家で行われている実態を報告してくれる増田のことが本当に好き。我々の取り組
みが正しかったことが毎回証明されて、身体の中の分泌物に脳内麻薬物質がど
んどん多量に混じっていくのを感じる。日本女性の日頃の努力の結果、ホームステ
イでも日本女児の受け入れが進み、アメリカの入管でも顔パスに近い受け入れ態
勢が整っていく。男児は男児でますます肩身が狭くなり、欧米先進国家でも審査
を通れなくなり、家父長的な親世代の男共の報いを食らうことで深い学びを得ら
れる。
]]>◯◯系ってのはエスニシティを示すもので◯◯人がシチズンシップを示すものっていう認識だったんだけど違うんか??
]]>・学園の理念に「優しい」「明るい」「素直」「従順」が入っている。
・学長による入学式祝辞が「全員に挨拶をしよう」
・福祉専門職に必要なものとして「思いやり」「やさしさ」を謳う。
・入学式で理事長、学長が「父兄」と呼びかける。
・教職員からも学生からも自殺者も有罪者もだしている。
・学生相談室の設置案に「教員が自分の仕事を押し付けるつもりか」と理事が却下。
・社会福祉士国家試験に準じただけの最低限のカリキュラム。
・心理学、経営学の授業が大量にある一方、社会学系の授業がほとんどない。
・1年次から国家試験対策で合格率は高め。
・国家試験受験勉強のため、卒論が選択科目となっているおり、ほとんどの学生が書かない。
・人権、労働、差別、エスニシティ、ジェンダーなどのテーマの授業が皆無。
・専攻に関係なく、宗教家だから宗教学、教職免許を持っているから教育実習、子持ちだからから家族支援論という謎基準で事務が授業担当教員を決める。
・「経済学」と「政治学」、「心理学」と「社会学」、「日本史」と「宗教学」など、異なる分野の科目を一人の教員が教えている。
・図書館ではなく図書室。
・雑誌コーナーに『世界』『思想』『現代思想』がなく、『正論』『WILL』『HANADA』がある。
・全国紙が揃わず、新聞データベースもない。
・蔵書は、試験参考書中心。
・岩波新書と新潮新書という謎チョイスで新書を揃えている。
・障害学生はできる限り受け入れないよう画策。
・多目的トイレが掃除道具入れになっている。
・バリアフリー設備が後付け。
・エレベーターは車椅子1台分のスペースしかなく介助者が入れない。
・最終学歴が学士卒の教員が多い。
・施設経営者、あるいはその縁故者がゴロゴロいる。
・2000年代には研究禁止の御達しがなされていたため、開学の際にいた研究志向の教員が他出、残ったのは病人か「けんきゅうってなに?食べられる?」という人ばかり。
・研究してる人には散々辞められているからか、募集停止校からヘッド(?)ハンティングしてくる。
・研究や本に対して敵対心を示す人が多い(例えば、授業公開に行ったら、教員が「著作権料で食ってる人」というのをdisっていたのを聞いた、とか)
・理事が「公募では人物がわからないので絶対しない」と宣言している割に、直接、大学に履歴書を送りつけて採用された人が多数いる。
・学長は外から連れてくるお飾り。
・学部長が社会福祉学者ではなく学園縁故者。
・入試問題の現代国語を併設高の教員に外注しているらしいのだが、常に昭和の文章。
・卒業式で理事が「ジェンダーフリーが家族を滅ぼす」とか「人間にはそれぞれ分というものがある」とか熱弁。
・式典では日の丸君が代はもちろんのこと、日の丸に敬礼させられる。
・東日本大地震は地震兵器論者、中国脅威論、Qアノン信者など、教員に陰謀論が蔓延。
・学生にシバキ主義発破をかける維新信者教員がいる。
・アメリカの中絶禁止について薄ら笑いで歓迎する教員がいる。
・北欧は高齢者の安楽死をしているから「寝たきり老人」がいないと講義で解説する教員がいる。
・少子化は女性の高学歴化が原因と講義している教員がいる。
・家業で保育士を雇っていることから保育士の給料が高すぎると言及する教員がいる。
・血縁関係の教員、事務員がたくさんいる。
・事務の女性が若く、皆美人(併設短大で卒業時に声をかけ採用している)。
・卒業パーティで男性理事たちが女子学生を膝の上に座らせている。
・有志で実施した教職員対象のハラスメント実態調査が握りつぶされた。
・ハラスメント委員会は相談を握りつぶす御用委員会。
・朝礼がある。
・オプキャンや入試で土曜の時間外手当をつけないために週休1日制。
・裁量労働制だがタイムカードがある。
・部活担当で年間労働時間推定4000時間越えの教員(!)がいる。
・部活顧問柄全国大会へのバスの運転まで全部やらされており椎間板ヘルニアを発症した。
・引っ張ってきた部活顧問(授業担当なしで教授)が体罰を多用し、退学、休学が相次ぐ。
「福祉の時代だ!」と言われて福祉マインドもないのに儲かるからと学部を作って、梯子を外されたんだな。
(追記)ちなみに私(旧帝大卒博士号持ち)の場合、就任当時は真面目で伸び代がある学生に恵まれており、そこには不服はなかったことは付け加えておく。
]]>米国では某ネズミの会社を筆頭として、数年前から多種多様な人種を起用した映画作品の展開が続いており、しばしばファンの間で話題になっているが、中でも既存キャラクターの人種を変える今回のようなパターンでは特に炎上や揶揄が起きやすい。
しかもそういった取組がその人種から支持を得られているかというとそう単純な話でもないようで、ゼンデイヤの「私は白人ウケの良い黒人」発言にあるように、見た目上で人種の置き換えを行なったところで、民族性は無視されている、ゆえにポリコレとしては片手落ちであるというメンドクサイ議論もあちらでは巻き起こっているらしい。(まぁハリウッド映画で散々コレジャナイ日本人を見ているので気持ちは分からんでもない)
ブラックパンサーが大ヒットしたように、最初からエスニシティを前面に押し出したキャラクターないしヒーローを新たに打ち出せばいいようにも思えるが、どういうわけかアメリカという国はキャラクターコンテンツの新陳代謝が悪く、ディズニーのようなクラシックからアメコミのようなサブカルまで、何十年も同じキャラを擦るという特性がある。(というかブラックパンサーも60年台から擦られ続けている)
加えて、さまざまなインタビューを見るに、どうもあちらの女性には「◯◯姫になれなかった」ルサンチマンがあるらしい。リトルマーメイドで言えば、肌の色ゆえにアリエルになることを諦めた少女達がいるというわけだ。それは確かに良いことではないが、そもそもプリンセスという古い類型に囚われる必要もないのではないか、という方向性の議論は寡聞にして知らない。なぜならアメリカのコンテンツは古典があまりにも強すぎて、新しいキャラクターが生まれてもヒットするのはごく限られた一部しかなく、よって過去に目を向けるしかないわけである。
①古典が強すぎる環境、②プリンセス•ルサンチマンという2つの要素が組み合わさることにより、「じゃあ人気のある既存キャラクターの人種を変えよう!」という判断を下しているのが今のアメリカにおけるエンタメジャイアント達なわけであるが、これは結局のところ古典を別な方向から強化しているだけで、今この時の自分達を肯定するメッセージとは似て非なるモノだ。
ようするに現在主流のポリコレというやつは同じ理想像の再生産をしているだけであり、全ての人種でリトルマーメイドの映画を作れないように持続性がないのである。
]]>注意すると「コロナで青春奪われたのだから、このくらいは多めにみてほしい」とか平気で言う。
ジェンダー問題、セクシュアリティ問題、エスニシティ問題、ディザビリティ問題などで、不利なアイデンティティの持ち主がこうやって被害の歴史を掲げ、譲歩を引き出すのは北米社会の定石なんだよね。
コロナ禍の学生達も家にいる時間で海外ニュースサイトやSNSに親しみ、本場の交渉術をしっかり学んだのかもね。
]]>ただハマータウン〜は今見ると、「階級」という切り口に振り切った作品だと思う(社会学では念仏のように「階級・ジェンダー・エスニシティ」と、その切り口の多様性を訴えてるでしょ)。
それがいいとか悪いとかではなく、そこにハマータウン〜の特徴と限界があるし、
またむしろ今見えにくくなっているものを炙り出してくれるものでもある。
割と最近でも、(通俗的な言い方をすれば)白人エリート女性社会学者が黒人コミュニティに対して行った参与観察で、むしろ参与観察に入れ込みすぎた結果、キャンセルカルチャーの餌食となった例がある。
→"アカデミズムのサラブレッド"で新進気鋭の社会学者だったアリス・ゴッフマンは、なぜ「キャンセル」されたのか?【橘玲の日々刻々】
https://diamond.jp/articles/-/296647
ゴッフマンの事例もまた是非を置くとしても、ともかく現代社会は「階級・ジェンダー・エスニシティ」のどの切り口も無視することが出来なくなっていることを示す事例ではある。
ここで増田のエントリがタイトルで誤解されてそうなのが気になるんだが、ポールウイリスはマルクス主義者だから、その「野郎ども」が二重の意味での自由を手にして「Learnlng to labour」してしまうアイロニーを指摘しているだけであって、「底辺右翼」みたいに蔑視している訳じゃないと思うんだよね。
そしてハマータウン〜は「持たざる者」がどのような文化戦略を取るかについて、「階級」の切り口の重要さを伝えてくれるものでもある。
むしろ当時のポールウイリスの暖かい目線は、今ならエスニシティやジェンダーで殴られているラストベルトのトランプ支持者なんかを包摂する可能性の方に向けられるものな気がするんだよね。
「資本主義社会の再生産」という点においては、「ジェンダー」の切り口すなわちフェミニズムも、そこに加担するケースがままある。
高所得カップルが移民シッターや代理母を利用することを肯定的に捉えれば、当然「階級」や「エスニシティ」の面から批判される。
「階級・ジェンダー・エスニシティ」の切り口から全くイノセントな存在でいることはかなり困難だ。
ただし、当たり前のことだが人はその立ち位置を選んで生まれてくる訳ではないので、そこから先は個人の「倫理」の問題になるかと思う。
翻って日本の場合について私見を述べれば、男女の家事負担のようなジェンダー不平等の問題にしても、コロナ禍での医療体制の問題にしても、
日本における『労働』の過重性という問題が、あまりに軽視されすぎている。
日本では「階級・ジェンダー・エスニシティ」を問わず、それらを串刺しにする一億総「Learnlng to labour」のような状況があることを、議論の前提としてもらいたい。
]]>そしてジェンダー編というよりジェンダーアンドセクシュアリティ編やないか
エスニシティ編とハンディ編もはよ出せ
]]>擁護者がわらわら湧いてくるのは特定の教団やエスニシティの属性持ちがやらかしたときによくあることだけど、
あの人たちの擁護はそこそこ洗練(訓練?)されていて、相当ひどいことをやらかしていてもうまいこと鎮火してしまう。
今回は、擁護者が湧いてくるところまでは同じだけど、その擁護者が燃料を投入し続けていると感じる。
]]>おそらく反論しても平行線だろうと思いますので、それは控えます。
あなたに対する反論ではない部分については、やはり私が看過できないと感じたのは氏に対する一部の、批判の言葉遣いです。
あの連ツイから「ミソジニーを垂れ流している」「女性蔑視発言である」と断言するなら、やはりそれは誹謗中傷だろうと。そこだけですね。
それらの批判は、ジェンダー論の教条性というか、もはや不正義、アンフェアとも言ってよい側面を露呈してしまっている。
「その女性がキャリア志向であったかについては、ジェンダー不平等の観点から保留すべきだったのではないか」というトーンの批判が大半を占めていたら、私も増田に長文をものすようなことはなかったと思います(そこで氏の目を曇らせてしまっているのが、まさに富裕層へのルサンチマンなのだと思いますが)。
もちろん一般的にミソジニーや女性蔑視の存在を認めないというのではありません。例えば先日の中世史研究者の件については、まさにミソジニー/女性嫌悪に基づく、事実に基づかぬ誹謗中傷があったと思います。
話は変わるのですが、なんとなく共有したいなと思ったのですが、今回本件に絡むブックマークコメントを眺めていて気になったことがあります。
それまでジェンダーに関する問題について、毎回フェミニズムの論理でかなり強いコメントを寄せていた方が、今回は完全にオッカム氏の擁護に回っていました。同様の方が、他にも数名散見されたように思います。
その方らがなぜ氏の擁護に回ったのか、コメントから察するに、本人の現況と合わせて氏の「衝撃と畏怖」の方により強い共感を示されていたものと思われます。
で、私も最初から感じていたことですが、今回の件は「階級」と「ジェンダー」がかなり鋭く対立する案件だったのでしょう。氏が繰り返している「衝撃と畏怖」というのは、階級の話ですよね。
ジェンダー的に見逃せない観点が一方にあるとしても、同じようにというか、少なくともオッカム氏ら本人は大変切実な問題として、地域差などから派生する「格差」を実存的問題として抱えている。
(確かにそれを語る時に、人文系の学者として、それこそ言葉遣いに気を付けるべきというのはその通りだと思います)
ただ当人たちからすればそこは無視できないし、おそらくジェンダー的な問題を回避して、そのことに触れるのは難しいのだろうと思います。
欧米のパワーカップルの問題は、階級やエスニシティの面から、例えば代理母や移民メイドという形でフェミニズムでも古くから問題とされてきましたよね。
階級・ジェンダー・エスニシティの絡み合った問題は、簡単に一つの切り口では解決し得ないものでしょう。
つまりたぶん、「それ抜きでは語り得ない」ということがあるのだと思います。
]]>問題に対し、フェアであろうとするのは、大変なことだよな。
長文を読めない層は、念仏のように「階級・ジェンダー・エスニシティ」と3度唱えて落ち着けばいい。
]]>社会学者なら「階級・ジェンダー・エスニシティ」って、多面的に捉える習慣があるのかと思ってたけど、ジェンダーだけで目が曇ってしまうこともあるんだろうね。
オッカム氏もfont-da氏も、そういう「実存」とは無縁でいられない、というまとめでどうでしょうか。
]]>「今なおアメリカは白人優位の社会だから有色人キャラを白人演者が演じるというのは、数が少なく、社会的不利な立場でもある有色人演者から仕事やチャンスを奪うことになる、それじゃいつまでたっても不平等な格差社会は変わらない」という考え
]]>それよりもジェンダーやエスニシティ間での差や住んでる地域間での差の方がよほど大きい。
大卒非大卒というような括りで見ても、大卒というくくりではバイデンが10ポイント以上リードしてるはずなのに、白人の大卒男性の中ではトランプの方が2ポイントリードしてるし。
https://www.npr.org/2020/11/03/929478378/understanding-the-2020-electorate-ap-votecast-survey
]]>産経は拉致問題、朝日はmetooとかで支持者を喜ばせて、結局あいつらは貧乏人に金を回さないように結託してるんだよ。
]]>が、まだ日本人にはぜんぜんわからないだろうな
]]>差別はマイノリティが標的の場合しか成り立たない
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/4666961341665668706/comment/senbuu
マジキチすぎる
何がAnti-Hateだよお前がヘイトまみれじゃねえか
差別はマイノリティが標的の場合しか成り立たないよ。男女だと女性がマイノリティ。だから「男性お断り」でも男性差別にはならない。ただし気を付けたいのは体は男性、心は女性という例。このような方は女性だから。
差別が絡む社会問題に関心を示す増田も多いが、その割にいまだこのような誤解がはびこっている。
そのせいで無用な衝突が生じている。
増田たちはそろそろこのような社会問題を論評する時、「弱者カースト」の原理を理解した上で発言してもらいたい。
理解といってもこの原理を実際に適用すること自体には必ずしも賛成する必要はない。
増田自身の意見は賛成でも反対でも保留でも構わないから、原理に従うとどのような論理構造になるか知っておく必要がある。
実際ダブルスタンダードだ、極論だと叩かれることも多いsenbuu氏のコメントだが、弱者カーストの原理を知っておけば氏の論理展開が驚くほど簡明かつ一貫していることが分かる。
弱者カーストとは要するに、社会的な弱者としての弱さの度合いが高ければ高いほど優先的に厚い配慮の対象と見なされる序列のことだ。
言うまでもなくインドの元々のカースト制度とは逆向きで、弱者が優先される原理だ。
社会運動の救済対象を選ぶ基準として用いられることが多く、社会的トリアージと呼ぶこともできるだろう。
序列の知識は大学教員や社会運動家らの間で広く共有されており、政治的正しさ(ポリティカルコレクトネス)、文化の盗用、権力勾配、非対称性など増田でおなじみの概念もこの序列に従って運用されている。
弱者カーストの中では性別(ジェンダー)、性的指向(セクシュアリティ)、国籍、民族(エスニシティ)、人種、障がい、出身地などの社会的カテゴリーによって細かい序列が設定されている。
より弱いカテゴリーの人々を優先して配慮しなければならない。
「マイノリティカースト」ではなく弱者カーストと呼ぶことが適切だ。
弱いことと人数の多さは必ずしも一致せず、中には特権的なマイノリティ、あるいは多数派の弱者といったカテゴリーも存在するからだ。
マイノリティではなく弱者としてとらえることで、多数派を形成する女性や中国人の弱さを考慮し、特権を持つ移民国家の白人の優先度を下げることが可能になる。
カーストの上位の者に対し、下位の者がネガティブな言動を及ぼした時にそれは「差別」と見なされる。
逆に上位の者が下位の者に及ぼした場合には「差別」とは見なされず、「対抗」「抵抗」などの認定を受ける。
つまり同じ言動であっても、それが「差別」なのか「対抗」なのかは主体と客体がそれぞれ弱者カーストの中で占める位置によって規定される。
ここで注意しなければならないことは、社会における大半の人々は最上位でも最下位でもなく、中間的なカーストに位置づけられることだ。
自分より弱者カーストの下位の人間に対しては大抵の言動が許容されるが、上位の人間からは何をされても耐えなければいけない。
同じ人間でもある側面では弱者と見なされるが、別の側面では強者と見なされることもあるだろう。
弱者カーストの中では、数多ある社会的カテゴリーそれぞれに弱さ・強さが定められている。
一人一人の人間の弱さは、彼女または彼が持つすべてのカテゴリーの弱さのレベルを合計して決まる。
弱者カーストと似た概念に「かわいそうランキング」があるが、ランキングの順位はこの弱さの合計値によって決定されているといえる。
つまりかわいそうランキングはそれ自体が原理というよりも、弱さについての計算結果なのだ。
弱者カーストが機能している例を示そう。
全盲少女が背後から蹴られた事件の悲しい結末
https://matome.naver.jp/odai/2141052638959681901
かつて、埼玉で全盲の女子高生が駅付近で何者かから暴行を加えられるという事件が起きた。
極めてセンセーショナルに報道されたため、記憶に残っている増田も多いだろう。
当然、未成年の女性、そして全盲という最重度の身体障がいを持っている人を攻撃したとあって、連日連夜評論家や各社社説が逃亡中の犯人を非難する声明を発表した。
女子高生本人も記者会見を開き、犯人への批判を行った。
しかし数日後、警察の捜査が進むにつれ浮上した犯人とは誰もが予想だにしなかった人物だった。
犯人は重度の知的障がいを持つ中年男性だった。
このことが判明したその日の夜には、いっせいにマスメディアの扱いは縮小し、評論家もこの事件についていっさい口を閉ざした。
やがて事件自体が存在しなかったかのように、日々は続いていった。
この事件で犯人像が明らかになった瞬間、報道の風向きがいっきに変わった理由は、弱者カーストの原理で説明できる。
未成年の女性がそもそも弱者カーストの上位に位置づけられる弱者だが、最重度の身体障がい者というカテゴリーは上位2位から5位程度に位置づけられる弱さを持つ。
仮に健常者の中年男性が彼女に危害を加えたとすれば、この男性は社会的に死を迎えることになるだろう。
しかし弱者カーストの中でも、最重度の身体障がいよりさらに弱いとされるカテゴリーが少数存在する。
その代表例が中度・重度以上の知的障がいだ。
この事件の犯人は確かに中年男性だが、ただの中年男性ではなく受け答えも難しいほどの知的障がいを抱えていた。
彼が女子高生に加えた危害が不問となってしまうことも、増田なら理解できるだろう。
昨年末からインターネットを騒がせている例として、TERF-MtF論争がある。
TERF(Trans-Exclusionary Radical Feminist)と呼ばれるフェミニストの一部の女性たちが、MtF、身体的に男性から性転換を経て女性になった人たち(いわゆるトランス女性)を女子トイレや銭湯などの女性限定の空間から排除せよと訴え始めた。
その理由とは、性転換しても肉体や染色体が男性であるMtFは潜在的にシス女性(身体的にも精神的にも女性である人々)の脅威となり、性被害に対するシス女性の不安が払拭されないということだ。
中には過剰にMtFの事件を取り上げて非難するような動きも起き始めた。
TERFに対してはMtF活動家が抵抗し始めただけでなく、やがてジェンダー問題に詳しい大学教員や社会運動家も批判の声明を公式に出す事態となった。
過去にはシス男性(身体的にも精神的にも男性である人々)から受ける差別に対して共闘することも多かったフェミニストとMtFだが、twitter上での激しいやりとりが続いている。
TERFの中には反セクシズムの急先鋒として名をはせた人もいた。
かつて女性差別が話題になった時には、大学教員から理論的支援を受け、差別的な思想を持つ男性たちと戦いを繰り広げた人だ。
しかしTERF-MtF論争が燃え広がるにつれ、大学教員たちはTERFを見限った。
このことで、TERFの中には落胆の声を上げる者もいる。
大学教員たちがなぜ女性差別との戦いの局面では支援したTERFを切ったのか、弱者カーストの原理によって理解できる。
確かに二元的ジェンダーで見れば圧倒的に男性よりも女性の弱さが優先される。
しかしトランスジェンダー(シスジェンダー)という別のカテゴリーに着目すると、弱者カーストの中でもトランスジェンダーがシス女性を含むシスジェンダーよりもより弱い位置づけになっている。
弱者カーストの原理では、TERFよりもトランスジェンダーであるMtFがカースト上位として優先的に配慮の対象となる。
大学教員や社会運動家も弱者カーストに基づいて、TERFが訴え続ける不安感よりもMtFの安心感を優先することにしたのだ。
実際、senbuu氏もこの問題では弱者カーストの原理に忠実に従い、ラディカル・フェミニストの主張とは明らかに毛色の異なる以下のコメントを残している。
痛いニュース(ノ∀`) : トランスジェンダーとして女性に認定された男が10歳少女を強姦 スコットランド - ライブドアブログ
http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1987624.html
性自認とともに性的指向も女性だったと考えれば矛盾はない(性別違和かつ同性愛者ということ)。だからこの件で性的少数者をバッシングしようったって、そうはいかない。ということで、あえて痛いニュースにブコメ。
もし社会運動の専門家たちに瑕疵があったとすれば、それはTERFたちに勘違いをさせてしまったことだろう。
シス男性による差別と戦う局面で、TERFが訴える性暴力への不安感や男性に厳しい言説を専門家たちは全面的に支援し寄り添った。
しかしあくまで専門家たちは弱者カースト下位であるシス男性への対抗だからこそTERFの言説を全面的に許容したにすぎず、同じ言説をカースト上位に対しては投げかけることは到底許されるものではない。
専門家たちが寄り添う中で弱者カーストの原理の存在をきちんと説明しなかったせいで、TERFの中には自分の不安感にねざす主張がいついかなる時にも認められると勘違いしてしまい、刃をMtFに向ける者も出てきた。
結果として論争は混迷を極め、いまだ解決とは程遠い状態が続いている。
このような厳格な弱者カーストの原理を、シス男性、シス女性、トランスジェンダー、そして社会問題に関心を持つすべての増田が理解しておくべきだ。
]]>このエスニシティの問題までジェンダーに回収されてしまうのか。
まあそれはいいや。
てっきりマイノリティである日系移民が、異人種への寛容性を失って、和服を着ただけで文化の盗用と騒ぐ話しかと思っ
たら違ってたわ。
]]>女性は国籍やエスニシティを超えて連帯している
妄想お疲れ様です。
日本の実態は先進国最低の男女差別国家な事実を見るに誰も連帯などしてくれません。
事実が証明しております。
]]>外国人は女だろうと異質で嫌い!
我が国の女は意を決して守る!
しかしこのようなネトウヨ男も哀れ。
結局は女性は国籍やエスニシティを超えて連帯しているので、外国人女性を批判した時点で同胞の女性からも敵視されるのであった。
ここでヘソを曲げたネトウヨ君。
コロンビアの男から日本人女性が性的嫌がらせを受けた件では、あれだけこだわってきた国籍を無視して同胞の女性達の被害を嘲笑った。
その後、ナショナリストの風上にもおけないとジェンダー研究者からこっぴどく叱られたとさ。
]]>セクシュアリティやエスニシティ
この部分に「俺頭いいでしょフフン♪」を感じる
]]>長く住んでる場所で決まるならあいつ等は全員「アメリカ人」でルーツの議論は起きてない
でもそうではなくて、それぞれのエスニシティのルーツが問題とされている
日本に住むアメリカ・韓国人が、日本人と錯誤させる芸名を名乗るのは意図的で悪質な日本人に対する収奪だよ
]]>しかしアメリカだとイタリア系の人間が自分達のエスニシティを保ったままマフィアになり、同じマイノリティの黒人の表現のジャズを支援したりするのに、日本だとヤクザを始め、日本人よりも日本的な様式にこだわって、自らのエスニシティを出そうとはしないのはなぜなんだろう。
そりゃ、単に「見た目で分かるか否か」の違いでしょう。
]]>半島系以外でも全空連のトップだった在日華僑の蔡長庚とか。
おなじく半島、大陸系の人間が多いヤクザとのつながりもそう考えると納得できる。
しかしアメリカだとイタリア系の人間が自分達のエスニシティを保ったままマフィアになり、同じマイノリティの黒人の表現のジャズを支援したりするのに、
日本だとヤクザを始め、日本人よりも日本的な様式にこだわって、自らのエスニシティを出そうとはしないのはなぜなんだろう。
]]>半島系以外でも全空連のトップだった在日華僑の蔡長庚とか。
おなじく半島、大陸系の人間が多いヤクザとのつながりもそう考えると納得できる。
しかしアメリカだとイタリア系の人間が自分達のエスニシティを保ったままマフィアになり、同じマイノリティの黒人の表現のジャズを支援したりするのに、
日本だとヤクザを始め、日本人よりも日本的な様式にこだわって、自らのエスニシティを出そうとはしないのはなぜなんだろう。
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