これは本人の介在無く億単位の金が違法な賭博業者(初期報道にあった「カリフォルニアで違法なだけ」ではなく、全米で違法なもの。だから胴元が今摘発されようとしている)に流れたという金融事故(または事件)でもある。
だから銀行側もそれなりの当局報告や再発防止策が求められる。
どの口座は使われたのかが公になってないが、仮に大谷がスポンサー契約してる三菱UFJ銀行の口座から送金されていた場合は、今の銀行のシスリス部門とリスク管理部門、システム部門とシステム子会社が泣きながら完徹で金融庁報告対応してるはずだ。
本人確認どうなってたのか、代理申請されていた場合身辺調査しなかったのは何故か、9回振込があるまでシステム的なアラートが鳴らなかったのは何故か、それらの業務やシステム仕様を許したのは誰か、何故か、などなど根掘り葉掘り聞かれるので答えないといけない。答えられない場合は業務停止命令が待っている。
米国の金融機関の口座であっても、該当金融機関が夜を徹して同じように当局対応してると思われる。
該当金融機関の中の人達は、今頃大谷翔平に恨み節を流してるだろう。「大谷が自分で振り込んだという初期報道の通りであってくれ」と願ってたはずだ。
原因究明に続いては再発防止策の策定だ。
おそらく、口座の代理申請のデューデリジェンス(反社チェック含めた身辺調査)が薄く、一平が信頼できない人物だと検知出来なかったことが原因と見做されるので、口座の代理申請受付でもしっかりデューデリを厳しくするのが再発防止になるだろう。
これを読んでる貴殿に子どもがいて、子どものお年玉を管理する口座の代理申請をした場合、貴殿が身辺調査の対象になるということだ。
今までは口座名義人本人が承認してるから代理人のデューデリは要らないとされてたが、それはハイリスクだと水原一平が証明してしまった。致し方ない規制強化だろう。
]]>今のデフレと同じで、まともな貸し先にまともにデューデリしてまともな額を貸す能力が銀行になかったから、土地に投資マネーが集まっちゃったのもある。
人口増加期だったから、今よりもむしろ実需があると思っちゃったのかもしれないけどね。
]]>投資銀行部門でデューデリがどうとか言ってる人間から銀行窓口で何もわかってないけど取り敢えず投信嵌め込みやらされてる女子まで統一的なシステムで扱うための要件定義からまずどうやんのか頭の中で少しは考えてみろ。
]]>このエントリの趣旨は「稼いでいる奴は儲けようとして実行に移している」ということだよね。
それはその通りだ。
「短絡的」
このエントリの趣旨は、「事業はカネだけではない」だよね。だから、論点が違っているだけであって、親エントリの批判にはなっていない。
ちなみに、結論としては正しい。しかしこのエントリの2行じゃあ、世間で言われている有り体のことばのコピペみたいで、なんか負け犬の遠吠えみたいな印象すらあるね。
また、たとえがよくない。震災とか言われても、それは説得力がない。災害対策のためにミクシィつくったのではない。たまたまの結果論でしかないよね。
けどともかく、世の中、カネだけがすべてではない。カネだけですべてが計れたら、公益法人もNPO法人も要らない。国家さえ要らない。自由主義の原点のレベルの話で、夜警国家っていうやつだ。
現実には、そういうものではない。多くの人間にとっては、カネよりも、生きること自体の方が大切なんでしょ。さらに人間の立場から言うと根本的には、カネなんかより人類が滅亡しないことの方が大切だよ。
だから正直に言って、そこまでしてカネ儲けすることなんか、目先のニンジン追いかける未満だと思っている。カネは食えないから、ニンジン未満だよ。
いまはカネのしくみが失敗しているから生きづらくて、不景気だだのなんだのといって、苦しい苦しいとあえいでいるんじゃないか。
いま、なにがなんでも稼いでやろうと思ったら、生活が苦しい奴からも、病んでいる奴からも、むしりとればいいんだよ。
私だって、悪魔に魂売ったみたいにしてなにがなんでもカネを稼ごうと思ったら、いくらでも稼げるよ(笑)。それこそマジで、「ブラック企業なめんな」ってそういうことだよ(笑)。
けどさ、私は、それはしたくないわけさ。
ちなみに、「ルールにさえ反していなければ」という理屈だったら、「焼肉酒家えびす」みたいになるんだよね。
あるいは、かつてのライブドアもそんな感じだったのさ。金儲けはゲームだったわけさ。書いていないルールがあったら困るよね。
ちなみに、かつてのライブドアはさ、「ホリエモン」はどっちかというと、夢想家であって、生粋のエンジニアの類なんだよ。だから、金儲けよりかは、なにやったら面白いかっていうことを考えている。それに対して、とりまきのほうが、その面白い夢がビジネスとして機能する、金儲けとして機能する理屈を装飾してやるわけ。
本来のビジネスっていうやつは、人間の生活のためにあるんだからさ、金儲けの理屈が後付けで来るはずなんだよ。たいがいは、誰かの生活に役立ったら、その誰かから対価を受け取っていい。そういうしくみだよね。
現実にはそのしくみが失敗しているからさ、対価が受け取れなかったりして潰れる企業があったりさ、たいしたこともしてないのにたかってむしり取るブラック企業があるわけさ。たとえば、サラ金とかだってそうだよね。最近は銀行までサラ金やっているけどさ(笑)。無縁社会だからサラ金から借りる奴は増えているのだろうけど、借りてもそれを元手に儲かんなきゃあ、利子は返せるのかい?
先日、クリプトン・フューチャー・メディアのひとがTwitterで電通に対して嘆いていたけれど、クリプトンって結局は、なにがなんでも稼ごうとは思っていなくて、音楽づくりの支援をすること自体が本望なんだろうね。自分とこで出した道具で、音楽がつくられて、それで感動したら、それが本望なんだろうね。初音ミクをダシにして稼ぎまくってやろうとは、あんまし思っていないんだろうね。
「初音ミク開発者がTwitterで電通に激怒 - NAVER まとめ」
けれど、「カネを稼ごうと思うのが当たり前」「ビッグになりたいと思うのが当たり前」って思っている人間からすれば、そういう想いをもっている人間のことはわからないわな。
結局いきつくべきジンテーゼはやっぱり、世の中カネではない、って結論にはなると思う。その結論に行き着いていないから、みんなカネのしくみにとらわれてばかりで、いまの日本人は生きづらくなっているんだよね。
ところで、だいたい、固定観念にとらわれずに、生活に役に立つことを見つけ出してビジネスにすりゃあいいんだよ。
「vs元ライブドア取締役・熊谷史人氏(4) もし、フジテレビの買収が成功していたら|藤沢数希の金融対談日記|ダイヤモンド・オンライン」
↑この記事みて思ったんだけど、やっぱり、固定観念にとらわれていて発想が柔軟でなかったら、儲けられない奴になるか、しくみを利用して儲ける奴どまりなんだと思う。
すんげー発想をする俗に言う「天才」みたいな人間がいて、そこに、その発想を収益化するための裏付けをする人間がいて、はじめて画期的かつまともなビジネスとして回るのだと思う。
ちなみにふと思ったが、M&Aのデューデリも、買収者の買収するという結論が先にありきで、コンサルが後付けでペーパーを書いていることも多い。それと似ているかもしれないな、となんとなく思った。
以上は、一介の零細経営者(研究者あがり)のたわごとです(笑)。
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