はてなキーワード: ギャルゲとは
オタクのコアとはなんなのか?
二次元オタクやアイドルオタクが「疑似恋愛」をコアとしていることはわかる。
では、それ以外のオタクは?
オタクの由来を考えれば自ずと答えは見えてくる。
オタクの由来は諸説あるがアニメキャラを真似たごっこ遊びに由来するという説が有力だ。
あのあとまたグループで通話してる時にそんなような話になって、堪らず通話とゲームをブチ切ってあの増田を共有した。
すごい勢いのド正論と大正解で私の嫉妬の根本原因を突き止められ、自分のあまりの思い違いと恋は盲目(笑)さに恥ずかしさのあまり死んだ。あんな増田書くくらいだ。私は彼氏のことが死ぬほど好きだ、推しより好きだ。
コメントで彼氏を貶すようなものが見受けられたので、たくさんの反響を頂いたが削除した。残そうかと思ったけど消した。
反応を下さった方、有難う御座いました。全て隅から隅まで読ませていただきました。
私は比較的規模の小さい箱の中でも更にファン数の少ない推しを、箱に所属する前個人勢で登録者3桁レベルの頃からずっと推している。そのため、Vとの距離があまりにも近い。例で言うなら配信にリスナーが出る、ゲームのフレンドになる等、Vに対して自分たちと同じ目線で、同じ存在だと気づいてしまう様な環境だ。だからVを同等の存在とみなし、嫉妬に狂ってしまった。
一方彼氏の推しは界隈でもほぼトップレベルの事務所に所属し、リスナーの数も軽く2桁万を超えるレベルだ。そもそも自分たちと同じ目線になんか居ないのだ。比べるもんじゃねぇんだ。要するに私が普段推しに対して言ってるのと同じレベルの発言だったわけだ。
説明されて理解した私は自分のあまりの恥ずかしさに死んだ。ついでに推しを貶された彼氏からは好感度が下がったとのお達しを頂いた。残当。
みんなも気をつけてね。(同じ状況になることあるか?)
追記:前記事のエロ画像貼りや犯したい発言に対してかなり心配を下さっている方がいるが、私たちのグループでは日常茶飯事の会話なんだ。
そもそも私以外女が居ないグループで、私自身推しは女の子の方が多いしそういった類のエロ画像に対して嫌悪感も無い。ていうか自分で探しに行くレベルだ。
学生時代から仲のいいかなりプライベートな部分でも繋がりのある小さいオタクコミュニティだから異常だと気づけずに書いてしまった。それは私の落ち度だと理解しているからあまり目くじらを立てずに許してくれると有難い。
僕は昔から現在にかけて「男性向け・女性向け」ジャンルの作品/コンテンツを両方それなりに摂取している。
しかしその過程で僕は「女性向けコンテンツ」に辛さを感じるようになった。この記事ではその話を綴っていこうかと思う。
体験と気持ちを具体的に述べてくのでちょっと長い。時間が余った暇つぶし程度に読んで欲しい。
僕自身はオタクコンテンツかどうかに関わらずあまり物に男性向け・女性向けをつける必要はないと思っている立場だ。
何故なら、それを好むことに生まれ持った性別など関係無いし、実際(特に最近では)その表記関係なく両方の性別の人間が楽しんでいるコンテンツは多くあるからである。
しかしながら、両方を楽しむオタクをやっていく中で、この表記が必要不可欠かどうかは置いといて、"正しい"ものではあるということをひどく痛感した。
僕は小さい頃からジャンプや特撮や美少女深夜アニメを楽しんできた主に男性向け作品を楽しんできたタイプのオタクだ。
そんな中女性向け作品に初めて触れたのはアニ横・学アリといった人気もクオリティも高い、男性が楽しむにも敷居が低い少女アニメである。
そして本格的に女性向けコンテンツに手を出したのは恋愛シミュレーションゲームにハマっていた中高生の頃だ。
この頃は有名どころのギャルゲはそれなりにプレイしていて、それまで感じたことのなかった二次元キャラと自分との奇妙な関係性に衝撃を受けていた。しかもギャルゲ黄金期とも重なり良質なストーリーの作品にも恵まれ尚のことギャルゲにのめり込んだ。
そんな中ひょんなことから乙女ゲームである「緋色の欠片」というゲームを知る。
そしてこのゲームと会ったことが、僕が自分の首を絞め続けることになった元凶となる。
きっかけはYouTubeに上がっていたMADだ。その頃ハルヒと銀魂にハマってた僕は、杉田さん経由でたまたま緋色のMADを見かけた。初見は正直MADに組み込まれていたセリフで ああ乙女ゲームね(笑)とはなった。しかしギャルゲもやり尽くした感があった頃だった事や、犬夜叉を彷彿とさせる世界観に興味を持った事(結局全然違ったが)、ストーリーも面白そうで公式サイトを見る限りドストライクの女キャラがいた事もあり購入を決意した。
で、やった。
ストーリーの面白さもさることながら、女性向けという感じはあまりしない絵柄やキャラデザ、(描写に賛否あるものの)バトルも多いので馴染み易かった事、女性キャラも結構出てくるので読みやすかった事、美鶴ちゃん、など多くの要因が重なりあまり女性向けゲームという印象を強くは受けず、かなり楽しめた。あと中二病的固有能力設定にどハマりした。家で手に紋章とか書き込んでた。俺も風を操って真空の刃で敵倒すんだ妄想を授業中してた。
さて、ここで僕は「乙女ゲームも意外とイケるじゃん…?」という心境になった。そして他にもないかなと探し始めたのだが、まぁなかなか緋色並みにバチんと第一印象でくるゲームが見つからない。同じ絵師のゲームもあったがこちらはちょっとキャラデザと設定がやろうと思うに至らなかった。結局、探していくうち絵柄と設定があそこまで俺的敷居が低く印象が良いものは稀だったんだなと知った。
乙女ゲームという俺の中では手を伸ばすには異端ジャンルをやる上で、それを乗り越えてでもやりたいと思うほどの第一印象は大事だったのだ。
(あくまで僕の"第一印象"の話なので勿論神ゲーはいくつもある)
緋色がたまたまだったのだ…と思いつつ緋色の面白さを引きずっていた僕は、今までのオタク活動もそのままに緋色の新展開や新作乙女ゲーム情報を細々と追っていた。
さて気付かぬうちに首を絞め始めたのはこの辺りからだ。
この頃展開していた緋色のコンテンツは主に続編ゲーム、ドラマCD、アニメである。
ドラマCDはギャグ展開のものが多く大いに笑っていた。しかしたまに挟み込まれる恋愛要素や女性向け的台詞にうん…みたいな気持ちに僕はなっていた。
今思えば、いや今思わずとも、当たり前に当たり前の要素ではあるのだがなんか違うんだよな〜などと思っていたのだ。そもそもゲームにもそんな要素は当たり前にあった筈なのだが、出来上がったシナリオに必要不可欠な要素の一部として享受していたんだろう僕は、そこを強調されてもみたいな気持ちだったのだろう。
でもまぁこの時の僕はちょっと違和感程度で意識するほどは思ってなかったと思う。
そんな中、「夏空のモノローグ」という乙女ゲームが発売される。
緋色以降結局プレイに至るゲームは緋色の続編である蒼黒しかやってなかった僕だが、このゲームの広告一枚絵に衝撃を受けた。
儚げな少女と普通の男子高校生が佇む、爽やかでありつつどこか俺がのめり込んできた泣きギャルゲを感じさせる絵。
これは良いぞと公式サイトを見た。キャラデザ、ストーリー、沢野井…これは俺でもイケる、絶対面白いとそう思った。
また僕がその公式サイトを見たのは発売直後だったのだが、そこにはシナリオライターが発売に寄せる文章も載っていた。
そして多分これが1番の決め手になったのだが、そのシナリオライターめちゃくちゃ見たことのある名前だったのだ。それは緋色のナンバリングタイトルである翡翠リメイクの公式サイトで見た名前、西村悠さんだった。
翡翠リメイク公式サイトにて西村さんがこのリメイクにかける想いをとても丁寧に具体性を持って綴っていたことはかなり強く印象に残っていて、とても誠実に物作りをする方だなと思ったことを覚えていた。
だから、この夏空のモノローグという作品には信頼を置いていいと強く思い、購入を決意した。
とにかくこれぐらい強く想わない限り女性向けゲームに手を出せなかった僕だが、結局この夏空は神ゲーだった。
シナリオ音楽背景etcが神なのは前提として、この記事的にいうとゴテゴテしてないキャラデザと馴染みやすい絵柄、恋愛を主軸としながらも木野瀬をはじめかなり共感できるキャラクター達の葛藤…など、これもまた女性向けゲームという敷居を低く感じさせる作りで、とてもハマった。
スタッフブログにて登場するディレクターやシナリオの西村さんが男性だったのも馴染み易かった一因かもしれない。
やっぱり女性向け作品でも良いのは良い…!そう想いを強くした僕だったが、ここで衝撃の事実を知る。
夏空のモノローグ、当時めちゃくちゃ売り上げが低かったのだ。
今でこそ根強いファンを抱えるこの神作品だが、恐らく乙女ゲームを求める女性ユーザーには第一印象は良くなかったんだと思う。何故なら僕がうーんと思っていた絵柄や設定こそが求められていたものだったからだ。
よってこれ以降、このブランドから夏空のような素朴な絵柄や雰囲気のゲームはほとんど発売されていない。多分。俺基準かも。あったらすまん。
しかし人間は成功体験を忘れられない生き物で、男性向け作品に染まりきった僕でも楽しめる作品が乙女ゲームにはある…!とかなりこのブランドの新作情報は追っていた。
何より、1人のキャラの格好良さや魅力や葛藤を長編シナリオをかけて描写してくれる乙女ゲームという媒体は他の作品とは違った体験をくれるもので割と唯一だった。
結局僕が夏空以降にプレイした作品は、緋色のナンバリングタイトルである「白華の檻」と「Code:Realise」の2つである。
どちらも同じディレクターとシナリオライターが関わっており信頼のもと購入しそして信頼を上回る作品だった。
世界観やストーリー、作品描写が本当に良く、根強く心に残る作品であり大好きだ。
しかしながら、正直絵柄はどちらも若干苦手で(いや勿論めちゃくちゃ綺麗で素晴らしいとしか言えないのだが)"女性向け!"と思うものだ。
また他媒体展開においても、特にコドリア(Code:Realize)は発売から社をかけて運営されていたのもあってか、女性向けに満足度の高いものが多く展開された。
ドラマCDの内容や商品展開や続編の展開では女性向けのコンテンツなんだという事を意識させられるものが多く、求めてないなぁ…なんて思ったし、リアルイベントなんかはもう完全にそうなのであー…違うんだよな…となった。
こうして夏空からコドリアにかけゲーム内容も展開内容も段々と自分の求めてるものからかけ離れていくと感じていた中で、あぁ俺が求めてる作品はもう出ないんだろうな…どうして変わってしまったんだろう…と思うようになった。
そして割とマジで気がついてなかった、緋色から少しずつ感じていた違和感の原因に、ようやく気がつく。
そうなのだ。
…そうなのだ…。
そうなんだよな…。
いや勿論女性向けコンテンツで乙女ゲームということは分かっていたけれど、自分がマジで対象外だったそうだったという当たり前のことになぜか気がついていなかったのだ。本当に。あれだけ女性向けは食指を伸ばしづらいと思っていたにも関わらず、だ。
なんか求めてないんだよなと思ってはいたけれど。そう…そうなんだよ…俺、対象外なんだよ。
作品がどれだけ僕にとって凄い良くて、取っつきやすい作品性であっても、その後の展開はそりゃ女性向けに振るしそれが求められているのだ。何より夏空から段々とゲーム内容や他媒体展開の女性向け的色が濃くなったコドリアが圧倒的売り上げを誇っているのが何よりの証拠だ。
この事に気がついてから、コドリアをプレイしながら何度「俺はお前達と少年漫画で出会いたかったよ…」と思っただろうか。もしそういう環境下でこの作品が生まれていたらここの描写はもっと違ったんだろうか、とか、俺はもっと楽しめていたんだろうか、とか、と。
まぁでも
恋愛要素抜きにしても少年漫画じゃ絶対こんなの通らないし俺も読まんと思う。
それが答えだ。
このゲーム達は乙女ゲームという環境下でこそ生まれた神作品だ。
物語の終わりが保障されていて、信頼のおけるシナリオライターが書いていて、キャラクター1人1人の良さをじっくり知れて、様々な男性キャラクターが主軸になりいろんな視点から物語を進めていけ、最高の背景や音楽の下、快適なプレイ環境でやれるのは乙女ゲームでありこのブランドならではなのだ。
俺は本当にやるせない気持ちになった。
好きな作品のマーケティング対象外である事はよくある事だと思う。例えば僕は東映特撮も好きだがあれは対象は子供だし、プリキュアおじさんなんて言葉は正にその象徴たるものだ。
こんなに良い作品でこんなに好きなのに、だ。
僕自身はゲームの内容に満足しつつもその後の展開には満足できず、その内女性向け色が強くなったゲーム内容も楽しめなくなってしまったのだ…。
つまり
という
俺が悪い。俺が悪かった…。
今現在ではシナリオライターさんもブランドから離れていることも相極まって全く乙女ゲームには手を出していない。
好きになっちゃいけないのに好きになっちゃうみたいな悲恋エンドだからこんなん。
さて、
最近ではオタクコンテンツはアプリゲームが主流になりつつある。
女性キャラクターが際どい衣装を着て出てくるゲームや男性キャラクター同士がクソデカ感情をぶつけるゲームなど、以前より更に男性向け女性向けという意識が強いコンテンツも多くなった。アプリ課金という性質から単発的娯楽を提供するものも増え、終わりなき物語が量産されている。
しかしながらそれと同時に、アプリという手軽さや物語が終わらないという解釈の自由度が増した事により、男性向け女性向けに関わらずいろんな人が楽しむような時代になっているようにも思う。
また、僕の周りの友人達に割とそういう男性向け女性向けを超越するオタクが多くいた事もあり、やっぱり良いもんは良いんだよな…と改めて思っている。
けれど、(僕の場合は極端なコンテンツだったからというのもあるが) やっぱり男性向け女性向けという表記は商売である以上正しいしある程度は必要なのだとも思う。
僕自身は普段は出会うはずもない完全対象外の作品にハマってしまったが故の苦悩だった。
でも出会っちゃうもんは出会っちゃうし、良いもんは良いし、オタクは理性効かない。
この中途半端な立ち位置に居がちなオタク達はきっと事象は違えどいっぱいいるし内に抱える問題はきっとまだある。
【余談①】
尚僕は現在、男性向けコンテンツに出てきた男性キャラクターに傾倒したりもしている。
でも別にそういうんじゃなく女性キャラクターも普通に好きだし、格好良いものは格好良いな〜ってやりたいだけなんだけれども。
ただこのキャラクター今は女性向け作品に主に登場するようになり「アッ!ン!!違うんだよな!!!」というのをたまにまた繰り返しているところだ。
でもそれを上回る満足度の高いコンテンツなのでやっぱり出会えて良かったなと思っている。
【余談②】
この記事とズレるので余談とするが、前々から好きだった作品に最近別の層が流れ込みそこが消費者の主流になり、作品全体のターゲット層が変わり僕もターゲット層から外れだしたという出来事があった。これもまたオタクが抱えがちな難しい問題である。
乙女ゲームで最終的にヒロイン(ゲームの物語の主人公で≠自分)が最推しになるのはやっぱり自己投影ってカテゴライズされるのかな。ギャルゲはやったことなくてエロ目的でエロ以外スキップでエロゲやったりすることはあるけど男主人公(≠自分)も割と嫌いじゃなくて女キャラも属性で好きになる。作者が自己投影してそうで有名な少女漫画の主人公も結構好きだけど、他者として愛でたいのであって感覚的には同一ではない。ヒロインに酷いことをするから攻略対象を軽く殴りたくなったことも、一回本気よりで攻略対象に嫉妬したこともあるけど、この感情もヒロイン=自分だと思っているから、自分にひどいことをするキャラ=嫌いと断じられてしまうのかな
めちゃくちゃうろ覚えだが、概ね以下のシーン
この記憶にいろいろ別の作品が混ざっている可能性は大いにある。
書いていて思ったが、付き合うふりをするストーリーラインは、ほぼそのヒロインが勝ち確なので、複数ヒロイン系の漫画・ラノベじゃないような気もする。
あるいは前に見た夢を小説だと勘違いしているのか・・・?と自分の創造性を過信しそうになっている。
それはそれとして寿司が食べたい
こんなふわっとした問いかけにいろいろ出してもらってありがたい。
げんしけん読んでないんだが、なんかちらっと見たことあるとかの可能性はあるので寿司回あるらしき6巻をかった。
人間関係わからんかったが、眼の前のレーンを流れる高い寿司に手が出ないあたりとかが関係性の比喩なんかなと思った。
多分これではないと思う。
寿司がうまそうだった。
江戸前の旬
これも読んでないんだが、なんかちらっと見たことあるとかの可能性はあるのでKindle Unlimited様の力を借りて読んだ。
江戸前職人の心意気、穴子回からカツオ回イカ回のコンボがやばい。
多分これではないと思う。
寿司がうまそうだった。
鉄火の巻平
これも読んでないんだが、なんかちらっと見たことあるとかの可能性はあるもののKindleにもないので確認できない。
多分これではないと思う。
寿司がうまそうだった。
これも読んでないんだが、なんかちらっと見たことあるとかの可能性はあるもののKindleにもないし、物理本の取扱もないので確認できない。
多分これではないと思う。
寿司うまそうか?
SUSHI食べたい
あなたがいない、夜は寂しい
真夜中三時、思い出す。
多分これではないと思う。
寿司がうまそうだった。
君の膵臓を食べたい
読んだこと無いので読んでみる。
とりあえず今日買ってみる
未プレイなんだすまん。NavleはSHUFFLE!しかやっていない。
当時カレハ先輩好きだったんだけど今考えるとシア一択だし、
ゲーム中、楓があっさり引き下がったのいまいち納得行ってなかったので空鍋肯定派である。
めちゃくちゃ腹へるじゃんこれ
Q.敵NPCが人質の首にナイフをつきつけて脅迫したものの、プレーヤーは大人しくしなかったのでゲームマスターはNPCが首筋を刺して人質が死亡したと処理した。しかしルール上はナイフのデータでは即死しないとプレーヤーが抗議する。どうしたらよいだろうか。
http://hiki.trpg.net/wiki/?%BC%F3%A5%CA%A5%A4%A5%D5%CC%E4%C2%EA
テーブルトークRPG(TRPG)において、イベント的な意図とゲーム的な処理が噛み合わない問題。あるいは、ゲームマスターとプレイヤーの解釈が噛み合わない問題。
TRPGではイベント内も含めた全ての行動を共通のルールで処理する。そうすることでイベント中であってもプレイヤーのステータス、機転、判断が絡み、思いもよらぬシナリオが生み出されるのが醍醐味だからだ。
ゲームマスター(GM)のこのイベントでの意図は人質の命とNPCの要求の二者択一をプレーヤーに選ばせるものだが、プレーヤーは何としても自らの機転で最良の結末を選びたいものだ。(そして得てしてGMもそれを受け入れる傾向にある。)
そこで考える。「よく考えたらナイフの攻撃値と人質のHPを比べると一撃では即死しないじゃないか。なら一回刺してる間に奪還すればいい」。しかしGMは言う。「首に刺したら死ぬに決まってるだろ常識的に考えて」。
TRPGにおいてイベントとはどうあるべきか、ゲーム的な処理はどこまで適用されうるか、そしてGMとプレイヤーの理想的な関係はどうあるべきかといった様々な論争を巻き起こした奥深い問題。
「あゆルートにおいて奇跡の力が発動してない栞はどうなるの?」
https://lonestarsaloon.hatenadiary.org/entry/20090410/1239302357
エロゲあるいはギャルゲにおいて、選ばれていないヒロインの問題。あるいは、誰かを選ぶと他の誰かが不幸になる問題。
泣きゲと呼ばれる類では特に顕著だが、エロゲもしくはギャルゲのヒロインたちというのは、物語上何かしらの不幸や屈折を抱えていることが多い。
主人公がそのルートに入ることによって問題は顕在化し、主人公の手によって解決するのだが、では選ばれていない他のヒロインの不幸はどうなるのか。
Kanonに限らずこういった論は意識されてはいたのだが、その構造が特に露骨に見えやすかったのがKanonだった。Kanonの世界においては、1度きりしか使えない「奇跡」によってしか救えないヒロインが複数人いる。
しかも、その選択権は主人公にある。一周目は誰のことも知らないからよかった。二周目以降、あの子の不幸がちらついて他の子が選べない。
エロゲや周回ゲーム全般、ひいては物語そのものに対する様々な解釈を生み、遡及的過去生成なんていう超絶アクロバティックまで提唱された根深い問題。
勝ち目が無くなったプレイヤーが、勝ち目が残っているプレイヤーの最終的な勝敗に、ゲームの最終目標とは無関係に、恣意的に関わってしまう
多人数対戦のボドゲや卓ゲ、TCGなどで、絶対に勝てないプレイヤーの問題。あるいは、最適解のない手番の問題。
既に絶対に勝つことができなくなったにも関わらずゲーム進行上手番が来てしまうことがある。Aを選ぶかBを選ぶか。どちらかを選ぶと、それに直結してこのゲームの勝者が決まってしまう。
どちらも自分の勝利に近づかない=理論上の最適解がありえない。それなら気分で選ぶか、ランダムに選ぶか、いっそ勝たせたい方を勝たせようかな。
それが、そのゲームをしゃぶりつくしたい理論派プレイヤーには我慢できない。お前の理論値はこうだ、たとえ勝てないとしても最大得点を取れる手はAなのだ。俺は全プレイヤーが理論値を目指すことを前提に戦略を組んできたんだぞ。
という感じで、さて誰が悪いんでしょうねと議論が始まった。
そもそも誰かが詰んでしまう仕組みになってるゲームが悪い、いや詰んでもいいけど第二の行動目標が必要なのだ、いやそもそもこれは問題でもなんでもない、究極理論値を目指さないプレイヤーがいたっていい。
やがてゲームそのものの理論や意義までもを考える人まで出てきてしまった闇深い問題。
推理小説における作中探偵の限界についての問題。あるいは、探偵が物語にとっての何であるかという問題。
推理小説がパズルであるなら、読者は問題から答えを導くことができる。しかし、探偵にとってはそうではない。作中にいる探偵には作者の出した「問題」が見えない。
つまり、前提条件がどこからどこまでで、今この瞬間には推理ができるのか?できないのか?それがわからない。
特に犯人が探偵の存在を知っていて、偽の手がかりなんかをばら撒き始めた日には、より顕著になる。何せ偽の手がかりが偽だと気付くための手がかりが必要だ。でもそれが偽でない保証は?
ちなみに、読者にとっては「これが推理小説であるという事実そのもの」&「ここから解決編が始まるよ!という作者の親切なほのめかし」によって、そこまでのヒントで必ず論理的に謎が解けることが保証されている。
ここから突き詰めて、じゃあそれでも解けてしまう探偵って何なんだ、超人なのか神なのか、単なる物語上要請されている機械仕掛けの役割にすぎないのか、いやいや探偵も人間だろう、推理小説も小説だろう、というような論争がなぜか日本でだけ始まった。
なんだかんだでその後の小説のテーマになったり斬新なトリックの基礎となったり、魅力的な探偵を生み出したりと後世に確実に影響を及ぼした、興味深い問題。
(第二問題である「作中で探偵が神であるかの様に振るまい、登場人物の運命を決定することについての是非」も面白い)
(本当はトロッコ問題とか心身問題とか異世界シャワー問題とかも語りたかったけど、アルバムとしてのコンセプトに合わない気がするからこの辺にしておく)
ちょっと違う
ブームが起きたんだけど文化に出来なかったのではなくて、文化になったので潰されたのだ
エロゲ業界は、NEC-PC98の時代から、それなりのニーズを受けて市場が構築された
CD-ROMの一般化、Windowsの登場など、様々な変化を乗り越えている
ノベル形式の誕生により、ゲーム性を置き去りにすることが出来た
可愛い子が悲惨な背景を背負い、それを共に乗り越えることで、感動を得る
膨大なテキストが要求され、ともに笑い、ともに泣き、エンディングを迎える
それらも大筋この流れからは脱却していない
古来から売られるエロゲは別のもの「抜きゲー」などと呼ばれ区別されるようになる
そうしたゲームは「姫騎士アンジェリカ」とか「レイプレイ」とか「ぬきたし」のように脈々と受け継がれるのだが
一度荒らされた市場で、本来王道のはずのそれらは、なぜか邪道の扱いを受ける
キャラクターもそうだ
だから、いわゆる泣きゲーを作ろうと思うと、パズルになってしまう
消費し続けるにも限界がある
対魔忍アサギなら、同じようなことを10回繰り返しても、人は買ってくれるのだ
けど、Kanonはそうは行かない
目的は、少女と織りなす「感動」の消費で、エロと違ってそれを供給し続けるのは難しい
見てないのもそこそこ
一覧はアニメイトのサイトが便利(https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=5228)
前期で面白かったのは 異種属、イド、推し武道、ましゅまいれっしゅ、ドロ、シートン
感想には偏りが強い
都度見たのを追記していくかも
今期はターゲット外で見てないの多い
アルテ
王道系
男女逆だから今風だけどこれ男だったらなんの起伏もないまま進む恐れ
昔好きだった女とまた会えてどうたら系な話が好きならオススメ
若干雰囲気も含めて重い
前人生のギャルゲ世界へ転生かつ悪役だったとかどうやって閃くんだ
無心で楽しめる
隠し事の方にまだ明かされてない何かがあるっぽい、EDは今期トップ
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦〜
ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 2nd Season
期待してたのにこれは酷すぎる
主人公が変身できるのが鍵っぽいけどその辺の謎が解決しちゃったらもう特別感無いし
かといって引っ張り続けるとダレるから難しい
エロ要素でブレてる気がする
異世界転生かと思いきやスタンダードな世界観、最近流行りのスマホゲーのアニメ
人によって好みがかなり別れそう
超有名なスマホゲー
1話時点は作画脚本共にそこそこ酷い、てかプロローグなのかこれ?
新サクラ大戦 the Animation
新規が見ても楽しめればいいなぁってか2話も導入だったんだが…
話の流れとか諸々なぞってるのに…
あとはページめくる度に主人公がコロコロ態度変わる表現が欠けてんのかな?
既に作画がきつい
BNA ビー・エヌ・エー
またケモだ!
何か新しいことに挑戦しようとしてるのは凄いわかる
今後の展開次第
登場シーン、車のパレードを追突して退かしながら最後電柱激突とか悪い意味でどうかしてる
もうちょっと様子見だけどスマホゲーは一度崩れるともうあかんからどうなるか
放課後ていぼう日誌
こんなレ目が似合う主人公久しぶり
<追記>死にました
LISTENERS リスナーズ
どうなんだこれ…
1話時点は期待薄と言わざるを得ない…
2話見たけど主軸はどこだ、根幹の謎を謎で放置するなイドを見習ってくれ
ネガティブさが一切存在しないこれはすごい、疲れた人は見るべき
コメディかつストレスフリーさらに細かいリアルな描写も一切妥協してない強い
天晴爛漫!
だが今回の西浦みかん大使のイラストが叩かれた時のオタクやラブライバーたちの反応は、決して俺が期待していた通りの反応ばかりでは無かった。
「これのどこが性的なんだ、そんな描写はどこにもない」という趣旨の反発の声が少なからず存在しており、その一点張りなのだ。
しかしこれは非常にぜい弱な論の立て方だ。
私見を述べさせてもらうと、あのイラストの高海千歌(キャラの名前)の描写で用いられているスカート中央部の影はボディーラインを強調するための技法であり、「セクシーに見せるためのもの」でしか無いのだ。
あれはスカートが太ももやお尻・股間のあたりに密着してるかのような印象を与えるのでキャラをセクシーに見せる技法としてはわりとポピュラーなものだ。
写実的に誤っているかどうかはこのアートの世界では重要ではない。事実アートとしてこの表現技法が優れている事は今回のフェミ方面の反応からしても明白である。効果があるのだ。
これはここ10~20年以内に生まれた技法のはずだと俺は見ている。発祥はアニメ方面ではなくギャルゲ方面なのではないだろうか。
ただし、ラブライブに限らずプリキュアやセーラームーンでもコナンでも何でも良いのだが、ああしたアニメで用いられている塗りはいわゆる「アニメ塗り」と呼ばれるものなので、極度にデフォルメすることを求められるアニメ塗りの世界でそれをやるのはちょっとした技術的挑戦だと俺は思うのだ。
人体のみならず影すらデフォルメされるアニメ絵において、グラデーションという概念は殆ど無いのである。むしろ影の濃度に3~4パターンもあるのは丁寧な部類と言えるのだが、ギャルゲは元々そういう複雑な描写でやってきたジャンルなのでスカートにボディラインを強調させる技法は比較的容易だと言えるのだ。
だけどラブライブの場合はそうはいかない。1パターンの影であれを表現しようとする場合、必然的に高海千歌のあのスカートのような影になるはずだ。もう少し影を分散させればまた話は違ったかもしれないが、それはアニメ塗りの文法としては美しく無いものになってしまうためあれで押し通したのかもしれないのだ。
(「透けている!!」という反応があったのは俺もぶったまげたが)
いずれにせよあれはアニメ塗りの世界にギャルゲの技法を取り入れようとした技術的挑戦の産物だと俺は思ってる。製作者はキャラをセクシーに見せるためにあれを描いたのだ。オタクやラブライバーはイラスト界隈のそうしたトレンドを知った上で、今回はあれを性的だと認めよう。
俺が言いたいのは、オタクやラブライバーが取るべきは「性的ではない」という論ではなく「性的かもしれないが深刻な実害が無い・予想されない以上は潰すな」という論で統一するべきだという事だ。
そこまでムキになって性的ではないと強弁すればするほど不安になる。それってそいつは「性的であれば潰されても仕方ない」って考えてるかもしれないってことよね?
それでは表現を潰したがっている連中には絶対に立ち向かえないのだ。
これは何もエロに限らないよ。BLでも暴力表現でも差別表現でも同じ事が言えるよ。「バイオレンスだが潰すな」「差別表現だが潰すな」が言えないとダメなんだ。そうでないと必ず「市民」や為政者の餌食になるよ。
数年前に話題になったDoki Doki Literature Club!(DDLC)を今更ながらプレイした.と言っても最後までクリアしたわけではないが.
だから物語の結末を知らないし,このゲームの批評をあーだこーだ書こうという気も毛頭ない.
では何故こんなところにこんな駄文を書き連ねようと思ったか,それは今になってこのゲームに触れたこと,途中でプレイを諦めてしまったことにも関係がある.
まあ,一言で言ってしまえば自分の心理的な状態,気持ちの整理である.
普段は長文を書く習慣も無けりゃ読書もロクにしないことに加え,自分の感情を外に向けるといったことが出来なかった人間が整った文章を組み立てられるとは到底思えないが,どうしても書き留めて吐き出さないといけない気がしたのでこの場を借りることにする.
このゲームが話題になった当時,自分は鬱状態にあった.正確には医者にかかり鬱と診断されたのは2018年くらいのことなので,当時は自分が鬱だという認識は無かったが,振り返ってみればかなり酷い生活を送っていたと思う.それでも,精神状態が良くはないという自覚はあったようで,SNSの評判やnot suitable for those who are easily disturbedの注意書きを見てプレイはしなかった.
そして現在.未だに服薬中ではあるが一時より処方量も減り,身の回りの不安要素も軽減されて気分も上向きになり趣味や勉強に関わらず色んなことをやりたいなあと思っていたこともあって,思い出したようにDDLCをダウンロードした.正直,グロテスクな表現は好きではないがそれほど苦手というわけでも無かった(前情報がその程度の認識だった――これは大きな誤りだったが)ので,どんなもんかと軽い気持ちで起動した.
そこからは普通のギャルゲとなんら変わりなく読み進めていた.完全に自分の好みでナツキルートにするような形で進めたが,作中で文化祭が近くなってきた頃,主人公の幼馴染であるサヨリの様子がおかしくなる.これも,主人公のことが好きな気持ちを抑えきれずに他のヒロインに嫉妬してしまうよくある構図かなと軽く構えていた.が,主人公がサヨリの部屋を訪ねるシーン.彼女の部屋のインテリアは数年間ずっと同じまま.そこは酷く散らかっている(これはこの場面以前にも語られていた.)何かを隠し通そうとする言動.そして,朝起きられずによく遅刻をする,明るく元気に振る舞っているのは主人公の前だけ,という彼女の質や今までの言葉が脳裏に駆け巡ったとき,次のテキストで彼女が何を告げようとしているのかがハッと思い浮かんだ.鬱だった.まさに僕自身がそうではなかったか.自分を繋ぎ止めていたものが意中の異性ではなくとあるコンテンツであったという違いはあれど,自分がこの世に必要とされていないのではないか,何も出来ず生きているだけで周りに迷惑を掛けている自分に果たして価値があるのか,といった地獄のような疎外感(という表現が適切なのか分からない.僕はこの鬱屈として捻じ曲がった気分を表せる言葉を知らない)の中でもなんとか生を見出す理由になるものがどれだけかけがえなかったか.それがあるから頑張ろうと出来たことって沢山あったのではなかったか.そして自分が不安定なことを周りに悟られぬよう,自分で自分を騙し通すことの苦しみはどれほどのものだったか.どうしてもサヨリに自分を重ねてしまい,この辺りからゲームどころではなくなった.
幸いにも僕の場合はそれが自分の元から逃げ去っていくようなことは無く,いつでも逃避の先になってくれたし荒んだ気持ちを多少なりとも癒やしてくれた.安っぽい言葉ではあるが本当に心の支えとなるものであった.それは今も変わらない.しかし彼女はどうか.彼女は主人公自身の幸福に拘っていたが,実際のところはいつまでも自分の隣に居て欲しかっただろう.求めたら求めた分だけ応えてくれる存在でいて欲しかっただろう.そして何より,信頼していた人からの理解してあげたいという上辺だけの言葉は一層胸を深く抉っただろう.壊してしまったと言っていい.比喩ではなく本当に命よりも大切な存在を失ったとき,心の弱った人の行く末は.
そして一番ショックだったのが,他の誰でもない自分がこの選択の手助けをしてしまったということ.作中では,他人の趣味を馬鹿にするな,嫌な気持ちや恥ずかしい気持ちは他人と共有する,といったような他人を尊重し合うことの大切さが説かれていたのではなかったか.それでも僕は自分のためだけに好みの子と恋仲になるための選択を重ねていた.もう少し思いを巡らせて別の選択が出来たのではないかと思ってしまう.
ノベルゲームなんて筋は決まっているし,(分岐を抜きにすると)そこにプレイヤーの意思が介入することは無い.よって誰が見ても自分のこの思考は頭がおかしいんじゃないかと思うだろうし,自分でもそう思っている.恐らくゲームに向いていないんだろう.
だから,DDLCというゲームの登場人物として生み出された以上,サヨリというキャラクターの運命は決まってしまっている.どうあがいても避けられない結末がある.僕にも,他の誰かにもどうすることも出来ない.
この文章も,このどうしようもない罪悪感を打ち消すために書いているのかもしれない.それもまた自己中心的であるが.
とは言っても流石にゲームと現実の区別がつかないほどアレではないので,この体験をきっちりと消化出来れば良いなと思っている.他人に寄り添える人間でありたい.
何より,この一連の過程で迷惑を掛けている人が居ないのが幸いである.いや,こんな怪文書を不特定多数に発信している時点で迷惑極まりないな.
以上.
https://anond.hatelabo.jp/20200214221936
今、俺の事務机に座ってテキストファイルにこの雑記を書いている。一人だ。残業申請もしてないから構わないだろう。それくらい、クソッタレな気分なんだ。
知ってる人がいたらバレる? 知るか。俺の理性が勝てば投稿をやめるし、怒りが勝てば投稿する。
昨日の昼に係内ミーティングがあった。俺の隣の席にいた、比較的新人(M。女性)が鬱病になったらしい。
そこまではいい。俺やみんながショックを受けただけのこと。いや、なんとなくわかってたんだ。あの子、こないだお母さんと一緒に職場に来てたから。それ以来休んでたから。
……どうしてあの子が? およそ2年の付き合いだが、勤務態度は真面目だったし、大きいミスもなかったし、よく頑張っていたし。
来週からは頑張らないとな。残業、どれだけ増えるんだろう。月に60時間は確実かな。
さて、本当に何があった? 俺はそう思ったし、みんなもそのはずだ。原因はなんだろう? 心労が重なってたのか? 毎日暇つぶしでクレームを言いに来るおじさんにやられたのか? 私生活でキツイことがあったのか?
俺のせいなんだって。多分俺に責任があるから、同僚の女子2人と合わせて調書を取りたいんだって。
冗談抜きで何もしてないよ? セクハラなんてもってのほか、食事をしたことはあるけど、そういう関係を望んだことはないし、その証拠に体に触れたことはない。
「病気休暇の手続きで必要なので、診断書の提出を~あわせて関係者の聴取記録を人事に~」
どうやらマジなんだな、と思いながら話の続きを聞いていた。
俺が原因ってどういうこと? まだそこまで話が進んでなかった。
その前に、いいか? 聞いてくれ。増田の皆さまは俺のことを知らないだろうけど、とにかく聞いて欲しい。
課長が言うには、
「Mさんはあなたに好意を持っていた。本人の口から聞いた。同じ机の島にいたKさんもNさんもそう言っている。2人とも、あなたがMさんと親密な仲だと思っていた。あなたの意見を聞きたい」
ああ、そうですか、と思った。
1時間後の今では、そんなはずはない!という気持ちでいっぱいだ。俺が好かれる要素なんてない。そんな素振りはなかった。むしろ嫌がられている素振りならあった。
だが、さっきは状況を把握したいという気持ちが先行していた。信じられない、という気持ちが後ろに隠れたんだ。
返答はこんな感じだったかな。
「KさんもNさんもあなたが好きだった。Mさんと3人でそのことを共有していたみたい。でも、今年の夏辺りから、後輩であるMさんがあなたと一番仲良くしていたから、関係が悪くなっていた。今日の昼にKさんとNさんにも聞き取った。3人の話は一致している。あなたがトラブルの種になった可能性があるので、こうして聞き取りをしている」
『そうですか。ありえないですね。俺とMさんは(同じ課のメンバーとして)同期で席も隣なので、あの2人よりは必然的に話しますよ』と返した。
本当にありえないのだ。
俺は来年39だぞ?今までに彼女がいたことはない。学生時代はモテなかった。20代の頃もモテなかった。アタックした女性は30人以上。でもダメだった。もちろん童貞だ。結婚は十年前に諦めている。
俺は女子職員に嫌われている。特に若い層に。みんな俺の目を見て喋らないし、見たとしてもすぐに逸らす。話し方もたどたどしいし、ひどい奴だと俺の姿を見た途端にマッハで横を向いて、別の職員に話しかける。おばさんには可愛がられている。
続きを書く前に、気持ちの整理という意味で、上の3人を簡単に紹介しよう。
M…高卒で市役所に入った。なので若い。すごくおとなしい。おしゃれな私服を着て出勤してる。モデルみたいな体型。背はちっちゃい。人によって態度がかなり違う。苦手な人(例えば俺)だと挨拶されても無視するし、相性のいい人だと大声で笑うこともある。他課からその手の文句がある度に、Mに「そんなことしたらいけんよ。あなたの立場が悪くなっていくだけだよ」って注意してる。うん、て言ってるけど、聞いてくれてたのかな?いいところはもちろんある。どんなに面倒くさい客でも接客を諦めない。そういうところ、スゲーなって思う。税務よりも福祉が向いてそう。
K…一人前の職員。税務課3年目。もうすぐ30歳。よく笑う。人なつっこい。恐い客が来たらビビって俺のところに相談に来る。恐い客から電話があったら、すぐにNさんに電話を代わってもらう。俺と、まともに明るく会話をしてくれる数少ない女子。天使。だと思っていた。飄々としてるけど、ちゃんと反省ができる。悪いことしたら、時間が経つことはあっても、ちゃんと謝りにくる。明るい子だな、と思う。
N…20代だけどベテラン。市民税マスター。性格は暗いけど、Mに比べたらよく笑う。ひょろりとした感じ。常にマスクをしており、素顔を見た人は市役所でも10人もいないらしい。飲み会でもマスクしてる。どうやって飯食ってんの?この子も、面倒くさい客にやられそうになると俺に振る傾向にある。面倒くさい客→K→N→俺のところ、という黄金パターンが確立している。接客が終わる度に「ありがとうございます」って言うけど、本当に思ってる?
ふた月ほど前から、MとKの仲が険悪になったらしい。俺の行動として、本来ならばKに相談すべき質問をMに聞いていたのが原因らしい(※俺の意図としては、Kに聞くよりも自分達で考えた方が成長できそうだから聞かなかった)。それで、MがKに仕事を聞きに行っても、Kはへそを曲げていて、ロクに教えてもらえないということがちょこちょちょこあった。
市民にとって大事なことなので、困ったKがNに聞きに行っても同じような態度。Nは、2人が険悪な雰囲気になっていても知らないフリをしていた線が濃厚のようだ。
俺はそんなことになってるなんて思いもしなかった。けっこう雑談してるように見えたけどな、あの3人。
で、そのうち、MはKに質問するのを諦めて、俺に聞いてくるようになった。これは覚えがある。最近、ヒラの職員では解決困難な相談を受けることがけっこうあった。
そんな様子を見て、Kがますます腹を立てる。それで、俺の見てないところでMを無視するようになった。
それがひと月前。
そんなことが続いたら、まだ二十歳にもなっていない社会人としては厳しいものがあるだろう。
どういう事情なのかはわかった。俺は課長の前では自分の考えを言わなかった。ただ頷くばかりだった。
今度は、KとNがケンカしてるんだって。Mが休んで仕事が増えたことの責任を擦り合ってるって。
そういえば今日、Kが機嫌よさそうに話しかけてきたっけ。Nの悪口を言ってたな。
そのNは、昼休み中、係長に「仕事が手一杯です」みたいなことを相談していた。
○すぞ?
我ながらとんでもないことを書いている自覚がある。
なんでこんなことになったんだろう。
あんまりいい役所じゃないけど、ついでを言うと俺も過去に4回ほど処分を受けていて、うち1回は市長室に呼ばれているほどの問題職員だけど、それにしても運がなさ過ぎる。
こんな状況になっても、俺が考えてるのは自分のことだ。
俺はどうして若い頃に彼女を作れなかったんだろう。あれだけ声をかけたんだから、1人くらいは成功しててもよかったんじゃないか?
神様。どうして俺がモテることもあるんだって教えてくれなかったんだよ。もっと早く知っていれば、彼女ができて、女というものがわかって、人とまともに向き合うことを理解して、結婚して、子どもができて、子育てに苦労して……そんな経験があれば、今回のことだって事前になんとかできたんじゃないのか?
あの子は今どんな気持ちで入院してるんだろう。あの子は優しいから、俺のことを恨んでなくて、多分自分を責めている気がする。
どうすればいいんだ? KとNのことは心底嫌いになったけど、でも、それで終わらせたらダメな気がする。それじゃ、昔の俺と変わらないままだ。
とりあえず、明日2人に話しかけてみよう。残業多くなるけど頑張ろうなとか、今までごめんとか、なんでもいいから。理想をいえば、今回の事件について忌憚なく話し合えるだけの関係を築きたい。
愚かなことを書いた。後悔の方が強い。
気分が重い。週末までには同僚の誰かがこれを読むかもしれないって思うと、いざという時に備えてイメトレせざるを得ない。
でも、俺がこの日記を消すことはない。昨日の投稿ボタンを押した自分に失礼だから。
あと、誤字まで含めて内容修正もしない。本文を修正するのは誠実じゃない気がする。あの時の感情を論理で上書きしてしまうというか。
お薬出しておきますねー チラッ 今度カウンセリングも受けましょうねー
→あなたの分析は当たってる。2年前まで精神科に通ってたんだ。俺の文章読んだらわかるだろ?なんとなく。
→本文中の課長や俺の台詞だけど、あんなに明瞭としてないよ?もっとたどたどしかったし、確信めいた雰囲気でもなかった。上司の言葉を信じるなら、入院前のMが俺の上司と面談した時、お母さんの横でそういう気持ちを吐き出したことだ。あとKとNのことを。でも、録音された声を聴いたとかではないから俺にもわからないんだ。ごめんよ。
全部仕切って残った二人をお払い箱にして飛ばすか嫌いな方を飛ばせ
→俺、この年でヒラなんだよ(泣)。係長ですらないんだよ。権力ありません…
単純にいいなぁ。他者からしっかり認識されてるじゃん。それも3人も。 俺のことどうでも良いとしか思ってない人ばっかだからおれは死んでいるようなもんだよ。いいなぁ。
→ありがとう、嬉しいよ。あなたのことをどうでも良いと思っているかは、あなたじゃなくてその人が決めるんだと思います。
若い頃はイケメンがモテる 高収入イケメンは常にモテ続ける でもブサメンも歳とっていくと能力とか収入とかでモテる あと落ち着いてるとか頼り甲斐とか趣味が良いとかの要素でモテる もしくは狭い空間で逆オタサーの姫になったか ただのモテ期だからお前に元々モテるポテンシャルがあったわけではない
→ググッたけど、どうやらそういうものらしいな。教えてくれてサンクス。あなたの後半の意見が正しい可能性が俺の中で高い。
女性3人の紹介文のところで急に嘘っぽくなる
→覚えやすいようにキャラ付けを意識したよ。一文で紹介してしまうと、Mは綺麗だけど気難しくて扱い難いし、Kは良くも悪くも今どきの若い子だし、Nは知識量は凄いけど接客がもの凄く苦手。
長すぎて草 飛ばして最後だけ読もうと思ったら『あの2人だって辛いんだ。俺だけが辛いんじゃない。』でウットリ終わっててさらに草
→上でも書いたけど、精神科に通ってたんだ。病名は伏せさせてください。
これは松い
これはうんこ松
松!松!松!
→物理的な原因でいえば、Mに非がある。上司にそんな感情を打ち明けたのはなぜだ?どんな気持ちでそんなことを言ったんだろう。考えてもわからない。
純粋に羨ましい 実際に就職して社会に週5で出ているとそんな妄想を構築できない ラノベの作者が全てニートなのもただ憧れる どうせ追記を用意してるだろうから期待しているよ
→さっき追記したよ。これ以上はもうない。俺が羨ましいって?俺には妄想を構築することができないあなたの方が羨ましいけどな。想像に過ぎないけど、ラノベの作者は妄想力が凄すぎて社会人ができないと個人的に思ってる。
そのエロゲ終わったら後で貸してくれ 意外と少ないのよな社会人物のギャルゲ、エロゲ
→俺も社会人もののエロゲはしたことないな。製作者や購入者の状況を考えると、タイトル数が少ないのは頷けるよ。販促サイトを見ても、ぜんぜんリアリティを感じなかった。このエロゲは何てタイトルになるんだろうな。「冴えないおっさんだった俺が、ある日突然3人の税務ガールにモテ始めて修羅場です」みたいな感じかな?
『本当にありえないのだ。俺は来年39だぞ?今までに彼女がいたことはない。学生時代はモテなかった。20代の頃もモテなかった。アタックした女性は30人以上。でもダメだった。もちろん童貞だ。結婚は十年前に諦めている。』本当にありえない。20代の女って正直男なんてより取り見取りだし、過去必死に女にアプローチしても相手にしてもらえなかったようなキモい男(しかもジジイ)に好意を抱くはずがない 気持ち悪いよ
→ごめん。俺の勘違いであなたにだけ返信してなかった。俺は真相が知りたいと思ってる。相談室での聴取中に聞いたことっていうのは、物事のかなり上っ面の部分だ。俺は、あの子らが俺を取り合ってたなんて馬鹿なことは考えてない。大したことのない真実が、Mが恨めしい心を晴らすために取った行動のせいで、とんでもない姿に化けている可能性の方がずっと高いと思ってる。
→不幸を扱ってるからじゃないか?今週、はてなブログに日本死ねの親戚みたいな記事がブクマ数をかなり取ってたよな、確か。他人の不幸はやっぱり楽しいんだよ。あなただって、家族が起こした交通事故は見ていて辛いだろうけど、知らない他人の交通事故だったら死亡級でもついつい見ちゃうだろ?
男のモテない話は最後までモテないのがいいね 女は必ず最後に結婚してるとか今の彼氏が〜ってオチがつくけど
Just like TT (true tears) 気づかない振り やめて やめて
→マジで焦っちゃって見つめるだけで何もできなかったのかな。
これは元増田をクビにするための罠だな、確実に
→俺、公務員だからクビにならないよ。若い頃に体育館の倉庫を全焼させたことあるけど、文書戒告で済んだよ。例えばクビになることをやらかしても、労働組合に入っていて、かつまともな人格の持ち主だったら1回ぐらいは勘弁してもらえる。それが地方公務員だ。ただ、俺の場合は処分の回数的にそろそろヤバイ。
マジレスするとお前が話しかけても話がこじれるだけだからやめとけ。
→アドバイスありがとう。俺から話しかけるのはやっぱりまずいよな。しばらくは待ちの姿勢にする。とにかく仕事に徹するよ。
ほんとうにモテるひとは 「またか」って感じでスルーじゃないん? Mさん自身の口からなんかきいてる? それ以外は信じないほうがいい気がする。 周囲が何言おうと。
→なんも聞いてない。Mは仕事のこと以外しゃべらない。美人なのに、女子とは思えないほど寡黙なんだ。復活したら、あの子の口から色々と聞いてみたいけどな…無理だろう。
ハーレムエンド目指そう とりあえず3股から始めようぜ 騒動を落ち着かせるために付き合ってるふりをしてるけど本当はお前だけみたいな感じで
→最後にエロゲをやったのは8、9年前だったかな。陵辱ゲーだったと思う。ハーレムエンドがあるゲームは「しまいま」しかやったことがないんだ。無料のやつ。
ついにモテ期がやって来た! ほら、時々あるじゃん。季節はずれの花の狂い咲きとかw さて、問題は、これがどのくらいの期間続くかだよなぁ。 下手を打つと職場での人間関係が非常にヤバくなるから気をつけてね。
→うん、それはまだ分からないんだ。あの3人が俺を本当に好きだったかすらわからないんだ。わからないのに、それがもし本当でも嘘でも、俺にとっては畜生な事実にしかならないから、憤ってこんな日記を書いてしまったんだ。
フェミニストさんがKKOにそんな現実がくるはずがなぁぁぁぁっぁいって発狂するまで4秒前
→だんだんと整理がついてきた。可能性はふたつある。ひとつは、彼女らの想いが本気であること。もうひとつは、本気とかじゃなくて、近くの席に座っている冴えないおっさんが、自分ら3人のうち誰にアタックするのか面白がっていた可能性。Mが選ばれたと感じたKとNにとっては気分がいいものじゃない。だからMに嫌がらせをしたんじゃないか?
最後まで読んでMへの好感度だけ上げてて「気持ち悪!!!!」って思った。増田はセクハラに関する本を読んだほうがいい。危ない。言い方は悪いけどぬいペニ案件だし20前後の女の子3人の諍いにモテを意識して介入しようとすんなよ本当にキモいぞ。ブコメにもあったが女子校の教師枠からな???おまえが世間話したとして「うちの親も〜」って完全に親世代枠で括られる「親より少し若い」程度のおじさんだからな????アプローチも何もなかったものをモテにカウントすんな?????
→コメントありがとう。日記を書いた時は心がどうにもならない状態だったが、今は落ち着いてる。Mのことは尊敬してる気持ちもあったけど、軽蔑してる気持ちもあったよ。好感度でいったら、3人とも同じくらいだ。でも、Mが一番可哀想だから、残り二人を攻めたい気持ちにもなる。本来は、あの2人がMを守らないといけない立場なんだぜ?Mは仕事はめちゃくちゃ粘り強いけど、嫌いな人には社交性がゼロになる。先輩に挨拶されても無視するんだよ。社会人失格レベルだ。大人よりも粘り強いだけの子どもなんだよな。そういうところはちゃんと軽蔑してるし、注意もしてたよ。「あなたの態度はおかしい」って。ぬいペニ案件とやら、ググッてみた。あなたの言いたいことは何となくだけど理解した。KとNとは、今後は仕事以外の会話はしないようにするって、金曜日に上司に伝えてる。チームにとって、それがいいと思ったんだ。他者目線で考えて。本音を書き込んでくれてありがとうな。嬉しかったよ。
アニヲタ歴は22年くらい?
私はアニヲタとしては00年代世代で、攻殻機動隊やハルヒが印象的だったんだけど
とは言えあそこでどっぷりハマったのは当時学生だった子達だと思う
90年代、00年代を経験してきたアニヲタ的には多分「なんかバズったね」程度だったのではないかな
・百合
(個人的にTV版は非常に熱狂したんだけど、映画版をまだ積んでると言う程度ではある。見なきゃ・・・)
ただこういう衝撃系作品って類似作品を出しても上手くいかないイメージが有る
実はエヴァもそうなんだよね、20年に1個くらい爆発する感じ?
調べたらアニメ化一発目が2009年夏らしいが、そのブームは2010年代を彩ったと言って良いと思う
実はこれも途中で止まってるので語る資格がないんだけど、ふれないわけにもいかない作品でもある
といってもこれは西尾維新+新房昭之節が極まった作品であって、他のアニメへの影響はほとんどないかもしれない
主人公がひたすら語る作品といえば、ハルヒと物語シリーズが思い浮かぶけど他にあるかな?
そういえば、ネットでの話題性に比べて円盤の売上がかなり高かったのが特徴的だったね
これもオンリーワン系だと思う
大変面白いけどそんな売れると思わなかった系でもある
2010年代は「面白いけどそれマイナー系だよね(ジャンプでやるようなタイプじゃない)」というのが正当に売れた10年だと思う
私の趣味に近づいた感じなんだけど、私みたいな奴が買ってるのかもしれない
2010年代はとにかくクオリティ向上が目についたと思うが、その集大成のように思えた
とんでもなく善良なあたりが現代日本っぽい
昔はもっと「根はいいやつだけどヤンチャ」とか「根はいいやつだけどスケベ」とかそういうのが多かったと思う
本当はアイドルアニメでまとめるべきなんだが私がちゃんと見ていないせいでまとめられない
SHOW BY ROCK!! 2015年(見た)
まだまだある!
・3DCGの強みを最高に活かせる
・スポ根の文脈があるから、いい話にもできるし女子ウケも狙える
私はドルオタではないしライブには興味がなかったが、最先端の3DCGで踊るアイドルには目を奪われたし
それに負けじと手描きで挑むのも面白かったし
というかプリパラで何度か泣いた
何気にこれもいろんな影響を撒き散らしてる気がしてならない
このアニメは声優アイドルの方で影響が強い気がするが、私はそこら辺疎いので語れない
個人的には「森脇監督+ふでやすかずゆき」という最狂タッグがプリパラという女児アニメでミルキィホームズを再現したのが衝撃だった
ちなみにふでやすかずゆきはゴチうさもやってたりする
ふでやす脚本回ではコメントで「ふでやすwww」と草をはやしている(これは私だけではない)
2010年代は3DCGアニメーションが普通に放送される時代となった
ようやくと言う感じ
3DCGを省力化のためにつかうというよりは、表現の幅を増やすために使っていたのが印象的だった
楽をすることなど考えておらず、クオリティをがるために戦略的に省力をしているようで、頭が下がる
そもそもアニメ業界全体で、気づかないうちに3DCGが使われているらしい
「誰が」と言う部分を語るとわけわからなくなるので、手法について語ると
一見すると品質の高くないように見える(MMDのような)3Dモデルを使用してアニメを作る手法だ
この手法の強みは何より制作期間の短さにあって、できるだけ少人数でアニメを成立させるならどうするかの局所最適解のように見える
素早く作れることで何度も内部でバージョンアップを重ねることができ、面白さ向上に繋がってると言う話はなるほどと思った
アジャイル開発だ
SNSで考察し合う前提で色々仕掛けておくたつき監督流には唸った
ちなみにけものフレンズは私が2010年代にハマったアニメ5指の中に入ると思う
けいおんが2009年初出、ひだまりスケッチが2007年初出、ゆるゆりが2011年初出らしい
その流れを組んだゆるい百合アニメは明らかに2010年代全盛期だったと思う
2014年にご注文はうさぎですか?が出た前後あたりから、明確にきらら系を意識されるようになったと思う
おおよその雰囲気として
・故に男女間の恋愛話に発展しない
・緩めのギャグ
・落ち着いた雰囲気
みたいなものがあると思う
見ているのは9割くらいが男性で、どうやら癒やしを求めているらしい
かくいう私も難民だけど
・ご注文はうさぎですか?(2014年)
実際にはこの3倍位の数にはなる
女だらけのアニメと聞くと、普通はお色気路線だと思うだろうが、それだけじゃ説明がつかないアニメがちらほら出ている
こういうのを並べてみて気づくのは、大抵何か趣味や地域の紹介アニメであることが多いと思う
たまたまかもしれないけど
これだけポリコレが極まった2010年代において、真正面からロリコンアニメをやる流れがあってちょっと笑った
ただ昔と違って、一個メタ構造になっていて、1人大人がいることが多い
ロリアニメではなく正しく「ロリコン(でギャグやる)アニメ」である
ただ可愛いとかじゃなくて構造的に成立してるのがなるほどと思った
示し合わせたわけでもないのに、この2作品は構造がかなり似ているのも面白い
話を作るに当たって下地にするものというのがある程度戦略的にパターン化されて行った
10年以上前ならアニメの主役は「世界を救う」みたいな話で、趣味や雑学はアニメでは脇役だったと思うが
2010年代は明らかに主役のポジションにそういう趣味・雑学作品があったと思う
おっさんがやってそうな趣味を女の子がやるだけでおっさんは喜ぶようだ
(ちなみに「世界を救う」から「趣味アニメ」の間に「部活アニメ」が挟まると思う)
そしてこういうのが流行るとどうやら世間でもプチブームが来るらしい
これはアニメが火付け役なのか、火がついたからアニメをやったのかどっちなんだろうか?
咲は初出が2009年だった
両方とも大ヒットしたために単体で文化っぽくなっているが
いろんなマニアックな知識をスポ根に落とし込んでいったのは非常にうまかった
私は2期までしかみてないんだけど
00年代のラノベの系譜を受けているので、今見ると少し懐かしい感じがする
触れるには荷が重い、そして私に語れる気がしない
特になろう系
ジャンル内で色々なアイディアで蠱毒をやった結果、驚くほど面白い作品が出てくることもある
魔法科高校の劣等生は最初楽しみ方が全くわからないまま見ていたが、ニコ動で見ていたら最終的になんか楽しくなっていた
腹抱えて笑った
確かこれでなろう系の印象が変わった
色々な出来事がイレギュラーに思えるんだけど、コメディとしてみれば割と基本を踏襲してたりするので異世界転生に先入観を持っていたのは自分のほうだと気づいた
これだけじゃないんだけど
そんなの昔からあると言われそうだけど、精神レベルで悪役というのは昔はそんなに無かった気がする
(ここにはたらく魔王さま!や、まちカドまぞくを入れるとよくわかんなくなりそうだけど)
すごい爽快感だった
これ一緒に語ると怒られそう
漫画だとこういう描き方あるけど、アニメのようなチーム制作ではきついでしょっていう作品を結構すごいクオリティで仕上げてきた年代だと思う
愛と執念と労力を感じた
そしてここらへん、題材としてはマイナーになりそうだったのに一個突き抜けて人気作になったのが意外だった
視聴者の年齢が上がってるのかも?
2010年代は、リメイク系アニメが成功した10年だったと思う
昔はリメイク作品がそこまで成功するイメージがなかったんだけど、2010年代はかなり安定していた
SSSS.GRIDMAN
非常に面白かったけど、特撮が一ミリもわからないので何も言えん
映画系 ほぼ見てない
BL ほぼ見てない
ソシャゲ系 見てない
他にも触れていないものが多いな、触れたいけどどう捉えるか難しいもの
・悪の華
・監獄学園
・銀魂
・斉木楠雄
・神のみ
・僕ベン
・クオリティの向上
こんな感じかな?
クオリティの向上により「背景が主役」みたいな落ち着いた雰囲気のアニメも作れるようになったと思う
(女性向け・BLアニメも台頭したはずなんだけど追ってないからわからん)
あと個人的にはニコニコ動画でアニメが見れるようになったのが大きな変化だ
コメントを見ると伏線の取りこぼしや背景の遊びなどに全部気づくことができるので楽しい(代わりにネタバレを踏むが)
・ラノベ系
・ギャルゲ系
なろう系、百合系、部活系は結構食いつぶしていると思うのでそろそろ縮小しそう
アイドル系はもう少しで食いつぶしそうな感じがする
流行り廃れはあっても全体的にボリュームが全体の変化は感じないかもしれない
というか半分くらい置き換わるかもしれないね
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 50 | 12730 | 254.6 | 54.5 |
01 | 29 | 10418 | 359.2 | 61 |
02 | 29 | 2858 | 98.6 | 28 |
03 | 10 | 2220 | 222.0 | 18 |
04 | 7 | 1333 | 190.4 | 84 |
05 | 23 | 2371 | 103.1 | 57 |
06 | 29 | 3139 | 108.2 | 65 |
07 | 53 | 5389 | 101.7 | 62 |
08 | 58 | 5067 | 87.4 | 43.5 |
09 | 97 | 5717 | 58.9 | 48 |
10 | 111 | 12138 | 109.4 | 51 |
11 | 177 | 15299 | 86.4 | 47 |
12 | 138 | 8751 | 63.4 | 28.5 |
13 | 50 | 5290 | 105.8 | 44.5 |
14 | 82 | 9257 | 112.9 | 41.5 |
15 | 126 | 11356 | 90.1 | 26.5 |
16 | 132 | 8335 | 63.1 | 39 |
17 | 102 | 9138 | 89.6 | 27.5 |
18 | 62 | 4854 | 78.3 | 37.5 |
19 | 91 | 9173 | 100.8 | 38 |
20 | 94 | 8481 | 90.2 | 29 |
21 | 91 | 8401 | 92.3 | 51 |
22 | 130 | 16822 | 129.4 | 28 |
23 | 97 | 9039 | 93.2 | 38 |
1日 | 1868 | 187576 | 100.4 | 38 |
虚礼(4), アレルゲン(12), 質屋(3), ウドン(6), 50cm(3), タイ語(3), メリークリスマス(12), レンタルサーバー(3), あそば(3), 白猫(3), ミルクボーイ(4), クリスマス(49), マスク(23), クソフェミ(12), 北海道(29), アスペ(32), アレルギー(15), 出生(7), 読み取れ(7), 褒める(11), オワコン(7), ケーキ(11), 来年(16), 自明(7), 寄付(9), ラーメン(13), 孤独(10), 褒め(19), 父(14), 撮影(10), Amazon(8), 今年(20), 飲み会(8), ガイジ(10)
■「死ね」の丁寧語 /20191225172138(26), ■日本には四季があるって言うけどあるのは北海道だけだよね? /20191225032808(17), ■https://anond.hatelabo.jp/20180223105501 /20180224072837(11), ■新幹線で親切にしたのに邪見にされた話 /20191224155517(11), ■一か月ちょっと全力でエロ小説を書いて完結させてみた /20191225083638(9), ■猫を見殺しにした /20191225060355(8), ■セックス同意書 /20191225144806(8), (タイトル不明) /20101225002042(7), ■ポリコレでマンをパーソンと言い換える /20191224124202(7), ■5chで人集めてギャルゲ作ったから知見を共有する /20191224210754(7), ■荒らしを追いかけるコミュニティはいつしか荒らし以上の狂人の巣窟に /20191225073445(7), ■クリスマスのケーキにアレルゲンがあった /20191225104013(7), ■ /20191225155510(7), ■30過ぎ、女の価値は下がり、男の価値は上がる、という現実 /20191225164655(7), ■少子化対策を語るなら、異性をアゲよう /20191225112912(6), ■自分がクズすぎてビビる /20191225221701(6), ■anond:20191225161622 /20191225170940(6), ■今後ポケモンの炎御三家は可愛くないデザインが確定する /20191225101552(6), ■主人公の恋のライバルキャラ /20191224160845(6), ■大変なときは素直に助けを求めた方がいい(大嘘) /20191225113052(5), ■M-1で話題のぺこぱが早速政治クラスタに攻撃されてて笑う /20191225133448(5), ■同性愛者の方々へ /20191225143120(5), ■彼女ができないせいで性癖をこじらせた /20191225014422(5), ■何かを始めるにも遅いなんてことはないなんて綺麗事 /20191225195653(5)
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タイトルには5chって書いたけど、正確にはVIPで人を集めてゲーム作った。
念のため説明しておくと、VIPってのはかつて2chで最大規模を誇っていた雑談板のこと。昔はとんでもなく面白い場所だったんだが、現在はなんJとかTwitterとか、他の勢いのあるところに押されまくってて寂しい。
実は2chでのゲーム製作には十年以上の歴史がある。昔の有名どころだと『しぇいむ☆おん』(2006年)とか『僕と君の夏休み』(2010年)なんかがある。他にも、当時問題になった企業名をもじった『姉は一級建築士』というセンス抜群のタイトルがあるし、最近では平成31年分のエロシナリオを用意することを目指した『平成のエロゲー』(2019年)なんてのもある。
凋落して久しいVIPではあるが、こういうクリエイティブな動きは細々と続いていたりする。
素人でも簡単に使えるゲームエンジンとか、凄いクオリティのフリー素材なんかはインターネットにいくらでも溢れているので、作ろうと思えば俺一人でもノベルゲームくらいなら作れる。でも、匿名で燻ってるクリエイターたちに何か作る場を用意することで、なんか面白いことができるんじゃないかなーと思った。「一人でもやれる人が集まるとそれぞれ個々人の予想を超えた何か面白いことが起きる気がする」って『フルサトをつくる』にも書いてあったし。
あと、ちょっとした話題性を狙ったのもある。無名の個人が作ってるゲームなんて今じゃ誰も遊んでくれないが、「匿名の変な奴らがなんか集まって作った」というストーリーがあると、少なくとも2chに入り浸っているは面白がって遊んでくれそうだ。それに、匿名のよくわからない奴らが集まって一つのものを作るという状況そのものも、なかなかカオスで面白い。
自分にできること、できないことを仕分け、できることについては全力でがんばる。できないことについては、VIPでスレを立てて人を集め、できる人に製作スタッフになってもらう。人が集まらなければ、フリー素材で済ます。これが大雑把な流れになる。
例えば俺はシナリオとプログラムなら書けるが、絵は描けないし、曲も作れないし、デザインの知識もない。よって募集する人員は絵描き、音屋、デザイナーということになる。
当然だが、基本的にスタッフはなかなか集まらないと思った方がいい。まず、目的となるスキルを持った人員の母数が小さい。特に音屋はなかなか捕まらない。今回俺は音楽については早々に諦め、フリー素材で済ませることにした。
まずは企画立案をする。こんなゲーム作りたいなーってのをざっくりまとめて他人に説明できるようにする。俺は次のようなことを考えて企画を練っていた。
どうせ作るなら多くの人にやってもらいたい。しかし現在は無料で遊べるソシャゲとか動画サイトなどの隆盛に加え、優秀なゲームエンジンやプラットフォームの登場によって、ノベルゲーム界隈はレッドオーシャンと化している。そんな中で無名の素人が目立つことは難しい。かと言って、作ったゲームが誰にも遊ばれないんじゃつまらないし、集まってくれるであろうスタッフにも申し訳ない。
そんなこんなを勘案して俺が考えた企画のコンセプトは、超短期決戦だった。現実のイベントに合わせて、お祭り的に展開できるゲームを作るのだ。遊んでもらえるのは恐らくイベント期間のみに限られるだろうが、元々ロングテールは狙えないのだから、短期的にでも目立てることを目指す。ユーザーの可処分時間の奪い合いをしているような戦況で、あんまり長くて複雑なノベルを書いても敬遠されるだろうから、さくっと遊べるわかりやすい短編にする。スタッフの労力も少なくなって人を集めやすくなるだろう。俺が企画を考えていたのは10月上旬。製作期間を考えると、発表できそうな時期のイベントとしてはクリスマスがある。じゃあクリスマスを舞台にした短編ギャルゲを作ろう。こんな感じで計画を立てた。
次に、シナリオ作業と並行して、スタッフ集めのための募集スレを立てる。と言っても、匿名の奴に「一緒にゲーム作ろうぜ」と誘われてもなかなか信用できないのが普通だろうから、企画立案者は何かしら信頼してもらえるための材料を用意する必要がある。それは特別なものでなくて構わない。絶対に完成させてやるという熱意だったり、現状できあがっている企画書や成果物を見せるとかでいい。俺は誰も集まらなくても完成させるつもりだーとか言いながら全レスしてた。また、早々にシナリオの初稿を書き上げ、「もうシナリオほとんどできてるから後は素材当てはめるだけで完成だぜ」アピールもしてた。これなら傍から見ても完成する確率はそこそこあるように見えるだろうし、自分の作ったものが無駄になる可能性も低いと思ってもらえるだろう。あと当たり前だけど、やってもらいたい作業や作業量も事前に具体的に明確に伝えましょう。
今回の企画で集められたスタッフは、イラストレーターとデザイナーと賑やかしのギャラリー。彼らを集めるまでに掛かった期間は数週間程度。思ったよりもスムーズにスタッフが集まってくれた。
VIPは雑談板なので人を集めるのには向いているが、スレはすぐに落ちてしまう(書き込めなくなってしまう)ため、作業をするのには向かない。よって、他所に作業をするための安定した場所を用意する必要がある。2ch発の企画なので、したらば等の外部板に専用スレを立てるのも趣があるが、今回の企画では利便性のため、discordのサーバーを立て、そこでスタッフ間のやり取りを行った。もうこれVIPでのゲーム製作って言っていいのかわかんねえな。
毎週末には進捗報告会をすることにした。必要な作業量はそこまで多くないので、そんな頻繁に会議を行う必要はないっちゃない。実際、素材の提出も「公開予定日にさえ間に合えばおkだよ~」というスタンスでアナウンスもしていた。ただ、あまりにも締め切りまでの期間が長いとだれてしまう。コンスタントに集まる機会を用意するとそれを防げるし、モチベーションの維持にも役立つ。
そんなこんなで無事ゲームが完成した。
https://novelgame.jp/games/show/2684
15分もあれば終わる全年齢向けブラウザゲームだ。もちろんスマホからでも遊べる。最近のゲームエンジンは凄い。
作ってみて感じたのは、今でも匿名掲示板にはクリエイティブな人間はそれなりにいるということ。層の厚さはゲームの出来にも現れているんじゃないかと思う。ヒロインの立ち絵はなかなか可愛いし、デザインもこじゃれている。往年のVIPクオリティには及ばないかもしれないが、衰退期に入って久しいVIPでは多少は健闘できたんじゃないかと思う。
それと、匿名の書き込みの裏にはちゃんと人間がいるということ。普段は匿名である彼らと顕名でコミュニケーションを取るのはなかなか愉快な経験だった。
あとは、今回の企画の裏テーマとして、落ち目であるクリエイティブ系匿名文化を盛り上げたいというのもあった。それが成功したのかどうかというと、まあ微妙なわけだが、こういうノリはまだ死んでないってことくらいは示せたんじゃないかと思う。
古参のはてな諸氏におかれましては、恐らくニュー速出身の方が多いだろうから、俺とは肌が合わなかったかもしれない。しかし、匿名で長文を投稿して読んでもらえるwebサービスというと増田くらいしか思いつかなかったので、こちらで書かせて頂いた。最後まで読んでくれてありがとう。VIPPER兼増田の次回作にご期待ください。