「じわじわ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: じわじわとは

2013-11-12

生理痛

生理痛には個人差が大きく、あくまで個人の感想です。

生理の痛みはもうこれ以上俺に何を望むというのだもう何もでないぞいっそ殺してくれ!という時の下痢にすごく似ています。それが内臓2つ分繰り広げられると思ってください(多くの生理下痢を併発します)。まずじわじわとした鈍痛、「ついに奴が現れたか…」と冷や汗がにじみ出てきます腰骨もミシミシ痛い。波はしだいに大きくなり、内臓が脈打つ実感を得たころ、突然刺すような痛みに変わり、こうなると尻の穴とどこだかわからない内蔵まで直通回路が開かれます。座るだけで突き上げるような痛み。なぜ尻。お前の仕事は別の内臓でしているはずだろうがと我が身を呪ったころに出血。ドロドロしてひたすら不快です。自分意思ではどうにもなりません。2時間に1度はトイレに行くという制約が生まれました。このプロセスが夜中に訪れると悲惨です。痛みの応酬でもう眠るどころではありません。薬を飲む。効くまで30分。体を伸ばしたり縮めたり、神に祈ることでこの時間が早く過ぎ去ることだけを考えます。これだけの痛みを感じているんだからもう原罪は祓われているんじゃないかと思い、世界の痛みを一身に受けたキリストの気分になってちょっと人に優しくなれるような気もしますがやっぱり痛くてそれどころではありません。体はだるく目が回り、布団から一歩も出たくありませんが動かないとそれはそれで痛いので芋虫のような動きを繰り返す機械と化します。世の中の半分の人間がこの痛みを共有しているのかと思うと人類平和に一歩近づくんじゃないでしょうか。ジーザスクライスト。立てば鈍痛、座れば激痛、歩く姿はリビングデッド。もう駄目だ目がくらんできた。俺はもうここで捨てて行ってくれ、たのむ、お前たちだけでも奴を倒し…あ、薬効いてきたわ!!あー!!!平和ってすばらしい!!!

さーて出勤すっか。

2013-10-29

死にたさ

自分日常生活を送っているとたびたび死にたくなる。ツイッターアニメを実況しながらその日三杯目のカップ麺を食ってるとき記憶の底に押し込めて門外不出にしておきたいような恥ずかしい記憶が何かの拍子にふっと思い出されたとき、とてつもない失敗をやらかしとき、何もかもうまくいかないとき。例を挙げれば数限りないが、共通しているのは大抵の場合「死にたさ」は唐突に湧き出してくるということだ。勿論ポジティブな気分でいるときに死にたくなるわけはない。何となくネガティブな気分でいて、自殺なんかとは全然関係ないこと、例えば明日までに仕上げなきゃならない課題の山や、こじれまくった人間関係の修復方法について考えているときに、突然強烈すぎるくらいの負の願望が意識に浮かび上がってくる。そして即座に消えていく。

仲間がいれば安心するってわけでもないが、この唐突な「死にたさ」の襲撃を受けたことがある人間大勢いるようだ。インターネットによって手軽にそれを調査できる。一日ツイッタータイムラインに張り付く根気と暇があれば、必ず一個は死にたいツイートを目にすることができるだろう。ツイッターを「死にたい」で検索すればそれこそ秒単位で発言があるのを確認可能だ。勿論ネット全体の人口に引延ばせば1割にも満たない人数だろうが、それだけ集まれば「死にたさ」の存在証明するには充分だろう。それどころか、かつて人がここまで「死にたさ」を前面に出してきた時代があっただろうか。自分はこの現象を、即時的なメディアであるツイッターの登場によって、以前から我々の意識の流れの中に存在していた「死にたさ」が可視化されたのだ、と考える。自分にそれを検証するだけの心理分析の知識はないが、状況証拠から判断すれば「死にたさ」は普遍的存在する、と言っていいだろう。

自分がしばしば感じる「死にたさ」とそうした普遍的な「死にたさ」が同じものだと仮定して話を進めると、この「死にたさ」は、より本来の性格に即して表現するなら、「消えたさ」になると思う。あるいは「病死したさ」。さらに言えば、それは「消えたさ」「病死したさ」であって、「自殺したさ」ではない。自分だけかもしれないけど、その言葉が与える印象は厳密なところでちょっと違っている。消えるのも病死するのも、自分意思とは無関係に起こることだ。自分意思存在が消滅したり病死したりできる、というのはちょっと面白いけど起こりえない。消滅も病死も、己以外の何かの力によって命が奪われる、という性質を持つ。対して自殺には意思必要だ。自殺したい、ってワードを言葉通りに解釈すると、その人は、消えてしまいたいという意思と、練炭やらロープやら自殺の予定地やらを準備する意思を同時に持っているということになる。その点、「死にたさ」におそらく意思は、「死んでやろう」みたいな感情はない。「消えたい」と表記する方が「死にたさ」を表すにはより的確、というか純度が高いと自分は考える。

自分にとって、これらの単語区別しているのは積極的意思存在だ。「死にたさ」はあらゆる意味受動的なものだ。消えてしまいたい。急病で突発死してえ。あくまでも消極的に、実行する意思はないままに自分存在がこの世界から消滅することをちょっとだけ望む。「死にたさ」に意思存在する場合、そこで初めてそれはより強く、より持続する「自殺したさ」へと変化するはずだ。「死にたさ」は思いつきのようなものに過ぎないため、意識が次の事柄に考えを集中させればすぐに消えうせる。その字面が与えるインパクトより、実際の「死にたさ」とはライトで軽微なものなのだ

なぜ人は「死にたさ」を覚えるのか?「死にたさ」とは、存在の消滅を望む消極的で突発的な感情だとこれまで書いてきた。分析する手がかりになるのが、「死にたさ」が己の意思とは無関係に、脊髄反射的に意識に浮かび上がってくるものだということだ。ここから、「死にたさ」は思考や意識よりも、心の持つ基本的な働きに起因するのではないかという仮説を立てられる。それを明らかにするために、ここで我々がどういう時に死にたさを覚えるのか、その具体例を検証してみたいと思う。

時間は深夜4時を既に回った。とっくに就寝しなければいけない時間は過ぎていたのに、男はキーボード打つ手を止めることができずにいた。文章のテーマは「死にたさの分析」。男はその時間になってようやく後悔しつつあった。なぜ俺はこんな課題でもないし、お金が貰えるわけでもないもの生活リズム崩してまで書いてるのか。俺はバカか。平日だぞ。明日ちゃんと早起きしなきゃならんのよ。昨日遅刻してるからもう絶対今日時間通り起きなきゃならないのに…後悔の言葉空虚に響いた。もう何を言っても遅い。遅すぎる。最低でも午前二時には寝なきゃならんかったのだ。途中トイレに立ったところで止めとくべきだったのだ。バカだ俺は…物事の優先順位も分からずにクソが…。じわじわと後悔は絶望に変わってくる。いっつもこうだ…後先考えずにどうでもいいことおっぱじめて、やるべきことは放置して…あっそういえば明日までにやらなきゃいかん奴全然仕上げてねえよ…ああーもう間に合わねえかな、やる気も出ないし…ああー明日行きたくねえなあー…「死にてえ」……男にはやるべきこと、時間をそれに費やしていれば実りある成果を得られただろうことが他にいくつもあった。それらを全て無視し、「死にたさの分析」を書きあげるという選択をしたのである無意味に。男が遅刻を避けるため、とりあえず徹夜する覚悟を固めて顔を洗ったとき時計は5時を示していた。」

以上の挿話の流れは、おおよそ次のように分解できる。自分責任でどうにもならないバッドな事態へ落ち込む→絶望して自分を責め始める→さら絶望する→死にてえ…

上述したように、「死にたさ」が論理的な思考の流れとは無関係に出現していることが分かるだろう。ここで鍵となるのが、「死にたい」と感じることによって一連のネガティブな思考に決着が付いていることだ。バカだとか物事の優先順位分からんかいった自己欠点をあげつらってみたり、いっつもこうだ~によって自分自身を悲観してみたりしたあげく、どうにもならない現実を確認した上での「死にたい」。確かに、「死にたい」って言葉ほどパンチ力のあるネガティブ言葉存在しないだろうし、「死にたい」と思ってしまった時点でそれ以上に自分を責めることも、現実を悲観することもとりあえずは打ち止めになる。「死にたさ」は自己否定がそれ以上深化することを防ぐための防衛機能なのではないだろうか?

「死にたさ」が同じような働きをしている例は他にも存在する。屈辱的だったり恥ずかしかったりして思い出すのに抵抗があるような記憶が、何かの拍子にふっと思い出された時、反射的に「死にたい」と感じてしまったことはないだろうか。恐らくそれも自己防衛機能を持った「死にたさ」だと考えられる。精神負担がかかるような経験をし、自己存在が揺るがされたとき、程度によりけりだが、その記憶を思い出して客観的事実である認識することが難しくなってしまう。記憶事実ストレートに認めることによって、再度自分自身に精神負担がかかってしまうことを防ぐためだ。「死にたい」と感じることが思考を打ち切る機能を持つことは既に書いた。軽度のトラウマ的な記憶を思い出してしまった場合に感じる「死にたさ」もまた、精神自己を守るために、それ以上記憶を探らせないため意識に発した救難信号だとは考えられないだろうか。

このように考えてくると、思考を中断するために「死にたさ」を発する人間の心がなぜ「死にたさ」というものを発しなければならなかったのか、その理由をなんとか推測することができそうである人間は生きている限り、起床時であればほとんど間断なく思考することが一応は可能である。これを逆に言えば、人間の思考が完全に中断するのは、就寝と死亡、二つの機会をおいて他にない。意識の消滅した状態を欲求するということは、とりもなおさずこのどちらかの状態を欲するということだ。就寝を欲求するのは人間本能の部分なので、本当に眠たくて寝たい時ならともかく、精神が「眠たさ」の発信を思考を中止させるためだけに行うことは、そういうこともあるとは聞くけど、普通の状況では起こりえないだろう。本当に寝てしまって一時的に活動を停止してしま危険があるからだ。しかし、「眠たさ」が発信されているとき人間はまともに考えることが難しくなるということは誰もが首肯できる事実だろう。一方、意思の部分が欠けているために肉体的な死とは繋がっていない「死にたさ」は、思考を一時中断する機能を持つと同時にどれほど濫用しても対象の肉体が危険に晒されることがない。

自己防衛するために一時的に「死にたさ」で頭を一杯にさせ、思考のそれ以上の進行を食い止めるという心の働き。所詮は仮定と推測の寄せ集めでしかないが、「死にたさ」の正体としてはこの辺りがありそうなところではないか自分は考えている。「死にたさ」は救難信号である。それが発信されているということは、自己精神面が危険に晒されているということを意味している。もしこうした突発的な「死にたさ」に襲われたなら、それは己を否定することをやめ、あるいは記憶直視すまいとすることをやめて冷静に状況を判断し、それを好転させる絶好の機会といえるだろう。精神もただ苦しませるためにあなたを死にたくさせているわけではないはずなのだ

NTRエロマンガ「神籠りの夜に」後日談復讐SSを書いてみた

りょう おいしいお肉の召し上がり方

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4863493762/

に掲載されている作品「神籠りの夜に」の後日談SSを書いた。

実は、SSって苦手で全然書けなかったのだけど、作品の衝撃でどうしても書かざるをえなくなった。どうしても、この作品の続きの復讐劇が無ければ、正義がそこで達成できなければ、私はとうてい精神の均衡を保てなくなってしまった。読み切りエロマンガでこんな気持ちになったのははじめてで、この作品の胸糞の悪さ(これが卓抜していて、きわめて高い評価ができる)。たった数時間で書いたものだけど、とりあえず。置いておく。

--

警衛勤務はかったるい。これが弾薬庫となってはなおさらだ。時刻は0220。つまり、午前2時20分。俺はライナーかぶり直しながらドライバー田中3曹に送りを頼むと、警衛司令に向かって敬礼した。

「弾薬庫、上番します」

警衛司令は川崎曹長。来年で定年だ。俺は、これから退職金に触るような大迷惑をかけることに軽く憂鬱さを覚えた。

「おう、ヒロトか。今日は蒸し暑いからな、気を付けて行って来い」

軽く挨拶されると、俺は田中3曹とともにジープに乗り込んだ。実のところ、こいつはパジェロだがジープとみんな呼んでいる。

「本当に今日は蒸し暑いな」

無口な田中3曹が珍しく話しかける。

「そうですね」

同意の返事だけすると、沈黙があたりを包む。深夜の空に響くディーゼルエンジンと路面をひっかくタイヤの音だけが響く。4年前の夏も、蒸し暑かったことを俺は思い出した。

からの蒸し暑さは、この湿地を埋め立てて造ったという駐屯地に深い霧を立ち込めさせていた。ジープヘッドライトはその霧を切り裂きながら進んでいく。

ほどなく、弾薬庫につく。同じ駐屯地の中だ、5分もかからない。中の哨所から人が出てきて、金網で出来た門を開ける。俺は、田中3曹に礼を言ってからジープから降りた。

迎えに出てきた下番者は同期だ。一緒に哨所に入って申し送りを受ける。

「申し送り物品、弾薬5発、双眼鏡。申し送り事項ナシ」

「申し受け物品、弾薬5発、双眼鏡。申し送り事項ナシ」

弾薬は無くなったら大変なことになる物品だ。しっかりと復唱をして申し受ける。

「それじゃあ、あとはよろしく」

同期が言うのに「了解」とだけ返事をすると、弾薬庫の門まで見送って鍵をかけた。俺は同期とあまり仲が良くない。仲が良くない、というと語弊があるが、要するに俺は付き合いの悪いやつだった。これには理由がいくつかあるが、俺には金も時間も惜しかった。そんな俺に警衛司令として上番している川崎曹長は何かと目をかけてくれていた。そんな恩人に迷惑をかけるのは忍びないが、俺にはそうするしかなかった。

「あれから、4年か…」

ひとりごちる。弾薬庫に人は来ない、交代が来るまで孤独な戦いだ。「まだまだと、自分を責める、弾薬庫」そんな落書きが哨所には書かれている。

うずらが居なくなって4年。また、祭りが来る。

俺は、これから大それたことをする。それこそ、大それたことだ。弾薬庫には、小銃弾がある。一人じゃとても撃ちきれないほどだ。これを持って、俺は今日、ここを出る。なぜそれをしなければならないか。それは4年前のことにケリをつけるためだ。

ただ、これには、いくつか問題がある。まず、弾薬庫の周りには赤外線がめぐらされている。交代時はあらかじめ分かっているか警報無視するが、そうでないとき警報が反応すればすぐに警衛から人がすっ飛んでくる。ただ、今日は霧だ。霧が深いと赤外線センサーは誤作動を起こす。霧が出始めた0時頃には警報スイッチを切っている。

次に門だ。出入り口の門は深夜は閉鎖している。出入りはできるが、人に会わないと出られない。当然、同じ中隊である今日の警衛隊にはすぐに分かるし、外出証も持っていない。ただ、自動車で外柵を破壊して突っ切れば、確実にバレるが、銃と弾薬とともに外に出られる。

霧は今日しか出ていない。警衛勤務に上番するのは月に数回。それも必ず弾薬庫につくわけではない。そして、また来週になれば次の犠牲者が――4年前と同様に――出る。

俺は意を決して、弾薬庫の鍵を開いた。

弾薬庫はがらんとした埃っぽい空間だった。俺は手近な7.62mm小銃弾の箱に手を伸ばす。重いが、これを門の近くまで持っていく。夏の雑草は茂るのが速い。弾薬箱はうまく隠れた。俺は腕時計を見る、0250。見回りの動哨は通過しているはずだ。俺は、そのまま門を開けて外に出ると、自分の車に一目散に走った。

駐車場は弾薬庫にほどちかい。息を整えながら自動車に乗り込むとエンジンをかける。ライナーを脱ぎ捨てながら助手席に置いたブルゾンを上から着込む。カンガルーバンパー付きのハイラックスだ。中古車だが、そんなに悪くない。ライトを付けずに車を出すと、弾薬庫にまっすぐ向かう。動哨の経路にもなっていないから見つかることはない。演習場で灯火管制下での車両行進を行った経験が役に立った。

弾薬庫の前に車を置くと俺は、弾薬箱を車に積んだ。俺は、この駐屯地を、出る。

ビィィイイイイイイイイイイイイイイ

けたたましい警報音が警衛所に鳴り響いた。警衛司令である川崎曹長はそれに驚きながらも警報盤を見る。

おい、何かあったみたいだぞ? 外の車でも突っ込んだか?」

そこは、時折外からの車が突っ込む場所であった。特にこんな霧の深い夜は飛ばしている車が突っ込んでくることがある。彼の判断は半分当たっていたが半分不正解だった。車が突っ込んだのは事実だが、それは「外の車」ではなかった。

おい田中、見に行くぞ」

無口な田中3曹は「了解」とだけ言うとジープに向かっていった。彼らは5分後、とんでもないものを目にすることになる。そして、さらに5分後、弾薬庫から隊員が弾薬と銃を持って居なくなっているという大変な事実認識するに至る。

俺は外柵を破った。俺が銃と弾薬を持って居なくなったことを彼らは間もなく知ることになるだろう。そうなれば非常線が張られる。俺は、駐屯地を出た直後に近くの駐車場まで飛ばした。深夜3時だ。車はほとんど通っていない。そこには、カバーのかけられた白いステップワゴンが停められていた。

このステップワゴンは放置されていた車だ。市役所の連中が黄色い紙を貼って撤去すると警告していたものだ。ナンバーは無かったが、これは別の車のものを盗んでナンバーを変える偽造した。当然に実在する白いステップワゴンナンバーだ。そして、俺がこれから行く場所地名ナンバーだ。車は程度が良く、イモビをカットすればそのまま動いたが、念のために自分で整備を行った。そりゃあ、金もなくなるし付き合いも悪くなる。でも、このステップワゴンが俺を逃がしてくれるはずだ。俺は、半長靴と迷彩服を脱ぎ捨てると白いステップワゴンの中にある服に着替えた。

俺は白いステップワゴンに弾薬と銃を積み替えると、すぐさま出発した。検問はすぐに始まる。後部座席を改造して銃と弾薬は隠せるようにしたし偽造免許証も作ったが、検問は避けたい。人着は警察に連絡されているし、免許証ICチップまでは偽造できない。

俺は目的地に向かって走り出した。

高速を走る。俺は四年前のことを思い出していた。

俺の住んでいたところは、山間の村だ。特にこれといった産業の無い、土地の痩せた、ぱっとしない村だ。俺はその村の出身ではないが、余所者として住んでいた。その村には言い伝えがある。オハシラ様という土着の神が村の貧しい男と結ばれてから村は豊かになったというものだ。実際に、ぱっとしない村だったが、それなりに豊かではあった。そして、そのオハシラ様を祀る祭りが4年に1回行われている。

ただ、パッとしない村が単に伝説で豊かになるはずがない。この祭りには裏があった。街に住む金持ちの支援者が気に入った村娘を、祭りの主役であるオハシラ様として祀り上げ、自らの性奴隷として嫁がせるというものだ。さらに、村の有力者が祭りにかこつけてオハシラ様となった村娘を集団で凌辱する。考えるだけでもおぞましい制度だ。

俺は、それに実の姉と、好きだった娘――うずらを奪われた。彼女も俺を好いていた。だが、実家の生活と村のために犠牲になった。その後、オハシラ様を娶った男、柱の男とよばれるやつから、寂しいだろうと凌辱されるうずらのDVDが定期的に届いた。俺は悔しかった。悔しかったが力が無かった。だから俺は高校卒業するとすぐに自衛隊に入った。そして、チャンスが巡ってきた。

明け方、街のインターチェンジに近づいた。時間はない。警察がそのうち俺を捕まえに来るだろう。街に降りると、あの忌々しい村へと車を進めていった。俺が縁やゆかりのある土地に向かうであろうことは、当然に警察や自衛隊も予想しているだろう、なるべく早くことを済ませなければならない。俺はステップワゴンを村の手前にある山への道へ入れると少し奥まったところに止めた。後部座席から銃、弾薬、バックパックを取り出した。バックパックには一人用の天幕携帯糧食等が入っている。ステップワゴンにはカバーをかけた。俺は一人山に入っていた。

あの忌々しい儀式の舞台になるのは村の神社だ。神社は山を後ろに控えていて、禁足地だとしていて人は基本的に入ってこない。あんな忌々しい儀式をやっているのに「禁足地」とはお笑い草だが隠れるにはうってつけの場所だ。

俺は身を隠しながら、神社の裏手まで上がった。双眼鏡とガンマイクをポケットから出す。今年も祭りが行われるなら、朝のうちにオハシラ様がみそぎを行っているはずだ。

案の定、みそぎは行われていた。年のころは18ぐらい。きれいな娘だった。あの忌々しい神主も居た。俺は祭りまで監視を続ける。

その日の晩、俺はラジオを聴いていた。俺のことはニュースになっていた。連中も知ることになるだろう。これで祭りが中止になるかもしれないが、連中は俺のことなんてとうに忘れているのかもしれない。あるいは、思い出しても、まさか自分たちに復讐に来ているとは思わないのかもしれない。俺はラジオを消すと眠りについた。

一週間たった。祭りの日だ。神社を見下ろすと準備にあわただしい様子が見て取れる。祭りのクライマックスレースだ。丸太をかかえて神社の階段を駆け上がり、境内にある台に丸太を置いた者が柱の男となるという、シンプルなものだ。ただ、これが出来レースで村の支援者が絶対に勝利するということを除けば、だが。

一週間の間の監視でいろいろなことが分かった。今回のオハシラ様も村に住む俺と同じような余所者が好意を持っているということ。オハシラ様もまんざらではないが、儀式のために身を費やす覚悟であるということ。また、その余所者はこの儀式真実を知らない様子なこと。そして、今回の柱の男は、姉とうずらを娶った連中の親族で、どうしようもないクソ野郎であること。

祭りの準備は着々と進む。街の土地持ちどもが寄り集まっているところにガンマイクを向ける。

「…で、今年のオハシラ様はどうかね?」

「いや、美人で犯しがいがありますね。あの顔が苦痛でゆがむことを考えるだけで、勃ってしまますよ」

「4年前の娘もよかったがね。ただ、なんせ妊娠しないのがつまらない」

「ああ、あいつのところに嫁にいったやつですか。あんな貧相なののどこがいいんでしょうね?」

「あいつはロリコンなんだろう。まぁ、いい。人の趣味はそれぞれだ」

「では、8年前の娘はどうですか?」

「ああ、うちのやつか。ちょっととうが立ってきたが、悪くない。ただ、これからは肉便器から家政婦だな…」

連中の口をつくおぞましい言葉に俺は、涙を流していた。噛んだ唇からは血が出ていた。

夜になった。無事にレースは終わった。決まった通りに決まったやつが勝利した。間もなく、真の忌々しい儀式が始まる。ぞろぞろと男どもがお社に集まってくる。俺は胸の鼓動と鈍い頭の痛さが抑えられない。俺は、山をゆっくり下りた。ゼロ点規正は祭りでうるさいうちに済ませた。

暗い境内で、黒い戦闘服は目立たない。これが演習場ならバディがいるところだが、今は俺一人だ。全周の警戒は怠らない。片目にFLIR、銃には照準の邪魔にならない場所に暗視装置をマウントしてある。

這いつくばりながら、お社に向かっていく。中から神主の声が聞こえる。

お社の窓から今日の柱の男が見えた。双眼鏡レーザー距離計で測った距離は200m。中は少し明かりがついていて、夜目になれていれば十分に判別がつく。お社の中の配置は頭に入っている。そっと、薬室に弾薬を送り込む。這いつくばりながら、銃を構える。床尾板の冷たい感触が肩に伝わる。柱の男がお神酒にくちを付ける。俺は息を吐いて止め照準をつける。照星がゆらゆらと男の顔の中に揺れる。俺は引き金を霜が降りるようにじわじわと絞った。

ドーン…

静かな深夜の村に7.62mmの太い音が響いた。薬きょうが吐き出され次弾が送り込まれる。男が赤いものと白いものをまき散らしながら崩れていく。ほんの数秒のはずだが、永遠に思えるほどの長い時間だった。俺は人殺しになった。

一気にお社が騒がしくなる。人に来てほしくない。いくらここが村から外れているとはいえ連絡されては計画がぶち壊しになる。俺は走ってお社に向かった。

俺は、扉をけ破って銃を構えながら言った。

「静かにしろ…」

俺は顔を黒くドーランで塗っていたが、神主は俺を見ると。俺が何者か分かったようだ。

「お、お前は… こんなことをしてどうなるか…」

俺はもう一度言った

「静かにしろ」

神主以外のやつらは放心状態だった。いくら銃を持っているとは言え多勢に無勢だ、いまのうちに拘束をしなければならない。俺は銃をかまえたままウェストバッグから手錠を出して投げた。

「お互いの両手足につけろ、死にたくないなら」

放心したまま連中は動かない。

「た、助けてくれるんだろうな?」

一人の男が口を開く。村で唯一の商店の店主。4年前にうずらを犯していた奴の一人だ。

「静かにしろと言ったはずだ…」

俺はそういうと、その男に銃を向け引き金を引いた。銃声が響く。

胸に銃弾を受けて男は倒れた。

「早くしろ、こうなりたくなければ」

そう、言うが早いか連中はお互いに手錠をつけはじめた。ほどなくして、オハシラ様も含めて全員が手錠をつけた。

「よし、いいだろう。見せてみろ」

俺は手足が抜けないようになっているか一人づつフラッシュライトで照らして確認した。

「全員、壁の方向を向け。」

連中は黙ったまま壁の方向を向いた。俺は銃から手を離し一人づつさるぐつわをかけていった。ただ一人、神主を除いて。

「よし、それじゃあ、神主、こいつらに俺のことを説明してやれ」

「わ、わかりました… この方は、8年前のオハシラ様の弟で4年前のオハシラ様を好いていた者です…」

「と、いうわけだ、俺がなんで戻ってきたかわかるな? ニュースで俺のことを放送していたのは気づかなかったか?」

気づきました。ただ、戻ってくるとは思いませんでした…」

「あれだけのことをしておい復讐を考えないとは、頭おかしいな、お前らは。まぁいい、警備を強化しようにも、こんな儀式だ、口外は出来ない。警察にも言えない。駐在は数年ごとに異動する余所者から抱き込めない。だから、見なかったことにした。そんなもんだろう。腐りきっているだけでなく無能な連中だよ、お前らは」

神主は黙った。

「さて、じゃぁ、神主さんよ、今までのオハシラ様の嫁ぎ先を教えてくれ」

「そ、それは… わかりました、隣の部屋に資料があります

「じゃぁ、立って取りに行け、行けるだろう?」

神主は手足に手錠をつけたまま、ひょこひょこ移動して取りに行く。

「変な気を起こすなよ、死にたくないなら」

間もなくすると神主は一冊のノートを取ってきた。俺はそれを受け取るとパラパラと見る。リストには祭りの年、名前、生年月日、住所、電話番号が記載されていた。リスト最初の方から最近まではほとんど線が引かれて消されている。

「この線は何だ?」

「それは…、亡くなった者です…」

生きていれば40代、50代の者までほとんど亡くなっていた。俺はめまいがした。

「本当に、お前らはクソだな… まぁ、ご苦労、それじゃあ…」

俺は腰のケースからフォールディングナイフを取り出すと、神主の胸に突き立てた。

「がはっ… なんで…」

「当たり前だろう、俺は復讐に来たんだ」

さるぐつわをつけた連中が騒がしくなった。殺されることが分かれば逃げるだろう。

「今までやってきたことを地獄で後悔しろよ。ま、俺も後で行くがな」

俺は、そういうと逃げようと這う連中を一人づつ刺していった。最後に、オハシラ様が残った。目を閉じて涙を流していた。

「いろいろ大変だったな。お前は自由になれる。」

そういうと、俺はウェストバッグから1㎝の札束を出すと胸元にねじ込んだ。びくっとオハシラ様が動いた。

「この金は、犯罪で得た金じゃない。お前の好きな男とどこかで暮らすために使え。俺は全員を殺す、だからこの村の資金源は無くなる。家族の豊かな暮らしは無くなるが、働いて仕送りでもしてやれ」

俺はそういうと、お社を後にした。リストを胸に突っ込み、銃を片手に、走って停めておいステップワゴンまで行く。幸いにもステップワゴンは見つからずにそのままだった。街へ降りていく。街までは30分。夜明けになり村が異常に気付くまでは、あと5時間といったところだろう。

俺は一人づつ訪ねて行った。ドライバーで掃き出し窓のガラスを割って侵入し目的を遂げる。コツさえつかめば音はほとんどしない。幸いなことに機械警備は無かった。機械警備があると時間の余裕がなくなる。早ければ10分ぐらいで警備が来るから家が広いと失敗するリスクが上がる。

女は6人しか生き残っていなかった。うち二人は、姉とうずらだ。4件はすでに襲撃した。女には会っていない。全員を助けることは、俺にはできない。

俺は姉が嫁いでった家に向かうと身震いした。だが、確実に仕事はしなければならない。掃き出し窓に取り付くとサッシにマイナスドライバーねじ込みヒビを2か所入れる。ガラス割れると手を突っ込んでクレセント錠を外す。サッシをスライドさせるとゆっくり動いた。補助錠は無い。

入った部屋はリビングだった。豪華だが、趣味が悪い部屋だった。動物の毛皮の敷物、ごちゃごちゃとした飾り棚にならぶ、一つ一つは高級そうだが雑然と並んだ外国製の食器。俺の姉を奪った柱の男が脂ぎった顔でゴルフクラブを振るう写真。どれも趣味が悪かった。

俺はさっそく廊下に出て、一部屋ずつそっと確認をしていった。一階はクリア足音をたてないように上がっていく。二階のドアもひとつづつ確認していく。一番手前… 姉が居た。ベッドに眠っている。おなかは大きく、妊娠しているのだろう。奴を殺すまで起こすことはできない。次の部屋、物置になっている… 一番奥… 居た。

俺はそっと近づくと、口に手を当てると同時に、胸にナイフを突き立てた。男は目を見開き暴れようとしたが、すぐに絶命した。

そのまま、姉の部屋に取って返す、口に手を当てて起こす。姉は襲われるとでも思ったのだろう、暴れだした。

「俺だよ、ヒロトだよ」

姉は驚きの表情になって暴れるのをやめた。

「静かにしてもらえるかな?」

姉がうなづいたのを確認すると、手をはなした。

ヒロト!! どうしたの!!」

小声ではあるが、驚きの言葉を言う。

復讐に来たんだ。姉ちゃんと、うずらを奪い、辱めたあいつらに。あいつは、さっき殺したよ。神主も、村の有力者どもも…」

姉は絶句した。弟から人殺し告白を受ければ誰だってそうなるだろう。

「とにかく、今は時間が無い。一緒に来てくれ」

「わ、わかったわ…」

幸いなことに姉はくるっていなかった。あれだけ凌辱されてもなお、気丈に精神を保ち続けてきた。俺は姉を連れて車に乗り込んだ。

「これからどうするの…?」

「うずらを助ける」

「そんなことをしたら、うずらちゃんの家はどうなるの?」

「どうなるもこうなるも!! 娘を売って手に入れた幸せにどれだけの価値があるんだ!! 村から出て働いて暮らせば豊かではないにせよ生きていけるだろう。俺だって村を出て自衛隊に入って生きてきたんだ」

「…ヒロト自衛隊に行ってたの… 知らなかった」

ニュースでやっているよ、銃と弾薬を持ったまま脱走した自衛官って」

お姉ちゃんテレビ見てないの… 毎日、やることがあるからね…」

ああ、嫌なことを思い出させたと、少し俺は後悔した。

「でも、オハシラ様がいなくなったら、あの村は、村に住む人はどうするの…」

「今更、どうにもならないよ。神主商店オヤジも、議員も、郵便局長も、地主オヤジも、みんな俺が殺したからね。支援者の家も殺した。あんな村は滅びなきゃならない。誰かが滅ぼさなきゃならなかったんだ」

姉の顔が曇る。

「…ヒロトはどうするの…」

俺は車で前を見据えながら、目を細めて言った。

「殺した人数が人数だからね。事情はあるにせよ捕まれば死刑は免れないよ… その前にケリはつけようと思っているけど。で、姉ちゃん。一つ頼みがある」

「…何?」

俺はさらに目を細めた。

「…うずらを助けたら、うずらのことは頼む」

「…」

姉は涙を浮かべていた。

ほどなくして、うずらがいる家に近づいてきた。遠くから見ると、こんな時間なのに明かりがついていた。まずい。車を離れた場所に止める。

「姉ちゃん、ここで待っててくれ」

俺は銃を持つと車を後にした。

家に近づいて、双眼鏡で確認をする。カーテンが引かれた窓には何も映っていない。

地主の家らしく、広い。庭も明るくなっている。裏側からアプローチすることを決めた。家の裏側に身をかがめながら走っていく。高く張り巡らされた塀の上には有刺鉄線が張られている。有刺鉄線を一瞥する。金属の支えに取り付けられて、うなり音はしない。電流は流れていない。弾帯からレザーマンを取り出すと切断をした。懸垂して塀によじ登り、速やかに降りる。着地時に少し音がした。ただ、気づかれた様子はない。裏口に近づく。鍵は閉まっている。紙おむつから取り出したポリマーと、シリンジに入れた王水ウェストバッグから出す。ポリマーを鍵穴に詰め込むと王水を注ぎ込んだ。鍵を溶かして破壊する方法で、溶解破錠という方法だ。しばらく待つ。俺にはこの時間無限にも思えた。

十分に溶けたところで、鍵穴にマイナスドライバーを突っ込んで回す。さしたる抵抗なく回った。銃をかまえながらドアを静かに、しかし素早く開ける。クリア、だれもいない。明かりはついているが。きれいにかたついたキッチンだった。正面にドアが二つ、右と左にある。

家の外観を思い出しながら、右側がリビングの可能性が高いと思い右側を銃を構えながら素早く開ける。照明がなく暗い。ただ、人の気配が無い。FLIRを左目に落とす。人は明らかに居ない。キッチンに戻るともう一つの左側のドアにアプローチする。廊下だった。やはり誰もいない。一階のドアをひとつづつアプローチクリアする。誰もいない。

廊下階段がある。上階の廊下は明かりがついている。音をたてないように素早く階段を上る。廊下に沿って、ひとつづつ部屋をクリアしていく。書斎、物置、客間… 突き当りの部屋まで来た。

聞き耳を立てる。音はしない。同じ要領で銃を構えながら素早くドアを開ける。そいつは、そこに居た。うずらと一緒に。

「おっと、動くなよ」

奴はうずらを脇に抱いて拳銃、おそらく38splのリボルバーを突きつけながら言った。

「お前が銃を持って脱走したってニュースは見たよ。で、復讐に来るというのも予想していた。神主のジジィには俺も言ったんだけどな、聞きゃしなかった。もう、殺ったのか?」

「ああ、殺したよ」

俺は銃をつきつけながら、答えた。うずらは一言も言わず、震えていた。

「うずらもかわいそうだよなぁ… せっかく、俺に嫁いで家族を食わせられるっていうのに、このバカに何もかも無茶苦茶にされてなぁ…」

うずらがぎゅっと目をつぶった。

「まぁ、いい。俺も死にたくないからな。この女はくれてやるから、とっとと出てけ」

「それで済むとでも?」

「済ませてもらわなきゃ困る。お前さんのせいで儀式も村も、俺ら一族も破滅だ。ただ、俺は資産をうっぱらえばあとは遊んで暮らせるぐらいの金にはなる。面倒な親族はお前が皆殺しにしてくれたから相続もあるしな」

「嫌だと言ったら?」

「オハシラ様を殺す」

奴の目は真剣だった。どうしようもないクソ野郎ではあるが、嗅覚の鋭い顔だった。

「わかった。要求を呑む。どうしたらいい?」

「銃を置いてこちらに蹴るんだ」

「先にうずらだ」

「分かった、うずらが半分まで行ったらやれ。やらなきゃ打ち殺すからな」

奴はうずらを離すと、顎でしゃくって俺の方に行くよう促した。うずらが歩いて来るのを確認しながら銃を床に置き、蹴り飛ばす。が、64は重くちょうど奴と俺の中間あたりに止まった。奴は床からこちらに目を向けると言った。

「よし、じゃぁ、死ね

俺は、走り出していた。奴が床から目を上げる瞬間にはもう、動き出していた。うずらを撥ね飛ばす。奴が発砲する。俺に向かって弾が飛んでくる。俺は体を捻じ曲げる。左の二の腕に弾がめり込む感触がする。熱い。焼けるように熱い。そのまま、奴にタックルする。

「ぐあっ」

ベルからナイフを取り出す。サムスタッドに親指をかけて開く。奴の首にねじりこむ。左腕は熱い。奴は目をこれでもかと開き、口をパクパクさせている。首から血が噴出する。奴の右手の拳銃を胴体で抑え込む。

「これが4年間の成果だ。うずらを、姉ちゃんを護れなかった俺じゃない」

奴はそのまま絶命した。

俺はうずらを右腕に抱きながら、車へと戻った。うずらは途中何も言わなかった。

「お姉さん…」

「…うずらちゃん…ヒロト… よかった、無事で…」

うずらは目に涙を貯めていた。

「うずら、悪かったな。迎えに来るのが遅くなって」

「ううん、そんなことない。生きてヒロトに会えてよかった。ずっと、私待ってた。諦めてたけど、諦めきれなかった。でも、家のことや村のことを考えて諦めようとしていた」

「もう、村も儀式もすべて無くなるよ」

俺は満足していた。忌々しい村も、忌々しい儀式も、忌々しい連中も、すべて居なくなった。あとは、俺がすべてにケリをつけるだけだ。

俺は自分の腕に止血処置をすると、後ろのバッグを漁った。分厚い封筒が出てきた。

「じゃぁ、姉ちゃん。さっきのお願いの件だけど、大丈夫かな?」

姉に封筒を渡す。

「500万入ってる。4年間じゃこれだけしか貯められなかったよ。少ないけど、これを当座の生活資金にしてくれ」

「…ヒロトはどうするの…」

「さっき言ったとおり。ケリをつけてくる」

うずらが割って入ってきた。

「ケリをつけるって何!! ヒロト!!」

「俺は殺しすぎた。捕まればPermalink | 記事への反応(1) | 01:37

2013-10-27

K-POP日本国を滅ぼす

つい3週間前まで、韓国に苦手意識をもっていた。

嫌いではないが、なにかと突っかかってくる面倒な国だと思っていた。

K-POPも、KARA少女時代のヒットは一過性のもので、ハマっている人なんているわけがないと思っていた。

女性は皆同じ顔に見えるし、男性の細い目が苦手だった。

ところがである

3週間前にふとしたキッカケからK-POPアーティストをググり、さまざまな情報を追ううちにすっかりハマってしまったのである

CDをすべてレンタルし、毎日聞きながら通勤し、家に帰ってからも公式YouTube動画を見る日々。

そして先日、ハイタッチ券のついたCD10枚も買ってしまった。

はじめてAKBファンの気持ちがわかった瞬間だ。

韓流はハマる。

実際、このハイタッチ券の交換の活発さといったら目を見張るものがある。

もう、韓国への苦手意識なんて消え失せていた。

そこで、ふと思った。

韓国への苦手意識が消える → 韓国が好きになる → 韓国好きがじわじわ増える → 将来的に、韓国政府の言いなりになる政治家が増える

単純で、稚拙考察だ。

しかし、3週間前の自分と今の自分を比べると、そら恐ろしいほど韓国への愛着が増していることがわかる。

英語すら満足に話せないのに、韓国語の本を買ってきてしまったほど、韓国に興味を持っているのである

そのコミュニティを見ても、みな熱狂的だ。

から何というわけではない。

ただ、K-POP市場は少なから日本存在し、熱狂的なファンも多い。

それらを否定し、最初から無かったことにしたり、存在しないことにしたりすると、とりかえしのつかないことになるような気が、ふとしたのである

2013-10-15

アンパンマンマーチ

やなせたかし先生訃報を聞いた。

それで思い出したことを書く。

私自子供の頃アニメ絵本でよく見ていたし、子供相手の職業についてから子供の好きなキャラクターとして認識していたアンパンマン

何故だか子供たちはあの丸顔パンのキャラクターが大好きで、一番最初に好きになるキャラクターアンパンマンだという子は少なくない。

から当然、アンパンマンマーチアンパンマン体操などの歌も私は知識として知っていた。

子供向けの明るい曲調に、何やら意味深歌詞

でも、所詮子供向け。

そう思っていたが、それが全く違う意味に取った時がある。

2011年3月11日

私は福島県被災した。

電気水道も止まり、ガスはプロパンだったけれども怖くて使えない。寒さに震えながら避難所で寝た。

明日から職場や家の片づけをしなくちゃ。大変だけど週明けの月曜日まで終わるかな。

そう思っていたが、12日の早朝に状況は一変する。

原発から10キロもない避難所にいた私は同僚と一緒に追われるように避難した。

渋滞の中やっとのことでついた避難所20キロ圏内にあり、原発が爆発したというニュースを聞き、そこからも逃げた。

真っ暗で波打った道路に疲れ切りながら車を運転している中、カーラジオ絶望的なニュースしか伝えてこない。

もうニュースを聞いていたくなくて、でもラジオを聞かずにはいられなくて、その時聞いたニュース以外の番組アンパンマンマーチを流していた。

『そうだ うれしいんだ いきるよろこび』

歌詞が追い詰められた心に沁みた。

ヨウ素剤まで配られそれを飲み、原発が爆発したと聞かされ、それ以外の何の情報も持たなかった私は深刻なレベルでの被曝を疑っていた。

明日ではないかもしれないけれど、放射線を浴びた影響で私はじわじわ弱っていくのかもしれない。死ぬのかもしれない。

そんな心にあの歌詞は私も生きているのだと思い知らされた。

津波行方不明になった知り合いのこと、ラジオで聞こえてくる沿岸部に数百の遺体があるというニュース、少しだけ見れたテレビから流れていた真っ赤に燃えているコンビナート…多分、たくさんの人が死んだ。

でも私は生きているし、生きていたい。

私は泣きながら車を運転し続け、丸二日かけて実家に帰った。

アンパンマンマーチにこれほど心を揺さぶられたことはなかったと思う。

それにあの曲調はとても明るくて、全部壊れてしまった日常も思い出されて、頑張らなくちゃいけないのだと思い知らされた。

あの時、大げさに言ってしまえばあの曲は私に希望と生きる意欲をくれた。

後になってから余震におびえる子供たちのために放送されていたのだということも知ったけれど、大人の私にもアンパンマン希望をくれた。

やなせ先生ご冥福をお祈りします

夢を、希望を、ありがとうございました。

親の影響ねえ?

今日バスに乗った先客中年男性

常に笑顔、肉のみっちり詰まっていそうな横幅の広い顔と体、半ズボンという出で立ちでこれはアレだな

と思ったらやっぱりそうだった

男性のお母さんが「早く乗って」と言うとニコニコしながら男性は席に付いた

私の後ろの席が空くとそっちに席移動してきたので

「こういう人って何するか予想が付かないから背後に座られるの怖いな」と内心ビクビク

問題が起きたのは降りる時、お母さんがせかしても怒っても男性は無反応で降りない

お母さんは高齢の為かもう動かせないのか分からないが片手がねじれて動かせないようだった

中年男性の体格が良すぎるので皆ビビって助けられない

お母さんは一番最後の列に座っていた若い男性に息子の手を引いてくれるよう助けを求めた

若い男性が手を優しく添えて「お母さんが困ってるよ降りなきゃ」と諭したもの笑顔のまま

無反応だった

その言葉を聞いた時に私は気づいてしまった 中年男性の目の中に動きすらない

普通」の人は何か言われたら感情を押し殺したり、反応なり目に微細な動きが出るけどそれすら無い

まり私たちが何を言っても「情」が通じないんだ

大丈夫だと思ってレストランに連れて行こうとしたのに 連れてくるんじゃなかった」とお母さんは嘆き

バスが停車したままの事を周囲に詫びまくり バスの運転手さんにお母さんの手助けしてあげて欲しいと頼んでバスを降りて暫く

見てたら 運転手さんが促し中年男性はようやくお母さんの手助けを借りながら前に進んでいった

能力値の低い子どもを産んだ親に「罪」はあるのか? 

子どもが親を恨んだとしても親は能力値の低い子を産んだ「罰」をそれ以上に受けているのではないだろうか?

このお母さんは老境に踏み入りこれから体の自由もどんどん利かなくなるだろうに

じわじわ介護必要となってきているのに

いつまでこのお母さんはこの中年男性の面倒を見続けなければならないのだろうか

共倒れするまでだろうか

神様、惨酷すぎますと嘆きながら帰ってきたらさこれだもん

だって子どもを選べない

地震火事親父に「台風」が含まれていない理由

当たり前だろ。地震即死、雷→即死火事→運がよくても全身大やけど、親父→即死

台風じわじわ強くなる。そして因数分解してしまえば大雨+大風なわけだ。

昔の人が衛星を使えたわけでもなく、上から覗くでもしない限りはごく一般に見かける自然現象と何らかわりない。

みなさん台風台風騒ぎすぎだと思います

2013-10-13

http://anond.hatelabo.jp/20131013002630

もう実現不可能だからってのが大きいかな。

例えば、若い親になりたかったんだけど、年とってもうなれないんだっていう。

で、なぜ若い親になりたかたかって言うと、自分の親がけっこう年齢行ってから俺を生んだのね。

それに理由のない違和感を感じてしまって、「若い親」っていうのにもうなりたくてなりたくてしょうがなかった。

でもなれずに年を取ってしまって、今からなれるのは「年取った親」。

で、これって俺の基準から言うと、今の地点をゼロ若い親になるのをプラス10点とすると、年取った親ってマイナス10点なのよ。プラス2点で我慢とかそういう話じゃなくなってきてて。

これは「若い親になりたかった」という一つの強烈な願望を一例としてあげたけど、他にもそういうことがいっぱいある。

まりから何かを成功させればさせるほどそれはどんどんマイナスになってしまう。

かといって今の状態は無気力感のかたまりで地味に生きるつらさがじわじわ来る。

こういうの書くとせっかく親身になって聞いてくれてる人がカッとなっちゃうの、わかるんだけどキーを叩く手がとまらん。

申し訳ない。

そんな八方ふさがりの状況です。

2013-10-12

http://anond.hatelabo.jp/20131012125108

釣り職人告白から自分ハートが受け入れられない記事は「釣り」と決めてかかる人はいたけど、もうなんでも「釣り」に見えてたりしてー

2chのまとめサイト騒動あたりから増田に載せて一端ネットの注目集めて「まとめサイト」用に流してる疑惑投稿が増えているのかもとはじわじわ感じている

2013-10-10

将来の日本のために、貸与型奨学金を廃止せよ

今の日本の現状と奨学金黒船が来航しても切れない関係




しかし、経済縮退すれば全て壊れてしまう。大学専門学校高校と強いパイプを構築して高校生を進学に誘導するし、一般的高校生は「高卒就職」という情報ほとんど目にしないし、一般的な家庭は「高卒で働け」とは言わない。(大学に行け、とは言う)

就職状況は不安定になり、賃金は下落し、多くの企業はいつまでも大卒ばかりを採用し続ける。

貸与型奨学金を廃止しよう(ついでに新聞奨学生も廃止しよう)


という感じで、貸与型奨学金を廃止すれば格差が広がるけど、「分相応の結果」として却って幸福度が上がるんじゃないかと思う。

あ、そうそう、「自己責任」とか吠えてる奴って借りてる当時が未成年だったってことぐらいは頭回ってるんだよね。当然貸与型だろうと連帯保証人必要からね?

「一家もろとも路頭に迷え」って言ってるなら別にいいけど。

2013-09-29

人生の幸不幸の割合が50:50である件について

人生ってのはね、幸不幸が50:50くらいなもんなんだよ」

って子供の頃に大人に聞かされてちょっと衝撃を受けた

だって小学生くらいの自分にとっては人生は楽しくて面白くって仕方がなかった

休み放課後クラブ活動夏休み、じょぎピン、アニメ金曜ロードショー家族友達

辛いことといえば、

たまにお腹を壊して苦しんだり、

塾に行かなきゃいけなかったり、

門限が6時で夜まで遊べなかったり、とか

そういう即物的な辛さしかなかった

からもう体感的に言って幸不幸99:1くらいの感覚で、遊びに忙しい日々を送っていた

でも自分が成長するに連れて「幸不幸50:50」説がなんだかよく分かるようになってしまった

それどころか

社会に出るにつれて、幸不幸「20:80」「1:99」くらいの説を潜在的にでも唱えている人の多さに気がついた

理由は自明ですね。

だって私達は社会ってのを構成する一員になったんだもん

我慢を強いられるのは当たり前

社会における受動的な存在から能動的な存在へ変身せざるをえないんだ、大人になるってことは

小学生の頃みたいに、親という庇護者によって欲しいものが与えられるなんてことはほとんどない

自分で、誰かと競争して、勝ち取らなくてはならないのだ

有給幸せな金曜夜、夏休み、金のかかる趣味、地位、新しい家族恋人自尊心その他諸々を。

しかしま競争に勝ち続ける一部の幸せな人にとっては

幸不幸「99:1」くらいになりえるのかもしれない。

違う、違うんだ。

私が言いたいのはそんなことじゃない。

幸不幸の割合がオトナ化とともにだんだんおかしなことになってくる一番デカイ原因はそんな瑣末なことなどではない。

死、である。まぁ当然です。

それから小さな失恋だと思う。

死について。

これはもう、その瞬間は絶対にもう不幸だ。

オトナ化すると、死というものが親しい人や自分に降りかかる確率が当然上がってくる。

親しい人の訃報に触れると、本当に幸せとは一番遠いところに突き落とされますね。

どんなに親しい人がいない人だって自分の死は避けようがない不幸ですね。

いくら愛だなんだ叫んで少しずつ愛を獲得しても、確実に対象は死んでしまう。

そして、自分も。

あとね、小さな失恋について。

べつに大失恋なんかじゃなくていい。

職場クラスアイドル存在やらイケてる人をほのかに可愛いなーかっこいいなーと思っているけど、

相手には恋人やら配偶者がいる、とか。

同窓会で再開したら、あの子ものすごい美人になってた、とかものすごい出世してた、

早速私も話しかけてみるも、会話の感じからして相手にとって私は「その他大勢の一人」ってことがソッコーで分かった、とか。

合コンで気に入った相手が友達といい感じ、とか。

もうもっと小さな失恋でいうと、テレビでみかける素敵な女優俳優熱愛報道がでた瞬間とかもね。

これ、恋人配偶者の有無に関わらず、の話のつもりです。

これ、でかいと思うんですよ。

じわじわ自尊心とかが削られていきますよ。

給料が上がらん、とか

休暇がとれん、とか

そんなのより大分

多分失恋場合、私という個人が負けた分、他の見知らぬor知り合いの誰か個人がほぼ確実に勝っているということが

分かってしまうってのもひとつの理由な気がする。

それに給料とか休暇とかってのはそんなに恒常的なものではないのに対して

失恋に関しては、人と比べ続ける限り一生ささやか失恋し続けなくてはならないからね。

まぁとにかく

こういう小さな挫折が生きている限り積み重なるので、

人生おいて幸不幸の割合だんだんおかしな事になってく気がするのだ。

取り巻く環境がどうであろうと、幸せ自分で呼び寄せてやるんだ、って自然に前向きに考えられる人も一定層いるのは承知。

というかそっちのほうが多数派かもしれない。

でもそういう心持ちで常にいられるってのはすごい恵まれている。

そういうモチベーション自分メンタルを持っていける努力自然と出来る人だから


言葉でうまく説明できませんでしたが、

とにかく私個人については「断続的な小さな失恋というもの人生不幸説の一因である」と思いつめるほど、

現在小さな失恋に打ちのめされている訳です。

昨日の同窓会が原因で。

2013-09-26

仕事辞めることにした。

仕事辞めることにした。

入れ替えは「協力会社」くらいなもの離職率は低い職場なんだけれど、3年程働いてたが全然水が合わなかった。

そもそも、職場に来た初日に直属の上司から周りに挨拶もなく「席はここ、しばらくコレやっといて」と課題みたいなのを出されて、周りの人ともイマイチ溶け込めない、みたいなスタートからして怪しかった。

隣の席の人とくらいは簡単に自己紹介くらいはしたが、全然わけもわからず、その後も「個人でよくわからない役に立つかも知らない作業を黙々とする」という状況が続く。

後になって、割り振りたい案件が上手く進まずに、採用したもののさせることがない状態だった、みたいなのを何となく理解したが、ほとんど誰と話をすることもなく黙々と作業して帰る、みたいな日々が続いたのはキツかった。

今思えば、最初から「合わない」のはわかってたんだけど。

んで、担当させられるであろう案件がボヤッとしたまま、何もすることが無いのもつまらないので、自分企画書いて出してみたり、社内の新企画コンペに参加したりしてみた。

何度かそういう自分で出したアイデア仕事作ろうとしたんだけれど、進んでいた話が知らない間にフェードアウトしていたり、上司の手の中で死んでいたり。前も後ろもわからん職場で、自身のアイデアを強く推進するようなコミュ力なんて持ち合わせてないし、そのまま生きるでもなし、死ぬでもなし、たまにちょっと出来る細かな作業をこなして時間つぶしになる、という日々が続いた。

ちなみに、これくらいの時期に、恐らく俺と似たような状況に置かれた人間があと2人いて、その2人は同じくらいの時期に退職していった。その2人が、最後に見た退職した人だと思う。

そのまま1年半が過ぎ、ようやく進み始めたメインで振り分けられるはずだった案件がちゃんと進み始めて、やっと「仕事してる」と実感できる毎日がやってきた。しかし、それも長くは続かなかった。

誰がイニシアチブを握ってるのかまったくわからない会議体。

方向性の定まらないバラバラのステークホルダーたち。

何か言ってもまったく響かないので、発言する気力も失せてしまった。

そして、どう贔屓目に見ても競合他社と比較してまったく競争力のないものであることは明らかなのに、予算もないし納期が決まってるからと走り出してしま案件

気がついたら、予算がないからと「協力会社」の一員みたいな立場押し付けられていた。

立場の強い社内の人間が導入を検討していた「新しいやり方」を試す実験台としてその案件が利用されることになり、まったく慣れない内容に右往左往して、連日終電まで働く「協力会社」の面々と、俺。しかも、「新しいやり方」の導入準備で作業開始が1ヶ月くらい遅れてるんよ。

わざわざ仕事を面倒に作り変えたり、定例ミーティングと称した「みんなで考えよう会」みたいなのが毎日2~3時間あったり。スケジュール毎日のように引き直されて。

若い頃は月間残業200時間だろうがなんだろうが平然とこなしていたけれど、信頼関係もなくモチベーションも薄い状況では無理だった。じわじわと体力を奪われ、毎日トラックに轢かれたら楽になる」みたいなことを考えていた。

軽口で嫁にそういうことを言ったら、酷く怒られた。そんな軽々と命を捨てたい人とは将来を考えられないって。謝って、許してもらったけど。深夜に帰ってきてテレビ見たらちゃんと笑えたし、クソみたいな状況に対する怒りの感情もちゃんと持ててたし、カジュアル心療内科行って話しても大丈夫しかたから、鬱じゃなかったとは思う。

連日終電ギリギリで、さすがにちょっと疲れたから適度にキリ良いところで22時くらいに帰ろうとしたら「こんな時間に帰られたら困る」みたいなことをプロジェクトマネージャー的な人が言ったのは笑った。クソが、死ねと思った。

そのことで口論してたら、その隣のソイツの子飼いが机蹴飛ばして出てったのには笑った。バーカ、死ねと思った。

そうこうしているうちに完全に納期に間に合わないスケジュールになって、それでもうちの会社(=協力会社にとってのクライアント)に対して「間に合わせるのが私達の仕事です」とか言って俺とPMの部下に過剰な長時間労働させてたのはゴミだと思った。間に合わないなら腹切るのがお前の仕事だろ、部下にしわ寄せしてるんじゃねえ。

まりの横暴だったので、さすがに付き合い切れなくなって「案件から外してくれ」ってうちの会社の違う人に頼んだら、「私も酷いと思うから改善するように言っておく。もう少し付き合ってやって」という結論に達したので、結局リスケ1週間も含めて土日終電まで付き合って、燃え尽きた。

んで、しばらく後に「あの状況は酷かった」みたいな話を直属の上司に話をしたら「お前がひっかき回したから酷い状況になったんだから、受け入れて当然」みたいな話になってた。あ、責任おっかぶせられてた。

そういう感じで出来上がったモノからは、当然利益ほとんど上がっておらず、依然として赤字垂れ流し状態。「納期短縮」「コスト削減」を標榜して導入された「新しいやり方」も、結局作業開始を遅らせただけで、その案件継続して採用されているわけでもなし。

職場内の人にも、メインで担当する案件にも良い塩梅で幻滅しつつも、売り上げの悪いのをなんとかしたいと思ってはいたので、その後も改善案出したり細かな実働部隊サポートでなんとかならんものかと、奮闘とは言えずとも仕事を続けていたわけなんだけれども。

結局、担当案件も将来に渡って黒転する見込みが見えず、方針もあやふやだし周囲にもやる気が感じられないという状態なので、ここ数ヶ月じわじわモチベーションを削られていった結果退職を決意することにした。

仕事自分で作れ」みたいなことを散々上司は言ってたけどさ、それなりにやってた自負はあるけど限界はあるし、そもそもこの状況で自分仕事作って意識高くバリバリ働けるようなスーパーマン、俺の知り合いにいるけどトップアスリートのような鋼の男だぞ。豆腐みたいなメンタルの俺には無理だわ。

いや、そういうスーパーマンになりたいと思う心はあるんだけれど、この3年間で何度「なろう」と決意しても無理だったんだわ。

周囲はまったくそういった仕事のしづらさみたいな素振りを見せてないし、この業界には珍しく21時にはデスクほとんど空だし、平穏無事に楽しい仕事ライフ送ってるんだろうなとは思うんだけど、俺には無理だったってことなんだろうね。

書いた文章読めばわかると思うけれど、自分自身が十分なクズで世の中をナメきってるところがあるのは自覚してる。

20歳くらいの時に別れた彼女から最後に言われた言葉は「貴方みたいな自分勝手わがままな人は、一生一人で生きていったほういい」だったっけ。

スーパーマンどころか、どうしたら真人間になれるのかわからん

とにかく、まず「自分から何かを言い出す」ことが苦手。

考えていることはあるんだけれど、言い出せない。「言い出せない」が「言わなくてもいい」に変わって、後に「言うべきではない」に変換されている。

それが積み重なって「何を考えてるんだかわからない」「何も言わず勝手に何かを始めている」に変わって、自分に跳ね返ってくる。

あとは「自分の都合、気分が最優先」なのがいけないんだろうな。自分以外の幸せを本気で願わない限り、真人間になれないのかな。

嫁さんとの間にまだ子はいなくて、自分の子ができれば変わるかなと思ったけど、たぶんこのままじゃ変わらないな。

不幸な結末になる前に、なんとかしないと、とは思ってるんだけど。

2013-09-20

世間では好評な本を読んだ結果、落ち込んでいる

発達障害の人を彼女に持つ人の本を読んだ。

あえてタイトルは書かないけど、それなりに有名だと思う。

読んだ結果・・・・・落ち込んだ。

なんの先入観もなく読めればよかった。

相手のパニックだとか困ったことに対してひとつひとつ丁寧に対処していることは本当に上手だなと思う。

そう、本だけ読むとそれなりに幸せに過ごせていて素敵だなと思える内容なのだ

けれどもtwitterでその人たちのtweet読んでるとそれはあくまで一面であって根っこの問題の大きさをひしひしと感じてしまう。

例えば本の中で彼女が親にカミングアウトするところ、それはとってもほほえましい受け入れ方で終わっているけれど、確かひどいこと言われたかされたか実家を出たことは触れられていない。

騒音が苦手とか服のかざりとかの意味がわからないと言ってる彼女田舎が嫌で都会で服を見たいとtweetしている矛盾にも。

これを書いた作者のひとが今鬱で求職中にも触れられていない。

ふたりとも料理が苦手で外食ばかりになることが触れられているだけにこれは厳しい状況だろう。

からといって作者が嘘をついたわけではなく、出版の時期よりも後から起こった事だから触れられていないだけなのだろうけど。

当たり前だけど人生は長くて、その長さが真綿のようにじわじわと彼らを締め付けて行くように思えてならないのだ。

どうしたらこの状況が打開できるのだろう。

彼らには幸せになってほしいから本を買ったことは後悔しない。ちょっとの手助けにもならない額だろうけど。

けれども読むんじゃなかった。

少なくとも自分発達障害の息子の未来が明るくは描けない。

あ、本のレビューを見るとみんないいことばっかり書いてるので、その本よりも私の文章の方がよっぽど読むに値しないのは間違いない。

ナルコレプシーについてつらつらと

あんまり知られてそうで知られてないナルコレプシー感覚について話す。

なんとなく知って貰えたらというのと自分のためのメモとして。

長いです。


自分ナルコレプシーだ。

ナルコレプシーっていうとあんまり世間認知されてないけど、

要は自分の意思と関係なしに急に眠気が襲ってきて居眠りしてしま病気だ。


症状としては、ぶっちゃけ脳みそずーっと寝てないので

毎日夢見が悪かったり、寝起きの気分最悪だったり、現実と夢の区別がつかなかったり(妄想とは別でね)

金縛りもどきにあうので体の自由が効かなかったりしばらくしびれたり、

記憶力が低下したり呼吸が浅くなって視野が狭くなったり

夜中にちょっとしたことで起きたり顔がむくんだり寝てるのにずっと眠かったり…



とにかく 良 い こ と は な い 。 断 言 で き る 。

甘えとかいう人はちょっと考え直してしてほしい。

脳みそ休めてないのは正直言って不眠症と変わらないと思う。



良く太ってる人がなる、って言われる無呼吸症候群とも関連してるけど

普通の体系の人でもなる。扁桃腺はれやすい人とか、遺伝で骨格的に喉が小さい人とか。

自分の体系はS~Mの服着れる程度の普通サイズだけど、扁桃腺の類が怪しいらしい。

普通の人と見分けるには目を閉じて1~2分で寝てしまう症状がある、ということらしい。

普通の人は8分程度)



授業中だろうが、仕事中だろうが、大事会議中だろうが

自分の強い意思とはおかまいなしに落ちる。



特に強いストレスを感じると自分の意思では本当にどうにもならない。

「寝ちゃだめだ、寝ちゃだめだ、寝ちゃだめだ…!!」

って思ってる時ほど気づいたら落ちる。

緊張すると体が逆に反応するようで、脳内セルフ強制麻酔がかかるらしい。



そんなわけで、例えものすごい強い眠気覚まし用ガムを噛んでても

コーヒーを飲んでても、鉛筆ボールペン、針なんかで跡が残るくらい手をぶっ指しても

眠眠打破とか栄養ドリンクとかエナドリとか

あらゆるものを試してみたりして対策したりしたけど、

その時は良くてもふと油断するともう落ちる。

というか、結局は体力の前借なので後日に反動が来るだけであんまり意味はない。

これで数学先生に目の前で机ごと腹蹴られて数学トラウマになったこともある。

今でも数学は苦手だ。計算式目の前にあると泣きそうになったりとかね。

仕事必要だったのでだいぶ克服はしたけど。


ぶっちゃけ大人にもなって居眠りとか恥ずかしいし、

偉い人や上司には怒られたり心配されたりするし、

同僚には白い眼で見られるからその分頑張らないと評価されない。




仕事中に寝るのはさぼってるとか甘えとか言われるけど、

自分の意思でどうにか出来るならとっくにしてる。

日中寝てしまった日は帰りに自己嫌悪でいっぱいになる。

しにたくなることもしょっちゅうである



ただし、自分場合、体を動かしてる作業をしてたり忙しかったりすると平気。

自転車は平気だが、座って物事をしてると危ないので、

免許は持ってるけど症状が回復するまで運転は絶対にしないと決めてる。



感覚エヴァで例えるなら、初号機の電池が切れて動けなくなったシンジ状態。

体が初号機として、意思がエントリープラグに入ってるシンジ

弐号機とアスカでもいい。




電池切れでヒューンと動かなくなった初号機の中でシンジがよく

「なっ…こんな時に電池切れ?!動け、動けよ!動いてよ!!このっこのっ…!!」

ってガチャガチャやってるシーンあるけど、正にあんな感じ。

ところで零号機ってあんまり電池が切れたことがないような気がするけどきのせい?


まぁそういった調子で気づいたら体は機能停止して完全に沈黙してるから、はたから見たら居眠りしてるように見える。



でも、脳みそは起きてるから、外見では目を閉じてるんだけど

自分の目には今さっきまでやっていた動作と同じ画面が見えてるし、周りの音もちゃんと聞こえてる。

まり現実世界の夢を見ている状態で、自分では仕事してるつもりだから余計にタチが悪い。



で、ハタと何かの拍子に「何で目の前が真っ暗なんだろう…ああ、これ夢だ」と思って目を開けると

目の前にはものすごいタイプミスとか、ミミズの走りまくった文字のメモとか。

自分の中では感覚が落ちた瞬間で時が止まっているが、

時計では10分~以上進んでたりするのでショートトリップもいいとこである



ただ、電話が鳴るとパッと起きてそのまま電話にハキハキと問題なく受け答えしたりとか、

しかけられると普通に起きて答えたりとか(寝ぼけてるとか寝言言ってるわけではなく普通に

よくある。

目を開けたくても開かないときとかもざらにある。

その時は動きたいのに腕や指なんかも動かなくて、まさに初号機の中のシンジ状態。

カタレプキシーというらしいけど、要は金縛りと同じ原理らしい。


やっとの思いで目が開いて、手をぐーぱーすると死後硬直のように

「ギギギ…」って音が聞こえそうな程ぎこちない。

筋肉痛の痛みがなくて腕全体がしばらくしびれてるバージョンだと思えばいい。


最近ではナルコレプシーの来る感覚がなんとなくわかってきた。

脳みその奥から何かがびりびり…じわじわ…という感じで広がってくる感じ。

脳みそに直接ごっつい麻酔じわじわと打たれてるような、

言い方がアレだけど脳内を沢山の虫が奥底から這ってくるといった感覚




まだ大丈夫、今のうちに避難出来そうとなったら会社の休憩室や

トイレなんかにいって10分くらい寝たり、

しぬほど甘ったるいコーヒー飲んだりとかするとだいぶマシ。



どうせわかってくれないだろうからと思って、

会社事情をなかなか説明できずにいたもの

ここで事情知らない人に目付けられると色々といわれる。



ずいぶんとやる気ない人扱いやほかの部署からチクられまくったりして肩身の狭い思いした。

それが原因でストレスにもなって悪循環である


前々から病名と該当症状を調べてはいて怪しいとは思ってたんだけど

これじゃいかんと思い心療内科にいって診断してもらった。


ナルコレプシーですね」

と診断されたので恐る恐る会社に伝えたら

あっさりと「病気なんだからそうビクビクする必要はない」と分かってくれた。


拍子抜けした。もっと早く言えば良かった。

多分、仕事自体は居眠りをカバーしようとしていた分

真面目に頑張っていたので、幸いその辺評価されていたのだと思うけれど。


心療内科じゃ確証が持てないことと精密検査が出来ないとのことで睡眠外来へ。

とりあえず心電図血液検査と鼻の通りの検査を済ませて、予約がいっぱいなので検査入院待ち。


検査入院は1日半かけて、夕方体中にセンサーを付けて寝る→翌日の日中に2~3時間おきに

入眠検査をするらしい。結果が後日出てから投薬開始予定。


自分のせいじゃないけどお金がかかることや

やっぱり普通の人と同じように睡眠出来なかったり

分かって貰えなかったりするとつらい。


もし身近にいつも居眠りしてる人がいたら

ちょっと話聞いてあげてほしいと思う。

眠れてないか、夢見が浅くないか悪夢をよく見ないか

起きた時に金縛りがないか、等々。


本人が悩んでてもなかなか気づけなかったり悩んでたりということもあると思うので。


悩んでる人がいたら心療内科睡眠外来に行くといい。

怠け者のレッテルを貼られて悩むくらいなら。

なかなか対応出来る病院が少ないけれど、

自宅でも出来る検査なんかや簡易入院検査できるのもある。


投薬治療はこれからだし、

その後どうなるかは周りと自分次第だけど、

自分の例がもし誰かの力になれたら幸いである。




あぁ早く気持ちよくぐっすり寝られるようになりたいなぁ。

■追記

予想以上に反応&心配の声や早く良くなるといいね、と言ったコメントが多くてびっくりした。

ありがとうございます

もっと「甘え乙」的な叩かれ方をするかと思っていたので。


質問があったので追記しておきます

記事が二重投稿されてしまったけどこちらで。


>どんな場面でも眠くなる?

どんな場面でも、というのは人によると思う。身近で同じ病気の人と話をしたことがないのでこればっかりは分からん

自分場合は周りが静かになる場面や部屋が暗くなる時、座って何も作業をせずじっとしていると耐えられないことが多い。

例えばそれこそ発言しない会議中や、事務作業で書類やモニタを眺めているだけの時、静かな映画や劇を見ている時、本を読んでいるときなど。

あとは物凄い勢いで怒られている時や忙しくなった後に一息ついた瞬間、なども。

逆にPCで絵を描いたりスマホをいじっていたり、何か夢中になる作業をしていたり楽しいことをしていたり、自分から何かをしているという時はそうでもない。あとはテンション高めな音楽を聞いてる時とか。

受動的な動作やストレスを感じる場面だと少しでも休めと脳がスリープモードに入るんだと思う。


病院で聞いた話だと、もっと酷い人やカタレプシーが強い人は待合室で名前を呼ばれてたった瞬間に崩れ落ちて立てなくなったり、何をしてても落ちると聞いた。


普通の人は8分程度で入眠

これは平均して、だそう。病気とは限らないけれど寝付けない人は不眠症とか別のものなのでは。

>良く死ななかったなぁ

本当にそう思う。免許をとった時は必死だったので何事も無く無事だったけれど、多分運転に慣れたりしたら危ないんだろうなと。

意識もダウンするのかと思っていた

不眠症寝不足との違いがわからない

前述した通り、機能停止した初号機の中に入っているシンジ状態なので脳みそは起きてる。

寝てると呼ばれても起きない、と言った状態がない。声をかけられたりしたら起きるので。

不眠症は目を瞑ってゴロゴロしてても寝れない、といったもの寝不足だとただ単に眠くなって意識がなくなったら起こされても起きないこともあるので、別物だと思う。

不眠症にもかかったことがあるけど、大きな違いは「自分で寝ようとして寝ても寝れない」のではなく「自分意志とは関係なしに寝てしまうのに寝た気がしない。」なのではと。

リトバス

ありがとう、見てみる。

眠りの質が悪くて寝れないのは辛いよなー。

結構同じように悩んでいる人が多いとわかって安心しました。

みなさんも症状が良くなりますように。

ナルコレプシーについてつらつらと

あんまり知られてそうで知られてないナルコレプシー感覚について話す。

なんとなく知って貰えたらというのと自分のためのメモとして。

長いです。

自分ナルコレプシーだ。

ナルコレプシーっていうとあんまり世間認知されてないけど、

要は自分の意思と関係なしに急に眠気が襲ってきて居眠りしてしま病気だ。

症状としては、ぶっちゃけ脳みそずーっと寝てないので

毎日夢見が悪かったり、寝起きの気分最悪だったり、現実と夢の区別がつかなかったり(妄想とは別でね)

金縛りもどきにあうので体の自由が効かなかったりしばらくしびれたり、

記憶力が低下したり呼吸が浅くなって視野が狭くなったり

夜中にちょっとしたことで起きたり顔がむくんだり寝てるのにずっと眠かったり…

とにかく 良 い こ と は な い 。 断 言 で き る 。

甘えとかいう人はちょっと考え直してしてほしい。

脳みそ休めてないのは正直言って不眠症と変わらないと思う。

良く太ってる人がなる、って言われる無呼吸症候群とも関連してるけど

普通の体系の人でもなる。扁桃腺はれやすい人とか、遺伝で骨格的に喉が小さい人とか。

自分の体系はS~Mの服着れる程度の普通サイズだけど、扁桃腺の類が怪しいらしい。

普通の人と見分けるには目を閉じて1~2分で寝てしまう症状がある、ということらしい。

普通の人は8分程度)

授業中だろうが、仕事中だろうが、大事会議中だろうが

自分の強い意思とはおかまいなしに落ちる。

特に強いストレスを感じると自分の意思では本当にどうにもならない。

「寝ちゃだめだ、寝ちゃだめだ、寝ちゃだめだ…!!」

って思ってる時ほど気づいたら落ちる。

緊張すると体が逆に反応するようで、脳内セルフ強制麻酔がかかるらしい。

そんなわけで、例えものすごい強い眠気覚まし用ガムを噛んでても

コーヒーを飲んでても、鉛筆ボールペン、針なんかで跡が残るくらい手をぶっ指しても

眠眠打破とか栄養ドリンクとかエナドリとか

あらゆるものを試してみたりして対策したりしたけど、

その時は良くてもふと油断するともう落ちる。

というか、結局は体力の前借なので後日に反動が来るだけであんまり意味はない。

これで数学先生に目の前で机ごと腹蹴られて数学トラウマになったこともある。

今でも数学は苦手だ。計算式目の前にあると泣きそうになったりとかね。

仕事必要だったのでだいぶ克服はしたけど。

ぶっちゃけ大人にもなって居眠りとか恥ずかしいし、

偉い人や上司には怒られたり心配されたりするし、

同僚には白い眼で見られるからその分頑張らないと評価されない。

仕事中に寝るのはさぼってるとか甘えとか言われるけど、

自分の意思でどうにか出来るならとっくにしてる。

日中寝てしまった日は帰りに自己嫌悪でいっぱいになる。

しにたくなることもしょっちゅうである

ただし、自分場合、体を動かしてる作業をしてたり忙しかったりすると平気。

自転車は平気だが、座って物事をしてると危ないので、

免許は持ってるけど症状が回復するまで運転は絶対にしないと決めてる。

感覚エヴァで例えるなら、初号機の電池が切れて動けなくなったシンジ状態。

体が初号機として、意思がエントリープラグに入ってるシンジ

弐号機とアスカでもいい。

電池切れでヒューンと動かなくなった初号機の中でシンジがよく

「なっ…こんな時に電池切れ?!動け、動けよ!動いてよ!!このっこのっ…!!」

ってガチャガチャやってるシーンあるけど、正にあんな感じ。

ところで零号機ってあんまり電池が切れたことがないような気がするけどきのせい?

まぁそういった調子で気づいたら体は機能停止して完全に沈黙してるから、はたから見たら居眠りしてるように見える。

でも、脳みそは起きてるから、外見では目を閉じてるんだけど

自分の目には今さっきまでやっていた動作と同じ画面が見えてるし、周りの音もちゃんと聞こえてる。

まり現実世界の夢を見ている状態で、自分では仕事してるつもりだから余計にタチが悪い。

で、ハタと何かの拍子に「何で目の前が真っ暗なんだろう…ああ、これ夢だ」と思って目を開けると

目の前にはものすごいタイプミスとか、ミミズの走りまくった文字のメモとか。

自分の中では感覚が落ちた瞬間で時が止まっているが、

時計では10分~以上進んでたりするのでショートトリップもいいとこである

ただ、電話が鳴るとパッと起きてそのまま電話にハキハキと問題なく受け答えしたりとか、

しかけられると普通に起きて答えたりとか(寝ぼけてるとか寝言言ってるわけではなく普通に

よくある。

目を開けたくても開かないときとかもざらにある。

その時は動きたいのに腕や指なんかも動かなくて、まさに初号機の中のシンジ状態。

カタレプキシーというらしいけど、要は金縛りと同じ原理らしい。

やっとの思いで目が開いて、手をぐーぱーすると死後硬直のように

「ギギギ…」って音が聞こえそうな程ぎこちない。

筋肉痛の痛みがなくて腕全体がしばらくしびれてるバージョンだと思えばいい。

最近ではナルコレプシーの来る感覚がなんとなくわかってきた。

脳みその奥から何かがびりびり…じわじわ…という感じで広がってくる感じ。

脳みそに直接ごっつい麻酔じわじわと打たれてるような、

言い方がアレだけど脳内を沢山の虫が奥底から這ってくるといった感覚

まだ大丈夫、今のうちに避難出来そうとなったら会社の休憩室や

トイレなんかにいって10分くらい寝たり、

しぬほど甘ったるいコーヒー飲んだりとかするとだいぶマシ。

どうせわかってくれないだろうからと思って、

会社事情をなかなか説明できずにいたもの

ここで事情知らない人に目付けられると色々といわれる。

ずいぶんとやる気ない人扱いやほかの部署からチクられまくったりして肩身の狭い思いした。

それが原因でストレスにもなって悪循環である

前々から病名と該当症状を調べてはいて怪しいとは思ってたんだけど

これじゃいかんと思い心療内科にいって診断してもらった。

ナルコレプシーですね」

と診断されたので恐る恐る会社に伝えたら

あっさりと「病気なんだからそうビクビクする必要はない」と分かってくれた。

拍子抜けした。もっと早く言えば良かった。

多分、仕事自体は居眠りをカバーしようとしていた分

真面目に頑張っていたので、幸いその辺評価されていたのだと思うけれど。

心療内科じゃ確証が持てないことと精密検査が出来ないとのことで睡眠外来へ。

とりあえず心電図血液検査と鼻の通りの検査を済ませて、予約がいっぱいなので検査入院待ち。

検査入院は1日半かけて、夕方体中にセンサーを付けて寝る→翌日の日中に2~3時間おきに

入眠検査をするらしい。結果が後日出てから投薬開始予定。

自分のせいじゃないけどお金がかかることや

やっぱり普通の人と同じように睡眠出来なかったり

分かって貰えなかったりするとつらい。

もし身近にいつも居眠りしてる人がいたら

ちょっと話聞いてあげてほしいと思う。

眠れてないか、夢見が浅くないか悪夢をよく見ないか

起きた時に金縛りがないか、等々。

本人が悩んでてもなかなか気づけなかったり悩んでたりということもあると思うので。

悩んでる人がいたら心療内科睡眠外来に行くといい。

怠け者のレッテルを貼られて悩むくらいなら。

なかなか対応出来る病院が少ないけれど、

自宅でも出来る検査なんかや簡易入院検査できるのもある。

投薬治療はこれからだし、

その後どうなるかは周りと自分次第だけど、

自分の例がもし誰かの力になれたら幸いである。

あぁ早く気持ちよくぐっすり寝られるようになりたいなぁ。

2013-09-17

資本主義の世の中ではお金を稼ぐのに邪魔個性は「要らない」個性

もっと酷く言えば他人と一緒に仕事してお金稼ぐ過程で「有害」な個性

従順歯車であろうが、融通が効かず周囲への気配りに欠ければそれは批判されるべき有害個性

勉強しても意味を取り違えたり数を数えるのが下手だったり地頭が足りないのは周りの足を引っ張る 

頭の傷で死んだ細胞がありしゃべりがおぼつかないようでは金になりにくい

容姿や身なりが期待値より劣れば金になりにくい 

周囲のレベルの足を引っ張らない「普通」を維持することが一番大事

「金」そう「資本主義」の世の中で大事個性は「普通レベルに「金」を稼げる個性

結婚して子どもを二人以上産み少なくとも大学にやれる位に稼ぐ それが周囲の期待値

その為に必要能力個性が備わって無いならば、努力で補えない大それた望みなら

周囲の愛に恵まれて生きていても私は産まれて来なかった方が良かったのかもしれない

お金を稼ぐのに要らない個性は一切合財アンインストールしてしまいたい

と「実名」で本音を書きでもした日にはと「自己啓発ポジティブ教信者

ネットネガティブコンテンツは良くない教信者」や「こうすればいいのに」としたり顔で

上から目線で「気が付いていないかもしれないけど可哀相なあなたの為に言っている」って

人が近づいてきて鬱陶しいことこの上ない 

「この手の人達の鴨になりやす個性邪魔なだけ」

解決するような悩みならネットに書く必要も「匿名」で書く必要も無いって事が「実名派」の声の

大きい人達には分かっていない

望み薄き事を分かっているから「匿名」の場所に嘆く人が集まるのに

楽観や見ないふりは現実逃避で、本当はどこにも救いなど無いと分かっているから「匿名」で書くのに

私より悲惨な状況の人が悲惨場所で踏みとどまっていたり上に行けたりする体験談を読むとそれだけで力を

分けてもらえる 本当か嘘の話かなんてどうでもいい

それと同時に私の目には壁にすがりつきながらも爪から血を流しながら経済格差の深い溝の底に落ちていく

人々も見える 

恥を捨てて悩む人にマルチ情報商材自己啓発を売りつければネットで小銭にはなるだろうね

実名」を煽ってフルオープンにさせれば心の隙間に付け入ってお金を吐き出させるのに役立つデータ

どんどん集まるよね 気に入らない人の心の弱味を分析して取り憑いてじわじわdisってメンタル壊していく

だって可能だろう お金大事だけど、そういうことして喪われてしまう物の方が怖い

私らが資本家家畜もしくは資本を循環させる一部品の取替えの効くネジに過ぎないとしても

磨り減るネジの悲鳴規格外検査にはねられて店にも並ばないネジ

使い物にならなくなったネジ

名も無きネジ

何処へか消え去ったネジを悼む心は忘れずにいたい 

全てが「実名」になったら磨り減るネジは悲鳴も上げられなくなる

ネジが悲鳴を上げるのは「けしからん」と批難され取替えられて打ち捨てられるから

いくらでもネジの代わりはある

などとまとまりも無く心に浮かぶ様をただ書き連ねていたら

いまいちブレイクしきれなくて事務所卒業した歌手が、自主レーベル立ち上げてアルバム発売し

歌手だけでなく作詞家としても良い作品何曲も出し始めたの曲聴いて、人間の才能なんて何がきっかけで

いつ開花するかわからいね 

私ももう少し頑張ってみるかと抱えていたネガティブ感大幅に削がれちゃった ははは ウタって凄い

2013-09-11

半年ぶりに返信しま

http://anond.hatelabo.jp/20130319161249

つーか馬鹿死ね

お前みたいな馬鹿の相手してると何の刺激も歯ごたえもなく

ただこっちの脳がじわじわ腐る。

久々にログインして返信があったのを見ました。よく考えもせず噛み付いてすみませんでした。

あなたが言いたいことは分かりました。論拠をあいまいにしてしまった所をこの記事では補足します。

今回は少しは「刺激的」になるようにします。あなたは頻繁に増田やってそうな気がするので、今更このトラックバックは見ないような気がしますが。

愚痴だ」とエクスキューズすれば攻撃的なことを書いてもいいのか?

自分も守ってないようなルールで他人を圧迫していいのか?

攻撃的、とは元増田エントリーのことを言ってますよね。

その前に脇道にそれますが、仮に元増田のようなエントリーを書くべきではないというあなたの主張はおいといて、

逆に、愚痴に「死ね」「馬鹿」って100%の攻撃性を持って反論・提案してるあなたが、愚痴で攻撃的なことを書いちゃダメだと思う理由は何ですか?

私の主張はそもそもあなた元増田エントリーを「自分も守ってないようなルールで他人を圧迫して」ると認識した前提がおかしいと思っています

私がおかしいと思う根拠を以下に述べます。これは以下のようにあなたが返信の中で指摘した私が書いてなかった根拠です。

あなたの言うように自省するポーズだけ取って人をこき下ろしてたり、被害者様の時だけ態度がでっかくなったり、

には感じませんでした。

感じなかったでちゅか。

そうでちゅかー。

「感じました」「感じませんでした」なんて話には

せめてお前なりの理由を添えてくれないと「そうでちゅか」としか言いようがありません。




あなた元増田エントリーの内容で問題にしてるのは東北食品に対する不安主婦つぶやくことに対して東北出身の筆者

嫌悪感を示し、嫌味を口にしたことですよね。

どのような不安の対象にも無数のステークホルダーが居るんだからよ。

あらゆる関係者達の気分を害さない為にどんな不安も口に出さず・避けないって言うなら

それはそれで筋が通ってる。ロックだわ。

でもそうじゃねーんだろ?

自分被害者様のつもりの時だけでっかい態度になって、

逆の立場から自分を批判する視線なんか持つ気ねーよな?

筆者は東北産の食品不安感を口にした人々に対して、嫌悪感を示す一方で理解も示しています

「残念には思うけど納得せざるを得なかったりもするわけで」

「まぁ仕方ないか、とも思うけど」

「今の事態からそういう感想が出てしまうことがどうしても仕方のないことだってことも良く知ってる」と。

これはあなたが言うような「不安を口にした人々に対して一方的に糾弾してる」ことになるのですか?

他人に対して「もっと配慮してほしかった。私はつらかった」という過去の出来事に対しての感想であって、将来的にずっと「もっと配慮してほしい」と書いてはいないんじゃないですか?

筆者自身が言っていましたがこのエントリー愚痴です。将来に対しての主張は示されてない。

「ほんの少しの思いやりくらいはあればいいのにと思う」というのはもはや「つぶやき」じゃないですか?

配慮せよって意味は含まれてますけどベクトル世間へ向いた「要求」と表現するような大げさなものじゃなくて、個人の内向きな「願望」でしかないのでは。

ただ、あなたはその「願望」を自分への批判なしに持つこと自体が醜悪だと言ってるんですよね。

「周りに存在する無数の関係者に対してひたすら配慮を求めていく」人が、自分が配慮を求められる側に立つことを想定する覚悟・その時を想定した自分への批判精神を持っていないのは醜悪だというあなたの主張は分かりました。

その通りだと思います

でも私は、元増田の記事は「ひたすら配慮を求めている」記事ではないと以上の理由で思いました。

2013-09-10

いい年こいてアイドルにはまった話。

今までアイドルなんかには興味がなかったし、モー娘。やらAKBやらももくろやら全部スルーしてた。

歌もダンスも上手じゃない彼女らを応援する意味が分からなかったし、いい年してだいぶ年下の子たちを追っかける神経は正直わからなかった。

が、ついにその気持ちが少し分かってしまうようになりました。

ストレートに言うと、自分アイドルにはまったw

いや、自分もびっくりですわ。

そのアイドルってさくら学院というアイドルで、AKBもガキやんって思ってましたがさら子供アイドルです。

このさくら学院学校テーマにしたアイドルで、中学卒業したら辞めないといけません。2013年ですでに4人の卒業生が居ます

もともとBABYMETALというさくら学院から派生したユニットが好きになってしまい、それからさくら学院に行ったんですが、この子たちどうみても仲がいい。

それとリアルクラブ活動のように全力投球で頑張っている様がまたいい。

アイドルを好きになる理由って、「その子可愛いから」ってのもあるんだろうけれど、

頑張っている様に心打たれて「それを応援したい」っていう思いに駆られるからなのか、ということがわかりました。

なんとなくそ視点でみると、AKBももくろも分からなくないなぁと思います

特にさくら学院子供なので、僕は完全に性の対象には見えなくて、完全に姪っ子のような感じに見えますさくら学院はファンを父兄とも呼ぶしw)

。もしかするとAKBに大量にお金をつぎ込む人も、スタートはそういうところだったのかもしれないなぁ。

というわけで、さくら学院動画をよく見たりこの前ついにCD買ってしまったりと、じわじわはまっているんですが、

個人的にはBABYMETALから調べてみると面白いかと。なかなか今までのアイドルと一線を画していて面白いです。

もし興味あればどうぞ。

BABYMETAL - ド・キ・ド・キ☆モーニング

http://www.youtube.com/watch?v=cirhQ8iLdbw

あと、ここから想像なんですが、アイドルって実際の学校はいじめられる可能性高いんじゃないかと思ったりしました。

アイドルなる子って、可愛いことは可愛いけれど突き抜けて可愛いわけではなかったり、場合によってはそんなに可愛く見えない子もいます

そんな子がよく授業を抜けて、友達と会う回数も減り、学校で話題になかなかついていけず、それでメディアにでたり目立ったことをしている。

そういう子に特に女の子は「あの子可愛くないのになんなの」という言葉を投げかける可能性あるよなぁと思ったりします。

明るい子であれば問題ないのでしょうが、すこし大人しい子であれば、その標的にされる可能性って大いにあるだろうなぁなんて思いました。

もし、学校では自分らしくいられないのに、アイドルでいること、ステージにいることだけが自分らしさを発露できることなのだとしたら。。。。

なんて想像すると、さらに頑張れ!(TロT)と思わざるを得ないです。

まぁ、後半は想像ですが、でも遠くない出来事はきっと起こっているんじゃないかと思いました。

以上いい年こいて、アイドルにはまってしまったおっさんの駄話でした。

お付き合いありがとう

2013-09-09

もう増田辞めたい。1ヶ月間1つもブクマついてない

書き散らした初めての増田での日記で、ブクマが100を越えたことが間違いだったと思う。本当に書き散らしたもので、ブクマがつくとは思ってなかったから初めは驚きの方が強かった。でも驚きの時間が終わると、じわじわとまたブクマが欲しいという欲望で、仕事も手につかなくなった。それでまた数本ぐらい日記を書いたんだが、その内の1つがヒットして500以上のブクマ。俺は才能があるぞーーーーー!っと思ってからはや一ヶ月。何を書こうがうんともすんとも言わない。ビギナーズラックってこういう所にもあるんだな。30日記書いて1つもつかないってあるかね。

2013-09-07

http://anond.hatelabo.jp/20130906130650

もう本人、読んでないか

心療内科で気持ちが楽になって、勉強パフォーマンスが上がって

そのまま学問の道で頑張れそうなら、それならそれでよかったと思うけど・・・

多分、最初増田で悩んでたような"病"って

盲腸みたいに「散らしたら大丈夫だった」っていう類の"病"じゃなくて

腎臓病みたいに、じわじわ人間の心や生活を蝕んでいくようなものである気が、多分にするので

安易心療内科に頼らないで、若くて胆力ある時に、自分ダメさ加減や世間様が見た客観的な順位と向き合って

プライドの高そうな増田自己評価世間ギャップ対処できるようにしておいた方が、将来の糧にはなったかもね

まぁ、安易な解決方法を選んじゃう性格の人は、大学だろうが企業研究職だろうが向いてないよ

自分企業研究職をやってたこともあるけど、この増田が部下にきたら正直イヤだもの

とっとと公務員試験でも受けて、どっかそこそこの偏差値学校にもぐりこんだりとかはどうでしょう

私が通っていた公立トップ高は、そんな感じの研究者崩れの先生特に理科系とか社会科系の先生に多かった

2013-09-06

艦これがヒットしたのはDMMネット戦略の転換があったか

眠いのでソース適当に調べてください。


艦これが爆発的にヒットしたのだけれども、それがガールフレンド(仮)のような大々的宣伝でなく、口コミによって客足を伸ばしたものだったというのが驚きであったのは周知の事実。ま、その口コミっていうのもヒラコーショックとまとめブログのおかげなんだけども、ヒラコ―が発信したのは偶然だったとしてもその拡散DMMの狙い通りであったというのが今回の記事の趣旨


まず、艦これサービス開始にさかのぼること1年前にDMMちょっとした組織変更を行っているのが重要で、2012/4/1からDMMは「ネット事業広報・協力部」なる組織を発足させている。広報の方はぶっちゃけからあるに決まっているだろうが、協力というのがみそでこの部署が出来てから、ツィッター上でのDMMの言及数が2012年3月1比で、2013年6月1日には2倍の11293ツイート9月には3倍の16862ツイートなっており、何をしている部署かは明白だろう。DMMという会社名をツイートすること自体がある種不自然なわけで、ここからステマの実態ぽいものが見え隠れする(発言したアカウントが新しいものかそうでないものか確認作業できる方いらしたらお願いします)。もともと、ヒラコーショックが起こる前から艦これブラウザーゲームではヒットしていた部類であり、もともとツィッターで(じわじわ)広げていったゲーム平野氏の発言に爆発的にというのがヒットの実態で、平野氏の発言によって「ネット事業広報・協力部」の真価が発揮されたとみえる。


さて、ヒラコーショックでの真価の発揮というのが、もともとあったツィッター工作とまとめブログ工作によるもので、前者は上記のごとくだが、後者おいても2012年3月31日に主要2chまとめサイト50サイトの内、DMM関連の広告を出していたものが8サイトしかなかったのが、6月31日に、23サイトとなっているのが興味深い。もっともそれらのブログが不自然艦これ推し、あるいはDMM関連商品推しをしていたかは怪しいところなので、これはどっちかというと「広報」の域を留めるものなのかもしれないが、ヒラコーショックでの「協力」ぶりは半端なかったのも事実である


とここまで書いていて、所詮陰謀論だろと疑われること間違いなしなようなので、もっと直接的に書くと

「…(中略)…弊社のネット事業とネットユーザーから認知されている事業に乖離があり…(中略)…こうした認識ギャップを埋めるネット事業の広報、そのための各種協力団体・個人との連携必要である。…(中略)…①より効率的広告活動の実施、②SNSTwitter等の利用による各種連携…」

ネット事業広報・協力部の設立趣旨で、これを基に工作を行っていったわけです。


ま、それでも艦これがここまで成功するとは夢にも思いませんでしたが、ネット事業広報・協力部の一助よって艦これがヒットしたということで、「艦これがヒットしたのはDMMネット戦略の転換があったから」というややミスリーディングエントリを閉じたいと思う。

2013-09-02

http://anond.hatelabo.jp/20130902090406

自分思索メモの続き3(これで終わり)

魂を構成する「人格」というのは積み重ねてきたデータの塊にすぎない

からターゲットの魂を削ろうとしてその人の好きな物自我ルーツの拠り所としている物をdisられると

魂は消耗する 鰹節削っていったら最後には何もなくなってしまうようにね 

陰湿人達ネット外でもそれを分かっていて顔を合わせる度にじわじわdisって人格削ってくる

そんな人達からは逃げるか避けるか他に視点を向けさせるしかない

魂の持つデータのすべてをコンテンツや他人の魂に飢えた人達に捧げたら、その人の魂は補給しない限り回復しない

その回復方法というのがまああれなんだ 長く泳ぎ続ける為には息継ぎが要るってことね

息継ぎの方法は防御力に直接関わってくるのでナイショ

でもなあ経験値の浅い子達がネットヘビー級王者初心者狩りで魂すり潰されてる現状は不味いなあ

ほんとは自我がまだ固まってない未成年ネット触れるのは反対だけど企業も金稼がないといけないし仕方ないんだろうね

思索おまけ1

実名をもじった「童謡」がファーストネームを根源に「お前はこんな名前からこのような死に方をする」と囃し立てる呪歌に変容した件についてその構造

云々まで考えたところで辞めた

思索おまけ2 鍵付き非公開にしても優秀なポータルサイト検索結果は検索ワードで拾ってしまうので私はついのアカウントに鍵付けるのを諦めている

 

2013-08-27

そもそも新卒採用の成果って何で測るの?

http://anond.hatelabo.jp/20110824143747

http://anond.hatelabo.jp/20130826223408


これ読んで思ったこと。

新卒採用担当者の成果ってどうやって測るんだろうね?


①応募の数?(アピール頑張って何万通の応募を集め、その中から厳選出来ました的な)

②説明会の回数?(これだけ頑張りましたで賞)

③数年内の離職率

④配属部署満足度

新人TOEICの平均点?(グローバル人材を集めました的な)


配属された新人能力あるかどうかなんて、そんなに簡単に解るのかな?

よっぽど飛びぬけた奴じゃないと、数年してやや差が出てくるとかその程度じゃないかな。


優秀だと思った奴が頑張りすぎてダウンしたりとか、

地味に思っていた奴が案外じわじわ成長したりとか、

リーダー的な立場に立ったら別の奴が出てきたりとか。


特に大企業マイナスポイントがなければ30半ばまで昇進も差がつかないし。

そうすると凄い長いスパンの話になって、フィードバックするころには担当者は別の部署、みたいな。


から現実的には④も結局配属してちょっとの期間で判断する満足度だよね。。。

だってフィードバックできるかギリギリの線じゃない?現実的には1~2年?

それだって普通の成果評価(半期 or 1年)からすると異常なロングスパン


とすると、入社してすぐに離職しない、配属直後から職場になじんでいける、トラブルを起こさない、体調を崩さない、

能力より無難なことを優先することは仕方がないと思う。



結局組織って評価の仕組み次第で変わっていくんだと思う。


まあ人事の現場を知らないで勝手想像して書いてるだけだけど。

2013-08-10

流山市若年人口流入は市役所じゃなくTXのおかげ

ネタだが、8月2日頃のネタで、

東洋経済の記事で「流山市が若年人口流入のため、市長が旗振りして地域ブランディングしている」

という記事があり、「これは凄い」的コメントはてブツイッターで溢れてた。

不動産屋の自分から言わせれば、流山市人口流入の99%はTX開業で説明が付く話であり、

それを市長の手柄にするような記事はチャンチャラおかしい。

1.そもそも、首都圏民が「どこにマイホーム買おうかな?」と検討する際に、行政サービスの充実度を参考資料にする人なんて1%もいない。

  99%は物件自体の利便性広さ価格で決める。流山市人口増えたのは都心距離の割にマンションいから。行政政策の寄与度は少ない

  それを「人口流入は市長の手柄」という記事を書くからには、「市の政策と若年人口増に相関がある」ことを、東洋経済自身が行う必要がある。

  例えば、ここ数年で流入した人に、ネット経由でも何でもいいから「なぜ流山市に流入したのか?」アンケート東洋経済が取ることだ。

  おそらく「通勤に便利」「マンションが安い」辺りが選択肢上位に来ると思うが。そのようなアンケート東洋経済実施したのか?

  「東京郊外から消えていく」の三浦展氏は、ちゃんと首都圏各地の各世代住民に大規模アンケート実施して、自説の裏づけしている。

  東洋経済流山市民にアンケート取ったり、ナマの声を取材すべきだったのでは?

  

  そういう相関関係データを挙げてない時点で、東洋経済のこの記事は「ダメ記事」である

2.そもそも流山市ホットスポット問題で有名なエリアだが、

  「ホットスポット問題が発生したから、適度な人口流入にとどまった」という側面がある。

  (因みに市のHPを見ると、3・11以降もじわじわ人口は増えている)

  多分、「おおたかの森」辺りの駅前分譲マンションに1都3県から2000人流入し、

  一方で南流山辺りの賃貸DKマンションから赤ちゃん連れファミリー放射能忌避埼玉とかに1000人流出し、

  差引1000人増、そういうイメージではないか

  もし3・11が発生してなければ、交通インフラの割に地価マンション価格)の安い流山市

  もっと人口が集中してしまい、江東区武蔵小杉みたいにインフラ整備が追いつかずにパニックになってしまったのでは?

  それ位、行政が「人口増加幅や家族構成、年代構成をハンドリングする」というのは難しい。

  「流山市の望んでる人口増加率に偶然収まっている」のが実情では?

  例えば人口密度日本一豊島区は、単身者比率ワンルーム比率が高いことに業を煮やしてワンルーム規制実施してるが、

  にもかかわらず建てられるのは相変わらずワンルームが多い。それ位人口流動は「行政の手に負えない」のである

3.ツイッター見ると「自分の街も流山市を見習え」的ツイートが多いけど、

  一般消費者向け(G To C)にアピールして人口やすのは至難。

  事業所を誘致して、雇用の場を作って、それにつられて人口が増える、という格好が王道だと思う。

  特に首都圏外の自治体は。

  一旦事業所を呼び込んで、結果的に一般消費者を増やすのだから、G To B To Cだ。

4.流山市長は「30代ファミリーの流入目指す」と胸張ってるが、バランスを考えなきゃ、

  一斉に家族が老化する多摩ニュータウンの二の舞になる

  世代バランスが取れた街造り、という観点なら、一気に街を作りこまなかった

  「山万ユーカリが丘」の方が流山市よりも遥かに参考になるし、東洋経済もそっちを取材すべきだった。

5.因みに流山市は「共働き子持ち層を狙う」とあるが、

  共働き子持ち層は湾岸武蔵小杉狙うと思う。

  どちらかと言えば専業主婦層が流山市に流入してるイメージがある。

2013-07-28

http://anond.hatelabo.jp/20130727180550

その女友達(同僚?)はなんで増田にそんな打ち明け話してるのかねえ。

不倫ダメになった時のための保険に、じわじわ増田を取り込んでる可能性ないかね。

不倫による不利益を説いたって聞きゃしないんだろうし、放置放置

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん