「エヴァンゲリオン」を含む日記 RSS

はてなキーワード: エヴァンゲリオンとは

2023-12-22

ちんこシン・エヴァンゲリオンという新台があってだな

そこで7万稼ぎました。1500円くらいで。びっくりした。びっくりしました。

当方パチンコ初心者現在ほぼ無職ニート、鬱で仕事休んでできることが家事パチンコ回復してきた感じ。快方なのか悪方なのかわからんね。

もともとエヴァファン庵野ファンの軽いオタクパチンコには興味なし人間だったのだが、知り合いに誘われて先月ごろかな?初めてパチンコに行ってみて、ゴジラエヴァンゲリオンなるそんなものはない!!!!という台を打ってみた。

しばらく「そんなものはない!!!!」と言っていたのだが所定数発でなぜか当たる。大ビギナーズラックである投資数百円で3千円くらい儲けてなんか、なんか、ぴかぴかして光ってすごかったなあ……。でその日は終了。後日また同じ台に座ってみるも泣かず飛ばずで数千円円が儚く消えた。

その後は市内のパチンコ屋巡りを始めてみた。地方都市なのでパチンコはいくらでもあるのだが、外出のリハビリを兼ねて数日に一度パチ屋に行く日々。出かける先はパチ屋風呂に入る目的パチ屋。歯を磨くのも飯を食うのもパチ屋パチ屋に行ってゴジエヴァに座り外れ外れ外れ外れ外れ外れたまに大当たりしまた外れ外れ小当たりする日々。

当たり前だが出てゆく金のが多い。そんで今現在ニートなわけでそれはとてもまずい。

という渦中の先日、ぱちんこエヴァンゲリオンシリーズに新作が出るとの情報を得た。冒頭のシン・エヴァンゲリオンの台である

初日リハビリを兼ねて行ってみた。18:20から抽選にも並んだ。わたしを含め2人しかおらず2人とも新台に座ることができた。みなさん、地方都市パチ屋もこの有様ですよ。

というわけでとりあえず一万円札を左側の入り口にスーっと差し込む。なんだがゴジエヴァとは雰囲気が違うようだ。3Dの立体映像が綺麗だなあ。パチンコオリジナル楽曲が流れ始めた、あれ?歌?おかしい、、、あれ、、、めっちゃ、、、、、、、、、、、、、当たってる、、、、、、、、待って、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、いつ終わんのこれいつまで続くのあれまた確変あれあれあれれれれあれ玉詰まったあー店員さん助けてくださいあれこれなんなんですかあれナントカストーリーはじまりましたけどあれあれあれれれれれれ

て感じで7万勝った。

次の日、同じ店に行ってみたらわたしの座った台にオッサンが座ってた。

そらそうやな。

早く鬱治してえなあ。

2023-12-12

父親コミュ障のせいで世界破滅する話

エヴァンゲリオン

育児放棄してた子供をいきなり呼びつけて奉仕労働させようなんてそりゃシンジ可哀想すぎる。ちゃんと話して理解を得るべきだった。あと視聴者も置いてきぼりすぎた。

蒼穹のファフナー

思春期に身を任せてたらこんな事にはならなかった。土捏ねてる場合ちゃうぞ。皆城総士負担考えてちゃんと話しておくべきだった。

FF15

子供可愛さから辛い真実を告げれないにも程がある。子孫とかどうすんねん。ちゃんと話してとかないせいで息子も息子の友達も許嫁も世界無駄な苦労を背負う羽目になった。

他なんかある?

2023-12-09

anond:20231209012011

これどういう意味だろって思ってピンとき

シンジってエヴァンゲリオンの逃げちゃダメだってセリフのやつとかけてるわけだ

しかしそんなのパッと思いつくのは確実に四十歳過ぎてるよね

おじさんじゃん

2023-12-05

anond:20231205053706

ハリウッド脚本家ブレイクスナイダーは「原始人にもわかる話を書け」と言った。

そうしないとハリウッドでは受けないと。

多様な文化を越えて訴求するのは原始的本能的な快楽だけだと。

エヴァンゲリオンはそこを狙っていた。

シン・ゴジラは狙っていない。

これは庵野が衰えたというより、日本映画文化として、アニメはそういうことをむしろやることが「新しかった」。

実写でそういうのをやるのは、「ベタ」なので嫌われる傾向がある。

日本は(庵野あたりの世代価値観は)、海外で受けるような「クサイ」ものは、アニメしかできないんだ。

2023-11-10

ゴジラ-1.0のドラマパート酷すぎない?

ドラマ怪獣=7:3 序盤に至っては9:1ぐらいなのに酷い

今までのシリーズもピン・キリだったと言えばそうなんだが、ドラマが酷い時は怪獣パート比重高めてたから耐えられた。

でも今回は怪獣パート少なめでドラマパートメインなのにドラマパートが酷いからもう目に余る。

時代背景を無視して超現代人的価値観で語りまくる登場人物、致命的に語彙力のないセリフ挙げ句重要な場面ではついに全ての語彙を失い泣き崩れる始末。

とにかく総じてセリフが安っぽくて説明的。

せめて「説明的ではあるが芝居がかった面白みがある」「リアル言葉キャッチボールで芝居臭さがない」とかにして欲しい。

芝居臭くて、表現陳腐で、説明的で、戦後舞台とは思えないような喋り方をしてくるってのはもうマジでしんどかった。

とにかくドラマパートの大部分がカメラを止めるな初見の前半ばりにしんどい。

なんとか我慢できるのは学者と艇長の演技ぐらいで、他はもう演技指導が悪いのか役者が悪いのか、そもそも脚本がしんどすぎて読んでる側も「こんなんどう演技してもゴミみたいなドラマパートしかならんわ」とあきらムードなのか、とにかくキツかった。

怪獣映画における人間パートなんてホラー映画における退屈な恋愛シーンみたいなただのツナギの前フリでしかないと言えばそうなのかもだが、それにしたって全体の比重デカすぎる。

特に初代とは雲泥の差

あとなまじ初代を思わせるせいで初代と比較してしまう。

とにかく登場人物が全体的に幼く、その中でも主人公がぶっちぎりで子供っぽいのがしんどい

そんな主人公特攻ヒューマニズムの折り合いをつけた道を探る物語として全てが構築されているのは分かるが、そこまで一人の兵士フォーカスしてしまったらもうそれはゴジラじゃなくてエヴァンゲリオンだ。

たとえばこれが庵野が作ったシン・ゴジラ-1.0だったら「はいまたいつものヤツ。コイツはほんま……」で終わるんだが、なまじ別の人間がやっているだけに諦めきれねえ。

一人の人間に向かって運命収束しすぎていることのおかしさに気づいて止められる人は誰も居なかったのかよ……。

まあそれでも、台詞回しの表現力がもっとずっとマシだったらそれなりに形になったのかも。

子供でも分かるようにを意識しすぎたのかペラペラ台詞回しに加えて碇シンジ型の物語構造という組み合わせが、まるで子供向けの冒険ファンタジーを見せられているような気分にさせられてしまう。

ゴジラはよかったよ。

でもドラマは酷かったと思う。

マジで

これを高評価してるしてる人はどうやってこのドラマの酷さを乗り越えたのか教えてくれ。

「加点式で評価してるからゴジラがオッケーならそれでいいんだ」って感じとは思えないのに高評価してる人がたまにいるのマジで気になる。

2023-11-03

ゴジラ-1.0からウルトラマン-1.0、仮面ライダー-1.0、エヴァンゲリオン-1.0の流れくる?!

俺の不満、ここで解消されるの?!

2023-10-28

でもエヴァの旧劇場版ときにシンエヴァンゲリオンを見せられても誰も納得しなかっただろうな。

やっぱ長い月日が経ったからこそのシンなんよな。

2023-10-21

追記あり エヴァンゲリオンって磯光雄作品だろ

最近出た「磯光雄 ANIMATION WORKS preproduction」読んでビビったわ!

13話の使徒侵入の回と旧劇の2号機VS量産機のあのかっこいいシーンをやってたのは知ってたけどこんなにエヴァンゲリオンの根幹に関わってたなんて知らなかったわ!

この本400ページあって2キロぐらいあるんだけど、磯光雄がこれまで関わった攻殻機動隊とかエヴァとかガンダムとか未発表企画とか色々な作品資料が載ってんだけど、マジでボリュームがすげえんだよ。

エヴァだけでも50ページぐらいあるんだけど、担当した13話の脚本とストリーボードとかアイデアメモで終わるかと思ったら、もう各話の設定、ストーリーボードアイデアメモがびっっっっっっしり載ってんの!

1~26話のシリーズ構成案とかさ各キャラの設定案とかちょっとしたセリフから、何から何まで膨大な仕事量なのよ!

  

一番ビックリしたのはエヴァで好きな19話の男の戦いとかも磯光雄めっちゃアイデアを出してて、結局本編では一部が採用されただけなんだけど

磯案がまたすごく面白そうなんだよな(本編のその後の展開に対する批判なんかも読めて面白い)

  

興奮して調べてたらすごいの見つけた

セントラルドグマ】【マギ】【シグマユニット】『電脳コイル磯光雄監督20年以上前の某アニメ脚本回の設定資料を"供養"

https://togetter.com/li/1073950

あの50Pにびっしり載ってるだけで驚いたのにこの分厚いファイル・・・あれでもほんの一部だったのか・・・・・・

>もう20年以上前の某アニメで作った脚本回の設定。地下施設の詳細が決まってなかったのでセントラルドグマとか名称や細部を私が設定していった。他にも中盤は私が作ったセリフや展開が結構使用されているが結局全部ノーギャラ。

ていうかノーギャラやったんかい!!!これだけ貢献した人に対していくらなんでもひどすぎる!!!庵野は今すぐギャラを払え!!!

  

最後に本の話に戻るけど、やっぱ磯光雄天才だわ。

銃器メカキャラストーリー舞台設定、その他もろもろを描ける知識量と発想力が尋常じゃない。

アニメーターとしても一流なのになんでこんな色々できるんだ・・・宮崎駿と並び立つ才能だろ。

頼むからアニメ業界はこの人がやりたいこと全部やらしてあげたほうがいい!

今度NHK磯光雄監督作の「地球少年少女」やるからみんな見てくれ!!

  

追記

やっぱりさー庵野センスってエヴァQのヴンダーを喜びながら出すところなんだよな

創作の掟としてよく言われる「ついていい嘘は一つだけ」ってあんじゃん

すでに巨大人ロボットってでっかい嘘があるのにそこに超技術の巨大戦艦とか出すんだもんな

ぎりぎり保ってたエヴァ世界観台無しにするようなセンスだよ

庵野が全面に出るとヴンダーでありキューティーハニーでありシン仮面ライダーになるんだよ・・・

2023-10-10

新海誠の好きなところと微妙なところについて書く

あんまり映画を観る方じゃないけれどね。

ほしのこえ

記憶は定かではないが、おそらくこれが最初に見た新海アニメ

大学在学中はSFに飢えていて、「AKIRA」とか「エヴァンゲリオン」とかを観ていたのだけれど、「ラーゼフォン」にはハマることができなかった。問題は長さなのではないかと思い、26話も見る必要のない映画を手に取った。

この作品が好きだったのは、クラークイーガンが好きだった自分が求めている、別の惑星風景描写があったことだ。僕が映像作品評価するのは、どれくらい思いがけない風景を見せてくれるかだ。火星の大地や、木星イオあいだにかかる雷の橋が美しかった。ヒロインから携帯メールにも確かクラークへの言及があった。

また、日常の美しさを切り取った言葉を、詩のようにつなげていくアニメを見たのは初めてで、そこも新鮮だった。

敵方宇宙人が、鏡像となって話しかけてくるところなど、露骨エヴァの影響を受けているし、詩的な文章村上春樹フォロワーに過ぎないと感じはしたものの、この監督作品もっと見てみたいと感じた。

「僕と彼女の猫」は忘れてしまった。珍しく自分好意を寄せている女性視点失恋の話だった気がする。

雲のむこう、約束の場所

僕が好きな要素がとにかく詰まっていた。架空歴史知的早熟だけれども情緒的には年相応の少年少女、そして天にそびえる真っ直ぐな塔。東京からも見える北海道メガストラクチャーという、自分想像力はるかに超えた世界を見ることができた。

もちろん、欠点もあった。ヒロイン・佐由理を救うか世界を救うか決断を迫られる主人公・浩紀は、セカイ系典型例に感じられて冷めてしまったし、あと、これは前にも書いたのだけれど主人公のやっていることはテロリズム肯定だ。

テロ組織名前も、北海道を手に入れるためなのにアイヌ解放戦線じゃなくて、サハリン樺太先住民族ウィルタ解放戦線だ。ヒロイン祖父名前キノエはアイヌ系の名前だが、そこには一切触れられないし、朝鮮半島のように南北に別れた家族悲劇は、ごくわずしか触れられず、プロットには絡んでこない。つまるところ、政治は装飾でしかない。いいのか。

にもかかわらず、この作品を好きになってしまった。アニメで精密に描かれた東京景色は、当時の僕の生活圏とかぶっていた。自分の暮らす世界彩度を高めた景色は、ぐずぐずとした感傷に僕を引き込んだ。何にもでもなれると、まだかろうじて思い込めていた頃だった。

そして、テーマ曲があまりにも切なく、これがずっと頭の中で流れ続けていた。過剰なまでに作中で繰り返され、露骨でさえある。しかし、悔しいけれども切ない気持ちになるのをやめられなかった。ラストで虚無に飲まれ北海道の美しさで息をのんだ。

自分青春に満足できていなかった僕は、この甘ったるいテーマ曲映画呪縛されていた。批判しつつも、フィルムブックとノベライズを買ってしまうほどだった。これが感傷マゾなのか。

秒速5センチメートル

退屈さを感じる場面や、冗長な個所もあった。でも、日常風景を美しい色合いで描くアニメを他に知らなかった。第2話冒頭の、貴樹が空想する巨大ガス惑星が空にかかった惑星風景は、僕が創作していたSF小説舞台として何度も用いた。

そして、第3話で流れた「One more time, One more chance」ですべてを持っていかれた。ヒロイン・明里と結ばれないラストを見て「そうなんだよ! これこそが人生なんだよ! はっはっは!」と快哉を叫んだ。「鬱エンドだ」「悲しい」と言っている連中を笑っていた。なんてこじらせた大学生だったんだ。これもノベライズを買った。

振り返ってみれば、主人公はいつまでも明里の幻影に惑わされており、サーフィン少女・花苗の気持ちちゃんと向き合っていない。独り身の期間が長かった自分は「応えてやれよ!」とあとになって思ったものだった。そりゃあ、思春期から初めての感情ばかりで、あまりにも未熟で、だから人間関係で目も当てられないような失敗を繰り返すんだけれど、「結局お前モテてんじゃん!」と怒りが湧いた。

後に、貴樹をはじめとした新海アニメ主人公たちはどうやって童貞卒業したのかな、夜のお店かな、などと根拠のまったくない最低な空想をするようになってしまった。自分がそうだったからって投影するなよ。

星を追う子ども

激しくツッコミを入れながら観た作品

統一感のない固有名詞(※僕はファンタジー名前を付ける際には一貫性必要だと信じている。だからアルカンジェリ、ケツァルトル、シャクナ・ヴィマーナと複数言語から安易に引っ張ってくるのを良しとしないし、文法的に怪しいヴィータクアやフィニステラという語も納得できない)、ジブリの表層だけをなぞったような描写主人公明日菜が地上世界と地下世界の両方の血を引いているという重大な設定が劇中ではほとんど描写されないなど、自分が気に食わなかった点は多数あるが、最大の問題点は悪役の森崎(ムスカ揶揄される)のサブプロットのほうが面白く、新海誠思い入れを持っているように感じてしまったところだ。

愛するもの喪失を受容せず(子の喪失ってキーワード村上春樹フォロワーっぽい)、代理品や依り代を求め、神々なり悪魔なりと契約する姿は碇ゲンドウともかぶり、なんにせよ強烈なキャラで、明日菜を食ってしまっている。いっそ明日菜いらなくないか

冥界をめぐり、禁断の知識の代償として盲目になるのは神話的でちょっと良かったけどね。

この頃から、新海アニメを僕はさら批判的に見るようになる。

しかし、作者の意図性癖が透けて見えるというのは一方的に親しみを感じる契機でもある。不完全にゆえに見透かせるものがあり、理解者になれたと錯覚できてしまい、結果的作品を愛してしまうことがある(※これは新人賞を取った作品を読むときもそうなんだけど、「作者はこういうことをやりたいんだろうな。なら、ここをこうすればもっとよくなるだろうな」と考えつつ読むことが多い。創作をしていた人にありがちなことなのかな?)。

言の葉の庭

言いたいことはたくさんある。

けれども、最大の欠点は「何でもかんでも台詞説明してしまうこと」だ。

最後タカオとユキノが見つめあう場面で、高まった気持ちをぶちまけるのだけれど、音楽映像がうるさいなので、台詞なんていらない。

海監督は文章を書く能力はあるのは認めるけれども、「説明小説でやれ」と感じる。「なんでも説明するのをやめてくれ、映画受け手を見くびるな」とも感じた。

そして、鮮やかな色彩がわざとらしく感じられ、反発を覚え始めた。

ただ、この頃から日本古典を扱いだしたのは嬉しい。ささやか愛国心が満たされる。

僕は海外文学が好きなので、逆に外国の人に日本の詩を知ってほしい。

君の名は」「天気の子

観ていない。

言の葉の庭」の一件もあったが、ハッピーエンドになったということを聞いて、寝取られ性癖(というかBSS、「僕が先に好きだったのに」?)を抑える優秀なプロデューサーがついたんだな、とシニカルに考えていた。売れるようになった、大ヒットを飛ばすようになったとも耳にして、新海誠自分からどんどん離れて行ったように感じた。そして、もう二度と新海アニメを見ることはないだろうと思った。友人や尊敬するSF作家が見ていると聞いても、耳を塞いでいた。

君の名は」の予告の「スカート注意、男子目線!」といったセリフにも、新海誠性癖が透けてみるのだけれど、徐々に作者のあけすけな欲望に対して嫌悪を感じるようになっていた。

これは男子出身の僕がそうだからかもしれないけれども、僕には、男性監督女子高生をじろじろ見て偏愛していると気づくと、鬼の首を取ったかのように指摘してやりたくなる悪癖がある。岩井俊二映画を観たときもそうだし、「ラストレター」を観たときは「俺を振った女は不幸になればいい」という怨念を感じた。庵野秀明俳優やってたのはめっちゃ面白かったけどね。

「すずめの戸締まり

ある女性が新海アニメが好きで、じゃあ一緒に見に行こうということになった。ただし、彼女が好きだったのは「君の名は」以降だった。

「お手並み拝見」と思いながら(なんだかんだで楽しみにしていた一方、不安でもあった)観てみると、極めてまっとうな少女の成長映画になっていて驚いた。

被災者のすずめが「死ぬのなんて怖くない」と言っていたのが、逆に震災記憶と向き合い、心底死を恐怖し、逆に生きる実感を取り戻す構成が素晴らしかった。自分を助けに来た謎の女性自分自身だったってのも良かった。周囲の支援必要なのはもちろんだけれども、傷付いた自分を癒すためには、どこかで自分の力を信じて自分の足で立ち上がらないといけないのだ。

ロードムービーとしても優秀だし、周囲の人々が善意にあふれてすずめに手を差し伸べてくれたのも、叔母の環が思わず激高して負の感情をぶちまけるシーンのための溜めだと感じ、よく計算された素晴らしい脚本だと感じた。

今まで肯定的だった(あるいはマスコットしかなかった)猫が、ダイジンという善悪不明存在になったのも面白い。

今まで別の災害という形で間接的に東日本大震災を扱ったと聞いていたが、正面から向き合ったのはとても立派だ。このタイミングでなければできなかっただろう。

恋愛要素を薄めたのも大正解。「シン・エヴァ」を観たときみたいに、「監督大人になったんだな」と感じた。

それでも無念な個所はある。人口希薄になった土地を神々に返すというモチーフと、地震を封じる要石というモチーフが、完全に噛み合っているわけではない(人口が減少している時代から出てきた発想では? なぜそこから厄災が漏れ出る?)。少しぶれている。また、震災は人力で防げる、つまり東日本大震災は防げた、という誤った読解を誘発しかねない面もある。

あとは、震災描写リアルだし、緊急地震速報が頻繁に鳴るので、観ていてずきずきと頭が痛み、かなり気分が悪くなった(御茶ノ水近辺も学生時代生活圏内だったし)。昔は「アルマゲドン」みたいなパニック映画大都市がぶっ飛ばされるのを見たり、「地球大進化」の大隕石地殻津波が起きて日本列島が引き裂かれるのを見て気分爽快になっていたのだが、ある時点で感受性が「まっとう」になってしまったらしい。

ところで、この作品村上春樹かえるくん、東京を救う」のオマージュだとよく言われるけれども、「海辺のカフカ」のパロディも仕組まれている。東北まで中古車ドライブする芹澤青年が車内で流すのが「夢の中へ」だが、「海辺のカフカ」でも星野青年が何を探しているのかもわからない中田老人を連れて車で高松ドライブしながら、「探し物は何ですか~」と口ずさむのだ。誰か気づいてないかな。

そのくせ、村上春樹オマージュにとどめ、影響下からは完全に脱しているように感じた。

疑問点。すずめの三本足の椅子過去自分に手渡されたことで、時間の輪っかをめぐっていないか? 

その他

どの作品かは伏せるが、主人公が僕の名前と同じで、ヒロインから名前を呼ばれるたびに恥ずかしいくらいに動揺してしまった。

当時流行っていたラブプラスをやっていたら、おそらく引き返せないことになっていただろう。

あと、「すずめの戸締まり」に関するウェブ記事で、新海監督が#MeTooのこともあるしパンチラを封じたと聞いて、機を見るに敏だなと感じ、何となく気に食わなかった。正しい判断だと思ったけど、商業性に屈したようにも感じたのだ。正確には、「雲のむこう~」みたいに政治的を雰囲気に使うのをやめたのが、なんとなくタイミングが上手すぎて、逃げ足の早さを感じるのだ。

でも、とっくに青春コンプレックスこじらせオタク向けクリエイターから国民監督に変わってしまったのだ。寂しい。あんなこじらせた作品を書くのに既婚者なのも納得できない時期があった。

まとめ

こういったことを、友人に対してつらつら語っていたら、「それはお前、もう立派なアンチだよ」と指摘された。「アンチじゃない、愛情と憎しみの両方を持っているだけだ。複雑な感情をも抱えているんだよ」と反論すると、「お前が複雑な感情を抱えていない対象なんてあるのか」と笑われた。ひどくない?

これだけ複雑な感情を抱えているので、「君の名は」「天気の子」を見るのがずっと延期になっている。諸般の事情ラブコメ苦手だし。

2023-10-08

霊幻道士の中にはレイゲンドウがあることに気づいてからキョンシーのことをエヴァンゲリオンだと思っているよ。

2023-09-21

シン〇〇~ってつけ過ぎだと思うので

そろそろ流行りにあやかって、

AIゴジラとかAIエヴァンゲリオンとかAIウルトラマンとか

AI仮面ライダーゼロワンとか出るべきなのでは?

ゼロワン好きなライダーだけど

AI仮面ライダーってつけるとなんかだめだ

2023-09-06

もにょる」が嫌いなのはあなたデコード性能が悪いか

anond:20190221020719

「古池や 蛙飛び込む 水の音」という俳句があります

この俳句の情景は「朝」「昼」「夕方「夜」どれでしょうか?


私には小雨の薄暗い昼の天気がイメージされるのですが、人によっては朝であり、また違う人によっては夜でしょう。

時刻の情報は削られているから、「正解」はないのです。

昨今、YouTuberの台頭で、あらゆる表現は「正解」の読み解き方がある、といった見方が広まっているようです。

このアニメのこのシーンはこういう意味だ、といった見方です。

エヴァンゲリオンや、君たちはどう生きるかで、皆さんが考察していますね。)

こういった「正解」を求める姿勢は、「作者の気持ちを答えなさい」のようで、それはそれで面白いのですが、

そもそも文章映像音楽といったメディアは、メディアにした時点で、作者の頭の中から情報が抜け落ちているのです。

もっと一般化すれば、あらゆる表現

作者の頭の中

エンコード情報圧縮

文章音楽映像など

デコード情報の展開)

読者・視聴者の頭の中

という流れを経ます

俳句圧縮率がとても高いメディアなので、読者は自身で様々な情報を補いつつデコード・展開をしないといけないわけです。

から、「古池や 蛙飛び込む 水の音」が昼なのか夜なのかは、読者が補う必要があるわけですね。

俳句に限らず、普通文章もそれなりに圧縮されているのだから、作者の頭の中と読者・視聴者の頭の中を同じにすることは不可能なわけです。

そして、そのデコード裁量は読者に委ねられているわけです。

色々言いましたが、私は、「もにょる」には、「間違った言葉選びをしたくないから、もにょる、のような汎用性の高い(圧縮率が高い)言葉にしておこう」という印象を受けます

せっかく圧縮率の高い言葉を使ってくれているのだから、作者の感情は、読者が自由に補えばいいのではないでしょうか?

作者の頭の中を完璧再現する必要があるのは、契約書や法律文章エヴァンゲリオンくらいじゃないでしょうか?

話はズレますが、村上春樹SNS文章を読まないそうです。

インプットはよりよいものだけにすべきだ、SNS文章は上等じゃない、といった理由のようです。

もにょる」が入った文章は、村上春樹に言わせれば、下等なものでしょう。

もにょる」にイラついている人は、実は下等な文章・下等な人間イラついているのではないでしょうか?

もしそうであれば「もにょる」が入った文章を読まず、こんなネット場末文章も読まず、上等な文章だけで人生を彩ってみてはいかがでしょうか?

2023-08-27

実写化してほしい漫画アニメ

呪術廻戦」     いつかやりそう

名探偵コナン」   コナン役が見つかれば

鬼滅の刃」     アニメが終わったら

ゴールデンカムイ」 肉体美を見たい

チェンソーマン」  Netflixあたりでなんとか

スラムダンク」   配役が難しそうだけど

天空の城ラピュタ」 ジブリが許せば

エヴァンゲリオン」 絶対叩かれるとは思うが

夏目友人帳」    連ドラNHKあたりで

推しの子」     テレビ局が許せば

ひぐらしのなく頃に面白そうだと思う

聲の形」      良さそうなのになぁ

アンパンマン」   版権が切れた頃に

トイストーリー」  海外ならいつかやるはず

まんが日本昔話」  実写の桃太郎が見たい

他にある?

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん