。

 

 

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