はてなキーワード: ウェディングドレスとは
そういうのってウェディングドレスに見せかけただけの安っぽい衣装だしヘアメイクも適当だし
老夫婦にまでなればそれはそれで良いだろうけどさ
結婚式はやらなかった。
夫婦ともに人前に立つのがすごく苦手なので、その選択を後悔してはいない。
ただ、もうすぐアラフォーを目前にして、ウェディングドレスを見るとモヤモヤすることが増えた。
テレビのCMや街中のショーウィンドウ。友達から送られてくる写真や絵葉書。
真っ白なドレスを見て嬉しそうに微笑む彼女たちを見ると心がざわつくのだ。
「ちくしょー!うらやましい!私もそれ着て、夫に可愛いって、キレイって言われたい!」
もともと、女性らしい格好は苦手で今もクローゼットには冠婚葬祭以外のスカートは入っていない。子どもの頃からズボンをはいて野山を駆け回る男勝りな子だった。
いつからそうだったんだろうと記憶を掘り起こしてみれば、おぼろげに見えてきたのは幼稚園頃の思い出。
友達がとても可愛いお姫様のようなワンピースを着ていて、自分もそれが欲しいと両親にねだったのだ。両親はその願いを一蹴した。理由は分からない。
それ以降、私は女の子らしい服装を憎むようになった気がする。
手に入らない物に憧れ続けるのは辛いことだからその反動だったのかもしれない。
イソップ童話でいうところのぶどうが食べられないキツネと同じ心理だ。
Wikipedia先生によると「フロイトの心理学では防衛機制・合理化の例とする」とあった。
なるほど。さっぱり分からん。
なにはともあれ、私は女らしさを立派にこじらせたまま大人になり、紆余曲折を経て結婚をした。
そして今頃になって「え?もしかして私、ウェディングドレス着たかった?」と狼狽している訳である。
もちろん今からでも着ようと思えば着ることは可能だ。写真だけで満足すると思うので10万円も出せば簡単に夢は叶うだろう。
しかし。
しかし、だ。
アラフォーババアのウェディングドレスなど正視に耐えないものになるのでは…という恐怖が拭えない。
お姫様に変身した姿を期待して鏡の前に立つ、そこに映っていたのがボストロールだったら…。女性としてのプライドは完膚なきまでに打ち砕かれ、きっと立ち直れないと思う。私はこれまで以上に女性らしさを憎むようになるだろう。
それに夫に何と説明すればいいのか、という問題もある。
今更、ウェディングドレス姿を残したいです、とか恥ずかしくてとてもじゃないが言えない。今まで築いてきた「ウェディングドレス借りるだけで数十万?アホらし。それなら叙々苑で焼肉食べるわー」キャラが、イメージが瓦解してしまう。
もしそこで夫に一笑に付されようものなら、私の女性としてのプライドは(以下略)だし、「お前も女だったんだなぁ(微笑み)」などとしみじみされてしまったら恥ずかしさのあまり死ねる。
夫から突然「結婚記念に写真を撮ろう。どうしてもお前の姿を写真に残しておきたいんだ」と懇願されて、「あなたがそこまで言うなら仕方ないね」としぶしぶ写真を撮りに行く、というのが一番ベストな手段なのだが、世の中そんな都合の良いことが起きるわけはない。
妻に絶対ウェディングドレスを着せたい!なんて思っている男性は現実にはそうそういないだろう。大抵の男性にとっては『結婚式なんて金の無駄遣いだけど、親or彼女(妻)がどーしてもと言うから仕方なくやっとくか』というもののはずだ。
『人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない』
今日、久しぶりに読んだマンガにそう書いてあった。ええ言葉や。確かにそうだと思う。
私は自分の小さいプライドや見栄を気にして、何も犠牲にしないから、何も得ることは出来ないのだ。
結婚式は「男性にとってはどうでも良いけど女性にとっては譲れない」という項目のオンパレード。
男性は結婚式に参加したら「お嫁さんきれい」「お嫁さんの友達かわいい」ぐらいの印象で終わるけど、女性はこと細かく全てを見てる。
Welcomeボード、受付の飾り付け、会場の雰囲気、卓上の花、食事、お酒、式次第、ドレス、アクセサリ 他にもたくさん。
「将来の夢はお嫁さん」という女の子はいるけど、「将来の夢は新郎」という男の子はいない。(ここでいう「お嫁さん」はウェディングドレスに身を包んだ自分のことね。)
「自分の結婚式はこうしたい」と女性は何回も何回も、子供の頃から何回もシミュレーションするけど、そんなことする男性は希少。
なので結婚式準備は絶対に衝突する。
反応はそれぞれだと思うが、否定的な反応を取り上げているのをよく見る。
僕はその声優さんを知らないが、昔のことを思い出したので
つらつらと書こうと思う。
それなりにファンも多かったと思う。
その声優さんは声優の仕事としては大きい仕事があった訳ではないが、
ラジオや歌を聞きながらはまっていった。
発売されるCDはすべて買っていたし、
夏と冬に全国を回るツアーには、近場で1回は行っていた。
そんな中、同じ声優さんのファンである友人と話をしたことがある。
きっかけは「イベントで重大発表がある」というファンクラブの通知だった
僕「そういえば、今度のイベントいつ行く?」
僕「OK、じゃーそこでチケットとるわ。重大発表って何だと思う?」
友人「なんだろなー」
(ちょうど1年くらい前に超有名声優さんがファンクラブイベントでウェディングドレスで登場するというサプライズがあった)
友人「ははは、ありえるかもなー」
そんなガキっぽい会話をしたことを覚えている。
僕「ところで、○○さんが結婚するって言ったらどうする?」
僕「僕は○○さんが結婚したら歓迎したいよね、ファンとして」
友人「俺も素直に喜ぶよ。ファンクラブイベントで祝福できたらいいよね」
今、考えると20歳になったばかりのアホどもがアホな会話をしていたと思う。
周りには
「結婚するなんてあり得ない」
とか
「彼氏がいたなんて信じられないし、信じたくない」
といった声があったようだが、
なんとなく距離を置くようになって、ファンではなくなっていた。
今回のニュースの反応を見て、昔のことを思い出した。
ただ、思っている相手が幸せになのであれば、純粋に応援するのもいいもんだよ。
という考えもあるというのを書きたかった。
まあうちの奥さんの事なんだが。
鼻はブタ鼻。薄毛のテンパで切れ長の一重。
しかもエラがはっていてだみ声。
奥さんの親も認める程のブス。
結婚式って親戚や友達にパートナーを披露するっていう意味もあるでしょ。
いくら「うちの嫁は家事も完璧で最高の女性です!」って言っても、まあブスだしねって思われるでしょ。
自意識過剰かもしれないけどなんか自分の評価も下がったみたいでなんかやだ。
奥さんに会うのがその1回だけの人もいるし。結婚式でなかった人にあいつの嫁はブスって伝わるのが辛い。
そんな事思ってるなんて酷いとか言う人もいるだろうけど、街で不細工がいい女連れてるとなんで?って思うでしょ?
似合ってないとか思うでしょ?
それと一緒。
ウェディングドレスが絶対に似合わないと思う。
人の美的感覚ってそれほど違わないからみんなも同じ事感じると思う。
どうしよう。
ずっと避けてた結婚式の話をこの前された。
こんな人いない?
30才近かったので、式は田舎のばーちゃんのために神式にする、演出はいらない・食器の音を紛らわすためにBGMに良質のものを流してほしいという程度の希望しかありませんでした。
とにかく式は『めったに合わない親戚一同やらこれからもお世話になる職場の人やらの顔合わせ』ってことなので、披露宴なしは考えていませんでした。
夫の実家が九州なので親戚の交通費・宿泊費をこちらで持つことを考えると、お高いところにはしたくありませんでした。なのでホテルでの挙式披露宴は却下。
人数は、結婚後も仕事を続けるので上司や社長を呼んぶ・・・と思って数えたら客数は100人程度でした。
候補としてあがったのは、まず共済・パストラルでした。でもどちらも半年~9ヶ月先の休日はほぼ予約で満杯でした。レストラン系は田舎の親戚を考えるとウケなさそうだし、と困っていたら
と言うのを見つけました。世界貿易センタービルの宴会場です。
今はやっているかどうか分かりませんが、当時は結婚式等に安く利用させてくれていました。料理も某ホテルのもので評判は悪くはありません。
使ってみて分かったのは、儲ける気があまりないことです。
私は白無垢・色打ちかけ・ウェディングドレスの2回お色直し、夫は紋付はかま・燕尾服でした。
★引き出物のうち二人が関わったプロジェクトの品を引き出物として持ち込んだ。
持ち込み料は衣装も引き出物も、ほかの式場とは比べ物にならないくら安かったです。
★かんざしなどのレンタルも安いほうに
というか、式場のヘアメイクさんが安いほうを勧めてくれました。普通は高いものを勧めるのに
「こちらのかんざしは本珊瑚にベッコウなんですけど・・・ 一番広いお部屋で夕方の披露宴ですよね。
はっきりいて、お客様からは本物でも偽者でも分からないので、安いかんざしのほうがお得ですよ」
みたいなかんじでした。
★テーブルの飾りつけはセットだけのほうが安かったかも
安いプランを選びましたが、過去の挙式の写真を見ていて新郎新婦の席の写真がいようにさびしい・・・
来賓席の写真はお花より料理の映り込みが多くて気にならないのですが。
「だったらそこだけアドオンでお花を足すことも」
ということで、アドオンしてもらいました。でも、そこだけけちっても生花飾りつけの料金の差は出なかったかなぁ、だったら来賓側ももっと花があってもよかったのかもしれません。
引き出物は私の家で、彼と私と私の母と叔母で買って来た包装紙でつつんだり。母に会いにきていた叔母が手伝ってくれなかったら間に合わなかったかもしれません。こういう作業時間を組み込む方は余裕を持って行うことをおすすめします。
夫は学生時代、アナウンス部だったので何人かの友人の披露宴の司会をしていました。過去に司会をした友達からカメラとビデオを引き受けてくれる人がいたので、作業がご祝儀ということでお願いしました。
★ごはんは男は食べられる
全部食べる時間があったそうです。だがしかし、お互い飲むのが好きな人が多い会社に勤務していたので、空酒の習慣のある夫はほとんど食べなかったようです。
お色直しをするため、女性はほぼ食べられないのが通例で、大食いの私も食べられませんでした。
ただ、私の場合は、お酒はかなり飲みました。同僚の女子一同がどんどんお酒を持ってくるので。
お嫁様にはウェイターさんがジュースにストローをさしてを持ってきてくれるのですが、友達がストローをウィスキーのグラスに挿しなおし差し出してくる・・・食べられる時間が少ないうえに飲んで飲んででほぼ何も口にしていません。ちくしょぉ
(「お嫁さんのほうにこんなに飲ませる披露宴も珍しかったです」
と後で言われました。
式場によっては、お色直しのときに別途サンドイッチと飲み物をお嫁さんに出すそうです。飲まず食わずで貧血で倒れる人もいるかららしいです。)
★問題の収支
総額はもう忘れてしまいましたが、
・地方からの親戚からは5万円+交通費宿泊費こちらで持った分まるまるくらいを上乗せした額
・商売をしている親戚からは15万とかのご祝儀もあった>長男だったから?
結果、ご祝儀総額-挙式・披露宴にかかった額=新しい炊飯器1台分だった記憶があります。
★お金以外の問題
二人とも仕事が忙しくて土日は全部結婚式・披露宴のために費やしたこと。住む場所などを同時進行で決めるのはほぼ無理でした。
特に座席表と引き出物梱包は、叔母に一生言われるに違いないエピソードになりました。
2次会は後日、家の近所の、お気に入りの飲み屋を貸切で行いました。子連れ等でこられなかった人が通りがかりに顔を出せる場所で会費制(ちょっと顔出しの人はそこで頼んだお酒とお通し代だけ)でお願いしてプラマイ0でした。
うちは夫が何かをやるっていうのを楽しみにするのでできたかんじです。こういう企画そのものを楽しめないなら、プラスだろうがマイナスだろうがつらいでしょう。
お嫁さんになりたい。
姑さんに「そのウェディングドレスは駄目」「式場は別の場所」「お料理はこれ」といろいろ注文出されたり、同居はしないって言ったのに家を義実家の近くに建てられたり、「子どもはまだか」と毎日のように聞かれたり、いつのまにか姑さんが家で夕飯を作ってたり、調味料の配置を怒られたり、夫に言っても「気のせいだろう」と言われたり、何度も言ってようやく夫から姑さんに言ってもらったと思ったらただ告げ口しただけだったり、ようやく子どもが出来たと思ったら情緒不安定になっちゃって、家のムードが険悪になって、なのに義両親は毎日会いに来るし、夫はなんだかよそよそしくなっちゃって、安定期になってもセックスしない毎日が続いて、初めての出産は怖くて仕方なかったのに「皆やってるんだから泣き言いうな」と言われて、やっと生まれたと思ったら疲れてるのに義両親が会いに来て、私のほうは見もせずに「かわいいわね」と言って名前についての相談を始めて、私が「愛子がいい」と前から言ってたのを知っていたのに夫は何も口を挟まなくて、いつのまにか姑が考えていた名前になりそうで、いやだと言ったのに夫は何も言ってくれなくて、結局私が折れる形になって、それでもこれから3人で幸せに暮らしてゆこうと思ったのに、姑は「孫に会いに来る」という口実で前よりも来る回数を増やして、まだ「ママ」も言えない私の子どもに私の悪口を吹き込んで、私があまりあげないようにしているお菓子を沢山与えて、夜にやっと3人になれたと思ったら夫は私の話も聞かずに寝るし、じゃあ私もゆっくり寝ようと思ったら夜鳴きするし、おっぱいをあげようと思ったらいつのまにか出なくなってて、脂分のとりすぎと言われて唯一の楽しみだったケーキも食べられなくなって、夫に「おっぱいが出なくなったから粉ミルクにしようと思う」と言ったら「粉ミルクは駄目だからマッサージでもなんでもして出るようにしろ」と言われ、頑張ってマッサージしてたらある日「毎日がんばってる君にご褒美」と言ってケーキを買ってこられ、一日中胸のマッサージと赤ちゃんの相手と義両親のことを考えて、わずかに残った時間で今日の夕飯と明日のお弁当について考えて、少しの時間でいいから一人で外に出たいと思ったとたんに赤ちゃんが泣いて、夫は毎日作るご飯とお弁当を食べるだけ食べて何も言わずに私が敷いた布団に入って、掃除が疎かになっていることを姑に怒られて、疲れてしまって布団を出し忘れて「俺が自分で敷けっていうのか」と怒られて泣いて謝って、赤ちゃんの頭を撫でながらもう一度少しだけ泣いちゃうような、
すてきなおよめさんになりたい。
でもこれってボクの愛なの
モバマスをプレイしているので、ときどき本スレを見に行く。すると川島さんあたりの、一般に思われているアイドル適齢期からは外れたアイドルの顔と、若いアイドルの可愛らしい衣装のコラ画像がアップロードされており、キツイ、なんてレスがつきまくっていることがある。
一種の条件反射的愛情表現だと思って、これまではわざわざ不快になることもなくスルーしていた。
艦これはプレイしていないけれど、艦むすのウェディングドレスコラ画像がTLに流れてくるのを見かけた。結婚してくれ!なんてコメントがつきまくっていた。
それまで気にもしていなかった「うわキツ」「ババァ無理すんな」系のコメントが急に辛く思えるようになった。
コラの題材にされまくっている川島さんのイラストなんて、唇のあたりがよくみればものすごく色っぽく描かれているのに、いまはほとんど笑いの題材でしかない……。
艦むすには年齢の設定はなさそうだから、ババァ扱いされているキャラも出にくいんだろうか。
それは、とてもうらやましいことだ……。
その嫁どこの私だよと思ったわ。私は結婚してないけど。
=相手への愛情が無い、と分析しているトラバを見かけるが、そんなことは無い。相手大好き。
相手からは以前、
「ごめんね、式も旅行も豪華に、望むように、…とはしてあげられないかもしれないけど…指輪だけは用意するから」
って言われたので、とりあえず真顔で
「大丈夫。そんなものはじめから要らないよ。あと指輪も要らないです」
って返しといた。
結婚式になんて興味ない。華やかな主役願望なんて一切無い。周りの新婦を見ているだけでも準備とか打合せとかすごい体力と時間と金を使ってる。そこまでの価値を見出せない。
大事な休日を見世物になるためにつぶすくらいなら、大事な相手と2人、家でお茶でもしながらゲームしたり映画見てるほうが有意義に感じる。
ウェディングドレスなんて着たくない。より多くの人の前で着飾って見せたい願望も無い。大事な相手がすっぴん・パジャマ姿で一緒にいる私も大切にしてくれる。(もちろん、一緒に遊びに行くときは相手に恥を欠かせないように一生懸命化粧して勝負服着るけど)
思い出の為の写真だけなら…それもいらない。
これはまあ私が昔の写真を見返して楽しかったためしがないからってのもあるけど。
旅行。旅行自体は嫌いじゃないけど、結婚記念にかこつけて行く理由が見当たらない。
指輪。普段からアクセサリーつけないし、これが何やねん面倒くせえって感じ。
繰り返していうけど、相手大好きです。
http://d.hatena.ne.jp/font-da/20130612/1371012059
いったいどんな事情があるのかは知らないけれど、だからって人の好意を「暴力」で片付けてしまうのはいかがなものか。
でも、産まないなら産まないなりに、そういう扱いを受けることも受け入れる必要があると思う。
「子ども?わたし作らないことのしたの!自信ないから!てへぺろ☆」
くらいの気持ちでいられるようにならないと、産まないって選択をした責任を果たせないんじゃないかな。
この人は本当に子どもを作らないことを「自分で決めた」のかな?
いろいろな理由があって「子どもを作らない」という選択をしていると思う。
でも、それを「人や状況のせい」にしているから、人からの好意を「暴力」とか言っちゃうんじゃないだろうか。
子どもを産まないことが後ろめたいの?
正しくないんだと思っているなら、背負ってみたら良いのに。
さすがにそこまではわからないけど。
ちなみにわたしは若い時に結婚だけしたせいなのか、けっこう長い間「子どもは早く作りなさいね!」ってずーっと言われ続けてた。
何年も会ってなかった親戚のおばさんとか、親とか、祖父とか。さすがに友達には言われなかったけど。
盆とか正月とかになると必ず。
「まだ作らないの?」
「さっさと作っちゃわないと後が大変よ!」
「子どもはひとりじゃかわいそうよ?」
でも、そんなことを言われる何年も前からわたしはどうするか自分(と旦那)で決めていたことがあったので。
笑い飛ばしながら「いいのいいの、まだ作らないから」と平気で言えた。
匿名であってもこんな事を書くのは恥ずかしいが、自分にとってとても大きな事件だったし、
はてな匿名ダイアリーは恥ずかしい文章ばかりだし、何より思いを外に吐き出したいので書く。
何人分かインターネット上で検索してみたら一人の元同級生のブログが見付かった。
それでも確かに中学生当時の可愛い顔を成長させた様な可愛いらしさが有った。
その人は家柄と経歴と育ちがまず凄い。祖父の代から家族全員が音楽好きで、女子高出身で音大の大学院を出て、
普段はフルート奏者だが男子校でのフルート講師や絵のモデルをやっている。
しかも一日12時間フルートの練習をこなす事もあり、人柄もキャピキャピした派手さが無く
犬好きで犬を見かけるとつい撫でてしまう、というぶりっ子と言われかねない可愛らしさを自然体で有している。
家の写真やフルートを有したり音大の大学院に進む点からは富裕層である事が伺える。
『何だよこの化物じみた完成度。誰が作者の漫画の登場人物なんだよ。男子生徒はこの先生に絶対惚れるだろ』
と突っ込みを入れたくなる。
正に物語に出てくる様なお嬢様そのもので、ブログを読み進めていく内に俺はうっかり惚れてしまった。
中学校時代は可愛い女子生徒だな程度にしか思っていなかったのだが、
まさかこんなに漫画みたいな人だとは、俺が今になってこんな形で惚れる事になるとは思いも寄らなかった。
ブログを読んで情報を得てはその人が自分の彼女になった妄想をする様になった。
街に出ても、今擦れ違ったのはあの人かも、公園に行けばあの人に会えるかも、と想ったり、
今迄していた自分が金持ちに成る妄想にその人を嫁として組み込んで、
嫉妬したり相思相愛になったり盲目的に恋したり離婚したり死に別れたりと
危ない。このままじゃいずれ現実と妄想の区別が付かなくなって本当にストーカーになりかねない、
■ところが今日、その人のブログを久し振りに見たら入籍の報告が書いてあった。
妄想の源泉が尽きてしまった。それも一番起きて欲しくなかった抗い様の無いはっきりした形で。
絵に描いた餅が破れた。砂絵が掻き消された気分だ。
あまりに早過ぎる。せめて後半年位は僅かな希望を、夢に浸らせて欲しかった。
可愛い子なんだから彼氏が居ても不思議ではないなと思っていたのだがそれでも悔しい。
まさかこんな事がという信じられない気持ちだ。残念だし間違いであって欲しいと思う。
なんでよりにもよって俺が好きになったこの人なんだと。
ブログに2~3度書かれた結婚への憧れも彼氏を前提にしたものだったのか。
300本近くの記事に彼氏を匂わせる文章は一つも無かったから、単なる遠い憧れとして捉えているのだと思っていた。
■これからはどうしよう。こんな事実を知ってしまっては妄想を楽しむ気も起きない。
俺も使い始めようかと考えていたがその必要も無くなってしまった。
何をどうしよう。心の宛て所を見失ってしまった。
その人の名前で検索すると検索結果の一番に入籍の報告が出ていて心が痛い。「いいよ、もう知ってるから出さないでよ」と思ってしまう。
結婚相談所の広告も見る度に入籍の話を思い出して憎い。地震後に彼氏との結婚を考える女性が増えた、という報道も今思い返せば憎い。
地震さえなければ入籍なんか無かったのか、一縷の望みが消えなかったのか、と考えてしまう。
ただ、その結婚相手が自分以外の中学校の同級生でなかったのは微かな救いだった。
若しそうだとしたら折角の機会を無駄にしたという理由で後悔はより強くなっていたから、そうでないのは良かった。
よくよく考えれば、漫画に出て来る様なしっかりした人なんだから婚期を無為に伸ばしたりせずちゃんと人生設計を立てて
職業柄いつもドレスを着ているし結婚式への参加も多いが、ウェディングドレスに新鮮味を感じたりするんだろうか。俺が着せてあげたかった。
もうすぐ誕生日だが、実家で過ごす最後の誕生日になるかも知れないから彼氏や家族と何か特別なお祝いをするんだろうか。
何故か一度書かれた同い年の従姉妹の結婚式についての記事が消されている。
ブログは個人的な日記ではなくファンの閲覧を前提しており、記事も仕事絡みが大半で私的な内容は少ない。
固定ファンが記事のほぼ全てにコメントを付けているしつまらないコメントであれ返信も細目に行い欠かしていない。
どう考えても一般人ではなく小さなアイドルとしてのブログだと言った方が正しい。
俺は『立派な元同級生』に惚れたつもりだったが、その実単に『アイドル』に惚れてしまっていたのだろうか。
いやしかし、ブログという文字情報や仕事としての振る舞いを理由に惚れるのも含めて恋愛と呼ぶ気もする。
■俺の記憶に有るあの人の声と笑顔を独り占めさせて貰えるのも、
何か小さな冗談を言い合ったりふざけてじゃれあったり愛だ好きだを語ったり
二人の人生について悩み合ったり頼ったりする相手、『人生の伴侶』も決して俺ではなく彼氏なんだろう。
俺には何の相談も無しに大切な事を決定し、どんどん幸せになっていき、勝手に自分の人生を生きて満喫するんだろう。
俺はといえば、これからも何か有る度にこの人の事を思い出してブログを読んでみては、
旦那との日常や妊娠、出産、子供の成長話やこの人自身の立身出世振りにやきもきして自分で自分を苦しめるんだろうか。
そういえば、俺の誕生日に書かれたブログ記事には当たり前だが何も特別な事は書かれていなかった。こんな事がいちいち空しい。
嫌われたり疎まれても構わないからこの思いの一片でもあの人に伝わって欲しい。
今日ブログを全部読み終わったらあの人の家の凡その位置が分かってしまった。
中学校の同級生だから同じ学区の範囲内に住んでいるのは当たり前だが、憧れの人がこんな近くに住んでいたとは思っていなかった。
グーグルストリートビューで自宅写真を探すが見付からなかった。
久し振りに大きな地震が起きた。あの人もこの地震に揺られたのだろうか。
同じ体験が出来たと思うとこんな事でも嬉しいが、こういう共通体験を話し合う機会は一生無いのだと思うと虚ろな気分になる。
あの人の自宅が在りそうだと目星をつけた所を周る。いよいよストーカーの様になってしまっているが、
この辺りには別の理由で一度来てみようと思っていたのでそれを自分への言い訳にする。
それにしても、あの人は果たしてこんな所に住んでいたのか。
あの人と同じ体験を僅かでも積み重ねられてより理解を深められた事は何となく嬉しいが、
市内にこんな所が在ったのか、という驚きの方があの人への興味を上回ってしまう。
あの人の誕生日だ。今日も自宅の在りそうな周辺を周るが、全く見付けられない事もあって公園で遊んでいる方が楽しい。
あちこちに普段しない遠出をした事も働いてか、漸く最近になってあの人への思いが薄くなってきた。
恋人が居ないという事は妄想上の恋人であっても寂しいが、やっと恋人の妄想をする以前の状態を思い出してきた。
もう『他人』なのだから普通に適当に幸せになればいいんじゃないか、という他人事な投げ遣りな気持ちであの人の事を考えたりする。
あの人のブログの更新分を読むと、入籍した前後に既に引っ越していたらしい。
自宅の近所をうろついて擦れ違う事が出来れば、一目見る事が出来れば、と思っていたがブログを読み終わるのが遅過ぎた。
もう完全に機を逃した。一生擦れ違いもしないだろう。
結婚式は今日行われるらしい。何の問題すら無く順調に準備が進んでいる。
俺と彼女の無縁っぷりに改めて感心するばかり。俺の悩みは何の障害にもならずにスイスイ自分の道を進んで行っている。
俺の存在に気付いてもらうにはもう超自然的な何かに祈る他無いな。
妄想の中のあの人は俺の子供を二人産んでいつまでも若々しいままでよく俺を叱ってくれた筈だが、
そんな昔の出来事を思い返して現実と比較してどうのこうの考えると、馬鹿らしい上に自分が辛い。
数年内には子供が産まれるのだろう。彼氏の名字を冠した子供が。俺の知らないどこかの土地で幸せな子育てをするんだろう。
その頃にはもう未練なんて無くなっているだろうが、自分が置いて行かれている気持ちを味わう様な気がする。
もう結婚式を終えて初夜を迎えたんだろうか。二人で裸で抱き合ったまま寝たんだろうか。我乍ら気持ち悪いがつい考えてしまう。
もう名字も変わっている筈だ。妄想しようにもあの人の名前すら不明になってしまった。
次の22日は『いい夫婦の日』だ。実際いい夫婦になるんだろう。
次のクリスマスはやっぱり仕事なんだろうか。それとも新しい家族の為に休むのだろうか。
消し切れない雑多な思いを書き出す事で何とか解消したい。
13時頃あの人の自宅が隣に在るらしい公園に行くと、真っ赤な晴れ着姿の女と袴姿の男がカメラマンに撮影されていた。
まさかあの人なのか、と思って顔を確認するとあの人よりも若い20代前半の全然違う顔の女性だった。
あの人と擦れ違える可能性は無くなった訳だし、もうこの公園に来るのは暫く止めよう。
あの人は大阪で結婚式を挙げて今は海外で新婚旅行中らしい。結婚式の写真を見るととても様になっていて嫉妬も何も湧かない。
ブーケも投げたらしい。本当に出来の良い人だ。
「結婚式やウェディングドレスを着る事が全女性の夢だなんて思わないで欲しい!あんなの着たくない!」
「彼(新郎)の方が結婚式にドリーム持っててキツイ!私(新婦)は別にしたくないのに!」
「結婚式なんてお金の無駄。そんなんやるくらいなら貯金しようよ。」
って女の声は割と耳に入ってくるけどねえ。
なんで未だに「女はみんな結婚式に夢を持ってる」ってイメージがあるんだろうね。
増田の出席した結婚式だって、もしかしたら新婦じゃなくて新郎がやりたかったとか、
もっとアレな例だと本人たちはやりたくなくても新郎や新婦の父親母親の方が「子供の結婚式」をやりたくてゴリ押ししたって可能性もあるんだからさ…。