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2021-05-24

種村有菜に時空異邦人KYOKOを連載してほしい

藤井みほな先生GALS!の続編を今連載してて、ファンレターに他の過去漫画の続きを描いてほしいというリクエストがあったらしく「検討してみるね」と優しいことをおっしゃっていたのだが

それをみて種村有菜にKYOKOの漫画をまた描いてほしいって訴えたらKYOKOをまた描いてもらえるのかなって想像した

時空異邦人KYOKOの連載が短期で終わった理由複数あるが、

そのうちの一つがジャンヌファンたちがKYOKOの連載中に手紙で「あん主人公は嫌だ。またまろんちゃんみたいな主人公の話を描いて」と主人公バッシングしまくったこ

ふざけんなよ

同じ性格主人公ばっかり描いてるような、芸のないワンパターン漫画家なんかそれはそれで嫌だろ

種村有菜にKYOKOバッシング手紙を送ったまろんファンども一生許さないからな

種村有菜があのとき自由に時空異邦人KYOKO連載してたらふしぎ遊戯レベルの名作がりぼんに生まれてたんだからなマジふざけんなよ

というわけで、自分はずっと種村有菜本来描きたかった形で描いた時空異邦人KYOKOが読みたくてしょうがないのである

種村有菜同人誌ではまたいつかKYOKOを描きたいって描いてたし、ファンレター要望出したらKYOKO描いてくれないか

2021-05-06

社会復帰したくねえ

引きこもりニート歴が半年を超え、いよいよ貯金も底を尽きそうだし、ヲタ活にも支障が出てきているし、いい加減働いて金を得なければ、とは思う。

思うんだけど、働きたくねえんだよな〜。

以前から自分の経歴はゴミのようだと思っていて、ゴミのようって言うかむしろゴミのものなんだけど、その残念な経歴にニート歴も加わって、輪をかけてゴミ化しているなぁと。身バレしたくないのでゴミ以下の経歴の詳細は伏せるけど、私の履歴書には大学中退とかアルバイトとかそういう記載があり、資格欄は驚きの白さを誇る。

しか発達障害者である今日も財布を持たずに買い物へ行ってしまった。このやらかし何回目?せめてレジへ行く前に気付いて?

自分自分に引くくらい不注意で忘れっぽくて、対策の一環としてストラテラを服用してはいるが、本当に効いているのか疑わしいレベルで何かしらやらかすことが多すぎる。

ちなみに薬の飲み忘れはほぼない。飲むべき時間になると、スマホに"薬を飲め"って通知が来るようにしてるからな!飲んだらチェックを入れるので、そこは抜かりない。

日常生活は抜かりだらけだけど。

話が逸れた。

とにかく、学歴職歴もぐちゃぐちゃで、頭も欠陥品で、性格もこの通りな私は、自分に自信が持てないまま、やってみたい仕事いまいちまらないまま、ふんわりぼんやりとした感じでハロワへ通い就活をしている。

なるべく苦しまないよう働きたいので、企業には私が発達障害者であることを伝えた上で応募していいかを尋ねてもらい、オーケーが出たら書類選考へ進める。もしくは履歴書持参で面接

電話でお伺いを立てた時点で断られると、応募すらさせてもらえないことに腹が立つものの、こんなクソゴミ履歴書なんて見るだけ時間無駄だよなぁ、とも思う。

逆にハナから駄目だろうと踏んでいた求人で応募して良いよと言われると、なんで?!こんなゴミ以下でも一応目を通すかってなるくらい人手が足りてないんですか?!と疑問が湧く。

そう、めんどくさいんだ。私がめんどくさいやつなんだ。

結局のところ、私なんぞに目をかける企業って…と思ってしまうのが良くない。それが働きたくなさに繋がっている。

自分に何か価値をと思ってニート中に資格を取ろうとしたけど、すぐ飽きて続かなかった。


はあ、これからどうやって生きていこう…どこに折り合いをつければ働けるかな…働きたくねー…………

2021-03-22

知らぬか

五、天気輪てんきりんの柱

 牧場のうしろはゆるい丘になって、その黒い平らな頂上は、北の大熊星おおぐまぼしの下に、ぼんやりふだんよりも低く連って見えました。

 ジョバンニは、もう露の降りかかった小さな林のこみちを、どんどんのぼって行きました。まっくらな草や、いろいろな形に見えるやぶのしげみの間を、その小さなみちが、一すじ白く星あかりに照らしだされてあったのです。草の中には、ぴかぴか青びかりを出す小さな虫もいて、ある葉は青くすかし出され、ジョバンニは、さっきみんなの持って行った烏瓜からすうりのあかりのようだとも思いました。

 そのまっ黒な、松や楢ならの林を越こえると、俄にわかにがらんと空がひらけて、天あまの川がわがしらしらと南から北へ亘わたっているのが見え、また頂いただきの、天気輪の柱も見わけられたのでした。つりがねそうか野ぎくかの花が、そこらいちめんに、夢ゆめの中からでも薫かおりだしたというように咲き、鳥が一疋ぴき、丘の上を鳴き続けながら通って行きました。

 ジョバンニは、頂の天気輪の柱の下に来て、どかどかするからだを、つめたい草に投げました。

 町の灯は、暗やみの中をまるで海の底のお宮のけしきのようにともり、子供らの歌う声や口笛、きれぎれの叫さけび声もかすかに聞えて来るのでした。風が遠くで鳴り、丘の草もしずかにそよぎ、ジョバンニの汗あせでぬれシャツもつめたく冷されました。ジョバンニは町のはずれから遠く黒くひろがった野原を見わたしました。

 そこから汽車の音が聞えてきました。その小さな列車の窓は一列小さく赤く見え、その中にはたくさんの旅人が、苹果りんごを剥むいたり、わらったり、いろいろな風にしていると考えますと、ジョバンニは、もう何とも云えずかなしくなって、また眼をそらに挙げました。

 あああの白いそらの帯がみんな星だというぞ。

 ところがいくら見ていても、そのそらはひる先生の云ったような、がらんとした冷いとこだとは思われませんでした。それどころでなく、見れば見るほど、そこは小さな林や牧場やらある野原のように考えられて仕方なかったのです。そしてジョバンニは青い琴ことの星が、三つにも四つにもなって、ちらちら瞬またたき、脚が何べんも出たり引っ込こんだりして、とうとう蕈きのこのように長く延びるのを見ました。またすぐ眼の下のまちまでがやっぱりぼんやりしたたくさんの星の集りか一つの大きなけむりかのように見えるように思いました。

六、銀河ステーション

 そしてジョバンニはすぐうしろの天気輪の柱がいつかぼんやりした三角標の形になって、しばらく蛍ほたるのように、ぺかぺか消えたりともったりしているのを見ました。それはだんだんはっきりして、とうとうりんとうごかないようになり、濃こい鋼青こうせいのそらの野原にたちました。いま新らしく灼やいたばかりの青い鋼はがねの板のような、そらの野原に、まっすぐにすきっと立ったのです。

 するとどこかで、ふしぎな声が、銀河ステーション銀河ステーションと云いう声がしたと思うといきなり眼の前が、ぱっと明るくなって、まるで億万の蛍烏賊ほたるいかの火を一ぺんに化石させて、そら中に沈しずめたという工合ぐあい、またダイアモンド会社で、ねだんがやすくならないために、わざと穫とれないふりをして、かくして置いた金剛こんごうせきを、誰たれかがいきなりひっくりかえして、ばら撒まいたという風に、眼の前がさあっと明るくなって、ジョバンニは、思わず何べんも眼を擦こすってしまいました。

 気がついてみると、さっきから、ごとごとごとごと、ジョバンニの乗っている小さな列車が走りつづけていたのでした。ほんとうにジョバンニは、夜の軽便鉄道の、小さな黄いろの電燈のならんだ車室に、窓から外を見ながら座すわっていたのです。車室の中は、青い天蚕絨びろうどを張った腰掛こしかけが、まるでがら明きで、向うの鼠ねずみいろのワニスを塗った壁かべには、真鍮しんちゅうの大きなぼたんが二つ光っているのでした。

 すぐ前の席に、ぬれたようにまっ黒な上着を着た、せいの高い子供が、窓から頭を出して外を見ているのに気が付きました。そしてそのこどもの肩かたのあたりが、どうも見たことのあるような気がして、そう思うと、もうどうしても誰だかわかりたくて、たまらなくなりました。いきなりこっちも窓から顔を出そうとしたとき、俄かにの子供が頭を引っ込めて、こっちを見ました。

 それはカムパネルラだったのです。

 ジョバンニが、カムパネルラ、きみは前からここに居たのと云おうと思ったときカムパネルラ

「みんなはねずいぶん走ったけれども遅おくれてしまったよ。ザネリもね、ずいぶん走ったけれども追いつかなかった。」と云いました。

 ジョバンニは、(そうだ、ぼくたちはいま、いっしょにさそって出掛けたのだ。)とおもいながら、

「どこかで待っていようか」と云いました。するとカムパネルラ

「ザネリはもう帰ったよ。お父さんが迎むかいにきたんだ。」

 カムパネルラは、なぜかそう云いながら、少し顔いろが青ざめて、どこか苦しいというふうでした。するとジョバンニも、なんだかどこかに、何か忘れたものがあるというような、おかし気持ちがしてだまってしまいました。

 ところがカムパネルラは、窓から外をのぞきながら、もうすっかり元気が直って、勢いきおいよく云いました。

「ああしまった。ぼく、水筒すいとうを忘れてきた。スケッチ帳も忘れてきた。けれど構わない。もうじき白鳥停車場から。ぼく、白鳥を見るなら、ほんとうにすきだ。川の遠くを飛んでいたって、ぼくはきっと見える。」そして、カムパネルラは、円い板のようになった地図を、しきりにぐるぐるまわして見ていました。まったくその中に、白くあらわされた天の川の左の岸に沿って一条鉄道線路が、南へ南へとたどって行くのでした。そしてその地図の立派なことは、夜のようにまっ黒な盤ばんの上に、一一の停車場三角標さんかくひょう、泉水や森が、青や橙だいだいや緑や、うつくしい光でちりばめられてありました。ジョバンニはなんだかその地図をどこかで見たようにおもいました。

「この地図はどこで買ったの。黒曜石でできてるねえ。」

 ジョバンニが云いました。

銀河ステーションで、もらったんだ。君もらわなかったの。」

「ああ、ぼく銀河ステーションを通ったろうか。いまぼくたちの居るとこ、ここだろう。」

 ジョバンニは、白鳥と書いてある停車場のしるしの、すぐ北を指さしました。

「そうだ。おや、あの河原かわらは月夜だろうか。」

 そっちを見ますと、青白く光る銀河の岸に、銀いろの空のすすきが、もうまるでいちめん、風にさらさらさらさら、ゆられてうごいて、波を立てているのでした。

「月夜でないよ。銀河から光るんだよ。」ジョバンニは云いながら、まるではね上りいくらい愉快ゆかいになって、足をこつこつ鳴らし、窓から顔を出して、高く高く星めぐりの口笛くちぶえを吹ふきながら一生けん命延びあがって、その天の川の水を、見きわめようとしましたが、はじめはどうしてもそれが、はっきりしませんでした。けれどもだんだん気をつけて見ると、そのきれいな水は、ガラスよりも水素よりもすきとおって、ときどき眼めの加減か、ちらちら紫むらさきいろのこまかな波をたてたり、虹にじのようにぎらっと光ったりしながら、声もなくどんどん流れて行き、野原にはあっちにもこっちにも、燐光りんこうの三角標が、うつくしく立っていたのです。遠いものは小さく、近いものは大きく、遠いものは橙や黄いろではっきりし、近いものは青白く少しかすんで、或あるいは三角形、或いは四辺形、あるいは電いなずまや鎖くさりの形、さまざまにならんで、野原いっぱい光っているのでした。ジョバンニは、まるでどきどきして、頭をやけに振ふりました。するとほんとうに、そのきれいな野原中の青や橙や、いろいろかがやく三角標も、てんでに息をつくように、ちらちらゆれたり顫ふるえたりしました。

「ぼくはもう、すっかり天の野原に来た。」ジョバンニは云いました。

「それにこの汽車石炭をたいていないねえ。」ジョバンニが左手をつき出して窓から前の方を見ながら云いました。

アルコール電気だろう。」カムパネルラが云いました。

 ごとごとごとごと、その小さなきれいな汽車は、そらのすすきの風にひるがえる中を、天の川の水や、三角点の青じろい微光びこうの中を、どこまでもどこまでもと、走って行くのでした。

「ああ、りんどうの花が咲いている。もうすっかり秋だねえ。」カムパネルラが、窓の外を指さして云いました。

 線路のへりになったみじかい芝草しばくさの中に、月長石ででも刻きざまれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。

「ぼく、飛び下りて、あいつをとって、また飛び乗ってみせようか。」ジョバンニは胸を躍おどらせて云いました。

「もうだめだ。あんなにうしろへ行ってしまたから。」

 カムパネルラが、そう云ってしまうかしまわないうち、次のりんどうの花が、いっぱいに光って過ぎて行きました。

 と思ったら、もう次からから、たくさんのきいろな底をもったりんどうの花のコップが、湧わくように、雨のように、眼の前を通り、三角標の列は、けむるように燃えるように、いよいよ光って立ったのです。

2021-03-11

さよなら賢人

1年近く前に腐れ縁と交友を絶った。

中学校同級生で、高校は向こうが私立の附属高、私は地元公立校に入った。

たまに飯を食ったり酒を飲んだり(今は厳しいからできないが)しながらグダグダと近況を話し合った。

そういえば一度一緒に花火をみた記憶もある。

大学は私がFラン私立文系彼女理系夜間部選択し、昼間はSE・夜は学生をしていて、時給が良いからと夜のビルメンバイトぼんやりしながらやってる自分よりタフだなあと思った。

私は就活が面倒で、バイト先の上司に「ここって就職させてくれるの?」と聞いたら、女性人手不足からとホイホイとバイトから正社員になった。

一方彼女は、大学院に行っていた。院は夜間部学生でも入学できて、そこで昼間部生になって卒業できると。

「これを学歴ロンダリングと呼ぶんだよ」

苦笑いして話していたが、SE夜間部二足の草鞋だけで凄いので、苦笑いでなく誇っていいんじゃないか?と思った。

その後お互い仕事勉強が忙しく交流が途切れ、数年経ち、私が結婚報告と地方への転居のメールを送ると「今、イギリス留学しているよ」と返事が来た。読んでみると、どうやら彼女も院を卒業するのを機に結婚をし、夫が留学をするので自分も学ぼうと思ったと。そのやりとりの中で互いのツイッターアカウントも教えあった。

まだまだ学を極めるのかい英語できるんかい、と、木造アパート秋刀魚の塩焼きがごちそうでsorry japanese onlyの私(夫婦)から随分違った世界に行ってしまったもんだな…と感じた。

彼女帰国したあたりで私は妊娠出産をし、目をぐるぐる回しながらワンオペ育児をこなした。その間彼女技術界隈では有名な企業仕事をして、コツコツと業績を積んでいた。

の子小学生になる直前に、彼女も子を授かり、1年間の育児休暇の間に保育所選びに奔走や、職場復帰のための断乳、体力作りなどをしていた。私はやっぱりぼんやりしながらアパート秋刀魚を焼いていた。

さすがに子どもが大きくなったからと、私たちは数年後に口利きで手頃な借家引っ越したけれど、彼女は住んでいる自治体の子供への福祉のなってなさと、両親のヘルプをより近い場所で受けたいからと、分譲マンションを売却し、それを頭金に実家に近いマンションに移り住んだ。

ツイッター彼女自作ルッコラモッツァレラチーズプチトマトバジルソースサラダとかの写真を見ながら、いいもの食べてるなあ、と思いながら小松菜ちりめんじゃこ煮びたしを食べていた。

彼女企業で確実に出世していって、私は徹頭徹尾ぼんやりしながら何事もこなしているうちに中年のおばさんになっただけだ。

から私と彼女距離がどんどん離れていくことに寂しさはない。

私は10万円のジャケットは買えないし、寝巻きに2万円は使えないし、10万円するジャケットを着て行く場所が思いつかない。PTA

うちの子公立は向かないから、中受のために受けさせるおすすめの塾は?と聞かれても、私の子は中受するほどの学力もない。

精神立場的な距離が離れて疎遠というか交流がなくなっても良かった。

だけれども昨年、緊急事態宣言が出る直前だろうか。

家族北海道旅行に行ったことと、その時の写真ツイートされていた。ちょうど、札幌での感染拡大が注目やニュースになっていた頃だ。

「お前何考えてんだよ?」とよっぽどリプライをつけたくなったが、いつもなら幾つかつくfavやRTが全くないのを見るに、これが皆の意思表示なのだと、私も何も触らなかった。

そして緊急事態宣言が出て、都会は大変だなあと思いつつじゃがりこを食べながらツイッターを眺めていたら

子どもストレス解消のためにファミレスに来ています

と、やはり写真付きで、目線はついていたが、マスク姿の彼女子どもが映っていた。

なんでこいつ、こうなったかなあ?

私より、頭、ずば抜けていいはずだよな?

だって絶対うちよりあるよなあ?

違う世界の住人になったと思った。

憧れはしないものの、尊敬に値する努力をする奴だった。

でもそれが、コロナ禍での行動によって、私の中で全て水泡に帰した。

彼女アカウントブロックして、スマホから電話番号メールアドレス、LINEアカウント、全て消した。

さよなら、賢人。

2021-03-07

ふつうのにっき

マジで何にもしなかった

辛うじて洗濯と洗い物だけはしたけどあとはほぼ外にも出てないし家にいても掃除もしてないし

ごろごろして動画見てたら終わってしまった

平日はわりかし食器片付けて簡単に部屋をきれいにしてから寝るってルーチンがあるんだけど

まったく予定のない休日だとそれさえしないでシンクに洗い物溜まったりする

なにしたっけなーそういえば月一の検査なので近所の診療所は行ったな

なんか機械が壊れたとかで混んでいて、じいさんがイライラして声を荒げていた

まあ気持ちはわかるけど嫌なものです

いつもあんなに人がいたことないから驚いた

あとはえーとセンコウガールを読んだな

あの手の漫画を買ってしまう流れはいつも同じで

広告で流れてくる漫画センセーショナルな場面だけの切り取りから飛んで

無料部分だけ読んでまあこんなかんじの話だねーと見当がついたら一応満足するんだけど

それが二回三回と繰り返し遭遇すると「あーこれ途中まで読んだなどんな話なんだっけ」って気になって

結局そんなに惹かれるあらすじでなくても記憶に引っ掛かるストレスから解放されるために課金して全部読んでしまうという

なんか不健康な感じの漫画の買い方をしてしまう…

広告経由でもたとえば「ヒメゴト」なんかは無料分読んでなにこれむちゃくちゃ面白いぞ…!!ってなった幸せ出会いだったんだけど


かいてるけどセンコウガールべつにつまらなくはなかった

なかったんだけどなんだろうな

ガールミーツガールが後半の肝になってくるんだけど

少女」の描き方がなんというのか言い方悪いけど男性作家的というのか……

うまい言い方が見つからないんだけど

文学であっても何であっても恐らくずっと昔から

作品なかに出てくる「少女」ってカテゴリはあって

でもそれは現実に生きて笑ったり苦しんだりしている10代の女の子の反映ではなく

他者欲望をどのように映し返すか/映し返してほしいかというバリエーションがあるだけの存在に見えることがある

純粋少女悪女もそう

サロメとかさ、あれ「輝くばかりに美しく残酷で幼い」存在表現したい、てやつじゃん

それはそれで美しいし好きなんだけどそれは書いた人の妄想を反射してるだけであって「人間」ではないよねーと思ってしま

なんだろうな、人間からその人の欲望に叶う部分だけを抜き出して固めて、作者の欲望妄想をよく反射するためだけに配置されてる感じ

ちょっといきがっていわゆる純文を読み始めた頃、作品なかに描かれる「少女」の人間ではなさ、現実人間との決定的な差異みたいなのをどう考えていいのかわからなかったよ

あれに比べればりぼんとかの主人公の方がまだしも「人間」なんだよな

いやセンコウガールの話だな

からこの作品女の子達はやはりそういう「人間」ではないものに私には見えてしまったと言う話

それぞれにトラウマがあり満たされない思いがありそれが分かりやすく描かれるんだけど

我ながらどうしてこう思ってしまうのかわからん

たとえばこの間読んだ「裸足で逃げる」とどう差を感じているんだろう


そういえば途中で主人公が他の子に肘鉄を食らってがくっと崩れ落ちる場面があったんだけど

そのときスカートが上がっておしりラインが見える描写がされててそれはちょっとびっくりしたんだよな

べつに描く必要のないおしりだったか

ねっちりした描写って訳でなく手癖みたいなものだったんだろうけど

なんだろなー有り体にいうとセーラー服女の子が怒ったり苦しんだりしてるところがみたい!というフェティシズムめいた欲望をなんとなく感じ取ってしまったのかもしれない

いや作者の人がそんなことを一切思っていなかったら申し訳ないが

そして思ってたとしてもそんなの作品を作る上でものすごくありふれたことなので悪いというわけではない

ただ私にとっては「人間」でなくフェティシズムを反射するための素材に見えてしまって気になった

ネガティブめには書いたがたとえば10代の頃とかに読んだらすごく好きだったかもしれない

人間のどうしょうもないことあれこれを削ぎ落として何かの純粋な塊みたいに描かれたもの子供の時にはすごく刺さるかもしれない

あと絵はすごくよくて表紙のキラキラした目とかすごくひきこまれ

2020-12-28

anond:20201228004605

なるほどね、理解しました!

日本漫画子供向けに書かれてるものが少ないからじゃないかな?

大人になって子供向けのコロコロボンボンりぼんとかちゃおを買い続ける人はなかなか少ないと思うよ

アメリカmarvelとかのコミックも購買層は成人男性だし

2020-12-19

anond:20201219083255

最後レーベルまたぎの話として少女漫画を本気で復興させたいならジャンプに頼み込んで鬼滅の刃スピンオフりぼんマーガレット少女漫画家に描かせるとかするのが手っ取り早いんだよな

今一番読まれている”少女マンガ”は『鬼滅の刃』 という意見は正しいのかもしれない。

小学館発行の少女漫画雑誌少女コミック」。現在は「Sho-Comi」という名前になったらしい。

トーマの心臓」や「風と木の詩」などが連載していた雑誌と言えばピンと来る人も多いかもしれない。

鬼滅の刃の大ヒットについてその「Sho-Comi」の編集長からこういう意見があった。

https://alu.jp/article/kOyx6lll8bfy1UsFImfL

ーー『鬼滅の刃』が、小学生から大人まで幅広い層から人気を得た理由が分かった気がします。

女の子からもすごく人気ですしね。きっと、今年一番読まれている少女マンガといえば『鬼滅の刃』ですし、部数やピュアな読者数で定義すればジャンプが一番の女性読者を抱えたマンガ誌かもしれません。

ーージャンプ少女マンガ…!

少女マンガって、恋愛マンガが多いと思われがちですが、本当はもっと広いんですよ。私は、女の子が読めば、どこで連載されていようとも「少女マンガ」だと思っています

女の子が読めば、どこで連載されていようとも「少女マンガ

この言葉に、とても驚いた。

間違ってはいないと思う。今現在最も少女の心を魅了し読まれている漫画が「少女漫画」で無くて一体何なのだろう。

驚いたのは、この言葉少女漫画雑誌編集長を務める人の口から出てきた事である。どんな想いだったのだろう。

週刊少年ジャンプで連載している漫画のどこが少女漫画だ?言ってみろ」と思う人も居るかもしれない。『鬼滅の刃』は、何故「少女漫画」と呼ばれるのか。

少年漫画雑誌を読む女性は古くから居た。女性ファンが多い古の少年漫画と言えば「キャプテン翼」や「聖闘士星矢」「キャッツアイ」等が有名かもしれない。

そのもっと昔、それこそ水島新司先生の「ドカベン」や手塚治虫先生の「バンパイヤ」の頃には少年漫画を好む熱心な女性読者が大勢居た。半世紀以上の歴史がある。

少年漫画を読んだ女性達は、「自分達もこういう漫画が描きたい」と少年漫画雑誌自分作品を持ち込んだ。あの高橋留美子先生もその一人だ。

「好きな漫画・描きたい漫画少年漫画だったから」以外にも男性向け漫画雑誌作品を持ち込む女性が多い理由は他にもある。

全ての雑誌がそうであるとは言わないけれど、最近少女漫画雑誌は「恋愛物」以外を描く事が許されない傾向にあるのだ。

現実での恋愛を題材にした作品以外、バトルやファンタジーの要素が強い作品は「そういうのは少女漫画雑誌ではちょっと…」と拒絶され追い出されてしまう。

それは少女漫画ではない、そういうのが描きたいなら少年誌なり青年誌なりに行けという事らしい。女性は、創作という界隈でも無言の圧力に縛られ、抑圧されている。

鬼滅の刃』の作者・吾峠呼世晴先生学生時代ジャンプで連載していた大人漫画銀魂」を読んでジャンプ自分作品を持ち込んだらしい。

吾峠先生性別は今のところ公表されていない。女性ではないかと噂されているが、公式には性別不詳の漫画家さんである

ジャンプに限らず少年漫画雑誌自分作品を持ち込む女性男性ペンネームを使う事が多い。

高橋留美子先生など一部例外も居るけれど、男性向けの雑誌で連載している女性漫画家の中で男性的・中性的でないペンネームを名乗る方は極少数派だと思う。

少年漫画雑誌という極めて男性社会的場所で、女性が「自分」を隠さずに堂々と振る舞う事は難しい。男性が多いコミュニティでは、女性排除される傾向にあるからだ。

これまでアニメ化まで至った人気少年漫画の作者の中には女性も多く居るが、男性名を名乗っているため「女性」とは認識されず殆ど男性漫画家の功績とされてきた。

鬼滅の刃』の連載が始まった当初、真っ先に「この漫画面白い!」と『鬼滅の刃』に食い付いたのは、当時のファンアートや感想を見るに女性読者だったらしい。

作品アニメ化してから社会現象に至るまで作品を盛り上げたのも女性ファンだった。1年ほど前から「鬼滅女子」がTVでも頻繁に取り上げられていた事をよく覚えている。

りぼん」や「マーガレット」などの少女漫画雑誌、「Seventeen(セブンティーン)」や「anan」など女性向け情報雑誌が『鬼滅の刃』とコラボレーション特集を行い大きく取り上げられた。

近年社会現象になった少年漫画は他にもあるけれど、『鬼滅の刃』の女性人気はその中でも最大であるらしい。老若を問わず女性の心を強く惹き付ける物が、あの作品にはあった。

鬼滅の刃』は勿論少年向けのバトル漫画としても読める作品である。全国の男児は『鬼滅の刃』に出てくるキャラ必殺技に今夢中になっているし、男児向けの玩具も売れに売れている。

あの作品が「少女漫画」と呼ばれる理由は、細やかな心理描写や丁寧に掘り下げられたキャラクターの人間関係少女漫画に馴れ親しんでいる女性達に違和感無く受け入れられた事が大きいだろう。

女性、主に少女を読者層に想定している雑誌編集長が、「週刊少年ジャンプ」に掲載されていた『鬼滅の刃』を日本で一番読まれている少女漫画と認めた。

これは「少女漫画は最早少女にさえ読まれなくなった」という事ではない。むしろその真逆と言ってもいいと思う。今現在日本で最も少女に愛される『鬼滅の刃』が「少年漫画」の世界で一番の人気がある。

女性存在を疎み排除する傾向にある少年漫画という界隈で、少女漫画作法で描かれた「少女漫画」が頂点を取っている。少女漫画の在り方が、今少しずつ変わり始めているのかもしれない。

anond:20201217153037

追記

でも俺が読んでるから風と木の詩」はおっさん漫画って言われたら嫌でしょ?

もし風と木の詩が今の鬼滅の刃くらい人気が出て、男性ファンが沢山付いて男性向けの商品が大量展開されるような事があれば…おっさん漫画と呼んでも良いかもしれない。

そういえば最近だと「名探偵コナン」なんかはある人気キャラが登場してからから多かった女性ファンが激増して女性向けの作品と言われる事が増えたんだとか。

この手の言説でいつも疑問なんだけど、少年漫画と違って少女漫画では男性作家男性名のまま連載して受け入れられてるの? ジャンル排他性をミソジニーだけに求めようとしすぎじゃない?

少女漫画開祖達が手塚治虫赤塚不二夫横山光輝等々偉大な先人の男性漫画家さんなのは有名な話だけど、少女漫画を描く男性というのが極めて稀なケースなので何とも言えない。

あだち充先生魔夜峰央先生少女漫画雑誌で連載したけれど…男性少女漫画を描くと線の太さや内容ですぐ性別が分かると聞いたけど実際の所はどうなのだろう。

立原あゆみ先生新谷かおる先生など、一見少女漫画意識している画風の人でも見る人が見ればすぐに男性が描いている絵だと分かるそうな…。

2020-12-13

毒親持ちの元親友が多分死んでる話

誰に話す気にもならないが、溜め込んでるよりは書き捨てたほうがまだしも供養になるかもしれない。

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そいつの親から鬼電かかったけど無視

非情と思われようと、もう関わり合いになりたくない。

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そいつは、もう何年も拒食症かなんかなのか、骨と皮だけのガリガリで、

死相が出てるというか、もう長くないだろうなって思ってた。

余りの痩せ方に周りが心配してなにか食べろと進めても、水の一滴すら口にしなかった。

ウチの親がそいつを指して「あれじゃきっとセイリも来てないと思うわ」

とか言うのにも、行き場のないモヤモヤゲスいんだよ。

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ウチの親は、そいつそいつ母親のことも嫌っているが、

しかし、私とそいつ小学校の間ずっとベッタリの親友だったのは、

私とそいつが似た者同士だったからだ。

小学校ではじめてそいつに会ったとき

同じグループの子からぽっちゃりからポチャみたいなニックネームで呼ばれていた。

でも、別にそんなに太ってたわけでもなかったように思う。

それより、真っ黒でまっすぐでツヤツヤの長い髪をしていて、

綺麗で羨ましくて、もうやめてと言われるまでしつこく触らせてもらったような記憶がある。

さらさらと指から髪が流れていく感触がどうしようもなく心を惹きつけて離さなかった。

私は、天パだったし髪を伸ばしたことがなかった。

小学校中学校も、ずっと短髪だった。髪が肩にかかったことは一度もない。

私の母親は「子供の髪は短いものなの」という絶対ルールを持っていて、

泣こうが喚こうが逃げようが、最後には床屋椅子に座らせられた。

今でも私は美容院キライだ。

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そいつも、小学校入学時にはロングヘアだったはずなのだが、

三年生になる前には短髪になっていた。

ツヤツヤ過ぎてリアル天使の輪ができていた、

日本人形みたいなキレイな髪だったので、

どうして切っちゃったのと惜しがって何度も聞いたけど、

そいつがなんて応えたかは覚えてない。

でも、そいつとつるんでいるあいだずっと、

小学校でも中学校でも、そいつはもうずっと同じ短さに髪を揃えていた。

私は、高校に入ってからはどうにか髪を伸ばすことが出来た。

親の意向無視することができるようになった。

高校卒業して、服も自分で選ぶようになった。

でもそいつは、大学の時も、成人式の時も、最後に会った時も、

小学校のころとまったく同じ、短い髪をしていた。

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髪型だけじゃなくて、そいつ成人式にもチェックのスーツみたいな服を着ていた。

周りじゅう華やかな振袖だらけのなかで。

誰も表立って虐めたり笑ったりはしなかったけど、

なんだか異様というかヒソヒソはしていた気がする。

今だったら、性の多様性ってことでスルーなんだろうけど、

でも、あれはそういうのじゃなかったと思う。

皆はそう思ったかもしれないけど。

私とそいつは、母親による女性性の抑圧、を受けていたんだと思う。

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そいつの親よりは私の親のほうがいくらかマシではあった。

そいつ母親に虐め殺されたも同然だけど、

私はまだ生きている。髪を伸ばし、好きな服を選ぶ。

ヒールと化粧は覚えなかったけれど、まあそれはいい。

私は成人式卒業式では着物を与えてもらえた。

私の母は矛盾した信条というか、娘の髪を結うことは一度たりともなかったが、

ピアノを習わせたり、フランス人形を買い与えたり、籐家具を与えたりした。

別にいらない、嫌だと言ったけど、母自身子供のころ欲しかったものなんだってさ。

あ、ピアノ祖母が孫娘に買いたいというから、じゃあ習わせようってことだったのかな。

まあ、ウチはその程度だったけど、

そいつの家、そいつの部屋に遊びに行ったとき

所謂女の子らしいものは何もなかったような気がするのだ。

ウチと違って、どこもかしこもさっぱりと片付いていた。

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そいつ母親は、いつ見てもそいつとまったく同じ短い髪型で、

GジャンにGパンという恰好だった気がする。バイクサッカー観戦と甲斐バンドだかが趣味だと言っていた。

私とそいつは、程々に外遊びなどもしたが、

ずっと机でイラストを描いてるようなオタク気質だった。

毎週少年ジャンプの話をしていたような気がする。

家にない本や図書館児童書以外の本を読むようになったのは、そいつが教えてくれたからだ。星新一とか筒井康隆とか。

私の母は、皮肉作風、ひねくれた作風が嫌だと言ったけど、本を取り上げたりはしなかった。

母の回りくどい意向を汲まないと、「あんたは可愛げがない、態度がかわいくない、子供は素直じゃなきゃ」とかは、よく言われたが。

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そいつとは小学校を挟んで家が反対方向だったので、

放課後は違う女の子と遊ぶことが多かった。

三姉妹末っ子の子や、地元パチ屋の子とよく遊んだ

そういう子は、少年ジャンプじゃなくて、りぼんなかよしを読んでいた。

ぬいぐるみをたくさんもっていて、男性アイドル流行りの歌の話をした。

の子たちは髪型しょっちゅう変えていて、かわいい髪飾りを持っていた。

悪気なく「あなたも髪を伸ばしたらかわいいのに」と言った。

遊びで私の髪を梳いて、結ってくれた。

の子たちのことが嫌いではなかったけれど、

ずっと一緒にいると、多分私は羨ましくて辛かった。

私と同じに、ずっと髪を短く切られていて、スカートを持っていないそいつと一緒にいるとラクだった。

母親に疑問や不満を抱かなくて済んだ。

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そいつは、成績も良く、イラストもかわいらしかった。中学からは疎遠になったので伝え聞きだが、

旧帝大に行ったらしい。マイナー学部だったらしいが。ググッたら、そいつホームページがまだ残っている。

今だったらピクシブやってたんだろうが、当時はあれが流行りだったものだ。

日記もあるが、悩みや病気内面に関することは何も書かれていない。

家族の仲良し面白エピソードが書かれている。

中学から疎遠になったし、高校は別だったので、その頃のことは知らないけど。

私もそいつも、大学進学で地元を出た。

それで一度偶然、帰省電車で会ったのだが。

後ろ姿を見た時、「ずいぶん髪のきれいなおばあさんがいるな・・・?」と思った。

小柄なのはアレだが、変に生気に乏しいとでもいうのか。

ファッションおかしかったんだと思う。

かぶかよれよれのメンズウインドブレーカーか何かを着ていて、

息子の服を頓着なく着ちゃう系のおばさんっぽかったのか。

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成人式スーツもそうだけど、ほんとにメンズの服しか持ってなかったのかな。

小柄だったけど、デブとかブスってことはなかったと思う。

縄文系というか、小動物系というか目がくりっと大きかった。

髪質も恵まれてるし、手入れすればそれなりに映えた容貌だったはずだ。

面食い自分毎日見ても不快ではなかった。

でも、そういえば、

そいつ母親は、私とそいつが並んでいるのを見て、

我が娘の不器量さを嘲笑ったっけな。

「お前は顔がでかいねえww」みたいな。

その時の、居心地の悪い気持ちはよく覚えている。

私の隣で、私の友人が、私をダシに、実の親に貶められている。

いや、地獄かよ。

しどろもどろになにかフォローをしたような気もする。

私のほうがずっと成績が悪いですし、とか。

いやそれフォローか?まあもう記憶が定かでもないけど。

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私の母親は、子供の頃は頑として私の髪を切り続け、

髪を伸ばしたいという私の希望却下され続け、

その経緯から、ずっと抑圧や自己否定が鬱陶しく付きまとっているが、

まあ、高校以降はほぼそういう行為は無かった。

進学も希望通り、金銭的にも十分にしてもらえた。

流行りの服を買うこともできたし、趣味私生活に口出しされることもなかった。

周囲の友人から学んで少しづつ、女性らしく装うことを覚えていった。

オタク気質生来のもので変わらなかったが、脱・喪女はそれなりに出来た。

そいつは多分、そうではなかった。

大学行って、一人暮らしはできていたのかもしれないが、

母親の束縛や支配内面化してしまってたのかもしれない。

心の中の母親が、そいつの髪を切り続けていたのかもしれない。

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昨今の性の多様化からすると、そいつ髪型服装趣味嗜好はそれほど奇異なものでもない。

肉体的に女性でも、精神的には男性だとか珍しい話でもない。

そいつ自発的に、自然に、ただ好きで、

髪を短くし、メンズの服を着て、ミリタリーバイクサッカーを愛していたなら、

それはそれで良かった。

そいつ母親は、そういう姿でピンピンしている。

でも、そいつは多分そうではなかった。

生来の女らしさを抑圧され、取り上げられ、

そしてそれが自分だと思い込まされていた。

母親が間違っていると気がついてはいけなかった。

コンフリクトがあって、それが体に出た。

病名は知らないが、拒食でなければああはならないって気もする。

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大学を出て、就職して、

そういえば携帯アドレスや番号の交換をいつしたのか記憶にないが、

就職先のイベント新聞か何かで見たと、そいつは私に会いにきた。

私としては、髪を切られ続け男子のような恰好をしていた時代記憶ごとまとめて、

そいつのことは思いだしたくない相手だった。

折角小奇麗になることを覚えたのだ。

陽キャグループに入ってしまえば、陰キャ時代の友人は格下であり、

根深陰キャコンプを刺激する見たくないモノになる。

仕事時間内は客としてもてなしたが、

プライベートで会いなおしたりはしなかった。

そいつ空気を読んだのか、

それても痩せこけてしまって遊びに繰り出す体力はなかったのか、節度を持って訪れ、帰ってくれた。

いや、水の一滴も口にできないんだから食事や飲みに誘われるはずもなかったのか。

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しかし、一度ならず数回ほどそいつイベントに客としてやってきた。

ヒマだったので話をしたが、内容はほぼ覚えていない。

ああ、人混みでぶつかられてコケて顔ぶつけて、総入れ歯になった話だけは、

インパクト強烈過ぎて覚えてるけど。ドン引きしたわ。

いや、その若さでそうはならんやろ・・・っていう。

転んで受け身をとれないことにしろ、骨密度しろ

もう回復不能分水嶺越えちゃってるな、もう死ぬんだろうな、と思ってしまった。

しかし、そんな話をそいつ世間話、笑い話のトーンで話した。ような気がする。

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私になにかを聞いて欲しくて訪れていたのかもしれないが、

私が迷惑そうにしていたから切り出せなかったのかもしれないし、

物知りで成績優秀者だったプライド邪魔をして切り出せなかったのかもしれないし、

同伴していた母親や、周りの人間が気になって突っ込んだ話ができなかったのかもしれない。

しかし、そいつ自分日記にさえ書けないことを人に相談できたかというと、できなかったかもな。

藁にも縋る思いだったかもしれないが、

疎遠になった旧交を温めに来るより、「毒になる親」系の本でも買ってみて

カウンセリングとか行けたら、生き残る道があったかもしれない。

というか、そいつ自分が病んでいる原因が母親だと疑ったことがあっただろうか?

気がつきたくないまま、気がつかないまま、体力が落ち、考える力もなくして死んだのだろうか。

いや、そういえば鬼電がかかってきたか訃報と決めつけているが、

フツーに峠を越して生きてるのかもしれないな。

もう、それを知りたいとも思わないのだが。

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既に超長文だけど、続きもあって御免。

https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/mental/1607548535/l50

2020-12-06

なかよし』の表紙がシャーマンキング

 一瞬、間違えて『りぼん』買ってきてしまったのかと思って焦りましたわ。ライバル出版社同士なのにスピンオフ漫画越境させるなんて、あるんだー。

 うちの娘がマンキンに興味などあるはずもなく、そもそもキャラには毛ほども興味ないお年頃なのであって、ハオ様トートバッグは未開封のまま、部屋の隅にぶん投げてあった。それ、おかあさんにくれないかな……?

 最近、鬼滅とか入間くんとか、子供に人気の漫画スピンオフが出ているらしい。その流れでマンキンとは? と疑問だがともかく、低年齢にスピンオフを注入するのは、二次創作カルチャーをいい感じに破壊するには有効なのではないかな、なんて思った。

 二次創作って法的にはさして問題にはならないみたいだけど、漫画読者やアニメ視聴者お金時間は確実に奪っているわけで、そういう意味では、充分公式の脅威になっているだろう。二次創作界隈に流れていくお金時間を、公式は是非とも塞き止めなければならない。

 同人作家合法的に潰す、あるいは吸収していくのが公式喫緊課題小説出版社がなろうなどの小説投稿サイトからどんどん新人を発掘しようとしているように、漫画だってそれをしなければならないのだ。

2020-12-02

anond:20201201184650

増田が耐えられる「田舎」って大阪名古屋福岡札幌辺りの「地方都市」が限界だと思うよ。

そこなら増田も「東京より田舎だな~」って思いつつもそこまで不便は感じなかったと思う。

地方転勤は地方転勤でもなんもないところに行ってしまったのは運がなかったね。

経緯見る限りぼんやり承諾しちゃった増田自業自得だけど。

2020-11-04

anond:20201103142227

なかよしりぼんと週ファミを買っているという小学生で、少女漫画雑誌CCさくら神風怪盗ジャンヌが終わったら買わなくなった。

週ファミかなんかで甘露樹の絵を見て「こんなかわいい女の子を描く人がいるんだ!」と思ったのが萌え絵との出会いで、強烈に覚えている。

絵は好きだけど買える年齢になっていなかったのでエロゲ広告イラストを切り取ったりして保管してた。

ゲームシスプリが発売されてからはのめり込んでプレイしてた。かわいい女の子とキャッキャしてるのが楽しかった。

ロリータ服とかゴスロリとかも見てるのが大好きなので、ヒラヒラでレース大増量!な服を着た髪の毛サラツヤお人形美少女が好きなんだけど、

その先にあるのはだいたい萌え絵なんだよね。

自分が思うカワイイを詰め込んだお姫様を描いてたら萌え絵作家になってた友人もいるし、かわいい女の子が好きな女性はまあいるよ。

乳袋シャツ股間に張り付くスカートなんかはそうはならんやろって笑ってみてる。ただエロゲ記号だと思うので、エロゲではないもの適用するのはどうかと思ってる。

2020-11-03

今更ながら漫画に詳しい姉と話せる機会があったので聞いてみました。

お姉さんに『崑崙の珠』と『ゴー!ゴー!ヘブン!』は好きか聞いてくれませんか……私は好きです。

返事が遅れて申し訳ありません、姉と久々に話せる機会があったので聞いてみました。

いきなり作品名を尋ねるのも変かな?と思って長池とも子先生山田圭子先生名前を聞いてみたところ、

すぐに『崑崙の珠』と『ゴー!ゴー!ヘブン!』という名前が姉の口から出てきてビックリしました!

姉は当時どちらの作品単行本を買っていたらしく、特に崑崙の珠」は大好きだったみたいです。

姉はホラー系の作品が好きでそこからプリンセスGOLDを愛読していたそうですが、他の少女漫画雑誌と違って自分以外に読んでる人があまり周囲に居なかったそうです。

プリンセスという少女漫画雑誌の更に派生雑誌なのでどうしても「りぼん」や「なかよし」と比べると読んでいる人が少ないのも仕方ないのかなあ、とも言っていました。

そこから少し今流行の「鬼滅の刃」や、秋田書店少女漫画で珍しくアニメ化した作品クジラの子らは砂上に歌う」など漫画の話で昔のように盛り上がる事が出来ました。

やっぱり幾つになっても漫画面白くて、漫画の話を誰かとするのは楽しいですね。また機会があれば、私も姉に昔の名作漫画を借りて読んでみたいです。

anond:20200811062007

2020-10-14

ハンチョウやっちまったな……」と思ったら大絶賛ではてなー失望

このパンケーキ回な。

https://comic-days.com/episode/13933686331707144923

まだ読んでない人は、フラット気持ちで1度読んでくれると嬉しい。

そしてはてなー感想がコレ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/comic-days.com/episode/13933686331707144923

正直このパンケーキ回、問題がある。と私は思った。

最もおおきな問題

パンケーキ女性らしさ」という部分だ。

かにこの話は全体を見れば「男だってパンケーキを食べてもいい」という話ではあるが、その根底にあるのは「パンケーキ女性らしさ」という価値観だ。

脳内会議にいる女性的な部分がパンケーキを欲しているというのがまさにその象徴だ。

せめてこれが「子供大槻」だとか「チャラ男大槻」であったのなら、私もわざわざ増田にかかずに100文字以内で収まる感想にしていた。

だが「りぼん大槻(♀)」では駄目だ。

アウトだ。

パンケーキ女性らしさを見出ししまっている。

これは差別的、アウト。

しかも、大槻以外がパンケーキを食べたがる理由さえ、女性的な部分として表現してしまっている。

駄目だこりゃ。

たとえば、これが「オレも……こういう若者っぽい文化に憧れてて」とか「オレは別にカロリーさえ高そうなら何でもいい気分だったんで」とかで来るなら……。

まさかの全員、「パンケーキ女性らしさ」で終わるとは……

折角キャラが3人もいるのに多様性皆無。

もしこの回が大槻の1人芝居に終始していれば、まあ大槻の脳内ではそういうことなんだろうな、で終わらせることも出来た。

しかし3人中3人が「パンケーキ女性らしさ」となってしまうと、作品のもの思想が「パンケーキ女性らしさ」である判断せざるを得ない。

ジェンダー的にアウトだ……。

パンケーキという食べ物はいくらでも属性を持ってる。

柔らかい・甘い・意外と腹持ちがいい・カロリー高そう・はちみつタップリ・デブが好きそう・映える・子供おやつ・家庭の味・あつあつ・コンビニのはモニョっとしてる・焦げ目がついてるのって最近少ない気がするよね

端的に「女子っぽい」とだけで表現して終わる食べ物じゃない。

これはもう男子女子の話を超えて、食べ物に対する感想における多様性否定だ。

本当に、この回は大槻一人でやるべきだった。

大槻一人であれば、どんなに価値観が偏っていても自分の中での会話似すぎないからセーフ。

最強伝説黒澤第2部冒頭とやってることは同じなのだからセーフ。

正直、ハンチョウにそういったものを求めていたわけではないが、それに対するはてなー感想にはガッカリした。

「甘くてかわいいお菓子からって女性的だなんて抜かすのはポリコレ的にアウトだ!」と叫んでるコメントブコメ過半数であって欲しかった。
いや、せめて、この話に対して「甘いお菓子を男が食べてもいいよね~~~」みたいなコメントが並ぶのは見たくなかった。
そういう言葉を口にするなら、そこから一歩進んで「いや待てよ。そもそも食い物に男らしさ女らしさ言い出してる時点でコイツら前時代的すぎんだろ。まあキャラがそういう価値観なのはいいが、漫画上の演出までそうなのは駄目じゃね?」と語ってほしかった!

2020-09-28

百合BLに30歳でハマる

小学2年生でりぼんデビューしてからずっと少女漫画を読んできた。

りぼんcookieコーラスcocohana、BELOVE、kissFEEL YOUNGエレガンスイブと、もうありとあらゆる少女漫画女性漫画(?)を読んできた。

やっぱり恋愛メインの作品が多くて、そのどれもが異性愛なんだよね。

10代〜20代前半の頃は自分主人公投影する楽しみがあった。脳内実写化。「潔く柔くカンナ役の私。もちろん美化200%。禄役は赤西仁。(現実実写化岡田将生だったけど私は赤西仁が好きだった)

で、歳を重ねるごとにそういう楽しみ方はできなくなってきて。さすがに「憧れの先輩と…」みたいな妄想自分ごとにはできなくなった。

そんな時に自分を介在させない楽しみ方ができるのが同性愛漫画でした。これ楽しいわー。

2020-09-24

anond:20200923225631

漫画読まん人」はあなただろう。

男性中心の文化圏女性中心の文化圏に分かれているのは間違いない。

りぼんちゃお男子の間で回し読みしていたか

実質的門前払い効果を持っていることは明らかだ。

幼少期の女子たちの中に女性文化圏形成する役割少女コミックは担っている。

anond:20200923144622

色んな雑誌電子書籍サイトから一人ずつ引き抜いてきて全人類向けとでも冠して雑誌を作った場合

絵柄がばらばらすぎて誰も雑誌わずコミックス派の人だらけになりそう

元々ジャンプ読んでた人はジャンプから引き抜かれた人の漫画しか読まない、りぼん読んでた人はりぼんから引き抜かれた人の漫画しか読まない、みたいな

2020-09-23

こいつらすぐBLは?と言うけど、

ジャンプと同年齢層向けの少女漫画誌、例えばりぼんBL載ったら袋叩きだろ…

それとも子供向け雑誌大人向けより高い倫理観が求められる、って話にまでケチつけんのかな

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