はてなキーワード: アカゲザルとは
男親が生後五ヶ月の女の赤ちゃんの、おっぱいをつつくのは性的虐待か? っていう話が話題になってる。
離婚騒動があるんだけど、暴露の内容とか動機とかを信じられるかとかは、一方の話しかないし、結局当事者じゃないから首を突っ込めないんだけど、
見てるひとたちの議論の中で、危険な誤解が蔓延しつつあるみたいなので、取り急ぎ筆を取ります。
「男親は入浴やオムツの取替えなどを除いて、不必要な接触は避けるべきかな…」
こんな不安が醸成されてきてるっぽくて、これはまずいな、と思いました。
むこうのコメント欄に、痴呆になったおばあちゃんに例えたり、お菓子を取り上げるイジメの例えがあったけど、違うよ。
老人ホームのおばあちゃんのおっぱいをツツく正当な理由はないし、イジメも嫌な気分にさせて有害でしかない。そうじゃなくて、子どもには本当にしなくちゃならないことがある。
あまり知られていないけど、アカゲザル実験というのがあるんだよ。
赤ちゃんサルに、母親役の人形を使ってミルクをあげさせる実験。一方は針金で作った人形で、もう一方は布で作って熱を発するようにした。
二匹の赤ちゃんザルの檻に、おもちゃのヘビを投げ込むと、針金の方と一緒にした赤ちゃんはギャーギャー泣き叫んでパニックになった。でも温かい布に抱きついてた方は平然としてたんだ。
でも、二匹ともおとなになったときに群れに馴染むことができなかったらしい。
それで布人形を改良して赤ちゃんを揺するようにしたら、ずっとマシになったとか。
(最終的にはこれに加えて、仲間のサルと遊ばせるようにすることで、群れに溶け込める正常なオサルに育った)
モチロン子どものプライベートゾーンは尊重すべきだけど、どんなスキンシップが効果的かの科学的証拠が十分でない以上、いろいろやってみるべきだよ。
・戦前でもサルを動物実験で用いる際は「タイワンザル」などと明記するのが普通だったが
・サルの体温は種によって異なることやサーカディアンリズムの変動幅が大きいことなどが知られ
また、論文では「さる中 1(10 匹附着ノモノ)ハ 39 度以上ヲ 5 日間持續シ」と記されているのみで
各日の体温測定時刻も示されず、当該「さる」の平常の日内変動幅と観察された体温との
関連について全く言及されていない。
上述のように一般にサルは日中体温の変動があり人間より高い39℃前後が「平熱」のサルもいる
実験動物としてよく使われるタイワンザル・アカゲザルは日中38度まで平熱として上昇する。
実験動物学が発展し、様々な疾患モデル動物が利用できるようになりつつある現在でも
「頭痛などを訴える」ことのできるモデルサルが開発されたという報告はない
※ PubMed、2015 年 3 月 15 日検索、キーワード: headache, model, monkey
例えばサルがダルそうな仕草で頭を抑えている仕草はあくまで頭が痛「そうに見える」以上のものではない
ラットの飼育された記録はあるがなぜかサルの飼育記録が現在でも確認できない
参考
http://war-medicine-ethics.com/Seniken/Journal/J15-2.pdf
http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/gazo.cgi?no=212200