はてなキーワード: ほうれい線とは
以前に比べて若くなったように見えると夫に言われた
肌も何かハリがあって、とかなんとか
悪い気はしないが実際歳はとっているわけで、そう見えるだけだ
じゃあ何が若くなったように錯覚させたのか考えてみる
・痩せた
そのせいでほうれい線などが目立たなくなったのでは
体型も前に比べてスッキリしており、痩せた=若見え、なのでは
治療の関係で女性ホルモン剤を打つ機会がある、同じく治療に絡んでビタミンをはじめ諸々の栄養を気にしてサプリをとるようになった
髪のボリュームが以前に比べてアップした自覚はあり、ホルモン剤かサプリが効いたと思っている
・在宅勤務
2年前から在宅勤務に切り替わり、基本家から出ない生活になった
また人と顔を合わせて仕事するのに比べてストレスが減ったと思う
在宅勤務による全体的な体調改善があり、その結果、肌の調子が良い=若見え、となったのでは
…といろいろ考えてみたが、健診などの結果では順調に年齢の影響が出ている感じだ
本当に若返ってたら良いのになあ
10年ほど前、30代半ばだった私は結婚を焦っていた。しかし当時の職場に出会いは皆無。もともと抱えていた美少女ゲーム由来の制服半脱ぎ属性をこじらせて背水の陣であったが、出会いを求めてオフ会やサークルにも顔を出していた。とはいえ生来社交的ではないので、せっかく女の子たちとお酒を飲めてもそこまで止まり。せめてもっとお近づきになれたら……と願うだけの日々だった。
そんなある日ひらめいた。「セーラー服がクローゼットに掛かっているだけでも制服美少女を身近に感じられるのでは?」
数少ない女性との交流から、平均的な身長は155〜160cmであるからセーラー服だってその程度のサイズを選べばよいということはわかっていた。SMLなら真ん中とってMでいいやと。しかし自分の身長に見合う170cmサイズが販売されている……
もしも自分が着用すればセーラー服は自由に動きだす。鏡を見ずに布地さえ見ていればそこに桃源郷が現れるはず…… 魔が差したとはこういうことをいうのだと気づいたのはもう少し後のことだった。届いた紺色の衣服は胸元を中心にホックやファスナーが複雑に使われており、構造を把握しながらそっと袖を通すと、鏡の中にはセーラー服を着たおじさんがいた。めまいがした。すぐに脱いで丁寧に畳んでしまいこんだ。
その後もたまにセーラー服を引っ張り出して着てみてはめまいを起こす日々を送っていたが、40歳になった頃に自分だけの部屋を実家からさほど遠くない場所に構える機会に恵まれた。
実はその頃にはささやかな出会いもあり、近々ここを拠点に幸せな家庭を築くのだという理想に燃えていて、セーラー服なんか実家に置いておけないから持っていった……という程度のものだったのだが、理想はあっという間に砕け散り、タイミングを同じくして職場も追われてしまった。そんな厄年だった。
幸い厄が明けてすぐに新しい仕事が決まり、そのときにはもう「自分の好きなように生きることが一番さ」と開き直るに至った。結婚をあせるのもやめた。というかあきらめた。両親には悪いと思った(今も思っている)がいくらか気楽になった。
そんなある日、面白そうな何かを探していて偶然snowというアプリを知った。それまで自分の顔に自信はなかったが、例のセーラー服を着てアプリで面白半分に加工してみればまあまあ見られるようになるではないか。目や鼻をいじくり回しても残る面影に、案外妹に似ているもんだなと少しびっくりした。兄貴目線ではあるがそこそこ可愛い妹なので、それなら自分もそこそこ可愛くなれるのではないか……という希望が湧いてきた。
おおげさだけどもうひとりの自分に出会えたような気がした。自分がそれなりに抱えて生きている浮世の憂いから完全に切り離された、たかが知れてはいるがそこそこ可愛い女の子。iPhoneのガラスの向こうから無愛想な視線を向けてくるこれが自分……??この前とは違うめまいがした。
ウィッグを買ってみた。頭が大きいので難儀したが、髪の毛だけでも雰囲気がだいぶ変わる。
メイクセットも買ってみたがまず使い方のわからない色とりどりのペンやら液体やらに戸惑った。これらは次第によく使うものと一度も使わないものに大別されていった。
お化粧を始めたら画像加工もまた楽しさが増してきたが、メイクしているうちにもう制服姿は無理だと感じてきて、次第に女子大生やOLっぽい服にシフトしてきた。それでも実年齢から考えれば相当無茶な若作りなのだが……
たいそう通販が捗った。見ているだけでも楽しいのだ。リボンやフリルいっぱいの可愛い服も着てみたい。清楚系お姉さんや若奥様風にもなってみたくなった。
ミニスカートも短ければいいってものではないし、丈が長くても可愛い服はたくさんある。
男女の骨格や構造の違いを学ぶと、肩幅を目立たせないため視線を寄せたりラインを切ったりする襟元へのワンポイントの置き方だとか、姿勢をよくするとか、できるだけ肌を露出させない…… などなど少しでも自然に女の子らしく見せる方法への理解も深まった。
もっとも生来ズボラなので全部を身につけたわけではないが、実際にやってみると女性のしぐさなどにもいろいろ理解が出てきた。たとえば物を拾う時に腰を曲げるか膝を曲げるか、手提げ袋を手に持つか手首に通すか…… というようなことだ。
そのうちに女性の社会進出とか夫婦別姓とか、女性を巡る社会問題にも関心が出てきた。世界の見方がちょっと変わった。なかなかおもしろいものだ。
自分は週末の趣味で女装してるだけなので汗で化粧が崩れると思えばその日はしなければそれで済むが、毎朝早起きしてこんなに手間をかけて綺麗を高めて出勤する世の中の女性たちには本当に頭が下がる。髭すらまともに剃れないような野郎ども試してみたらいい。
一応断っておくが、心と身体の性別ギャップに悩んだり、男性を恋愛対象にしたりしているわけではない。特別可愛くなくてもいいから普通の女の子になりたいだけなんだが、無意識の行動から正体がバレないために内側から女の子にできるだけなりきろうとすると思考や趣味にも影響が出てくるものらしい。
他方、街角や電車内で可愛い女の子・綺麗な女性を見かけると「教材!」とファッションチェックしたくなるし、どんなメイクしてるのかとお顔をガン見……はしないが盗み見していて不審者扱いされているかもしれない。そして自分はそこそこ可愛いと感じていたとしてもやっぱり本物には到底敵わないことにいささかの嫉妬を感じたりするのだった。
ある真冬の夜、とうとう外出をした。それは当初の目標ではなかったが、自分の内なる女の子に活躍の機会をあげてみたくなったのだ。
紺色のコートとピンクのマフラー。厚着していればだいたいどうにかなると思った。マスクがこの上なく役立ったというか、目元をしっかりメイクして口元を隠していれば暗がりならば年齢はどうにかなるだろう。コロナよありがとう。
誰にも声をかけられることはなく、すれ違う人も一向に私に関心を示す様子はなかった。うまくいったとまでは断言できないが街にまぎれこんではいたと思う。先述の「内側から女の子になりきろう」が功を奏したのかもしれないが、もちろん「こわ……近寄らんとこ」だった可能性も十分にある。
だからまだビクビクしながら外出している。友人何人かには正直に女装趣味を告白した。相手が良かったのか幸いマイルドな反応だった。少し安心したが生きて動いてる姿を見せればいろいろダメ出しがくるのではないかと思う。
完成度を上げていくごとに不安も高まる。外出するならなおさらだ。残念ながら上述の友人たちはみな近くには住んでいないから、頼み込んで出来映えをチェックしてもらうのも難しい。新幹線はよしとしても飛行機はチケットに性別欄があるから無理だろう。その前に遠出はトイレに困るし、声はどうにもならないから買い物も難しい。いくら完成度が高くても地声がテノールでも「袋いりません」の一言でアウトだ。
不安な気持ちはいつも消えないが、通行人をつかまえて「私きれい?」などと男声を響かすこともできない(ポマードなんて今の若い子は知らないかもしれないな)。さもなければ職質されるまで交番の前を行ったり来たりするしかないのか?
結局やれることを地道にやって完成度を高めるしかないのか…… そんなわけで最近は高性能コンシーラーや眉毛の描き方に関心を寄せている。
もうそろそろ、少なくとも若い娘のふりはできないから上品なミセスに切り替えていかないと…とは思っている。いつまでも可愛い服を着ていたいけれどお化粧ではごまかしきれない。ビジュアル的にダメとなったらステージを替えていくか、いっそ諦めるか。
まだ目尻の小じわは気にならない程度だがシミは次第に濃くなって、ほうれい線を消すためにほっぺを後ろに引っ張るテーピングはできないものかと画策する。
細かいところが見えるうちにつけまつげを上手につけられるようになりたいと願っていたが老眼の進行速度は予想以上だった。
たぶんあと何年かで限界が、いやもしかしたらすでに来ているのかもしれない。そもそも限界以前の問題かもしれない。それでももう少しだけ完成度を上げたい。先の友人たちに「これなら並んで歩いてもいい」と言われるのがささやかな夢だ。中身は変わってないから口を開くわけにはいかないがな。思考はもう仕方ないのでせめてアルトに聞こえるよう発声したい。できるの?
そういえば自分がこんなことしている間に結婚して一児の母となった妹も、若い頃に「黙っていれば可愛いのに」って言われたと憤慨していたことがあったのを思い出した。それじゃ兄はおしゃべりも可愛いを目指すかな。きっとそれは男に戻っても役に立つと思うから。可愛いは正義だよ。
『外見』
ほうれい線とマリオネットラインが日に日に存在感を増してくる。
笑うと目尻にしわ。ファンデーションがシワに溜まるってこういうことかと実感。
このまま時の流れに身を任せるべきなのか。
頬を糸で吊ってHIFFして、さらに月日をかけてそれをメンテナンスするべきなのか。自己満足のためだけに。
『仕事』
新卒で入社し、あれからあれから十数年。10年程ブラックとは言えないまでもグレー企業で働いた後、転職して今はまずまずホワイトでそこそこの給料をもらえている。管理職などにはなりたくない。できれば現状を維持したい。一兵隊として、そこそこでやっていきたいが、キャリアアップ!セルフディベロップメント!の圧よ。そんなガツガツしたくねぇ、けど生き残りてぇ。これまた中途半端。
『資産』
持ち家も子供もペットもいないので身軽。おかげさまで現金の貯蓄は結構あるのだが、資産運用とかするのは怖い。でもインフレに怯えている。こちらも中途半端。
『家族』
結婚して5年を超えて、パートナーに不満がないのは幸運だと思う。
子どもがいない夫婦してうまくやっているので、波風を立たせたくない。
子どもを設けるなら本当にギリギリのラインだが、ここまで欲しいと思ったことがないのでそういう人生だったのだろう。
親は今のところ健康だが、これからだろうな。ここが現状一番の不確定ポイントかもしれん。
『趣味』
いくつかの趣味を数年おきにハマる、冷めるを繰り返している。そのため何においても永遠の初心者。
何かに熱中できなくなったらこの先の人生相当虚無だろうなとは思っている。
結局何か大きな変化を起こしたいと思うほど困っていることはなくって、ただこれまでと同じ人生をあと30年とか続けていくのか、維持できるのかっていう気持ちと経済の不安なんだよなぁ。
マッチングアプリで、1つ歳下らしい女性とマッチングして、正直過去一番会話の相性が良かったんじゃないかと思うし、
ただ、実際最初にあったとき、正直10年上と言われてもおかしくないくらいほうれい線が強く見える老け顔のいわゆるおばさんとしか見えなかった。
(オブラートに包まず書きました..)
相手も恋愛経験がほぼないらしく、最初の印象が強いせいか、いわゆる所作もおばさんっぽくしか見えなかった。
他にも女性の当てがあるわけじゃないし、会話の相性は良いから1週間に1度合う関係は続けていた。
ちなみに、この間マッチングアプリは続けていて、他の人にいいねは送り続けてはいたがいい反応はない..
時間を重ねるたびに会いたいと思えなくなってきたというのも正直なところで
友達としてなら全然いいけど、ドキッとすることもないというのも正直辛くなってきた。
そう思っていた矢先、4,5回デート時の帰り際に相手から、この関係を進めたいと言われた。
相手に感謝を伝えた上で、上記の件を若干オブラートにして伝え、保留にしてほしいといった。
保留にしたいって何様のつもりかと自分でも思うけども、まさにそう思っていた段階なので正直に言った。
相手は動揺していたように思う。
もしこの段階は切り抜けて結婚したとしたら、良い家庭が築けていたりしたのかもしれない。
顔が全てではないのかもしれないけど、そのせいで損に見られるんだろうなと思ったし、
(同じ行動でも多少容姿がよかったら可愛く映るのかもしれないし)
気が合うだけだと、自分は踏み出せないこともこの歳でわかったし、
そこまで結婚することを最優先と思ってないからだろうと思うし、これ逃したら他にいないと言われてもおかしくないただルッキズムの贅沢なだけなのかもしれない。