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はてなキーワード: オタクエリートとは

2023-07-04

ロリコンじゃないからU149は見ません」👈今のオタクってこのレベルの奴ばっかだよな

「興味はないけどギャグとして消費するためにBLを見る」

リア充恋愛とか内心どうでもいいと思ってるけど好きな声優が出るから見る」

ダークホース青田買いをしたいので微塵も食指が動かないが5話まで耐える」

これがオタクの正しいアニメ視聴仕草だったはずだよ。

今のオタクって全然全部のアニメ見ようとしないよね。

その癖アニメレビューとかは「オタクエリートである僕が語ってあげよう」みたいにしちゃうの痛々しいよ。

今はWEB最速配信も充実して録画パズルに悩まされることも減ってヌルゲー化したはずなんだけどな。

つうか「巨乳に興味ないかグレネーダーは見ません」ぐらいならまだしも、「ロリコンじゃないか女児主人公作品は見ません」は世間見方が狭すぎないか

つーかこの世界アニメが全部性欲由来に見えるん?

じゃあうさぎドロップうどんの国もペドフェリアがシコシコしながら作ってると思ってるの?

異常者はお前じゃーん?

2019-09-20

anond:20190920001123

オタクエリートと言うのは、岡田斗司夫が「オタク・イズ・ビューティフル」と言い出した頃に、一部のオタクの間に流行った概念ですね。

オタクを極めた者はオタクエリートであり、オタクこそが優秀な人間である、つまりオタクエリート人間の中でもとびきりのエリートである

と言うのが、その論旨です。(それは彼の言うところのオタク第1世代である自分たち世代のことである、となる)

当時の日本の世相はオタクを下等民族として扱っていたと言う背景があり、それを打破すべく「オタクこそが優秀な人間である」と言うパラダイムシフトを行おうとしたのですが、萌えうつつを抜かす教養のないオタク市場を席巻したため、教養ある優秀な人間であると言う意味オタクは滅びた、と「オタク・イズ・デッド」宣言をして壇上を去ることになります

最近だと元京アニヤマカン氏がその思想を受け継いだオタク定義論をブログで展開していますが、こうして理解されないことからも分かる通り、懐かしのあの頃の残滓にとどまっている印象です。

anond:20190918131636

だいぶ「自分だけの世界」で「真実」熟成されている感。

(「オタクエリート」とはなんだ?)

(検索すると「オタク検定」とか出てくるが、それはSF関係なさそうだが?)

萌え」が引かれる理由が書かれていないのはなぜか?

萌え無謬説という立ち位置で頑張ってみたのか?

それとも、本気で心当たりがないのか?

「さぁ、『萌え』が引かれる理由を考えてみよう!」

果たして「見下せる相手がほしいから」「SF警察が悪い」という結論になるか?

SFファンから見た「萌え」とはなにか?

萌えを混ぜることで作品台無しになる」そういう傾向(法則ではない)は確かにあるだろう。

有限であるリソース(時間金銭コスト、労力)が萌えに割かれた結果、本筋がおざなりになるためだ。

SFファンは、そこを警戒している。ゆえに「萌え」はノーサンキュー

だが積極的ディスる動機があるわけでもない。

では「萌えオタ」がドン引きされるのはなぜか?

萌えオタはしょうもない事件」や「騒動」を起こしすぎるのだ。

しょうもない主観的理由発狂して全方位に噛み付く。

萌えオタのターゲットは老若男女問わずあらゆるところに存在する。

しか萌えオタは質より量の物量で押すスタイル攻撃(嫌がらせとも言う)がやたらと目に付く。

(たった1つのレビュー槍玉に挙げられるSF警察とは対照的である)

SF警察が曲がりなりにも正論レスバトルしようとしているのに対し、萌えオタは熱量武器とする。

ブレーキの壊れたヤバイ萌えオタたちが世論誘導すべく日夜せっせと働いている……。

しか過激萌えオタは場合によってはリアルアタックさえ辞さない。

それら努力が本人たちの望む形とは異なる形で実を結んでいるのだ。

まり萌えオタの普段の振る舞いを考慮すればドン引きされて当たり前ということになる。

それが、なんで「SF警察による被害者」みたくなってるのか?わけがからない。

(萌えオタの脳内では今流行ブロックチャレンジとかも全部相手のせいにされてそう)

(「コンプレックスを感じさせた」「だから敵であり悪なんだ」という屈折した理屈だ)

(勝手コンプレックスを抱いて勝手に敵視するのは、なぜなのか?)

>>嫌われっぷりを見れば一目瞭然

SF警察が嫌われているかSF警察は悪い」という不思議理屈?(それはトートロジーじゃないのか?)

「嫌われている」ということが悪辣さの証明になるのなら萌えオタはどうなる?

萌えオタの嫌われっぷりを見ればSF警察が正しいのは自明である。わかってくださいよ。

2019-09-18

なぜSFは衰退したのか、あるいは、SF警察はなんでSF警察行為をやめられ

SFマニア流行ってるオタクコンテンツ特攻して噛みつくたびに炎上するネット世界。僕ら世代には「またかよ!」って感じなんですが、世代交代による認識の変化で、SF警察がなにに怒ってるのか? とか、あれもこれもSFなのに、なんでSF衰退とか言っちゃってんのか?

とか理解不能に陥ってる方も続出している模様。

そんなわけで、過去を知る者として、ちょっとまとめてみました。

おおむね私怨たっぷり回顧録みたいなもんです。

ただ、だいぶ背景をさっぴいてます

受験戦争の加熱とから、今よりさらにひどい男性中心主義社会である昭和日本での負け組男子化への怯えとか。

今でもその名残はありますが、かつて、オタクというものヒエラルキーによる特権意識を良しとする人の集まりでした。

全員ではないとは思うけど、なんかそう言う感じのが台頭してました。

オタク教養』をたっぷり学んだオタクエリートがクールで良しとされたのですが、これもまた、今でもその名残はあります

クールジャパンとかが、その流れですね。

オタクエリート』というものは、どういうものか?

どこの誰とは言わねぇでおいてやりますが、京アニ事件の時に、どっかの大学教授が書いた懐古エッセイみたいな記事

今時の人たちからは謎扱いされてましたが、あれが、あの世代の『オタクエリート』意識のあらわれです。

彼だけの特殊思想ではないことは「記事の内容には賛同できる」とか言ってる人が、ちらほらいたこから分かりますね?

では、彼らが『オタク教養』とはなにか?

まあ、かいつまんで言うとウンチクです。

今でも名残はありますね?

ところで

オタクエリート』

この定義には、ちょっと複雑な背景があります

政治家ですらオタクに媚びる今では、下手したら生死に関わることだとまでは信じられないかもしれませんが、昔は、オタクであること自体が恥でした。

今でも自嘲ネタではあるし、からかわれることもあるとは思いますが、かつて、「オタク」と呼ばれることは、社会的死や、学校や家庭でイジメ対象になることを意味したのです。

ググれば怨嗟の声で溢れているとは思うので割愛しますが、オウム事件宮崎事件は「オタク」を犯罪者予備軍として世間認知させる結果を生みました。

当時のオタク趣味を持つ人たちは、自分オタクではないことを証明するのに躍起になっていました。

あるいはオタクではない人のフリをして、その行為を自嘲気味に「擬態」などと呼んでおりました。

今でも名残はありますが、生活や生死が関わってるので真剣度が段違いです。

だってキモがられたくはありません。

あいつはダメだと笑われたくもありません。

そこで『教養』の出番です。

オタクにとっての『教養』とは、自分が頭のいい人間であること、社会にとって有益な優れた人間であること、犯罪者予備軍=オタク以外のなにかであること、それを証明するためのものでした。

ですが、オタクはやはりオタクです。

一般人やご家族の皆様から見れば

「いやお前どう見てもオタクっしょー(ワラ)」

と言う事にしかなりえず、オタクであることを認めるか、認めなくても勝手レッテル貼りさせられました。

オタク」はレッテルだったのです。

しかしながら、そうすると犯罪者予備軍の一員にさせられてしまます

自分オタクであることを認めながら、『ただのオタク』以上の上位の存在である事を示す概念必要しました。

それが、『オタクエリート』です。

上位の階層と言うのは、下位の階層がないと存在しえません。

世間はいっしょくたにされる『オタクカテゴリー内での優位的立場を築きたいオタクエリートにとって、自分相対的に上位に位置付けてくれる下位の『オタク』たち、それは「フィギュア萌え族」とすら揶揄された二次元美少女オタクでした。

……今でも名残はありますね?

誰とは言わないが…と言うよりも、京アニ事件記事でアニを持ち上げる時に使うのは

萌え』ではないこと。

公開されるアニメ映画が、より格上なものである条件は

萌え』でないこと。

上にいると自認する人たちの標的はいつでも『萌え』ですよね。

そして、そんな知能の少なそうな動物オタクたちを堂々と見下し、自分あいつらとは違うと胸を張りたいオタクエリートのための教養ひとつ

正確な科学知識に基づく

ハードSF小説知識

だったのです。

なにしろ動機がそれですから、あちこち弱そうな敵を見つけては出張って「批評」したりweb日記に書いたり、得意げにウンチクを吹聴しまくり、相手相手趣味を貶して、論破論破サディスティック優越感に浸る日々を送ることになります

やがてハードSFは衰退し、論拠としているもの権威が失墜してしまますが、それでもやることは同じでした。

そうでしょう、そうでしょう。

だって、それしかやったことないんですから

いい迷惑なのが、ただのSF小説好きや、そんな歪んだ時代を知らない新しい読者です。

彼らは

「今でもSFはたくさんあるじゃないか

あれもあれもSFだ。

日本SFであふれていて、SFは衰退なんかしていない」

と言います

残念。

彼らのような、いわゆるSF警察の人にとって

あなたの言ってるそれらはSFではありません。

なにしろハードSF信者にとっては

フィリップ・K・デイックはSFではない』

のですよ。創元やハヤカワから出ていて、各種映画化されている大家ディックSFには入らないのです。

彼らの概念では、SFにはなんか厳格な作法があり、その作法を守るものけがSFなのです。

どんな作法かって?

……知るか!

ひとつは『科学知識が正しいこと』ってのは分かるんだけど。

彼らSF警察が、ことあるごとにグチグチと高圧的かつ上から目線ウンチクを語っては、嫌われまくってるのは見ての通りです。

SF衰退はSF警察のせいじゃない」、それは、あるいはその通りかもしれません。

しかしまあ、そのSF警察が、現在進行形で「彼らが信奉するSF」の衰退や、「正しい科学知識」への嫌悪を植えつける大きな要因になっているのは、その嫌われっぷりを見れば一目瞭然です。

……とは言え、です。

こうした傾向はSFに限ったことではないし、僕も似たようなことを、やっちゃうことがある気もしなくもなくなくない。

やはり、言動や態度には気をつけたいものですね。

2018-10-08

anond:20181007094537

うーん。普段オタク多様性尊重する」「老害になるな」「ニワカを叩くな」とかそういう事言うのにこういう時は地が出てるねー

少なくとも20年ほど前私が所属してるオタクサークルでは「何々という作品オタクなら当然知っているはず」などという事は成立しないし逆に言えば「何々を知らないなんてオタクじゃない」というのは成り立たないというのが共通理解だったけど、今はそうじゃないの?

いや「アレくらいは抑えておけよ!」とか、自分が熱を入れてる物をスルーされるとカチンと来るのは分かるけど。

でも「何々を知らないなんてオタクじゃない」ってのは「多様性尊重しない」「ニワカ」を叩く「老害」そのものでしょ?

足りないなら足せばいい。

間違ってるなら直せばいい。

論ずるに足らないならスルーすればいい。

それにコミケを語るのに何々を知らなければならない!

みたいな主張は「コミックマーケット理念」とは正反対まではいわないけど、かなりはずれた感じだよね?

増田は確かに偏りも穴もあるけど、まあこれくらいなら十分オタクでしょ?

天地無用!スルーとかどうなんだよ?と思わないでもないけど、オタクはこんなオタクの与太話も許さないくら偏狭なっちゃったの?

まあ、それが「オタクだ!」と言うなら俺はもうオタクじゃなくていいや。オタクエリートさまでキャッキャウフフしててね。

2017-02-25

オタク老化問題について

最近twitterトレンドで、#オタク老化問題が上がったり、他のSNSでも話題に上がるのを目にする事が増えてきた。

恐らく、同世代ネット民高齢化シンクロニシティ的に結構な人が同じような事を無意識的に思っているのだ。

オタク快楽受給者漫画アニメゲーム快楽と共に文化享受している。メインは快楽(ポルノ)。

それが加齢に伴う知能の発達や、性欲の減退(こっちが大きい)で、ポルノを過剰に受け取れなくなった結果、

流行オタクコンテンツに対する興味離れや同世代オタクコンテンツにだけ固執するおじさんになるのだ。

若い頃は有り余る熱意や活力からアニメ漫画文化作品オタク作品性を見てるエリート』てな妄言を吐いたりもするが、

歳とると皆こうなる。有名人でもほぼそう。オタクエリート論を掲げてた岡田斗司夫なんて只の出会いオフパコ厨だったでしょ。

駄菓子から僅かに残る栄養分を摂取するが、栄養(文化芸術性)の積み重ねが無いので、歳とってオタク趣味に興味が無くなると

後には他に何も残らないおじさんになる。結局オタクなど思春期にだけかかるはしかのような物で(宮崎駿インタビューで言ってる)、

いかにそこから蜘蛛の糸につかまり抜け出すかの地獄の底。それまで(性欲減退)に何も積み重ねなかった人間には何も残らない。

どうでしょうか??

2016-07-23

オタクエリートのつもり


https://twitter.com/tm2501/status/756562497444847616

マナーも守れない非オタが、オタク世界勝手に入ってきて勝手迷惑をかける種類のことが一番イラつくので「マナーが守れないなら入ってくんなクソが」とは思う。

まあ、マナーの悪いし、カネも落とさない種類のオタクにも出て行けと思ってますけど〜

@tm2501 無課金オタクだと自慢してるやつもいる

@_zco_ マナーがいいとか、拡散・普及に貢献しているとかそういうのがあれば、許してあげていいと思いますオタク趣味はカネがかからないことが良さでもあるし…。


ロケット団リーダーが最も強いジムリーダーという「権力」のウラとオモテみたいなもんだから学校先生ロケット団でもあんまり違和感がないwww

つーか、学校先生塾講師の方が社会に出て接する大多数の大人よりも頭がいいような人もいるから、学校先生が実は上位ボスは…定番設定かも

まぁ、私はしょぼい学校にぶち当たって、先生ラスボスどころか、「こんな奴らがもっと若くて才能あるやつよりも金もらってるとか、世の中狂ってる。」と闇堕ちの原因にしかならなかったですけど

2007-04-23

http://anond.hatelabo.jp/20070423055447

「○○産の△△は□□地方特有の××で育成されただけあって芳醇な…」

それは確かに高度な楽しみ方なのかもしれないけれど、別にそんな事が言いたいわけじゃない。僕らは、ただ単に感じたいだけなんです。

「あー、おいしかった」

って。

過剰に作画スタッフの名前をあげることで、そのような反応をされることは避けたいのですが、現状の反応をみると、包装のキレイ食材を観て喜ぶだけで実は食べてもいない、とか、見た目優先で管理されたキレイ野菜を喜んで、ホンモノの美味しさをわかって無いんじゃね?とか思ってしまうわけで。というとすごい山岡っぽくていやーん。

アニメ界の山岡士郎が必要?むしろ岡星?ていうか富井副部長が誰か気になる!!

カレーハンバーグを軽んじるのは、ちょっと雄山ぽいな。どっちも奥が深いよ。

本音はね、動画大好きっ子も、ウンチクなんてのはどうでもいいから、「アニメーターの凄い仕事」ってやつを感じてくれよって思ってるだけなんですよね。

芸術性なんてものはだれも言及してないのに、なんでアンチ側からはこの言葉がでてくるんだー!という疑問も少々。

オタ知識なんざ、長く生きてるやつのほうが多いにきまってるんだから、知ってると偉そうなんて思わんでいいのですよほんと。だれだよオタクエリートとか抜かしたのは!考えるな感じろ!

いやもうまったく。

ニコニコ動画みてると、ハルヒとからき☆すた効果で絵を動かすことの面白さにはみんな気付いているように思えるんだけれど、これまた京アニというのは強力な社内教育制度と、統制のとれたスタジオパワーで頭っからケツまでやりきっちゃうという、あるいみ異質な存在であることも話の持ってきかたをややこしくしてるよね。

2007-03-29

アニメは愛している、でも勃起できない」という病

  <分類>

  (a) アニメを長く見ていて、アニメの見方の作法を確立している人たち=オタクエリート

  (b) 好きだ!という理由だけで作品を楽しむめる人=非オタクエリート/一般オタク層/ライトオタク

  (c) みんなが誉めた作品が良い作品だと思っているだけで自分の意見で好き/嫌いを判断しない、もしくはその勇気がない人=ミーハー

  (d) アニメには興味がない。ネットみんなが褒めているのにその良さがわらないため、否定する人=ネットが好きなだけの人

私は、(a)と(b)の間に、"ある種の層"が存在し、増殖しているのではないかと感じています。

つまり、オタクエリートに成り損ねた非オタクエリートという人たちです。

成り損ねた、などと乱暴に書くと「貴様オタクエリートの方が非オタクエリートより偉いと思っているのか!」

と叱られてしまいそうですが、どちらが上か下かという気持ちはなくて、

オタクエリートオタクエリートという通常であれば歩むラインから外れたはいいもののどこにもたどり着けない隘路に落ち込んじゃった、という意味です。

ぶっちゃけ、私は、彼ら特有の言説はオタクエリートにとっても非オタクエリートにとっても有害

(あるいはアニメという表現媒体そのものにとってさえ有害)な存在だと思っており、

その危険性をしっかりと指摘しておきたいなぁ……というのがここ一連の作文に至った動機であります。

一昨日、昨日の前置きがないといささか乱暴になってしまうと思いこれまであえて「オタクエリート」という言葉に"ある種の層"を仮託してきましたが、

前置きが完了したのではっきりと書いてしまおうと思います。

なんちゃってオタクエリート」が、オタクエリートだと勘違いされている状況が多いのではありませんか?

コメントトラックバックで「君はオタクエリートという言葉を勘違いして使っているのではないか?」という指摘を頂戴し、

我が意を得たりと思いました。

■個人の好悪表明が評論と勘違いされる事の危険性

なんちゃってオタクエリートは基本的には(b)に属しています。つまり、「好きだ/嫌いだ」という気持ちが言論の主体にある人たちということです。

前回、前々回の指摘の繰り返しになりますが

http://anond.hatelabo.jp/20070326142734

http://anond.hatelabo.jp/20070327135230

彼らにはまず「まなびが嫌いだ」という気持ちがあって、それが発言の主体となっている。

「好きだ/嫌いだ」を表明することは大いに結構、キュートで好ましい、それが私のスタンスです(前回書いたとおりです)。

ただ、私は、彼らがその「好きだ/嫌いだ」をそのまま表明したがらないところに――

分析モドキや事実捏造を含めて見解を正当化・権威化しようという試みがなされているところに歪みと危険性を感じます。

まず、非オタクエリートが、なんちゃってオタクエリートの見解を「権威」だと誤認し、それに流されてしまう危険性を挙げておきます。

「2chで絶賛されていたから面白いんだろう/糞と言われていたからつまらないんだろう」といった発言は、

"嘘を嘘と見抜ける人でないと2chでは有益な情報を得ることができない"というコモンセンスの敷衍によって淘汰されつつあります

(実は淘汰されていないんですけど、まあ、表面上は淘汰されたということにしときましょう。少なくとも、口にしたら恥をかくしね)。

しかし、前述のコモンセンスは"嘘を嘘と見抜ける人でないと『ネットでは』有益な情報を得ることができない"という形にまでは一般化していない。

顕著なのがwikipediaですね。「2chに書いてあったから」と口にするのを恥と感じる人が、「wikiに書いてあったから」と言うことを愚かな行為と思わない。

これはwikipediaがまとう"権威のかほり"が大きいのではないかと私は考えます。

wikipediaってなんかアカデミックなかんじがするよね!」「なんかエリートなかんじがするよね!」ってことですな。

エリートはそれを真実かどうか見極めるだけの経験や知識がないがゆえに、権威風のものに幻惑されやすいわけです。

さて。

なんちゃってオタクエリート感想文は、分析に見えるものやそれっぽい言葉が多用されているので"権威のかほり"だけはまとっています。

そのせいか、実際は一個人の好悪の表明であるにもかかわらず、非オタクエリートにはそれが一般性をもった評論に見えてしまう。幻惑される。

http://anond.hatelabo.jp/20070326142734 この程度の明らかな事実誤認(捏造)さえもが

http://hibizaren.blog93.fc2.com/blog-entry-130.html こうしたニュースサイトなどを経て伝播し、

「ふーん、まなびストレートって結果としてアニオタの大部分失笑を買ったまま終わる事になったんだ。糞なんだね」

というように非オタクエリート洗脳してしまうのではないか、という危惧を抱く次第であります。

実際に見たら人生を変えるほどの傑作なのかもしれないのに、見て、自分で判断する機会自体を奪っているのではないかと。

ひいてはモノを自分で判断する思考実験の場を奪い、自分なりのアニメ鑑賞作法を確立する機会を奪っているのではないかと。

なんちゃってオタクエリートが増殖し続けている一因は、

こうした「なんちゃってオタクエリートが非オタクエリートなんちゃってオタクエリートへと導く構図」にもあるように思います。

■「アニメは愛している、でも勃起できない」という病

作法さえ確立してしまえば、ぶっちゃけアニメの出来とは無関係アニメは楽しめるものです(笑)

自分ひとりで深く深く井戸を掘り下げてそこに水脈を見出すことができる。あるいは掘り下げる作業自体が楽しみとなる。

それができないとアニメに飽きちゃうわけです。

どんな美人だって三日すれば飽きるそうなので、10年も20年もアニメを見続けていればそりゃ刺激は落ちますわな。

アニメは愛している。

でも勃起できない。

愛しているからアニメと絶縁するわけにもいかない。

自然、「昔はよかった」「今のアニメは」という愚痴ばかりが出てくる。付随して「業界の体質が」「最近アニオタは」という批判をおっぱじめる。

そんなオッサンをネットの辺境で見かけたことがありませんか?

私はそれをとても不幸なことだと思います。

さて。

これとは別に、「オタクエリートの真に価値ある評論がなんちゃって評論の叛乱によって埋没するのではないか」、という危惧も抱きます。

人間というものは、わかりやすかったり乱暴だったりダークな言説にぴょんと飛びつくものです。悪貨が良貨を駆逐するのではないかと。

 
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