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2021-04-09

キャプテンアメリカが憎い

私はキャプテンアメリカが大好きだった。

筋骨隆々で、パワーで敵をなぎ倒す姿が大好きだった。

ダサい盾と、ダサい衣装すら愛おしく大好きだった。

キャプテンアメリカクッキーを焼いたり、キャプテンアメリカのクッションを購入するほど好きだった。


大好きなMCU。何度見ても面白い

見直すことでMCUへの愛情が増す一方、キャプテンアメリカへの嫌悪感が増していった。


初回のシビルウォー。私は映画館で4DXで鑑賞した。

揺れながらトニーのわがままうんざりしていた。この時の私はキャプテンアメリカ盲目的に信じていた。

キャプテンアメリカ感情移入しすぎていたのだ。

キャプテンヒーローとしての責任を果たそうとしているのに、邪魔をするトニーと考えていた。


だが、今はどうだろう。冷静に考えて欲しい。

街一つを簡単破壊する力を持った人達が、野放しになっていたら危機感を覚えないだろうか。

アベンジャーズヒーローとして戦わなければ、さら悲惨なことになったのは事実だ。

だが、戦場がソコヴィアという遠い地だったために危機感を感じなかっただけではないか


ある日突然日本戦場になることも考えられる。

その時に何も制約を持っていないヒーローたちが現れて、人類を守るという行為理由日本破壊して回ったらどう思うだろうか。

せめて決められたルールは守ってほしいと思うのではないか


ここまで考え、アベンジャーズのために、人類のために、ヒーロー国連管理してもらい、

みんなが納得できるように活動できるようにしようとしたのがトニーなのだ


キャプテンアメリカはどうだっただろうか。

管理されたくないと仲間を連れてアベンジャーズを抜けただけである

人類危険視されているのに、空港飛行機破壊ワンダに関しては一般人の車を次から次へと落として破壊していたではないか


ここまでは考え方の違いなので、まだフォローする余地があると思う。

だが、最終的にキャプテンアメリカが何をしたか覚えているだろうか。

トニーの父親を殺したバッキーと、トニーの父親が作った盾で、被害者であるトニーを叩きのめしたではないか


さらに最新作のファルコン&ウィンターソルジャーでも、キャプテンアメリカ人間性象徴するエピソードがあった。

シビルウォーでは、キャプテンアメリカは追われる立場にあり、盾を国に没収されていた。

その盾をキャプテンアメリカに盗んで渡してくれたのは、シャロンカーターである

キャプテンアメリカのために、シャロンは国から盾を盗み、渡したのである

キャプテンアメリカは感動し、シャロンキスをするという印象的なシーンがある。


ファルコン&ウィンターソルジャーでは、シャロンのその後が明かされる。

幸せ暮らしていると思っていた。指パッチンで消えた人類の半分を助けたヒーローと両想いになっているシャロンなのだから

だが、現実は違った。キャプテンアメリカのために国から盾を盗んだ罪が消えずに逃亡生活をしていたのだ。


この時キャプテンアメリカは何をしているのだろう。

インフィニティストーンを返却した後、自分勝手理由でペギーカーター楽しい人生を送っていたのだ。

シャロンキスをしていながら!!!

100歩譲ってペギーと暮らすのは許そう。

だが、過去に戻ったキャプテンアメリカシャロンを助けることはできたのではないか


このとき私の中でキャプテンアメリカへの憎しみが最高潮に達した。

今までは気づかないようにしていたキャプテンアメリカへの憎しみが心の中から溢れ出てきた。

今まで違和感を感じていたが、何とか抑え込んでいたキャプテンアメリカ負の感情がとめどなくあふれ出てきていた。

私はキャプテンアメリカが憎い。

 
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