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はてなキーワード: シチュエーションとは

2024-04-11

anond:20240411002849

文脈考慮できてない。シチュエーションが全く異なる。

別に途中で制作おりてもよかったし、その話が事実なら被害者ムーブおかしい。

anond:20240410184933

落とし穴に落ちて顔だけ地面から出てて、穴の中の体は感覚遮断されて何されても気づかず、快感が蓄積していくっていうシチュエーションを考えた人もすごい。

これがジャンル化したの最近なので、起源簡単に追えそう(やる気無し

2024-04-09

ラブコメ界の異世界転生

ここ数年「クラスメイト美少女と同居する」シチュエーションラノベがとんでもなく増殖してるんだけど言うほど存在感ないんだよな

異世界もの以外のラノベはだいたいそれって言えるくらい一色なんだけどどれも大したヒットはしてないので結局目立たない

2024-04-08

御社」「貴社」とかシチュエーション言葉を変えるのってもう慣れているけど、すごい無駄だなと思う

統一して困ることがあるだろうか

2024-04-07

顔踏み女の怪

俺が通っていた高校で、「毎年修学旅行で、旅館に泊まった生徒数人が、必ず謎の女に顔を踏まれる」という意味がわからない怪談があった。

まりにも略脈がなく、意味オチもない話なので、この話が出ても特に盛り上がるわけでもなく、なんとなく「顔踏み女がでるらしいよ」ということが知られていた。

こういう話のテンプレートとして、いわく付きの旅館に毎年泊まっているとか、あるいは踏まれた生徒が不幸になるだとか、そういう話があってもおかしくないとは思うのだが、しかし全くない。

そもそも修学旅行の行き先は毎年変わるし、踏まれた生徒も死んだとかいう話はなかったのだ。

当時、俺は怪談好きだったので、直接的に顔を踏まれた先輩を探し出して話を聞くことにした。

その先輩によると、旅館荷物を置いたときに、ふと天井を見ると、「空間に貼り付けたような、騙し絵のようなペラペラの女らしきもの」が顔を踏んだ、と話していた。

他にも数人が違うシチュエーションで同じようなこと経験をしていたが、強く共通するのは「空間に貼り付けたような」という点だった。

わかりやすくいうと、ホログラムみたいな存在らしい。

俺が注目したのは「なぜ女だとわかるのか」ということだが、例えば赤いワンピースを着ていただとか細かったとかそういうことを言う人は1人もおらず、具体的な姿の詳細に突っ込んでも「わからない。でも女に違いない」と帰ってくる。

特にダイナミックな展開があるわけでもなかったので、俺は早々に興味を失って、修学旅行に行ったのだが、やはり俺のクラスメイト数人が顔を踏まれたと話していた。

それからそういう事をほとんど忘れて、会社に入ったぐらいの頃、「うちの会社残業をしていると、窓の外に人のようなものが浮かんでいることがある」という話を耳にした。

喫煙所(今はもう撤去された)で上司世間話していると、その上司をそれを見たようで、例の如く姿を詳しく聞いてみると「よくわからないが、空間に貼り付けたような、立体感があるのかどうかよくわからない、黒い人のような影」と言っていた。

どうも幽霊ペラペラらしい。

2024-04-06

anond:20240406144858

そんなに「こっちのことお姫様扱いしてくれないと」って女性たくさんいるんだ?ということはさておいて、

言いたいこと98%くらいは理解できる、ワイも婚活しない女性だけどね

"むしろ得意な女性の方が選んで男性を連れて行く方が合理的だと思うんだよな"

これ本当にそうだと思った

ただ

"これ男女逆に言うと、男が「女性ラーメン屋を選ばせたら幸楽苑とか選んだんだぜ、ありえないよな~」とか言ってるのと同じだよな。こんな文句言ってるの見たこと無ぇ~。"

これは多分こういうシチュエーション現実にはそう頻発しないし観測あんまりしないからこんな文句言ってるの見たこと無ぇ~んだと思う…

追記 ないこと自体が非均衡で今だに世間ジェンダーロールが根強いという話だったかな、そうだったら誤読してたかもごめんね…)

でも実際起こったら「やっぱり女にはラーメンがわからねえよなw」って文句って言うかほらねって感じで揶揄する人はまあそれなりに出現すると思うな

一昔前というほどでもないラーメン評論家とか女性ファンも来てる自身作品イベントで「特撮は男の趣味」みたいなこと言っちゃう監督とか女の趣味は全部彼氏の影響とか言う人結構いるから…そういう人ね

そんでこういう男性が多分「女性は姫扱いをするべきって思ってる男性」の方に親和性が高いというか出発点が一緒というか、このまとめhttps://togetter.com/li/2344575引用されてる方としてる方みたいな人なのかなって思った

(ZaikabouさんのXじゃなくてこのまとめ見たあとこの増田見て感じたことだなこれは)

こういう考え方の男女って増田の書くとおり本当にその旧いジェンダー感とかメンタリティを同根にしているよなあ…って感じるけど、

ネットで話題になるとき実際は男も女も色んな人がいるのにひとまとめに男と女に雑に分けられたり自分からわかれたりして雑な前提のまま反目しあっていがみ合う感じになるのちょっとしんどくなってしまうよね

たから見たらこういう考え方の人同士はお似合いなんだと思うけど…

婚活場合はワイもよく知らないから言えないけど、個人的にはチェーン店や安い気楽なお店を本当にいいと思ってて素朴に相手を連れて行こうとする男性は(女性でも)べつに感じいいなーと思う

はてブでは「世間知がない」「センスがない」とかさんざん言われたりこれで色々推し測れるとか言われたりしてるけど実際そういう部分もあるかもしれないけど、ワイはこれには結構反対したい気持ちがある…全部が型通りじゃないだろって)

でも「試しの場」として自分物差しで100パー自分側が選ぶ側だとして無意識相手をはじめから見下してることに気づかないままそれをやる上に、そういうの持論としてポストちゃう人って男でも女でもほんとに嫌だよなあ……

結果は同じでも相手をはかる目的としてそういうお店を扱う人と好きでそのお店を使おうという人はやっぱり別だよねって思ったけど、

一連の話題で一緒くたにされて男性女性反論材料にしたりしてるのみてうへってなったのでちょっと書いた

婚活だとまあ違う特殊文脈が生まれてそれを外側から見ると先鋭的に感じてしまうんだろうけどね…そしてそのまま一般の男女論に適用されて語られる まあワイにも関係いからいいんだけど)

ていうかそういう使い方普通にお店にも失礼だよな

女性は姫扱いをするべきって思ってる男性って結構ヤバ目な男性だと自分は思うのだけど、女性あんまり危険視しないよね”

からこの部分はべつにそんなことはない、そういう女性ばかりではないとは書いておきたい


増田の論旨とはだいぶ話が変わってしまうけどみんながDPZライターのようで素朴にチェーン店やヘンなお店を愛したり

フラット普通におもしろおかしく利用できておかし文脈付与されない世の中であるといい…とこれ関連の話題の度にワイは思ってる

そしてワイの家の近所にロイヤルホストがふたたび出店してくれたらいいのに…

なくなって久しくてあんまり行けなくて泣いてる

ワイは男でも女でもいいけどロイヤルホストの全メニュー制覇に気長に付き合ってくれる友達が欲しいわ

ぶっちゃけ女性反差別は無理では?(小声)

「昔のフェミは曲がりなりにも『差別はよくない』って前提(お題目)のもとでいろんな所に加害して回ってたけど、

最近フェミは(男性トランスジェンダー、そして自分たちリスクだと感じるあらゆる属性への)差別積極的肯定するレベルまで堕ちてしまった」……って言われて、「言われてみるとそうかも」って思える人向けの愚痴です。

自衛のための差別をやめるつもりはない。パターナリスティック保護や慈悲的差別をたくさん受けたい!」という最近フェミニズムが、果たしてフェミニストに特有思想なのか、それとも広く女性全体の中央値なのか分からなくなってきた。

相変わらず、実際には女性男性差別しているシチュエーションなのに、「一部の男性性犯罪をするのが悪い!」と被差別側に“反省”を要求するケースはあまりに多いけど、

そこで差別正当化する人のことをフェミニスト扱いしてしまうのも、それはそれで『フェミニズム』をなんでも入れていいゴミ箱扱いしてしまっている。

フェミニズムは差別主義だ」とか「第n波フェミニズムは、差別主義親和的フェミニズムなんだ」とかじゃなくて、「そもそも女性は本当は反差別実践するつもりがなくて、

(かといって保守主義は“正しくない”というのが風潮だからフェミニズムが彼女らの受け皿になっている」と捉えた方が、もしかしたら実情に沿った理解なんじゃないか……?

万が一仮にそうだったとしたら、そりゃ反差別主義立場から知的誠実さの観点からも「女性(というジェンダー)は差別主義者で嘘つきのカス!」くらいキツく批判されてしかるべきだと思う。

けれどもそれ以上に、建前では反差別を唱えているけど内心では差別の保存を良しとする人が相当数いる状態で、みんなが建前だけを信じて「よし、みんなで差別のない社会を作ろう!全会一致だ!」になってしまうのも結構マズくないか

(たいへん厚かましくて不正義ではあるけれども)差別必要とする生の女性の声は、誰かにきちんと拾い上げられて「ここに差別必要としている人がいます!」と堂々と主張されるべきだ。

今みたいにコソコソと「これは必要区別から差別じゃなくてぇ…」みたいな欺瞞を繰り返すんじゃなくて。

2024-04-04

ドMの人がグッとくるシチュエーションを知りたい

自分精神的に余裕があるのはM側だと興奮する

anond:20240404143406

女性が空から降ってくる」は色んな漫画アニメで(たぶん小説でも)頻出するシチュエーションだけど、ドラマティックな出会い、衝撃的な出会いニュアンスの他に「物語上、その人物に与えられた」ことを表すステレオタイプ表現になってるわね。

しかしたら天空の城ラピュタがそのステレオタイプを形作ったのかもしれないが。

からシンエヴァンゲリオンで、マリが空からシンジの元に降ってきた段階で、物語上の結末は決まっていたわけで。

やっぱポリコレってよくわかんないわ

多くの人にとって性欲は人生と切っても切り離せないもので、

どういう異性だか同性だかのどういうシチュエーションを好きになるのなんて自分では選べないっていうのは歴史の中で十分わかってるだろうに、

クレカ会社って「ゲイ同士の純愛は良いけどケモノキャラに興奮する奴らは許しません」って嗜好ごとに正しいか正しくないかジャッジしてるってことだろ?

本当紋切り型弱者リストだけ見てんだろうなって

俺は子供の頃から催眠ショーとかで虚ろな目になる女性に興奮するんだけど、これの何が悪いんだよ、俺が誰を傷つけてるんだ?

2024-04-03

ゴミを見るような目でM字開脚する女性に挿入するシチュエーションにハマってしまった

大人子供から性的メッセージを受け取ってはいけません

例えば、あなた他人の子もの入浴の手伝いを任されたとします。

あなた否が応でも子どもの裸を見ることになると思いますが、それで欲情して強姦するような行為には及ばないでしょう。

では、あなたではなく子どもの裸の欲情するペドフィリア嗜好の異常者だった場合どうでしょうか?

強姦するでしょうか?

まずしないでしょう。



欲情しない。したとしても外部に影響を及ぼさない。それが良識ある大人です。



次に、子どもから大人への積極的性的アプローチがあった場合を考えましょう。

あなたの前に子どもがやってきて自ら服をはだけて肌を露出させます

エッチなことに興味あるんだけどお……エッチしなあい?」


どうしますか?どうもしないでしょう。

「なーにバカ言ってんのかねこの子は……」で終わりです。相手しません。

良識ある大人性的アプローチを受け取ることはありません。

子ども生活問題を抱えているのかもしれないので、個別対応必要かもしれませんが。


あなたペドフィリア嗜好の人間であるなら、上記シチュエーションにはドッキリしてしまうでしょうが性的アプローチを受け取らないのが良識ある大人です。

また、あなたペドフィリアでなくても相手が発育の良い16歳の青少年であった場合はドッキリしてしまうかもしれません。それでも性的アプローチを受け取らないのが良識ある大人です。


最後に、子ども性的メッセージを振りまいている状況を考えましょう。

例えば、オシャレ目的女子高生スカートが短くて下着が見えそうだったり、意図せず男児の短パンの隙間からちんちんがはみ出していたり、面白いと思ってクレヨンしんちゃんがケツを出したり、なんらかの目的で5歳児がちんちん出したり服の上からあなたの体を触ってきたりするような場合です。

性的メッセージという造語を出しました。子ども意図に関わらず発せられる性的(とも捉えられる)な大人への情報発信とさせてください。性的メッセージには2つ目の例に出した性的アプローチも含んでいます


これらの子もの性的メッセージに出くわしたとき良識ある大人がするべきことは性的メッセージ真正から受け止めて騒ぐことではないことは自明ですよね。

一番は相手にしないこと。

何かするにしても、しんちゃんには迷惑になるからとみさえがコメカミグリグリし、女子高生には「その格好寒そう」とおばちゃんが小言を言うくらいのものです。


スカートの短い女子高生に対して性的すぎてけしからんとおじさんが騒いでいたらどうですか?キモくないですか?

5歳児から性的メッセージを受け取るのはやめましょうよ。


あなたペドフィリアか否か、欲情するか否か、不快に思うか否か、子ども性的意図の有る無しに関わらず、性的メッセージを受け取らないというのが良識ある大人の責務です。

2024-04-01

まもって守護月天!を読み終えた その1


当方40代であるはてなユーザーでは平均ほどか。

数年前に父が亡くなり、半年前に母も亡くなった。ずっと実家暮らしで、会社仕事の合間に農業をやっていたが、そろそろこの家ともお別れである家族が俺一人になったので、土地建物を売りに出して、会社の近くにある空き家ハウスに引っ越すのである

相続が終わってから遺品整理屋とかリサイクル屋とか解体屋さんと話をすることが多くなった。処分すべき財産はあっという間に片付いたが、最後に残ったのが……西暦で言うと2000年頃に亡くなった実弟漫画だった。部屋を共有していたので、本棚には俺と弟の漫画が並んでいた。

その大半は、ブックオフでも1冊10円すらつかないモノだった。メルカリで売るにも手間がかかりそうだ。遺品整理屋も「今のご時世、紙のマンガは売れないんですよ」と引き取りを断った。ほかの価値のなさそうなモノは、タダ同然でも引き取ってもらえたのだが。

何か月か経って、今年の正月を過ぎた頃だった。

実家本棚にあった俺の漫画を何冊か、手に取って読んでみた。うーん、これは……「懐かしい」という感情が僅かにあった。一番好きだった漫画、『天使禁猟区』『スカイハイ』『クロマティ高校』を読んでみたが、いまいちピンとこない。楽しい思い出が蘇ってこない。お楽しみの記憶脳裏から消えてしまったのだ……。

ふとここで、亡き弟の漫画を手に取った。あいつは将来裁判官になりたいと言ってたっけ。『家栽の人』が本棚の目につくところに置いてあった。一番上の段だった。

そして、一番下の段に視線を移すと……ここで一番、ドーン!! と、当時の記憶が蘇った。それは、『まもって守護月天!』だった。弟が一番好きだった漫画

家族食卓を囲んでいる時も、旅行をしてる時の車内でも、何気ない団らんの瞬間でも、とにかく弟は、この漫画の話をしてることが多かった。

弟の死因は、自動車に轢かれた後の外傷から内臓の疾患にかかったことにある。交通事故の原因の半分は弟にあり、当時は自業自得だと冷たいことを思ってたけど、まさか亡くなるとは……。病院でお見舞いをしてる時にも、弟はこの漫画を繰り返し読んでいて、ずっとその話の内容とか喋ってるんだよ。どんだけ好きなんだよって思った。

確か、アニメも観たいって言ってたかな。病室にテレビはあったけど、ビデオ再生できるものがなかった。弟は泣いて悔しがっていた。

さて、当時の俺は高校生であり、ガンガンコミックス漫画を読むことはなかった。守護月天漫画を読んでみたことはあったが、すぐに読むのをやめた。「稚拙だな」と思ったのもあるし、「絵がちょっとな~」という思いもあった。当時の俺は、CLAMPが描くような、Xとか聖伝とか、ああい精緻な絵柄のエログロが好きだった。

とにかく弟は『まもって守護月天!』が好きだった。それを、この本棚を見ていて思い出した。この日は休日であり、時間がたくさんあった。せっかくなので、この日から一週間ほどかけて、全11巻を読んでみることにした。

読んでみた感想を、以下に綴っていこう。感想を交えつつ、各巻に1~2箇所ずつ、印象的だったところを抜き出して引用する。

ネタバレがあるように見えるけど、本当に大事なところは抜き出してない。隠してる。まあ、俺の人生で『まもって守護月天!』を取り上げるのはこれっきりなんだし、少しくらいは許してくれ……。

その前に、これはどういう漫画やねん、と気になった方はWikipediaでググってほしい。あらすじは、概ねこんな感じである

~ブックライブから引用

一人暮らしで寂しさを抱える少年と、ご主人様をあらゆる不幸から守る役目を持つ守護月天美少女とのファンタジーラブストーリー一人暮らし中学2年生・七梨太助(しちり・たすけ)は、中国を旅する父親から支天輪(してんりん)という八角の輪を送られる。


まり主人公の何気ない行動をきっかけとして、小璘(シャオリン)という女神様のようなものがやってくる。お互いに惹かれつつ、ラブコメディが進行していく。その中で、超えないといけない壁がいくつもあって、主人公である太助シャオにふさわしい男になるために奮闘する物語である

では、さっそく始める。



【第1巻】

読み始めは、正直キツかった。絵柄が古いのもあるし、漫画表現が昔風なのもあるし、ラブコメを読んだ経験がない人間には何がどう面白いのかわからない。

まり楽しめないのは、すでに四十を過ぎているからだろう。子どもの頃であれば、まだマシだったのかもしれない。ただ、まあ……コンセプトはいいと思う。すごく。

なんとなくだが、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という映画を思い出した。某グルメ漫画でいうと、「うん こういうのでいいんだよ こういうので」を地で行く。

シャオリンが「この平和時代に、どんなものからご主人様を守るか」を決めたシーン

太助様…」

「…え……」

「もし迷惑でなければ あなたの中にある「孤独」や「寂しさ」から あなたを守ってさしあげたいのですが それではいけませんか?」


シャオ歴代の主を守ってきた手段は、主に暴力である。星神を呼び出して使役し、主人を狙う者を撃退する日々を過ごしてきた。だが、平和現代でそんな行為需要があるはずもなく。シャオは、呼び出されてすぐにお役御免になってしまう。

ならば、主人である太助をどのように守ればいいのか――その答えが上記台詞である。命を狙う敵がいないのであれば、孤独や寂しさから主人を守るのだ。太助には家族が3人いるが、全員家を離れて放浪の旅をしている。ネグレクトに限りなく近いものがあるが、ラブコメの都合というものだ。



【第2巻】

このあたりは、まだだるかった。物語登場人物は揃いつつあるのだが、展開が退屈でなかなか話が進まない。この巻から、慶幸日天の汝昴(ルーアン)という主人公の恋路を邪魔する、まさにお邪魔キャラみたいな人が出てくる。

別に、なんということはない恋愛妨害工作なのだが、この時代ラブコメ高橋留美子の影響がまだ色濃いのだろうか、暴力性が強い。この巻以外にも「死ぬやろ……」というシーンがけっこうある。昔は気にならなかっただろうが、やはり時代というものか。

ルーアンの計略によりシャオ太助の元から離れようか迷っているシーン ※太助が駆けつける

「えーっと 今はうまく言えないけど… 俺はシャオにずっとここにいてほしいんだ ――それだけじゃここにいてもらう理由にならないかな……」

「…いいえ… ………あの 私…… 太助様がここに来てくれるの 待ってたかもしれないです」


ルーアンがそれっぽい発言をして、「シャオ現代には不要ではないか」という意見を伝える(あなたなんて いても邪魔なだけなのよ)。シャオは真に受けてしまって、支天輪に帰ろうとするのだが……すんでのところで太助がやってくる。そして、ふたりきりの状態で上のような会話をする。

この場面は気に入っている。シャオ気持ちも、太助気持ちリアルに描いていたからだ。ストレートさがいい。



【第3巻】

このあたりから恋愛路線に入ってくる。太助シャオ愛情意識する場面が出てくる。

ネタバレは避けるが、シャオには恋愛ができない事情がある。本人ですら認識できない事情が。

以下の山野辺というのは、最初の頃は万引きとかするキャラとして描かれていた。物語が進むにつれて応援キャラになっていく。

シャオ山野辺が一緒に温泉に入っているシーン

「なあ シャオ…」

「…………」

シャオ?」

はい?」

「なんか元気ないけど七梨と何かあったのか?」

翔子さん…………私 病気かもしれないです なんだか…ね 胸が苦しい… 太助様がルーアンさんと一緒にいると とっても胸が苦しくなります さっきなんか どうしてだか自分でもわからないけど そっけない態度とっちゃったし太助様が話しかけてくれたのに 太助様にきっと変に思われちゃった きっと悪い病気にかかっちゃったんです ――でも どうしたらいいのか わからなくて…」 

(へえ…精霊ってのも 人を好きになったりするんだあ…)


うん。女性作者が描いてるラブコメってさ。女性側の心理描写リアルだよな。女の子ってさ、好きな男性の目の前だと萎縮することがあるじゃん意中の人を目の前にすると、体がつい後ろに下がってしまうとか、廊下を走って逃げだす子とかいるよな。

なんかこう、恋愛感情に対して不安になった時の女性心理というか。リアルさが伝わってくる。子ども時代に読んでも全く認識はできなかったろう。



【第4巻】

この巻くらいになると、ストーリーの基本線が定まってくる。何らかの事件イベントが起こって、太助シャオが巻き込まれて、レギュラーキャラがそれぞれの立ち位置で動き回って、なんやかんかで解決して、ふたり(又はほかのキャラ同士)の間柄が深まって……という流れである

基本は、太助シャオ関係性がメインだ。この作品うまいところは、ふたりばかりを推すのではなく、ほかのキャラクター間の友情とか愛情ガッツリ描いてる。

この巻だと、2つの場面が印象に残っている。いずれも、ルーアンふたりの仲を妨害するための工作を試みて、やってしまった結果である

④-1太助高速道路自転車走行中にタイヤバースト、そして前方車両(トラック)と自転車を括っていたロープが取れて転倒した後のシーン

「………え 太助様!? 太助太助様!! 太…助様あ… ……う…」

「あ…あの小璘さん…」

「どうしよう…どうしようどうしよう ルーアンさん! ――太助様が 死んじゃったらどうしよう!!」

「あ…いや まさかそんなあ」

「どうして支天輪を車に乗せちゃったりしたんですか 私……太助様に何かあったら ルーアンさんのこと絶対さない!!」

「…………」

太助様に…太助様に何かあったら… 太助様… 太助様早く帰って来てください」

「小璘…………あんた」

④-2保健室で、シャオがベッドに横たわって寝ているシーン

「なあ…ルーアン

はい!?」

「…俺シャオのこと 好きにならない方がいいのかな…」

「………… あんたあのおじょちゃんになんか言われたでしょ ――じゃあひとつ聞くけどなんでそう思うの?」

「――…」

「小璘が人間じゃないから?」

「…………」

「………俺とシャオって絶対結ばれないのかなって…」

「…ねえ たー様 あたしは たー様のこと好きよ 考えれば悩みなんていくらでも出てくるけど 一番大切なのは自分気持ちでしょ だからあたしはあんたみたいに悩まない 悩んでも変わらない想いなら 悩むだけ損だと思わない?」


気持ち、とでもいうのかな。かの有名な『BLEACH』でいうと、ウルキオラ・シファーの名台詞ひとつである



心か



みたいな感じだ。登場人物の心境がさ、わかるんだよな。喜んでるのもわかるし、苦しんでるのもわかる。そんな中でキャラクターが足掻いている姿が印象に残った。

漫画を読む前に下調べはしなかった。今も一切してない。よって推測になるんだけど、この作者である桜野みねねっていう人は、この時(1998頃?)は大学生かそこらの年齢なんだよな。作者あとがきを読むと、若いんだなというのは伝わってくる。

俺が二十代前半の頃は、地面から出てきたばかりのカブトムシの如き勢いでスポーツをするか、水道工事現場であくせく働くか、盛りのついた獣のように女を口説いて、年間に何人とセックスたか記録を付けるとか……同じ会社女の子と無理やりそういうことをした後でも、最後にベッドの上で「愛してるよ」と言ったら許されるから大丈夫とか、そんなことしか考えてなかった。人間性が動物レベルだった。

でも、この桜野みねねという人は、そんなどす黒い人間の対極を行く感性がある。この作者は凄い……と、いい年になったおっさんは感じた。※私個人と作者の年齢差は、干支0.5周り分ほどと思われる。



【第5巻】

20年以上前漫画なので、さすがに創作でも……というシチュエーションが生じることがある。作品内では、たまに登場人物がみんなで旅行とか海とか温泉に行くのだが、メインキャラがほぼ中学生で、20才以上は大変少ない。無理があるし違和感がある。

しかし、旅行とかでないと表現できないラブコメ的なシチュエーションもあると思うので……そこが創作の難しいところである。いや、文学作品創作とかしたこといからわかんないけどさ。

⑤仲間と海に来ていて、ようやく夜の海岸で二人で話ができたシーン

「なんだかね………私 太助様ととってもお話たかったです 別にお話したいことがあるわけじゃないの… でも… 太助様とお話してるととっても落ち着くから…」

「……シャオ

だってお話してるってことは 一緒にいるってことでしょ? だから…」

(だから… きっとこんなに 安心できるのね)


太助シャオは、何度もこういうシチュエーションになっている。が、恋愛が進む気配はない。事情はあるのだが、あまり絶望的な事情なのだ

あと、文章量の都合で載せなかったが、クラス演劇(かぐや姫)の数話分も大変よかった。ルーアンと、ほぼサブキャラの乎一郎が主体の話なのだが、中学校の学芸会かぐや姫をやることを通じて、「離れていても心は繋がってる」という要素を表現している。

この回は、大人ながらにしみじみときた。気になる人は、是非5巻を読んでほしい(ダイレクトマーケティング決行)。

大まかな流れを言うと、ラストのお別れシーンでかぐや姫役のルーアン台本にないセリフを言う → 月の使者役のシャオがお迎えを中止発言 → 乎一郎がそれを制止 → その後の会話のやりとりで、離れていても心は繋がっていることを示唆~といった具合である

ここまで五千字以上は書いている。一旦切ることにする。



文量の都合で2分割。

次に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20240401122023

2024-03-31

生き物ってカワイイ方向に進化してるよな


最近思ったことがある。多くの生き物って、人間にとって見た目がいいように進化している気がする。

哺乳類とかだったら、人間にとって気持ち悪いやつはあまりいないだろう。爬虫類とか両生類とか、特に昆虫類だったら気持ち悪いやつがけっこういる。

今回思うところがあったから、4つほどエピソードを語らせてほしい。

1.アナグマ

 去年の秋頃だったか、近所の裏山に登って、入会地の傍にある栗林で農作業をしていたのだが、そこにひょこっとアナグマが現れたのだ。アナグマというのは……約10年前にやってた「のんのんびより」のEDだったかな。「あれってハクビシンとか、タヌキとか、アライグマとか、イタチですよ」とか、そういう歌詞があったのだが、だいたいそんな生き物だ。

 アナグマイタチ科の動物で、体長1m未満のずんぐりしたイタチみたいなやつだ。顔はハクビシンに似ている。※ようつべ検索するとすぐに出てくる。

 で、そのアナグマだが、栗林で農作業をしていた私の方に寄ってきたのだ。まだ若そうな個体だった。当方だが、農業林業はこれでも10年以上やっている。これまで、数多くのイタチキツネアライグマその他の小動物が箱わなに引っかかり、漁師地元住民殺処分されるところを見てきた。

 正直、あまりいい印象はなかったが、半径数メートル以内まで寄ってきたところで、「けっこうかわいいな」という印象が支配するようになっていた。このあたりにはアナグマが少ないのもある。あと、私が育ててるのは栗だから、こいつらには盗まれんだろうという感覚もあった。

 そういえば、小学校高学年だった姪っ子が、同じようなシチュエーション農地の中)で、狸っぽい生き物にポテトチップスコンビニホットスナック(ファミチキ)をあげていたのを思いだした。あれは遠目からだったが、やはりずんぐりした見た目だった。

 結局、栗林に来たアナグマは、その辺りをちょっと掘り返しただけで山の中に帰っていった。もう二度と出会うことはないだろう。例えばもし、私が育てているのがイチゴだったとしたら、確実にその場でクワなんかを握りしめて、ヤツを叩き殺そうとしていただろう。

 実際、うちの畑でサルを見かけた時は、全力で追い払うようにしているし、タヌキやアライグマだったら石を放り投げてぶつけた後、スコップで殴り殺したこともある。蛇とかだったら、毎年20匹以上は駆除してる。長靴で踏んづけて、もう片方の足裏で頭を叩き潰すのだ。ジャンボタニシだったら、毎年夏になると百匹以上は生き埋めにしてる。イノシシは……あれはプロの量子さんの領域である農家は手を出さない。

 私はこれでも専業農家である。大切に育てた農作物を捕る生き物は憎くてしょうがない(人間まで含めて)。蛇足になるが、農業従事者は漁師率がけっこう高い。昔の農家は、田植え稲刈りの時期を除いては、鶏を育てたり、山に入って鳥獣を捕っていた。今でも、狩猟免許がある人もない人も、山でイノシシとか鹿とかを捕って食料にしている例はある。

 私の祖父もそんなだった。私がまだ小学生の頃に、鶏小屋キツネかタヌキかアライグマかはわからないが、そういうのに襲われてしまった。非金属ネット小屋だったから、鶏が何匹かやられてしまっていた。祖父は悔しそうな顔をしていた。

 或る夜に、実家で夕食を食べていると、鶏が騒いでいる声が聞こえた。祖父と親父はすぐに実家を飛び出して、鶏小屋に行くと、キツネのようなものが鶏小屋ネットを破ろうとしていた。なぜか、祖父よりも自分と父の方が早く鶏小屋に着いていたっけ。

 後ろでカチャッ、という音が聞こえた。祖父が目の前に出てきたと思ったら、パアンッ!! という音が聞こえた。※祖父散弾銃を撃ってた。

 キツネのようなものは、その場で転がって痙攣しながら逃げようとしていた。親父が、祖父に鍬を手渡していた。それで、祖父が走り出して、ほうほうの体で逃げるキツネに追いついて……後は、何度何度も鍬が振り下ろされた。ぐちゃ、べちゃという音が聞こえて、狐は何度か鳴き声をあげると……多分絶命したのだろう。※近づいてわかったが、縞々のしっぽだった。アライグマである

 祖父は「このバカタレが、バカタレがぁ、アアッ!!」って叫んでたっけ。愛鶏(?)を殺されたのがショックだったのだろう。とにかく狐に凄まじい恨みを持ってた。あの時の自分は、「すげー。銃かっこいい!! 撃たせて」って祖父にねだってたよ。それくらい衝撃的な体験だった。私にとってのエポックメイキングだった。

「なに、お前も撃ちたい? 大人になったら警察行って免許がとれるど!」

「じいちゃんは、警察に行って銃の免許もっとるん?」

「わしはもっとらん。ひいじいちゃんもっとった。でも、わしは撃てるけえええんよ」

「俺も撃ちたい」

「○○くんが撃ったらいけん。捕まるよ」

「じいちゃんは捕まらのん

「捕まらんよ。ハタチの頃からずっと漁をやっとる」

 平成初期の話である。当時はおおらかな時代だったのだ……。今だったら普通に逮捕される。絶対マネしないように。

 さしもの私も、祖父の遺品である銃剣類は所持しているが、自らの敷地内であっても使おうとは思わない。なにしろ狩猟免許もってないからな。ほかの地元民と同じく、鳥獣駆除行為はひっそりとやりたい。

 話があっちの方にいってしまったが、私は基本的に、うちの農地に入ってくる鳥獣類は殺そうとする。苦労して育てた農作物を食われるのは絶対に嫌であるしかし、たまに殺さない例もある。それが上の例でのアナグマだった。

 その状況で見逃したのは、なんとなくという理由が強い。農場内でメシを食ったばかりで、ゆっくりたかったのもある。しかし、珍しくこっちに寄ってくるアナグマが「かわいい」という感情もあったのだと思う。うちの地域では、アナグマが珍しかったのもあるかもしれない。しかし、不思議体験だった。

2.コガネムシ

 今度は市街地での話だ。

 まだ若いころ、農業者じゃなくてサラリーマンだった時代に、とある国道沿いの飲み屋街にいた。最初の一軒目を探していたのだ。ふわふわ路地をさまよいながら、国道に出たところで、そいつ出会った。

 歩道の上に、もぞもぞと動く物体があった。よく覗いてみると、コガネムシだった。背中の色が特殊で、なんとベージュだった。限りなく白に近い真珠色といってもいい。レア甲虫である。いとおかし!! いとおかし!!

 その真珠コガネムシは、あまり元気がなかった。しか車道に向かってもぞもぞと進んでいた。このままでは自動車に轢かれて死ぬだろう。ぐしゃ、という音がするのだろうな。昆虫類が車に轢かれると、意外と大きい音がする。

 私は、そいつの目の前に人差し指を延ばした。するとそいつは、六本の足でガシッと私の指を掴んで、勢いよく私の手を昇り始めた。

 土の中から出てきたばかりのカブトムシとまではいかないが、元気な様子で私の手指を昇っていた。そのまま徒歩で飲み屋街に移動して、レストラン沿いの並木を見つけた。おそらく欅だったろうか。樹の表面にコガネムシをくっつけると、また元気そうにどんどん昇って行った。

 どうしてあの時、コガネムシを助けてやったのだろう。そういえば、小学生の頃は甲虫が好きだったような気がする。懐かしい気持ちになった。

 今でも、夏場で路上に転がってるセミとか見つけると、拾って助けてやる。すぐ近くにあるクヌギコナラにくっつけてやる。

3.トカゲ

 これは私じゃなくて、息子の話だ。当時は小5だったかな。夏休みだった。

 ある日、家の庭の中にある小道(※田舎から家が大きい)で、息子が「トカゲ見つけた」と報告してきた。「捕まえたの?」と聞くと、「捕まえてない」と言う。

 現場に行ってみると、小道の上でトカゲが2匹、それぞれ離れたところに倒れていた。お腹を上に向けて。瀕死だった。おそらくだが、野猫にやられたのだろう。お腹に爪で引っかかれた跡があった。

 息子がそいつらを触ったところ、1匹だけはまだ息があった。残り1匹について、「よい旅を」と私がその場に埋めてやっていると、息子が生き残った方に落ち葉や土を被せてやっていた。どうやら、回復を待つつもりらしい。「これ、おうち」と言っていた。

 好きにさせるべきだと思った。息子に対して、「日光に当てないように木陰を作る」「できるだけ触らないように」「1日に1回は霧吹きで水をかけてやるように」「餌はやらなくていい」など最低限の指示をした。

 私はトカゲが1日以内に死ぬと思っていた。木の棒で突いても、片方の足が全く動いてなかったし、どう見ても虫の息だったからだ。早い話、移動能力を失っている。

 その日から、息子は毎日トカゲのところに足を運んでいたっけ。水やりは欠かさなかったし、日光を浴びて体がのけぞっていたりすると、木陰の位置を調整してやったりする。

 3日が経って、私が現場を見に行くと、どうやらまだ生きていた。土くれと落ち葉を払いのけると、少しだけ体が動いた。体にはまだヌメリが残っていた。片足だけを動かして、体をのけ反らせて私から逃れようとしていた。「シャー」みたいな感じで、口を開けてこちらを威嚇している。少し気の毒になって、植物用の霧吹きをしてやったのと、一応、ミルワームを顔の近くに寄せてやったが、無反応だった。やはり餌は不用のようだ。

 次の日だったか、息子が飛んできて、「トカゲが動かない」という。現場に行ってみると、そこには……「おうち」から出てきたところで静止しているトカゲの姿があった。口には小さいミミズのようなものが入っていた。目は閉じていた。

「餌をあげてしまったの?」

「うん。お腹すいてると思って」

「そうか。たぶん、びっくりして死んでしまったんだね」

「うん」

「……どう思った?」

「わかんない」

人間常識トカゲ常識は違ったのかもしれないね

「うん」

 そんなやり取りをしたかな。

 そのトカゲは、結局何時間たっても動かなかった。生命活動を停止したのだ……。推測だが、ミミズが喉に詰まって息ができなくなったのかもしれない。放っておいても、数日中には死んだだろうが。

 息子にとっては、トカゲがかわいかったのだろうと思う。私は、あまりそうは思わないが。大人になると、高速で動くトカゲちょっと苦手だ。だがまあ、カナヘビはまだかわいいと思える。トカゲと似ているが、比較するとあまり動かないのもある。

4.セミ

 先日、県道を車で運転していたところ、路側帯を走っていた自転車が急に停まった。その彼女アスファルトにゆっくりと降りて、自転車を端に寄せると、足先でなにかを小突いていた。

 ちょうど信号待ちになったので、その様子を眺めていると、どうやらそれはひっくり返ったセミのようだった。彼女が小突く度に、「ジジッ」という音でセミは鳴いていた。死んではいないようだ。

 その子は、セミに向かって指先を伸ばした。セミは指を樹木だと思ったのか、ホールドした。その子の指に乗ったセミは、一緒に自転車でまっすぐの方向に進んでいった。

 次の信号で、彼女に追いついた。自転車を降りて、民家の入り口に生えている樹にセミをくっつけようとしていた。指で押してやると、セミは樹にくっついて、もぞもぞと枝を張っていた。彼女セミちょっと撫でたかと思うと、また自転車に乗って県道を走り抜けていった……。

 一応、セミかわいい部類には入るのだろうか。丸っこい見た目だから好きな人いるかもしれない。当方はどちらともいえないが、今度セミがひっくり返っていたら、死んでいるか小突いて確認してみようか……と思った。新しい世界が開けるかもしれない。



話は長くなったが、結びにしよう。

大昔から、それこそ多くの生き物がいたのだろうが、人間にとってかわいくない種の生き物がどんどん淘汰されていった。それで、今みたいに哺乳類鳥類可愛いのばかりが残った。

それは、全然定かではない。でも、かわいい生き物はというと、殺される場面でも殺されないことがあったのではないか。大昔から。よって、醜い種に比べて生き残れる可能性が高かったのではないか。と、先日『利己的な遺伝子』を読み終えたばかりの私は感じた。

あなたはどうだろうか。生き物は、やっぱりカワイイ方が生き残れると思うだろうか。しかるに人間場合は、かわいげがあって、みんなに好かれる個体ほど早死にする傾向があるように思えるのだが。

2024-03-30

性癖が歪みすぎた

最近マイブームふたなり娘が拘束されて触手機械オナホール強制的射精させられるシチュエーションにどハマりしている。

性癖が歪みすぎた

最近マイブームふたなり娘が拘束されて触手機械オナホール強制的射精させられるシチュエーションにどハマりしている。

2024-03-29

anond:20240329161609

作品ランキングトップしてる読者は毎回違うひとたちなんだろ。

かい特定の人が特定作品を買ってそれがランキングトップになるという場合があるならそいつオタクってよりも「シチュエーションに対しては」こだわりの少ないただの面食いイナゴだろ

anond:20240327165806

ベージュダサいベージュブラウスと緑のスカートの組み合わせがダサい

✕ アクシーズダサい ◎ 髪の毛ボサボサノーメイクでアクシーズを着るのがダサい

✕ 4Cがダサい相手の好みも聞かずに普段つけてもないようなジュエリーを贈るセンスダサい

TPOとかコーディネイトとかシチュエーションとか複数パラメータダサい判定されてるのに、特定アイテムブランドが悪いとしか理解できない人が多すぎる。

特定アイテムブランド悪者にするなっていうけど、勝手悪者にしてるのはオタクのほうだと思う。

2024-03-27

不意の飲み会でペース乱される増田朱眞ル玲サダミスー屁デイ上野のイフ(回文

おはようございます

今日は天気良さそうかもな1日になりそうね。

話題がないときは天気の話しに限るに尽きるってわけでもないけれど。

うそう、

飲みに誘われていってきたんだけど2時間

私の夜のスプラトゥーン3とかいろいろ計画を綿密に緻密にそしてジェンガのように立てているのに、

ここで飲み会たかー!ってなるとその捻出される私の貴重な夜のナイトタイムの2時間

はぁ、

飲み会は嫌じゃないけれど、

コロナ禍でそういった週刊飲み会今月の巻頭カラー6ページの特集海苔佃煮で呑む!は面白かったけれど、

私たちが得る飲みの機会の習慣もめっきり減りまくりまくりすてぃー。

ちょっとでもこういう予定が唐突に入ると、

ペースが乱れるのよね。

はぁ貴重な貴重なその日初めての1日初勝利でもらえるカタログポイントの7500ポイントデカいわ。

でもそれよりもガチャとか日課はやっておかないといけないので、

わずしてバトルはなしで最低限ガチャは回して力尽きて寝てしまったわ。

ただでさえ遅く帰ってきて、

家事なんやらもほったらかしで

平日のそういう習慣があったときどうやって逆に暮らしてこなしていたのかしら?って

思い出せないけれどこなせていたんだから不思議よね。

で一番なにが肝心要の要素の要因になった原因か思い出してみたら、

睡眠時間だと思うわ。

たぶんそれ絶対それだわ!

今思い出して思ったわ。

そのコロナ禍前とか中とかは寝るの遅かったもの

それよきっと!

今はもう最低でも24時早くて22時もっと早くて18時!

そのぐらいにもう寝ちゃうから

そりゃナイトタイム時間がないってことになるわ。

でも睡眠時間それが一番大事って思ったから、

それに努めて早寝を徹底して

それこそ18時とかに寝たら

もう朝かなと思って起きたらまだ今日だった!って23時半とか早寝あるあるよね。

延々に今日が続く眠り続けられたら良いけれど、

そうは言ってられないので、

でもしっかりと睡眠時間を確保していくことが昼間のパフォーマンスにもよく結びついているか

これはしっかりと私実感しているから、

毎年の平均睡眠時間はなんとか6時間キープしていること必須の必至で必殺の必勝法なのよ。

そっかー

寝る時間が増えたんだー

そりゃエンタメ時間に捻出できる時間は減るけれど

眠たいまま昼間を過ごすより有効かも知れないわ。

昔はどんな習慣だったんだろうって思ったら、

そう言うことだったのね。

よくは私は分からないけれど若くして亡くなるクリエイターの人って

睡眠時間を惜しんでクリエイトしているか命くれない?ってことなのかしら?

それを犠牲にしてまでってことなの?

切ないわ。

必ずしも睡眠時間がとは言えないかも知れないけれどその傾向はありそうじゃない?

そんな、

不意の飲み会に誘われても応じるいや応じなければいけないシチュエーションなんて窓から放り投げて捨ててしまいたいけれど

こればっかりは仕方ないわね。

今日は早く寝るわ。

おやすみなさい!

って今じゃないわよ!

うふふ。


今日朝ご飯

遅かったのでギリギリまで寝ていてパンもかじらず

例のパンかじりながら街中をダッシュ!とはならず、

豆乳だけ飲んできたわ。

男の人ってあんまり豆食べないけど、

豆も良いらしいって言うから豆乳も気軽に豆食った感あるから

そう言った手もオススメよ。

煮豆とかションテン上がらないでしょ?

でも枝豆はションテン爆上がりするけれど不思議

デトックスウォーター

ホッツ白湯にしようかと思ったけど、

ホッツルイボスティーウォーラーしました。

お湯沸いている朝は嬉しいわ!

もちろん私がセットしてタイマーかけたものだけど

夜中に働いてくれて起きたらお湯が飲める生活って素敵よ


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2024-03-24

被ってても通報されないお面って例えば?

シチュエーションを考えるとあの増田はお面をつけてなくても通報されたと思うんだ

それを指摘するのはとても心苦しいのだが

カルトから勧誘回避する方法

カルトなどが勧誘するときに必ず事前に行う下準備がある。彼らは必ず勧誘前に「ターゲット選出」を行い、狙っている人間がどのような人物のか調査し、勧誘タイミングをはかるのだ。また、ターゲット人物の居場所を見つけるために特徴をさまざまな方法で探ってくる。これから紹介する内容に身に覚えのある方は要注意だ。

不快な音にイラつくまでの反応をもとにターゲット候補の行動パターンを把握

ちょっとした音に反応したりイラつくようになったら要注意。

よくある手口では街中や電車内で咳き込みや咳払いに反応する人などの音に敏感な人を探って、ターゲット候補を絞り込んでいるのだ。

障碍者DQNによる迷惑的な行為をするシーンがあったときにそれにネガティブな反応を示す人間候補にする場合もある。

さらに、撮り鉄アニメなどの趣味をしている人を絞り込む手口も存在している。

普段から撮り鉄アニメ趣味にしている人は警戒したほうが良いだろう。

これらが行われている時点で、胡散臭い人が自分に近づくタイミングを狙っていることを考えると恐ろしい。

自身の周囲の日常に変わったことがないか、頻繁にチェックして勧誘に会う前に気付くことが重要だ。

SNSブログターゲット特定する

彼らはSNSブログを駆使してターゲットの居場所特定してくる。被害を避けるにはターゲットにならないことが一番の対策自分ペルソナが知られないようにすることがとても重要なのだ

SNSにおける手口の例として紹介すると以下のようなシチュエーションだ。

普段政治的なことに無関心なオタクニュース政権批判流行っていた時に偶々そのようなポストにリポストしたところ、胡散臭いユーザーいいねされたりリポストされたのを確認。少し不審に思ったが、相手側はこれ以上何もしてこなかったので、普段通りのSNSポスト投稿した。

というような経験はないだろうか。実はそれを利用して彼らがターゲット用にマーキングしていたなんてことがあるのだ。

いつも政治的な話をするユーザーよりも普段はそんな話をしないユーザーが狙われやすい。SNSでこのような気配を感じたら、政治的ポスト無視するようにし、ターゲット候補にされないように気を付けながらSNS使用しよう。

外出中に、自身の服などが映るように写真に撮りなんとなくSNSブログ投稿する。その投稿上記政治的ポストと組み合わせて彼らの検索網に引っかかってしまうと自身ターゲットとなり、ある日勧誘されてしまうのだ。

ニュースなどで見かけるが、SNSの闇バイト勧誘がらみの事件で事例があるように、大体のSNSでは検索機能特定キーワードを書き込んだユーザーを絞り込むことができる。

また、すぐに消して魚拓が幸いにして取られていなかったとしても、少なくとも数か月間はブラウジングができる。ポストを削除して一年経過しても検索できるケースもあるので、その点の取り扱いには気を付けよう。

このような情報を知っておくことで、彼らの気配に気付くのが早くなるはずだ。自身のまわりに起こる出来事わずかなことでも見落とさないことが重要だ。

2024-03-23

実際のところ、「パソコンができる人」ってどれくらいのレベルを指すんだろうね

インターネットができる人?

エクセルができる人?

プログラミングができる人?

シチュエーションによって求められる程度は違うってことはもちろんわかるけど、

そんなの抜きにして「パソコンができる人」って一般的にはどのレベルを指すんだろうね?

私は思うんだよ。

たとえば日本ではそれは”思っている以上に程度が低い”ってね。

からプログラミングができるとか余裕で神レベルなはずなのに、

実際には紙程度の扱い。

なんで???

2024-03-21

コロナ疑惑彼女に帰りたくないってどう思う?

今日彼女がうちに遊びに来てなんか私体熱くない?っていうから熱はかってみたら38度くらいあったんだよ

彼女実家住まいなんだけど実は彼女母親がつい最近コロナになってて、「えやばじゃあコロナ可能性高いじゃん今日解散かな」

って言ったら帰りたくないってすげーごねられた

いや俺の家1Kだし隔離して看病とか無理だし実家なら自分の部屋あるじゃん無駄感染拡大させてもアレだから的なこと言ってもあんま納得してもらえなくて

俺は逆にこのシチュエーションなら職場だろうと友達の家だろうと速攻帰宅して検査うけて感染拡大させないように務めるものだと思ってたんだが、

コロナなんて気にしないよ」って言いながら抱きしめたらよかったの?

この辺りの価値観あわんの結構辛いなと思ってしまった

俺の心が狭い問題なのか

anond:20240321123445

ナンパに乗る女が、なぜナンパがなくならないのかを尋ねてくるシチュエーションを騙る増田

2024-03-19

anond:20240319222112

横だけどよお、ガキの頃、面白いと思ったゲームは何回も繰り返しやっちゃうタイプだったわ

懐かしいな、スーパーマリオランドを何回もやって、はじめは全然クリアできなくて、初めて最後までやって、そしたら次は飽きるまで何周もした。

PE2もそうだったな。あれは30周はやったな。リプレイショップアイテムが追加されなくなっても、ずっとやってた。

バイオ2は20周ぐらいしたかなあ?レオン表→クレア表→レオン裏→クレア裏っていう謎ルーティンでやってた

It's up to us to, take out an umbrella」だっけ?最後セリフ。何度も真似したなあ

繰り返してやるのは、そのたびに楽しいからだった。同じシチュエーション突破するたびに感覚は研ぎ澄まされて、以前難しかったところを軽々と乗り越えられた。それが楽しくて。

ただそれだけだったな。

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