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2024-01-06

横浜」に「ゲーセン」は、もう存在しない。

昨年のクリスマス時期にTwitter

横浜で遊ぼう」には十分注意してください。

という投稿がバズっていました。

その中では、「横浜で遊ぶ」とは「横浜西口エリアゲーセン遊んだり飲んだりすること」とあったのですが、なんとなく

横浜西口エリアゲーセン事情認識2010年代で止まってしまっている人が見受けられたので

2024年1月現在横浜西口エリアゲームセンターの状況を記しておきます

ビデオゲームがあるゲーセン現在2店舗クレーンゲーム専門店を含めても3店舗しかありません。

ラウンドワン横浜西口

カラオケボウリングなどを含む総合アミューズメント施設です。

クレーンゲーとメダルゲーがメインで稼働しています

音ゲーカードゲー等のビデオゲームもありますが、

汎用アーケード筐体のゲームガンダムVSのみです。

タイトーステーション横浜西口五番街

低層にクレーンゲー、高層に音ゲーカードゲー等のビデオゲームが稼働しています

汎用アーケード筐体のゲームガンダムVSのみです。

namco横浜ビブレ

クレーンゲー専門店です。

最近ストリートファイターシリーズ最新作のアーケード版が稼働開始しましたが、

上記店舗では稼働予定がない状況です。

そして、新旧様々なビデオゲームが稼働していた、いわゆる昔ながらのゲーセンは、

ここ10余年の間にジワジワと減少し、2023年6月最後に全て閉店してしまいました。

西口五番街方面

アメリカングラフィティ(現 ソフトバンク横浜西口 ほか)2012年4月閉店

セブンアイランド(現 磯丸水産五番街店 ほか)2012年5月閉店

ゲームスペースジャンボ(現 濱いちもんめ横浜店)2015年5月閉店

フリーダム横浜(現 ビッグエコー横浜相鉄五番街店)2019年3月閉店

パソピアード横浜(現 福包酒場横浜西口店 ほか)2023年6月閉店

きた西口方面

ナムコプレイティキャロット横浜店(現 フレッシュネスバーガー横浜西口店(閉店))2014年1月閉店

岡野方面(旧東急ハンズ方面

アドアーズ横浜店(現 ファミリーマート横浜南幸二丁目店 ほか)2011年8月閉店

タイトーステーション横浜店(現 俺のフレンチ横浜 ほか)2015年3月閉店(移転横浜西口五番街店)

ハイテクランドセガブリーズ(現 伝兵衛南 ほか)2016年1月閉店

2023-12-29

anond:20231229120832

ジャップランド実質的社会主義国です。東証1部企業の8割にあたる約1830社で日銀筆頭株主だし、日本製造業他国に比べて雇用率が高い

NISAだってまぁ若者米国株買うでしょうけど、日本の株買ってねって意図は見て取れる

あとコロナ配慮

Yusaku Maezawa (MZ) 前澤 友作

こんなことするならマーケット止めたらいいのに。これが許されるなら個人追証も許されるべき。これはおかしい。。。

https://twitter.com/yousuck2020/status/1245684799743770624?s=21

日本経済新聞】株安による減損、見送り一部容認 金融庁コロナ配慮

https:///www.nikkei.com/article/DGXMZO57569350S0A400C2MM8000

上記ブクマカ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXMZO57569350S0A400C2MM8000/


金融庁新型コロナウイルス感染拡大による株安を受け、企業政策保有株(持ち合い株)の減損処理を見送ることを一部容認する。取得価格から50%程度までの下落の場合企業監査法人が新型コロナが影響した一時的な下落だと判断すれば、処理しなくてもよくなる。企業の柔軟な判断を認め、上場企業による発表が本格化する決算への影響を和らげる。


株式の減損は企業保有する株式資産価値が大きく下がった場合決算に反映させる仕組みだ。日本会計基準では持ち合い株や子会社株、社債などについて、取得したときに比べ期末の価格50%程度以上下落すれば、原則として減損処理が必要と定める。


一方で株価が30~50%下落した場合は、約1年以内に時価取得原価に近い水準まで回復すると見込めれば、減損処理しないことを認めている。


金融庁はこれに加え、30~50%下落した場合でも、企業監査法人が株や社債価格の下落を新型コロナによる一時的な要因と判断すれば減損処理しないことを認める方針だ。「会社ごとの合理的基準に沿っていれば訂正は求めない」という。


金融庁企業監査法人が現行ルールで認められている解釈あらためて確認する。売買目的保有する株式対象外となる。


なお、

『?』とかつけてくる なぞなぞ増田がおるので先に書いておくと、





 

 

資本主義敵対的姿勢は置いといて

日本平等を重んじる精神は素晴らしい。ジニ係数上がっているので賃金格差なんとかしよう

お互い様精神大事

2023-12-27

anond:20231226220557

西武ソフトバンク山川女性が表に出てないけどこれだけ問題になってるが

巨人坂本にいたっちゃ和解してるのに叩かれてるし

ジャニーズは男が被害者って点で大きく違うから参考にならんでしょ

2023-12-26

若年層では陰湿イジメ(というか犯罪)で強引に送金させるといった被害が発生

https://news.mynavi.jp/article/cashless_payment-38/

いまだPayPay使い続けてるのってヤンキーメガネ君だけだしなぁ

西高新聞によると、PayPayを使う場所1位が体育館裏、2位がトイレらしいので

カツアゲに使われているイメージが強すぎる。

スクールカーストビッグデータを一民間企業収集されるのはさすがにキモい

非PayPayユーザーが「コミュニティのなかで迷惑をかけないためにPayPayを使い始める」

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1556706.html

ソフトバンク戦略 反発かっても懲りない体質

いじめ助長するCMソフトバンクじゃないんだ』

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.youtube.com/watch?v=xaXpKQVKAHc

2023-12-22

[]ははあ、デキ婚

ソフトバンク大津亮介投手24)が22日、一般女性との結婚を発表し、

今年10月には第1子の男児が生まれいたことを明かした。

契約更改の会見で「今シーズン中に入籍しました。10月に第1子の男の子が生まれました」と語った。

この日行われた契約交渉では、1800万円増の来季年俸3000万円で更改。

ルーキーイヤーの今季は46試合登板し、2勝0敗、13ホールド防御率2・43をマークした。

来季は先発転向が決まっており、先発ローテーションと2桁勝利目標に掲げた。

家族も増えたことですし、今年の成績をはるかに上回る成績を残したい」と力を込めた。

2023-12-20

[]2023開幕センター5番正木の現状・・・

ソフトバンク正木智也外野手が19日、ペイペイドーム内の球団事務所交渉に臨み、100万円減の年俸1200万円で契約更改した。

今季は15試合に出場して1安打。夏場以降は右肩のリハビリに費やし「思うように野球ができず、悔しくてふがいないシーズンだった」と唇をかんだ。

2023-12-17

宗教上の理由

ソフトバンク経済圏楽天経済圏、イーロン経済圏

には触れられません

って人1億人はいそう

大谷の後払い・贅沢税回避問題について解説する

アメリカ大谷契約が叩かれている問題について簡単に。

大谷翔平の『97%後払い契約』にアメリカ人ブチギレ、大谷批判する声も(海外の反応

https://kaikore.blogspot.com/2023/12/97.html

 

贅沢税について

MLBでは戦力均衡の観点から「総年俸一定金額を超えた場合、金を徴収して機構に収める」という仕組みがある。

かなり複雑なので、詳しく知りたいかたは下記推奨。日本語で書かれたウェブ文書の中でたぶん一番詳しい。

MLBの贅沢税計算の仕組みを解説

https://felix-llc.com/what-is-luxury-tax-in-2023/

 

大谷契約がなぜ叩かれているのか

本来払うべき贅沢税を圧縮し、戦力均衡を傷つける行為であるとされるため。

具体的には、贅沢税を算出する際にインフレ率を考慮し、後払いの分は現在価値に換算して払うためというルールがあるためだ。

インフレが全くしていない社会日本は長いことデフレなので肌感としてはこちらに近いかもしれない)では、現在100万円と10年後の100万円の価値は変わらない。だが、年間3%のインフレをしている社会では通貨価値が年々目減りしていくので、現在100万円は10年後には74万4千円の価値しか持たない。贅沢税の計算は、このインフレ率を考慮して行われる。

分かりやすくするために極端に考えると、以下のような契約があったとする。

 

 

このとき100年後には現在の1円の価値が18.66分の1まで圧縮されるので、この選手年俸現在価値において5億3000万円と計算され、これが贅沢税の対象となる。球団100億円のうち94億7000万円圧縮でき、その分を補強に回せる形になる。

 

大谷契約場合

 

これを現在価値に換算すると以下のようになる。

年数支払われる金額インフレ率(複利現在価値
1200万ドル1200万ドル
2200万ドル1.03約194.17ドル
3200万ドル1.0609約188.51万ドル
4200万ドル1.092727約183.02万ドル
5200万ドル1.12550881177.69万ドル
6200万ドル1.159274074172.52万ドル
7200万ドル1.194052297約167.49万ドル
8200万ドル1.229873865約162.61万ドル
9200万ドル1.266770081約157.88万ドル
10200万ドル1.304773184約153.28ドル
116800万ドル1.343916379約5059.8万ドル
126800万ドル1.384233871約4912.4万ドル
136800万ドル1.425760887約4769.3万ドル
146800万ドル1.468533713約4630.4万ドル
156800万ドル1.512589725約4495.6万ドル
166800万ドル1.557967417約4364.6万ドル
176800万ドル1.604706439約4237.5万ドル
186800万ドル1.652847632約4114.1万ドル
196800万ドル1.702433061約3994.2万ドル
206800万ドル1.753506053約3877.9万ドル

 

ということで、合計すると大谷契約現在価値にして合計4億6千万ドルほどとなり、これを10で割った4600万ドルが贅沢税の対象として計上される。球団は浮いた分でほかの選手を補強でき、よりワールドチャンピオンに近づく(戦力均衡が破壊される)。

 

ブコメへの反応

cider_kondo よーわからんドジャースファン球団批判するなら分かるがそれ以外は意味不明。将来のキャップスペース(球団未来)を生贄に捧げて短期的な戦力確保を優先したという話であり、それ以上でもそれ以下でもなかろう

yunotanoro 大谷翔平が後払い契約をする事で、大谷翔平の現役生活中は毎年6800万ドル分他の選手を強化してドジャース最強時代を築き上げれるってバグ技が発生したってことか。引退後は暗黒期になる可能性もあるよな。

Futaro99 これって十年後に居ないオオタニの分のぜいたく税払うんだよね?それはそれで辛くないのか?

大谷年俸が贅沢税の対象になるのは、あくま契約が切れる10年後まで。年俸の総額を契約年数の10で割って年々支払っていくのだが、この「総額」を圧縮しているので問題となっている。

なので「将来(11年目以降)がつらい」「11年目以降を犠牲にして短期利得を得た」という話ではない。

 

kiki-maru ここ10数年ナリーグ西地区では一度だけ1ゲーム差で落とした以外は大抵大差で地区優勝してる金満球団ドジャースでこれをやればそりゃキレられる。

同感。ドジャース日本でいうと現在ソフトバンク、より正確に言えば80年代後半〜90年代前半の西武ライオンズみたいなもので、そこがリーグ最強選手を補強して贅沢税の支払いも圧縮しているので、そんな契約を結んだ大谷含め叩かれている。

  

なんで大谷はこんな契約を結んでるの?

大谷契約には後払い利子もないため、インフレが進むアメリカにおいてはもらえる金額が目減りするデメリットしかない。たぶん以下のような事情なのだろう。

 

 

贅沢税の算出方法は複雑怪奇なので、気になったかたは繰り返しになるが冒頭下のリンクを参照ください。

2023-12-14

[][]山川穂高を4年16億円超で獲得へ…大筋合意で週明けにも誕生

ソフトバンクが、西武から国内フリーエージェントFA)権を行使した山川穂高内野手(32)を獲得する見込みであることが13日、分かった。

この日、山川代理人と1時間ほど接触したとみられ、

大筋合意したもよう。

4年総額16億円超の好条件が有力だ。

早ければ週明けにも「ソフトバンク山川」が誕生する。

https://hochi.news/articles/20231213-OHT1T51198.html?page=1

2023-12-13

[][]FA山川穂高ソフトバンク入り秒読みでも…一切音沙汰なしのワケ

https://news.yahoo.co.jp/articles/39ba79b598f3e0037d286f72921990ec7529b480

山川は先月15日にFA宣言したものの、12現在、いまだ去就に関して一切の音沙汰がない。西武宣言残留容認する一方で、ソフトバンク三笠GMは、山川FA行使日に「コンディションを含め、もろもろをしっかり調査をしないといけない」と話したのみ。1カ月近く経っても獲得の話が聞こえてこないのだ。



ソフトバンクOBはこう言う。

球団調査機関を雇って、“身体検査”に入念な時間をかけているようです。

球団懸念しているのは、

訴訟沙汰になった女性問題以外に私生活トラブルを抱えていないか?』ということです。


女性金銭、交友関係などを心配している。

2023-12-12

[][]グーグル検索階数でダルビッシュらを抑えて1位に!

https://www.daily.co.jp/baseball/2023/12/11/0017119840.shtml

ソフトバンク11日、現役ドラフト日本ハムから移籍した長谷川威展投手入団会見を行った。 花咲徳栄から金沢学院大を経て、21年ドラフト6位

 また移籍先に関しては右の大砲を補強ポイントとするソフトバンクが有力とされる中、11月14日のFA宣言から早くも1か月近くが経過しても、目立った動きは伝わってこない。

 背景には獲得が有力視されているソフトバンクの慎重な姿勢も見え隠れする。球団フロントも不起訴になったとはいえ女性問題を起こした山川に関して、徹底調査を明言しており、いざ獲得したものの、その後、また新たな問題が浮上するとなれば球団が受けるダメージも大きい。ファンからの反発の声も強く、より慎重に調査を進めつつ、〝落としどころ〟を探っているようにも見受けられる。

2023-12-11

[]宣言残留

すでに昨年、FA日本ハムから移籍してきた近藤健介が背負っており、

山川入団から長くつけてきた「33」も新入団広瀬隆太(慶應大)に与えられた

すでに外国人補強で打線上積みを図っているとはいえ山川の去就が依然としてチーム浮上のカギを握っているのは間違いない。

https://news.biglobe.ne.jp/sports/1211/ckn_231211_4143034813.html

2023-12-08

[]中村晃「充実したシーズン現状維持の1.5億円で更改、4年ぶりのV奪還誓う|【西日本新聞me】

山川穂高が来たら押し出されるのはこの人。

まあ外野守ればいいか柳田近藤中村晃


ソフトバンクホークス中村晃「充実したシーズン現状維持の1.5億円で更改、4年ぶりのV奪還誓う|【西日本新聞me】

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1154930/


ソフトバンク】V奪回の「新戦力」? 数千万円規模で大浴場リニューアル

https://news.yahoo.co.jp/articles/b495b9516562d5f7ec92a4226f4df46fd3291e69

2023-12-05

anond:20231205105430

年俸35億らしいけど、ソフトバンク来るかな?

球界移籍情報精通する米球界関係者は「メジャー復帰するとは思わない。彼の名前は一切、聞いていない。またNPBプレーすべきでしょう」と否定的見解を示した。

https://full-count.jp/2023/12/04/post1481529/

anond:20231205005919

ソフトバンク載せるならその前のvodafone……の前のj-phoneも載せなきゃいけないじゃん

歴史教科書ドコモauソフトバンクを載せるべきか

何れは21世紀最初20年くらいの流れについても歴史教科書に載せる日が来るんだろうけど

でもここ20年の中でスマホの普及については絶対に触れた方がいいのはわかる

じゃあドコモauソフトバンクキャリア争い等も書いた方がいいんだろうか

docomo.ne.jpは去年に日本で3番目に多く訪問されたウェブサイトらしいし(googleが1位でyahooが2位)

yahoo教科書に載せた方がいいならソフトバンクについても記述した方がいいかもしれないし

2023-12-01

「Chat GPTを使ったことがない人は人生を悔い改めたほうがいい」

 この間、ソフトバンクの孫会長が「ChatGPTを使ったことがない人は人生を悔い改めたほうがいい」と何かのプレゼンで話していたらしいことを知った。

 見下されたように感じて正直腹がたったのだが、ちょうど女の子デートする予定がありどんなお店を選べばよいのかさっぱりだったので、ChatGPTに相談してみることにした。

  私「新宿駅周辺で女の子と夜に食事するのに適切なお店を教えてください。お互い大学生です。」

  ChatGPT「ぐるなびで調べるのが良いと思いますよ(要約)」

 生涯で彼女いた事無し22歳童貞の知見では手に負えないかビッグデータに頼ったのだが?無能やん。と、その時は思った。

 その後、その女の子告ったところ「あなたのことは恋愛とかそんな感じには見てない」的な理由で振られ、失意の中で卒業研究に励むある日、ふたたびChatGPTを使うこととなった。

 実験で得た複数データのばらつきを評価することになった。こういった評価には、標準偏差一般的に用いられている。標準偏差高校1年(数Ⅰ)で習う内容だが、なぜ標準偏差でばらつきが評価できるのか、恥ずかしながらよく理解していなかった。特に分散を求めるに当たりどうして2乗するのかサッパリだった。

 公式だけ知りたければGoogle検索で十分だ。しかし、その公式の成り立ちや意味を調べようととしたときGoogleオンリーだと結構難しくて時間がかる。複数サイトを巡り、様々な情報を関連付けながら理解する必要があるからだ。

 というわけでChatGPTの出番が来た。

私「標準偏差の求め方について教えてください」

ChatGPT「標準偏差は、データセット内の個々のデータ点が平均からどれだけばらついているかを示す尺度です。標準偏差を求める基本的な手順は〜(手順を5ステップに分けて丁寧にわかやす説明してくれる)」

私「分かりやす説明してくれてありがとうございます分散を求める過程で、なぜ平均の2乗するのでしょうか。」

ChatGPT「平均を2乗する理由は、主に以下の2つの目的があります。1.負の値の影響を排除する 2.ばらつきの大きさを強調する 〜中略〜 そして、標準偏差はその平方根を取ることで、元のスケールに戻します。」

私「なるほど!標準偏差は元のスケールに戻っているから、母集団と同じ単位で扱ってよいのですね?」

ChatGPT「はい、そのとおりです!」

 目から鱗だった。コイツ有能じゃないか。私は学習塾バイトをしているのだが、私が生徒に教えるよりも、教室にあるiPad渡して「chatGPTに聞いて」と言ったほうがよっぽど分かりやすくて良いじゃないかと。「AI仕事を取られる!」と巷は大騒ぎだが、まさか自分仕事が、直ちに危機的状況にあるとは思っていなかった。

 しかしながら、実際に塾講師仕事絶滅することは無いと思われる。塾講師仕事は「生徒にわからない所を教えること」と思われがちだが、実際には生徒のマネージャーという意味合いが大きいかである

 生徒が苦手な問題を見つけてカリキュラムを考える事はもちろん、宿題をやってこない生徒に居残りさせるとか、授業中に雑談したりスマホ弄ることを止めさせるとか、そういったフィジカルで泥臭い仕事結構多い。そして、泥臭くて人間臭い仕事は、AIよりも人間が得意とする分野だ。

 例えば、居残りしなければならない生徒が、授業後にしれっと帰ろうとしているとする。スマホの中にいるChatGPTが「居残りしましょう」とアラームを鳴らすのと、おいおい何帰ろうとしてるのかな?と生身の先生が声をかけるのとでは、生徒に与えられるプレッシャー結構違うのではないだろうか。

 大抵の児童/生徒はなかなか自主的勉強できないものである自主的勉強できない生徒や児童勉強やらせるためには、適度なストレスをかける必要がある。ここで言う「ストレス」とは、叱りまくって体罰を与えるような暴力的ものではなく、自宅のリビングとは違って少し緊張感を感じる自習スペースとか、宿題テスト出来栄えを授業で毎回チェックされるとか、そういったものである。そして、生徒の肉体的/精神的な体調を考慮しながら、適度なストレス子供にかけるという価値は、学習塾提供する価値として大きなウェイトを占めており、それは生身の人間からこそできるものである

 そういった感じで、今後は生徒のマネジメント業としての性格が強くなりながら、学習塾ビジネスは今後も残り続けるものと思われる。多少なりとも雇用は減るだろうが、学生バイト講師募集が減るくらいだろうし、(私の塾では)どの教室万年人手不足なのでむしろ好都合だろう。

 あと数ヶ月で辞めてしまバイトだが、私は自分仕事価値を感じられて満足した。しかし、研究室を出て駅に向かう道中、歩きながらもうしばらく考えたときAI教育に与える影響はかなりヤバイのではないかと思うようになった。

 私は近い未来について、こんな想像をした。

 近い未来、というより現時点で既ににそうなっているが、分からないところを教えるのはAIがやってくれる。お金時間もかからないChatGPTが、塾や学校先生より分かりやす解説してくれる。自主的勉強できる子供はchatGPTを始めとしたAIをどんどん活用し、今まで以上に短い時間と少ない出費で、ぐんぐん成績を伸ばしていく。家庭では子供勉強にかかるコストを抑えられるからスポーツなどの課外活動によりお金をかけることができる。子供課外活動で様々な経験を得られ、勉強以外の能力もどんどん身につき、文武両道エリートとして育っていく。

 しかし、自主的勉強できない不まじめな生徒はどうだろうか。自主的勉強をやらないためプロによるマネジメント必要とし、学習塾に入れられることになる。学習塾での勉強金銭的にも時間的にも重荷だが、AI活用できる優秀な生徒には追いつけず、何もしないよりはマシな程度に留まってしまう。一方課外活動については、学習面にかかる金銭的・時間的なコストの圧迫を受け、こちらも満足いかないものになり、中途半端レベルに留まってしまう。

 子供大人に成長し、社会に出てからもそれは続く。要領がよくやる気がある人間は、学生時代から使い慣れたAI活用して沢山のことを学びながら、ガンガン仕事をさばいていく。それができない人間は取り残され、仕事を選べなくなり、さら希望を失う。「AI仕事を奪われる」と言われるものの、実際に仕事を奪うのはAIのものではなく、AIにより教育されたエリートである

 もちろん、こういった格差はずっと昔からあった。そして、今現在もある。だが、これがAIによってますますエスカレートしたらどうなるか。

 現在日本は、大学新卒以降になると格差を覆すことが難しい社会である。だがそれは、居住地や親の太さなどの運要素はあるものの、一念発起して大学受験と新卒就活さえ頑張れば、何とか逆転できる社会でもある。

 しかし、それがAIにより教育格差が促進され、小学校卒業時点に開いた差が永遠にまらないような社会になってしまわないだろうか。思春期が過ぎ、自分性格理解しながら理性を持って行動できるようになる頃、心を入れ替えて頑張ろうと思ったとしても、その時には何もかもがAIエリートには敵わなくて格差を覆せない。そんな状況になってしまわないだろうか。

 10歳かそこら、いや、それよりも幼い年齢の時に、何かに興味を持つような性格か否か。自主性を持って物事に取り組めるか否か。新しいものを工夫して使おうと思うか否か。そして、これらの重要性を理解し、子供誘導できる力量の両親をもっているか否か。

 未熟な子供時代性格と、両親の教育レベルの違いが、大きな格差を決定させてしま社会。人として成熟した頃に気づいたとしても、何も為す術が無いような社会。そして、それが世代を重ねるごとに加速してゆく社会

 日が早く沈んだ夕方の頃、研究室からバイト先に向かう電車の中で、そんな不安を感じた。

「Chat GPTを使ったことがない人は人生を悔い改めたほうがいい」

 この間、ソフトバンクの孫会長が「ChatGPTを使ったことがない人は人生を悔い改めたほうがいい」と何かのプレゼンで話していたらしいことを知った。

 見下されたように感じて正直腹がたったのだが、ちょうど女の子デートする予定がありどんなお店を選べばよいのかさっぱりだったので、ChatGPTに相談してみることにした。

  私「新宿駅周辺で女の子と夜に食事するのに適切なお店を教えてください。お互い大学生です。」

  ChatGPT「ぐるなびで調べるのが良いと思いますよ(要約)」

 生涯で彼女いた事無し22歳童貞の知見では手に負えないかビッグデータに頼ったのだが?無能やん。と、その時は思った。

 その後、その女の子告ったところ「あなたのことは恋愛とかそんな感じには見てない」的な理由で振られ、失意の中で卒業研究に励むある日、ふたたびChatGPTを使うこととなった。

 実験で得た複数データのばらつきを評価することになった。こういった評価には、標準偏差一般的に用いられている。標準偏差高校1年(数Ⅰ)で習う内容だが、なぜ標準偏差でばらつきが評価できるのか、恥ずかしながらよく理解していなかった。特に分散を求めるに当たりどうして2乗するのかサッパリだった。

 公式だけ知りたければGoogle検索で十分だ。しかし、その公式の成り立ちや意味を調べようととしたときGoogleオンリーだと結構難しくて時間がかる。複数サイトを巡り、様々な情報を関連付けながら理解する必要があるからだ。

 というわけでChatGPTの出番が来た。

私「標準偏差の求め方について教えてください」

ChatGPT「標準偏差は、データセット内の個々のデータ点が平均からどれだけばらついているかを示す尺度です。標準偏差を求める基本的な手順は〜(手順を5ステップに分けて丁寧にわかやす説明してくれる)」

私「分かりやす説明してくれてありがとうございます分散を求める過程で、なぜ平均の2乗するのでしょうか。」

ChatGPT「平均を2乗する理由は、主に以下の2つの目的があります。1.負の値の影響を排除する 2.ばらつきの大きさを強調する 〜中略〜 そして、標準偏差はその平方根を取ることで、元のスケールに戻します。」

私「なるほど!標準偏差は元のスケールに戻っているから、母集団と同じ単位で扱ってよいのですね?」

ChatGPT「はい、そのとおりです!」

 目から鱗だった。コイツ有能じゃないか。私は学習塾バイトをしているのだが、私が生徒に教えるよりも、教室にあるiPad渡して「chatGPTに聞いて」と言ったほうがよっぽど分かりやすくて良いじゃないかと。「AI仕事を取られる!」と巷は大騒ぎだが、まさか自分仕事が、直ちに危機的状況にあるとは思っていなかった。

 しかしながら、実際に塾講師仕事絶滅することは無いと思われる。塾講師仕事は「生徒にわからない所を教えること」と思われがちだが、実際には生徒のマネージャーという意味合いが大きいかである

 生徒が苦手な問題を見つけてカリキュラムを考える事はもちろん、宿題をやってこない生徒に居残りさせるとか、授業中に雑談したりスマホ弄ることを止めさせるとか、そういったフィジカルで泥臭い仕事結構多い。そして、泥臭くて人間臭い仕事は、AIよりも人間が得意とする分野だ。

 例えば、居残りしなければならない生徒が、授業後にしれっと帰ろうとしているとする。スマホの中にいるChatGPTが「居残りしましょう」とアラームを鳴らすのと、おいおい何帰ろうとしてるのかな?と生身の先生が声をかけるのとでは、生徒に与えられるプレッシャー結構違うのではないだろうか。

 大抵の児童/生徒はなかなか自主的勉強できないものである自主的勉強できない生徒や児童勉強やらせるためには、適度なストレスをかける必要がある。ここで言う「ストレス」とは、叱りまくって体罰を与えるような暴力的ものではなく、自宅のリビングとは違って少し緊張感を感じる自習スペースとか、宿題テスト出来栄えを授業で毎回チェックされるとか、そういったものである。そして、生徒の肉体的/精神的な体調を考慮しながら、適度なストレス子供にかけるという価値は、学習塾提供する価値として大きなウェイトを占めており、それは生身の人間からこそできるものである

 そういった感じで、今後は生徒のマネジメント業としての性格が強くなりながら、学習塾ビジネスは今後も残り続けるものと思われる。多少なりとも雇用は減るだろうが、学生バイト講師募集が減るくらいだろうし、(私の塾では)どの教室万年人手不足なのでむしろ好都合だろう。

 あと数ヶ月で辞めてしまバイトだが、私は自分仕事価値を感じられて満足した。しかし、研究室を出て駅に向かう道中、歩きながらもうしばらく考えたときAI教育に与える影響はかなりヤバイのではないかと思うようになった。

 私は近い未来について、こんな想像をした。

 近い未来、というより現時点で既ににそうなっているが、分からないところを教えるのはAIがやってくれる。お金時間もかからないChatGPTが、塾や学校先生より分かりやす解説してくれる。自主的勉強できる子供はchatGPTを始めとしたAIをどんどん活用し、今まで以上に短い時間と少ない出費で、ぐんぐん成績を伸ばしていく。家庭では子供勉強にかかるコストを抑えられるからスポーツなどの課外活動によりお金をかけることができる。子供課外活動で様々な経験を得られ、勉強以外の能力もどんどん身につき、文武両道エリートとして育っていく。

 しかし、自主的勉強できない不まじめな生徒はどうだろうか。自主的勉強をやらないためプロによるマネジメント必要とし、学習塾に入れられることになる。学習塾での勉強金銭的にも時間的にも重荷だが、AI活用できる優秀な生徒には追いつけず、何もしないよりはマシな程度に留まってしまう。一方課外活動については、学習面にかかる金銭的・時間的なコストの圧迫を受け、こちらも満足いかないものになり、中途半端レベルに留まってしまう。

 子供大人に成長し、社会に出てからもそれは続く。要領がよくやる気がある人間は、学生時代から使い慣れたAI活用して沢山のことを学びながら、ガンガン仕事をさばいていく。それができない人間は取り残され、仕事を選べなくなり、さら希望を失う。「AI仕事を奪われる」と言われるものの、実際に仕事を奪うのはAIのものではなく、AIにより教育されたエリートである

 もちろん、こういった格差はずっと昔からあった。そして、今現在もある。だが、これがAIによってますますエスカレートしたらどうなるか。

 現在日本は、大学新卒以降になると格差を覆すことが難しい社会である。だがそれは、居住地や親の太さなどの運要素はあるものの、一念発起して大学受験と新卒就活さえ頑張れば、何とか逆転できる社会でもある。

 しかし、それがAIにより教育格差が促進され、小学校卒業時点に開いた差が永遠にまらないような社会になってしまわないだろうか。思春期が過ぎ、自分性格理解しながら理性を持って行動できるようになる頃、心を入れ替えて頑張ろうと思ったとしても、その時には何もかもがAIエリートには敵わなくて格差を覆せない。そんな状況になってしまわないだろうか。

 10歳かそこら、いや、それよりも幼い年齢の時に、何かに興味を持つような性格か否か。自主性を持って物事に取り組めるか否か。新しいものを工夫して使おうと思うか否か。そして、これらの重要性を理解し、子供誘導できる力量の両親をもっているか否か。

 未熟な子供時代性格と、両親の教育レベルの違いが、大きな格差を決定させてしま社会。人として成熟した頃に気づいたとしても、何も為す術が無いような社会。そして、それが世代を重ねるごとに加速してゆく社会

 日が早く沈んだ夕方の頃、研究室からバイト先に向かう電車の中で、そんな不安を感じた。

2023-11-29

iPhoneがなぜ日本人に受け入れられたか


なんとなくこの業界に関わってきたので、どうして日本でこんなにiPhoneが支持されるようになったのか、ちょっと書いてみたいと思う。ちなみに俺は今は亡きS社(今は完全に消滅して、かつての本社市役所になっている)でPHS(みんな覚えてる?)の開発に携わったのが最初。その後は出向で三浦半島の先の方で怒りのデスロードみたいな経験をしたり転職して某関西メーカーAndroidやったり。当時一緒にやってた人たちの一部は京セラに行ったけど、大体はどこに行ったか知らない。とにかく日本の一大産業であった携帯電話基地局生産や開発に一通り関わってきて、その衰退とともに生きてきました。

 

で、よく知られているように日本携帯電話1999年iモードの導入から劇的に進歩し、ネットが見れるだけでなく、カメラも付きラジオも聞け非接触決済もできて音楽を聞いてテレビまで見れて、もちろん防水でアプリまで動かすことができた。カッチリ作られた二つ折りやスライド機構は触ってるだけで楽しかったし、こんな携帯日本メーカー以外どこも作れなかった。

 

まあそれがガラパゴスと言われて後々の衰退につながるんだけど、実際はドコモガラパゴスを良しとしてなくて、iモードを普及させようとして海外携帯キャリアガンガン出資していたし(その大半が失敗して莫大な損失が生じた)、ドコモ進出と同時に日本メーカーは高機能携帯世界に売り込もうとした。でも結局どれもうまく行かなかった。なんとか海外地盤を築いていたのはソニー・エリクソン三洋くらいで、三洋アメリカスプリントCDMA携帯を輸出してそこそこのシェアを取っていた。ライヴァルであるモトローラとかサムスン携帯を買って研究していたのが懐かしい。

 

後にAndroidiPhoneがすごい勢いでエコシステム世界に広げていくのを見ると、どうしてiモードにはそれができなかったのかなと思ったりする。まあでも日本メーカーの小さな筐体にぎっちりと機能の詰まった携帯は、個人的にはサイバーでありジョリーグッドで今でも好きなのだが、海外はいまいち受けなかったし、ドコモおんぶにだっこで儲けていたNECやらパナやら富士通は、お付き合い程度にしか海外進出をする気もなかったようだ。

 

当時すでにスマートフォン海外ではそこそこ普及しており、SymbianとかPocketPCとかBlackBerryなんかの端末は結構海外ビジネスマンは使っていた。しか日本はいわゆる「ガラケー」のデキが良すぎてほとんど普及せず。シャープWindowsCEを積んだW-ZERO3を出してたくらい(持ってた)。

 

で、2010年追記2008年の間違いだった、申し訳ない)ついにiPhone日本で発売。もちろん俺は買った。当時ソフトバンクの独占発売だった。よく知られているように、当時の論調は「iPhoneより日本ガラケーの方がずっと高機能」で、こんなものは驚異にはならないという話だった。確かにiPhoneはすぐに電池が切れるし、FeliCaも防水もワンセグもなし。文章コピペもできないダメケータイだった。実のところ俺自身も使ってみて、こんなダサいもの日本携帯に勝てるもんかと思った。しかソフトバンクiPhone未来イメージシンプルで安い料金プランでガンガン攻めてきて、audocomo対応せざるを得なかった。

 

まもなくシャープ富士通東芝ソニーNECなどが次々とAndroidスマホ発売。このあたりの大混乱の思い出はブコメでもよく見るけど、未だにどうしてこうなったんだと思わざるを得ない体たらくだった。iPhoneに対抗するためにキャリアワンセグFeliCaの搭載を求めたために、開発は難航。第一Androidの開発をしたことがある人なんていなかったし、そもそもスマホなんて作ったことなかったのだった。納期に間に合わせるためにやっつけて作ったソフト不具合連発。一体何であんなもんを作ったのか未だにわからない、メガネケヱスと言われて1円でばらまかれたシャープの端末、まともに動いた時間のほうが少ないと言われたレグザフォン、ホッカイロスマホと言われ東京湾在庫が沈められたと噂されたアローズ。この頃俺は端末の開発からは遠ざかっていたけど、何人が死んでるんだろうと思うくらい現場悲惨だったようだ。

 

それでも各社はなんとしてでもiPhoneに抗おうと必死だったようだ。AndroidiOSはほぼ同時期に出てきているんだけど、端末開発では若干iOSが先んじたが、実際のところ世界ではスマホシェアはあっという間にAndroidiPhoneを抜き去っている。しか日本Android勢はソニーエリクソンを除けば総崩れで、iPhoneを扱うソフトバンクへの流出が止まらない。まずauiPhone4を扱うことに。docomoは当初ツートップ戦略というサムスンソニースマホで推す作戦に出たが、それによってパナやNECといった古くから携帯を作ってきたメーカーが脱落。その後2013年Appleに屈した。その契約屈辱的な内容だったらしく、日経は「不平等条約」と書いた。専用の売り場を設けたりといったよく知られている事に加えて、一説によると販売する端末の3~4割がiPhoneでなければならないとか、iPhoneのために莫大な広告宣伝費負担するなどである。未だに日本ではiPhoneが発売されるとaudocomoiPhoneCMを流すが、あれにはAppleは1銭も出していない。全部キャリアの持ち出しである。彼らの強欲なやり方を告発した、「アップル帝国の正体」という本が出たのもこの頃だ。

 

結局の所キャリア各社はこの契約を履行するために、iPhone用のお得な料金プランや分割購入プランを作り、窓口でも積極的に売り込んだ。初期のAndroidスマホのできの悪さを見聞きしてきた人たちは一斉に乗り換えていった。キャリアはいままで苦楽をともにしてきた日本メーカーをあっさりと見捨ててApple推しまくった。この頃はAndroidの開発もこなれてきて割とマシなスマホ日本メーカーも作れるようになってきたが、もうキャリア消費者も見向きもしなかったのだ。実際iPhoneは使いやすかったし、膨大なCM提灯記事キャリアショップのど真ん中で扱われたことで、もうスマホを買うことはiPhoneを買うことと同じくなっていく。

 

もうこうなるとiPhoneなしでは全くキャリア戦略は成り立たない。今に至るまでApple契約した屈辱的な関係を捨てることはできず、結局の所3キャリアAppleの言いなりになって莫大な国富を貢ぎ続けた。まあ彼らのやり方がうまかったといえばそうなんだが、こんな事になってしまった国は日本くらいで、いまやアメリカをもしのぎ世界で最もiOSシェアの高い国である。他の国ではiPhoneは一部の富裕層の持ち物であり、安くて高性能なAndroidスマホがとっくに主流になっている。iPhoneはそのCPUを除けばもうすでにイノベーションからは周回遅れであり、中国メーカーの作るAndroidがいまや先端を突っ走っているが、日本ではなぜか多くの人がiPhone最先端で最高性能と信じ続けた。

 

結果として、この給料のまるで上がらない国で、値段が上がり続けるiPhoneは売れ続け、日経が「最新のiPhone日本人平均給与の6割」という記事を書くまでになった。まあ別に何を買おうと勝手なのだけど、貧困女子といったタイトルがつく報道カップラーメンをすすっている人が持っているスマホが、10万円近いiPhoneだったりするどこか歪んだ社会になってしまった。最近も同僚から家族みんなでiPhoneを買い換えるので40万かかる」との嘆きを聴いた。OPPOあたりにしとけば全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。

 

とにかく日本キャリア総務省の顔色を伺いながらiPhoneを売るだけのAppleポチになってしまった。audocomo傲慢な連中だったが(もっと言えばNECもパナもry)、Appleはそれに輪をかけて傲慢クズ会社である。彼らが電気電子産業が壊滅した焼け野原日本から、ケツの毛一本までも利益をむしり取っていく現状は悲劇しか言いようがない。一社支配的な力を持つ市場はろくなことにならないという証左であろうが、もっともそのクソに完膚なきまでに負けたのも我々である。ほんとすみません

 

俺は岐阜のS社の研究所と虎ノ門DDIポケット本社を往復してた時代から、百花繚乱のごとく日本携帯が咲き乱れた黄金期を生きて、それらが全部Appleになぎ倒されていく歴史の中に身を置き、どうしてこうなってしまったのか、どこでどうしたら良かったのかと今も思う。しばらくはiPhoneに使われる部品日本製が多かったが、今や台湾韓国にも負けてしまった。スマホCPUを作れたのはルネサスだけでそれも一世代消滅メモリ液晶もだめになって、今やNANDとMLCCくらいか。最終製品を失った日本にもう一度半導体をと言っても虚しく響く。

iPhoneがなぜ日本人に受け入れられたか


なんとなくこの業界に関わってきたので、どうして日本でこんなにiPhoneが支持されるようになったのか、ちょっと書いてみたいと思う。ちなみに俺は今は亡きS社(今は完全に消滅して、かつての本社市役所になっている)でPHS(みんな覚えてる?)の開発に携わったのが最初。その後は出向で三浦半島の先の方で怒りのデスロードみたいな経験をしたり転職して某関西メーカーAndroidやったり。当時一緒にやってた人たちの一部は京セラに行ったけど、大体はどこに行ったか知らない。とにかく日本の一大産業であった携帯電話基地局生産や開発に一通り関わってきて、その衰退とともに生きてきました。

 

で、よく知られているように日本携帯電話1999年iモードの導入から劇的に進歩し、ネットが見れるだけでなく、カメラも付きラジオも聞け非接触決済もできて音楽を聞いてテレビまで見れて、もちろん防水でアプリまで動かすことができた。カッチリ作られた二つ折りやスライド機構は触ってるだけで楽しかったし、こんな携帯日本メーカー以外どこも作れなかった。

 

まあそれがガラパゴスと言われて後々の衰退につながるんだけど、実際はドコモガラパゴスを良しとしてなくて、iモードを普及させようとして海外携帯キャリアガンガン出資していたし(その大半が失敗して莫大な損失が生じた)、ドコモ進出と同時に日本メーカーは高機能携帯世界に売り込もうとした。でも結局どれもうまく行かなかった。なんとか海外地盤を築いていたのはソニー・エリクソン三洋くらいで、三洋アメリカスプリントCDMA携帯を輸出してそこそこのシェアを取っていた。ライヴァルであるモトローラとかサムスン携帯を買って研究していたのが懐かしい。

 

後にAndroidiPhoneがすごい勢いでエコシステム世界に広げていくのを見ると、どうしてiモードにはそれができなかったのかなと思ったりする。まあでも日本メーカーの小さな筐体にぎっちりと機能の詰まった携帯は、個人的にはサイバーでありジョリーグッドで今でも好きなのだが、海外はいまいち受けなかったし、ドコモおんぶにだっこで儲けていたNECやらパナやら富士通は、お付き合い程度にしか海外進出をする気もなかったようだ。

 

当時すでにスマートフォン海外ではそこそこ普及しており、SymbianとかPocketPCとかBlackBerryなんかの端末は結構海外ビジネスマンは使っていた。しか日本はいわゆる「ガラケー」のデキが良すぎてほとんど普及せず。シャープWindowsCEを積んだW-ZERO3を出してたくらい(持ってた)。

 

で、2010年追記2008年の間違いだった、申し訳ない)ついにiPhone日本で発売。もちろん俺は買った。当時ソフトバンクの独占発売だった。よく知られているように、当時の論調は「iPhoneより日本ガラケーの方がずっと高機能」で、こんなものは驚異にはならないという話だった。確かにiPhoneはすぐに電池が切れるし、FeliCaも防水もワンセグもなし。文章コピペもできないダメケータイだった。実のところ俺自身も使ってみて、こんなダサいもの日本携帯に勝てるもんかと思った。しかソフトバンクiPhone未来イメージシンプルで安い料金プランでガンガン攻めてきて、audocomo対応せざるを得なかった。

 

まもなくシャープ富士通東芝ソニーNECなどが次々とAndroidスマホ発売。このあたりの大混乱の思い出はブコメでもよく見るけど、未だにどうしてこうなったんだと思わざるを得ない体たらくだった。iPhoneに対抗するためにキャリアワンセグFeliCaの搭載を求めたために、開発は難航。第一Androidの開発をしたことがある人なんていなかったし、そもそもスマホなんて作ったことなかったのだった。納期に間に合わせるためにやっつけて作ったソフト不具合連発。一体何であんなもんを作ったのか未だにわからない、メガネケヱスと言われて1円でばらまかれたシャープの端末、まともに動いた時間のほうが少ないと言われたレグザフォン、ホッカイロスマホと言われ東京湾在庫が沈められたと噂されたアローズ。この頃俺は端末の開発からは遠ざかっていたけど、何人が死んでるんだろうと思うくらい現場悲惨だったようだ。

 

それでも各社はなんとしてでもiPhoneに抗おうと必死だったようだ。AndroidiOSはほぼ同時期に出てきているんだけど、端末開発では若干iOSが先んじたが、実際のところ世界ではスマホシェアはあっという間にAndroidiPhoneを抜き去っている。しか日本Android勢はソニーエリクソンを除けば総崩れで、iPhoneを扱うソフトバンクへの流出が止まらない。まずauiPhone4を扱うことに。docomoは当初ツートップ戦略というサムスンソニースマホで推す作戦に出たが、それによってパナやNECといった古くから携帯を作ってきたメーカーが脱落。その後2013年Appleに屈した。その契約屈辱的な内容だったらしく、日経は「不平等条約」と書いた。専用の売り場を設けたりといったよく知られている事に加えて、一説によると販売する端末の3~4割がiPhoneでなければならないとか、iPhoneのために莫大な広告宣伝費負担するなどである。未だに日本ではiPhoneが発売されるとaudocomoiPhoneCMを流すが、あれにはAppleは1銭も出していない。全部キャリアの持ち出しである。彼らの強欲なやり方を告発した、「アップル帝国の正体」という本が出たのもこの頃だ。

 

結局の所キャリア各社はこの契約を履行するために、iPhone用のお得な料金プランや分割購入プランを作り、窓口でも積極的に売り込んだ。初期のAndroidスマホのできの悪さを見聞きしてきた人たちは一斉に乗り換えていった。キャリアはいままで苦楽をともにしてきた日本メーカーをあっさりと見捨ててApple推しまくった。この頃はAndroidの開発もこなれてきて割とマシなスマホ日本メーカーも作れるようになってきたが、もうキャリア消費者も見向きもしなかったのだ。実際iPhoneは使いやすかったし、膨大なCM提灯記事キャリアショップのど真ん中で扱われたことで、もうスマホを買うことはiPhoneを買うことと同じくなっていく。

 

もうこうなるとiPhoneなしでは全くキャリア戦略は成り立たない。今に至るまでApple契約した屈辱的な関係を捨てることはできず、結局の所3キャリアAppleの言いなりになって莫大な国富を貢ぎ続けた。まあ彼らのやり方がうまかったといえばそうなんだが、こんな事になってしまった国は日本くらいで、いまやアメリカをもしのぎ世界で最もiOSシェアの高い国である。他の国ではiPhoneは一部の富裕層の持ち物であり、安くて高性能なAndroidスマホがとっくに主流になっている。iPhoneはそのCPUを除けばもうすでにイノベーションからは周回遅れであり、中国メーカーの作るAndroidがいまや先端を突っ走っているが、日本ではなぜか多くの人がiPhone最先端で最高性能と信じ続けた。

 

結果として、この給料のまるで上がらない国で、値段が上がり続けるiPhoneは売れ続け、日経が「最新のiPhone日本人平均給与の6割」という記事を書くまでになった。まあ別に何を買おうと勝手なのだけど、貧困女子といったタイトルがつく報道カップラーメンをすすっている人が持っているスマホが、10万円近いiPhoneだったりするどこか歪んだ社会になってしまった。最近も同僚から家族みんなでiPhoneを買い換えるので40万かかる」との嘆きを聴いた。OPPOあたりにしとけば全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。

 

とにかく日本キャリア総務省の顔色を伺いながらiPhoneを売るだけのAppleポチになってしまった。audocomo傲慢な連中だったが(もっと言えばNECもパナもry)、Appleはそれに輪をかけて傲慢クズ会社である。彼らが電気電子産業が壊滅した焼け野原日本から、ケツの毛一本までも利益をむしり取っていく現状は悲劇しか言いようがない。一社支配的な力を持つ市場はろくなことにならないという証左であろうが、もっともそのクソに完膚なきまでに負けたのも我々である。ほんとすみません

 

俺は岐阜のS社の研究所と虎ノ門DDIポケット本社を往復してた時代から、百花繚乱のごとく日本携帯が咲き乱れた黄金期を生きて、それらが全部Appleになぎ倒されていく歴史の中に身を置き、どうしてこうなってしまったのか、どこでどうしたら良かったのかと今も思う。しばらくはiPhoneに使われる部品日本製が多かったが、今や台湾韓国にも負けてしまった。スマホCPUを作れたのはルネサスだけでそれも一世代消滅メモリ液晶もだめになって、今やNANDとMLCCくらいか。最終製品を失った日本にもう一度半導体をと言っても虚しく響く。

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