「最後にして最初の人類」は現代の人類から数えて第18番目の人類の進化を描写する奇書で、巨大な脳みそだけの存在になったり、知性を退化させてトドかアザラシみたいになってしまったりと、何億年にも及ぶ人類の歴史が豊かな空想力で描かれる。プロットとキャラクターは極めて希薄で、現代の作家がこんな作品を書いて売れることは考えにくいのだけれど(ほぼ設定資料に近いかも)、個人的にはお気に入りと言うか性癖に近い魅力を感じる。
「スターメイカー」はそれをさらに発展させたもので、時間と空間を越えて精神が銀河を飛び回り、エキセントリックなエイリアンの生態の設定を惜しげもなく披露しつつ、それが銀河の歴史にどのような影響を与えたかを語る。そして、この宇宙を創造した存在の意図を探求する旅をする。光速の限界があるため、その旅やエイリアン同士の交流はテレパシーで行われるという設定はSFとしては苦しいが、宇宙創造の目的たる究極の歓喜の瞬間を目指すヴィジョンは美しい。残念ながら、その瞬間までには人類はとっくに滅亡していることが示唆されるんだけどね。冷えて寿命を迎えつつある宇宙で必死に命をつなごうとする生命の描写は壮絶。
「アッチェレランド」は指数関数的に発展するAIを10年ごとに描いた小説で、タイトル通り加速のスピードがとんでもない。最初の21世紀は現実世界と地続きなんだけど、21世紀半ばには進歩しすぎたAIが地球を解体してダイソン球を作り始め、その過程で地球のすべての化石だとか地質だとかをアーカイブ化しはじめる。人類は暴走するAIを止められなくて太陽系の辺境に追いやられていく。その途中でエイリアンともコンタクトを取る。
これはとある一族の三代にわたる因縁話でもある。最初の世代では夫がAI・特異点信奉主義者でコピーレフト大賛成、妻がガチガチの保守主義で著作権とかに厳しく、しかもSMプレイの女王様だ。2代目は妻が夫を無理やり犯すことで妊娠した子どもだという、ドロドロの設定。
「皆勤の徒」は遠い未来の地球で、地球外生命体に奴隷として使役されるコピー人間の苦悩を描いている。この短篇集は優れた言語感覚、日本語の漢字表記とルビの可能性を拡張した造語であふれており(というか酉島伝法の作品はだいたいそう)、異文化に触れたときの驚きや、似ているけれども少し違う文化に対する戸惑いが感じられる。ただし、かなり読解に力を要するので、場合によってはネタバレ覚悟で世界観を通常のSFの用語で説明した巻末の大森望の解説を先に読んでもいいのかもしれない。
「宿借りの星」はとある惑星で地球人類との宇宙戦争に勝利した昆虫型生命の弥次喜多道中記で、舞台や固有名詞こそ異質だがストーリーそのものは非常に読みやすくなっている。まったく異質なものを作り出すことにかけてはこの作家は他の追随を許していない。そして、滅ぼしたはずの人類がどこかに生き残っているのでは? という疑惑から物語は不穏になっていく。
こちらで述べた通り。「太陽の簒奪者」はいいぞ。
天文部だった主人公が宇宙に出ていくという意味でもすごく夢がある。
まずは前述したH・G・ウエルズの「タイム・マシン」の遺族公認続編「タイム・シップ」が面白い。前作で行方不明になってしまったヒロインを救うために、再び未来に旅立ったはずが、なぜか前回とは似ても似つかない未来にたどり着いてしまう。
時間旅行のたびに歴史改編がなされ、パラレルワールドが生成されてしまうとしたら、主人公はどうやってヒロインと再会するのか? いっそ歴史を改変してしまってもいいのか? さまざまなジレンマに悩まされる冒険小説だ。
また、この著者は「時間的無限大」という作品も書いている。これは宇宙最強の種族ジーリーを扱った「ジーリークロニクル」の一編だ。作中世界では、人類はクワックスというエイリアンの支配を受けており、それに対抗する手段を知っているという「ウィグナーの友人」という、とある思考実験にちなんだ名前を持つ謎の団体が暗躍する。主人公は父親との(正確にはその再現人格との)屈折した関係に悩んでいる。作中に出てくるタイムマシンは、少なくとも現代の物理学とは矛盾しないらしい。ちょうど90年代の「ニュートン」で紹介されていた。
で、確かこの作品だったと思うんだけれど、人類もクワックスもジーリーという宇宙最古・最強の種族のテクノロジーのおこぼれで生活してるんだけど、そのジーリーでさえ恐れている存在がいる……というのがこのシリーズの基本設定。
なお、同一世界観の短編集が「プランク・ゼロ」「真空ダイヤグラム」にまとめられていることを最近知った。それに、長編も結構邦訳がある。未読だけど気になる。
短編集「ウロボロスの波動」は高校生時代に読んですごく好きだった。実際にかなりありそうな宇宙探査が描かれていたからだ。太陽系に侵入してきた小型ブラックホールを捕獲して天王星を周回する軌道に乗せるという設定と、作中の謎解きがすごく魅力的だった。
ただ、なぜかそれ以降の「ストリンガーの沈黙」「ファントマは哭く」が読めなかった。キャラクターの会話や背景となる政治の設定がかなり説明的で、ぎこちなく感じられたからだ。読むのに気合がいる本は、持っていてもあえて図書館で借りることで、期限を決めるという強硬策があるが、まだ試していない。
「オーラリーメイカー」「法治の獣」。とにかく事前情報なしで読んでほしい。日本のファーストコンタクトものの第一線に立っている。とにかく奇抜なエイリアンが出てくるし、どうやら知的生命体の連合らしきものが確立されていく歴史の一部らしいのだが、この「オーラリーメイカー」という宇宙人の種族の作り上げたシステムは、素晴らしく絵になる。
おなじみクトゥルフ神話の創始者の一人。前にも書いたけど、ラブクラフトの作品は知識欲に負けて禁断の知識に触れて発狂するか未知の存在に拉致されるかするオチばっかりなんだけれど、人類は宇宙の中では取るに足りない存在なんだという絶望感が僕は好き。
SFを紹介するのが趣旨なのでエイリアン(地球外の神々や人類以前の種族)の歴史の壮大さを感じさせてくれるのをピックアップすると、南極探検で発見した人類以前の知的種族を扱う「狂気の山脈にて」や、異種族の図書館に幽閉される「時間からの影」だ。侵略ものとしては「宇宙からの色」かな。ニコラス・ケイジがこれを原作した映画で主演を務めていたはず。
ダンセイニ風のファンタジー作品も好きだ。読みやすいとは言えないが、ラブクラフト全集を読んでほしい。というかアザトースの設定が好きすぎる。元ネタのマアナ・ユウド・スウシャイそのままだとしてもね。
「ブラインドサイト」についてはこちらに書いたので、「6600万年の革命」について。巨大小惑星の中で暮らす人類と、それを管理するAIの物語だ。彼らは銀河系にワームホールのネットワークを作る旅路に出ているのだが、もはや地球の文明が存続しているかどうかも定かではない。すでに正気を失いそうな時間が経過しているが、使命をひたすらこなしている。
管理AIは人間の知能を越えないようにギリギリ調整を受けている。そのことから「チンプ」つまりチンパンジーとあだ名がつけられている。とはいえ、地球時間で6600万年が経過していると、「もしかしてシンギュラリティ迎えたんじゃない?」みたいな出来事があり、人間がAIに対してレジスタンスというか隠蔽工作をする。バイタルを始め何から何まで知られている人類は、AIに対して何ができる?
アシモフの例えば「銀河帝国の興亡」なんかはシリーズが進むと「鋼鉄都市」や「はだかの太陽」などの「ロボットシリーズ」とクロスオーバーして行って、確かにアシモフが発表順に読んだほうがわかりやすくなるんだけど、さすがに全部読む前提で書くのはちょっとしんどかった。個人的にはアシモフは「黒後家蜘蛛の会」というおっさん萌えの短編ミステリがおすすめ。英米の文学や地理に関する雑学が無いとわからないところもあるけど、口の悪い仲良しなおっさんの同士のじゃれあいを読んでなごんでください。
堀晃の「太陽系から3光日の距離に発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束」が出てくる「バビロニア・ウェーブ」はハードだなって思ったんだけど、どういう話か思い出せなかったので省いた。まずは「太陽風交点」かな?
あと、SFじゃないんだけど「マン・アフター・マン」あたりも未読だったのでリストに入れなかった。人類のグロテスクな進化という意味では、上記条件は満たしていたと思う。「フューチャー・イズ・ワイルド」は読んだ。
ダン・シモンズの「ハイペリオン」四部作はSF全部乗せだし、AIの反乱だとか人類が進化した宇宙の蛮族だとか愛が宇宙を救うとかとにかく壮大なんだけど、とある場所で増田では評判の悪い(?)「夏への扉」以上に男性主人公に都合のいい描写があるのが欠点。あと、それ以外の作品はもっと男性に都合がよくなっていて、保守的な僕もちょっと「おや?」って感じた。でも、「三体」にどっぷりハマった人だったら好きになると思う。「三体」よりも前の90年代SFだから時代背景を知ったうえで、加点法で楽しんでください。
あと、全然エイリアン・宇宙SFじゃないんだけど、今注目しているのは空木春宵で、この人は東京創元社の年間傑作選やGenesisですごくいい作品を描いてる。どれもいいんだけど、たとえば「地獄を縫い取る」は「アリスとの決別」や「allo, toi, toi」に並ぶロリコン・ペドフィリアを扱った名作に並ぶ。
エイリアンSFも出てくるけど、「世界の中心で愛を叫んだけもの」「ヒトラーの描いた薔薇」のハーラン・エリスンは人種差別を扱った作品も書いていて、これもいい。穏健派の黒人男性がテロリストに転身してしまう作品はつらい。とかくエリスンの絶望と怒りは若い人に読んでもらいたい。
自分が一番SFを読んでいた時期は、今と比べて女性作家が推されるずっと少なかったし、さらに自分は古典を好んで読んでいた。アジアの作家が紹介される機会も少なく、そういう意味では感受性のみずみずしい今の若い読者がうらやましい。
後は、女性作家で今回のテーマである宇宙を扱った作品は男性よりも少ない気がするのだが、よく考えてみればル・グインの「ハイニッシュ・ユニバース」があるし、ティプトリー・ジニアも「たった一つの冴えたやり方」で始まるシリーズがある。スペースオペラでは「叛逆航路」のアン・レッキーもいることだし、単純に探し方が悪いのかもしれない。
最近短編ばっかりで腰を据えて長編を読んでないな。銀河系で忌み嫌われた人類の唯一の生き残りが活躍する「最終人類」とか、面白そうなのがいっぱいあるので、そのうち読みたい。
というか、僕の選んだ作品の他にもっといい作品を知っている、勧めたいという方は、どんどんトラバやブクマで追記していってほしい。
気が向いたらまたなんか書きたいな。まだおすすめしたいSFもあるし、池澤夏樹の世界文学全集を9割読んだのでその感想も書きたいし、かなり疲れるから数ヶ月後にはなるだろうけど。
みんなでやろうぜ増田ビブリオバトル。
【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて
はみ出たのでこちらに。
]]>時機を逸したけど。
かっちりとしたロジックで物語を進めているから好き。
最近のSFも割と好きで、それこそ伊藤計劃みたいに現実の社会問題を扱う作品のおかげで「社会学や社会学SFなんてつまんない」って気持ちをひっくり返してくれたし、最近はキャラクターがかわいいSFが多いんだけど、古典SFのキャラや社会問題よりも、核にある純粋な論理を重んじる姿勢はやっぱり時折読み返したくなる(僕の友人はダンチェッカーはツンデレかわいいとか言ってるけど、それはさておいて)。
確かにこの作品というかシリーズには欠点もあって、特に第3作は陰謀論っぽくてあまり好きじゃないし(人類の愚かさを人類以外のせいにするのはダサいってのが僕の感覚)、ホーガンは途中でトンデモ宇宙論にハマっちゃうんだけど、ロジカルな作品世界が僕はとにかく好き。
確かにこの作品はベストじゃないけど、やっぱりティプトリー・ジュニアは好きだ。「愛は定め、定めは死」がお気に入り。
ある編集者が「最近のSFはつまらん、男らしい作品を書くのはティプトリー・ジュニアくらいだ!」と嘆いていたら実は女性だったって結構笑える。
古い作品って、いろんな作品の元ネタになったりしているから、ダサいと考えるよりも、そこから派生した作品をそっと差し出すと、この作品が好きだって言った人にも喜んでもらえるんじゃないかな? もしかしたら派生作品も含めて好きといったのかもしれない。
ノーランだったら「TENET」のほうが確かにSF度が高くて好き。背景の地球の滅亡の理由もよくわからないし、何となく宇宙に行かずに大地に縛り付けられた農家をバカにしているところあるし。SF設定がザルな個所もかなりあるのは認めないといけない。でも、SF映画の場合リアリティのレベルを小説と同水準に持っていくのは無理があるし、科学的な論理で驚かせるのは小説のほうが向いている。時間旅行SFでは感傷的にして泣かせてなんぼでしょう。そりゃあSF慣れしてたらこれ伏線だろうなとか最後は年齢差で泣かせる気だなとか読めちゃうけど、それが作者が悪いというより僕ら受け手がスレてるんじゃないかって疑うべき。
僕はSF映画に関しては科学的正確さよりも、どれだけ絵になる風景が出てくるかと、作中の機械や装置のデザインがどれ程優れているかで評価している。
それにロボットかわいいじゃん。加速する宇宙船の中であんな角張ったロボット危ないに決まってるけど、人間離れした姿に善意を持つロボット萌え。
基本的に僕は加点評価が方針、そうじゃないとSFに限らず古い作品って読めなくない? 実際、創作してみると科学的厳密性とキャラ立てとわかりやすさとその他色々、トレードオフの関係にあって、理想の作品って滅多に会えるもんじゃないってわかる。
「暗黒声優」とか面白かったじゃない。作中でエーテルが存在するとしたらどのような物理学が現実のものになるかを、虹色に輝く地球の表面として美しく描写してくれている。
好きなんだけどなあ、手塚治虫のSF短編。確かに今読み返すと、当時は最先端だったけど今は陳腐化したネタとか、科学的正確さがいいかげんなのはあるんだけど、それでもつまんないSF映画よりもずっと面白い。ストーリーの語り方・盛り上げ方がすごい。話が面白いと、すでに否定された科学理論に基づいた話でも読みごたえがある。
というかどんなジャンルも書けて、しかも常に一定以上のレベルの作品を出力していた手塚治虫って化け物だよ。創作しててそう思ったよ。
関係ないけど「W3」のプッコ中尉のドタバタはドナルドダックに似てるし、星真一の父ってディズニー版ピノキオのゼペットじいさんに似てる。
作者が弐瓶勉と椎名誠が好きなのがひしひしと伝わってきて楽しい。
あと、この人は一発屋ではなくて、「人間たちの話」だとかいろいろSF短編集を書いてて、とくにこの表題作を読んで「この人こんなウェットなストーリーも書けるんだ」ってすっごく驚いた。ひょいひょいとアイディアがわいてきて、それをスマートに調理するもんだから、頭が良くていけ好かないと感じていたんだけど、この一作で評価が変わった。
「沈黙のリトルボーイ」って短編も原爆SFとしてオススメ。宮西健礼「もしもぼくらが生まれていたら」と一緒に読むと楽しい。
「タイタンの妖女」や「スローターハウス5」のほうが好きなんだけど、最初に読んだので思い出深い。村上春樹の初期の短編とかブローティガンとか好きだし。
あまりにも悲惨な現実を相対化するのは、一歩間違えば現実逃避の冷笑主義になるんだけれど、狂気の世界を別の狂気で批判する方に踏みとどまっているから好き。
以上。ごめん、アニメはあまり見てなかった。
気が向いたら「三体」の好きなところとツッコミを入れたいところについても書くかも。
]]>https://www.orehero.net/entry/bestsf
順位 | 得票数 | タイトル | 著者 |
---|---|---|---|
1位 | 122票 | 『星を継ぐもの』 | J・P・ホーガン |
2位 | 90票 | 『夏への扉』 | ロバート・A・ハインライン |
3位 | 85票 | 『ハーモニー』 | 伊藤計劃 |
4位 | 71票 | 『三体』 | 劉慈欣 |
5位 | 69票 | 『幼年期の終り』 | アーサー・C・クラーク |
6位 | 68票 | 『新世界より』 | 貴志祐介 |
7位 | 63票 | 『虐殺器官』 | 伊藤計劃 |
8位 | 61票 | 『アルジャーノンに花束を』 | ダニエル・キイス |
9位 | 60票 | 『銀河英雄伝説』 | 田中芳樹 |
10位 | 52票 | 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 | フィリップ・K・ディック |
11位 | 51票 | 『1984年』 | ジョージ・オーウェル |
12位 | 49票 | 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』 | アンディ・ウィアー |
13位 | 42票 | 『戦闘妖精・雪風』 | 神林長平 |
14位 | 39票 | 『華氏451度』 | レイ・ブラッドベリ |
15位 | 35票 | 『あなたの人生の物語』 | テッド・チャン |
16位 | 34票 | 『火星年代記』 | レイ・ブラッドベリ |
17位 | 31票 | 『たったひとつの冴えたやりかた』 | ジェイムズ・ティプトリー・Jr. |
18位 | 29票 | 『ソラリス』 | スタニスワフ・レム |
19位 | 26票 | 『鋼鉄都市』 | アイザック・アシモフ |
『百億の昼と千億の夜』 | 光瀬龍 | ||
20位 | 25票 | 『われはロボット』 | アイザック・アシモフ |
『銀河ヒッチハイク・ガイド』 | ダグラス・アダムス | ||
星新一どれでも | 星新一 | ||
21位 | 24票 | 『ニューロマンサー』 | ウィリアム・ギブスン |
22位 | 22票 | 『チグリスとユーフラテス』 | 新井素子 |
『火星の人』 | アンディ・ウィアー | ||
23位 | 21票 | 『2001年宇宙の旅』 | アーサー・C・クラーク |
『宇宙の戦士』 | ロバート・A・ハインライン | ||
『歌う船』 | アン・マキャフリイ | ||
『月は無慈悲な夜の女王』 | ロバート・A・ハインライン | ||
24位 | 20票 | 『果しなき流れの果に』 | 小松左京 |
25位 | 19票 | 『マルドゥック・スクランブル』 | 冲方丁 |
26位 | 18票 | 『日本沈没』 | 小松左京 |
27位 | 17票 | 『なめらかな世界と、その敵』 | 伴名練 |
『闇の左手』 | アーシュラ・K・ル=グウィン | ||
『復活の日』 | 小松左京 | ||
『冷たい方程式』 | トム・ゴドウィン | ||
28位 | 16票 | 『エンダーのゲーム』 | オースン・スコット・カード |
29位 | 15票 | 『グラン・ヴァカンス』 | 飛浩隆 |
『すばらしい新世界』 | オルダス・ハクスリー | ||
『ハイペリオン』 | ダン・シモンズ | ||
『ファウンデーション』 | アイザック・アシモフ | ||
『天冥の標』 | 小川一水 | ||
30位 | 14票 | 『タイム・リープ』 | 高畑京一郎 |
〈七瀬〉シリーズ | 筒井康隆 | ||
31位 | 13票 | 『グリーン・レクイエム』 | 新井素子 |
『マイナス・ゼロ』 | 広瀬正 | ||
『虎よ、虎よ』 | アルフレッド・ベスター | ||
『紙の動物園』 | ケン・リュウ | ||
32位 | 12票 | 『タイム・マシン』 | H・G・ウェルズ |
『海底二万里』 | ジュール・ヴェルヌ | ||
〈星界〉シリーズ | 森岡浩之 | ||
〈敵は海賊〉シリーズ | 神林長平 | ||
『夜来たる』 | アイザック・アシモフ | ||
33位 | 11票 | 『BEATLESS』 | 長谷敏司 |
『ヴァーチャル・ガール』 | エイミー・トムスン | ||
『ひとめあなたに』 | 新井素子 | ||
『渚にて』 | ネヴィル・シュート | ||
『酔歩する男』 | 小林泰三 | ||
『星へ行く船』 | 新井素子 | ||
『息吹』 | テッド・チャン | ||
34位 | 10票 | 『know』 | 野﨑まど |
『アイの物語』 | 山本弘 | ||
『タイタンの幼女』 | カート・ヴォネガット | ||
『デューン砂の惑星』 | フランク・ハーバート | ||
『パプリカ』 | 筒井康隆 | ||
『ブラッド・ミュージック』 | ウィリアム・ギブスン | ||
『フランケンシュタイン』 | メアリー・シェリー | ||
『ボッコちゃん』 | 星新一 | ||
『わたしを離さないで』 | カズオ・イシグロ | ||
『百年法』 | 山田宗樹 | ||
35位 | 9票 | 〈スワロウテイル〉シリーズ | 籘真千歳 |
『リングワールド』 | ラリイ・ニーヴン | ||
『ロボット(R.U.R)』 | カレル・チャペック | ||
『華竜の宮』 | 上田早夕里 | ||
『午後の恐竜』 | 星新一 | ||
『高い城の男』 | フィリップ・K・ディック | ||
『第六大陸』 | 小川一水 | ||
36位 | 8票 | 『Self-Reference ENGINE』 | 円城塔 |
『アド・バード』 | 椎名誠 | ||
『あなたの魂に安らぎあれ』 | 神林長平 | ||
『クローム襲撃』 | ウィリアム・ギブスン | ||
『ジェノサイド』 | 高野和明 | ||
『スローターハウス5』 | カート・ヴォネガット | ||
『虚航船団』 | 筒井康隆 | ||
『銀色の恋人』 | タニス・リー | ||
『時をかける少女』 | 筒井康隆 | ||
『人類補完機構』 | コードウェイナー・スミス | ||
『星虫』 | 岩本隆雄 | ||
『地球の長い午後』 | ブライアン・オールディス | ||
『地球はプレイン・ヨーグルト』 | 梶尾真治 | ||
『都市と星』 | アーサー・C・クラーク | ||
『竜の卵』 | ロバート・L・フォワード | ||
37位 | 7票 | 『ウは宇宙船のウ』 | レイ・ブラッドベリ |
『宇宙のランデヴー』 | アーサー・C・クラーク | ||
〈航空宇宙軍史〉シリーズ | 谷甲州 | ||
『重力が衰えるとき』 | ジョージ・アレック・エフィンジャー | ||
『声の網』 | 星新一 | ||
『第四間氷期』 | 安部公房 | ||
『猫の地球儀』 | 秋山瑞人 | ||
『膚の下』 | 神林長平 | ||
『流れよわが涙、と警官は言った』 | フィリップ・K・ディック | ||
『旅のラゴス』 | 筒井康隆 | ||
〈涼宮ハルヒ〉シリーズ | 谷川流 |
以下、数が多いので省略
]]>当時自分が何にハマっていたのか思い出されていろいろ懐かしい…
シュヴァンクマイエル
パラコンパクト空間
パラ様 生え際
ドグラマグラ 角川文庫 表紙絵
ホケマクイ
ブッチーン 灯花
ぶっこぉすぞー
一心同体少女隊
R.U.R.U.R おっぱい型マウスパッド
マカロニゾンビ
心理歴史学者
タカヤノリコ 誕生日
アンドロメダ焼
るくしおん しびれるぜ、鋼の
みなみとHしてしまいました
ティプトリー・ショック
新和 古強者
「デストロイがいいね」と君が言ったから六月二十四日はUFOの日
わたるが死んじゃう
琵琶湖タワー
大僧正チュルパン
猫いらず 口の周り 光る
尸条書
立方晶窒化炭素
ドーマン法
ひだまりスケッホ
共産主義カレー
ワードナ 営業時間
空飛ぶ冷し中華
最後の一発は自分のために使うよ
セーラー戦士が全員ブルマーだったら、アニメ史を変えていたと思うね
ロリコントランプ
1ゼーガ
34歳児
ピンクは淫乱
メイドRPG
Rez 360
実はまだ2階に
アリオク
エロゲの聖地
携帯電話が主題に置かれたエロゲ
緑はいらない子
天使たちの午後の紅茶
そうです。あのコが僕の畏敬する天使様なのです
おかしとか食べる
手のひらの宇宙 歌詞
機械化帝国
2006年最も視聴率の低かったアニメ
プリンセスチュチュ
電脳コイル オレンジ党
T-34が倒せない
さあ牛だ
聖杯探求 ユダヤ人
エンジンの女王
セノバイト
精霊の守り人 同人
コールオブクトゥルフd20
クトゥルフ神話図説
大口真神
越後のシュケン
ホモホモ7
omegaの視界
ガイナックス エロ 殺人事件
ぽこにゃん
だぞなもし
倒福マーク
ボッキアウト
フムン
ユープケッチャ
フェアリーリング
目なき顔のジールバ
やったー+1 シヴィライゼーション
インディアナ 少女虐待事件
ルロス ロルス
玉音盤奪取
ハレとケ
フセスラフ人狼公
もえたん 06話
宇宙創世記ロボットの旅
フレンチカンカン
路肩のピクニック
白楽電の詩
人間そっくり 北海道 アムダ
ガッシボカ
聖なんとか女学園
魔法少女プリティサミー ~ハートのきもち~ CGコンバータ
シャクティ 乳首
クートニアン
未来世紀カゴシマ
黄金竜 スマウグ 年齢
お脱ぎなさい
風に負けないハートのかたち カラオケ
戸田奈津子 指輪
グンニョキ
かみちゅ! 向島
バカボン 隠し子 アケミ
スパイラルマタイ アタマリバース
"のび太とクメン王国"
ロケット広場
ロボットのためのロックンロール
強さ激しく変動
南斗聖拳108派一覧
エロゲでしかブルマを知らない子供たち
ズンドコベロンチョ
スパイラルナイフ
みなぎる力がみなぎるぜ
力こそパワー
重い生理が来たみたい
週間 わたしの 兄者
ドリルヘアー
オランダ 堤防 少年
ストーカー 眠い
4ひえた
ミランダ警告
マリリスイリニス
ムーミンパパ海へいく
カシミール効果
エキゾチック物質
チャンパーノウン定数
ラジェンドラ 擬人化 88
セツの火
見知らぬ国のデイトリッパー
海水石鹸
紫暗号
情報理論
いざり
比留間 京之介
アボガドロ数
光厳天皇
東武天皇
この娘、最後死んじゃうんだよね
旧神なんていないよ
デモンベイン d20
棒シムーン
共時性
まじかる美勇伝
S級だけどめどいんでB
シャブとは覚醒剤のことである!!
首ナイフ問題
怪物クンクン
ティナ×エドガー
何の因果か 今じゃマッポ
オレモダビール
モトコンポ ボアアップ
"オナホさん"
血盟団事件
わたしは真紅
ツインブルマー
アントノフ 積載量
黄金の真昼
大江戸レイプマン
福来友吉
ひょうたん島 死後の世界
ポアンカレ予想
デュプリケイトディスクの作成
ティーガーフィーベル
Let's Beginning to Look Alot Like Fishmen
けいせい出版
プロジェクト B子 ミサイル
いいですとも!
伊藤かずえ ニャンちゅう
共生るんです
ガネッコ
キティアラ ビキニアーマ
フライング尊師
ニワニュース
茗荷屋甚六
莫迦め 死んだわ
佐藤 中村 ちくしょう いつか殺してやる
スコープドッグ 装甲厚
肉弾劇画
かみそり半蔵地獄攻め
クンデラ 不滅
カルヴィーノ 冬の夜ひとりの旅人が
如意棒 重さ
ちびくろサンボ 枚数
自衛隊員が身分を隠してベトナム戦争に参加
魔女のバアさんに呪われたか
俺のケツをなめろ
めがねっ娘が全員眼鏡をかけているとおもうなよ!!
喜多の味 釧路
大胖女人
九層地獄 ティアマト
DTB アンバー カレイドステージ
大司令症候群
柳瀬尚紀
gunyoki
グンニョキ
おしつおされつ
エンキ・ビラル
バンカーパレスホテル
バトルスキンパニック
アズテック神話
どうしてエレクチオンしないのよぉぉぉぉ
歓喜あふれるオナホール
えりかとさとるの夢冒険 隠しメッセージ
光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる
ラ ヨダソウ スティアーナ それが世界の
こぐにっしょん
虹作戦
キリコの食うウドのうどんはまずい
ムリムリムリカタツムリ
マピロマハマディロマト
デュプリケイトディスクの作成
コントラ デクストラ アベニュー
心オナニー
燕山夜話
ドラ28
不気味の谷現象
中国人の部屋
デラべっぴんパンチ
エロ イッカイヅツ
菊屋橋101号
システムショック
栄養分析表
国際反戦デー
ゲバルト・ローザ
完全黙秘
唸るコカトリス亭
みずずちん
グールド魚類画帖
タスマニア人
なんてこった 死の宣告
ガイナックス連続殺人事件(エロ)
フライングV フリクリ
ペガサス 玉子焼き 目玉焼き
ポール・トーマス・アンダーソン
宇宙遭難
アンダーダーク
大脱走 トンネルの名前
ロンゴ・ロンゴ
偽春菜
鈴木邦夫 コマンドサンボ ロリコン
客観主義
碩学
ウォーレス線
ゲオルギウス
ホープ・ダイヤモンド
ガイ・フォークス
乙女峠の聖母
地球空洞説 大陸書房
スカラー波
トーマス・エドワード・ロレンス
ドーラ・ドロン
算法少女
毒薬仁
まじかるぴゅあソング
パルチザン伝説 桐山襲
軌道からの帰還
だいす☆くえすと
エックス Tシャツ
つめたく冷えた月
フンカーリート
クライム・オブ・パッション
サム・ペキンパー
横手久美子
海原エレナ
上都 ザナドゥ
Shang-Du
水エタノール噴射
切れ者キューゲル
強盗だ!・・・おう!
天動説
ロードランナーとコヨーテ
秋霜玉 BGM 抜き出し
メテオスウォーム コレクション
願望機
舟に棲む
レコンキスタ
rom ヘッダ 削る
長靴いっぱい食べたいよ
陣形技 閃き
ハリマオ
ぺちんぺちん
パイズリの歴史
正義の味方は巨乳なんだ
カタリナ おそるべし
野月まひる
アイスナイン
バスターホームラン
マライア 多摩
白山姫 神社 部落
素敵医師
相沢 祐一 最強
人類は衰退しました
みなみおねいさん
ヴァチカン ナチス
あまぞn
乳首ビーム砲
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ビッグバトル ラビドリー
空の上のおもちゃ 攻略
オメガファイター
ひろ ]]>
「the only neat thing to do handkerchief」
でGoogle検索するもそれらしい結果は得られなかった
大野万紀が言った説も言及されているが確証が得られない
「The Starry Rift handkerchief」
でGoogle検索するとやや近い表現の記述が見つかる
https://www.publishersweekly.com/9780312937447
Publishers Weeklyが記した分から一部引用
In all likelihood, this is destined for the same popularity as Tiptree's other work but readers must be prepared to turn down their critical facilities and get out their handkerchiefs.
この本は、ティプトリーの他の作品と同じように人気が出るだろうが、読者は批評家としての資質を低下させ、ハンカチを取り出す覚悟が必要である。(deepL翻訳)
ブコメにも言及あり
以下ブコメより引用
“読者は、批評家としての資質を低下させ、ハンカチを取り出す覚悟が必要であろう。 (DeepL)” https://books.apple.com/au/book/the-starry-rift/id1016642994 これかな
(話がそれるが「読者は批評家としての資質を低下させ」ってのがうまくニュアンス掴めない……感動して泣いちゃうから冷静な批評できないくらいのニュアンスか?)
じゃあPublishers Weeklyって何者?
英wikipediaによると……
Publishers Weekly (PW) is an American weekly trade news magazine targeted at publishers, librarians, booksellers, and literary agents.
パブリッシャーズ・ウィークリー(PW)は、出版社、図書館員、書店員、文芸エージェントなどを対象とした米国の週刊業界誌です。(deepL翻訳)
どうやらこの雑誌には書評コーナーがあるらしい
google検索でヒットしたPWが記した文というのも書評のアーカイブのようだ
しかしこの書評アーカイブは書評者が書かれていない
他の本の書評にはAgent:誰々って末尾に書かれたものもあるのに……
ひょっとして匿名レビューか?
PWの書評コーナーは著名な書評家が何人かで行っていたみたいな記述もある
「PW書評家のうちの誰か」がPWに書評を掲載
↓
誰かが「この小説を読み終わる前にハンカチがほしくならなかったら、あなたは人間ではない」と意訳
↓
訳者である浅倉久志が後書きでその意訳書評を紹介
のような経緯が想像できる
これが一番もっともらしいか?
追記
真偽不明だがTwitterで「ローカス賞を取った時の雑誌の書評」というつぶやきが2011年時点でされていた
だとするとLocus magazineの1986年刊行のものに乗っている可能性がある
アーカイブを確認すればわかるはず、だが……
ネット上にあるかな?アーカイブは
https://locusmag.com/1986/06/table-of-contents-june-1986/
とりあえずローカス賞の特集号っぽい月の目次だけでも
または以下データベースの1986年ごろのどれかか
http://www.isfdb.org/cgi-bin/title.cgi?48424
だめだーこれ以上は実物見ないとわからん
]]>SF評論家の大野万紀は『S-Fマガジン』1997年12月号掲載の「ティプトリー、この3篇」において前述の書評家の評を紹介すると共に、本作のストーリーと作者であるジェイムズ・ティプトリー・Jr.の自殺(日本語訳掲載後の1987年5月19日に自殺。ジェイムズ・ティプトリー・Jr.#死参照)と関連づけたイメージを思い描いている。
こう書いてあるんだから大野万紀じゃないのは自明だろ。
ちなみに「ティプトリー、この3篇」は本人がネットで公開してる。
http://www.asahi-net.or.jp/~li7m-oon/doc/article/SFM9712.htm
「この小説を読み終わる前にハンカチがほしくならなかったら、あなたは人間ではない」というのは有名な書評者のことばだが、ぼくにいわせれば、この小説の最初の三ページを読みながらコーティに感情移入し、自己同一化し、「そのとおり!」と心の中で叫びたくならなかったら、あなたはSFファンではないのだ。
この「有名な書評者」というのは実は大野万紀自身なのだという壮大な叙述トリックなのか?
]]>「愛はさだめ、さだめは死」か「輝くもの天より堕ち」あたりをお勧めしたい。
]]>『ビームしておくれ、ふるさとへ』だね。
ある男が空軍に入り宇宙飛行士を目指す物語だ。
なぜ男は宇宙に執着するのか、その理由が終盤に明かされるけど、それをひと言でいうと増田のタイトルになるね。
まあ、ネタバレなんだけど、半世紀以上も昔の小説だし問題はなかろう。
ちなみに。
『接続された女』はもろにVTuberなうえに、告収入を強烈に皮肉っててティプトリーの未来視っぷりがヤバイ。
『スイミング・プールが干上がるころ待ってるぜ』はなろうによくある異世界転生の文明チートネタの元祖とも言えそうな話だけど、文明チートの行き着く先まで書き切ってて、やっぱりヤバイ。
みんなもティプトリー読もう。
]]>油断していただけなのに。
確かに、大きい釣り針だと自覚しながら投げましたよ?
突然文章は4行目から丁寧お気持ち文体になるし。
文章からはおっさん臭さが消えていない文章ですし。
そもそも、文章なんて世間一般以下の増田なんですもの。
それでですね、書いた直後は少しは粘ってみましたよ。
コメントを書いてくださる有難い増田に返信したりしましたけど。
0ブクマ、3コメント。
半日以上たっても動かなかったから、まあ釣れないでしょうね、と思っていたわけですよ。
話題性で攻めたけど文章が凡百なら伸びないのが分かっただけでも大きい、精進しようって。
今炎上してるって気づきましたよ。ええ。
ちょうどエントリからも消えていたタイミングでアクセスしていたらしく全く認知してませんでした。
何をどうしたら750ブクマまで行くんだ。こんなにコメントが付くんだ。どちらもあえなく自己ベスト達成ですよ。
こんなハリボテの文章が炎上するなんて、未だに信じられない。
何故ここまで炎上したのか、誰か教えてくださるのであれば幸いです。
いや本当に理解できないので。
追伸.同様の題材を扱った作品など皆さん挙げて下さっているので興味がわきました。
・マクロス
・ガルフォース
・ヴァンドレッド
・ティプトリーの短編小説
・セイバーマリオネットJ
・『鉤十字の帝王』(ヒトラー)
・『アダムの裔』(小松左京)
・『アレフ』(佐藤史生、原案:徳永メイ)
・村田沙耶香作品
・『三文未来の家庭訪問』(作者未調査)
・『ラブ・シンクロイド』
・『水晶内制度』(笙野頼子)
・『アマノン国往還記』(倉橋由美子) などなど
これに関しては感謝しかありません。今度読んでみます。本当にありがとうございます。
あと「男根」「男根運動」と略称名をつけてくださった方。爆笑してます。ありがとうございます。
]]>ジェイムズ・ティプトリーJrの「スロー・ミュージック」(1980)
みたいなのを希求してるんやな。
]]>・たったひとつの冴えたやりかた
・老いたる霊長類の星への賛歌
・あまたの星、宝冠のごとく
・すべての種類のイエス
・たおやかな狂える手に
翻訳した人のセンスもあるけど。
]]>感想。
「面白かった!!」
巷で名作!名作!と謳われているのにも実に納得。
というか、平易に言って「これって綺麗なエヴァ?」と見終えてまず思ったけれど、むしろそれは良い意味であって「エウレカセブンを未視聴のエヴァファンは、もう新劇に期待するのをやめて、これを見ろよ!」って思えるぐらいには満足した終わり方。
そして小ネタも満載で、「イーガンとかティプトリーJrって、登場人物の名前そのままだけどいいのかよ!てか電気羊のパロもあるじゃん」なんて拙いSF好きとしても笑える箇所も多くて楽しめた。
ほかにもオマージュ的なネタは多く感じたし、それを探すのだけでも楽しめそう。そんなオマージュたっぷりでも色物的な感じはなく、王道として十分な面白さ!
いやあすごい名作だった!もっと早くに見てもよかったかな、なんて本当に思えた作品。
あとアネモネはエヴァのアスカをモチーフにしているのかな?そのキャラ性は似て感じたけれど、このキャラの結末もあわせてエヴァ好きにもっと知ってもらって良い作品には思えた。
]]>あとコニー・ウィリスあたりも書いてた気がするけどタイトルが思い出せない
男性が死滅した地球に外宇宙から男性が戻ってきてってタイプの話だけど筋とオチが違うやつ
ライフル持ち出すのが気合入ってる感じで好きだった
少ないだけで男性も存在しているけど「ようこそ女たちの国へ」も女性が作った国の話でめっちゃ面白い
ほぼハーレムラノベみたいに読める
あとはミステリだし男性も出てくるけど、妊婦だけの住む街「バルーンタウン」シリーズも元増田の案に近いかもと思った
]]>天の光はすべて星
さあ、きちがいになりなさい
たったひとつの冴えたやり方
輝くもの天より墜ち
愛はさだめ、さだめは死
老いたる霊長類の星への賛歌
ビームしておくれふるさとへ
スキャナーに生きがいはない
あなたの人生の物語
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
流れよわが涙、と警官は言った
去年を待ちながら
まだ人間じゃない
月は無慈悲な夜の女王
地球の長い午後
世界の合い言葉は森
闇の左手
10月1日では遅すぎる
10月はたそがれの国
くらやみの速さはどれくらい
ここがウィネトカなら、きみはジュディ
虎よ、虎よ!
世界の中心で愛を叫んだけもの
星を継ぐもの
果しなき河よ我を誘え
時は準宝石の螺旋のように
伝道の書に捧げる薔薇
無伴奏ソナタ
ディックも強いが、やはりティプトリーがヤバイw
]]>自分のをベストテン(順位はつけられない)晒すと
・金子光晴『マレー蘭印紀行』
・富士正晴『豪姫』
・井上光晴『丸山蘭水楼の遊女たち』(ラストシーンがドラクロワの絵みたいっていつも思う)
・大岡昇平『野火』
・山本周五郎『樅の木は残った』
・泉鏡花「眉かくしの霊」
・ブロンテ『嵐が丘』
・ティプトリーJr.『接続された女』
・バロウズ『シティーズ・オブ・ザ・レッドナイト』
・ヴォネガットJr.『スローターハウス5』
次点は、
・フィッツジェラルド『雨の朝巴里に死す』
・久生十蘭『十字街』
・中井英夫『虚無への供物』
・泡坂妻夫『湖底のまつり』
…などなど。
三島谷崎も高校生の頃にほぼ読んだけど、心を動かされたというより、理知的な興味方向で面白かった。
理知的な興味方向だと、大戦間推理小説あたりがかなり入ってくる。クイーン、カー、新青年関連等々。
見ての通り、純文学vs.ラノベって軸は全然理解できない。
]]>ティプトリーJr.が男性を装っていたことについてはどうですか?
]]>読んでないけどハイペリオンなんて駄作もいいところだと思う。
別にSFじゃなくてもできるし、僕の中ではエンダーシリーズと同じくほとんどラノベとして分類されてる。
ラノベはラノベがあるからそっちでやればいいんです。
SFの命は超小説感なんですよ。
世界がひっくり返される感じ。
それまでの前提がすべて崩れ去ることがないSFはSFじゃない。
変な感じ、変な手触りがいつまでも残る。
と言っておきながら例を挙げようとするとイマイチ浮かばなくて好きなSFは「夢見る宝石」とかなんだけど。
まとまらないままに書くとエロゲで言うなら螺旋回廊とか臭作。
ぜんぜん途中から違う話になってるところがすごい。
ドラスティックさ。
映画ならフロムダスクティルドーンとかクライング・ゲームみたいなもの。
ぜんぜんサイエンスじゃないけど、僕がSFに求める感覚はそういうものなんです。
といいつつほとんど小説として質が高いティプトリーが好きだから困るんだけど。
小説として質が高くてSFにする必然性がまったく存在しないのに面白いのは困る。ヴァーリイのブルー・シャンペンとか。
ラファティのつぎの岩につづくはSFだかなんだかもうわからない。
変な話としか言い様がない。
違和感とか驚きが好きなんです。
ヴォネガットも別にSFというフレームいらない。本人が自由にやった結果としてSFになっているだけで枠組みはどうでもいい。
星新一はそこらへんを追求していたと思うんです。
本人もそんなに深くは考えていないんだけど、「変な感じ」を。
星新一に関連した話で言うと、ショートショートの広場1の前足のない犬の話とかはSF感がある。
新井素子は構成が緻密すぎて、我々の知っている世界を超えたなにか違う世界になっている。
あの小説を書くのは体力が必要だ。
過去の作品に言及せざるを得ないのは、それを超えた作品が出てこないからなんだけど、
体力とか社会環境とか必然性が揃わないとよい作品はできないのかもしれない。
どういう状況になったらいい作品が作られるようになるのか知りたい。
不完全さを許す。アイデアや速度感が重要ならSFが書かれる余地がある。
]]>ティプトリーの代表作が「たったひとつの」だったり、なんでそんなにおセンチなの
]]>