はてなキーワード: テールスープとは
柱の傷はおととしの~
夏も近づく八十八夜ヘイヘイヘイ!
早いわー。
っていつもの様子で言っているとあっと言う間に過ぎ去ってしまうわ。
そうそう!
つーかそもそもそんな鮮魚そんな買うつもりまったく無かったんだけど、
よくあるじゃない!
マンモスの輪切り!
あれの鮪のテール版というか、
本当に絵に描いたようなマンモスの輪切りのような絵面だったので、
そんで、
これどうやって食べるのよ?って
つまり
しかもカチカチに冷凍されているしこれ解凍もどうしたら良いの?って正解は越後製菓!ってそんな解答は求めていないの!
でもここは人類の叡智と言えども最近は全然役に立たないグーグル検索だけど
さすがに
私も見よう見まねで上手く解凍できーの
それで次これどう調理する?ってスリリングな話題に突き刺さったの。
とりあえず火を通せば身もほぐれるでしょ?って作戦で
マグロのテールのお吸い物的なもちろん良い出汁出てるマグロのテールスープも出来たんだけど、
あんまり面白い見てくれだけで買って見たけれど味は大味かも知れないわね?ってそんな罠なマグロのテールと思いきや
真っ当な肉っけのあるマグロテールの火が通ったやつができたの。
ただそんな味付けも強力な調味料に頼ったわけでもない
味の決め手は素材だ!って言っちゃいそうなぐらい、
そんな勢いだけで作ったマグロのテールだけど
とりあえず火が通ってパサパサになっちゃうかと思ったけど
そこもしっかりとマグロを堪能できるほっぺにほおばれるぐらいのゴロッとしたマグロ肉が結構たくさんとれるのよ。
食べ応え充分!というか!満載!というか、
話によるとこれバーベキューで焼いてもいいらしいわよ。
今回はスープの美味しいルーシーの出汁が出るものにすれば良いかーと思ったけれど
おおむね大成功よ!
あと骨が本当に骨で流石にマンモスの輪切りについている持ち手のあるあんな様相じゃないけれど、
骨も骨!って感じがして
マグロのテールのテールさを感じたわ。
またこれ買うか?ってなるとたぶん調理が面倒なので買わないかも知れないけれど、
マグロのテール感を1度でも楽しみたいのならありよりのありだわ。
2回目もやっちゃいたいかな?
今日良いの入ってる?
すっかり私それ言うの忘れてたわ!
今日いいの入ってる?って言いたい年頃だってことを分からせたいわね。
うふふ。
豆乳飲んで出てきたわ。
昨日食べるつもりだった食材が結局マグロのテールだけになってしまったので、
お味噌汁はまた別日ね。
お味噌も無くなりかけているので、
気を付けないと。
案外お味噌汁ちゃんと作り出したら味噌なんて瞬間で一瞬の瞬きの間で無くなっちゃう消費しちゃうわよね。
ドラゴンフルーツの赤いやつ中身がね。
も買ってきたのでまたそれドラゴンフルーツウォーラーレッド!をやりたいわ!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
ライブというかクラブのノリに合わなくて侘びしかったけどこのアーティストのライブ行くの人生でやりたい事リストの1つだったからできてよかった
・毎回の事ながらアーティストが現実にいることにビビる リック・アンド・モーティや
・BGMがすこぶるいい ノリアキとミュージックラバーズカバーすこ プレイリスト作った
おまいらクラブで酒のんでピザ食ってだべるという時間の過ごし方が過ごせるなら最初からそう言ってくれや!!!
・コール&レスポンスの完成度が高いアイドルライブだった
本当に200曲位出してるのに全曲歌詞+コールも完璧即レスなの強火精鋭集ってた
・前から2列目でみれた
・思ったより早く着いたから
予想より異世界転生感は少なめ
・地下鉄の元気な赤子
・Googleマップで北一番丁通りに牛たん屋さん沢山あるしみんな4つ星以上だから最寄りのお店に入ろうとしたら3件連続営業時間外で4件目でやっとありつけた 牛タン、美味しいけど塩がほしい 店員さんに言ったら「ないです」って言われてそんなこと無いやろ!と思ったけど言えなかった…
・チェーン店でなく観光客も地元の人も集う歴史のありそうな個人店って感じで雰囲気はよかったあと店員さんの人口密度が高い
自分が入ったあと列ができ始めてゆっくり食べるのが申し訳なくて忙しなかった
一回の食事でお腹に入る量が少ないから食道楽の才能が無い 自分の金払って注文した料理残すの嫌
観光の才能…無さすぎ…?!
追記→そうか…仙台で牛タンを初めて出した誉れ高き名店か…偶然巡り会えてラッキーやったわそりゃ名店で塩くれって言われたら…怒る…ヨネ…ゴメン…ネ
いやでもあの言い方は…いやでも…
・牛たん屋さん捜索中に商店街脇道で生演奏ジャズバーと中野ブロードウェイみたいなホビーショップがあって「良ッ」ってなった
しかし薄々気付いていたがジャズって人好きでないと合わない趣味だな‥?
あとでっかい5メートルくらいない?枝の分かれ方がオサレ 街並みもなんか上品に洗練されてる感じある
・正直一昨日見た別のアーティストのライブが良すぎて今日のライブを楽しめるか不安
先日の方は今日の前座位の気持ちだったんだけど理想の倍以上いいライブを見させて貰ったから尚更今日のが「わざわざ遠くから遠征したのにこれ?」ってなったら自分が辛い
漫画で言うならコミティアの同人誌とサンデーマガジンくらい違うから比べるもんではないと思ってたし「チケ取れたから両方行くか」のノリできたけど立て続けて見ると比べてしまう〜
あとこのアーティスト、好きだけどハマったのコロナ直前で今に至るまでの期間で曲の雰囲気とか変わったからそこも不安
あと「アーティストのファン、何だかんだ言って異性が多い説」が浮上したので「ギャグラップで女性ファン多いのって昔のニコ動の歌い手みたいでキッツいな」と思ってしまい行く前から仮想ファン層で若干沈んでる アラサーの男女半々であってくれ…!
あとシンプルに疲れてる時にアップテンポの曲だと自分で金払って見に来たのに「うるっせぇな」と思ってしまいそうで不安
でもライブハウスは「死ぬまでに一回こういう店に行ってみたい」って感じのオサレ小規模?ライブハウスなので確実に楽しみ
あとアーティストもコロナ後開催2回目ライブなので今回行かなかったらさらに時間が経ち曲調が好みから外れてかつての「この人のライブには絶対行きたい」という気持ちが遠ざかってくのが予想されるので直近の今の内に行くしかねえ! latestなのじゃ
・商店街にいる鳩が地元の個体よりみんな丸くて可愛い もちもちしとる
・次の日朝雪で東北って感じがしてよかった
らしんばんはある!
・寿司うまままままま
マグロが噛まなくても腔内で溶ける
脂が腔内の温度で溶けていく…
仙台来て良かった〜!と素直に思えた本当にありがとう 回らないお寿司初めて
脳が優しくパキるという初めての体験
将太の寿司ありがとう 待ち時間に読んでなかったらお寿司食べるという発想はなかった
・オタクショップは全国どこでも実家のような安心感を与えてくれる カ、カップリングがごちゃ混ぜじゃねーか!
・ずんだ餅、あんまり口に合わないかもと心配してたが美味しいHAPPY
・仙台→東京の時にBLUE GIANTのImpressions聞けてHAPPY 東京→仙台の時に我慢したかいありけり
・
・
・仙台、ライブというよりクラブはノリに乗れなかったけど街路樹が並ぶ街頭に雪が降る様子とか異世界感あった+寿司・ずんだ餅とか食べ物美味しかったしお金かけて行ったかいがあった
個人的にひとつ言いたいのは、厚切り牛タンは絶対にNOということだ。
仙台の名店と言われる店の多くが厚切りで牛タンを出してくるが、はっきり言ってありえない。
厚い牛タンなんてゴムみたいな食感で、あごは疲れるし味はボヤけるしすぐに飽きるし、全然牛タンとしての旨みを活かせていない。
サクサクと噛みきれる厚切りは、それはそれで不気味だ。肉としての威厳が無い。
あんなものを店で食うなら、土産用の薄切り味噌漬けを家で焼いて食ったほうが100倍美味いと、俺は思う。
こう思うにいたったきっかけは、20年ほど前、仙台に出張した際に地元の人に連れられて入った牛タン屋である。
夏の日だった。
地理には疎いが、仙台駅の西口から10分ほど離れたところだったと思う。ビルが並ぶ通りから少し裏道に入った場所だった。
ここで出された牛タンが薄切りで、その完成された味に驚いたのだ。
焼き魚を乗せるような長方形の皿に、飾り気無く盛られた牛タン。薄切りとは書いたが、普通の薄切りよりは厚めだ。だが厚切りではない。そして一口が小さい。
同じ皿には、意外なほど大量に添えられた漬物がある。
そしてサイコロ状の肉が一個と、白髪ネギが浮いたテールスープ。
麦飯。トロロ。(案内してくれた人にこれは後半に食べろといわれた)
まあ、牛タンだし普通に美味いんだろ程度に思いながら肉を口に運び、そして打ちのめされた。
小さく薄切りにされた肉の一枚一枚に、牛タンの味が凝縮されていた。
肉は硬すぎず、適度な噛み応えがある。
噛むとジュワっと肉汁が噴き出す。
厚切りになどしたら下品で間抜けな味になるところを、美味さが一口にまとまるように絶妙のバランスで計算された分量だった。
今までの人生で食べてきた牛タンのコクがすべてここに集結したかのような味である。よく出来たアニメの最終回と同じ感動だ。
試しに二、三口分をいっぺんに食べてみたらこれはもう方程式が狂ってしまい、途端に「違う」と感じた。
この店は牛タンだけでなく定食としての完成度も恐るべきクオリティだった。
薄い一切れの味が濃厚で、一口食べるごとに「牛タンを食べた!」と満足できる旨みの強さなので、他の食材にも箸が進む。
まずは当然麦飯。
塩加減が強い牛タンと一緒に食べると、少しパサパサめの麦飯が、まるで砂漠で飲む水のように喉を通過していく。
気づけば食事開始3分で茶碗は空であり、当然おかわりを注文する。
そして名前がわからない手作りの漬物と、よくダシの取れたテールスープ、ここまで温存しておいたトロロ。
以前の俺は漬物が嫌いだった。しかしこの定食を食べた時から漬物を愛するようになってしまった。食前に残したらどうしようなどと思っていた自分が馬鹿らしい。
一口分の漬物を牛タンで巻いて口に運び、麦飯とともに十分に咀嚼する。
笑いたくなるほど麦飯が進む。
夢中でほおばった勢いで軽くむせそうになりながら、それをあっさり味のテールスープをすすって流し込めば、ピリリと効いたコショウで食欲がさらに増進される。
これを何度も繰り返す。
牛タンの旨みを常に新鮮に味わい続けることができる、黄金の食事だ。
汗をかき喉が渇くが水を飲んでいる暇などない。
至福である。
すでに麦飯を二杯平らげているので腹もそれなりに膨れかけているはずだが、ここでトロロを投入だ。
この手順をはじめて聞いた時は、牛タンの美味さと余韻をトロロが壊すのではないかと恐れた。しかし杞憂だ。
刻み海苔が添えられ甘めのダシで味付けされた冷たいトロロは、牛タンの油と旨みでギトギトになった口と食道に、これまた清涼剤のように染み渡る。
例えるなら、大学時代にサークル仲間と一緒に行った海水浴だ。小学校の友達とプールの帰り道に飲んだラムネだ。
晴れ渡った青空とギラギラと照る太陽のイメージが脳裏に広がる。
夏だ!! 俺は今夏を味わい尽くしている!! そう心から確信した。
行儀など気にする余裕もなく、とにかく目の前の牛タン定食を味わい尽くすので精一杯だった。
あまりの美味さに食事中はほとんど口も聞かず(案内してくれた人は食べる順番などを細かく指示してくれた。はじめは鬱陶しかったがあとから本気で感謝した)ガツガツと定食をむさぼり、店を出てからはひたすらに美味かった、本当に美味かっためちゃくちゃ美味かった、と連呼することしかできなかった。
案内してくれた彼は、特には言葉を返さずに、しかし心からの笑顔で静かに頷いていた。
それ以来、牛タンは薄切り派になった。
何年か経ち、また仙台に行く機会があったので当然のごとく牛タン屋に向かった。
一人だったので、とりあえず有名店なら外さないだろうと思って適当な店舗に入った。
しかし、出てきたのは厚切りのブサイクな牛タンで、タン特有の味や匂いがぼんやりと口中を漂うだけで美味くもなんとも無く、噛みきれない肉にイライラするだけであった。
テールスープもギトギトしているだけでアブラ水を飲んでいるようだった。
漬物だけの方がよっぽど食が進んだ。
しかし、これが有名店であり、地元民や観光客などから歓迎されているという事実に、さらに絶望した。
あれから何件か牛タン屋をめぐっているが、どこも厚切りのものばかりで、あの奇跡のような薄切り牛タンにはめぐり合えていない。
俺は少し牛タンを嫌いになった。
できることなら、あの店、あの奇跡の牛タン定食を出す店に、もう一度行きたい。
もう一度あの薄切りの牛タンを堪能したい。
そしてみんなにも行ってほしい。
ご存知の方がいたら、どうか店名を教えてほしい。
店はもう残っていないのかもしれない。
先日帰省の途中、仙台のたんや善次郎に寄って牛タンを堪能した。
これまでに食べた牛タンで一番美味しかったのでは?と思うほどだった。
これまでといえば、仙台の利久一辺倒だった。
何度目かに利久を訪れた時、「極」という限定メニューを食べたのだが、
それが旨くて病み付きになり、それ以来牛タンは利久以外に行った事が無かった。
(あ、一度だけ、出張で、福岡のステーションビル地階で食べた牛タンは薄くて硬くてサイテーだった。)
ところがだ、今回は利久では無く行ってみようと思い立ち、ググって善次郎を見つけた。
牛タン定食も旨そうだったけど、「上選極厚真中たん定食」というのに惹かれた。
東北道下り線、泉スマートICを降りて右へ。アウトレットの中にある店舗を目指した。
因みに、泉スマートICを降りて左へ向かうと、利久泉中央店に辿り着ける。
何故今まで、利久を外して新たな店を探そうとしなかったのだろう。
利久は柔らかすぎると言う人もいるが、個人的には噛み切りにくい部分のある、
善次郎にはそれが無く、噛み応えはあっても噛み切りやすい、とても美味しい牛タンだった。
厚みはどちらもメニューによって選べるが、どちらもそれぞれ旨い。
(利久の「極」は発売当初は限定だったが、数年後には限定ではなくなっていた。)
どちらの店でも、厚みがあって、独自の塩ダレを染込ませた、柔らかな牛タン。
噛み応えがあって、噛むと口の中に塩ダレの染みた牛タンの旨味が広がる。
麦とろ飯との相性も抜群。
添えられた漬物も、これまた相性がいい。
定食で一緒に提供されるテールスープ、これまたあっさりとしていて、
牛タンの旨味を優しく胃袋に流し込んでくれるが、ネギが苦手な人は最初にネギ抜きでと頼めばいい。
あー、また食べに行きたい、善次郎の牛タン。
とろろと麦ご飯という、牛タン定食のお決まりの設定があるとは知らなかった。
鶏がらスープみたいな油の浮かんだ薄透明な液体の中に、
ぐにゃっと口のなかに溶けていった。時には骨が入ってたりして、よくわからない食べ物だなあって思ってた。
これらが牛タン定食の値段が高い原因なんじゃないかと。テールスープが底上げしてるんじゃないかと。
テールスープが出てきて、当たり前のようにこれこれ、と思う自分がいた。
最初はちょっと理解出来難い、あってもなくてもいいと思ってたけど美味しいと思うようになっていた。
話は代わりこれまた東京に出てきて、サッカー観戦も初めて経験した。
付き合っている彼が仙台の出身なので、ベガルタ仙台のファンで、東京で試合する際は観に行くようになった。
サッカーはあんまり詳しくないが、ベガルタ仙台がめちゃくちゃ強いチームじゃないってのは分かる。
戦略がもわっとしている(ように見える)し、めちゃくちゃ強いみたいな選手もいないように思える。
なんとなくテールスープに似てるとおもった。
最初はそんなに興味はなかったけれど、最近では負けたら悲しい気分だし、好きな選手も出来た。
ベガッ太くんも可愛く見えてきて、ただ、未だに戦略はもわっとしているように見える
今さっき仕事辞めてきたから、記念に安すぎず高すぎない好きなものを食べたくて、ランチ御膳4000円くらいの牛タン屋に来てみました。この開放感をゴリゴリに噛み締めたかったので、ちょっと歯ごたえがあるものにしようと思って。かすかにジャズの流れる店内に入り、4500円の特上御膳セットを注文。すみやかに運ばれてきた御膳。牛タン焼きを一口、かじったその瞬間、美味すぎて……鼻血が出てしまうかと思った…… 昼休みに上司と行った某ぎしとは厚みが違う!?いい牛タンってあんまり固くないんだね!!柔らかくてそれでいてコリコリ感もあってあああ〜脂が口の中でじゅわっと溶ける〜〜!口直しに白菜漬けを齧ってまた牛タン。白菜。麦飯。牛タン。白菜。麦飯。牛タン。美味い・美味い・美味い。さらにとろふわの麦飯とろろが疲弊していた脳を包み込んでくれる。まるでお母さんの懐のような温もり。今時珍しいパワハラモラハラ上司の顔も、過労で出勤中に倒れて怪我しても労災が降りなかったことへの憤りも、唐辛子味噌の辛味が忘れさせてくれた。そして締めのテールスープを飲み干しながら思ったんです、この幸せを書き残したいと。みんな嫌なことがあったらそのあと牛タンを食べましょう。明日からも頑張ろうって思えるから。マジでおすすめです。世間は野菜食べろ米食うなって言うけど、たまにしっかり肉と米を食べると精神がすごい速さで回復する。思わずハイになって増田書くほど元気になれた。帰りの電車で声に出して言いたいけど、そうもいかないので文字にします。仙台ありがとう、牛さんありがとう、牛タン最高〜!!
前々から計画を立てていたのだが、主な目的は牛タン定食とずんだ餅と岩ガキだ。
バナナマンのバナナムーンのポッドキャストを聞いていたらゴールデンな定食は牛タン定食だ、と言っているのを聞いたらどうしても食べたくなってしまったがキッカケ。
カミさんには一応松島を小さいときに見ておくことが娘にとっても意味があるんだ、と言っても理解されなかったが、上記の3つをあげたらGOサインがあっさり出た。
世間の皆さまは安い高速道路を使うことが多いようだが、優先事項はビールな俺としては車で行くなんて発想はもともとない。
ちょうど12時ぐらいに大宮から新幹線に乗り1時間ちょっともすれば仙台についた。
降りて早速向かったのは利久。るるぶを見てもいろいろ牛タンの店は紹介されていたけど、こういうのは一番大きい店に行けば大きな失敗はない。
時間は昼を過ぎていたこともあり、20分も並べばあっという間に牛タンにたどりついた。
娘にもしっかり1人前を注文して残した分をハイエナというなの俺とカミさんが食べて満足。
設楽がラジオで言ってた「牛タン定食は、タンとテールスープという先と端でここまでウマイからスゴイ」みたいな言葉をパクってカミさんに語ると
「テールってなんだっけ?」
という得意げに言った俺が恥ずかしくなる結果が待っていた。
2日目は市内観光バスを使い、伊達政宗的なものを一通り見て回りつつ、ずんだ食べたり疲れたが満足。
正直娘には悪いことをしたと思っている。
それなりに、すごーいとか言っていたがつまらなかっただろう。仙台城とかないし。
夜はまた違う牛タンの店言った。店内にプロレスラーのサインが多くて、興味のないカミさんにこのレスラーはとか説明したらうんざりされた。娘はえらくホヤが気に入っていた。ちょっと将来が心配だ。
3日目は松島。
大人になった今なら松島観光の楽しさがいろいろあるが娘にはつらいかなと思ったが予想以上に楽しかった。
松島観光のために船に乗ったのだがまあカモメがいっぱい船についてくる。
船内でカッパえびせんを買えばそれを目当てにどんどんカモメが奪いにくる。
ここはお父さんのスゴイところを見せてやろうとえびせんを片手に窓から手を出すと勢いよくカモメが奪っていく。正直ドキドキした。
娘は目を輝かせながら自分もやると騒ぐ。
物は試しにとも思ったが怖くてトラウマになっても困るなーということでカミさんに判断を任せようと思ってカミさんを見たら餌のカッパえびせんを食べていたのでもうどうしようもないなコイツはと思い、娘には怖くないように窓からえびせんを投げさせることで満足させた。投げたらカモメがきれいにキャッチしてくれるのでなんだか楽しい。
昼飯は松島にあるさかな市場という海産物の土産売り場とフードコートが合体したようなところにした。
俺はアナゴ丼、カミさんはイクラ丼、娘はふかひれラーメン。ほぼふかひれはカミさんが奪って食べていた気がする。
連休最終日のフードコートなので非常に混雑しておりうちもほかの家族と相席のように座ることになった。
どうやら彼が1学期の成績が悪かったようで、旅行先にまで来て非常に怒られていた。
「どうすんのこんな成績とって」
「どこの高校に行きたいの?」
「黙ってないでなんか言いなさい」
「こんな成績じゃ高校からお断りです!って言われちゃうのよ!」
一方的に母親が責める。
父親は目の前にある寿司を食べたそうにしている。
子供はうつむいている。
正直、家族旅行にまで来て学校の成績で怒るなんてナンセンスだと思うし子供にとっても松島自体が楽しくない土地になりかねない。
またお母さんが非常に大きな声を出す方もあり、周りの家族にも丸聞こえでうんざりしている様子だった。
娘もなんだか不機嫌になってきた。
まだカキの浜焼きだとかあら汁とか食べてないけど気分も悪いしさっさと食べてここを去るかと思っていたところ、
女男←ここに座っていた青年が振り向いて怒った。
母子父
俺娘嫁
「さっきから聞いていたらちょっと言いすぎじゃないですか」
「周りの人にも迷惑なんですが」
「成績がすべてじゃないでしょう!」
おお勇ましいなとも思ったが、家族の問題、特にこういったナイーブな問題で頭が沸騰している人に第三者が口出しすると面倒なことになるのも事実。
「なによあなたは!」
「どうせ、大した大学も言ってないような人になにか言われたくありません」
このおばさんもなかなかクズなことを言いやがると思ったがその青年が一枚上手だった。
「大した大学じゃないかもしれませんがそれでもここで子供の成績について騒ぐことが非常識だということだけはわかります」
なんだ、このやりとりは、とちょっと興奮しながら見てしまった。
娘もカミさんも固唾をのんで見守っている。
おばさんは結局言い返すことができずに黙ってしまった。
ずっと黙っていた子供と父親は食事に手をつけだしていた。
青年は最後に
「あなたがどちらの土地の方か知りませんがわたしは塾の講師をしています。」
「高校生向けの塾ですが、その中には中3のこの時期から成績を伸ばした子もたくさんいます。」
「怒るだけで成績が伸びたら苦労はしません。」
「成績を伸ばすために何をするか、それをまだ話し合った方がいいんじゃないですか?」
正論だなーと聞いていたら
「そうですね、その通りですね…」
とおばさんも折れた。
ウニ丼を食べていた父親が箸を置き
「どうする?」
と息子に声をかけると
と勉強について決意を固めていた。
母親の叱責よりも簡単に子供の学習意欲を高めるものになったようだった。
なんとなく空気が軽くなったのでまだウニ丼を食べているカミさんを置いて娘とカキの浜焼きを買いに席を立つとちょうど、さっきの青年も浜焼きの列に並んだ。
「よくぞ勇気を出して注意してくれましたね」
と声をかけると青年は照れたように
「いえ、わたしも大人げなかったです」
と反省したように答えた。
どうやら東京の人のようなので思い切ってどこの塾かと確認をしてみると
「鉄緑会です。」
と衝撃のお答えが。
確実にこの青年は東大だ。でも鉄緑会って中高一貫の私立限定とかだから中3から成績伸びるとかありえないっすよねーと聞くと
「そうですね、あれは大ウソです」
とはにかんで答えた。
嘘も方便というものだろう。
誰も傷付けないウソだから咎める必要もない。
そのあとはカキが焼けるまで他愛もない話をした。
彼と別れてからあら汁売り場に並んだときに娘に
「あれぐらい賢い人と結婚したらいいかもねー」
と初めて俺から勧めてみた。
非常に冷静に
「あの人ここ(自分の股を指しながら)のチャックあいてたからダメだよ」
と返答された。
うん、お父さんも認めない。