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2024-04-06

いやらしい漫画雑誌の表紙

はいやらしい漫画ヘビーユーザーなのでいろんないやらしい漫画雑誌を頻繁に読むわけなんだけど、前にいやらしい漫画雑誌では一般月刊誌等とは異なり作品名ではなく作者名が書いてあるというのがあっていわれてみりゃそりゃそうだけど面白いな、とおもったのもあってちょっと見直してみたんだけど、表紙の煽り文もちょっと面白いな。

以下はコミックHotmilkという雑誌一年分の煽りであるが(なぜ一年分かはまあわかるよね)これだけみてもわけがからないのが多いのではないだろうか。それは表紙の絵と組み合わせてのものから。そりゃまあ表紙の煽りから当たり前だけど。あと2024年5月号の乳トンとか万有淫力とかの謎の用語おもしろかったのでこれムーの表紙みたいに同じような用語統一されてたりするだろとおもってたんだが案外ふつう文言もあるな。そうでもなかった。

特にわかりにくそなのは「まぜねぇよ」だけど、これはおそらく表紙が女の子同士の絡みの絵なので(男なんか)まぜねぇよなんだろう。

運勢大キチは野外露出している痴女の絵なので。エッヂきいてる?はなんかギター練習してる絵。感謝エロくトリかるパレードは創刊月だから。ほかはまあ季節ネタとかなのでどんな絵の上にあるのか想像できるだろう。

とそりゃそうだろっていう面白くないオチだが一応ほかのやつも見てみた。多少のカラーはあってその号の内容を説明するものとかがあったりもしたがだいたい似たような感じだったがひとつ面白いのがあった。Hotmilk濃いめ。

  • 45 愛艶綺宴
  • 44 満感全席
  • 43 抱痴猥婦
  • 42 快浜好艶
  • 41 靡酒乱漫
  • 40 妻嬢乱舞

みんな読める?

2022-10-18

富士山バス横転事故の基礎知識

バスが急坂でブレーキが効かなくなって横転事故を起こした件で、個人バスを所有する変態さんが検証動画を出しているが、

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1959853

 

前提の知識全然共有されてないのが気になった。なので説明を書く事にするよ。

 

バスの2速=乗用車の1速

まず元記事バス個人所有氏は2速で下ってるんだが、バストラックというのは2速で発進する。1速は急勾配での坂道発進とかの緊急用で普通は使わないのだ。

乗用車オートマだと「PRND21」とレンジが分かれていて、2、1レンジではギアが固定される。峠の下りでは2速で下ると思う。1速に入れるって事は余り無いと思われる。その1速に入れてると思ってくれていい。普段じゃそんな運転する機会はないと思う。

因みに乗用車AT軽トラバン以外では4~5速あるよ。

 

バスは回転を上げて走行しない

動画では2速で下って回転数がレッドゾーンに入って警報が鳴っているが、これはデモンストレーションでやっている事で、普通バストラックではこういう運転はしない。

バストラックは大体100万キロ走って廃車になるのだが、そのディーゼルエンジンも精々オーバーホール一回程度でその距離を走り切る。乗用車と比べると非常に頑丈なエンジンなのだ

だが頑丈に作ってあるために作動部が重い。その為にオーバーレブ(回転数数オーバー)に大変弱いのだ。ガソリン乗用車のつもりでシフトアップを引っ張る走り方をしていると壊れてしまうのだな。

から彼の道路での実際の走り方は3速でリターダー動作(後述)か2速でオーバーレブしない速度って事になる。

 

バストラの下り急勾配での走り方

アクセルブレーキも踏まず、エンジンブレーキだけで抑速する。また、バストラには排気ブレーキとリターダーというエンブレの強力版が付いており、そのスイッチハンドル左手にある。車種によるがウインカーレバーを向こうに押すタイプと、ウインカー別に短いレバーが生えているのがある。動画でカチカチ言ってるやつだ。

これのスイッチを入れたり切ったりして速度を調節する。

ヘアピンではぐっと速度を落とす必要があるのでそこだけで足ブレーキを踏む。ブレーキ「ずっと踏みっぱなし」は絶対NGだ。というかそんな運転するのはちょっと考えられない。

 

ブレーキ異常にはフェードとヴェーパーロックがある

ブレーキを踏みっぱなしにして加熱させるとブレーキが効かなくなるが、その原因は2つある。

フェード

ブレーキライニング押し付けられる摩擦材)が熱で滑りやすくなる事。「段々効かなくなる」のが特徴。

フェードが起きると独特の匂いがする。東武東上線とか伊勢崎線の古い電車で駅に着いた時に床下とホームの隙間から香ばしい匂いががした事ないだろうか?実はこれがフェードの匂いなんですな。MT車クラッチを滑らした時とかも同じ匂いがするよ。

ブレーキシューレジンが灼ける匂いらしい。

電車ブレーキはどれも同じ構造なのに東武の旧型車だけがあの匂いするんですな、不思議である

あの匂いがしても東武電車普通に走れるが、車だともうダメ。冷えると効きは幾分戻るがシューが変質してしまっているので交換か灼けた表面を削らないと効きは元に戻らない。

ヴェーパーロック

ブレーキ油が沸騰して水泡が出来る事。「突然、全く効かなくなる」という恐ろしい特徴がある。

ブレーキペダルの踏力の伝達には分子量の高いアルコールなどの液体を使っている。液体は圧縮できないからそのまま力が伝わるが、これが沸騰して水泡が出来てしまうと体積が千倍にもなり、また気体は圧縮できるから踏力が気体の圧縮に使われてブレーキを押す力にならない。

 

この両者は相反するものじゃなくて連続して起こる事もある。フェードが起きるとブレーキが効きにくくなるのでより強く踏まないとならない。そうすると発生する熱量が増えてそれでヴェーパーロックが起きてしまう。

  

で、増田見立てだとこの事故の原因はヴェーパーロックだ。その理由には更にバス構造を知ってもらう必要がある。

 

バスホイールパークブレーキ

バスサイドブレーキは、乗用車のように手でギギギと絞り上げるようなものではなくて、運転席の小さいレバーを倒すと全力で掛かるようになっている。

元々、バストラもハンドル式だったが、掛かる場所が違った。サイドブレーキミッションについていたのだ。

昔のバス終点に着くと、「ユッサユッサ」と揺れていたのを覚えているだろうか?これは車輪ではなくてミッション軸にサイドブレーキが掛かっていたからで、そこと車輪の間にあるシャフトデファレンシャルギアの隙間、自在ジョイントのたわみのせいでユッサユッサしてたのだ。

だがこれはジャッキアップすた時などにデファレンシャルギアのせいでサイドブレーキが掛かっていない状態になり危ない。また急勾配で確実に止まっていられる事が車両法で定めらると、手で絞り上げる式では確実性と力が足りない。

なので、ブレーキのバネを普段は高圧空気で抑えておき、空気を抜くと強力なバネが全力でブレーキシュー押し付けるという方式に変更された。

画像を見たら一目瞭然だが、https://www.tbk-jp.com/products/brake_01.php

普段ブレーキブレーキシューは共用になっている。

 

さて、変態バス氏の動画を見返して欲しいが、4:40頃から事故車両ブレーキ痕が続いている。

これはサイドブレーキ作用して後タイヤロックしたって事である

サイドと足ブレーキシューが共用だ。もしフェードが原因だったらロックできないのではないか

だとすると消去法でヴェーパーロックという事になる。

 

バスブレーキ構造は、前がディスク、後ろがドラムというのが一般的だ。

見てもらうと一目瞭然だが、google:image:バスドラムブレーキ バスディスクブレーキ

ドラムというのは熱がこもりやすいがシュー摺動部とピストン距離がある上に接触部が狭いところがあるので熱が伝わりにくく、ヴェーパーロックは起こりにい。

一方、ディスク式は摺動部とピストンが近い上に接触面積も大きいので熱が伝わりやすい。故にこっちの方がヴェーパーロックはし易いのだ。

から後輪ドラムのフェードは大したことが無く、故にサイドブレーキは効いたが前輪のヴェーパーロックが来て全く減速できなくなったと考えるものである

 

サイドブレーキが効いても減速できなかった理由は、一つは荷重問題下りでは車体がつんのめっているか荷重は前に移動する。だから後輪はロックしてスリップするがグリップ力が足りず減速できない。

この荷重移動を利用したのがドリフト走行なのね。ブレーキで前に荷重が移動している時にハンドルを切ると普段より舵が効く。前輪を中心に車がスピンしようとするからそこでサイドブレーキを引くと後輪が滑りだすってわけだね。

もう一つはホイールパークブレーキのせい。レバー倒すと後輪に全力でブレーキが掛かるので走行ならいきなりロックする。スリップ状態タイヤ摩擦力が低くなるから減速力が足りないって事になる。

また後ろがスリップしているから操縦も難しくなる。

 

排気ブレーキ

よく出てくる排気ブレーキとは何かだが、エンジンブレーキを強力にする仕組みだ。

エンジンは2回転する間にピストンが2往復して1サイクルとなるが、爆発(燃焼)工程の前に空気圧縮せねばならない。ディーゼルでは断熱圧縮で熱くなった所に経由を噴霧して燃焼させる。この圧縮には力が居るのでエネルギーロスだ。

圧縮の後に燃焼がなければロスだけが存在する事になる。エンブレはこの圧縮のロスを抑速に使っている。

排気ブレーキはここで更に排気管を塞いでしまうのだ。エンジン圧縮ロスで虐められているのに更にペッと吐き出した息まで塞がれてしまう。とんだ意地悪だ。苦しいようやってられないよう、って事で更に速度が落ちてしまう。

排気ブレーキ作動中は「ドドドド」とエンジン音が野太くなって、解除時には「プシュ!」というのが特徴だ。

 

リターダー

リターダーにはオイル式などもあって、これはオイル抵抗エネルギーロスをさせようというもの。木の板でかき混ぜる草津温泉の湯もみは水の抵抗があって結構大変、汗が出ちゃう。これと同じ仕組みだから湯もみブレーキと覚えてもらって差支えない。

でも日本バス一般的なのは圧縮解放式ってやつで、これはエンブレの超々強力版である

エンブレは圧縮ロスを利用するものだが、ピストン圧縮された空気はその後どうなる?燃料が無くて燃焼されなくても、圧縮された空気はバネみたいにピストンを押し戻すのだ。

そこで圧縮解放式では意地悪して圧縮しきったところで排気バルブをちょっと開いてしまうのだ。すると圧縮空気は逃げてしまう。

更にまたすぐに閉じてしまう。すると今度は1気圧の所からピストンを引いていく事になるので真空ポンプの負荷が出来る。これで超強力なエンブレが出来るという訳だ。

新宿区牛込柳町交差点は急坂の底にあり、自転車で通る時に坂の上から一気に下りその勢いで向こう側の坂を上りたくなる。が、この交差点には信号があるのでそれをさせず停止状態からエッチラオッチラ上る羽目になる。

故に圧縮解放リターダーは柳町信号ブレーキと覚えてもらって差支えない。

圧縮開放式は空気圧縮されたところでバルブを開くので動作中は「ンババババ」と結構派手な音がする。

因みにVTECみたいな可変複数カムによって実現されている。バストラもハイテクなのだ

 

整備不良の可能性はないのか?

ある。

ブレーキ液には高分子アルコールを使うが、これは水を吸う。すると沸点が下がる。ブレーキは水が掛かる足回りにあって、そのピストンにはゴムのパッキンで水を防ぎ、ブレーキ液が漏出するのを防いでいる。

しかし窓をカッパギで拭いた時、水は残らないがなんかしっとりしているよね?あれが蓄積して水を吸い、200度以上ある沸点が150度くらいまで下がってしまう。この為に車検の度にブレーキ液は交換するのである

因みにレースではもっと沸点が高いシリコン系が使われるが、これは親水性が無いので混入した水が水のままで存在してしまう。するとピストンが100度になると容易に沸騰してヴェーパーロックを起こし危険である。だから公道での使用禁止されている。レースカーはレースごと、雨が降ったら走行ごとにブレーキ液を入れ換える。ブレーキ液にアルコール系を使うのはこのせいだ。

からもしも車検(1年)ごとにブレーキ液を交換していなかったら沸点が下がりヴェーパーロックはし易くなる。この辺は国交省調査を待つしか無いと思う。

また、少しではあるが、高山に上がって気圧が下がると沸点も下がる。

 

最後になるが、大型2種免許は他の免許取得後3年経たないと受験資格が無い。プロ中のプロドライバーで、フェードしたりヴェーパーロックさせたりする運転というのはちょっと考えにくいんだよね。急坂であれば排気やリターダーのオンオフだけで慎重に下り足ブレーキには頼らないものなのだ。だから増田ちょっと腑に落ちない事故なのだ

 
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