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はてなキーワード: カリキュラムとは

2019-12-02

anond:20191202171040

カリキュラムなんだったら4月のうちに年間でいつ何が必要になるのかを発表しておいてくれ。来週月曜日トイレットペーパーの芯が5個必要とか言われても困るんだ。

anond:20191202130705

廃材使った工作学習指導要領で定められているカリキュラムから

現場勝手に未履修にするわけにはいかないんだよね。

ブクマカ見てるとそういう事も全く分かってなさそうだけど。

雑巾も今時100均スーパーで3枚百円で売ってるのにそれ買う事すら面倒なのかな。

それとも自宅で縫う事を強制されていると思ってるんだろうか。

今時自分で縫ってる親なんかいないだろ。

anond:20191201123755

学校関係者だけど、図工の作品など、最終的に子どものものになるもの材料や教材(ドリルの類い)は私費といって保護者から集めたお金でまとめて学校で注文しているよ。貧困家庭などは就学援助という制度があり、保護者収入次第で面倒を見てもらえる。

問題豆腐のパックとか空のペットボトルとか、中身じゃなくて容器を活用して工作とかをやるケースだよね。どこの家庭でも豆腐を買って料理するとは限らないし、ペットボトル飲料もやたらと飲む家とそうじゃない家の差が激しいから、そういう材料を使った工作をするのがあまり現実的じゃないとは思う。

たぶん中身に用がないか学校でまとめて買って用意するわけにいかないんだよね。家庭科調理実習とかで使い道があればいいけど。いっそ作りたいもの材料がキット化されていれば、教材費でまとめて注文できるわけだけど、無理に空き容器だけを買うというのができないか元増田が言うような問題が起こる。授業のカリキュラムが今どきの家庭の事情に合ってないとしか言いようがない。

2019-11-27

anond:20191127234930

何でそいつに合わせてカリキュラム変えなければならないのか

anond:20191127215844

それなんだよな。

美大って3DCGやらないけど、そこは今後のゲーム業界の動向考えるとカリキュラム改善してほしいよね

彫刻科の学生採用されてるってのも3DCG親和性が高いからってことなのかねぇ

2019-11-21

億円単位出資金を手に入れた多くのスタートアップがやること4選と、その後の5選

2~3年前のスタートアップ投資ブームを覚えているだろうか。

ベンチャーキャピタル個人投資家投資意欲が旺盛だった時代豊富投資資金審査基準の引き下げにつながり、学生が十数ページのパワポで100万円単位投資を得たり、十番煎じの後発企業に億円単位の金が流れ込んだりした。

その億円単位出資を集めた会社は、何をしたのだろうか。そしてその後どうなったのであろうか。そのビフォーアフターを5つずつまとめてみた。

 

 

1.役員報酬待遇を上げたがる

 30代や40代に月給20万円で働けとは言わないし、財務戦略の一環で社長が自社株買いをすることもあるので、そのために収入を増やして貯蓄するのはまぁ分かる。

 ただ、「年収10倍」「社長宅のタワマンを社宅に」「ハイヤー契約」「出張ビジネスクラス(正価)や高級ホテルを利用」というのはどうかと。「贅沢がしたい!」と言い切ってくれればまだ気持ちが良いが、「安全リスク考慮」「出張中でのネットワーキング」との言い訳は非常に残念。じゃあそれの目標を数値化しましょうとは言わず、「ああ、こいつは残念なヤツだ」と思うのが大人のやさしさ。

 これは、利益率低下という直接的な悪影響に加え、社員が呆れて退職したり、不正行為社長が月給250万なのに、俺は25万ではやってられない)に発展することもある。

 

2.若い社員を増やしたがる

 スタートアップ社長採用するのは、社長より年下のことが多い。若い社員マネジメント経験が少なく、プレイヤーばかり集まってしまう。マネージャーが少ないと、社員士気が上がらず、サボるようになる。売上にはならないが会ってくれるお客さんのところに行くようになり、社内会議資料作成にこだわるようになる。直行直帰やダラダラ残業も増加する。スタートアップ程度の組織は、本来社長マネジメントで回るはずであるが、スタートアップ社長は得てして外出が多いので気づかない。

 

3.広告費を使いたがる

 メディアに増資の記事が載った瞬間に、広告代理店から営業殺到する。もちろん出稿先を厳選した上で、費用対効果を見ながら徐々に広告を出すのであれば問題は無い。接待やら芸能人の紹介やらで付き合う代理店を決め、そのまま一気に数千万円の年間契約を結んだりする。そうすると費用対効果の悪い広告や、イベントへの協賛が増えてくる。

 余談だが、「社長ユーチューバーとの対談をYoutubeにUPして、会社の魅力をPRしましょう」という提案が近年増えたと思うが、これは再生数の水増しが可能からではないか邪推している。

 

4.知名度の高い街に広くてきれいなオフィスを構えたがる

 B2Bで来客も少ないのでどこにあっても良いはずなのに、恵比寿とか六本木とか渋谷にこだわる。1~2駅ずらせば賃料はグッと下がるのに、それをしようとしない。「同業者とのシナジー」とか「採用への効果」とかの言い訳が、これまた残念。最近都内オフィス不足が顕著で保証金は10か月超が多く、また、内装もこだわることが多いので家賃の30倍ぐらいの金額が一瞬で飛んでいく。

 ちなみに業績が悪くなってから縮小移転をしようとしても、凝った造作原状回復費や引越代、移転先の保証金などで動くに動けなくなり、「詰む」ことも多い。

 

 

さて、増資から1~2年経ったが、予定通りの売上が上がらない。

費用は予定通りか、予定以上のスピードで出ていく。ここからが後半選だ。

 

 

1.コンサル社員研修に頼りたがる

 どこかでコンサル社員研修を見つけてきて、それを全社員に受けさせるようになる。もちろん良いコンサル、良い研修であれば効果は出るが、社長は内容を精査したり、カリキュラム設計に関わるわけではないので、基本的に他社の焼き直しパターン。もちろん成果は出ずに、費用だけ出ていく。体育会系研修精神論研修スピリチュアル研修(本当にある)の場合社員ドン引きして辞めていくことも多い。

 

2.広告費をさらに使いたがる

 起死回生広告費にぶち込んだ。売上は上がるも利益が出ていない。いや、売上が上がるのは良い方で、中にはフォロワー数だけ増えて売上にはほとんどつながらないケースもある。代理店は「継続的に出稿することで、見込み顧客意識刷り込み云々」と言いながら、接待攻勢を強化してごまかす。接待の場には芸能人が来たりもする。でも利益は出ない。

 

3.新規事業として日銭商売を始める

 売上を補うために、ネットショップ社長の講演業、自社オフィスのまた貸しやコワーキングスペース化(賃貸契約上良いのか?)など日銭商売をするようになる。もちろん急に売上が増えるわけではない。他業種の商売舐めすぎ。そもそも貴社は「何業するから投資して欲しい」って言ってたっけ?ネットショップの受注業務や、コワーキングスペースの受付を担当させられるようになった社員が白けて辞めていくことも多い。

 

4.粉飾し始める

 社長が友人知人にアカウント開設や資料請求を依頼したり(←許せる)、社長架空アカウントを発行したり架空接触見込顧客(一度だけ会ったレベルの見込顧客リスト名刺交換程度)リスト作成するようになる(←許せない)。

 そうして、アカウント数や接触見込顧客数は伸びているが、売上が付いてこないと株主説明するようになる。売上や利益の粉飾は、知識が無いのか、ビビってるのかやらないケースが多い。だいたい社員または元社員から株主へのチクりでバレる。人望がない。

 

5.株主への説明会に出てこない

 定期的な株主への説明会に出てこないか、出てきても話さない。代わりに話すのはいつの間にか増えたCFO。だいたい前職は都銀。総会抜きで役員増えた?と思って確認すると役員ではなく「執行役員CFO」。この条件を受け入れて転職する時点で非常に残念。まれに優秀な人が居るので唾をつけておくと、将来起業したり、自社に引き抜けたりできる。

 

 

株主だって、鬼じゃないんですよ。

ちゃん節制ある経営を行ってダメだったら諦めますし、その社長が次に何かやる時は出資しまから出資金を自由気ままにバカスカ楽しいように使って、最後はとんずらって言うんじゃ許しませんって。

あと、タイトルで「選」の使い方が間違っていますが、釣りということでご容赦ください。

 

以上、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

皆さんのご経験も、共有していただければ幸いです。

 

 

20201103追記

たまたま見つけたけど、なんで一年越しでバズってるの?

・ここ半年コロナ理由廃業するところが増えたけど、「理由が出来て良かったね」とは言わないのが大人のやさしさ(2回目)

億円単位出資金を手に入れた多くのスタートアップがやること4選と、その後の5選

2~3年前のスタートアップ投資ブームを覚えているだろうか。

ベンチャーキャピタル個人投資家投資意欲が旺盛だった時代豊富投資資金審査基準の引き下げにつながり、学生が十数ページのパワポで100万円単位投資を得たり、十番煎じの後発企業に億円単位の金が流れ込んだりした。

その億円単位出資を集めた会社は、何をしたのだろうか。そしてその後どうなったのであろうか。そのビフォーアフターをまとめてみた。

 

 

1.役員報酬待遇を上げたがる

 30代や40代に月給20万円で働けとは言わないし、財務戦略の一環で社長が自社株買いをすることもあるので、そのために収入を増やして貯蓄するのはまぁ分かる。

 ただ、「年収10倍」「社長宅のタワマンを社宅に」「ハイヤー契約」「出張ビジネスクラス(正価)や高級ホテルを利用」というのはどうかと。「贅沢がしたい!」と言い切ってくれればまだ気持ちが良いが、「安全リスク考慮」「出張中でのネットワーキング」との言い訳は非常に残念。じゃあそれの目標を数値化しましょうとは言わず、「ああ、こいつは残念なヤツだ」と思うのが大人のやさしさ。

 これは、利益率低下という直接的な悪影響に加え、社員が呆れて退職したり、不正行為社長が月給250万なのに、俺は25万ではやってられない)に発展することもある。

 

2.若い社員を増やしたがる

 スタートアップ社長採用するのは、社長より年下のことが多い。若い社員マネジメント経験が少なく、プレイヤーばかり集まってしまう。マネージャーが少ないと、社員士気が上がらず、サボるようになる。売上にはならないが会ってくれるお客さんのところに行くようになり、社内会議資料作成にこだわるようになる。直行直帰やダラダラ残業も増加する。スタートアップ程度の組織は、本来社長マネジメントで回るはずであるが、スタートアップ社長は得てして外出が多いので気づかない。

 

3.広告費を使いたがる

 メディアに増資の記事が載った瞬間に、広告代理店から営業殺到する。もちろん出稿先を厳選した上で、費用対効果を見ながら徐々に広告を出すのであれば問題は無い。接待やら芸能人の紹介やらで付き合う代理店を決め、そのまま一気に数千万円の年間契約を結んだりする。そうすると費用対効果の悪い広告や、イベントへの協賛が増えてくる。

 余談だが、「社長ユーチューバーとの対談をYoutubeにUPして、会社の魅力をPRしましょう」という提案が近年増えたと思うが、これは再生数の水増しが可能からではないか邪推している。

 

4.知名度の高い街に広くてきれいなオフィスを構えたがる

 B2Bで来客も少ないのでどこにあっても良いはずなのに、恵比寿とか六本木とか渋谷にこだわる。1~2駅ずらせば賃料はグッと下がるのに、それをしようとしない。「同業者とのシナジー」とか「採用への効果」とかの言い訳が、これまた残念。最近都内オフィス不足が顕著で保証金は10か月超が多く、また、内装もこだわることが多いので家賃の30倍ぐらいの金額が一瞬で飛んでいく。

 ちなみに業績が悪くなってから縮小移転をしようとしても、凝った造作原状回復費や引越代、移転先の保証金などで動くに動けなくなり、「詰む」ことも多い。

 

 

さて、増資から1~2年経ったが、予定通りの売上が上がらない。

費用は予定通りか、予定以上のスピードで出ていく。ここからが後半選だ。

 

 

1.コンサル社員研修に頼りたがる

 どこかでコンサル社員研修を見つけてきて、それを全社員に受けさせるようになる。もちろん良いコンサル、良い研修であれば効果は出るが、社長は内容を精査したり、カリキュラム設計に関わるわけではないので、基本的に他社の焼き直しパターン。もちろん成果は出ずに、費用だけ出ていく。体育会系研修精神論研修スピリチュアル研修(本当にある)の場合社員ドン引きして辞めていくことも多い。

 

2.広告費をさらに使いたがる

 起死回生広告費にぶち込んだ。売上は上がるも利益が出ていない。いや、売上が上がるのは良い方で、中にはフォロワー数だけ増えて売上にはほとんどつながらないケースもある。代理店は「継続的に出稿することで、見込み顧客意識刷り込み云々」と言いながら、接待攻勢を強化してごまかす。接待の場には芸能人が来たりもする。でも利益は出ない。

 

3.新規事業として日銭商売を始める

 売上を補うために、ネットショップ社長の講演業、自社オフィスのまた貸しやコワーキングスペース化(賃貸契約上良いのか?)など日銭商売をするようになる。もちろん急に売上が増えるわけではない。他業種の商売舐めすぎ。そもそも貴社は「何業するから投資して欲しい」って言ってたっけ?ネットショップの受注業務や、コワーキングスペースの受付を担当させられるようになった社員が白けて辞めていくことも多い。

 

4.粉飾し始める

 社長が友人知人にアカウント開設や資料請求を依頼したり(←許せる)、社長架空アカウントを発行したり架空接触見込顧客(一度だけ会ったレベルの見込顧客リスト名刺交換程度)リスト作成するようになる(←許せない)。

 そうして、アカウント数や接触見込顧客数は伸びているが、売上が付いてこないと株主説明するようになる。売上や利益の粉飾は、知識が無いのか、ビビってるのかやらないケースが多い。だいたい社員または元社員から株主へのチクりでバレる。人望がない。

 

5.株主への説明会に出てこない

 定期的な株主への説明会に出てこないか、出てきても話さない。代わりに話すのはいつの間にか増えたCFO。だいたい前職は都銀。総会抜きで役員増えた?と思って確認すると役員ではなく「執行役員CFO」。この条件を受け入れて転職する時点で非常に残念。まれに優秀な人が居るので唾をつけておくと、将来起業したり、自社に引き抜けたりできる。

 

 

株主だって、鬼じゃないんですよ。

ちゃん節制ある経営を行ってダメだったら諦めますし、その社長が次に何かやる時は出資しまから出資金を自由気ままにバカスカ楽しいように使って、最後はとんずらって言うんじゃ許しませんって。

あと、タイトルで「選」の使い方が間違っていますが、釣りということでご容赦ください。

 

以上、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

皆さんのご経験も、共有していただければ幸いです。

2019-11-19

パートナーデジモン

ADHDの本を読んだら、困窮した時は最悪、パートナーに食べさせてもらうのも一つの手段ですよって書いてあった。

全国の特別支援学級学校でも生活指導カリキュラム採用していいレベル提言だと感じた。

感動のあまり息切れと動悸が止まらなくなり、ゾーンに入るとはこのことかと感動した。

感動が感動を呼ぶ良循環に入り込み、布団から起き上がることもままならないほどの無双空間が構築されていく。

2019-11-09

認可保育所地域型や認定こども園も含む)の法人ごとの傾向と心構え

子ども子育て支援法では、特定保育・教育施設として、認可保育所地域型保育事業(小規模・家庭的・事業所内)、認定こども園幼稚園給付型)などがある。

運営事業者は、株式会社社会福祉法人NPO法人個人個人運営は、都市部だと、家庭的保育事業でもない限りないと思う)など様々だ。

また、運営している園の数もまちまちで、株式会社から多くの園を運営しているというわけでもない。(割合としては多いけど)

法人種別運営施設数での法人ごとの傾向をまとめたいと思う。

株式会社有限会社など含む)

子ども子育て支援法は、個人給付のため、園数が増えれば増えるほど収入が増える。

また、株式会社人件費比率が低めな傾向があり、利益を上げる。

認可保育所ではこの利益を30%以上保持することは許されない。

そもそも、そこまで余る設計にしていないし、余るなら職員給与施設充実などに充てろということ)

しかし、弾力運用という制度があり、自治体協議することで、新設園の整備資金などに回すことが出来る。

(確か、地域型保育事業だと協議すらいらない。これが地域型保育事業の増えた理由ともいえる。)

今後、都市部でも新規整備は縮小されていくと思われる。

その場合、多くの園を経営することで、規模のメリット享受し、利益を上げ続けることが出来るという算段なのかもしれない。

そのため、現在株式有象無象勢力がひしめき合って、新規開所を競っている。

近年は新規法人や、学習塾産業進出している傾向が顕著。

【良いところ】

・園内のルール費用が明確

株式会社の園は、組織的経営をしていることが多く、園運営に対する費用効果効果の方が高ければ、費用徴収はするが、保護者へのサービス結構してくれることがある。(例えばオムツの処理など)

そのため、保護者と園側のルールが明確で、延長保育料などの費用負担が明確なことが多い。

【悪いとこと】

保育士不足になると一気に回らなくなる。

採算性の点から、各園の保育士の配置をギリギリにしている傾向がある。

保育所子どもの大きさに合わせた狭い設備のなかで、大人が働いており人間関係によって、大量退職などが起きることがある。

そうなったときに、一時の赤字を被ってでも保育士を配置するということが出来ない法人が多い気がする。

たぶん、貯めた給付費を前述した新規園の整備費用に回していたり、事務費とか委託費とかい名目本部へ吸い上げているからだと思う。

・実は本部機能ボロボロのことが多い。

拡大路線を取っている法人ほとんどのため、営業推進部隊はいるが、管理部門脆弱だったり、前述の人材確保能力・資力がない本部のことがある。

特に子ども子育て支援制度(H27)以降に、拡大しはじめた法人はその傾向がある気がする。

一昔前のITベンチャーみたいな…

社会福祉法人

昭和時代から運営している事業者などは比較的、安定した経営基盤があり、また地元にも根ざした園が多い。

新しい法人比較的しっかりしていることが多いが、余裕は無い場合がある。

東京近郊以外の法人京阪神九州四国)、一部北関東法人都内近辺に進出しているイメージ。(社会福祉法人に限らないか。)

【良いところ】

・余裕のある考え方をしてる。

古くからある園では、運営が安定していることが多く、余裕を感じる。(特に単園または2~3園位を運営している法人

それがよくて希望する保護者も多い気がする。

【悪いところ】

トップの考えが古かったり、組織として機能不全を起こしていることがある。(特に組織としてのコンプラ面)

福祉とはこういうものだという考えが強い園や、逆にビジネスライクを超えたルールへの厳格性を求めてしまうことがある。

その場合、雇われ園長主任問題であるならいいのだが、法人トップや実務担当者がそういう考えだった場合に、修正することが難しい。(株式のように風評や採算などを超越することすらある)

組織として脆弱なところがある。

複数の園を運営している場合本部機能脆弱なことがある。また、地方法人株式会社に比べてレスポンスが遅い気がする。

また、東京都近辺のニーズを把握しきれていないことがある。(例えば園のルール株式だとそこは考慮してくる。)


ここで気を付けてほしいのは、株式からダメ、社福だからダメということではないという点。

認可保育所幼稚園が違うように、地域型保育や認定こども園も全く違うものであることを知ってほしい。

次に施設種別ごとの傾向を書きます

幼稚園

一義的には教育施設のため、教育カリキュラムが充実しています特に絵画や図工、音楽系は保育所などに比べると熟す回数の差だけの効果は期待できます

一方でほとんどの幼稚園私立のため、児童が付いていけなかったとしても、徹底的にフォローするということ点では認可保育所に譲る気がします。

これは先生スキルというよりも、幼稚園あくま私立学校であり、出来なかったり、したくないのであれば、園に来なくてもいいですよというスタンスが見受けられるためです。

私立の小中学校と同じですね)

そのため、事前に保護者にも行事への協力や費用負担を求める園が、認可保育所に比べて多い傾向です。

なお、預かり保育を行っている園が多くありますが、夏休み間中はやっていない園も多くあるので、働きながら幼稚園に通わたい場合は注意が必要です。

認定こども園

幼稚園認可保育所のいいところどりのような位置づけですが、結構曲者です。

かに教育をしつつ、保育も行うという高い理想があり、それを実践している園もあります

気を付けなければいけないのは、認定こども園は昔は幼稚園だった園が多いということです。(認定こども園民主党政権時代に高い理想待機児童解消に生まれ制度です。)

①で書いた考えの法人認定こども園になった場合産休を取るときに、実質的な退園勧奨をしてトラブルになったりしています

今は下の子が生まれて育休を取ったとしても、育休が終わったら復帰するんだから、上の子は育休中も継続して同じ園に通えるというのが現行制度です。

しかし、3歳児神話でもないのに、「一義的には子どもは親が見るべき」という考えのもと、トラブルになったりします。

幼稚園でそんなことしたことあるのか?と思ってしまます

…保育時間の利用を止めさせようとすることもあります

…何考えているんだろうね、こういう法人。そんなことしても少子化が加速するだけで、最終的には園が運営できなくなるのに寄与するだけなのに。

(この考え、保育園運営法人でも持っている人がいて、考えを変えるのは大変なことなんだなと思うことがあります。)

認可保育所地域型保育も含む)

いわゆる保育園です。入所可能年齢が低く、預かる時間が長いこともあり、一義的には生活の場であり生活を覚え、人とのかかわりを経験していく場と考えられています

そんなの当り前だろうという人がいるかもしれませんが、例えば育休明け1歳児で預けたとして、一日12時間くらいいたりするのです。

まれながらにしてサラリーマン並みに外にいるのです。

しかも、大人のように社会ルールや、人との会話・接し方、食事の仕方、靴の履き方…

そういったもの経験する場と考えられています

(もちろん一日の食事のうち2回は家だからとか色々ありますが、働いている親が土日にしていることを毎日保育士がしているわけです。)

そのため、教育幼稚園のところに書いた絵画音楽とか)という点では、どうしても熟す回数に差があります

近年はそこに力を入れる園も増えましたが、一日12時間いる中で、そういったことを行うには、子どもも慣れる時間や訓練が必要ですし、保育士側にも相当なスキル経験が求められます

ということは、登園前やお迎え後、土日の保護者にもそれなりの余裕やスキルが求められるという点に注意してください。

幼稚園保護者に対して、元々求めています保育園だけでやれば幼稚園並みの経験教育が出来るというわけではないということです。)

つらつらと書いてしまいましたが、要は保育所幼稚園を申し込むときには口コミ友達の話だけでなく、ちゃん見学に行くんだよ!ってことです。

あと、自治体では利用申込前から相談に乗ってくれますので、面倒でも窓口まで行って、どんな園なのか聞くといいですよ。

こども関係の窓口に子どもを連れてきて、ダメってことはないですから

2019-10-27

anond:20191027151156

ママと自分の娘や兄弟姉妹友人の娘さんに

キミはそういうこというの?

なお、痴漢認知治療カリキュラムに入ってる言動ひとつやな

2019-10-25

数年前に卒業したHAL東京の話

こんな記事話題になっていた。

暇だからゲーム専門学校時代を振り返る - 昆布がないと開発できない。 http://donnpema6.hatenablog.com/entry/2019/10/23/004918

HAL東京は私の母校でもある。読んでいてとても懐かしくなった。

この記事を書かれた方と同じように自分卒業して思う事や学生時代を振り返ってみたくなったので書く。駄文ですが入学検討している高校生、在学中の方にこれからの参考になればと思う。

まずは私の情報について。

高校卒業上京HAL東京

学科ゲーム制作学科

現在大手ITにてモバイルゲームエンジニア(Unityメイン)

まず私はゲーム業界志望で入学してゲーム業界就職したパターン人間である

HAL東京ゲーム学科なんだからゲーム業界に行くのは当然ではと思われる方もいるかもしれないが残念ながら半数近く、またはそれ以上の人数がゲーム以外の業界に行く。

入学してから卒業までを簡単に紹介しよう

1年目

・冒頭で紹介した記事にもあった通り、HAL東京では前期・後期に別れて授業を行う。1年目は基礎を学ぶ。

・この基礎だが、プログラミング以外にもデザインコンピュータサイエンスなども行う。これは1年目の後期に改めて学科選択の機会があるからだ。実際にプログラミングやってみて自分に合ってないと考えた人はデザイン学科にも行けるというわけだ(最も、最初希望とは違う学科に入ってちゃんとその業界就職した人を私は知らない)

プログラミングの授業ではC言語を学ぶ。私は高校時代プログラミングなんて一切やっていなかったので初めて触れたのがCだった。printfHelloWorldしたりscanfでメモリ領域ぶっ壊したりしつつもプログラミングの基礎を学ぶ。 IDEVisualStudioだった。

コンピュータサイエンス系の授業では、基本情報技術者試験合格を目指し皆勉強する。HAL東京では基本情報技術者試験を取得していない場合、この授業が卒業まで続く。就職において資格を見る会社一定数いるのでこのカリキュラムは良いと思う。取得している場合Android開発やコンシューマゲーム機での開発授業などが選択できるようになっている。私は初の試験で無事合格したが卒業時でも取れてない人は一定数いた。馬鹿なんじゃないのか。

・1年目の後期から学科に別れた授業+コンピュータサイエンス系の授業といった感じで進む。

C言語コンソール文字を表示させてゲームを作るというのを1年目はやる。独自ライブラリが渡される。

文字だけで表現するのにこの時点で出来るやつと出来ない奴がはっきりとわかる。 優秀な人間自分でバックバッファ概念を構築したり、滑らかなアニメーションなどを実装している。凄い。当然彼らは誰もが知っているような大手ゲーム会社に今はいるはずだ。

・1年目の最後学内での制作物の展示イベントがある。そこで作ったゲームを展示するのだ。ここで出来ていない人はおそらく翌年には退学している。私は完成はしたものの拙い出来だった。反面、負けてられないなとは思った。

2年目

・2年目からDirectX使用した本格的なゲーム開発の授業がスタートする。またそれと並行してコンシューマゲーム開発の授業が始まる。私の世代ではNintendoWiiだった。

C言語の授業もC++の授業になり、クラス化などについて学ぶ。

コンシューマ開発の授業は基本的情報がない中やる。渡されるのはWii関数リファレンスの本だけ。あとは授業で教官から教えられつつ実装していく。

DirectXでは9を使用していた。Xライブラリのようなものは一切使わず、直でDirectXを触る。描画の仕組みなども学べるのでこの授業はとてもよかった。確か前期は2Dゲーム、後期は3Dゲームだった気がする。それぞれ個人開発で1本づつ作る。私はこの時に作った3Dゲーム結構面白く出来て自信がついた。

・2年目の後期ではWiiの開発でチーム制作を行う。チームは勝手に決められるが基本的に優秀な人がリーダーになる。チームによっては崩壊しているチームやギスギスしているところもあり、プログラミングできる人と出来ない人の差が露骨に出る。何人かはここで脱落し、退学する。

3年目

・3年目ではいよいよ就活に向けた準備とインターンが始まる

DirectXの授業は継続しておりCで作ってたものからC++で作るようになる。ここらあたりからかなり複雑なアルゴリズム(地面の起伏に応じた高度計算や正確な当たり判定の実装など)も学ぶ。

DirectXとは違うものとして、OpenGLの授業も始まった。OpenGLDirectXマルチプラットフォームを目指してゲームの開発を行う。またネットワークを使ったゲームOpenGLで開発したりもする。この授業では基本的自分で調べて進めていく。調べる力をつける。今思うと一番エンジニアとして大切なことが学べる授業だったと思う。

・先ほど書いた、基本情報合格していると選択授業でAndroidプログラミングなどもできる。

就活に備えたビジネスマナーなどの授業も始まる。その日はスーツを着て通学する。私はこの時点でスーツ着て働くのは論外だと強く感じるようになった。

・3年生のビッグイベントとして10月にインターンがある。これはHALゲーム会社IT企業に依頼する形で生徒を会社インターンとして参加させるというものである。当然ながらこれも出席率などに問題がある場合は参加できない。

インターンは1ヶ月間あり、ゲーム会社にいく人もいればデバッグ会社にいく人、IT企業にいく人様々である。どこにいくかは教官が決める。私はゲーム会社だったがかなり勉強にはなったしゲーム会社で働く雰囲気というものを知れたのでよかったかなと思う。

・3年後半からDirectX就職作品を作り始める。就職作品はいわゆる企業の人に見せる作品の事である。これは完全に個人で作るので人によって完成度はかなり違ってくる。中には商業作品のようなクオリティのものを完成させる人も出てくる。実力社会である

4年目

・4年目は卒業制作展と就職活動、産学連携の三つがメインとなる。

・私は4年になる頃には就活終わっていたのだが基本的に全てにおいて就活を優先する様になる。内定出るまではスーツで通学など、それ意味あるのか?

HALには学内企業説明会というシステムがあり、様々な会社が来校し企業説明特別選考の案内をしてくれる(任意参加だが就活中の人は実質強制参加である

・4年中盤くらいにはもうほとんどの人が就活を終えているが一部の終えていない人たちは延々と説明会に参加してはエントリーシートを書いていた。大変だなぁ。このくらいの時期になるともう学内企業説明会ゲーム会社はほぼ無い。自分で動け。

産学連携卒業制作ではチームを組み制作するのだが使用するグラフィックライブラリなどに指定はなく、プラットフォーム自由となる。そのため、DirectXOpenGLを学んでいても大抵のチームはUnityやUnrealEngineを使うことになる。

・4年目後半は卒業制作展にひたすら取り組む、この制作はとても私の中にも印象に残っている。正直楽しかった。好き勝手にみんなで面白ものを作れる。

さて、ここまで1〜4年の流れをざっくりと書いた。

次にHALについてよく聞く話、課題が多いという話にもついて触れておこう。

HAL東京では課題がまぁまぁな数が出る。

1科目年間20くらいは少なくとも出てる気がする。(規模はまちまちだが)

この課題だが課題一定数達成(承認という)していないと科目留年となってしまう。とはいえ教官自分がわかるまでサポートしてくれるので主体的に動けば落とすことは無いだろう。(私は4年間で1度も落とさなかった)

また出席率も見られる。確か80%切ったらアウトだった。

毎日しっかり通学して、出された課題をしっかりこなせれば基本的に力はつく様になっていたと思う。就活失敗していた人はハッキリ言ってこれが出来てない人が多かったイメージがある。

また授業は1コマ90分で最大1日5コマある

そのため1回休むだけで内容についていけなくなる恐れがある。しっかり授業は受けよう。

次に私の就活についても触れておこうと思う。

私は3年の中旬くらいから早く就活を終わらせたいと思っていた。また、コンシューマ業界は色々と魅力はあるが第一給料が安いところが多いし働く環境として良いとも思えない面が多かったので最初仕事モバイルゲーム業界がいいなと思っていた。

そのため早い段階で逆求人サイト登録したり、1on1面談イベント勉強会などにも参加する様になった。

個人的に今思うのが3年の中旬くらいの時期から動き出せたのが一番良かったなと思っている。勉強会などで大学生で同じ様にゲーム業界目指している人たちとも多く会ったりしているうちに、自分結構出来る方の人間なんだなと思う様になる。

正直HAL東京カリキュラムは異常で、普通にゲーム作りたいという人はOpenGLDirectXもやらない。直でそれらが扱える様になっているHAL生は業界的に結構貴重な人材になりうると思う。

描画の仕組みをわかった上でゲームエンジン使うのとそうじゃ無いのとでは全然違うんだなとこの時気づいた。HALの基礎から教える理念はとても大切だった。

私は趣味で別でDirectXゲーム作ってたりもしてたので、それを企業の人に見せたりもしていた。何かしら物を作りきるという経験を何回も積んでいるHAL生の評価は高い。(ちゃんと授業出てれば1本は作りきれるはず)

何社か逆求人で声がかかり、そのうち一番気になっていた会社と話しているうちにどんどん選考が進み、特に苦戦せずに2月くらいには内定が出ていた。私の就活はかなりあっさりと終わった。

モバイルゲーム業界IT業界は今かなり盛り上がってるのもあり年収もかなり良く、この結果にはかなり満足している。

最後に、私がHAL東京入学して良かったかどうか、という点について触れてこの駄文を終わらせようと思う。

結論から言うと私は入学して良かった。

もともと、ゲームは作りたいと思っていたが、何から始めたらいいのかわからなかった。

そんな中、専門学校で学ぶことで0→1が出来る様になったのはやはり大きかったと思う。

一度作り方を学べばあとはそこからどんどん自分から学んでいけた。

逆に、そう言う学び方が出来ない人はやめておいた方が良いと思う。

HAL東京在学中ずっと思っていたのが、学生間のレベルの差がとても激しいのだ。 無能か出来る奴のどっちかになるのだ。

自分積極的に学んでいける!出来る奴に絶対なってやる!と言うくらいの気合いがないとダメだと思う。

入学時にプログラミング経験がある人も一定数いるのだが卒業する頃には自分の方が書ける様になっていたし、結局のところ本人の努力次第である。決して入ればゲーム業界にいけるとか、そんな甘い話はない。

生半可な気持ち入学するのは出来る人たちの迷惑になるとハッキリ言っておこう。チーム制作の足手まといになってしまうだけである

自分自身が出来る奴になれればこんなに楽しい環境は無い。とても優秀な仲間と切磋琢磨できるのだから

2019-10-06

ビジュアル寄りの漢字のよさ

一二三凸凹みたいな異なる文化圏でも見た目で伝わる漢字のよさ。羽のはばたき感や串の貫いている感の良さ。青い魚だから鯖とか、山の石だから岩とか、木がいっぱいだから森とか、そういうのはまあまあ良い。

ガキみたいなことを言ってるとお思いでしょうが小学生にも日本語学者にも伝わる漢字って良くなくないですか。日本語を教えるときカリキュラムどおりにやるのではなくてビジュアルで伝わる言葉から攻めるのも良いのではと思うのです。

2019-10-01

anond:20190930125547

私の中学歴史先生は「教科書では1192年に鎌倉幕府となってますがこんな経緯なので、みんなは何年だと思う?」って話し合いさせてた。

私がいたグループでは1185年じゃね?って話した記憶がある。

そういう風に考えさせるカリキュラムだといいのにな。

2019-09-29

anond:20190929022540

算数があるってことは、小学校カリキュラムを想定してる?

家庭教師してて思ったけど、小学生そもそも勉強という概念を持ってない子もいるし、勉強大事さは知ってても、非効率方法で学んでる子もいるので、学習法そのもの記憶術や、解法の分節化)を学ぶ授業があると良いと思ってる

2019-09-21

anond:20190920214741

冗長文章を読んでくれてありがとー!

そうなのよ、自尊心MPチャージされてれば、他の人にも「その人の自尊心」も発見できるようになるし、自尊心があるもの同士が尊重"し合う"ことができるようになると思うのよね。

それにそもそも自尊心があれば、ニッチ性癖メン&ウィメンであったとしても世間様に指さされるレベルに突っ込んでく前に踏み留まれると思うのよ、実際、大多数のニッチ性癖メン&ウーメンはそうやってバランスとって日常生活ニッチエンジョイしてるんだろうと思うので。あと、特に珍しくもない特殊性癖や叶わない思いをこじらせて犯罪っぽい方面に行きがちなのも、やっぱり自分尊重する/他人尊重されることでチャージされる尊重MPが足りない時に起こるんじゃないかなと思ってて。

でもまぁ人間ってたくさんの数と種類がいるので、全員とこういう「尊重の正循環」な関係を築けるとも限らないのが、難しいところで。

なので、元のクソフェミ増田さんの「正しい性的関係」があるかのような内容だと、正循環の中に入るのが嫌な人や上手くいかない人≒本当は一番このカリキュラムを受けてほしい一群、を弾き出すだけの悪影響になっちゃうよなぁと思ったんだよね。

2019-09-20

anond:20190920105823

やあ、フェミニズムを飯の種にしてる増田だよ。

まず最初に、こちフェミニスト業界では、昨今の性教育関連エントリの各所でのプチブームを、大変嬉しく思っていることをお伝えしておくよ。

本当は、性教育を語るには、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスライツ(性と生殖に関する健康権利から入らなきゃいけないんだけど、ちゃんと書くとそれだけで元田が眠くなるくらいの長い記事になるので、ここでは簡単に触れるだけにするよ。

セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスライツ(SRHR)とは、男性女性も、それ以外の性別の人も、同性愛者も異性愛者もそれ以外の性指向の人も、とにかくあらゆる人が性(性欲を満たすこと。以下、セックスとしよう)や生殖子どもを産み育てること、以下、出産育児としよう)に関して自分意思を持つことが許され、その意思尊重され、セックス出産育児についてのやり方を自分で決めることができる権利のことだ。

例えば、親や親戚、近所の人に「あん長男なんだから、はよ結婚して子ども産みなさいよー」って言われて無理やり見合い結婚させられるのは、SRHRの侵害だ。逆に、結婚して子どもを産み育てたいのに、「あんたには家事介護をして欲しいか結婚は許さない」とか、望まない妊娠(これ自体がまずSRHRの侵害だ)をした時に、産もうと決心した女性を無理やり中絶させたり、逆に中絶しようと思った女性法律や説得で無理やり出産させるのはSRHRの侵害だ。

セックス出産に関する体の部品男性なら主にペニス女性なら主に子宮)の使い方、政治家さんの好きな言葉を流用するなら「子どもを産む機械」は、持ち主である男女が自分意思自由に使い道や使い方(使わないことも含めて)を決める権利だ、と言ってもいいかな。

純潔も、淫乱も、本人の好きにすればいい。ただし、他人迷惑をかけない(他人の道具を相手同意を得ずに使わない)ことが条件だよ。ってことね。あと、好きに使うためのメンテ性感染症の予防や、妊娠出産に伴う医療リスクの軽減)ができる環境が、全ての人に与えられなければならない、っていうのが、SHRHの考え方だ。

そんでね、性教育っていうのは、この権利について学ぶ、人権教育なんよ。

元田も、多分これを読んでくれる多くの人も、日本で育っていれば性教育っていうのはほとんど受けたことがないと思う。保健体育でちょこっと生殖の仕組みについてやったり、性感染症について学んだり、あと女性なら初潮が来る頃に生理について学んで生理用品のサンプルもらうくらいかな。

でも、実はこれは国際的に見るとかなり遅れている。

国際的に、って言ったな。うん、言った。

実は、ユネスコが「性教育国際的ガイドライン」を出してるんだ。英語フランス語中国語などはここで見れるよ(これは2018年改訂版初版2008年に出されている)

https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000260770

無料じゃないけど、日本語訳もあるよ。

https://www.akashi.co.jp/book/b297731.html

性教育は、「性の認知感情身体社会的な側面を学ぶこと」というのが、ユネスコ定義だよ。これは通称包括的性教育」と呼ばれる。

日本でやることは、あくま身体面の、生物学的な性(というか生殖)についての教育しかないんだよね。でも、「包括的性教育」では、自分他人の体の仕組みを学び、それに自信を持つことから他人尊重すること(ここには、シスヘテロでない少数派の人たちの多様性理解し、尊重することも含まれる)、自分他人感情理解尊重することなども含まれる。当然、セックスの前の合意確認の仕方や、嫌なら嫌と言っていい(むしろ言うべき)っていうことも教わる。

この手の問題になるとよく「セックス同意書ないと安心してセックスもできない」と言い出す人達がいるけど、その発言自体日本包括的性教育が欠けているということの証明になってるわけだね。(日本では性犯罪構成条件が難しすぎて現実的無罪になりやすい、というのは、それとはまた別の問題だ)

そう考えると、男子生理を含む「女性生殖器の特性について知ること」と、女子勃起射精を含む「男性生殖器の特性について知ること」は、表裏一体なんだ。

同時に、男女それぞれが自分生殖器について理解し、例えば男性なら「仮性包茎問題ない」とか、女性なら「生理の辛さには個人差があるから必要なら産婦人科に診てもらう」とか、知識を持ってきちんと自己管理することを学ぶのも、性教育の大切な意義だ。

さらにいうと、男女問わず子ども性的なパーツを触られた時に、「それは犯罪であり、拒否する/拒否できなかった(暴行された)時は、大人に報告するべきだ」という理解を持つことに持つことにもつながる。

実際のところ、未成年性的虐待っていうのは、当初は「子ども自身おかしいと気づけないから」表に出ないっていうことがすごく多い。たまたま性について学んだことがきっかけで、気づいて病院訪問するケースが、かなり多いそうだ。

さて、ユネスコ定義に戻ろう。性教育とは、「性の認知感情身体社会的な側面を学ぶこと」だったね。

元田のいう(1)は、「性の感情面の理解」という文脈に含まれる。これは明確だからいいよね。

(3)は、身体面と社会面になるかな。例えばテクノブレイク都市伝説だし、AV男優ペニスの形が違う(=包茎)も大抵は問題ないし、手マンは爪を切って手を洗ってからやらないと膣を傷つけて女性が大変なことになるし、潮吹きAV女優側が水とかいっぱい飲んで頑張って出してるもの普通は起きない。そういうことをきちんと知ったり、あとは「女性男性に従うもの、好きなら生でセックスさせて当然」みたいな社会的規範おかしいというのも、当然教える前提になる。

(4)は、身体面だね。マスターベーション普通だし、テクノブレイクなんて存在しないし、女性だってオナニーしていい。オナニーって言い方がなんかやだったらセルフプレジャーって言おう、みたいな。

(5)は、社会面認知面かな。恋愛工学なんて典型的認知の歪み(自己中心性バイアス投影バイアス、多集団同質性バイアスあたりか)に基づく行動原理だしね。

さて、問題は(2)なんだけど、これは典型的権利自由)に関する問題だ。

日本人は自由を「無制限に好き勝手する権利」と考えがちなんだけど、実は自由というのは、近代では「他人迷惑をかけない範囲で、自分の好き勝手をする権利バカなことも含む)」だと定義されている。フランス人権宣言第4条とか、ジョン・スチュアート・ミル自由論とかが、この辺の定義として著名なソースだね。

そこに基づいて考えると、「他人自由を害さなければ、好きにセックスしたりオナニーしたりしていい」し、逆に「他人自由を害するならば、セックスオナニーをしてはならない」ってことになる。

こういう部分は当然、包括的性教育にも含まれるわけだけど、それ以前に「社会生活をする人間としての常識」なんだよね。

たとえば私は「SRHRは最終的にはKKOインセルも救うことを目的としている」と思っているんだけど、それは「KKOインセルに彼らの望む可愛い恋人をあてがう」という形では実現し得ない。なぜなら、それは「恋人としてあてがわれる個人」の自由侵害してしまうからだ。他人自由侵害する自由は、存在しないのだ。

彼らを救うには、「モテないことが悪いことではない」という認知を全ての人が持つように働きかけることや、相手感情理解合意の取り方を知ることで交際入り口をなだらかにすること、同時に他人尊重し、断る権利・断られたら(少なくともその時は)諦める責任を腹落ちしてもらうこと、などが必要だろう。

これらは全部、包括的性教育カリキュラムに含まれものでもある。

包括的性教育は、男性の性欲を管理するだけのものでも、女性の性欲を解放するだけのものでもない。これまで、日本を含む多くの社会男性の性欲に寛容・女性の性欲に抑圧的であったがために、一見そう見えるけれども、本来は「あらゆる人が、自分セックス出産育児について、自分決断できるようなライフスキルを身につけること」なんだ。

から増田意識しているものは当然のように含まれるけれど一部でしかない、ということと、そういうことを教えるためのノウハウ欧米諸国を中心にすごく普及しているよ、ということを伝えたくて、長々と書いちゃったよ。

本当は日本女性のSRHR、特にヘルスではなくライツの部分が世界でもかなりやばい状況にあるとか、そういう話もしたいんだけど、若干オフトピックなので今回はぐっと我慢するよ。

anond:20190920105823

私もフェミ臭さがある方だし増田と同世代だけど、この内容は増田の「性」に対する志向が出すぎていると感じる。大原則については私個人同意できるし、その後もある程度は同意できる面もあるが、全然同意できないところもある。

そもそも性(ジェンダー)に対する認識は、それこそ性自認LGBT etc.というタームも含め、個別性がきわめて強い。

「性をこういう風に捉え、このような原則に基づいて取り扱うのがよろしいのです」などと受け取られかねない「方法」に向かいやすいのはダメだと思う。性(ジェンダー)の取扱いについての原則を立てるということは、やってはダメなことだと思うのだ。「アタクシが考える良きセックスを、ワークショップでさぁ教えてあげるわよ」という上から目線雰囲気を感じてしまう。発信側がそういうつもりはなくとも、そう受け取られる可能性がある。発信者と受信者で性志向が異なっている場合、かつ発信者マジョリティ寄りの場合、その発信はより強く悪意をもって糾弾されると思う。それはとっても危険なことだと感じる。

更に、肉体の成長スピード個体差がある。もっと見えにくいジェンダーへの意識性癖も性欲の成長スピードも、その人が持つ性欲の絶対量も人によって違うのに。

セックスファンタジーのくだりあたりは特に気持ちは分からないでもないが、正直、全然ダメだろう。

行為理解していない可能性が高い子供に「セックスファンタジー」と現実の線引きを理解させるのは簡単ではない。それ以前に、子供だろうが大人だろうが、性(というか他者)に関するファンタジー現実との線引きの位置はその人によって、そして他者(相手)によって、更には二者間(または一人(オナニーのケース)あるいはそれ以上(スワッピングのケース)もありうる)の相性や関係性によって、すべて異なる。

極端な例だが、痛めつけられることを求める人と痛めつけずにはいられない人が双方合意していたら、一般的レンジからは外れてはいるかもしれないが、双方合意のもとに行われる素晴らしいセックスだとも言える。一方が抱いているセックスファンタジーにあまり気が進まないけまぁ良いかと他方が乗ってみたらハマったというケースだってある。増田から見たら精神的な疾患や犯罪的な問題をうかがわせるような愚かな行動に見えたとしても、それがその時点でのその人の最善の選択であるケースもある、それが人間欲望セックスの恐ろしく、難しく、そしてとても面白いところだ。

私が、元記事ブコメを見てて確かにそうだなと思ったのは、「男はそもそも自分の性について教えてもらえず放置される」という視点だった。男性性器が外形的に明示されやすいことと、乱暴に大っぴらにしても元気がよくて宜しいと言われやすジェンダーを背負っていることなどもあって、結果的男子は「自分の中に眠っているかもしれない性への感情(繊細だったり乱暴だったり内向的だったり)」を発見できていない可能性があるのでは、ということだ。そしてこれはもちろん女子にとっても同じだ。

そもそも自分と向き合うことができてない人が、どうも多いみたいなのだ

自分が持っている肉体と向き合うこと、自分性自認と向き合うこと。自分の体や自分の性への感情をどうやって尊重するか、同じように他人をどのように尊重するか、そういうプロセスを踏んでいく必要があるんだろうと思う。

「こういうセックス危険セックス」「こういうセックス犯罪」ということを理解するためには、社会的合意形成を理解できなくてはいけないが、この社会的合意に従えない人はいるだろう。少数派の性志向を持っているほどしんどいと思う。もちろん法律では決まってて法律違反はしちゃいかん訳だが、法律を守れない人は必ず存在するしそういう人も、法律違反した後でも生きていかなきゃいけないわけですよ、性欲の飼い慣らしかたも教えてもらえないままに。本当に簡単ではないし、簡単ではない性向の人ほど、問題性犯罪に近くなる。それをハナから排除する可能性がある性教育意味ゼロだろう。

教条的なのはダメだと思う。すべからく具体的で、参加する人が主体的であれるように。カリキュラム以前ではあるが…

ゼミ・・・主に生物的性(sex)について

生理出産にまつわること、性病や望まない妊娠についての知識など、生物的な肉体としての性(sex)への理解

ワークショップ・・・主に社会的性(gender)について、および「sex×gender」について。「人によって違う」ことを理解尊重しあえるか

WSシナリオは年齢とか開催主体によって考えなきゃいけない、全く持って適当だが。

LGBTニッチ性癖や、性関係くそもそも自尊心の欠如した子や、もちろん一般レンジに収まってるマジョリティも含めて、それぞれ全員が自分自尊心パーセンテージを高められるようにカリキュラム設計できたら100点なんだけどね…。まぁ大変簡単なことじゃない。相手傷つける性行為犯罪は、根本的なところでは多分、加害者自身自尊心が満たされていないから犯すんだろうと思うのだ。

2019-09-13

anond:20190908012959

プロオーケストラ奏者の養成のためのカリキュラムになってるよね。

アマチュア指導ですらそういう感じになりがち。

まあ、それはフルートなど他の楽器場合でもそうなんだけどさ。

要はヴァイオリン属は難しすぎるんだよ。ヴィヴァルディの頃からヴァイオリン属プロ楽器で、アマチュアヴィオール属と相場が決まっていたとか。

僕はアマチュア管楽器を吹いてるけど、まあ、ヴァイオリン属よりは呑気で楽しいよ。

あと、レッスンで先生は、オーケストラでの吹き方とか、大ホールステージ上で映える吹き方を中学生の僕に真面目に教えようとしてたけど、そういうのは全然ピンと来なかったし覚えなかった。

2019-09-12

[] Haskell学習カリキュラム

  1. Haskell文法を学ぶ。
  2. 圏論を学ぶ。
  3. 圏論知識を基にして、再びHaskellを見直す。

Haskell文法書だけを読む

圏論Haskell対応関係

対象
関数

となっていることを、最初は知らなくてもOK

単にHaskell文法を学ぶだけで、背後にある考え方(圏論)は、まだ知らなくてもOK

圏論の基礎

圏論は元々数学で考案された考え方なので、直接的には代数やとトポロジー知識必要になるが、そこまでのレベルは求めていない。

とりあえず、プログラミングで使える程度の初歩的なレベル理解で十分。

圏論の具体的な応用例としてHaskellを見直す。

圏論知識を基にして、Haskell文法や仕組みを見直してみる。

注釈対象定義して、関数は射を定義していることが分かる。

ファンクター、アプリティブ、モナドで、手続き型の順次・反復・分岐表現できることが分かる。

anond:20190912092141

知らんけど、名前から察するに増田希望してそこにインターンに行ったわけでも無いっぽいし、「カリキュラムとして」その作業やってたってんなら寧ろ楽で良かったんじゃねえか。

2019-08-29

受験勉強をせずにふと東大に受かる大学生は静かににゆ

まともな受験勉強をしないで東大に受かる人はいる。悲しきかな私もその一人。

だがそのような人には大学に入ったのちのゆるやかな死が待っている。

ゆるやかに。じっとりと。

まともに受験勉強をしなくても入れるのは天才からとかではない。

環境によって入ることができてしまうことがある。だいたい中高一貫進学校だと起こり得ること。

想像してほしい。

たった一人で自分時間管理しながらマラソンを走る人と

ペースランナーが数百人、周りにじとっと六年間張り付く中で走る人を。

どちらがより楽にゴールに時間内にたどり着くだろうか。

彼/彼女にはなんの努力必要ない。

ただ年五回行なわれる定期試験学校ないのある程度の位置キープするバランスゲームを六年間やるだけで、東大に行けてしまう。

決して力を入れすぎることはない。ペース配分なんて考えなくても良い。何もしなくてもいつのまにかそのレベルにたどり着いてしまう。

最小限の力。

一日一時間だけ勉強して、周りから取り残されない程度にやっておけばいい。

周りで一日十時間以上勉強する人の様子を見ながら、それと大差ない結果が出る程度に最低限勉強すればいい。

努力した人の掘り進めた道を後追いに安全に進むだけのお天気野郎である

したがって彼/彼女努力の仕方を知らない。

努力するということを知らない。

彼/彼女は大きな勘違いをしてしまう。

「私は努力なしで東大に入れる天才だ」という勘違いである

この勘違いは彼/彼女大学の学びから遠ざける

何かしらゴールがあるわけでもない。

隣の人はまた違ったカリキュラム・興味関心を持っている。

ゴールがないからペース配分なんてあるもんじゃない。

隣の人の後追いをしたところで意味がない。

だが彼/彼女はなお自分天才だと信じて疑わない。

努力をしない。単位と点数をとる最低限の勉強をする。

そして死神の鎌はひっそりと「自称天才」たちの首に鎌をかける。

天才ナチュラル努力する」と彼/彼女勘違いする。

自分たちが中高時代勉強時間が少なくても成績が保てたのは、

自分勉強に関して天才であり、勉強時間意識しなくても勉強していたんだと勘違いする。

だが彼/彼女は実際には「トレース」の天才であるに過ぎなかった。

食戟のソーマ』に登場する美作昴のごとくである

意識的な努力をしなくても私はこっそりと努力ができているはず。

そんな甚だしい思い上がりとともに彼/彼女大学生活を送る。

一度も勉強に手を出すことはない。

周りをトレースしていく。

そうしているうちに死神は彼/彼女の首を狩り落としている。

だが彼/彼女は気づかない

そして大学の学びが教養科目から専門科目に移り、自分で学ぶことが求められるようになったとき

はじめて彼/彼女自分の首がとっくの昔に地面に落ちていたことに気づく。

絶望した彼/彼女はハリボテの虎となる。

まだ動物になることのできた李徴よりもひどい有様である

努力すらできない。自分天才である勘違いしている。

彼/彼女は死んでいる。

死神は神である嫌われ者だが重要役割果たしている。

適切に努力する人には正しい結果を与える。何も努力しない人には死を与える。

一定割合東大生は受験勉強をせずに入ってきてしまう。

そんな彼/彼女の多くにはこのような緩やかな死が待ち受けている。

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