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はてなキーワード: ネット小説とは

2023-03-24

ラノベオワコン化は嘘・・・だと信じたい

電撃ノベコミがどうだか言っていたが

まずラノベの最大の強み=メディアミックスでありコスパとかではない。

ライトノベル形容するのはとても難しく、ジュブナイル小説SFTRPG同人文化など複数文化構成要素となったキメラみたいなもんである

はてなではスレイヤーズが好きな老人ラノベ読みがたくさんいるが、スレイヤーズを初期と定義してもメディアミックスを目指す姿勢は変わっていない。

無料から読むという考えはそもそも前提として間違っており、ライトノベル漫画とは異なり小中学校図書館作品が置かれている。

昔の漫画だと多くの学校図書館に置かれているし、もしかしたら鬼滅の刃が置かれた小学校もあるかもしれないが、朝の読書におけるグレーゾーンとしてライトノベル活躍の場が与えられている。

ラノベより漫画の方がヘビー

それには概ね同意できる。

ライトノベルのゴールが「アニメ化」に定義されてしまっているのは公然事実である電撃文庫を発刊する角川は2009年メディアワークス文庫というものを創刊させており、これは文芸ラノベ中間的な立ち位置文庫メディアワークス文庫電撃文庫作家小説チックな作品を数多く出版しており、ラノベは中身がないといった批判は間違っていると思えるが、これは作家が書き分けをしているだけの話で、こと電撃文庫ライトノベル出版すると中身がない作品の方が売れ線であり、最近物語摂取するというよりはキャラクター摂取に重きが置かれていると増田は思う。

ラノベは「原作

元増田は『メディアミックスの流れの中で生き延びている』とラノベ形容したがメディアミックスを生み出したのは角川であり、メディアミックスの流れの源流にいることは意識しておいてほしい。ただその流れが枯れそうになっていて、ライトノベルが枯れても流れが止まることがないのは事実であると思う。

メディアミックスの大きな流れに「電子媒体」が加わってからライトノベルはその流れに乗れていない。

「乗るしかないこのビッグウェーブに」が生まれ2008年ではどの媒体も「電子媒体」と仲良くできていなかったが、今では漫画アニメ小説ゲーム、そのどれもが電子媒体と手を取り合ってコンテンツを大きくしている。さまざまなコンテンツ電子媒体適応していく中でライトノベルはいまいち適応できていない感はある。正直スマホを触っている子供漫画以外の電子書籍に興味を持っている姿を見たことがない。

きのこれるか知らんけど

角川歴彦は『次なる文化担い手若者たちに確かな評価を得られると信じて、ここに「電撃文庫」を発刊する』と述べていたが、今この言葉が活きる場面は小中学校読書時間だけである

ライトノベルは短い歴史の中で変革を繰り返し、その存在を確固たるものにした。ロートス島戦記・スレイヤーズなどから歴史が始まって、ブギーポップジャンルに囚われない屋台骨を作り、ハルヒ若者を取り込み、SAO・劣等生でネット小説レーベルに取り込んでライトノベルはより大きくなっていった。

それでもコンテンツ業界の中核にいるとは全く思えない。

2017年SAOの1巻が100万部を突破したときに相当なニュースになった。漫画と比べたらすごく小さいことだけど、ライトノベルにとっては初めてのことだった。

なんとなくここまでが最盛期でここから凋落が始まったとも懐古してしまう。電撃文庫では作家エッセイ掲載されていたこともある「電撃の缶詰」が2018年を境にひっそりとなくなっている。増田もこの頃からなんとなくでラノベを買うことがなくなっていた。

ライトノベルの成長において「小説家になろう」はAmazonみたいなものだった。

質の良い小説もあれば、質の悪い小説もある。しかし数が多すぎてレビューがつかなければ多くの人の目に触れることは難しい。

レーベル地元商店街みたいなものだ。馴染みの店が揃うなかで、たまに新しいお店ができるから寄ってみる。年に一度か二度あった電撃文庫大賞が増田の大きな楽しみであった。そんな日々もいまはもう存在しない。最初反論してやるぞって気持ち増田に書こうと思ったけど、やっぱりオワコンなのかなって寂しくなった。

2023-03-21

小説、大したことない

いろんな創作物を見たり読んだりしてきて、

文字媒体についてはインターネット小説を主に読んできた

最近になってミステリーにはまり、このジャンルならば書籍が本場であろうと何冊か手に取って読んでみたが、

期待に反してどれもネット小説と変わらない印象を受けた

決定的だったのはとある作品

キャラクターに魅力はなく、文章に大した表現力もなく、物語面白さもなく、さらには構成力もない

俺に言わせればネット小説以下のゴミみたいな作品が大いに評価されていた

文壇と言っても所詮この程度か

普段ラノベ、なろう小説漫画などを馬鹿にし、美しい日本語を良しとするみたいなある種の芸術性にこだわっている印象だが全然したことはなかった

ちょっと規模が大きいだけで身内のノリだな

2023-01-24

anond:20230124133752

元増田は、さらに参考にするための文献として東電サイトしか挙げてないし、Wikipediaだけ読んで歴史物・戦記物ネット小説を書きました。とか、自民党主催論文コンテストに応募するために憂国エッセイを書きました。みたいなものとして受け止めるべきやな

これを根拠にして、原発推進は正しいみたいな主張をするのはアレ

2023-01-15

はてな匿名ダイアリーは喜んで読むのにネット小説を読まない理由は何だ?

はてな匿名ダイアリーは喜んで読むのにネット小説を読まない理由

それは、ネット小説フィクションからだ。

最初から嘘とわかっている話に付き合ってやる時間は無い。

はてな匿名ダイアリーには真実がある。

2023-01-14

ネット小説必要なのは劇薬

その昔、テキストサイトというもの流行っていた。

みんなが更新を待って、更新されたら喜んで読む。

理由は、みんなが話題にするからだ。

現在ではテキストサイトは廃れ、ブログも終わり、SNS文章から写真を経て動画に移行している。

その流れに取り残された一部の活字中毒者たちはネット小説にすみかを見い出した。

しかし、ネット小説では感想レビュー悪口を書くことは規約違反となることが多い。読者たちが好き勝手なことを言い合う文化はない。

ネット漫画の盛り上がりはSNSでのリプライ拡散コメント欄で得られる同調意見によって増長される。それはかつてのテキストサイトで得られたみんなとの共通話題の楽しみ方である

ネット小説自由感想を受け付けていない理由は知っている。ネット小説の作者たちが打たれ弱いからである

しかし、そこはあえて劇薬を飲んでみてはどうだろう?

きっと、ネット小説でも盛り上がりを作ることができると私は思う。

2022-12-08

22世紀を生きる君たちへ

私は、ネット小説を書いてきた。元々ネットが好きなのである。両親を愛するようにしてネットを愛している。

2022-10-18

anond:20221018185650

なろうにも来るかあ?

絵を生成する手間をかけるメリットノクターンに比べてかなり少ないよ

ネット小説書籍化レーベル挿絵文庫ラノベと比べて少ないし需要は少ない気がする

AI挿絵ネット小説界隈の浜辺にやってきた

ノクターンノベルズ小説家になろう18禁版)のランキングを「AI挿絵つき」が席巻し始めている。

現在ランキングだと、1位と12位が全話AI挿絵付きの長編

7位がAI挿絵の入った短編である

1位と12位はNovel AI使用していると明記されている。

7位は明記がないがおそらくNovel AIと見ている。

パッと見た感想としてはおそろしくクオリティが高い。

AIイラストは、複数の生成イラスト間で同じ登場人物を同じように描くことが苦手だと思っていたが、それもできている。

これは、3Dカスタム少女コイカツなどで3Dモデルを作っており、それに任意ポーズをとらせて出力した画像をimg2img機能挿絵に変えているという考察があった。

かにそれならば同一性はかなり担保される。

元々、3Dカスタム少女による画像挿絵として入れている作者はノクターンノベルズ存在したので、仮説として十分ありうる。

また、上記小説説明を見ると、AI生成イラストに対してさらレタッチを行っているらしい。

3Dモデルから直接出力した画像に比べて平面的に描かれるAI生成画像は、修正もしやすいだろう。

3DモデルAIイラストの良いところを組み合わせる方法で正直賢い。

面白いのはこれがノクターンノベルズでのみ起きていて、小説家になろうでは同様の波が来ていないことだ。

これについては以前読んだこのエッセイを思い出した。

https://ncode.syosetu.com/n3823bk/2/

読み手は、それまでの人生の蓄積のなかから、既知のイメージの張り合わせを行って、描写の内容を“想像”する。

想像難易度は、小さくて単純なものだと簡単だが、大きくて複雑なものになると極めて難しくなる。

読み手想像そのままのプレーン状態に、書き手指定が、あまりに多く入りすぎると、想像注釈がたくさん付いた状態になって、すなわち読み手の処理能力に負荷をかける。そうすると想像したものの保持自体が難しくなってくる。

もちろんネット小説と言えども小説を読んでいる人間ならば、この「想像の保持」ができないわけはない。

ただエロ小説場合それでシコるという巨大なタスクがある関係上、「想像の保持」にかかるコストは通常の小説と異なり、少なければ少ないほどいい。

また、エロ小説というのは読者に「読者の頭の中で作られた映像」をエロく感じさせる必要があるので、本来独特の難しさがあった。

シチュエーション感情描写セリフにより、ある意味情念に訴えるような間接的なエロ要求された。

そこを挿絵ひとつでわかりやすエロに変えられるのは大きい。

Noval AI本家Stable Diffusionと違って18禁画像の生成が封じられていないので、その点非常に都合が良い。

  • Novel AIについて

Novel AIは、投稿画像ほとんどがpixivエロCGなどの無断転載で占められる悪名高き画像投稿サイトdanbooruから学習したモデルだという。

あそこはコンプラめちゃくちゃな癖にタグけが異様に充実していることは以前に書いた。

https://anond.hatelabo.jp/20171022133100

本当に無制限ってことはないだろうが、見かけ上の上限は無い。少なくとも50個くらいは付けられる。

キャラ名や作品名シチュ場所を表す言葉からキャラの人数、ポーズ、付けている装飾品の隅々までほとんどタグ化されている。

これは確かにAIにとって非常に学習やす環境だろうと思う。

あとネット上のあらゆる画像ではなくpixivエロCGほとんどなので、小説挿絵的なものにはかなり向いていそうだ。

学習元が違法転載の温床だという問題を除けば…。

  • 今後について

個人的AI技術進歩は歓迎している。

ノクターンの多くの小説挿絵がつくようになるのも良い変化だと感じる。

ただ、それをもたらしているもの違法転載から学習したNovel AIだというのがどうしてもいただけない。

今後、法規制クリーンモデルの発展、Novel AIの相当多くの日本人への膾炙からの既成事実化などがあれば、自分も使うかもしれない。

2022-10-08

[] 【クラスで一番の美少女が何故か俺の許嫁になった件】

青春というのはいつでも灰色だ。授業中の教室で俺はそんなことを考えていた。(ここまで書いた。以下全てAI)

 

から差し込む暖かな日差しに照らされながら、今日も机で頬杖をついている。

「えー、ここはテストに出るからな」

教師言葉は右耳から左耳に抜けていく。その言葉を聞いているふりをしながら、窓の外に広がる青空を見つめた。高校二年生になって一ヶ月ほど経つと、周りはすっかり受験モードに入っている。しかし俺には関係のない話だった。

俺こと橘翔琉(たちばなかける)はどこにでもいそうな普通高校生だ。自分で言うのもなんだが成績は悪くない方だし、顔だってまあそれなりだと思う。ただ一つ普通じゃないことがあるとすれば――

「おーい、翔琉! 起きてるか?」

「……ん? ああ、もちろん起きてるぞ」

隣に座っていた友人である安藤正樹(あんどうまさき)に声をかけられて我に返る。彼は成績優秀スポーツ万能という非の打ち所がない人間だが、唯一の欠点としてとてもうるさい。今も大声で話しかけてきたせいで、教師に注意されてしまった。

「お前さっきの授業寝てたろ!」

「……悪いかよ」

「いいや別に。ただいつも寝てるなって思ってさ」

正樹はそう言いながら苦笑いを浮かべている。

「それにしてもなんで翔琉っていっつも眠そうにしてんだろうな。夜遅くまでゲームしてんじゃねえのか?」

「ちげーよ。勉強してんだよ」

「嘘つけ。お前が真面目に勉強するわけねーじゃん」

「ほんとだよ。最近ネット小説にハマっててさ、そいつを読むために睡眠時間削ってんだよ」

これは本当のことだ。最近の楽しみといえば専ら異世界転生ものラノベを読んでいることくらいだ。この世界とは違う世界主人公転移し、そこで新たな生活を始めるという内容のものが大半を占める。俺にとっては夢のような物語なのだ

へぇ~、そういう趣味があったのか。なら今度オススメを教えてくれよ」

「おう、いいぜ」

それから特に何事もなく放課後を迎えた。正樹とは帰り道が違うため校門の前で別れると、一人帰路につく。そして自宅に着くと同時に鞄を投げ捨てパソコンの前に座った。電源を入れ起動を待つ間、俺はスマホを手に取る。そこには先程読んでいた小説サイトのページが開かれていた。タイトルは【俺だけレベル1だけど異世界で楽しく生きてます】というもので、主人公異世界へと召喚されるのだが、なぜか最初からステータスが全て一桁台だったという内容だ。

「ふぅ……やっぱり面白いなぁ」

ついつい声に出しながら読み進めていく。この作品では主人公チート能力は皆無なので、最初は他のキャラたちと比べてかなり弱い。そのため序盤は苦労することが多いが、徐々に仲間を増やしていき最終的には最強の存在になるのだ。ちなみにこの作品の作者は女性であり、ペンネームは『水無月凛花』となっている。

「いつか会えるといいな……」

わず独り言を呟く。今まで何度か感想を送ったりレビューを書いたりしたことがあるが、どれも反応はなかった。作者は基本的マイペースらしく返信が来ることは滅多にないらしい。

「よし、読むか」

画面を見るとちょうどプロローグが終わったところだったので本編を読み始めることにした。こうして俺は今日異世界転生ものを楽しむのであった。

翌日、学校に行くとすぐに自分の席に着いた。すると隣の席の女子生徒が不思議そうな顔を向けてくる。

「あれ? 橘くんおはよう

「ああ、おはよ……えっ!?

彼女挨拶に応えると目を丸くした。なぜならそこに居たのは昨日読んだ小説主人公だったからだ。

「どうかした?」

彼女は首を傾げながら問いかけてきた。その仕草を見てドキッとする。

「いやなんでもない。それよりも名前教えてもらってもいいかな?」

「私は一ノ瀬結衣(いちのせゆい)っていうの。よろしくね!」

笑顔自己紹介してくれた一ノ瀬さんに俺も微笑み返す。まさかこんなところで会うことになるなんて思わなかった。

「私の顔に何かついてるかな?」

「ごめん。ちょっと見惚れてただけだから気にしないでくれ」

「もう! からかわないでよね!」

一ノ瀬さんの頬が赤く染まる。こういう表情も可愛いなと思っているとチャイムが鳴った。どうやら担任教師がやってきたようだ。

「ほらみんな、早く席に着きなさい!」

一ノ瀬さんがそう言うとクラスメイトたちは次々と着席していく。それを見た後、先生自分名前を黒板に書いてから振り返った。

はい、皆さん初めまして。これから二年間あなたたちのクラス副担任を務めることになりました、安藤真理亜(あんどうまりあ)です。担当科目日本史となりますのでよろしくお願いしますね。それでは出席を取りたいと思います

安藤先生が名簿を開く。しかし突然ピタリとその手が止まった。

「あら? おかしいわねぇ、欠席者が二人もいるみたい。誰か知ってる人はいるかしら?」

「あの~、すみません遅刻してきます

一人の男子生徒が手を挙げる。

「じゃあそっちの子は?」

「すんませーん、サボりまーす!」

もう一人の男子生徒も同じように答えた。

「そう……まあいいわ。とりあえず二人とも放課後までには必ず来るように伝えておいてちょうだい」

安藤先生はため息をつくとそのまま教室を出ていった。そして授業が始まると俺はこっそりと一ノ瀬さんに話しかけた。

「なぁ、さっきのって主人公ライバルキャラだよな?」

「うん、そうだよ」

彼女はそう答えるとこちらに向かってウインクしてくる。

「やっぱりか! てっきり夢でも見てんじゃないかと思ったよ」

あはは、実はね。私の書いた小説世界と君が読んでいた小説リンクしているみたいなんだ」

「マジかよ……」

「本当だよ。さすがに私もこの展開には驚いたけどね」

「確かに……」

「だからさ、私たちって結構近い関係なんだと思うんだよね」

「そうだな」

「もし良かったら仲良くしてくれないかな?」

「もちろんいいぞ。むしろこっちからも頼む」

俺の言葉を聞いて嬉しそうに笑う。そんな彼女を見ながら、俺は心の中でこう思った。

(これはきっと運命なんだ。俺はこの出会い感謝するよ。この世界で頑張っていこう。そしていつか絶対彼女幸せにしてみせる)

こうして俺の異世界生活が始まった。

「おい、聞いたか? また出たらしいぜ」

「ああ、最近よく聞く話だな」

「俺も噂で聞いたんだけど、どうやらこの辺りにも現れたらしいぜ」

「何が現れたんだよ?」

「そりゃ決まってるだろう。吸血鬼だよ、ヴァンパイア!」

へぇそいつはおっかないな」

休みになると、教室内では生徒たちによる会話が繰り広げられていた。話題の中心になっているのはもちろん先程から聞こえている通り、ここ数日の間に起こっている連続殺人事件についてである。殺された被害者はいずれも若い女性であり、死因は心臓刃物のようなもので貫かれたことによる失血死だった。

「物騒なこと言わないでよね! 本当に出ちゃうじゃない……」

一ノ瀬さんは恐怖からか、身体を震わせながら言った。

大丈夫だって。一ノ瀬さんは俺が守ってやるから

「橘くん……」

「それにしても犯人は何が目的なんだろうか……」

俺は腕を組みながら考える。

「それはわからないわ。だけど今までの事件現場を調べてみると共通点があるらしいの」

「えっ?そうなのか?」

「ええ、それがね。被害者女性はみんな夜中に一人で歩いているところを襲われてるらしいの」

「なるほど、そういうことか……それで?」

目撃者の話によると犯人の姿はほとんど見えなかったらしいわ。でも声だけはハッキリと聞こえたそうなの」

「どんな内容だったんだ?」

「確か『今宵は満月貴様の命運もこれまで』とかなんとか言ってたらしいわ」

「……それ完全に悪役じゃないか?」

「私もそう思う。そのせいでネットでは『新手のファンタジスタ』なんて呼ばれてたりするくらいだしね」

ファンタジスタ?」

聞き慣れない単語に首を傾げる。すると一ノ瀬さんはスマホを取り出して説明してくれた。

ファンタジスタっていうのは簡単に言うとファンタジー世界活躍するサッカー選手のことかな。現実世界ではあり得ないようなプレーをする人に対する賞賛として使うことが多いの」

「つまりサッカーで言うところのレジェンドプレイヤーみたいな感じか?」

「そうかもね。ちなみに海外だと有名な選手のことをこう呼ぶこともあるわよ」

「例えば?」

「そうだね。一番わかりやすいのはレアル・マドリード所属するあの選手はどうかしら?あの人はドリブルパスといった基本的技術がずば抜けていて、しか得点力も高いからまさに『キング・オブ・フットボール』と呼ばれるに相応しい存在なの」

へぇ~、すごいんだな」

俺は感嘆の声を上げる。

「あとは元日本代表のあの人も有名

 

(なぜかサッカーの話が止まらなくなってしまったのでここで打ち切りします)

2022-06-10

anond:20220609234454

ブログ黎明期にそういうネット小説あったよな

両親がブログ中毒で、自分プライバシーを延々とネット暴露されつづけた思春期の娘が追い詰められて…っていう筋書きのやつ

両親と娘のブログ記事を時系列順に並べるっていう形式で、それぞれの文体サイトデザインがそれっぽく作ってあって面白かった覚えがある

ずいぶん前の作品から、もうググっても見つかんないんだけど

2022-05-03

やることあるはずだけど、現実逃避に家から出ないで楽しくなりたい

でもコロナでずーっと在宅してるからから出ないで楽しめるアレコレがマジで尽きてきた

ゲームの類は子供の頃に触れずに過ごしたから、あんまり興味もわかず、いくつか遊んだけど全然楽しいと思えなかったから多分ゲームは向いてない

FFDQポケモンバイオ無双モンハンマイクラとあつ森しかやったことないけど全部すぐ飽きてクリアできてない)

ゲームできない人種の時点でお金かけずに家でやれることあんまりない

ネット小説小説家になろうとかカクヨムとかのランキンを一通り徘徊して好みの作者のは読み尽くしたし

ネットははてぶとtogetter流し読みするくらいで満足だし

ネトフリ、アマプラもあるけど、家で見てると雑念が多すぎて集中できないせいか大体途中でダレて飽きてネタバレサイト見て満足しちゃう

料理に凝ったことも一瞬あったけど、手間とか金とか考え出すと、納豆ご飯味噌汁とかでよくない?とかまで来ちゃって、最近レトルトご飯冷凍ブロッコリー液みそのお湯割り以上のものを作る気がしない

運動がわりにYouTubeストレッチとかヨガとかの動画見ても部屋が狭くてあちこちぶつかるし、じゃあ散歩でもと思ってポケモンGOなんかもスマホに入れてみたけど結構頻繁に立ち止まらないといけなくてなんか違うな…という感じ

外の景色かに感動するタイプでもないしそもそも運動とかダルくね?布団の中で丸まってるのが腹も減らないしコスパ良いんだけど?

とはいえ現実のしかかってきて鬱々としながら何もせずに布団にこもってるとますます鬱々とする悪循環だしそのうち本当になんか病みそう

コロナ前も大概布団でゴロゴロしてたけど、したくてゴロゴロしてるのと、ほかにやることなくてゴロゴロしてるんだとやっぱ気持ち的に違うな…

2022-04-10

なろう系TL小説原作書籍って何であんなに高いの?

最近、なろう系のTL小説買ってるけどやたら値段高いなって思う

悪役令嬢転生物とか貴族令嬢が王子とか公爵イチャイチャするような奴を主に読んでる

大体はなろうテンプレストーリーばかり

それなのに値段は1200円オーバーとかクソ高い

1500円近くなのも割とある

電子書籍でこの値段

紙なら更に+100円とかとられる

SAOとかそこら辺のラノベの2倍の値段するじゃん

作者を応援する意味でも買ってるけど、何であんなに高いんだろうねー

せめて、電撃文庫とか一般的ラノベ価格ならもう少し買いやすいのに

鈍器ぐらいのページ数なら1500円でも納得するけど、あのページ数と内容じゃなぁ……

レーベルにもよるんだろうけど、たまに安い1000円以下のやつもあるし

もしかして無料で公開してるのを書籍化した奴は元を取るために高いとか?

試しに持ってるやつ確認したけど

・1500円で290ページ

・1300円で165ページ

・1400円で300ページ

・730円で182ページ

ちなみにソードアート・オンラインは、730円で249ページ

魔法科高校の劣等生は、730円で243ページ

この2つもネット小説とかなろう原作だけどこの値段

因みに鈍器は1000円で500ページだったのに、続編になったら1500円で370ページ程になってた

そして、その続編はカクヨム原作

アニメ化してるようなやつと比べるのは間違ってるけど、こうもページ数の割に値段が高いとビックリするわ

やっぱり採算取るためなんだろうなー

追記

自分は、普通にDLsiteとかで同人誌バカスカ買ってるので、同人誌価格設定は理解してる

ただ、これはもう同人誌じゃなくて商業誌なんだから、もう少し価格設定考えて欲しいと思っている

だって、どう考えても世間から見たらラノベと同ジャンルじゃん

TLって書いたけど、普通にエロくないのもえるし

BL小説だって1000円以下で買えるぞ

本の装丁がしっかりした物だしサイズが大きいから高いんろうとは思ってるけど

電子書籍で買ってるのは、そもそも一般的本屋に置いてないか

商業施設比較的大きい本屋に行ってもそもそもこのジャンルはほぼ置いてない

最近は行かないから分からないけど、アニメイトとかそう言うオタク向けの店に行かないと置いてないと思ってる

それに紙の本で持たないので、装丁かに有難みを感じない

2022-01-24

家がゴミ部屋寸前なASDなんだがアドバイス求む

【前提】

増田は32歳女独身

事務職職場から5分の2Kアパートで独り暮らし。部屋はそれぞれリビングと寝室に分けている。

手帳を持っていないし働き方も障碍者枠じゃないけどASDがある。

・不眠で入眠剤は処方されている。

問題

・土日は深夜2~3時に寝て昼まで起きる生活パターン化されてる。平日は通勤は出来ている。

・土日は日光を浴びないといけないはずだが、日が出てる時間に延々とネット小説読んだりスマホ記事読んだりする感じで夕方まで時間を潰している。

台所食洗機があるので食器洗いは楽だが、いつもおっくうで流しに使った鍋や皿を貯め込んでいる。週に1度気力が湧いたときに片付けられれば精々みたいな感じ。気力が湧かなければそのまま。

・2Kのうちリビングに紙ごみがかなり散乱している。年末に貯め込んだチラシとかハガキとかお便りとか、捨てるべきものをまとめて捨てるつもりでぶちまけてそれっきりになっている。

・↑このため、昨年購入したルンバを部屋に走らせることが出来なくなっている。

この問題が発生した原因とか、問題の解消法とか、ご意見ください

2021-12-08

ネット小説

「元俺の相棒だ」っていう台詞があって、この”俺”は人格でも入れ替わったのかと思ったけど読み進めてもそんなことはなかったわ

2021-12-05

なろう小説感想・VRMMO

褒めてない上に酷評(ツッコミ)しかしてないので作品ページのレビューに書くのもどうかなぁと思ったのでここに書き捨てることにする


ちなみにレビューとか書いたことないからこれはただの感想である

ところどころぼやかすけどネタバレはするので注意されたし


今回は小説家になろうで読んだ『忍者ムーブ始めました』について

前提として筆者は6章10話まで読んで終わりました

(小説は13章17話まで更新中)




めちゃくちゃ面白くて好きな作風だなって最初は思った。まぁ、有り体に言えばよくあるご都合主義俺TUEEEE系のVRMMOモノ


陸上で名を馳せていた高校生主人公が不慮の事故に遭いもう以前と同じように走ることが出来なくなる。心神喪失している主人公を元気付けようとした父親に勧められて1ヶ月前にサービスが開始されたゲームでAGI(速さ)に極振りして恋に友情ゲーム無双する。そんな話だ


次に読むVRモノを探している時にあらすじを読んでとても良さそうだなと感じていた


しかし、2話目でうっとなるような出来事が起きた


ゲームを初めて2日目。レベルを上げるためにフィールドに出ていた主人公VR内の景色に見惚れていた彼の背後から一人のプレイヤーが現れる

この時、自分はめちゃくちゃ警戒しながら読んでいた。主人公がいるのはフィールド、そして遊んでいるのはVRMMO

小説を読みながら次の展開を予想しながら読むのはあるあるだと思うけど、悪い展開を予想しながらドキドキと読み進めるのもあるあるだと思っている

自分はこの時『まさかPKか……!?』と本当にめちゃくちゃ警戒していた(もっとほのぼのを読むべきだろうか)

主人公モンスターか?と警戒していたが、出てきたのはアロハシャツを着たオールバックのおっさん


『で、出たーーー!!初心者主人公の前に現れる胡散臭いおっさん!!お前はどっちや……!?


瞬間的に自分の中の警戒心メーターはMAXとなった


武器を持っていない描写はあったが、フィールド???フィールド武器持ってないっておかしくね???しか絶対初心者でもない手練っぽい服装じゃん、アロハシャツだけどアロハシャツからこそ警戒しうるに足る要素しかない

PKか?初心者に嘘を吹き込んで金品を巻き上げる詐欺師か?


そんな警戒をしていた自分だったが、拍子抜けするほどそんなことはなかった


ただの生産に魂を捧げた生産おじさんだった


いや、おかしいけどね?フィールドで無武器おかしいけどね???

そこはご都合主義的に安全な人ってことでもう呑み込んだけどね?些細なことだし???


けど、けど!違うだろ!!

そこで胡散臭そうなおっさんが親切に主人公が向かおうとしてたダンジョンの道案内をするのは良い。全然良いよ、ありがとうおっさん

でもなんで永続効果の毒ポーション初心者にあげちゃうかなぁ!?

1本だけだったとしても何で??何で時間経過での解除無しのやべぇポーション???

しかもなんでそんなにやべぇポーション作ってるのに、アロハシャツで目立つのに、他にもやべぇの作ってるはずなのに他プレイヤー名前知れ渡ってないんや!!おかしいやろ!!

おっさん工房他に客来んのか!!初めて数日とか数週間の主人公たちめっちゃ目立って他プレイヤーに追いかけられるくらいなのにおっさん工房避難先になってて安全なのはおかしくないか!?!?


しかもその永続効果の毒ポーションのおかげで裏クエストボス倒せるって言う……

普通始めたばかりのLv.4とかそこらの初心者が毒ポーション1個で勝てるっておかしくない?

いや、確かに普通に戦ったんじゃ何時間かかるか分からないって地の文でも言ってたけど、それでもAGI極振りだからって攻撃避けられるのもおかしいと思う。普通どんなステータスボス級に上回るはずがないでしょ……


と、まぁもう色々ツッコミどころがありすぎた


俺TUEEEE系でも個人的な好みの振れ幅が大きくてあからさまに現実的でないものは好まないタイプからここで切っても良かった

嫌なら読むな。とても分かる


けど、ここまでで3話しか読んでいない。まだ切るには早いし何だかんだ面白いところもあったか全然読めた

何なら永続効果は作者本人も卑怯だったと言っていたか作品初期のご都合主義全開のやつだと割り切った


世界観も設定も好きな部類だったし、読むのが苦痛で嫌いって訳でもなかったから。読み進める判断をした


ダンジョンから戻ってきた主人公が唯一の生産職の知り合いのおっさんボスからドロップしたアイテムで装備を作って欲しいと頼み、出来上がったのが忍装束

驚きつつそれを着込んだ主人公が町で買い物をしているところでヒロインと邂逅。忍者を見て目をキラキラさせる少女忍者の口調をしてあげている所でヒロイン待ち人である兄が登場

実はその兄は主人公クラスメイトクラスの人気者のイケメン


ここでメインキャラの半数が揃う。めちゃくちゃ自然な流れ、とても良かった

恋愛フラグ自然に立ったのも良かったと思うし、タイトル回収もなされた


お前もゲームやってたんだな的な感じで一緒にパーティを組んで遊ぶようになり、別の裏クエスト攻略。その際に有名プレイヤーであるメイドを連れた少女の2人組と出会い、協力する

ちなみにこの少女ヒロインと同じ中学の生徒でリアルお嬢様、後にヒロインであるイケメン恋愛フラグが立つ


まぁこの時点で特に生産職のおっさんに対してめちゃくちゃツッコミどころがあるんだけど、いちいち並べ立てたらキリがないし、サービス開始から1ヶ月あればまぁガチ勢なら生産だけしてれば複数スキル使えるだろうなと、思わなくもないので無理矢理呑み込んだ

服飾、武器製造に小物類の製作ポーションも何でもお手の物、果ては建築までやらかした日にはキャパオーバーしたが、仕方ない。主人公たちのギルドホームを作るためだ………………いやいやいや!?おっさんの伝手とかギルメンの人脈とか構築して他プレイヤーに繋げろよ……!?何で全部アロハシャツおっさん!?!?!?生産なら全部1人か!?専属化してない?????もうこいつだけで良くね????ってか?????


と、まぁツッコミながらもまだ読んでいた

ご都合主義なんて昨今のネット小説には必須みたいなもんだもんな!!!!仕方ないね!!!




まり書きすぎるとネタバレになるし長くなりすぎるので端折るがなんやかんやあって主人公ヒロイン親友(ヒロイン兄)、お嬢様メイドギルドを作ることになる(これ先に上で言ったわ)


もうこの時点で5人中4人、2組のカップルが出来るのは確定。ここまではまぁ良かった

序盤にフラグが立っていた2組だから


けど、ここからがいけない

1番読んでいて心が折れたポイントがここ


先に弁明しておくが、自分恋愛モノが嫌いではないし、色恋沙汰が書かれたからと萎えたりはしない。むしろ恋愛話はあっていいと思うし、好きで主人公ヒロインの恋を応援していた側の人間

なんならイケメンお嬢様の恋も応援していた


けど、お嬢様とかイケメンとかレイド系に参加していた伝手で知り合った、(作中の呼び名に倣って)中華組と呼ばれる3人組の中で恋愛フラグが立ち、更には同じゲームをしていた主人公の従兄弟と、ヒロインお嬢様と同じ学校少女ギルドに加わると、そこで恋愛フラグが立った


うん……もう、いいよ


ってなっちゃった




それぞれフラグが立った時期は違って話数もそこそこ離れてたかあんまり気にならなかった。全然読み進められたんだよね


けど、ゲーム内で身勝手プレイヤーヒロインが襲われて絶対に守ると誓った主人公ヒロインが結ばれた直後に、ギルド内でお付き合いラッシュが始まって胸焼けしてお腹いっぱいになってしまった


主人公ヒロインに当てられたからってのはまぁ若くていいと思うけどあまりにも、ね


結ばれるまでの直前の話の流れもちょっと気になってたからうーんって感じが元からあって決定打となった感じだ


主人公ヒロインイケメンお嬢様は途中からお互い好き合ってるの分かってそうだったから早く告白して付き合って欲しいと思いながら読んでた。応援してたのはその前、恋愛色が強まる前の無自覚状態の頃

まりにもオープンなのに何で付き合うってとこまで持ってかないで焦らすのか分からなくなってしまった

多分作者は駆け引き書くの下手なんだろうなぁと思う


ずっと無駄に焦らして引き伸ばしてた反動もあっていきなり展開が早くなると着いて行けなくなることがある

それが今回起きた感じだ。特に恋愛って言う大事な要素でそれやられると、ちょっと


インキャラの半数(ギルメン7人中6人、3組)のカップルが出来るのは良いと思う。作者も好きでそれ書きたかったんだろうし

でも展開の仕方や流れがめちゃくちゃで、お付き合いラッシュになったから変な気持ち悪さを感じたんだと思う


ギルメン全員リアルで会ったことある知り合い(兄妹、従兄弟、同じ学校、主従)だとしても、なんかゲーム合コン見せられたみたいな……メインキャラに該当するギルメンだけじゃなく他でも色恋沙汰が出てくるし、中学生のヒロインに恋するプレイヤー複数現れたりでVRMMOじゃなくても良くない……?って冷めてしまった


恋愛物が書きたかたにしても色々と密度が濃すぎて、結局6章途中で萎えて読まなくなってしまった

たくさん恋愛を書きたくてカップルが書きたいならあともう少し、告白までにそれぞれのカップルの深掘りをして欲しかった感じがする

タイトル欄を見ればわかるのでネタバレしてしまうが従兄弟カップル告白した次の話数でイケメンお嬢様カップルが付き合い、従兄弟カップル正式に返事をして付き合うのだ。3話連続で2組のカップルが生まれるのだ、早すぎる


かに早く付き合えとは思ってたけどそうじゃない、そうじゃないんだ……

そもそも、早く付き合えと思ってたのもお互い好きなの分かってたのに男の方が謎の羞恥心抱えて踏み出さなかったからなんだ。お前ら女々しすぎるよ……お嬢様アピるのもいいがそこまでアピるなら男の方から告白とか拘らないで行けよ……


やっぱり自分には合わなかったな

そんな思いを抱きながら開きっぱなしでいたタブを閉じた


違う味付けや材料使ってても結局同じ料理が出され続けるのなら飽きるでしょ、もう良いよってなるでしょ。しかも作り手は同じだから味変にも限度があるし、同じ作品内で連打されると余計に苦痛が増す

まりそういうことだ、と思う。多分、違うかも。分からん


最初からフラグがあった2組で止めてればまだスッキリ感はあったかも知れない。やっぱり"出会い"のカテゴリー恋愛に絞ったのが不味かったんじゃと思う


自分の好きなものを全面に出したかった結果連打しすぎて読者が胸焼けしやすくなった作品、だったなぁ


好きな人は好きなんだろうけど自分には合わなかった。それだけ

ゲーム友情恋に一生懸命少年少女達のVR・MMORPGライフってあったけどギルメンや固定メンツしか交流がほぼない状態だったのも切っちゃった原因かな


やっぱり1番勿体ないと思うのは生産を一人のプレイヤーに押し込んだこと。サービス開始1ヶ月でそんな出来るほど高いLvなのか?と疑問が尽きないし、使えるスキルの数どうなってんだよって言いたい


個人的ヒロインちゃん可愛くて好きでした

掲示板回も面白かったと思う。特に防衛戦名前遊びとか


ここまで読んでいただきありがとうございました

実際はどんな話だ?と気になった方は是非検索して読んでください。自分には合わなくてもあなたには合うかもしれないし、読んでない先の話でめちゃくちゃ面白かったりするかもしれない


誤字脱字とかは直さないつもりなのであしからず

2021-11-18

中華BL小説の有志翻訳について思うこと

著作権の中には翻訳権も含まれてるってご存知ですか。

今年に入ってから魔道祖師』とか『天官賜福』とか、中国発のブロマンスアニメが放映されて、その話題を目にすることが増えた。

上記の2作品は晋江文学城っていう、小説家になろう中国版みたいなサイト掲載されていたネット小説原作で、内容はがっつりBL。(現在は2作品とも閲覧不可になっている。)

からかな、晋江文学城に掲載されている(いた)BL作品プレゼンなどを、よく見かける。おもにTwitterで。

こういう作品もあるよー、とか、これがおすすめ!とか、それだけならいいんだけどさ。

おすすめ作品とやらを自分翻訳して、その翻訳した文章ネットに公開する人が出てきちゃった。それも複数

もちろん原作サイドに許可なんか取ってない。

中には書籍化されて晋江文学城では非公開になっている作品翻訳まで公開している人もいるんだよ。

なんかさー、絵とかならさ、ネット無料で公開されてる作品でも無断転載ダメってだいたいの人が分かってるじゃん。

そんでさ、小説もさ、たとえば小説家になろうだけど、書籍化されるので削除します!ってなった作品を、前に無料で公開されてたからって堂々と転載する人なんかいないじゃん。

それが国外ネット小説になったらこんなんだよ。

権利侵害も悲しいんだけど、小説読んでる人すらこうやって小説を下に見てるのが悲しみに拍車かけてる。

日本翻訳出たら削除します!じゃないんだよ。

パスワード設定したらいいわけじゃないんだよ。

中華BL界隈に湧きだした有志翻訳に対する愚痴でした。

2021-11-03

小説を書いていた俺が面白かった中世ヨーロッパの本を共有する

歴史を学ぶ上での四つの視点

かつて趣味小説を十年近く書いていた者だ。俺も理系だが、理系歴史を学ぶ上で決して弱みではない。むしろ物事を大局的に眺め、出来事意味や結果をロジカルに考えるうえでは助けになるし、論理的文章も得意だろう。なので、自信をもって執筆に向かってほしい。

とはいえ、いきなり中世ヨーロッパ舞台にした小説を書くのは難しい。農民であれ騎士であれ、生活の細部を思い描こうとするだけで筆が止まってしまう。朝起きて顔を洗い、用を足して食事をする、その半時間のことなのに細部がさっぱりわからず、筆が進まない。ありがちな悩みだが、深刻な悩みでもある。

仮に十年前の日本舞台にした小説を書こうとしても、「当時はスマホが既にあったか」「はやっていた音楽は何だったか」「あの事件はもう起きていたか」など、俺たちの記憶は甚だ頼りなく、資料に頼らざるを得なくなる。ましてや、生まれる前の出来事など仮定仮定を重ねた蜃気楼のようで、資料なしでは立ちすくんでしまう。よくわかる。なので、俺が読んで面白かった本を共有したい。

ところで、増田世界史勉強したいと述べているが、どうも「小説を書くための中世ヨーロッパ知識が欲しい」と「知識から漠然世界史について学びたい」が混在しているようだ。ブクマレスを見ると、その両方に対する回答がある。俺は、ひとまず前者について答えたく思う。後者については、中央公論社の「世界歴史シリーズか、講談社の「興亡の世界史」を読んで、そこから気になったキーワードからどんどん広げていくといいと思う。なお、俺は前者しか通読していない。

さて、過去世界を生々しく想像するためには、俺は四つの視点必要だと考えている。数理的視点物質視点、非物質視点それからエピソード視点だ。以下、それぞれについて述べる。各々の視点に応じて、手に取るべき書籍は異なってくる。

さらに、この四つの視点があると、頭の中で歴史知識を整理するのに役に立つ。少なくとも俺にとってははやりやすい。

数理的視点

過去世界は偉大なようだが、人口現代よりも少なく、都市の規模は小さく、穀物工業製品生産量も少ない。そういうわけで、もしもタイムスリップして中世大都市を眺めたとしても、その小ささに俺たちは意外さを覚えるかもしれない。確かに現代にも通用する芸術作品はあるかもしれない。時代は異なるが、ピラミッド紫禁城のような壮大な建物もあるだろう。とはいえ庶民はそんな生活とは無縁であったはずだ。パリ城壁は今や環状線であるが、今のパリ都市圏はそれを越えて広がっている。

さて、小説を書く上ではリアリティ必要になる。それを支えるのが数の感覚だ。例えば、ある国家人口がどれくらいで、即時に動員できる兵士がどれくらいで、都市都市距離がどれくらい離れており、移動速度はどれくらいか集落の規模はどの程度か。船舶で運べる量は。モデルとする時代数字をおおよその知っておくことで、明らかに自然描写は減らせるだろう。このあたりについては「銃、病原菌、鉄」や通史的に世界人口を扱った書籍が助けになると思う。細かいことは気にしなくていい。オーダーが合っている程度で充分だ。数字を確かめるだけなら、ウィキペディアだけでもいい。これは英語版を併用することを薦める。

物質視点

要するに衣食住の細部だ。先ほど騎士農民の一日を想像するのが難しいと述べた理由はこれになる。増田必要としているのはおそらくフランシス・ギースの出しているシリーズだ。都市農村、城の生活が細かく書かれている。

他に、当時栽培されていた植物動物については、「世界史を変えた50の○○」シリーズもいい。ある素材が手に入るか入らないか、あるいは知識の有無だけで国の命運が変わるというのは、たびたび起きてきたことだ。中世ではないが、例えばヒッタイトで鉄の製法が独占されたこと、柑橘類で長期航海の敵、壊血病が防げるとか、そうしたことだ。

また、具体的な書名はいちいち挙げられないが、図版の多い図解○○のようなシリーズも良い。もし、増田視覚的にものを考えるタイプならなおのことだ。慣れていくと建築芸術の○○様式というのが何となくわかるようになってくる。

加えて、児童書も侮っては行けない。専門家が監修した子供向けの本は、えりすぐりの内容を含んでいる。仮に含まれていないとしても、これだけは伝えておきたいという基礎知識は抑えてある。これは立花隆が言っていたことだったと記憶しているが、なじみのない分野を学ぶためには基本的な内容の本を三冊読むといいそうだ。なぜなら、本当に大事なことはその三冊すべてに書かれているからであり、結果的にその分野の基礎を身に着けることができる。

物質視点

これは当時の人間が何を知っており、どんな風に考えていたかを指す。直接は物質として残らない、人の頭の中にあった知識文化にまつわることだ。当時の科学知識価値観法律迷信などもここに含めてよい。

さっき中世人の朝を想像するのが難しいと述べたが、昼以降の社会生活想像するのはこれでさらに難しくなる。

たとえば俺は異世界ファンタジーをあまり読まないのだが、中世には叫喚追跡という風習があった。当時のイングランド自由市民犯罪が生じた場合には、その犯人逮捕処罰する義務を負っていた。隣保組織の長は角笛を吹き、大声で喚声をあげながら犯人を追跡しなければならず、また周囲の住民もその指揮に従って追跡に加わることが義務付けられていた。しかも、この協力を怠った住民に対しては制裁が課せられる。寡聞にして、こういうファンタジー小説は読んだことがない。

ここまではいかないにしても、海外文学を読むとなじみのない、ちょっとしたジェスチャー迷信出会うことがある。欧米だと、指を交差させることで幸運を祈るし、ロシア人は今でも扉越しに握手をすることを嫌う(宇宙ステーションでさえ)。この辺にリアリティは宿る。ジェスチャー関係なら、中世とは少しずれるが「常識世界地図」が面白い。

法に関しては詳しくないがが、習慣や生活については先ほど述べたフランシス・ギースの本が参考になると思う。価値観では「中世の秋」がいいだろう。科学史については、増田理系から「磁力と重力発見」を薦めたい。難易度はかなり高いが、知識いか科学になっていくかを肌で感じられる。

当時の職業に関しては、未読だが「十三世紀のハローワーク」がいいらしい。

キリスト教宗教史に関しては、聖書エピソードの概略や聖人伝を知っているといい。絵画が好きなら名画で学ぶ○○といったシリーズがたくさん出ている。ただし、聖書がわかったからと言ってキリスト教がわかったことにはならないので注意。

エピソード視点

これは著名な人物の伝記に関する話だ。あるいは、当時の人々が親しんでいた物語も含めてもいい。こういう偉人の伝記や小話をたくさん知っていると、歴史好きの物知りとしてマウントを取ることができるが、その出来事世界史上でどのような意味があったかを語れなければ、自己満足で終わり益は少ない。とはいえ、興味深いのは確かで、プロットの参考になるかもしれない。

このあたりの知識のためには、児童書も含めて伝記を読みあさることになる。または、ハプスブルク家歴史だとか、各国史だとかを扱った新書を乱読する。絵画に興味があるなら、これも名画で見る○○のようなシリーズおすすめだ。

当時の人々に身近だっただろう中世騎士物語については、ブルフィンチアーサー王伝説シャルルマーニュ伝説をまとめている。それとは別にマビノギオン」も面白い。とはいえ、いきなり原典に当たる必要はなく、入門書を読めばいい。

ギリシアローマ神話は呉茂一の本が細かいところまで網羅しているし、ホメロスオウィディウス岩波文庫に入っているが、呉茂一の本は初心者には細かすぎるし、原典に当たるのは趣味領域から小説を書くなら入門書で充分だと思う。同様の理由で、「史記」だとか「ローマ帝国興亡史」なども趣味に属する。当時ならではの視点面白いが、鵜呑みにできない誤謬もあるだろう。

かに読んで面白かったもの

もちろん、単純に上記の分類にすべて本が収まるわけではない。大抵の通史・各国史はこれらを兼ね備えている。

以下、何となく面白かったものを思いついたままに書く。「中世ヨーロッパ歴史」「十二世ルネサンス」「ケルトの水脈」「西ヨーロッパ世界形成」(ただしこの本は著名な王の事績ほとんどの載っておらず、当時の価値観や考え方についてのページがほとんどで、そこがアマゾンで叩かれている)。それから、隣人から視点として「「イスラームから見た世界史」「アラブが見た十字軍」など。

書き洩らしているかもしれないが、今のところ思いつくのは以上だ。

他に、中世舞台にした小説映画おすすめだ。難解だが読み応えのあるミステリ薔薇の名前」、SFだが「異星人の郷」がいい。「大聖堂」は未読だ。「モンティ・パイソン・アンド・ホーリーグレイル」はコメディだが細部の正確さは中世映画随一であるとのこと。毒のある笑いに抵抗がなければおすすめ

増田に注意してほしいこと

中世風の舞台を描くために中世について勉強する。素晴らしいことだ。俺は敬意を表する。それに読んでいるうちにどんどん楽しくなってくるだろう。何かを知る、これは純粋な喜びだ。

だが、小説を書く以上、ある程度は想像力で補わないといけない。ある場面を書く際に必要情報があるとしても、そもそもその資料存在しないかもしれない。研究者でさえわからないことは多い。俺もこれだけ読んできたが、わからないことだらけだ。むしろ、疑問が深まった感さえある。細部も忘れてしまった。増田はぜひ自分で本を買ってメモを取るなり線を引くなりしてほしい。読み飛ばさず、時間を掛ければそれだけ得るものも多いだろう。

もっとも、描写に困った場合は、該当シーンを省いてしまうのも手だ。小川哲がどこかで述べていたが、ある歴史SFを書くときに、細部を省略したシーンがあるという。ストーリーにあまり関わらない部分を省くのは、立派なテクニックだ。読者だって中世建築の細部について延々読まされても困るだろう。

もうひとつ忘れてはいけないのは、増田研究者になろうとしているのではなく、小説を書こうとしている、ということだ。知識目的ではなく、手段だ。これを忘れてしまうと、他人の設定の粗を探したり、中世なのに価値観現代的なのを揶揄し始めたりする。こうなると、物語世界を素直に楽しめなくなる。

大事なのは歴史的正確さよりも、読者を喜ばせることだ。そういう意味では、演出として火薬が出てきたっていい。あるいは、読者が感情移入やすくするように、人を殺してなんぼの武将ではなく、戦争で人を殺すことをためらう武将として、描写する必要がある(ドラマ戦国武将がやたらと戦争を嫌い、優しいのはそのためだ)。異世界ファンタジーの読者が読みたいのは中世ではなく、中世っぽいものだ。そもそも中世ヨーロッパ風なのに唯一神を信じていないファンタジーは多い。

そういう意味では、本を読んでもその知識が直接生きることは少ないかもしれない。くれぐれも、読者に向かって知識をひけらかしてはいけない。あるシーンの正確さのために資料に当たるのはいいが、その成果を延々披露しては読者のストレスになるだけだ。もちろんそういう衒学的な歴史小説もあり、固定ファンはついているが、ネット小説の読者には少ないだろうし、ネット小説の肝であるPVを稼ぐことにはならない。これはいい悪いではなく、ネット書籍媒体の差だと思っている。

また、レッドオーシャン中世ヨーロッパファンタジーに飛び込むのなら、正確さよりも作者の専門知を活かしたものの方が(ブクマで書いている方もいるが)読者の目に留まりそうである。そして、くどいようだが、これだけおすすめの本を書いてきたが、読者が欲しいのは正確な知識ではなく血沸き肉躍る物語である

だが、作者にとっての最大の危険は、どんな物語よりも過去に起きた事実の方が面白いのだと気づいてしまうことだ。この罠にはまると、どんな小説所詮作り事と思われて素直に読めず、何を書いてもむなしくなってしまう。言い換えるなら、創作欲が知識に殺されてしまう。増田には、これに一番気を付けてもらいたい。

それを防ぐには、面白小説を読み、面白ものを書くこと、これに尽きる。先行作品としての中世ファンタジーを愛し、数多く読み、繰り返し読むこと。

知識の増える専門書を読むより、中世ファンタジーの書き方を読むべきだった、と増田がならぬよう、幸運を祈る。

anond:20211031163129

2021-10-11

サザエ激怒した。サザエは走った。

夕飯用の魚を咥えたどら猫に、せめて一太刀浴びせんと、走った。



みたいなネット小説ありますか?

2021-10-04

王国へ続く道」ってエロ小説漫画化が2019年から走ってるんだけど

いま原作の30話強くらい進んだ。

ほんで原作は600話くらいあるわけ。

多くの文量を占めるエロ描写圧縮するとしても

完結まで20年以上はかかりそうだ…。

ネット小説ありがちなことだが、量が多い。とてつもなく多い。

そりゃ『本好きの下剋上』も前代未聞の3人の漫画家による2部/3部/4部の同時平行連載を決断する罠…。

2021-07-18

趣味を、自分人生の中心においていいのかと自問する

中心にしてるからといって、そこまで熱中しているわけでもない

他にやることもないから、アニメ漫画ネット小説を追ってるだけ

昔はゲームもそこに入ってたけど、脱落してしまった

人生が有限だから時間が限られているか

やりたいことをやらなければいけない

そんなことは分かっているけれど、別にしたいこともないし

ああでも

やっぱりでも

仕事かなあ

人生の大半が仕事からやっぱり仕事もっと

もっと中央に持っていった方が良かったなあ

なんてね面倒だ面倒だ

それでもやっぱ考えないとって

そうやって自問しているうちは、まだなんとかなる気がしている

気がしたまま終わるのかもしれないが、

そんな恐らく勘違いで、今日も夜を乗り越えている

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