はてなキーワード: アイプチとは
町で見かける「禿げ頭に小太り眼鏡のおっさん」「Tシャツから乳首が透けて見えるおっさん」「明らかに嫌がれているのに女店員に話しかけ続けるおっさん」みたいな、一目見ただけで嫌悪感がわいてくるおっさんになりたくなくて、日々抵抗している。
具体的に言うと
・肌荒れや隈が気になるところはBBクリームで隠す
・私服はインスタでメンズコーデや(季節)コーデを調べて流行りの配色やシルエットを真似する
・洗濯は匂いが出ないように柔軟剤を使い、生乾き臭を抑えるために乾燥機で完全に乾かす
・服にはアイロンをかける
・食生活に気を付け、太り過ぎずやせ過ぎないようにする
・週一で腕毛、指毛、胸毛など、体中の体毛を剃る
などなど。
これらをやっているおかげか、仕事ではいまだに「若い男の子」といった扱いで可愛がってもらっていると思う。
業界的に若手が少ないのもあるが。
どれだけダイエットしてもメイクを頑張っても自分はブスのデブだという思いが消えなかった
ダイエットはやりすぎて39キロまで落ちた(身長は157センチ)
鼻は低いし目は細いし一重だし唇は薄っぺらくて輪郭は丸い気がずっとしていた
といっても脂肪吸引と二重整形だけ
それだけで100万以上飛んだ
写真を見比べてもアイプチをしていた頃と顔も体型もそんなに変わりなく見える
(そもそも脂肪吸引はとれる脂肪が少ないからあまりとれないため勿体ないけど本当にやるのかと医者にも止められたのに強行した)
それでもなぜか今は自分がものすごく痩せていて綺麗になったと素直に思える
顔は写真を見比べても変わっていないと解っていてもなお自分の顔もそれなりに美人じゃないかと自信を持っていられる
結果おいしく頂きすぎて太ったけど
これは多分100万以上かけたからこそなんだと思う
自分に自信がないから自分の行動の結果なんてどうせうまくいっていないと思っていた
けど金をかけて他人の手により行われた結果は素直に受け入れられる
それが大金であればあるほどうまくいっていると信じたい、ヴァブレン効果?コンコルド効果?なんかそういうやつ
思っただけなのだが
正直やった身で言うことではないが美容整形はしないならしない方が良いと思う
最近とあるツイートに触発されて反転ミラーアプリを落としてみた。
反転ミラーとはその名の通り普通の鏡とは逆向きに映る鏡、すなわち他人から見た自分の顔が見れる代物だ。
現物を購入しようとしたら6000円〜9000円と高価だったので、とりあえず無料のアプリを使ってみることにした。
普通の鏡でも自分の顔が左右非対称なことはよく分かっているつもりだったが、反転ミラーだとより顕著だった。
いつもこんな顔なんだな……とショックを受けつつ自分の顔をよく観察した。
自分の顔で一番違和感があるのは、やはり目だ。左右で大きさが違う。
右目は二重、左目は二重になりかけの一重。
左目だけアイプチをして左右の大きさを揃えたつもりになっていたが、全然揃えられていなかった。
目を大きく開くため瞼中央にアイプチシールを貼っていたが、よく見ると目頭の開き具合が違う。
さらにショックなことに、目を大きく見せるため毎朝せっせとビューラーでまつ毛を上げていたことがこの左右の大きさの違いを際立たせていた。
試行錯誤の結果、左目の目頭〜瞼中央にかけてアイプチ、両目ともまつ毛を上げない状態が最も左右対称に近いことが分かった。
一旦アプリから目を離して普通の鏡を見ると、いつもより顔の雰囲気が良かった。まつ毛上げてないのに!
目は大きく、眉はふんわり、鼻は細く…と美人の真似事のような化粧ばかりしてきたが、何よりも左右対称であることが大切だと分かった。
ちなみに眉も左右非対称すぎて笑ったし口も歪んでたので直すところはまだまだたくさんある。
おわり。
「誰でもできる簡単ヘアアレンジ」に挑戦し続けてはや10年くらい。未だに私は垢抜けない。
最近のヘアスタイルは特に難しい。「おくれ毛」を適度に出し、「ゆるっと感」を適度に出せと。
それでいてボサボサはNG、時間が経って髪型が崩れるのもNG。
昨日の私は「ボサボサの一歩手前、ギリギリゆるっと感」の髪型にすることができた。
その頭で買い物に出かけた。
道中、強風に吹かれた。
100均の売り場で必要なものをカゴに入れ、レジに渡すとアルバイトの男子学生が「いらっしゃいませ」の一言もなくバーコードを通し始めた。
考え事してたのかな。でもちょっと感じ悪いな。と思いながら会計を済ませたが、そこでハッとした。
私の頭がボサボサすぎるから、男の子はびっくりして声が出なかったのだ…そうに違いない…
それなのに、カゴの中身はヘアアクセ、アイプチテープ……身なりに気を使っているかのような買い物。恥ず。
自分のまぶたが一重で、世の中には自分とは違う二重まぶたを持っている人間がいる、と気づいたのはいつだっただろうか。
クラスで可愛くてモテていた女の子は大体二重まぶただと気づいたのは、それと同時に一重まぶたの自分をコンプレックスに思うようになったのはいつだっただろうか。
父親はぱっちりした二重まぶた、母親は奥二重。そんな2人から生まれたわたしは、これでもかというくらい脂肪がのっかった完全なる一重まぶたである。
小学校中学年にもなると、自分も周りも、人の「顔」がものさしで比べられるということが少しずつわかるようになってくる。
この頃、わたしは自分の顔が他人と比べて劣っていることに薄々気づいてきた。
じゃあなんで?わたしの顔は可愛くないんだろう??
そう考え、クラスの集合写真や、可愛い友人と撮った写真を改めて見た時に思うのだ。
「わたしの目、なんか重いし、細い……」
自分のまぶたには一重、そして可愛いあの子のまぶたには二重という名前がついていることをいつ知ったのかは覚えていない。
中学校になると、好きな男の子もできて、自分の見た目がすごく気になりだした。
家のルールで1日1時間だけ使っていいと親に言われていたインターネット。
「二重 方法」「二重 なりたい」「二重 マッサージ」毎日毎日飽きずに1時間丸々使って検索し続けた。
ヤ○ー知恵袋の二重に関する質問は全て読み尽くしたのではないかと思うくらい読んだ。
一重まぶたでもお金をかけずにマッサージで二重になることができる、ということを知ったわたしは、毎日死にものぐるいでまぶたをマッサージした。オ○ナインが脂肪燃焼に効くと見ると、それから毎日オ○ナインをまぶたに塗った。輪ゴムを結びつけ合わせて大きな輪っかにして、それを頭から被ってまぶたに食い込ませて癖をつけながらお風呂に入ったこともあった。インターネットで自力で二重になるためのマニュアルが売られていたので、お年玉で買いたい、と母親に訴えると、「馬鹿じゃないの、あんたはそのままで可愛いのよ」とあっさり切り捨てられた。
中学2年生のとき、クラスに同じく一重まぶたに悩んでいるAちゃんという子がいた。
ひょんなことからお互い一重へのコンプレックスを持っているということがわかり、一気に仲良くなった。
とても悲しい物語だったのだが、見終わったあと、わたしとAちゃんが1番に口にした感想は、
「映画に出てた女優さん、全員二重だったよね!」というものであった。
そんなに悩むくらいならアイプチやアイテープをすればよいのでは、と今の自分なら思うのだが、当時のわたしはアイプチは中学生が買ってはいけないもののような気がしており、購入には至らなかったのだ。
当時よく読んでいたセ○ンティーンには、よく某高級アイプチの広告が載っており、実際に二重になったという人の口コミがいくつも載っており喉から手が出るほど欲しかった。(これに関しては中学生の小遣いにしては高かったので諦めていたが……)
そんな中、ある日の休み時間に突然Aちゃんが「ソッ○タッチ(靴下が下がってこないように止めるアレ)で二重にできる!」と言い出した。
めちゃくちゃまぶたに白いノリのカス?がついてはいたものの、なんとなく二重にはなった。
しかし、違和感がすごく、こんな顔で先生の授業を受けられないと冷静に思い、休み時間の間に即顔を洗ってノリを落とした。
なんで生まれ持った二重の友達は何の苦労もせずに、わたしがこんなにも憧れている二重を手に入れているのだろう……こんなに頑張ってるのになんでわたしのまぶたは激重一重のままなのだろう…………悩めば悩むほどわたしは自分の顔をコンプレックスに感じるようになっていった。
「なんで二重に産んでくれなかったの?!お母さんは二重だからわたしの気持ちなんてわからないよ!!」
そう言って母に八つ当たりする日もあった。
「○○ってアイプチとかしないのー?したら絶対可愛くなると思うよ!わたしも一重で悩んでるから毎日アイプチしてるんだ!試しにわたしの使ってみない?」と声をかけられた。
慣れた手つきでBちゃんがわたしのまぶたにアイプチを塗り、プッシャーでわたしのまぶたを折り込んでくれた。
「できたよ!自分で顔見てみなよ!」と言われ、鏡を見た。
そこには、中学生の頃使ったソッ○タッチとは比べ物にならないくらい自然な仕上がりで、ハッキリと二重の線がついているわたしがいた。
Bちゃん愛用のアイプチを教えてもらい、帰りにドラッグストアに買いに行った。
家で何度も何度も練習し、自分の中で比較的自然に二重にできるようになったと感じてからは、高校にもアイプチをして行くようになった。
今思うときっとバレバレの二重だっただろうし、突然激重一重だったわたしが二重(変わらず激重ではあった)になったのは違和感満載だっただろうが、やはり触れにくかったのだろうか、周りからはあまり触れられなかった。
コソコソ噂をされるのも恥ずかしかったので、仲良しの友人たちには「アイプチデビューしたんだ!!」と明るく伝えていた。
友人たちは「可愛くなったじゃん!」と褒めてくれた。
毎朝、今までよりも30分早く起きて二重を作った。
寝坊しても遅刻しそうな時も、遅刻をしてでも二重を作って学校に行った。
授業中、寝たら半目になることが分かっていたので、死にものぐるいで寝ないように耐えた。
夏の体育のプールは1番の悩みだった。最初から最後までゴーグルで目を全力でカバー。授業が終わると1番に着替えて鏡とポーチを持って女子トイレに直行。個室で二重を整えた。
いかに自然で綺麗な二重を作るか、日々研究を重ねながら技術を上達させ、わたしは大学に入学した。この頃には百均のアイテープ+アイプチという自分の中での最強の組み合わせを確立させていた。
大学の同じ学部には元々の知り合いはおらず、一重のわたしを知っている人は一人もいなかった。
「わたしは二重」そうみんなに思われていたくて、友人や彼氏の前でも絶対に一重の姿は見せないようにした。
お泊まりのときは、寝る直前までアイテープを取らず、電気を消してからそっとテープを取っていたし、朝はアラームをかけて誰よりも早く起きてトイレでこっそり二重を作って布団に戻って二度寝していた。
わたしは医療系の学部に通っていたため、病院での実習があった。そこで入院患者さんを見た時に、ふと、「わたしがもし入院することになったら、わたしは病室でも毎日看護師さんたちが来る前に二重を作るのだろうか……」と考えた。
ニュースで避難所の様子が映っていた時に、「突然地震が来て、避難所にアイテープを持っていけなかったらどうしよう……一重のわたしなんて絶対に誰にも見られたくない」と漠然と不安になった。
大学4年の頃、久しぶりに中学時代一緒に一重のことで悩んだAちゃんに会った。
Aちゃんは自ら、「あの時散々悩んでたけど、結局埋没で二重にしちゃったー!すごく楽になったからやってよかったと思う」と笑顔で話してくれた。
まだ想像はつかないけれど、社会人になったらきっと忙しくなるだろうし、整形するなら今なのかな……。
わたしはその後、すぐに某美容整形外科でカウンセリングを予約し、そのままの勢いで埋没術を受けた。必死にアルバイトをして稼いだお金と引き換えに、10年近くコンプレックスを抱いていた一重まぶたとおさらばし、憧れの二重まぶたを手に入れた。
埋没をしてから数年たったが、わたしの激重まぶたは案外きちんともってくれており、今もわたしは二重である。寝坊しても、二重をつくらずにそのまま家を出れる。お泊まりをしても、人より早く起きて二重を作らなくてもいい。
こんな長文を書くくらい悩まされていたので、本当に本当に施術を受けてよかったと心から思っている。
人生で1番してよかった買い物だと自信を持って言える。
二重になったわけだが、他のパーツが人より優れているわけではないので、残念ながらわたしの顔は決して可愛くはないと思う。しかし、二重を手に入れたことで、日々の楽さ、そしてコンプレックスだった目への自信が少しついて、以前よりは自分の顔をマシかな、と思えるようになった。
世の中、美人!可愛い!とされる人は大抵二重だ。モデルや俳優さんも多くは二重まぶただ。
もちろん一重でとても素敵な人もいる。
しかし、なんというか、二重が正義というか、二重の方がやはり良しとされている雰囲気、一般論?はあるように思う。
わたしにもし一重の子どもが産まれても、別に整形を勧めるつもりはないし、整形したいと言うのであれば、自分の稼いだお金で勝手にやればいいと伝えるだろう。
「ありのままのあなたが素敵」なんてよく言われているかもしれないが、わたしはありのままの自分が大嫌いだったし、別にありのままでいる必要はないと思う。ありのままの自分が好きな人はありのままでいればいい。どちらも間違ってないと思う。
このブログは別に一重を否定する訳でもないし、二重にすることを助長する訳でもない。
ただ、一重だったわたしがずっとコンプレックスを抱えていて自分の顔が好きになれなかったことを思い出して、ふと書いてみたくなっただけの散文である。
一重の人も、二重の人も、自分がなりたい自分でいられたらいいと思う。
特にまとまりはないが、書くこともなくなったので終わろうと思う。
文中に書いた二重になる方法は、無知なわたしがやっていただけであり、皮膚のことを考えるとマネしてほしくないものもあるので、ご注意を。
ここまで読んでくださった方がいらっしゃれば、ありがとうございました。
周囲に整形バレするリスクはあったが一生アイプチと添い遂げる胆力も自分には無かった
保証期間(5年)は過ぎたものの、加齢でまぶたがくぼんだのか最低限の二重幅は今も残っている
手足ワキうなじの毛を抹殺したことで他人の視線に恐怖することが減った
家庭用脱毛器は使用を怠ると速攻で生えてくるので飽き性ウーマンにはおすすめできない
教室に通う系。要領がいい女と不器用な自分の対比がつらくなりすぐ辞めた
当然覚えたスキルもすぐに忘れていくが「なんか色々やったなあ」という記憶は残るので
定期的に新しいことに挑戦してみるのは精神衛生上いい気がする
正直飽きているが辛うじて週1回くらいは起動するようにしている
安くも高くもないお気に入りのドリップコーヒーやティーバッグを買い溜めている
従姉妹の第一子は女の子で、最近会っていなかったがもう4歳になっていた。私のことはもちろん忘れていたが、人見知りもせず、私にあれこれと話しかけてくれる可愛い子だった。
彼女が私の膝に頭を預けて寝転んだ時、彼女の顔を逆さまから見下ろした。目元にのりが貼ってあった。アイプチ、とピンと来た。
従姉妹には美人で賢い母親がいた。若い頃は大きな会社で働いていて、美人で仕事ができると有名だったそうだ。従姉妹自身は自分は父親似だと言い張っていた。確かに、上品な美人の彼女の母親に比べると、従姉妹はやや派手な、気の強そうな印象をしていた。彼女の父親がそういう雰囲気だった。でも、全体の顔の作りや体つきなどは母親似で、従姉妹ももちろん美人だった。従姉妹の夫は逞しいラガーマンで、男らしい容姿の人だった。一重の目元も涼しく、張った顎もワイルドでよくモテた。ただ、従姉妹は妊娠中から、「お腹の子が女の子で父親似なら、早くからアイプチして二重にする。それでもダメなら整形させる」と公言していた。そして、従姉妹の娘は父親似だった。
従姉妹は本当に、4歳の娘にアイプチさせていた。娘本人は特に気にする風でもないが、こちらから見ると異様な光景だと思った。従姉妹の胸に抱かれている第二子は男の子で、新生児なのでどんな顔なのかは分からなかったが、どちらに似ても従姉妹的には問題ないんだろうな、男の子だもんな、と思った。
従姉妹は母親を敬愛していて、反面とても憎んでいた。従姉妹は明らかに美人で聡明だったが、彼女の母親が「何もできない」「器量も良くない」と言い続けたせいで、勉強する気力も夢を見る力も奪われているように見えた。一人っ子の彼女は私を姉のように慕ってくれていて、よく母親の愚痴をこぼしていた。その反面、大学の進学、就職、結婚などは母親にのみ相談していてセカンドオピニオンは受けない主義だった。彼女は結果、近所の彼女の学力からするとやや物足りない高校に行き、短大に進み、ほどなく10歳上の今の夫と結婚した。そしてその合間によく浮気していた。そういう話だけ、私にしてくれた。
私からすると可愛らしい従姉妹の娘が、従姉妹のように美しい母親に対して愛憎入り乱れながら結局母親の思い通りに生きるようになったら、なんだかやりきれないな、と思った。私がお土産に持っていったプリンセスの髪留めを従姉妹の娘は気に入ったようだが、従姉妹は「ピンクのプリンセスって顔じゃないでしょ」と笑っていた。
友達に誘われて興味本位で行ったところどハマりし、今では毎週末コンカフェに通っている。
推しの女の子はなんでこんなところでバイトしてるんだろうと言うぐらいには可愛いし、話していてとても楽しい。少々馴れ馴れしい面もあるがズケズケ言われるのは嫌いじゃない。毎回推しのおかげで幸せな気持ちになれるが、どうしても苦手な時間がある。チェキ撮影だ。
私が通う店はドリンクシステムがないので(これだけでかなり店舗が絞られるが)推しにバックが入るのはグッズとチェキのみ、グッズは常時買える訳ではないのでチェキを入れなければ推しの客にすらなれない。
しかしこのチェキ撮影がどうも苦手だ。ポーズの案もとっくに尽きているし、何より可愛い推しの隣にブスで平坦な私の顔がのペーっと存在しているのが悲しくなる。いつもチェキを撮るまでは楽しく会話しているのに、いざ撮影の時は顎引いて目を見開いて…と必死になってしまうのが悲しい。それだけ頑張っても結局ブスな顔しか残らないのも悲しい。推しはそれでも「今日盛れてるね」とか色々言ってくれるのだが、どこがどう盛れているのかさっぱり分からない。ブスは何やってもブスだ。それでも悪あがきしたくてカラコン入れてアイプチして…と厚化粧で出向くものだから帰る頃には瞼が疲れて重たい。決して安くはないチェキだが自分を見たくないのでほとんど見返すことはない。
先日推しが休暇を取った。しばらくコンカフェに通う必要がなくなった私は、思い立って埋没をした。とにかく目の縦幅が欲しかったので美容外科医に言われるがまま、末広の二重にした。コロナのおかげで在宅勤務、カメラ会議もないし先日異動したばかりなので職場の人達は私の顔を知らない、まさに絶好のチャンスだった。手術自体はマジで後悔するレベルで痛かったし、痛みの割にこれだけ?と言いたくなるような目の広がり具合であった。自然な仕上がりを希望したので当たり前と言えばそうなのだが。
手術から1週間、ダウンタイムも落ち着いて目の腫れも引いてきた頃(瞼が分厚すぎるのでそれでも腫れてるように見えるのだが)推しの休暇が終わったので早速コンカフェへ向かった。
久しぶり〜と挨拶をした私に、推しは早速「メイク変えた?」と聞いた。客のことをよく見ているなあと感心した。私は少し緊張しながら「メイクも変えたけど、顔も変えたよ」と返した。埋没したことを伝えたのは母以外では初めてだった。「いつの間に!?」「あなたがお休みしてた間に」何て言われるだろうか、と不安だったが、返ってきたのは「私も〜!!」というまさかの言葉だった。埋没ではないが別の手術をしたらしい。目の手術超痛いよね!と整形手術トークでひとしきり盛り上がった後、じゃあ今日のチェキ盛れるんじゃないなんて言いながら撮影をした。出来上がったチェキは今までで1番盛れていた。アイプチと何が違うのか、兎にも角にも目が大きく、はっきりした顔立ちになっていた。今までのチェキは必死で見開いていた目のせいでとても怖い顔になっていたのに、今は自然な笑顔でチェキを撮ることができる。それが楽しくて仕方ない。結局その日と次の日で1万円分ぐらいチェキを撮った。こんなにも晴々しい気持ちでコンカフェを後にするのは初めてだった。久々に、撮ったチェキを見返した。冷静になって見ると顔が推しの1.5倍はあるし、鼻は低いし、前髪はハゲてる。でも、今まで推しの半分くらいしかなかった目は推しの0.8倍ぐらいある。それだけでかなり自信がついた。今後他の場所を整形するかは分からない。埋没だっていつかは取れるし、維持費を考えるとそんなにあれこれいじっていられない。私はまだまだブスだ。でも、一重のブスが二重のブスになっただけでこれだけ人生が楽しい。埋没して良かった。そう思えたのだから成功だったんだろう。早くチェキ撮りに行きたいな。チェキのポーズの案ください。
おまえに毎日毎日「ブス」「ブサイク」「死ねよ」などと言われるたびに姉は傷ついています。じゃれるように軽く殴られたり蹴られたらするたびに嫌な気分になります。おまえに傷つけられると姉の自尊心がズタズタになるので必死に苦笑いして隠しているがそれも多分バレているんだろうな。おまえは姉であるわたしよりずっと可愛い顔をしているし、わたしの苦手だった科目が得意だし、音楽や芸術的なセンスがあるし、わたしよりも価値のある人間だね。羨ましい限りです。妬ましいです。おまえは両親に似てぱっちりの二重瞼に上を向いた睫毛をしていて、小さな歯が綺麗に口の中に収まっていますね。腫れぼったい一重にガタガタの歯並びで下唇が前に出ているわたしとは大違いだ。おまえは歯の形が整っていたから安価なマウスピースでの矯正をしてもらえたけれどわたしは出来ませんでしたね。どうして醜いわたしだけが百万円もかかる矯正を自費でやらなくちゃいけないのか、それがとても悔しいです。顔が小さくてかわいいおまえは親の金でやってもらえるのに、たまたま歯のサイズがガタガタだったブスのわたしは自分で稼がなくちゃならない。二重瞼に憧れたわたしがアイプチをすると、おまえは「似合わない」「キモい」と言いましたね。心底傷つきます。おまえに馬鹿にされるのがおそろしくて、化粧やおしゃれをするのに未だに気後れします。
おまえはわたしにとっていちばん気が合う親友でもあります。漫画やアニメの感想を言い合えば絶対に分かり合えるし、同人をやるときもカップリングで揉めたことなど一度もありませんね。言葉にせずとも言いたいことが伝わるし、打ち合わせなしに同じセリフを言ったり歌ったりできるような友達はおまえのほかにいません。わたしはおまえの感性を世界でいちばん信頼しています。おまえはわたしのことを滅多に褒めませんが、唯一わたしの絵だけは上手いと言ってくれますね。勿論わたしなんぞより上手い人はたくさんいますが、わたしはそれがとても嬉しい。おまえのおかげで絵を描き続けていられるのです。
数年に一度わたしがブチ切れて我を失い金切り声でありとあらゆる罵詈雑言を吐くとき、わたしは「おまえなんか生まれてこなければよかったのに」と言いますね。それはわたしが自分自身に対してそう思っているからです。確かにおまえが生まれなければ、おまえにかかったお金はぜんぶわたしに使われたはずで、わたしはもっと良い待遇を受けられたはずです。だけど、それよりもおまえにわたしの分も投資した方がずっと将来のためになるような気がします。こんな姉の妹として生まれたことに心底同情します。わたしはおまえのことを一生妬むと思います。けれど、おまえが妹であることがとても幸運だとも思います。これからもよろしく。