というわけで今回はセガサターンミニが実現すれば入るであろうソフト、入ってほしいソフトをセレクトしてみた。
まず便宜的にセガがパブリッシャーのゲームを20本、セガ以外のゲームの20本とする。メガドラミニよりはややサードパーティーの比率が増えることになる。
さらに以下の縛りを設ける。
タイトル | 開発 | 発売 | 発売日 | ジャンル | 読者レース 順位 採点 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
魔法騎士レイアース | セガ | セガ | 1995年8月25日 | RPG | 62位 9.0684 | 版権モノ |
ばくばくアニマル | セガ | セガ | 1995年11月10日 | パズル | 344位 8.1548 | AC(ST-V基板)からの移植 |
バーチャファイター2 | セガ | セガ | 1995年12月1日 | 対戦格闘 | 45位 9.2349 | ACからの移植 |
クロックワークナイト ペパルーチョの福袋 | セガ | セガ | 1995年12月15日 | プラットフォームアクション | ||
ガーディアンヒーローズ | トレジャー | セガ | 1996年1月26日 | ベルトスクロールアクション | 197位 8.5991 | |
パンツァードラグーン ツヴァイ | セガ | セガ | 1996年3月22日 | 3Dシューティング | 48位 9.2241 | |
ドラゴンフォース | セガ | セガ | 1996年3月29日 | 戦略シミュレーション | 204位 8.587 | PS2移植版あり |
NiGHTS | セガ | セガ | 1996年7月5日 | アクション | 49位 9.2161 | PS2など移植版あり |
デカスリート | セガ | セガ | 1996年7月12日 | スポーツ | 273位 8.384 | AC(ST-V基板)からの移植 |
サクラ大戦 | セガ | セガ | 1996年9月27日 | アドベンチャー | 24位 9.3755 | DC等移植版あり |
MR.BONES | Zono | セガ | 1996年9月30日 | アクション | 282位 8.345 | |
ファイターズメガミックス | セガ | セガ | 1996年12月21日 | 格闘 | 119位 8.8456 | |
デイトナUSA CIRCUIT EDITION | セガ | セガ | 1997年1月24日 | レース | 196位 8.5991 | |
ダイナマイト刑事 | セガ | セガ | 1997年1月24日 | ベルトスクロールアクション | 370位 8.0783 | PS2移植版あり |
ADVANCED WORLD WAR ~千年帝国の興亡~ | セガ | セガ | 1997年3月20日 | 戦略シミュレーション | 28位 9.35 | |
ソニックR | Traveller's Tales | セガ | 1997年12月4日 | レース | 391位 8.014 | PS2等移植版あり |
シャイニングフォースIII 3部作 | キャメロット | セガ | 1997年12月11日~ | RPG | ||
AZEL -パンツァードラグーンRPG- | セガ | セガ | 1998年1月29日 | RPG | 17位 9.4304 | |
バーニングレンジャー | セガ | セガ | 1998年2月26日 | 3Dアクション | 109位 8.9042 | |
せがた三四郎 真剣遊戯 | エコール | セガ | 1998年10月29日 | ミニゲーム集 | 577位 7.288 |
『レイアース』はキャラゲーながら、SSの初期において最も評判の良かったRPGのひとつである。キャラゲーも収録できることはメガドラミニで証明されているため、今回のリストに加えた。『ばくばくアニマル』は落ち物パズル枠。サターン互換基板のST-Vで動いていたアーケードからの移植作。『バーチャ2』はSSのローンチタイトルである『バーチャ1』と迷ったが、セガ初の国内ミリオンセラー樹立という記念碑的なタイトルであり、1995年の年末商戦におけるSSのひとときの勝利を牽引した存在でもある。『クロックワークナイト』は既発売の上下分作をまとめたもの。収録されている『クロックワークナイト ~ペパルーチョの大冒険・上巻~』はローンチではないもののハード発売から2週間後に発売されたというハード初期に強い印象を残したタイトル。『ガーディアンヒーローズ』はトレジャー枠。Xbox 360でHD版が配信されたが、プレイできる環境はさほど多くない。『NiGHTS』はソニックチームが開発したSSを代表する新規IP。でもこれ入れるならコントローラーはマルコン必須になるね。『デカスリート』は気楽に遊べるゲーム枠。アーケード版はST-V基板。コンビニ専売だった『MR.BONES』は洋ゲー枠。『ファイターズメガミックス』は移植作ではないSS独自の格闘ゲームということでリストアップ。『デイトナUSA CE』は出来のよろしくなかった無印版とは違い、SS版『セガラリー・チャンピオンシップ』のスタッフが手掛けた再移植+追加要素版。権利関係が問題ない場合『セガラリー』でも良い。『ダイナマイト刑事』はこちらもアーケード版はST-V基板。『ソニックR』はSSでは貴重なソニック枠であり、洋ゲー枠でもある。『AZEL』は既に『ツヴァイ』もリストアップしてるパンツァードラグーンシリーズの一作だが、ジャンルが違うから入れてもいいだろう……と判断。これまで移植もされておらず、サターンミニを出すならまず入るでしょ。『バーニングレンジャー』はソニックチーム開発の3Dアクション。この時期の3Dアクションは正直現在やると相当厳しいと思うが、このタイトルをプレイする手段はSS以外にない。『せがた三四郎 真剣遊戯』はハードのシンボル的存在であるせがた三四郎のゲームであり、また気楽にプレイできるミニゲーム集でもあり、さらにエコール開発という微妙にデス様成分もある。
真・女神転生 デビルサマナー | アトラス | アトラス | 1995年12月25日 | RPG | 116位 8.8619 | PSP移植版あり |
ヴァンパイアハンター | カプコン | カプコン | 1996年2月23日 | 格闘 | 91位 8.9486 | PS2等移植版あり |
ポリスノーツ | コナミ | コナミ | 1996年9月13日 | アドベンチャー | 36位 9.3107 | PSからの移植 |
デジタルピンボール ネクロノミコン | KAZe | KAZe | 1996年11月15日 | ピンボール | 53位 9.1655 | |
エネミー・ゼロ | ワープ | ワープ | 1996年12月13日 | アドベンチャー | 284位 8.3337 | |
悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 | コナミ | コナミ | 1997年3月20日 | アクションRPG | 202位 8.5902 | PSからの移植 |
心霊呪殺師 太郎丸 | タイムワーナーインタラクティブ | タイムワーナーインタラクティブ | 1997年1月17日 | プラットフォームアクション | 320位 8.2328 | |
だいな❤あいらん | ゲームアーツ | ゲームアーツ | 1997年2月14日 | アドベンチャー | 49位 9.2769 | |
GROOVE ON FIGHT | アトラス | アトラス | 1997年5月16日 | 格闘 | 195位 8.6027 | ACからの移植 |
バルクスラッシュ | CAプロダクション | ハドソン | 1997年7月11日 | 3Dシューティング | 71位 9.0344 | |
七ツ風の島物語 | ギブロ | エニックス | 1997年11月27日 | アドベンチャー | 140位 8.7689 | |
プリンセスクラウン | アトラス | アトラス | 1997年12月11日 | アクションRPG | 16位 9.439 | PSP移植版あり |
グランディア | ゲームアーツ | ESP | 1997年12月18日 | RPG | 2位 9.4847 | PS移植版あり |
ソロ・クライシス | クインテット | クインテット | 1998年1月22日 | シミュレーション | 170位 8.6567 | |
センチメンタルグラフティ | NECインターチャネル | NECインターチャネル | 1998年1月22日 | アドベンチャー | 594位 7.2022 | PS移植版あり |
仙窟活龍大戦カオスシード | ネバーランドカンパニー | ESP | 1998年1月29日 | シミュレーション | 15位 9.4424 | SFCからのリメイク移植 |
ガングリフォンII | ゲームアーツ | ゲームアーツ | 1998年4月23日 | 3Dシューティング | 41位 9.253 | |
リンダキューブ 完全版 | アルファシステム | アスキー | 1998年6月18日 | RPG | 8位 9.463 | PSからの移植 |
ラングリッサーV | キャリアソフト | メサイヤ | 1998年6月18日 | シミュレーションRPG | 3位 9.4844 | PS移植版あり |
レイディアントシルバーガン | トレジャー | ESP | 1998年7月23日 | 縦シューティング | 37位 9.3031 | XBLA移植版あり |
『ヴァンパイアハンター』はヴァンパイアシリーズの2作目。本作と近い時期にPSでは前作『ヴァンパイア』が移植されたのだが、その出来は散々なものであり、当時SSユーザーはそれらを較べてSSの優位性をこれでもかと誇っていたのだった。『ダークセイバー』はメガドラミニにも収録された『レディストーカー』の精神的続編。『ポリスノーツ』はPSなどでも発売されたタイトルだが、最後に発売されたSS版は追加要素を加えた完全版である。『ネクロノミコン』は、高品質なデジタルピンボールでSSにおいて存在感を見せたKAZeの代表作のひとつ。『エネミー・ゼロ』は『リアルサウンド ~風のリグレット~』と迷った。ゲームとしての評価は分かれるが、飯野賢治は当時のSSユーザー、メディアのとってのアイドルだった。『月下の夜想曲』はPS版より後に発売されたため追加要素が加えられている。『心霊呪殺師 太郎丸』はカルト的な人気があるプレミアソフト。『グルーヴ・オン・ファイト』は豪血寺一族シリーズの中の一作。最近、表現上の理由によりシリーズの復刻が断念されたが、問題(とされる)シリーズキャラは本作には登場していない。ついでにアトラス枠。『バルクスラッシュ』は元テクノソフトのスタッフが手掛ける3D箱庭アクションシューティングでマイナーだがSSユーザーからの評価は高い。『七ツ風の島物語』はエニックスのSS参入第一弾。こだわり抜いた世界観とグラフィックが特徴のアドベンチャーだが、現在までSS以外に遊ぶ手段がない。『グランディア』はPSにも移植されているものの、やはりSSのRPGのと言えばこれだろうことで選出。『ソロ・クライシス』は同じクインテットの『アクトレイザー』のシミュレーションパートを膨らませたようなゲーム。ミニにはこういうマイナーゲーが一つくらい入ると予想。『センチメンタルグラフティ』は発売前に一大旋風を巻き起こした恋愛アドベンチャー。SSの一大勢力だったギャルゲーが不足気味なのでここで補充したい。『リンダキューブ 完全版』はPS版より後発だったおかげで完全版として発売された。『レイディアントシルバーガン』はトレジャーの傑作シューティングだが、実機以外では『ガーディアンヒーローズ』と同じくXBLAでの配信にとどまる。
『街』、『クロス探偵物語』、『カルドセプト』、『ソウルハッカーズ』、『サンダーフォースV』、『シルエットミラージュ』はPS版にバージョンアップ(諸説あり)を含む移植版が発売されたため優先度が大幅に低くなる。
だいたいは権利関係で面倒くさそうなやつ。『セガラリー・チャンピオンシップ』はセガ公式サイトに掲載されているアーケード版のプレイ画像でCastrolロゴにボカシがかけられている。 → https://sega.jp/history/arcade/uploads/2019-01-03_ss01_segarally-1-1.jpg 。でもPS2には移植されてる。
『バーチャコップ』はブラウン管ではないため再現不可能。
]]>https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1903/31/news006.html
ソフト売り上げ結果を見れば圧倒的にPSの勝利であり、どうあがいても勝てそうにない
https://entamedata.web.fc2.com/hobby/game_rank_ss.html
https://nendai-ryuukou.com/article/056.html
このデータの正確さはわからないが、概ねの傾向は掴めるだろう。
トリプルミリオン3本、ダブルミリオン3本、ミリオン12本のPSとミリオン1本のSS。これは勝てそうにない。
当初はSSの方が売れており、ハード100万台の達成はSSが早かった。これはアーケードゲームが強いセガのファンが購入したのに対し、
そもそもどこを目指しているのかよくわからなかったPSという位置づけだった。
潮目はもちろん誰もが知るところのFF7の発表だ。あとは多くのサードがPS陣営に流れていった。
そこで、スクウェアがSCE陣営に付くことを前提として、当時どうやればセガがそこそこ戦えたかを
後世の知識を持ってたままループしたとして、シミュレートしたい。
1997年1月にFF7が発売、その前年である96年8月にトバルNo.1が発売されることを考えると、時間はあまりない。
まず、ローンチタイトルが弱すぎる(これはPSも同様)
バーチャファイターとデイトナUSA(5か月早める)の2本をローンチに発売する。
これでアーケードファンの心をがっちりつかむ。デイトナUSAはそのバカさから、
パーティゲーにも向いているので、気合で4人対戦機能を付ければ、キッズの遊び道具になったはずだ。
(私の記憶では、4人同時対戦できるレースゲームはマリオカート64が最初だったはず)
逆にワンチャイコネクション、ゲイルレーサー、 真説・夢見館は開発をやめよう
この年のセガ発売の重要作品はデイトナUSAを除くと
・3月10日 パンツァードラグーン
・7月14日 バーチャファイターリミックス
・8月11日 シャイニング・ウィズダム
・8月25日 魔法騎士レイアース
・11月24日 バーチャコップ
・12月1日 バーチャファイター2
・12月29日 セガラリーチャンピオンシップ
サードだと
・12月25日 真・女神転生デビルサマナー
くらいだろうか。どうみてもオタク臭い。いや、個人的には悪くないラインナップだが、ドラクエかFFしかやらない一般層がこのハードを買いそうにない。
まず、前年のバーチャファイター11月、リミックス7月、2を12月に発売するのは頭が悪すぎる。
ここは気合でバーチャファイターとリミックスは合体させて、ローンチで発売すべきだっただろう。
オリジナルバージョンとリミックスバージョンが選べます。これはかなり画期的なローンチだ。
そして、バーチャファイター2は夏に発売すべきだ。バーチャコップ、VF2、セガラリーを立て続けに発売する意味が分からない。
そして、申し訳ないが、シャイニングウィズダムやホーリィアークの開発をやめよう。
冬に発売すべきはシャイニングフォース3だ。発売を2年早めよう。
あと、シナリオ1、シナリオ2、シナリオ3という売り方は最悪だった。
3部作であることは隠して、シャイニングフォース3~王都の巨神~というタイトルで売る。
「続くじゃねーか!」という批判が出るかもしれないが、当時はネットはない。大丈夫だ。
この年のセガ発売の重要作品は
・1月26日 ガーディアンヒーローズ
・3月1日 新世紀エヴァンゲリオン
・3月22日 パンツァードラグーン ツヴァイ
・3月29日 ドラゴンフォース
・7月5日 NiGHTS(ナイツ)
・7月12日 デカスリート
・7月26日 バーチャファイターキッズ
・8月30日 ファイティングバイパーズ
・9月27日 サクラ大戦
・11月22日 クリスマスナイツ 冬季限定版
・11月22日 バーチャコップ2
・11月29日 電脳戦機バーチャロン
・12月21日 ファイターズメガミックス
あたりだろうか。翌年の1月にはFF7が出ることを考えると、辛すぎるラインナップである。
アーケード移植作はどうしようもないので、これでいくしかないが、
相変わらず、バーチャファイターキッズとファイティングバイパーズをこの近さで発売するという暴挙をしている。
キッズは春ごろに発売すべきだ。または、昨年末の年末戦線に、キッズ同梱のSSを発売するなどをやるべきだろう。
とはいえ、本物のキッズはわざわざ「キッズ」と書かれたものは嫌いなわけだが。
ここで、何回シミュレーションしても、あの名作NiGHTSは発売すべきではないという結論を得た。
もう一つの大好きなバーニングレンジャーもである。
では、ソニックチームは何をすべきだったのか。
よくifの話で、ソニックをSSで早い段階から発売すべきだったという話がある。
もちろんそれは正しいが、日本市場でのソニックの人気はいまいちのため、日本市場ではソニックでは勝てなかっただろう。
ここでやるべきはエニックスの口説きである。つまり、エニックスと堀井雄二に頭を下げ、
うちのコンシューマ主力部隊であるソニックチームと中裕司をドラクエ7の開発部隊として使ってくださいと
頼み込むことであった。つまり、チュンソフトの立場をセガがやりますよ、彼にはファンタシースターを作った経歴もあるので、
RPGできますよ、ということだった。これは荒療治にもほどがあるが、
これまでのセガハードのソフトを見ても、やはりRPGは弱い。いまでこそJRPGと揶揄されるRPGだが、
当時は一番の花形であり、ハードの生き死にを決める。ここで、ドラクエを取らない限り、SSがPSに勝つことはないだろう。
つまり、結論としてはソニックチームをチュンソフトやハートビートの代わりのドラクエ開発会社に充てること。
これ以外、セガが勝つ方法はなかったのではないかと思う。
もっと言えば、開発が遅れていたSFCのドラクエ6も引き取って、1995年末または1996年初旬に
セガサターンで発売していれば、勝てた可能性が高い。
ドラクエ6, 7が出るハードである。
それでも勝てない場合は後のポケモンブームを見越して、
先にムシキングを流行らせるなどの方法もあるかもしれないが、
多くの人が持つゲームボーイに比べて、ゲームギアでやったところで、たかが知れているのかもしれない。
他の案も募集したい。
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