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2018-07-24

エジル問題に寄せて。どこまでお前ら赦せるか問題

時は2022年サムライブルーイレブンは、カタールにおいて、ワールドカップ8強入りをかけた戦いに臨もうとしていた。

カタールへの厳しい道、窮地の日本を救ったのは○○国から帰化選手にして絶対エース、オルマ・ベン・増田選手である。彼の活躍がなければ日本は、カタールW杯には決して出場できなかったであろう。

さて、オルマ・ベン・増田は、くどいようだが○○国から帰化選手であった。そしてW杯直前、○○国の元首である●●氏と2ショット写真を撮り「私の『大統領』へ。敬具」と揮毫した日本代表のユニフォームプレゼントしたのである。(なお、『』内は●●氏の肩書が入るので、読み替えてほしい)

ここで問題です。あなたは●●氏=○○国がどのラインだったら許せるか、どのラインだったら決して許すことができないか。はたまた、いかなる出身国であれこの行為自体容認されざるものか、必ず容認されなければならぬか、答えよ。

なお、世界情勢は闇の力(ご都合主義ともいう)により、2018年7月23日現在と同等とする。

さあどこだ。

なお、本当に「オルマ・ベン・増田」氏がいたらホントごめんな。サッカーに限らず、頑張れよ

2009-09-12

事実か独断か~今日セーブダルフール

6年ほどつづいたダルフール内戦状態は終わったー

2年前にUNAMID平和維持活動の立ち上げを一任されたマーチンルーサーアグウェイ司令官の言葉だ。司令官を退任することになっているAgwai氏は、ダルフール紛争は激烈な戦闘のフェーズとは違ったものになっていると、BBCインタビューに答えている。

「もちろん盗賊行為、土地や水をめぐる地方住民の争いなどはなお解決されなければならないだろうが、いわゆる内戦と我々が理解している戦争は、もはやみられない」

過去2,3年の間にダルフールへ行ったことがある人は誰でも同じ結論を抱いているのではないだろうか。ところが、セーブダルフールロビイストたちは知ってか知らずか、Agwai司令官の発言を曲解した。まぁ予想通りだったが。

たとえばEnoughプロジェクトのNorris氏は、この点を意図的にスルーしている。

彼は自分と異なる意見の持ち主は誰でも、スーダン政府に肩を持つ工作員と非難する傾向があるのだ。

Agwai氏らは都合の悪いことをいわなかった。例えば、治安上の問題から帰郷できない300万人の国内避難民の存在。それから、アルバシール大統領ジャンジャウィードの一味にとっては、300万人を追っ払ったので、十分目的は達成しており、毎日武力行使するまでもないのだ。

Agwai氏はこんなことはいっていない。過去2年間、盗賊に襲われないように避難キャンプを防衛してきたAgwai氏がいっているのは、ダルフールは依然として人道的には危機的な状況を脱していないが、それはNorris氏が想像するようなジェノサイドや武力衝突によるものではない、ということだ。

Promise of Engagement」のBec.Hamilton氏もまた、うかつなことにこの点を見過ごしている。

彼は現在ダルフールにいない。

「まず、’戦争が終わった’ということと戦争が雨季や武装勢力の分裂あるいは選挙などの影響で小康状態にあるということは別のことだ。それに、この変化が確定的なものであるとしても、国内避難民の状況に無関係である。本当の問題はいかに戦争の結果として生じた不安定な状況が人道的な空間が圧迫しているかということである。」

この点、いいことをいっていると思うが、しかしベックはそれを台無しにするようなこともいう。

「結論として、Agwai司令官のコメントは間違っているわけではないが、かなり的外れだ」

このブログの読者であれば改めていうまでもないことだが、とりあえず進めよう。ダルフール救済のための国際的な取り組みで問題となっているのは、この種の見当違いの分析だ。ダルフール紛争をいかに理解するかは解決の重要な鍵である。この紛争をジェノサイドあるいは戦争と考え続けることは、飛行禁止区域とか平和維持軍、またバシール大統領逮捕に関心を持つということだ。去年の大統領選において、クリントンオバマがこれらの事柄に言及していたように、活動家の主流派の基調をなすこととなる。

しかし、現実はかなり異なる。スーダン西部における危機とは人道的な種類のものであり、軍事的な解決を要するものではない。Agwai司令官の分析で明らかなように、ダルフールの治安にとって重要なのは、盗賊行為や水問題、そして地元同士の争いの問題なのだ。Agwai司令官の分析は的を射ている。

こうした正反対の事実があるのにジェノサイド戦争にこだわりつづける論者は、ますますピントはずれの呆れた論客と成り果てている。証拠に基づいて解決を探るという態度ではなく、解決へと導くような策略によって行動しているのだ。彼らは現場で何が起こっているのかについては関心がないのだ。Agwai司令官のコメントをろくに考えもせずに却下したことが何よりの証拠だ。

Norrisのようなタイプの人々は、ダルフール地方の治安状況がどうであれ、スーダン政府を崩壊させればそれでよいと考えているのだ。

平和というのは、ロビイストドグマを捨てたときに初めて実現できるものだ。しかし活動家のなかには、平和よりも反ムスリム感情に突き動かされているタイプがいる。だからこそいまだに我々はダルフール救済をうまく実現できないのだろう。

2009-06-30

http://anond.hatelabo.jp/20090630005752

MJを神聖視するつもりはないけど、日ごろ「マスゴミ」とか言っている連中が「MJ?あの、肌を白くしようと手術しまくりでがんばってたショタコン黒人?」なーんて皮肉ぶってるのを見ると頭の悪さにクラクラする。

情弱とか言うのもバカバカしい。どんだけマスゴミさまに踊らされてんのよ。

そして、マーティンバシール野郎今日も元気にマスゴミ業で飯を食っているのだ。ネットリテラシーなんてその程度のもんよ。

2009-03-07

Re:ダルフール紛争日本にも問われている理由

 標記のダールフール関連記事を読ませて頂きました。

 きちんと過去ログを追ってはいませんが、ダールフール危機関連の記事を精力的に拾い上げていらっしゃることに敬服しています。事実、今回の記事を目にしなければ、私はご紹介されたNYTやFTの記事その他を読むことはなかったでしょう。

 しかし、ご多忙のせいでしょうが、訳し急ぎのご様子がそこここに見られるように思われますし、それをもとにしたご論旨もいささか明瞭でない部分もあるように思われます。一読して感じた違和感を整理するため、増田からですみませんが、記事を起してみました。

 まず、FT記事の「展望」の紹介の仕方にやや違和感があります。その部分(''What happens next ... in exchange for surrendering Mr Bashir'')を私が要約するなら、構造は以下のように取ります(重要と考えるところを< >で囲って強調します)。

イ.(逮捕状を出した結果、)何が起こるかははっきりしない。

ロ.最も楽観的なシナリオは、体制内プラグマティストが政変を起こし、和平交渉へ向かうこと。

ハ.しかし、ICCの法的決定の<政治的帰結>がそううまくいくとしたら奇跡

ニ.<第一の理由>は、逮捕がすぐに実現しそうにないから。

ホ.<第二の理由>は、バシールが<全てを統べる>独裁者ではないから。つまり、正義が追求されるなら、体制内のバシール以外で責を負うべき者も起訴されねばならないから。

 特段の予備知識のない私の単純な読みを述べますと、ここでFTは、楽観的なシナリオに釘をさしています。ICC逮捕状は、国際的に正義を追求するというメッセージだが、その原則は、罪に関与した体制派をより広く射程におさめるものであるため、内部からの変革をためらわせるのではないか、ということです。つまり、はっきりと言いきってはいませんが、正義と和平を天秤にかけています。

 一方、前回ご紹介のクリストフ記者によれば、両者はトレードオフ関係にはないとされます(''I think Graham is wrong that that's the trade-off, and I agree with Tutu that there won’t be peace until there is an element of justice.'' この部分の紹介はより原文に沿った形にしてもよいのではないかと思います)。彼は基本的にICCの決定を肯定的に見ているようです。

 続く文章を読んだ限り、ブログ主様はFT寄りのように見えますが、このあたりを「微妙に異なっている」等々とぼやかす必要はあるのでしょうか。

 また、この問題に関しては、国務大臣民兵指導者それぞれ一名に対し、2007年4月の段階で、ICCから既に逮捕状が出ていることも留意されるべきではないかと思います。

 次の論点、悲観的なシナリオスーダン南北の内戦再点火に移ります。「クリストフ記者の洞察が重要」とのことですが、どの部分かやや不明確なように思います。

 彼は、包括的和平合意は既に著しく不安定となっているのであり、逮捕状がその流れを悪化させるとは見ていません。そして、南部は独立に向かっているが、石油資源喪失を阻止するため、北部は戦う(''fight'')だろう、と前回ご紹介の記事で述べています。その一方で、逮捕状は戦いを抑止する効果を持つだろうとも述べています(''there’s vast uncertainty about the CPA, but I don’t think there’s any reason to think that an arrest warrant for Bashir worsens the trajectory. Right now, the South is headed for independence in 2011, and the North will fight to prevent that because the South has oil. Frankly, an arrest warrant may make it less likely that Khartoum will fight (or make it less able to fight), perhaps averting a resumption in the north-south war.'')。つまり、南北の火種は非常に大きいが、逮捕状にはある程度の抑止効果があるという見解のようです。

 文章を拝見した限り、ブログ主様は、「南北問題は再燃する可能性」を重視していらっしゃるように見えます。

 

 この再燃を促すかもしれない逮捕状、その火種の大きさという前提に立って、ブログ主様は、その逮捕状を出した「ICCを支える諸国」の責任へと言及されています。そこの論旨には基本的に賛成なのですが、いくばくかの違和感を感じますので、述べてみます。

 まず、FTの訳について、一文だけ、こなれているようには見えないので、不出来ですが拙訳を出します。

もしICCがこの件でへまをやり、スーダンが崩壊していくのを世界が傍観するようなことになったなら、水曜日の決定は、人権の勝利では全くなかったことになるというリスクがあるのです。

(''For if the ICC bungles this case, and the world stands by as Sudan crumbles, there is a risk that Wednesday’s decision will prove no triumph for human rights.'')

 スーダンでは確かに人権が蹂躙されてきました。とはいえ、人権が完全に空文化することはないでしょうし、ICC加盟国<だけ>の責務でもないでしょう。

 お示しの地図にあるように、スーダンICC加盟国ではありません。それなのに、どうしてICC逮捕状を発行したのでしょうか。それは、<国連安保理>がICCに付託したからです。つまり、今回の逮捕状の件について、「ICCを支える諸国」に安保理常任理事国が「含まれていない」とされることには賛同できません。

 もちろん、「ICCを支える諸国」の責任の重さは言うまでもないでしょうし、「日本に問われている部分も大きいはずだ」という結論に異議はありません。

 最後に、このような問題について紹介の労を取って下さったことに改めて感謝します。

不勉強増田より、乱文乱筆失礼しました。

<参考URL

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/03/post-0f1e.html

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/03/post-1cfc.html

http://www.ft.com/cms/s/0/52a9c366-08f1-11de-b8b0-0000779fd2ac.html?nclick_check=1

http://kristof.blogs.nytimes.com/2009/03/04/answering-your-darfur-questions/

http://www.icc-cpi.int/NR/exeres/0EF62173-05ED-403A-80C8-F15EE1D25BB3.htm

http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7924195.stm

http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/3496731.stm

http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7039360.stm

http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7887007.stm

http://www.mofa-irc.go.jp/link/kikan_info/icc-c.htm

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol8/index.html

http://www.hrw.org/ar/news/2008/07/14/icc

http://uuair.lib.utsunomiya-u.ac.jp/dspace/bitstream/10241/6368/1/kokusai26-003.pdf

 
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