はてなキーワード: ものづくりとは
自分のブログに書くのもなんだかなぁという話題なので増田に書き殴ってみる。
ちなみにタイトルは半分以上吊りですということで一つ。
色々叩かれているソーシャルゲーム業界に1年半近く身を置いてきて、
個人的にはこんなに面白い業界は他に無いんじゃないかなと思っているので、
こんなところが凄いところだよという個人的な意見を書き綴ってみる。
ちなみに大前提として、中の人はソーシャルゲーム業界=Web業界の一つとして捉えており、ゲーム業界とは切り分けて考えている。
ソーシャルゲームはきちんと作ればちゃんと儲かる。個人的にはここが一番凄いところだし、良いところなのではないかと思っている。
今まで日本のWebサービスで、これほどまでにマネタイズに成功してきた例は無いのでは。
嫌儲主義の人もいるかもしれないけれども、ゲーム以外の新しいことに挑戦するためには失敗するだけのお金が必要だし、失敗できるだけの資金を調達する手段としては最適なのでは。
何より儲かることで、優秀なエンジニアに対して、その優秀さに見合っただけの賃金を出すのは普通だよねという風潮になっていったのが本当に素晴らしい。
優秀なエンジニアにはそれなりの対価を受け取るべきだと常々思ってはいたけれども、ソーシャルゲーム業界が出来る前は超大手のSIerのSEくらいしか、それを実現できる手段が無かったように感じる。
今まで人月単価で幾らと判断されていた時代では、どんなに良いものを作っても「残業しなければ意味がない」時代だったのが、ソーシャルゲーム業界の拡大により「生産性の高い仕事をした人が偉い」という風潮になっていったのを感じて、ああ良い時代になったなぁと。
今までのwebコンテンツで、ユーザーの方だけを見て作り、適切なマネタイズができるコンテンツって他に無かったのでは。
例えばそのコンテンツに対してお金を出すのが広告主であるクライアントで、実際に使うのが別のユーザーだとしたら、ユーザーのことをどんなに口では一番に考えていると言っていても、どうしてもクライアントの都合でユーザーに対して不誠実なことをしてしまうこともある。あなたの使っているその無料のサービスは、広告主の意向が反映されたものではないですか、とも。
ただ、ソーシャルゲームに関してはそれはなく、単にユーザーに対して価値を提供すれば、ユーザーからその価値に見合っただけの対価を払ってもらえるため、運営はユーザーのことだけを考えてものづくりを行っていけば良いため、そこが非常に健全なビジネスだなと。
もちろん、金儲けに走りすぎてユーザーのことを疎かにするゲームも存在はしているけれども、そういうゲームはここ1年でことごとく淘汰されていったし、この先その傾向は強くなる一方だとも思う。情弱ビジネスと揶揄されることも多いけれども、ユーザーだって馬鹿ではないのだから運営がユーザーをないがしろにしたらすぐにわかるし、わかった時点で離れていく。
ちなみに良く、「えー、ゲーム業界にいるの?あんなの情弱しかやらないでしょ?」と言われることは多いのだけれども、
昔から、ネット業界が爆発的に普及するのにはこういったエンターテイメントのコンテンツは必須だと思っていて、
ダイヤルアップのインターネットが普及したのも多分、多くの男性が「エロサイト見たい!」と思ったから普及していたものだと思っているし、
ISDNやADSLも、「エロ動画観たい!」という思いが具現化して普及し、普及した結果一般消費者にも手の届きやすい値段に下がり、爆発的に広まったものだよなと思っている。
ソーシャルゲーム業界も多分、その流れを汲む中で、消費者が「コンテンツという無形のものにお金を払う」ことへの抵抗を無くし、業界が発展していくための良い布陣を敷いてくれたのではないかなと。
日本ではアップルが生まれない、アマゾンが云々てエントリーを見るたびに
の中身は大方同じようなことが書かれている
*アップルやアマゾンから感じるアメリカ的合理主義の良い部分がものづくりや経営の隅々まで行き渡ってる
*日本でもかつてウォークマンを生み出したソニーがそうであり、任天堂&ソニーが世界中のゲーム業界を席巻した
そこまでネガティブな事ばっかりならべてまぁ読んでるとこっちが痛い
そんな中で日本の楽器メーカーってのは実は世界中で大きなシェアを持っているって事はwebではあまり見かけない
先日のグラミーでRoland社が賞をとって少しは知れ渡ったかなぁ?と思ったが違った
そもそもグラミー何冠ってなAdeleですらソフトバンクの孫さんのTwitterで知った人も多かったようだ
日本にはローランドの他には、KorgやYAMAHAなどもある
過去にはRolandのTR-808/909、TB-3030、YAMAHAではDX7、KorgのM1など世界中で定番となるような銘機を各社リリースしており
その後も進化しつづけているように思う
ピアノやバイオリンはヨーロッパなどに多く有名なものが有るのかな?と思っていたが、アメリカだが先日のスーパーボールではアリシア・キーズはYAMAHAだった
他には(踊る)クラブのDJ関連機器でも世界中の定番となってるメーカーが日本にはある
一社はダイレクト・ドライブ式のターンテーブルSL-1200シリーズのTechnics(いまのパナソニック)
こちらの制作秘話をドキュメントやってたのを見かけたことがあるが興味深いものだったが、デジタル化の波に押されてSLシリーズ生産停止したようだ
もう一社はそのデジタル化の並にのって躍進したCDJシリーズのパイオニア、こちらも圧倒的なシェアを誇ってるようだ
今のDJスタイルってのはデジタル化がいっそう進みパソコンでほとんどのことが行われるそうで、そちらのソフトウェアは海外のメーカーが定番となりつつあるようだ
そこで話していたことを咀嚼するために、少し文章を書こうと思う。
先輩は考えると同時に手が動く、あるいは手を動かしながら考えるタイプの人だ。
その人が、会社との折り合いを付ける事が出来ず、辞めるという決断をした。
9時5時の生活、ものづくりを軽んずる風潮、社内向けの無駄な仕事等、
(勿論、それだけでは辞めないけど。まぁ言えない事や書けないこともある。)
それにしても、「辞める」という決断は重い。
有能な人なので、先輩の辞職は会社にとってもマイナスであることは間違いない。
なぜ折り合えなかったのかと思う。
そこで思い出したのが、二人の異能の人、スティーブジョブズと池田敏雄だ。
二人とも、組織との折り合いを付けるのに苦労し、ジョブズは一旦appleを退職している。
だが、最終的には組織の側を彼らに合わせることで、何とか組織の中で活躍できた二人だと思う。
まぁ、ここで僕が言葉を尽くすよりも"Think different"でググって貰ったほうが良いかな。
この二人程の天才ではなくても、そういう人が一定数居る。先輩もそんな「異能の人」なんだと思う。
「異能」というのは「大多数の凡庸な人とは違う」という意味の単語であり、
その意味で、先輩が「大多数の凡庸な人」がいる会社と折り合えないのはむしろ当然だ。
そこを理解できず、今日は凡庸な側のロジックを先輩にぶつけてしまったが、そこに解は無い。
きっと、凡庸な僕は、先輩のロジックに心から共感することは出来ない。
でも、理解し、尊重し、尊敬することはできる。そのことに今気付いた。
世の中の大多数の人は、凡庸な人だ。
凡人は、与えられた仕事を与えられた制約の中でこなす方が、効率的に仕事が出来る。
だが、異能の人は違う。彼らは仕事を与えられることに抵抗し、その枠組みを揺さぶる。
凡人が異能の人を排除したとき、その組織はやがて来る枠組みの変化に対応できず、滅びて行くのだと思う。
だから、会社に残された僕たちとしては、異能の人を受け入れる度量を失ったこの会社を、
もう少し風通しの良い場所にしなきゃいけないと思う。
僕はもうしばらくそうやって、この組織の中で足掻いてみようと思う。
枠組みを変えるためにその才能を使って欲しいと思う。
先輩、長い間の会社勤め、本当にお疲れ様でした。また時々飲みに行きましょうね。
はなむけの言葉としては、少し異質な方向になってしまったので増田に書いてみた。
こんな取り止めの無い長文をここまで読んでくれてありがとう。
[20130218追記]
タイトルがよくなかった。大学名をボカすために「高学歴な理系院生」とした次第で、そのすべてには当てはまりません。自分が話した工学系・理学系の修士学生10数人のうち8,9割に危うさを感じただけで、一般性もなにもない。
ブコメを読むと、理系は推薦使うから別にいいじゃん、と書いている方がいますが、最近は推薦でもコミュニケーション力重視を会社側が明言してるところ多いですよ。平気でたくさん落ちます。
自分のとこの会社は推薦でも自由でも受けることはできるけれど、推薦でも最終面接合格合格率は3倍くらい。
あと自分のスタンスについて説明しておく。OBの若手社員としてエントリーする学生を増やすことが目的。せいぜい今後の人事との面接で話すことになる志望動機をつくってもらう練習相手。なので自分の会社にいい後輩が入って欲しいというのもなくはないけれど、後輩にいい就活をして欲しいというののほうが強いかも。よく面倒をみてた後輩たちも就活しているのでかぶっている、かも。
思い込みの見当外れブコメも多いけれど、けっこう手厳しいブコメが多くて反省。
会社説明会で某地方国立大の学生何人かと話して危うさを感じた。たぶん無い内定がまたたくさん現れる。なんとかできるのはいまのうちだけ、かも。
先日、某地方国立大で催された会社の説明会に社員側として参加して学生たちと話をする機会があった。みんな理系で9割くらい修士で9割くらい男。
うちは業界では規模・売上・知名度とも国内トップの会社。もちろん、トップだからいい会社というわけではないけれど、エンジニアの採用も多い会社、とだけ説明しておく。
会社説明会をしてきたといっても自分は人事ではない。うちの会社の方針でエンジニア系の採用は大学のOB/OGが説明会をすることになっている。エントリー後はwebテストがあって、そのあとに人事や事業部の偉い人が面接していくという流れになる。今回は評価や面接はしなくて、あまり知られていない会社のことを説明して、多くの学生にエントリーしてもらうことが目的。
説明会のほかに、お昼を一緒に食べてざっくばらんに話をしたり、個別で相談/面談してきた。自分は12,3人くらいの学生と話をすることができた。そこで感じたのだけれど、大学生の就活けっこう危ない。
このままじゃ内定とれない学生がたくさん出そうと思うので、後輩のためにアドバイスという意味も込めて書いてみる。直接言うのもあれだしブログで書くと名前・会社がばれると面倒だし、学生はネット民多そうだったので匿名ダイアリーで失礼。
とは言っても、きちんとした採用活動の訓練を受けているわけではないので主観的な要素も多分にあると思う。補足や批判などあればお願いしたいし、共感できれば就活している学生に共有していただければ、と思う。
もし内容に、これおれのことじゃん、と思った方、勝手に使ってすみません。就活がんばってください。よければ弊社にエントリーしてください。
この日に話した10数人のうち、8割くらいは人と話すのが不得手そうであった。会話に割り込む。ぼそぼそしゃべる。一方的に話し続ける。下を向いてしゃべる人すらいた。
別に勧誘したり説得したり説法したり商談したり((あとダーラボンのまねをしたり))と高度な話術を求めているわけではない。面接みたいに緊張する場所や雰囲気でもなかったし、噛んだり整理されていなくてもいい。ただ自分のやっていることを話して欲しい。
エンジニアや研究者志望ということなら、多少のコミュ障ぶりは目をつぶれる。話し方よりも内容だよ。ということで、どういう研究しているかであったり、なにか勉強していることがあるかと聞いてみた。けれど、まともな返事が少ない。せいぜいありきたりなサークル活動がんばっていましたレベル。
これだけ会話が下手な人が多いと、日本企業がコミュニケーション力を重視するのもうなづける。
これまでは、技術力よりもコミュニケーション力を重視していて世界の競合と戦えるのかと苦々しく思っていたけれど、もしかしたらこれは正しい戦略なのかもしれない。日本の学生には、人になにかを説明したり相手の質問を理解する力、いわゆるコミュニケーション力が足りない人が多く、たとえ技術力があったとしても発揮できない。((使う側の能力の問題では?という指摘もあるかもしれない。それはその通りで、使う側にそういう能力を持った人が少ないので採用しないと思われる))
一方で、自分の主観的で狭い交友ではあるけれど、欧米の人は議論する能力がある人が多い。初等教育から高等教育までディベートや議論、質疑応答を訓練する機会が多いからかもしれない。その前提があるから欧米の企業ではあえてコミュニケーション力を評価対象として大きく扱わないのではないか。とも考えられる。
社員と学生が1対1か1対2くらいの個別面談では、会社の気になるところがあれば疑問を解消してもらうことと、実際の面接での話のネタにしてもらうくらいのスタンスだったのだけれど、学生からはあまり聞きたいことがないようだったのでこちらから質問していくことが多かった。
「どういう業界を志望しているのか。そのなかでこの業界、この会社を志望している理由は?」といったものと「大学でなにか打ち込んだことは?」((模範解答は「くさび」))というド定番。
「商社も志望してるんだね。もしよかったらその中でもどう考えているか聞かせてもらってもいい?」
「〜商事がいいかな、と思ってます。前に会った社員さんにフィーリング会う人がいて。〜物産はちょっと違うかな、と」
「・・・(それって君の大学のマジキチひとりとあったら君の大学のひとみんなマジキチだと思うようなものだけど、サンプル数大丈夫か)」
「社会のインフラに携わりたくて、電力以外のインフラ志望です」
「なんで電力以外なの?」
「某原発に見学に行ったとき、現場のひとの態度が悪くてこれはないと思って」
「ほかのインフラはそういうことはないの?(なんでわざわざ電力以外とネガティブな言い方をするんだ・・))」
「SIerを志望しているのはどうして?」
「ほかの業界でも社会貢献はしているよね。SIerならではの社会貢献ってなにか考えてる?」
「・・・」
「A社はいい会社だとは思うけれど、ほかの大企業とはなにが違うの?(そもそもA社も東証一部上場の大企業だ・・・)」
「ものづくりがしたいと思っていて、企画から完成まで携われそうだから。」
「ほかの会社ではそういうことはできないの?」
「A社にはその部分ごとの担当・専門家はいないの??部分を担当する人がいないならよほど小さい製品か、相当の少数精鋭かだけれど」
「」
2月という就活の序盤で、業界が定まっていないのは当然だしかまわないのだけれど、先入観だけで判断していて、それを先入観と気付いていないのはけっこう危うい。
そのものずばりな動機なんてなかなかないけれど、論文などで必要になる研究の背景とか目的と同じで、多少の味付けと詭弁はあってもそれなりに筋は通っているものを用意して欲しい。
もしかすると、こういう志望動機を言うのは茶番だ、という指摘もあるかもしれない。それは自分も思う。
けれど、海外と違って経験無し能力不明でも採用され得る日本の新卒採用ではそういうとこでしか差別化できない。((その是非は別問題。解雇規制もあるし会社にとっては良くないと思う))
海外に比べて、日本の新卒市場は圧倒的に学生有利なのでもうちょっとチャンスを生かして欲しい。
会社の説明会で行ったのに、就活の相談と言うよりもアドバイスと練習になってしまったかもしれない
上記でだいたいわかると思うけれど、みんなあまり準備していない。楽天的というか自信過剰。無邪気に内定とれるものと思っているフシがある。先輩の惨状とか知らないのかもしれない。自分は違うとでも思っている?毎年々々、M2がM1に「就活結構大変だから早いうちに準備して手広く受けた方がいいよ」と言ってM1は「自分はだいじょうぶ」と思って失敗するのを見聞きする気がする。
戸愚呂(弟)がひとにらみしたら消えるレベル
参考:セルゲームに学ぶ「再チャレンジ支援税制」:【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´)
こういうのもあった。
「ほかにどういうとこ見てるの?」
「え、経営状況悪いけどいいの・・?」
「関西で働きたくて」
「え、けっこう東南アジアの工場で勤務する人多いけれどいいの・・?」
ここで「いまは業績は悪いけれど、パナソニックのやっているスマートホームの事業はまだまだ可能性があって、自分の研究のこういうところで貢献できる、おれならこうする」とか考えているなら別だけれど、そういうわけでもない。(自分が就活していた数年前はすごい人気だったのを棚に上げています・・)
とりあえず、どういう動機でもいいのでいきたい会社があれば、そこの面接官にこいつを欲しいと思わせるためにはどうしたらいいか考える必要があると思う。会社選びは難しいしどうしたって先入観まみれになるので動機が恣意的になるのはやむを得ない。
ここあたりのことについてはいろんなひとが書いているので省略。
もちろんちゃんと考えていて行動している学生もたくさんいる。すでにヨコモジのコンサルとか金融に内定もらっていたり、エンジニアだとweb系のベンチャーにインターンしていたりしている学生も少なくないようだ。
イケてる業界でもイケてる会社でもないからそういうイケてる学生が集まっていないだけじゃないか,大企業志向・安定志向の学生ばかりじゃん、と言われればそれまでだけれど、会社説明会にわざわざ足を運んでくれた10数人の学生のうちの多くがこういう状態だったというのは暗澹たる気持ちにさせる。
能力はあって、ちゃんと考えているけれど、それを面接なりで伝えられなくて落ちる学生が多いのはもったいない。
小手先のテクニックと言われれば否定はできないけれど、消えない幻は現実。リア充のように振る舞って、リア充のようにみえるならばそれはリア充。時間は短いけれど新卒就活をうまく利用して欲しい、な。
以上、散漫とした、主観的な文章で恐縮ですが、感じたことをぼかして書いてみました。
この記事は見る人が見たら誰が書いたか分かると思いますが、わかった方はこっそりしておいて欲しいです。
(ここまで書いてきた批判は、たぶん学生だった頃の自分にも当てはまっていた。無能なわりに自信があった自分の鼻っ柱を折ってくれた先輩に感謝。たまたま内定とれたけれど、もうちょっとちゃんと就活しておけば良かったかなとは思う。)
年齢はどうしようもないけどポテンシャルは感じられるので、なんとかなるんじゃないでしょうかね。
自信がほしければRuby絡みでアルバイトするのはどうでしょう。ちゃんと会社に出向いてのバイト。社会人経験にはならないけど、ものづくりのチームワークを経験したくらいのハクはつくかもしれません。
で、よく言われることとしては
年齢ネックを克服するために、自分で自分をプロデュースして就活するような感覚を持ったほうがいいのかもしれませんねー。
そういえば何かのスマホアプリの会社に全く畑違いのおっさん(失礼)がプログラマとして転職したとかいう話もあったし、チャンスある気がします。
中途半端な人間が多くなったという意味なら同意。礼儀の知らないワカゾーなんていつの時代にもいる。問題はそこじゃない。
中途半端な人間が増えた。分かりやすい悪役に分かりやすい正義という構図が消え失せた。結果、中途半端な人間が増えた。
中途半端な人間が増えると、企業も何をクリエイトしたらいいか。中途半端な人間のために中途半端な人間がものづくりする時代なんだ。
よく格差社会格差社会と言うわな。あれは二極化じゃない。違うんだ。中途半端な人間と、特別貧しい人間と、特別金持ちな人間。その三極化なんだ。
中途半端な人間が増えた、中途半端な人間社会になったというのはそういうことなんだ。最近の若者はなっとらんというセリフは使い古されて久しい。
じゃが今日こそその言葉が生きてくる。とがった人間が少ない。今時宗教なんて流行らない。中途半端な人間による中途半端な人間のための中途半端な政治、
中途半端な人間による中途半端な人間のための中途半端な経済活動、中途半端な人間による中途半端な人間のための中途半端なアート、中途半端な人間による中途半端な人間のための中途半端な言論思想なんだ。
中途半端な人間が増えて中途半端な社会活動が増えた。その結果中途半端な社会になった。フラットな社会と言えば聞こえはよい。しかしその中身はあまりにすかすかで脆い。
一律化がいかに危険なことか分かるだろうか。人それぞれ役目がある。組織それぞれに役目がある。多様性でバランスが維持される。中途半端な人間が増えて一律になるとバランスが崩れやすい。
エヴァQの上映会場でテーマソング歌って三三七拍子しようみたいな動きがTwitterかなんかで広がって
公式にキャラクターの声を当ててる人が「やめてください。物語の余韻を壊さないで」って言ってたらしい
でも、テーマソングとか三三七拍子とか、こういうこと言いたがる人の気持もわかるんだよなー。
会場で目立ちたいとかは論外として、盛り上がった気持ちを皆で共有させたいみたいな。拍手だけじゃなくて身体動かしてえ!みたいな。
まあ見に来てる人はそうじゃない人も沢山いるわけで、この場合はとりあえず自重するべきってのはわかる。
でも、たとえば映画館ごと貸しきって、こういうことやりたい奴だけでやっても、この人達制作側は悲しい気持ちになるのかな。
あるいは、DVDが出て、誰かの家で見て盛り上がって、その場でざーんーこーくんーなーwwwwwとか歌うのも、やっぱ嫌なのかね。
いやまあ冷静な人から見たらうざいのわかるんだけど、そういうノリの時ってあると思うんだよなー。
性格の悪い者が集まった大企業のホワイトワーカーでは消費者に優れたサービスを提供することができない 他の性格の悪い者が企画を潰したり、自らが意地悪くそういう発想に至らない 彼らが優れたサービスに気づかされるのは外国人のナイスガイな性格のやつが作ったサービスが黒船として渡来してきた時だ リストラや産業スパイによる技術の流出で 日本企業の部品じゃなくてもiPhoneは作れるようになった
日本企業は部品レベル(携帯カメラなど)では世界リードしていたが ユーザーに便利なサービスを提供するソフトウェアの部分で劣っていた ホワイトワーカーはソフトを軽視していたからだ というよりは彼らは元々ものづくりに向かない性格だというのが正しい
意地が悪く驕った性格ではいいものは作れない 物づくりがホワイト労働も含めた総力戦に移行しつつある今 偏差値君お役所君記憶力君ではいいものは作れない
彼らの盲点だったのはいい学校でている連中は性格が悪いということだ 進学校にはスクールカーストが存在し
絶えず自分と相手の格をつまらない事で争っている 彼らは自分より下と思っている者の意見はどんなに優れていても認めない 企業では自分より偏差値の低い学校の言うことはけして聞こうとしない そういう歪んだ性格の人間が進学校から生れてしまった
人として優秀じゃない彼らの企画するサービスはどれも利権的で利己的で意地が悪く使いづらい TV局 ソニー ジャスラック ドコモ NEC CD利権に固執 東電 日本を代表する企業は皆性格が悪い ひどいサービスを平気で出してくる 中の人が性格の悪い人だらけだからだろう
技術が流出している今 日本の大企業の役割は終わりつつあるのではないか? というか終わってほしいと思っている 彼らの作る物は害で世界の消費者が損をするからだ 優れた技術を流出しナイスガイな連中に渡ってものづくりをさせたほうが世界にいい影響を与えると考える iPhoneのような日本企業じゃけっしてできない商品が生れているからだ
日本企業じゃiPhoneはけっして作れない 今作れと言っても作れない 部品は作れても iPhoneに隠された心がわからないだろうし受け入れないだろう
日本企業は終わりに向かっているだろう けして上向くとは思えない
http://twitter.com/hbkr/statuses/13862013553872897
もっと目立ちたい、有名になりたい、女にもてたい、そんな感じが滲み出てるところが、えがちゃんの好きなところ。人にもよるけど、そういったこんにゃろ精神がベンチャーには必要でしょ。ロックみたいなもん。なんでみんな隠すかな。
今どき、有名になるって何(笑)?
タレントみたいにテレビにでる?ホリエモンみたくなる?で、、、その先に何があるの???
そういうものに対してのカウンターカルチャーとしてソーシャルメディアみたいなものが隆盛してきたわけで、
そのど真ん中にいる風なあなたが何を言ってるのと。女の子は実はみんな「坂口」やら「はあちゅう」みたいになりたくて、
男はみんな実は、「えがちゃん」やら、あるいは「悪ふざけ社長()」になりたいと本気で思ってるのかと。。
(もうむしろ「僕は実は寄付や起業を通じて若者のちょい悪風なカリスマになりたい」とか「隠さないで」正直に言ってくれればまだ気持ちいいんだけど笑)
この人は色々格好つけてるけど結局矮小版ホリエモンみたいになりたかったのかな??とマジで思ってしまう。
じゃあ自分もずっとそういうモチベーションでペパボをやってきたのかと。
モチベーションを高めることには多いに賛成だけれども、ベンチャーやってる人間がそんなアホばかりだと思われたら心底困るだろうし、
百歩譲って「女にもてたい」とは思っても「もっと目立ちたい、有名になりたい」とはいま(30超えて)全く思わんな。
むしろそういう男の下世話な欲望から解放される唯一のことがクリエーターとして作業に没頭することだったりするもんだと思う。
30超えていまだに「もっと目立ちたい、有名になりたい、女にもてたい」がモチベーションだとしたら男として不幸だとしかいいようがない、と思う。
(バンドであれネットのクリエーションであれなんであれ男にとって最初のDT的な欲望がモチベーションになる事は全く否定しないけど、
プロのクリエーターならDT的欲望を満たすためにクリエーションするじゃなく、いつか自分がクリエーションしてる間にDT的欲望から解放されて、
そういう承認欲求を上回る快感を得ているることに気づくはずだよ。切込隊長の返信はやや固いけども、言ってることは全く同じ。)
ベンチャーやってる社長は背が小さくて、そういう人に限ってパーティーで背が高い女を連れたがるってイベコンの友達が言ってたけども
なるほど、よほど「もっと目立ちたい、有名になりたい、女にもてたい」人にばかり囲まれてるのかな。
(あ、そういう「有名になりたい、女にもてたい」だけのベンチャー社長が上場と同時に持ち株の大半を売抜けたりしちゃうわけか、、、笑!)
そういう「若い頃全然モテなかった」コンプレックス抱えた人だけがベンチャーやクリエーションやってると思われるとほんと恥ずかしいわ。。。
そんなのロックでも何でもないし、ロック本気でやってる人に失礼。
追記
http://anond.hatelabo.jp/20120529094039
業の深い欲を持った人が羨ましく思えることがある。その先に何があるのかは本人が判断することであって、外野が慮って否定するものではない。
それは分かるよ。その最たる例がホリエモンでしょう。
ただ件の発言が気持ち悪いのは本人、一丁前のクリエーター面しながら「(そういう欲望を)なんでみんな隠すかな」
と言外にそれが皆の隠された本当の欲求みたいに上から目線でいうから気持ち悪いわけ。
ホリエモンみたく稼ぎまくったあげく「稼ぐが勝ち」とか素直に言ってるならまだ分かるけど。
(関係ないけど、そのアナーキーなエゴを徹底して最後はブタ箱まで行ってるんだからホリエモンはロックだと思うが)
そんなの関係なくクリエーターやったりベンチャーやってる人はほんと死ぬほどいるよ。
というか、ぶっちゃけ、上にいけば行くほどそういう人しか結局残らない。
なんでかって、はずかしげも無く言えば、他人からの承認欲求なんかではなく、最後は自分と戦わざるを得ないから。
基本的な承認欲求むき出しにして「クリエーション」だの「起業」だの言ってるのは昔から六本木か汐留付近でしか見ないよ(笑)
百歩譲ってもしこれが若い人に向けたメッセージなんだとすれば
「とにかく死ぬ気でものを作れ、会社やれ。知名度やら金やら女なんか、必死にやってればそんなの後からいくらでもついてくる」
気分変調症と診断されました.
気分変調症ってのは,うつと同じ症状だけど軽症で,日常生活は送れるんだけど投薬が必要で,本人的にはつらい症状.抑うつ状態が2年以上続く感じです.
だから,体がしんどい,眠いんじゃなくてしんどくて朝起きられない,気分が沈みがちっていう人がいたら,体質だからって諦めずにとりあえず内科と心療内科に行くことをおすすめします.
それを前提として,私が実行している,こういう状態から脱出するために行っていることを書いてみます.
一週間ほど続けているけど,割と快調.
まず,そもそも気力が戻ってこないと何も行動できないので,薬の力を頼ってます.
1. サインバルタ 抗うつ剤です.効用についてはググってほしいけどうつ状態を治していく薬。
3. 補中益気湯 胃腸の働きをよくして、元気をつける漢方薬。
元気になるために行うこととしては
http://www.utu-naoru.com/cat141/post_31.html
を参考にしました.
箇条書きにすると,
1. 朝5時〜7時の間に起きて朝日を浴び,身支度,食事を済ませる。その後は一日中寝てても良い。
3. ものづくりをする.
元気がないと,これらをするのもすごく大変です.
なので,私は抗うつ剤に加え,元気の出る漢方,補中益気湯を出してもらいました.これは,栄養ドリンクみたいな感じで,飲むと動けるぐらいの元気が出てきます.
<朝7時に起きるためにやっていること>
次に,朝起きたいけど,私は寝付きが悪い上に睡眠が浅く,いくら寝ても一日中体がだるいです.
最後に,自分のキャパシティーを超えて仕事(私は大学院生なので研究)をすると疲れて次の日から3日ぐらいは非常に体調がわるくなるので,研究時間を極端に減らすことにしました.あと,生活リズムを整えるために早く帰る.
大学院生からは信じられないと思いますが,9時から5時の8時間です.昼食も挟みます.
博士課程なので,こんなんじゃ学位とれないんじゃないかと思われるでしょう.
この際学位がとれなくてもいいやって思ってるのですが,実は文部科学省のデータによると,大学院生が自分の(論文を書くための)研究に費やしている時間は週6日に換算すると実際8時間なんだそうです.それ以外の時間は自分の研究以外の仕事なんだそうです.雑用とか,他の人の手伝いとか,後輩の指導とか.
私は非常に恵まれていて,自分の研究さえやっていればOKなので,1日8時間やることにしました.
夜23時には寝て,7時に起きます.
これはそのまんまですけど、バナナはジュースにして飲んでます.
牛乳はたくさん飲むとお腹を壊すので,幼児用の牛乳パック買ってきてそれを飲んでます.少ないので飲みやすい.
ニンニクは,ひとかけをスライスにして,油で揚げて塩振って食べてます.
<ものづくり>
何かものを作ることはうつにはとてもいいんだそうです.達成感でドーパミンがどーのこーのだったかな.
http://www.origami-club.com/unit/polyhedron1/index.html
ここを参考に多面体を作りまくってます。
他にも手芸をしてみようかなとか,本棚作ってみようかなとか色々考えるだけで楽しいです.
9時5時の生活はできない人が多いので結構無理があるかもしれないですけど,抑うつ状態で悩んでる人は参考にしてみてください.
転売屋です。
雑貨や食器を海外のオークションサイト(イーベイ)やネットショップから輸入して国内のオークションサイト(ヤフオク)やネットショップで転売しています。
転売やって思うのが、何でみんなしないのかなーってことです。
本当に難しいことは何も無いです。
よくアフィリエイトで稼ぐために○○とか、アクセスアップのためにやってきた○○とかありますけど、
アフィリエイトなんて面倒くさいことするよりも、同じ面倒くさいことならば転売の方が稼げます。
確かにアフィリエイトと違って元手は多く掛かりますが、それでも時給換算すると圧倒的に転売の方が良いです。
確かに、僕だけが独自の仕入れルート、独占販売権をもっているならば僕から買うのも理解できます。
しかし、誰でも購入できる、輸入でも多少の英語、中国語ができたら(それもめちゃくちゃな)誰でも海外から商品が買えます。
倍近くの値段で僕から買う。
ちょっと、ググればわかるのに、そんなことをせずに買う。
だから、最近はバカだなーと思わずに僕はそんなググるとか、仕入れるといった面倒くさいことを「代行」している手数料として稼いでいるんだ
でも、それでもかなりぼったくってると思うよ。
よく、モバグリがあこぎな商売してけしからんといったエントリーをみますけど、まだ良いほう。
でも、我々転売屋は何も作ってない。ただ、右から左に商品を動かしているだけ。
ひたすら、オークファンといったサイトをみて商材をさがして輸入して販売するだけ。
サイバーエージェントがステマやって稼いでるけど、あれもずるいようだけど、その裏では結構苦労しているはず。
ステマを成功させようと、まとめブログやら各種ウェブサービス会社とアライアンスを組むといった政治的労力を使っている。
つまり、モバグリもサイバーも一応何かを作っている。何かをつくっているように見せている。
だけど、転売屋という輩は作るという意識は何もない。本当にシンプルなビジネスモデル。
だから、お金を稼ぐために手っ取り早いのが、何かを作るという時間も労力もかかることではなく、いかにして他所から持ってくるかということ。
実際、僕の職業上よくからむ金持ちは、だいたいが携帯電話の代理店社長とか、中古車屋のおやじとか、本当にものづくりから程遠い人々。
だから、もしこれをまとめブログやらを作ってアフィリエイターを目指している方に一言。
アフィリエイトなんていうしょぼいことは辞めた方がいいです。アフィリエイターになりたいなりたいと思えば思うほど、そのサイトを作っている時間を浪費してしまいます。ウェブサービスを作るために一生懸命勉強するのも、ただ単に勝手に集金してくれるキャッシュマシーンを作りたいだけなら辞めた方がいいです。
すぐ金が欲しいなら今すぐにバイトして、10万円貯めて転売しましょう。
本当にすぐ稼げます。ただし、変な情報商材を買わないように気をつけてください。
もし、このブックマーク数が30超えたら、具体的な転売手法の一部を追記します。
ボカロの賑わいの表層部を分厚く覆っているプギャ層を観察すればわかりそうなものだが
この界隈ではプロになれなかった人たちの憧れやコンプレックスが大きな原動力になっており、
作者連中はプロデューサーごっこに明け暮れ
劣化商業作品を生み出してはプギャと一緒に盛り上がろうとする風潮が前面に出ている。
そこのところの理解がうまくいかない。
昨今のマスコミはまず「すごいプロダクト、人材ありき」でものを語る。
あるいは無数のユーザ達が集まって力を合わせて大きなムーブメント(プロダクトアウト)を起こす。
そんな構図で界隈の動きを捉えさせようとする。
事実を伝えるのではなく、偶像崇拝という姿勢を強要して共感を押し付けている。
「へえ、世の中にはすごい世界があるな。勉強になるわ。これだからテレビは面白い」
プロにしか許されないものづくりをアマチュアに許すための儀式と場。
そう思わせる何かである。
逆に完成されたボカロ曲を番組で紹介するのは界隈に絶望を振りまく行為でしかない。
ああ、あいつらは俺たちとは違うんだ。プロなんだ。遥か先を行ってる。もう追いつけない。
俺たちの役目は終わった。
初音さんは高く、高く羽ばたいたんだ。
僕らの手の届かないところへ。
またいつかどこかで会えるといいな。
とか言うわけないだろ。
もともと商業にも使えるソフトなんだから。(むしろそっちメイン?)
ていうか、いつかは俺もそっちで飯食ってみたい。
二次創作、同人において誰でも手軽に「歌」を作れるようになったことは重大なイベント。
初音さんをはじめとするボカロ軍団は俺と共にあって、俺の歌を歌ってくれるパートナーだ。
商業の舞台でどれだけ活躍しようとも。どれだけハイセンス、ハイクオリティな楽曲が垂れ流されようとも。
決して偶像なんかでは終わらない。
愚痴もまじっていたせいだろうか、何を言ってるかわからない部分もあったが、
いろいろと興味深い話を聞くことができた。
「結局、装置があれば韓国でも中国でもどこでも作れるようになって、値段のたたきあいになっちゃたんだろ」
という私に対して、彼は言った。
「体力勝負で負けたのは否定しない。だけどな、装置があれば誰でも作れるというのは大間違い」
「最大の要因は、やつらの技術力が高かったことだと思う。というかうちの規模の会社が研究開発で対抗できてたのがある意味奇跡。」
ということを彼は熱弁していた。
記憶素子のわずかな物理量(数10フェムトとか言ってた)の変化を
増幅する高精度なアンプだとか、
信号のタイミングを自動調整する回路とかそういうものを作る必要があって、
また、そういった繊細な製品をまともに量産するには大量の試作品が必要で、
それに億単位の費用がかかる。そして、会社の規模が効いてくるのがこの部分だと。
確立されていない技術に対してどれだけトライアンドエラーを繰り返すことができるか
たくさん失敗した分だけ、早くノウハウを得ることができる。
資金力で勝る韓国メーカーは、この部分のアドバンテージが大きかった。
彼の口から出たのはそんな話だった。
いろんな国の名前も聞いたことのないメーカーが乱立して価格勝負のつぶし合いをしていてひどいんだそうな。
メモリだって秋葉原に行けば変なメーカーがたっぷりあるじゃないかと反論したら、
ADATAとかUMAXとかプリントしてあっても中身はうちだったりするのさと言ってた。
要はガワだけ作ってるメーカーはたくさんあるが、中身を作ってるのは
最近言われている話では、『過剰品質』とかも変な話だと言っていた。
設計を工夫したりしてたらしい。
最後に彼が力説していたのが韓国製品は価格よりも品質の面で脅威になっていたということ。
「俺、分解して特性調査したからやつらの技術の高さはよく知ってるよ。」
と。2chとかで、韓国ハイテク製品の劣悪さを書き込んでるやつらは
何も知らないくせによく言うぜとか。
いろいろと考えさせられる話だった。
結局、自分なりに思ったのは、
『装置産業になったから技術の意味がなくなりコスト競争になって負けた』
って言う俗説は違うんじゃないんだろうかということ。
こういう結論でしたと総括しておけば、
誰も誇りが傷つかずに、あれは仕方がなかったんだで終わらせられるもんね。
でも、実際は
『韓国企業は高度な技術を要する分野で日本企業を打ち負かし、倒産に追い込んだ』
というのが事実なんじゃないだろうか。
それだけだ。何の言い訳もあるはずがない。
きっと、これからもいろんな産業がこの国からなくなっていくのだろう。
誰も傷つかない言い訳が広まって、仕方がないと言われながら。
国を愛する国士様、俺が日本に嫌気がさしてることを書き連ねたので反論して論破してくれませんか。
論破してくれれば日本に対して希望を持ち直せるかも知れないのでお願いします。
官憲編
・年金流用6兆7878億円。皆様の年金を勝手に使った理由は、年金を勝手に使ってはいけないという法律がなかったから。
・不審死は全部自殺処理する警察。おかげで日本はエクストリーム自殺大国に。
・卒業式は教員の思想信条表明の場。決して生徒の巣立ちの儀式などという生温い場ではない。
・出る杭は叩く。
企業編
・正社員の権利を保護して解雇しにくくした結果、社員に退職して欲しい時は自殺か過労死を迫ることに。
・パソナルーム。
・世間に名前が知られる大企業の業務内容は、下請けに丸投げして中間手数料を取ること。
・自称ものづくり大国。でも職人や現場労働者の地位や給与は低い。
・出る杭は叩く。
・他人の幸せが憎い。自分の幸せを追求することよりも他人の幸せを邪魔することに必死。
・自分たちの中で通用する大義名分さえあれば他人にどんな嫌がらせをしても許される
・自分よりも労働時間の短い人間をまるで犯罪者のような扱いをする。給与も上回っていた場合の憎しみは連続殺人犯に向けられる怒りよりも大きい。
・年収が低くても幸せに暮らしてる人がいたら嫌味の一つでも言ってやらなければ気が済まない。
・マスコミが大嫌いで嘘つきだと思っているけど、マスコミの発信した情報しか信じない。
・「でも、中国・韓国に比べればまし」が苦痛に耐える魔法の合言葉。
・出る杭は叩く、徹底的に。
ちょっと長い帰宅途中や新人研修受けている(この時期に突然研修ってのがまた笑えるが)時にふと思いついた。
なんかネットで既に散々言われてる気もするけど。っていうか新社会人の若造が書いた文章だし、本気にしちゃ大人気ないぞ☆
この国の売る=「サービスを売っている」
「ものづくり」だとかなんだの言ってますが、実際この国の物に価値見いだしてお金払っている人ってそんなにいるんでしょうか?
トランスフォーマー2で(だったと思います...)コピー機が使えなくて困っている女性に同僚が「それ日本製だろ!」と話しかけるシーンがあります。
地デジのために我が家に新しくやってきたTVはリモコンのボタン多すぎで、家族はすでにほとんどの機能を利用するのをあきらめてます。
そんな物でも買っていたのは
家電は5年保証があるし、(どこの業界でもそうですが)小売店の店員の接待の丁寧さは気持ち悪いくらいです。
でも今の時代、保証付けるより買い替えた方が安上がりですよね。(そもそも中国製だって壊れないんだから)
そして接待の気持ち悪さ。
「IT技術の専門家集団」みたいなことが名刺に入ってますが、ゴミクズ技術を7割くらいのひとが見てもわからないような敬語にこだわって売ってる訳です。
「たくさんのサービス残業で作り上げたゴミ」をゴルフ接待やお酒の力、日経の適当な記事の権威を使って売ってる訳です。
ちなみにうちの会社では日経○○みたいのが一週間に一度回ってきます。(結構こういう会社ありません?)
「こんな研修受けるなら、技術研修の一つでもやりゃいいのに」とか思いつつ、会場準備をしていたわけです。
堅苦しい会社らしく研修報告書があるのですが、エクセルフォーマットがあるのに印刷して手書き。
理由は「社長、部長は手書きを好むのよ」(by経理課長)だそう。
つーかあんたらが売ろうとしているモノはじゃあ一体なんなんだwwww
社内でまで接待が必要なんですね。いや、まあ、知ってたけどさ。
発注したんだけど、夏場にスーツで来てくださった方に頼みました。だってポロシャツで来るなんてありえないでしょ?300万円も払うのよ!」
だそうです。
この場合は営業の方も常識が欠けていたとは思いますが...。(特にああいう年配の方相手には...)
問題は
な気がします。
TPP関連については話を広げると荒れるので今回は1点のみに集中します。でもこれが一番大きいポイントだと思います。
TPP反対意見のなかでもっとも説得力がありわかりやすいのは「経済的メリットがたいしてない」という意見です。政府の「TPP参加によって得られる経済効果は2.7兆円」という発表が実は10年間の合計だったということがわかり、1年たった2700億円程度じゃ円安で簡単に吹き飛んで意味無いじゃん!という大変わかり易くスマートな反論です。
ですが、ここで一つ注意して考えてください。もしTPPに参加しなかったとしたら、その「10年で2.7兆円の経済効果」を得られないだけですむのか?と。
みなさんに思い出してほしいのは、日本の貿易収支、とくに対米国での貿易黒字は現状維持どころか下降を続けているということです。これまで日本のものづくりの象徴だった家電・自動車業界は2000年以降の韓国企業の台頭でシェアを奪われています。特に家電・最新エレクトロニクスでは韓国と日本の立場は完全に逆転し、自動車業界でも韓国の自動車メーカーは北米でのシェアを伸ばしています。現状ですらこの状態です。さらに今後は韓国と米国が2カ国FTAを結ぶことになり、5%程度とはいえ韓国製品への完全が撤廃されていきます。このまま放置すれば日本の家電・自動車メーカーの下降&韓国メーカーの上昇は容易に想像できます。
今の日本はつねに韓国や中国、他の発展途上国から富を奪われれている状態で、おまけに今後の少子化や東北大震災の影響を考えると現在の経済規模を維持するのすら大変な状態なのです。「TPP参加によって得られる経済効果は10年で2.7兆円」という推測は、「たった2,7兆円」ではなく、「TPPに参加をすれば現状維持は保てる」という意味なのです。ちなみに僕はこれまでの日本と韓国の家電企業を見比べると、この現状維持という予測すら楽観的すぎるんじゃないかと危惧しています。
たしかにTPPに参加することによって日本が失うものも多いでしょう。(ネットではあまりに極端な事例ばかりが並んでいる気もしますが)ですが、もしTPPに参加せず現状を放置したとして10年後に2.7兆円の微増どころか10兆円~20兆円のマイナスだってありえるかもしれないと、なぜ反対派の方々は思いつかないのでしょうか?具体的なマイナス幅については正式なデータも公表されてないのであくまで僕の勝手な推測です。ですがこれまでの日本の家電・自動車メーカーの事例を多少なりともわかっていたら、今後ますます下降するだけだろうと予測するのが常識じゃないですか?
自動車産業が抱える問題って、現在の日本の置かれた状況を象徴するものだよなぁ、と思い、少し掘り下げて考えてみた。「推測」と書いたのは、バックデータ・統計資料にわざわざ時間をかけてあたる暇はないので、状況証拠だけで考えていくということだ。暇な人、もしくは自動車産業関係者のマーケターの方、もしくはマクロ経済の専門家様、データを元にこの推測、といいますか仮説を検証してみてくださいませ。
「自動車の国内市場規模は縮小の一途。特に若者がクルマに興味を持ってくれない。」というのが、業界的に広く共有された悩みのよう。その典型的な事象の捉え方が痛いニュースのこの記事。
痛いニュース(ノ∀`) : “若者、車離れ” 日本国内で車売れない…トヨタ、本気でアイデア募集 - ライブドアブログ
この2ちゃんねるまとめブログで、板の題材として選ばれている記事がこれ。
国内で車売れない危機打開策 トヨタ本気でアイデア募集 (1/2) : J-CASTニュース
ま、痛いニュースとJ-CASTなので、、、、、でも、こういうメディアって、一般的な状況の捉えられ方やルサンチマン的なストレスを推し量るには本当に都合がいい。でもJ-CASTの元記事にはファクトデータも載っている。ちょっと引用してみると、
国内での販売は2年連続の減少だ。ダイハツ工業、日野自動車を含めたトヨタグループ販売は前期比同4%減の227万台と、米国販売との差が広がる一方だ。国内市場全体の落ち込みより減少幅が小さかったため、トヨタのシェア(軽自動車除く)は過去最高の45.8%まで上昇したが、トヨタ車単独で11万台の減では、シェア上昇も手離しで喜べない。
国内の自動車需要(全需)は、2006年度の軽を除いた日本国内の新車販売は前年度比8.3%減の358万台と、29年ぶりの低水準だ。登録車市場の低迷の原因としては、経済性や実用性を求めて軽自動車に人気が移っている影響とされてきた。しかし、軽を加えても同4.1%減の561万台であり、国内市場全体が収縮していることが鮮明になっている。
要は、
ってこと。ちなみにこの元記事は1997年という4年前のもの。
で、その対策として当時のトヨタは、
トヨタは06年末に社内横断的なチームを立ち上げ、国内低迷脱却のアイデアを懸命に探り始めた。
対策チームは、自動車という商品の枠内だけで解答は出さず、地域や社会全体の問題の中で消費を喚起する自動車を改めて模索している。携帯電話などの情報関連の支出が増えた若者の「車離れ」や、少子化による若年人口の減少による市場構造の変化を深刻に受け止め、車が売れなくなった構造要因に真剣に目を向けざるを得ない。地域ごとの特性や家庭の年代構成、消費者の行動なども踏まえて自動車市場全体を抜本的に洗い直そうというものだ。
少子化対策は政府でも有効策を打ち出せていない難題中の難問だ。それでも、トヨタの渡辺捷昭社長は「国内市場を活性化するためには、何よりも市場創造型のいい商品を投入することだ。地域の活性化を含めて、いろんな手を打っていきたい」と、社内チームの試みに大きな期待を寄せている。
というわけで、「国内市場をどうにか活性化させるための手を打ちたいと考え、具体的なアクションを起こしている」というメッセージを打ち出したわけですね。
それに対して2ちゃんねる側の反応はだいたい2分されていて、
となっている。
で、このあと2010年になってどうなったかというと、、、、市場動向、トヨタの対応、そしてネット民wの反応がツンダオワタ情報にまとめられている。(本当は産経新聞の元記事URLを引きたかったのだが、既に削除済み。というわけで、元記事の存在証明はないところはご容赦を。(だから、論文とかでは、データとしては使えないなぁ、、、増田で使うのが精一杯。)
豊田社長「マスコミは若者の車離れと言うが、離れているのは私達メーカーではないのか」 - ツンダオワタ情報
まずはトヨタがどのような手を売ったのかというと、、
トヨタは今年1月に「スポーツ車両統括部」を立ち上げ、スポーツカーの企画や開発に関する最終権限を経営陣から現場に移譲。スポーツカーの復活とともに、走る楽しみを演出する複数の
プロジェクトが始動している。足回りの良さにこだわった特別仕様車を相次ぎ発売。4人乗りで世界最小の「iQ」6速MT搭載限定車は予約開始から1週間で完売。
9月3日。強い日差しの下、静岡県小山町の富士スピードウェイで、1台のスポーツカーが強烈なエンジン音を響かせていた。12月から世界限定500台で販売が予定されている高級
スポーツカー「レクサスLFA」(価格3750万円)。報道関係者らを対象にした試乗会が行われていた。LFAの最高時速は325キロだが、この日は1周4.5キロのコースを約2分で駆け抜けた。「ハンドルを握ったときにドキドキ、ワクワクするクルマをつくりたい」自らレースにも参戦する豊田社長は常にこう言い続けてきた。
つまり、
のようにスポーツカーに活路を見出そうとしているよう。
でも、その結果は、、、、「文中の」ファクトデータを洗ってみると、、
クルマが売れない。昨年の国内新車販売台数は約460万台と、ピーク時(平成2年)の6割程度にまで縮小している。景気低迷が一因だが、一般的には若者のクルマ離れが最大の理由とされている。調査によると、大学生の「興味ある製品」でクルマは17位(20年度)と、40~50歳代が大学生だった当時の7位から大きく後退している。
要は、
ということ。ただし、MTのiQは限定台数を売り尽くしたし、Wikipediaの記述を見るかぎり、LFXもきちんと台数は捌けているよう。要は、「作ったクルマはちゃんと売れたけど、市場全体の構造を変えるまでに至っていない」ってことですね。それに対するネット民wの反応は、1997年の痛いニュースから、全く変わっていないというのも面白いところだ。
結局のところ、市場の縮小は人口減少トレンド下では不可避。でも、せめて若年層にクルマを運転する楽しみを知ってもらい、高付加価値のクルマを継続して買ってもらえるようにすることで、市場構造の問題を少しでも緩和したい、っていうところだと思われます。少なくとも、ここまでに取り上げた情報ソースからすると、、、、ですが。
まず、「若者」という括りに対してツッコミがあるというのは、甘んじて受け入れよう。というか、全面的に納得せざるを得ない。で、話を単純化するために、母集団を「大学生」という括りに絞ってみることにする。大学進学率が上昇し、それによって「大学生」という母集団の性質が変化したという点については、「なぜ大学進学率が50%を超えたのか? -大学進学人口と大学数との関連-」という小樽商科大学の学報掲載記事をご覧いただければ一目瞭然。(ああ、やっと真っ当なデータリソースを挙げることができた、、、ホッ。)
であれば、「大学生」よりも、より限定した形で母集団を設定しなければ、まともな時系列比較ができない、ということになる。でも、そんな統計はまともに存在しないだろうなぁ、、、、ということで、ここからは、私の実感という超主観的な状況証拠を絡めてで話を進めたい。私は30代半ばで、某都心から50kmくらいにある某大学を職場とする人間だ。で、自分の周りがみんな全くクルマに興味がないかというと、そんなことはない。R32スカイラインをシートを始めとしてひたすら改造しながら乗っている先輩、フランス製オープンカーに乗る後輩、馬鹿でかいアメリカ製SUVで駅まで送ってくれた後輩、、、、普通にいる。しかし、キャンパスの周りが整備され、駐車場の確保が難しくなったなどの事情もあるのだろうが、昔はその存在を確認できた30万円で買った中古車で大学に通い、金はなくともバス/電車という公共交通機関の利用を忌避するタイプの層は、ほとんど見ることができない。つまり、エンスー、とまではいわないかもいれないが、クルマに対しそれなりのお金を費やししている層は昔も今も、少数ながら存在していて、がんばってクルマに乗ろうという層がいなくなったということになるだろう。
30万円の中古車というと、当時の車種で具体的に言えば、10年オチのファミリアハッチバックとか、カローラⅡとかですな。当然乗り心地は良くないし、内装はパットしないし、、、でも、なぜわざわざそんなクルマを乗り回していたかというと、一番大きな理由は「クルマが無ければ不便だった」ということではないかと思うのですよ。この15年ほどで、私鉄や地下鉄の延長、新規路線開業は相次いだし、JRも湘南新宿ラインなどの直通電車をバンバン投入した。職場近辺は、15年ほど前までは、各駅停車しか止まらない私鉄の駅までバスで15分。都心に行くには2時間じゃ利かないという状況だった。かつ周囲には自動車工場と関連施設、更には清掃工場とかしかない、街だったわけで、、、、そりゃ、がんばってバイトして、クルマ買うよなぁ。逆に言えば、今となっては、無理してバイトしなきゃ手に入らないならクルマなんて買わずに、大学が斡旋してくれるUQ Wimaxのルータでも買って、電車の中で課題をこなしている方がよっぽど効率的だ。
これと同じ状況が広く各大学で生じている。また、首都圏・関西圏のいたる大学で、文系を中心に、バブル期に都心から30〜50km圏に新たに取得した土地に移転させた学部を、都心部の本部キャンパスに戻すというプロジェクトが進められている。というわけで、大学生の多くがクルマに乗らなくなるのは必然、というべき状況なのだ。
"Fun to Drive"というのは80年代〜90年代(だったかな?)にトヨタが掲げていたコーポレートスローガン、というかキャッチコピー。今あらためて読んでみると、いいキャッチコピーだなぁと。クルマを運転するのはやっぱり楽しいと思う。車高の低い、重心の位置が決まっているクルマって、運転技術が下手な人間でも、走らせるとむちゃくちゃ楽しい。(助手席に乗る人はたまったものじゃないわけだけれど、、、)研究者の職場というのは、普通のホワイトカラーと比べて圧倒的に交通の不便な場所に設置されていることが多い。大学しかり、企業や行政立の研究所しかり。将来的にそういった職場で、ある程度の期間働くことになったとしても、個人的にはクルマで通勤するのはできるだけ避けたいと思う。だって、遅刻の心配しながら朝必死に高速を飛ばしたり、長時間デスクワークした疲れた体で夜道を長時間かけて走って帰宅なんてしたくないじゃあないですか。しかも、クルマに乗っている限り、酒が飲めないというオチまでついてくる。正直、Fun to Driveを実感するきっかけが、自分に巡ってくる機会なんてめったにない。
タイトな仕事に従事する層が通勤でFun to Driveを感じるというのはかなり厳しい。逆に言えば、サボってもいい授業を沢山履修していたり、帰り道にドライブデートする機会が多い学生というのは、Fun to Driveを感じるのにものすごく最適化された生活をしているのだろう。もちろん、クルマで通うことが正当化されるような大学に通っている場合に限るわけだけれど、、、、
それ以外では、「もともと自宅に乗っていて楽しいタイプのクルマがあって」「工場勤務で工場隣接の寮に住んでいるから平日は閉じ込められている。近所にろくに店もないから、週末はクルマで遠出するのが趣味。店がないということは、そもそも他にお金の使い道もないし、、、」という人くらいなのではないかと思いますよ。
まあそれでも、ものづくりニッポンの文化として、モータリゼーションは浸透し続けるべきだし、それは可能だとおっしゃる向きもあるだろう。であれば、自動車文化先進国といわれるヨーロッパの状況を見てみたい。
ヨーロッパに行くと、日本ではあまりお目にかかれないブランドのクルマをよく見かける。SKODA、SEAT、そして90年代には多少日本にも乗っている人がいたけれど、、、的なOPEL、LANCIAなどもまだまだ現役だ。注目したいのはSKODAとSEAT。この2つのブランドはAudi同様VOLKS WAGENの一ブランドなのである。SKODAはもともとチェコ、SEATはスペインのメーカー。それぞれVWによって買収され、現在は中〜低価格帯のラインナップを担っている。逆にVWの高級ラインがAudi。VWは、ヨーロッパで最も販売台数が多い自動車メーカーだ。ACEA - European Automobile Manufacturers' Associationの、Year 2011 by manufacturer and by vehicle category (Enlarged Europe) <※注1:エクセルファイルへのリンクです, 注2:1月〜8月までの数値>によると、メーカーとしてのシェアは23.2%。で、問題は23.2%の内訳だ。VWブランドは全体の12.3%。高級ラインのAudiは全体の5.0%、SEATが2.3%、SKODAが3.6%である。VWはフェートンやトゥアレグなどの高級車(というか、実質中身はAudi A8・Q7ね、、、)はあれど、代数的にはごく一部だろうから、23.2%のうち、15%くらいはBセグメント以下の中小型車と推測できる。そしてVWグループの低価格帯のクルマにスポーツカーは極少数だし、Golfにしても他の車種にしても、ホットバージョンのグレードは売上のほんの少しだろう。
一方、スポーツブランド、エンスーな人御用達ブランドはというと、、、ALFA ROMEOで1.0%、PORSCHEで0.3%。ボンドカーASTON MARTINもヨーロッパでは8ヶ月間で1,664台(0.0180630955651735%)しか売れていない。(これだけ売れれば十分か、、、?)ちなみにみんな大好きフェラーリは、FIATグループの中でもその他扱いされていて、数値が出されていない。っていうか、その程度のもの。ヨーロッパは階級社会が未だに色濃く残る社会なので、先祖代々馬車に乗っているような人たちが、相変わらず週末の嗜みとしてポルシェやフェラーリ、はたまたブガッティやランボルギーニなどのカロッツェリアがリリースする少数生産の高級車に乗っているのだろう。ということは、ですよ。日本においてエンスー車のみをひたすら取り上げていたCar GraphicやNaviのような雑誌がそこそこ売れ、地方自治体立の図書館に配架され、なおかつテレビ朝日系で番組まであったというのは、どう考えてもおかしい事態、なわけですね。
というと、やっぱり車の運転が「好き」っていう人はそんなにいるように思えない。バック・トゥ・ザ・フューチャーの時代から、若者の憧れはSUVだったし、トヨタがアメリカの若年層を攻略するために導入したサイオンだって、ラインナップはxB(日本名Bb)、xD(日本名ist)だし。アメリカ市場といえば、、、のホンダの戦略車種だって、ELEMENTやCR-VにMDX。ようは、SUVをカリフォルニアサーフカルチャーに振るか、ニューヨークのヒップホップカルチャーに振るか、はたまた高級志向に走るかしか、手はなかったわけで、、、、
経済成長期というのは、来年は今年よりも所得が増える人が沢山いるという状態のことだ。経済的に余裕が出来てくると、多くの人間が考えるのは生活の質的向上を図ろうというものだ。その結果、未知の様々な趣味にお金と時間を突っ込んで見ることとなる(これ、現在の中国沿海部がちょうどそういう状態)。そういった状況下で、日本のメーカーはレビン/トレノ、MR-2、CR-X、ユーノスロードスター、FTOなど低価格でかなり走りが楽しめるスポーツカーを量産してしまうことに成功してしまう。ミドシップのツーシーターが200万円台前半とか、V−Tecエンジンを積んだ2ドアホットハッチが100万円台、車の歴史から見たら、おかしいだろう!ということですよ。更にホンダビートやダイハツカプチーノ、極めつけはマツダAutozam AZ-1。軽自動車なのに、ミドシップでガルウィング。とんでもなさすぎる、、、、
で、いろいろ手を出してみるものの、そこそこ収入が安定する頃には、自分の趣味や可処分所得に見合った趣味だけに落ち着いていく。ま、もともとクルマで女の子にもてようと思えば、そこそこの外車や国産車でもレクサスになるだろう。中途半端に月3万円のローンとほぼ同額の維持費をクルマに突っ込むくらいなら、3万円を衣服費に使い、残り3万円でデートに誘う店のグレードを上げた方がよっぽどモテるだろう。結局日本という市場は、相も変わらず500万円オーバーのクルマを買い続けてくれる一部の層と、下駄として使うための安くて丈夫なクルマを選ぶ層(しかも、子育て期限定でワンボックスを買う層も多いと見た、っていうか00年代前半は、2シーター乗っていた人が、パパになってSTEPWGNやセレナに乗り換えを余儀なくされるというパターンが本当に多かったのですよ)と、クルマなんてそもそもいらないっていう多くの層によって形成されることとなる。下駄クルマは利益率は低いし、韓国・中国勢がブランド力を向上させていけば、取って代わられる事態も当然ありうる(それを日本にやられた先例がアメリカだ)。国内市場で利益をあげ続けようと思うならば、高級車のシェアを取りに行くしかない。そういう意味でトヨタはLexusを止める訳にはいかないし、他社は実質国内市場はあきらめかけているんじゃない、、、としか思えない。高級車ラインを展開できなければ、日本は欧州・アジア向けモデルを導入するone of themの市場という前提で戦略を立てざるを得ない(実際、日産、ホンダ、マツダなんかはまさしくこの戦略をとってる。マーチが全量アジアからの輸入になるなんてね、、、、)。
で、以下のURLから1本のテレビCMをご覧頂きたい。トヨタグループの一員であるダイハツの企業CMだ。
テレビCM 企業CM「日本のどこかで 新しい町」篇【ダイハツ】
このCMの読み解きは、あくまでも僕の憶測にしか過ぎないのであしからず。
都会でクリエイティブ(たぶん美容師とか、ショップ店員とかかな?)な仕事をしていた瑛太が、突如田舎にIターン(Uターン、じゃないだろうなぁ、、、)して、ガテン系(工務店)の仕事を始める。そこで、これまで乗っていたアメ車のシボレー・カマロを第三のエコカーであるダイハツの軽(ミラ・イース)に変える。生活の変化と平行して、地元の郵便局員である吹石一恵との関係が始まり、、、、というストーリーなわけだけど、設定の1つ1つに企業戦略として重要な意味合いが込められていると思うのだ。(あくまでも推測だけど、、、)
都心にはダイハツが売り込む市場など、商用車以外に大して存在しない(それでも、乳幼児を抱えるお母さんが、電車に乗れなくなったから必要に迫られて車を買うというケースは結構ある(タントのCMを参照。それにしてもダイハツのCMは、意図がすっきりはっきりして清々しいほど。マーケ的お手本ですね。)。だから、当然第一次・第二次産業(の生産部門)が経済の中心であるエリア、もっとわかりやすく言い換えると、でっかいイオンモールが唯一のデートコースという地域が、ダイハツ(とかスズキとか)の主戦場となる。
そういったエリアは、都心とは異なる理由で市場の縮小が進んでいる。まずもって、人口減少トレンドがものすごく強いということ。都心の場合出生率は下がっても、人口流入が大きいので若年層人口の減少トレンドはかなり緩和されている(というか、江東区とか、横浜市なんかは、保育園入園の待機児童問題がぜんぜん解決されないままで、、、、)。でも、地方は加速度がついて若年人口が減っているというのがまず前提となる。
その上に自動車市場を冷やす意外な要因というのが、実はイオンモールの進出ではないのかな、と個人的には睨んでいる。こう書くと、「イオンモールこそが、駅前商店街衰退の最大の要因で、だからみんなクルマを保有せざるをえないのじゃないか」というツッコミがきそうだが、たぶん逆じゃないかな、と。地方の駅前商店街なんて、もともと若年層が楽しめる娯楽や、ファッションを提供する機能を持っていなかった。だから、暇な若者に出来る時間つぶしって、女の子を誘ってドライブくらいしかなかったわけだ。例えば、90年代にものすごく売れたホンダ・S-MX は、フルフラットシートにできるだけでなく、ご丁寧にティッシュボックスまで備え付けてある。わかりやすくニーズのど真ん中をついていたわけだ。
それが、イオンモールができることで状況は一変する。シネコンやタイトーとかセガとかの大規模ゲーセンやROUND1で時間は潰せるし、服を買うのも、ワールドやイトキン、オンワードといったアパレル大手のちょっと低価格ラインのショップ、レディースならば宮崎あおいがCMしてるEarth music & ecologyとか、OZOC、Melroseとか。メンズならTK Takeo Kikuchiとか。ユニセックス&チャイルドで、UNIQLOに満足しない層のために、GAPとか、無印とか、COMME CA ISMとかも入っている。ABCマートがあれば、靴も含めてそんなにダサくない、というか都心で売っているものと遜色のないものが揃ってしまう。そりゃ、裏原宿のテイストは無理だけど、池袋マルイやサンシャインシティくらいのレベルは買えてしまう。片道30分でイオンモールにつけるのであれば、その短い時間にお金をかけるよりも、一日中過ごすイオンモールの中でお金を使ったほうが楽しいわけだ。つまり、人口が少ないだけでなく、残っている若者にもクルマに必要以上にお金をつぎ込むインセンティブがもはや存在しないということだ。
じゃあ、粛々とシュリンクする市場規模に対応するだけの資源投下をすべきか、、、というとそうは問屋がおろさない。それができない要因、それは地方に数多く存在する独立資本の販売店フランチャイジーだ。バブル崩壊後、自動車メーカーはそれぞれ、ドラスティックに販売網ネットワークを整理した。今となっては複数の販売チャネルを運営しているのは、実質的にはトヨタだけになってしまった。ただし、トヨタ・日産・三菱といったメーカーの場合、販社は一部自らが出資している法人が大半であり、スムーズに(とはいかないまでも、どうにか)店舗網の縮小、合併を進めることができた。ところが、ダイハツ、スズキ、スバル、ホンダ(の旧プリモ店)は、三丁目の夕日に出てくるような個人経営の自動車整備業にフランチャイジーとして販売を委託するという形態の店舗を数多く抱える。販売店網が密だということは、アフターサービス・メンテナンスの質を向上させることにつながる。アフターサービス・メンテナンスはアフターマーケットという業界用語があるくらい、利益率の高い市場なので、各社力を入れているわけだが、サービス水準を高めるためには、各店舗の士気が高められていることが重要だ。
販社としては、生涯価値の高い顧客、つまり長くお金を落とし続けてくれる顧客を捕まえたいというニーズを持っている。となると、地方にやってきた若年層というのが、一番欲しい顧客のプロファイルとなる。地方にやってきて、工務店という地域密着な仕事をし、地元の(たぶん)特定郵便局の職員とつきあって結婚して、、、というのは、まさしく地方の販売店にとって喉から手が出るほど欲しい顧客像だといえるだろう。こういう層に向けて、ストレートに刺さるCM、というのは、ミラ・イースの本当の想定顧客かどうかは関係ない。(実際、イースの車種CMは、ブルース・ウィリスを起用してダジャレを言わせているわけだから、瑛太のようなプロフィール、ではないことは明白。)「企業CM」して瑛太と吹石一恵が出演するCMを放映するということは、メッセージのターゲットは販売店フランチャイジーなのではないかな、と。
小見出しで結論は言い切っちゃいましたが、基本はこれ。自動車メーカーもボードメンバーや車種開発部門は既にわかっていてやっているはず。じゃなきゃ、瑛太が乗るクルマはミラ・イースにならないし、マツダのスカイアクティブテクノロジ搭載車やホンダのハイブリッド車に国内独自モデルが1つもない、なんて事にもならないはず。
ところが、販売部門、とくに販社といっしょにプロモーション計画を取りまとめる部門は、国内は縮小均衡で粛々とやっていく、なんてことは口が裂けても言えないはず。なので、国内販社向けマーケティング担当者が考えるべきは、シュリンクする市場環境下で、世界共通モデルをいかに低コストでローカライズして、他者のシェアを奪うのか、しかないのが現状なのだと思いますよ。正直、ね。
仕事を休んだ。
なぜこれだけのことが今まで出来なかったのだろう。
これから先「ものづくり」なんてのは日本の仕事ではなくなるのだろう。自分はIT関係のドカタなのだが、その仕事も減っていくのだろう。
ものづくりのもうひとつ上の層の仕事、SI屋のもうひとつ上のレイヤの仕事。そういうのがこれからの国内産業の主幹じゃないだろうか。とはいえそれのために求められる人物像は厳しいし、日本人の就業可能人口すべてに仕事があるとも思えない。
なんてことを思いつくくらいにはヒマだ。ぼくみたいな低脳でもこれくらいは思いつくのだから、数多のいい人はもっと違うことを書いて欲しい。とあるblog記事やら本の紹介をするだけのライフハック記事を読んでそう思った。
今は隠居生活の私が現在のベンチャーブームを眺めながら、当時大きな苦労をしたことを書きたいと思う。
(少しでも共有できたら嬉しい。)
私は若かりしエンジニア時代、いつも営業畑の経営者の下で働いていたため、
といつも思いながら、がむしゃらに働いていた。
そして時間が経ち、CEO&CTOがファウンダー(A氏)のベンチャー経営の役員として迎えいれてくれるチャンスをいただき、
ようやく自分が思い描くプロダクトを作り上げられる企業(しかも経営者のひとりとして)にJOINするができた。
そりゃもう、大変嬉しかった。
私がJOINした時は、その会社は既にベンチャーキャピタルから増資があり、
JOIN後も順調に事業会社やベンチャーキャピタルから増資が決まっていて、外部から見れば順風満帆にみえていたと思う。
しかし、そこからさらに時間が経ち、会社は経営存続の大きな問題に直面した。
それは、問題の本質は、A氏がビジョナリーではなく「単純に新しいことを作ることが好きな人」だったのだ。
A氏はエンジニアとしてのスキルは高く、新しいプロダクトを世に公開していく能力には優れていた。
しかし、それは「新しい技術」とういう視点で作られいたプロダクトであって「長期的な収益」となる土台となるプロダクトではなかった。
そして、次々と新しいことにチャレンジしたいA氏は、ベンチャーキャピタルから増資を受けたビジョンに、
どうすれば自分が作りたいプロダクトに結びつけることができるのか?という明らかに考えが逆の発想になっていた。
常に新しいことを作り続ける会社は素晴らしい会社だと思うし、エンジニアとしては魅力的だと思う。
『ベンチャーキャピタルから出資を受けている』ということだ。
言い換えると、その会社は、
『将来、投資家に対してIPOまたはバイアウトをして、大きな利益を与える必要がある』のだ。
もし、当時のその会社がベンチャーキャピタルから出資を受けていないのであれば、都度都度、新しいことにチャレンジし、
誰もが見ないプロダクトを発表し続ける、エンジニアとしては魅力的な会社だとは思う。
しかし、それは永続的な利益を生むビジネスになることは難しく、いわゆる「受託業務」でしかビジネスは成立しない。
ベンチャーキャピタルから出資を受けるということは、「ひとつのビジネスやプロダクトの社会的な価値を上げる」
ビジネスを行わなければいけないのだ。
いま思うと、A氏は「ベンチャーキャピタルから出資を受けてはいけない人」だったと思うし、
出資を受けるにしろ「自分は新しいプロダクトを世に出し続ける企業を作りたい」
ちょっとオチが見えなくなってきたのでw
何が言いたいかというと、
とうことだ。
A氏はビジョナリーでなくモノづくりが大好きなエンジニアだった。
私はもっと早い時期に(ベンチャーキャピタルから出資を受ける前に)CEO職を他のメンバーに譲るべきだったんだと思う。
私も本来であれば「A氏のビジョンに共感する」ことが動機でJOINする必要があったんだろうけど、
今思うと、CEO&CTOファウンダーという、安易な動機でJOINしたのが間違いだった。
エンジニア時代に憧れだった、CEO&CTOファウンダーの幻想は瞬時に破られた。
その会社の詳しい末路はここでは書かないが、ベンチャー企業としてはいい終わり方はできなかった。
画一的な視点でも日記はなっていると思うが、少しでも読んでくれた方の参考になってくれれば嬉しい。
終わり。
いい物作ってれば売れる。
真面目にものを作る奴が偉い、いい加減この手の無骨で愚鈍なものづくり礼賛主義な老害どもにはうんざりだ。
これを読んでる奴の大半、日本人の大半は物作ってるわけじゃない。
作る奴が特別偉いわけじゃないんだよ。クソが!
作ったものをドレスアップして、地道に売って歩いて世に知らしめて初めて利益を生むしみんなが使うんだよ。
起業家がタレントで何が悪い?それで資金を引っ張り、製品のアピールが出きるなら結構じゃないか。
幾ら良いもの作ったってアピールできなきゃダメなんだよ、誰も使わないんだよ。
後からあれは俺の方が最初に作ったとか言ったって負け惜しみなんだよ。
タレントだろうが何だろうが、起業しない奴よりしてる奴の方がよっぽど頑張ってると思うよ?
こういう土壌が堀江を潰したし、アイデアとパワーだけは有る若い連中の意欲を潰してるんだよ。
あいつらはずるい、口先だけだ、適当にやって真面目にコツコツやってる連中を出し抜いてズルしてるなんてなぜわかる?
ちゃらちゃらしてたって資金繰りの苦労や誰にも負けない野望、数知れない程の挫折があったりするんじゃないか?
あれか?ビルゲイツはNTのコーディングも全部やらなきゃいけないのか?