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2022-06-29

サーモンヒラメも危ない!「アニサキス食中毒」が急増しているワケ

生魚を食べる際はくれぐれも、アニサキスにご用心!

「全国各地でアニサキス食中毒が激増しています。ここ数年でその数は一気に増え、5年前から食中毒の原因、ワースト1位にもなっているんです」

【閲覧注意】アニサキス

そう語るのは熊本大学産業ナノマテリアル研究所の浪平隆男准教授

厚生労働省の速報によると今年はすでに124件のアニサキス食中毒が発生している(6月8日時点)。

アニサキスとは、その終宿主クジラなどである太さ0.5~1.0ミリ、長さ2~3センチミミズのような見た目で、魚の内臓寄生している寄生虫。生きたまま食べてしまうと食中毒を引き起こすが、なぜ近年増加しているのか?

「主にアニサキス認知が進み、適切に被害が報告されるようになったことが考えられます。また、鯨の数の増加や、地球温暖化によって鯨や魚の回遊ルートが変わり、水揚げされる魚がアニサキスの卵を含む、鯨のフンを食べる機会が増えたことも関係しているのではないかと思います」(浪平准教授・以下同)

なかでもアニサキスが多く報告される危険な魚を教えてもらった。

サバイカアジサンマイワシで多く見られます。以前は青魚が中心でしたが、サーモンや、ヒラメなどの白身魚でも報告され、もうアニサキスのいない魚種はないといっていいほど」

魚の輸送技術の発達も、アニサキス増加の原因に――。

「魚が死んで内臓が腐ってくると、魚身に移動します。-20度で24時間以上冷凍すると死にますが、近年は冷蔵状態で長時間輸送可能になったため、幼虫が魚身に移動しやすくなっていますサバ1匹の内臓から100匹ほど見つかることもあり、そうなると結構確率で魚身に移動しています

■胃酸の中でも1週間生き延びる生命力

さら最近では、初めから魚身に寄生する種類のアニサキスも増加しているという。知らず知らずのうちに食べてしまうと、胃や腸の壁に食らいつき、深刻な症状が。

「胃や腸に入ると数時間後にひどい吐き気や、胃をつかまれたような激しい痛みに襲われます。この痛みはアニサキスアレルゲンに対するアレルギー反応によるもの。死んだアニサキスを食べて酷い症状が出る人もいれば、生きたまま食べても無症状という人もいます

プラスチックのように硬い殻で覆われている強靭アニサキスは、胃酸の中でも1週間程度生き延びられるという。万が一あたった場合病院へ行き、内視鏡で直接取り除いてもらうしかない。

浪平准教授水産加工メーカージャパンシーフーズとの共同研究刺身電気を流してアニサキスを撲滅させる装置を開発したが、社会実装にはまだ数年かかるそう。

そこでやはり大切なのが、アニサキス食中毒から自己防衛

「一匹丸ごとの魚はすぐに内臓を取り除きましょう。生魚を食べるときは、目視確認するしかありません。100均でも買えるブラックライトを当てると見つけやすい。酢では死なないため、しめサバや表面だけを焼いた炙り寿司も注意が必要です。家庭用冷凍庫(約-18度)で2日以上冷凍するか、70度以上の熱を加えると死滅します」

生魚を食べる際はくれぐれも、アニサキスにご用心!

女性自身2022年7月5日

全員ヴィーガンになればこんな問題なくなるのに

アホやな

 
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