はてなキーワード: サンフランシスコ条約とは
「昭和天皇の戦争責任は追求しない」というのがサンフランシスコ条約体制下で行われた「手打ち」であって、連合国側も東京裁判を通じてそれを認めたわけだから、少なくとも戦後の国際秩序を踏まえた国同士の関係の中で「やっぱり昭和天皇に責任があったよね」という話を蒸し返すのはどうなの、という話はある。
一方で、これはどこまで行っても手打ちでしかないので、「ヒロヒトは枢軸国のリーダーの一人としてナチスドイツに加担した」という批判を事実ベースできちんと否定できたわけではない。
それよりもさらに問題なのは、日本という国が戦後を始めるにあたって「戦前の国体を引き継ぐ」という前提に立ってしまったので、先の戦争の責任を完全に清算するチャンスを逸してしまった、ということなんだよね。日本国憲法が大日本帝国憲法の改正という形で天皇から公布された、というのが象徴的。
日本の竹島領有の直接の法的根拠はサンフランシスコ平和条約である。この条約の中で、日本が放棄する領土が定められており、この中に竹島が含まれていない。したがって、同条約発効以前には、韓国相当部分は日本領であったのだから、韓国併合前に竹島が韓国領であったか日本領であったかにかかわらず、竹島は条約に従えば日本領ということになる。
これを根拠に、確かに日本は竹島の領有権を主張できそうである。だが、問題は、条約は締結した国家間のみで有効ということだ。韓国はサンフランシスコ平和条約に署名していない。だから、サンフランシスコ平和条約を根拠に日本が何を言ったところで、韓国に対しては法的効力がない。
日本はサンフランシスコ条約の発効以前、米国によって統治されていたが、韓国による竹島侵攻は、条約の発効直前である。そして、この時の侵攻は米国によって排除されていない。武力衝突も起きていない。日本の漁船のいくつかが拿捕されたようだが、日本は軍事的には何もしなかったし、アメリカも何もしなかった。アメリカは竹島を放棄しているのである。
つまり、条約が発効し、日本が主権を取り戻した時には、すでに竹島は韓国によって占有されていて、日本に主権を委譲する時にアメリカはすでに竹島の占有を放棄している。これでも竹島の領有権が日本にあると言えるだろうか? 苦しいのではないかと思う。
いずれにせよ、条約を根拠に領有権を主張できるのは条約の当事者に対してだけである。韓国に対してはできない。ただ竹島を日本の主権回復以前から現在まで占領しているのは日本ではなく韓国だという事実だけがある。
したがって、総合的に考えれば竹島は韓国領と言うのが現状妥当であると考える。
どこか間違ってたら教えてほしい。
300万人死なせといて自分らが戦う段になると天皇に上から命令されたから従うのが高潔な男だとか戦っても計算上は勝てる可能性がないから正しいとか
他人に神風や玉砕を無理強いした時とまぎゃくのルールを臆面なく口に出して自分は常に正しい事をしていると主張する
全部背負って絞首台に進んだ東條らを切腹するふりして逃げたと侮辱して下士官や兵隊は日本人のが世界最高峰で俺らはできる限りやったと自画自賛
サンフランシスコ条約を自由意志で調印したくせに裁判が終わり時間が経って訴追される可能性が消えたら無理強いされたと責任転嫁
どうせ第三次世界大戦も大量の犠牲者を出した後に無条件降伏するんだろ
二度あることは三度ある
http://anond.hatelabo.jp/20081103140451
要するに、千島列島とは千島樺太交換条約で入手したものであり、それには国後・択捉は含まれない。なぜなら、後者は以前から日本であった、という主張。千島樺太交換を論ずるときに、択捉の北端で「この先千島」と考えたか、中標津から海をみて「この先千島」と考えたかはずいぶん違う。
千島条約で交換した島の中に国後択捉が入ってるかどうかとサンフランシスコ条約で放棄した千島に国後択捉が入ってるかは別だろ。実際最初のころはhttp://anond.hatelabo.jp/20081103141544でかいてるように(同一人物?)政府答弁でもその二島も千島に含めてたわけだし、放棄したと認識してたからこそ、日ソ共同宣言でも触れなかったわけで。日本政府が後から国後択捉を持ち出した事はそういう外交交渉とか国会答弁調べれば明らかなことなんだよ。にもかかわらずロシア領の理由が皆無ってのは強弁だよ。じゃあ何で日ソ共同宣言でも当時の国会答弁でも国後択捉の問題を日本政府はスルーしたんだよって普通は思うはず。