はてなキーワード: イメージフォーラムとは
軽く読めそうなものを買おうと思い、三冊を選んだ
背表紙に「映画監督になる方法」という企画の題が載っていて、気になって買った
監督や助監督にどうやってこの業界に入ったかや入ってから今までの印象的な経験をインタビューするみたいな企画だった
その中で一番笑ったのは楠田恵子の『”女子大生ポルノ”顛末記』
にっかつが監督、助監督、脚本、演出、演者、すべてを女子大生から募集する企画に参加した監督の愚痴みたいな記事
女子大生がポルノを撮るものだから撮影現場に取材記者が大量に集まり、撮影中にフラッシたくわ、演出中にはなしけてくるわ、邪魔だからどいてといっても無視されるわで全然撮影できず、スケジュールが遅れまくったみたいな話
監督本人があいつらマジ邪魔だったという話を素直に書いているのが呼んでいて痛快で面白かった
二冊目は『ハカタ巷談2』
筑前出身の金子才吉と言う人が長崎で酔って道端で泥酔していた英兵2人をなぜか斬り殺し、逃げて、筑前藩が金子才吉の身柄を確保し、犯人不明のまま匿っていたところ、イギリス公使パークスを含めた英国側が「どうせ土佐藩の暗殺やろ!」と激怒し、土佐藩ピンチになるところまで読んだ
元弁護士でミステリ小説家のガードナーが最後の法廷と言う民間機関を組織し、間違った裁判の結果、投獄された事件の真相究明を行うノンフィクション
ミステリ作家の語り口×現実の突拍子もない展開×1930年代の殺人事件みたいな感じ
古着屋でオーバーを売りに来たが断られた人を見かけ、直接1ドルで買って着ていたら、そのオーバーは殺された父さんのだと娘さんに証言されて捕まった男の話とか、小説だとクソ過ぎてそうはならんやろという読めない展開がページをめくるごとにつづいて面白い