はてなキーワード: ケンタとジュンとカヨちゃんの国とは
いや日本映画つまらんよ。だって見なくてもオチわかるし。ハートフルでハートウォーミングなのがいいんでしょ?みんな頑張ってるのが見たいんでしょ?もたいまさこがいいんでしょ?
たぶん例に挙がった監督って、だいたい現状を肯定する話だったり、ゆるかったり、なんか切ないねみたいな日本人特有のワビサビを感じさせるのばっかでしょ。役者とか舞台は違うけど結局同じテーマしか扱ってない。まあ安心して観れるんだろうけど、完全マンネリで、テレビの2時間ドラマででもやってたらいい。
あくまで俺目線の意見だけど、もっと意外性があっていいと思う。日本にどれだけの脚本家がそれだけ練った話を作れるだろうか。あと社会風刺とか絶対しないよね。何かを訴えかけるようなことは苦手な民族性からなんだろうけど。警察は正義。だから、ジョークもさぶい。ブラックジョークって最高に面白いと思うんだけど、そういうのない。テレビと違う映画の魅力って、公共の場では自重すべききわどい表現を前面に押し出せることだと常々考えているんだが、女子供年寄り向けの映画ってほんとくそつまらんと思う。
日本映画全部嫌いなわけじゃなくて、過去作だけど好きな監督・作品は、
・大森立嗣「ゲルマニウムの夜」「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」
・吉田大八「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「桐島、部活辞めるってよ」
いわゆる日本のサブカルを支える"俺ら"視点の作風がいいと思う。
なんか突っ込みどころ満載な、独特の空気があっていろいろ面白い。
俺が観た園子温は「紀子の食卓」「冷たい熱帯魚」とかだいぶ変態に傾倒していて、観客置いてけぼりでただぶっとんでりゃいいの?ってのがいまいちな印象。
塚本晋也の「鉄男 The Bullet Man」はようわからんかったが、「野火」がすごいらしいので見てみたい。
仲の良い友人がかわいい。
SNSにその子の写真をアップするとほぼ確実に誰かがかわいいとコメントする。
私はそれを自慢というか、嬉しく思う。
私は、どうみてもかわいくないし、太っているし、ひねくれている。
いんげん豆のような一重まぶたに、つきすぎた顔や腹の肉、おまけに皮膚がボロボロで背中にニキビがある。
でもこんな私でも私相応の彼氏(サンボマスターのボーカルに似ている)がいる。
あとは、都合のいい時に呼ばれる男性がいる。
その人とデートはしたことがない。居酒屋で飲んで、私の家に泊まるだけである。
セフレ、というと「私も相手も付き合う気はなく、割り切った体の関係」という意味合いがあると思う。
相手の男性はそう思っていると思う。私もそういう素振りをしているから。
でも、本当は、あわよくばその人と付き合いたい。
あわよくばじゃなくて、付き合いたい。
でも、その人が私を恋愛対象にすることは100%ない。
初回にそう断言されている。
(私的には)イケメンなのでもっと可愛い人と付き合えるし、彼女を作る気もないらしい。
そういう関係を約1年続けている。
話は戻るが、かわいい友人。
彼女はやっぱりモテる。私だったら喜んで踊り出しそうなスペック(顔、仕事、性格)の人たち4,5人から常にアピールされ、
セックスの勧誘ではなく本気の求愛をされている。既婚、未婚関係なく、求愛されている。
そして彼女はそれを楽しんでいる。
美人の特権だ。
穂村弘のいう「恋愛カースト」だ。学生時代から目の当たりにしてきた制度だ。
そういう二人が恋愛話をするとどうなるか。
友人「この前言ってた○○さん、ごはん行ってみたけどまじないわ。スペックいいけど、好き好き言いすぎで引いたわ。
私ちゃん最近どう?」
私「そういえば昨日○○くんが急に泊まりにきた〜。なんか酔ってたから迎えに行ってタクシー代私が払ったんだがwww」
友人「そーなんだ!でも会えてよかったじゃん!」
…なんていうか、同次元の会話をしているように見せかけて、全然違う。違う違う違う。
かたや本気のモテエピソードで、かたや頑張ってセフレ維持の誇張トークである。
必死にそれっぽい話にあわせているが、話していて切ない。
優しい友人の「でも会えてよかったじゃん」という逆に申し訳ないフォローが脳裏でこだまだ。
「(本当は好きな人と付き合えない程度の女です)でも、彼氏いるから大丈夫なんだけどっ」
今日は映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」を観よう。