はてなキーワード: これは普通とは
問題:http://www.nicovideo.jp/watch/sm5712580
1/5追記:答え合わせしたら案の定ひどい点だった。
解答:http://www.nicovideo.jp/watch/sm5752506
(以下正解を記載しているので挑戦しようと思う人は見ない方がいいです)
4/10。
4点。
ひどい点だ。
5/10。
10点。
6/10。
12点。
3/10。まあ全滅じゃないだけよかった。
6点。
3/10。これは仕方ない。
6点。
3/5。
6点。
諸外国の先進国の事例っていってるが、アメリカぐらいしか見てない気がする。労働関連のはアメリカが突出してゆるいだけでヨーロッパは日本より規制が厳しいので失業率も高くなってる。
バッシングされるだけで刑罰の対象でもないし、学生が破棄した場合も翌年度以降のその学校に悪影響あるわけで叩かれないわけではない。
これは普通に多くの企業で解雇してるだろうに一体何を根拠にこんなことを言うのやら。
・合法リストラができないから「希望退職募集」をせざるを得ないが、普通にクビきるよりはるかにコスト高だし、不況でリストラが必要な時期なんて誰も自分から辞めたがらないから意味がない。
そもそも労働監督署自体がまともに動いてないのでザル法。だからこそサービス残業させれるわけだし、多くの労働者は労働法制の知識なんかないから首切りでも泣き寝入りしまくり。合法リストラをきちんとやるのは一部大企業正社員くらいの話。
これが本当なら正社員の給料が下がり続けるなんてありえないだろ。
戦後最長の好景気といわれるような状況になってもなかなか上がらなかったくらいなのに、なかなか下げることができないとか丼だけ現実離れしてるだよと突っ込みたい。
自分がリスカするからかもしれないんだけれど、結構リストカットしてる女の人って多いんじゃないかな。
といっても高校の友人に2人いただけだけなので、妄想にすぎないのかもしれませんけれども。
いてほしいと思っているだけなのかもしれない。
わたしは周りの人にばれないようにしているので、件の彼女さんのようなメールはうったことがないのですが。
気持ちを落ち着かせるために自分を傷つけることってよくあることじゃあないのかなぁ。
周りはなんだか心配するようだけど、それほど深刻に捉えられても困る。
問題をあげるとするなら「趣味や楽しみが一切ない」こと。何をしても楽しくないし、やってて楽しいことが全然見つからないらしい。こういう精神状態って明らかに普通ではないような気もするんだけど、本人は中学生からずーっとこんな感じらしく、自分がおかしいってことを分かってないような気がする。
これの面白い所は男・女の価値観のギャップじゃないよ。
この夫は妻を通して同じ男である上司を抱いている。
男児が母親に対して抱くマザーコンプレックスというのは同時に、
だからこそ男児は母親を諦めて自分の女を求める訳だ。
この上司は仕事という場で夫さんに対し父親的な支配力を発揮している。
(父親的というのは男性性にとっての仮想的という意味で優秀さとは関係ない)
勿論これは普通の事で、夫さんも自分の家庭=別の自分の世界を持っていた。
この“自分の家庭”は男性にとって自らが築きあげたアイデンティティだ。前時代的と笑うなかれ。
自分の家庭の中に自分より権力の強い男を受け入れさせられるというのは、
少年から大人への成長過程の否定に他ならない。
そして夫さんはかつての去勢された男児への退行を余儀なくされる。
http://anond.hatelabo.jp/20080929052525
男は独身でもどうとでもなる、女はどうにもならないという御意見。
そりゃそうだ。当たり前。馬鹿じゃねえの?
まず稼ぎが違う。どうして稼ぎが違うの?差別?
いいえ、働ける量が違うからです。
自分はIT系の仕事をしていたからかも知れませんがプログラマに女は少ない。
これは普通に考えて当然。どう考えても足を引っ張る。
1ヵ月泊り込みに近い状態で仕事をできるかと言うとできない。
そりゃ色々問題があるんだろう。でもそれを越えるくらいの気迫みたいなものが感じられない。
要は仕事への必死さが違う。
高卒大卒の立派な肩書きは何ですか?何のためにお勉強してきたの?
あほらし
化粧をすれば女は変わる!とか、化粧でかなりばけるから!とか女は化粧があるからいくらでも誤魔化せるじゃん!とかいうけど
人間は二通りいるんですよ、すなわち化粧栄えする人間と化粧映えしない人間です
そして私は後者です
ブスの上、化粧映えしない。終わった。
服もちゃんと勉強した。壊滅的なセンスではないはず。
化粧もした。でも映えない。
痩せた。でも美乳じゃない。顔だけじゃなく乳までブス。終わった。
会話のテクみたいな本とか買ってみたけども
美容院すら怖いのに、色々な会合に顔だしたりしてみたけども
合コンとかいってみたよ。何度も。
他の子は全員メアド聞かれてるのに一人だけ聞かれないとかwwwwwwww
露骨すぎだろJK
まあでもめげずにこっちから聞いてみたんよ。そしたら
「ごめん携帯持ってないんだー俺」って言われた。
でもあとから聞いたら、その人、友達と番号交換したらしい。
あれれー?お兄さん、さっきは携帯ないっていったよね?(コナンの声で)
一周まわって笑えてきた。
なんかもういいよ!彼氏とかいいから全然wwwwwwと悟ってみた。友達と遊ぶよwwwwと皆に連絡とってみた。「来週遊びにいこうぜ!」
……。
そう……ですか……サー……セン……
その日は結局一人カラオケだった。まさかとは思うがCと鉢合わせるとかなり気まずいのでわざわざ遠出した。何やってんだろう……
なんかもうあれかな……そろそろ二次元に本腰いれるときが来たのかもしれない。
全然じゃねーか……都市伝説じゃねーか……
寧ろ周りの男子は、「同じ学校(特に同じ学部)の女とつきあったら負け」的な感じの価値観を持っているんですけど……
「手近の地味女で妥協した」と思われるかららしいよ。おいおい言っておくけど私は地味じゃないよ!ブスなだけ!
いそいそと皆、女子の多い私立の大学とかへ向かっていってます。アレか。テニスか。テニスサークルで仲良くなってアレでコレでソレでチョメチョメか。チクショウが。しらんけど。
何?何なんだ?何がそんなにダメ?会話そんなにダメか?服そんなにセンス悪いか?
って、まあ、分かってるんですけどね。顔ですよね。ダメなのは。まあ分かってたけど気付きたくなかった。
あとなんか多分オーラがキモいんだろうな。「爬虫類みたいだね」って言われたもん。爬虫類て。いや、爬虫類は悪くない。爬虫類は結構可愛いよ。お前らは自信持て。
なんか「ベロのばして虫とか食べそうwwwww」って、合コンのとき、ちょっと酔い始めた男が言うんだよね。それで、女たちもそれにのっかってさ。「えーちょっとひどいよwwwww」「でもちょっとだけそうかもwwww」って笑ってるんよ。もうどうしろって。この空間で何をどう努力したらモテるのかと。まあでも自分までのっかっちゃって、てかのっかるしかないわなもう。ピエロになるしかないわこれ。黙ってたら「え…何マジにショックうけちゃってんの…」「てか○○のせいで空気悪くなったよね…」みたいな視線がくるし(てか過去に実際言われた。後者の台詞)、のっかるしかねぇだろ……虫を捕獲するカメレオンの真似とかしながらいつから自分はお笑い芸人になったんだろうと考えてた……いや、ごめん、それは芸人に失礼か……
それで爆笑してることにちょっと気をよくしてる自分がまた情けないよ……どんだけ賞賛に飢えてるんだよ……
この顔は自己責任なのか!
顔のせいにするからだめなのか!いや、いっそ、そうしかってもらいたい。「顔のせいなんかじゃねーよ!性格のせいだよ!」とか。だったらまだ直しようがあるってもんだろ。寧ろしかってくれ!いつも「女は顔ばかり見る」っていってるくらいだから、男は顔で判断するわけないよね?ないよね!?そこに一縷の希望を見出したい。
そういえば「○歳すぎたら、その顔は自分の責任!」っていうけどバカいうな!無責任にバカ言うなホント!○歳すぎたら劇的に顔が変わるわけじゃねーのにどうしろってんだよ!いわく気持ちが顔にでる、性格が顔に出る、だのどーのこーのバカッ!そんなんチョモランマに対する、子供が作る砂の山くらいの効果しかないよ!そんな精神論、所詮造形という厚い壁には勝てないよ!美人がにっこり→「優しい人だなぁ」:ブスがにっこり→「なにあいつニヤニヤしてんだ…キメェブス…」
最近なんだか脳内彼氏の性格と姿に一貫性が出てきたから、フィギュアにしてみようと思って作り始めた。もうこれが完成するまでに彼氏ができなかったら、これを彼氏にするわ。色んな漫画キャラからいいとこどりしたキャラだから最強。しかもこれ三次元だからね!二次元じゃないから。れっきとした三次元の彼氏だ。これは普通に「彼氏できた」って誇っていいと思う。うおおお創作意欲わいてきた!!!ディティール作りこむぞ!!!!!!!!
ananの6月25日号、「好きな男にモテたい」特集のとある記事について。
52ページの
「気づいたら好きになっていた・・・。男が体験した恋のマジック集」という見出しの記事。俳優の沢村一樹、ミュージシャンのDAIGO、放送作家の中野俊成という人の3人の座談会の模様が書かれている。
私はそれほどテレビは見ないほうだが、沢村一樹とDAIGOのことは知っている。
しかし中野という放送作家の存在は知らなかった。こういう記事に採用されるのだから、おそらく売れっ子の放送作家なのだろう。「恋するハニカミ」などの番組を手がけているらしいが、私は「恋するハニカミ」は見たことがない。しかしともかくこの中村という放送作家の発言がことごとくうんざりだった件について。
まずは「僕は逆に仕事のことを褒められるのはあまり好きじゃなくて。仕事の内容を知らないのに、分かったようなことを言われるのが苦手」という発言。
この発言はかなり自意識過剰だ。
どんな仕事もそれぞれに違いがある。その仕事に就いている人間にしかわからないことがあるのは当たり前。でも反対にどんな仕事にも共通することもある。私たちは他人とコミュニケーションするときに、違う業種の人と話す場合であっても、相手の話をよく聞き、自分の仕事とも共通することと照らし合わせて、想像力を働かせて相手の仕事に対してもコメントをしたりする。これは普通の人間同士においてもよくあることで、ましてや恋人同士であったり、その可能性のある女性と話しているのだったら、相手の男性の仕事に興味を持つのは自然なことだ。この中村さんは自分の仕事をどれだけ特殊なものだと考えていらっしゃるのか。一般人には分からないトクベツな仕事に就いているという思い込みが感じられる上に、こういう人間に限って、ほんっとーーーに相手の女性が心底自分の仕事に興味がこれっぽっちもないと分かるとプライドが許さないタイプが多いのだけれども、そのプライドの裏返しがにじみ出たような発言ですねー。
「むしろ運転とか縦列駐車とか、日常の些細なことを褒められると嬉しい」とそのあと発言しているが、疑わしい。自分の作品を見てくれ!分かってくれ!褒めてくれ!という自己顕示欲の塊みたいな職業の人間が、誰にでもできる縦列駐車を褒められるだけで満足するとは思えない。「放送作家、それも売れっ子のあなただから注目しているの」と思われたいけれど、それをそのまま言われるのも職業以外に自分に魅力はないと思われているようだから、言わないでほしい・・・でも本当は僕の職業はみんなの憧れの的だって思っていてほしい・・・というなんとも矛盾したことを考えているのだろうね・・・。この人のそばにいる女性は、職業にはなんら関心のない言動をしつつも、でも瞳の奥には「あなたの職業を尊敬しています」という炎が燃えている、という難しい役どころをこなさなくてはいけませんね。あほらしー。
この「職業を意識していません」というのは、しかし有名人・著名人との恋愛・結婚道におけるちょっとした王道のテクニックであるらしい・・・。
ある奥様雑誌で、スポーツ選手の妻という特集を読んだが、やはりスポーツ選手の妻が「家庭で主人には試合の話はしないように気をつけています」とインタビューで答えていた。えー?旦那さんがスポーツ選手なのに試合の話をしないように気をつけるって・・・?と私は気持ち悪かった。「気をつける」という言葉づかいからして、ほんとはすんごく気になって仕方ないけれど、気にしていない「ふりをしている」のか!なんじゃそりゃ?人気スポーツ選手の妻は、「私は旦那のことをひとりの人間として愛している。別に有名で人気者のスポーツ選手だからではないの。(そして彼の法外な年俸が目当てだったんじゃないの)」というポーズをずっととらなくちゃだめなのかしらん。
(自分が有名だと思い込んでいる)男性も、仕事のことには興味を持って欲しくないと思い、(自分の旦那が有名だと思い込んでいる)女性も、仕事のことには興味をもっていると思われたくない。一見なんかつりあいが取れていますがね。。でも両者ともに、ほんとは職業にすごくプライドが高い可能性があるので、そのへんの折り合いはどーなってるんだろ?
私個人の感想としては、自分の仕事に誇りをもっているとしたら、愛する人にも同じように誇りに持ってもらいたいし、自然に普段の会話で仕事のことが会話できるのが気持ちよいなあと思います。
有名人がゆえに、その地位と名誉とお金が目当てで近づいてくる女が絶えなかったから、そういう女性が苦手になった、という意見もあるかもしれないけれども、
本当に魅力があって自分に自信のある女性は、
相手のお金につられて自分によってこないし、その世界に長ければそのことは知っているはず。
たぶん、本当に近づいてほしかった女性には見向きもされなかった経験があるはず。
だったら、「仕事のことで褒められても嬉しくない」とかせせこましいこと言ってないで、
素直に喜べばいいのにさー。
まだまだうんざり発言はあるけど、とりあえず今回はこのへんにて。
第一回 第二回 第三回 第四回 第五回 第六回 番外その1 番外その2
コンセプトは、ニュースなんかで裁判の話が出たときに、そのことをきちんと理解して、
その内容を適切に評価する能力の涵養、です。毎度の長文申し訳ありません。
裁判員制度が、ちょうど来年の今日から始まります。ですが、あと一年という状況の割に、周知は進んでいません。
裁判員に選ばれる方式や、それに対する社会の状況も一大関心事ですが、
具体的な審理の方法については、それらよりもさらに知られていないのが実情ではないかと思われます。
死刑相当の判断が2(両方裁判官)人、無期懲役相当が2(裁判官と裁判員)人、懲役30年が3人、懲役20年が2人という風に意見を表明した場合、
最終的に処断されるのはどの刑なのかご存じですか?
本項では、あまり日の目を浴びていない裁判員制度裁判における審理の方式について取り上げようと思います。
初夏に効く裁判員制度裁判の審理で、ライバルに差をつけちゃえ!
基本事項をおさらいしておきます。以下、「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」を法といいます。
・いちおう確認しておきます。
裁判員制度は刑事にのみ導入されるモノです!!
諸外国には民事にも非裁判官を介入させている国もあるんですけどね。
・裁判員とは、刑事事件において、証拠から事実認定をすること、有罪か無罪かを判定すること、量刑の選択をする者です。
証拠から事実認定をするというのは、たとえば、目撃証言から事件があったことを推認するような場合です。
有罪か無罪かを判定するのはそのまんまです。量刑の選択も言うまでもないでしょう。
これに対し、陪審制においては、事実認定をするにとどまります。混同されやすいところなので、よく押さえておいてください。
いずれにせよ、法律に関する判断はしません。法律問題は裁判官の専権であるからです。
・裁判員制度裁判に付される犯罪は、死刑又は無期の事件か、故意の犯罪(短期一年以上の犯罪)行為により被害者を死亡させた事件です(法2
条1項)。
具体的には、殺人罪、強盗致死傷罪、現住建造物等放火罪、身代金目的誘拐罪(以上、死刑又は無期の類型)。
危険運転致死罪、傷害致死罪、保護責任者遺棄致死(以上被害者死亡の類型)などがあげられます。
よく言われることですが、ヘヴィーな事件ぞろいです。
もっとも、事案の難しそうな場合には通常の裁判(裁判官3人の合議体)に付することも出来ますし(同7項)、
事実に争いがなく、争点が明確な場合には、裁判官1人+裁判員4人という変則な方式も認められます(同3項)。
従来の裁判は、一つの事件を一ヶ月おきに審理していました。毎日違う事件を行っていることから五月雨方式と呼ばれます。
五月雨方式ですと、いきおい審理が長期化してしまいます。
裁判員を拘束することになるので、裁判員制度裁判においては連日審理が義務づけられています。
また、争点整理手続が必ず行われることになっている(法49条)ので、争点はあらかじめ炙り出されていることも審理の短縮に繋がります。
さらに、一人の被告人が多数の犯罪を行った場合には、ある部分を区分して部分判決(法78条)が可能とされ、長期化を防ぐシステムになっています。
裁判におけるさまざまな意思決定は原則として評議により行います。
裁判官だけが関与する、法律問題についての評議は、裁判官のみの合議で決定します(法68条)。これは普通通りです。
法律問題以外の、事実認定、有罪無罪の判断、量刑判断については、裁判員と裁判官で評議が行われます。
そして、その意思決定(評決)には、裁判員と裁判官を含んだ過半数(ここでは特殊過半数と言いましょう)が必要です(法67条1項)。
つまり、裁判員6人が無罪としても、裁判官3人が有罪とすれば、評決は成立しません。
これは地味に難しい要件です。
では、冒頭で述べたとおり、量刑についてみんなマチマチだった場合はどうなるのでしょうか。
一方で、その多寡が重要な意味を持つので、個人の意見をなるべく尊重するシステムが望ましいです。
これについては、法67条2項が定めています。
ちょっと難しく表現してあるのでフローっぽくすると、
一番重い刑を主張する人たちだけで特殊過半数を越えないか。→越える→その刑が処断される。 ↓越えない それに、次に重い刑を主張する人たちの人数を加えると特殊過半数を超えないか。→越える→次に重い刑が処断される。 ↓越えない さらに三番目に重い刑を主張する人たちの人数を加えると特殊過半数を超えないか。→越える→三番目に重い刑が処断される。 ↓ ・・・(この作業の繰り返し)
となります。これを条文にすると小難しくなるのが理解いただけると思います。
冒頭であげた例ですと、懲役30年が処断されることになります(なぜそうなるかは各自で検討してみてください)。
裁判員制度はあくまで第一審にのみ適用があるものです。
被告人は裁判員制度の導入については不服を申し立てることは出来ませんが、通常通り上訴することは出来ます。
上訴審では、裁判員は登場しません。通常通りの上訴が行われます。
第三回でお伝えしたとおり、刑事裁判の上訴では事後審主義を採用しています。
これは、証拠資料の追加を認めず、原判決と同じ証拠資料を用いて、第一審判決の当否を審査する方式です。
要するに、上訴審の裁判官は裁判員が関与した事実認定を「適当でない」と判断することが可能な方式です。
となると、「結局上訴で職業裁判官だけが決めるなら裁判員が判断したことは無意味じゃねーか。
それなら導入しなくていいじゃねーかよ」と思われるかも知れません。
というか自分も思いました。でもそれだけじゃつまらないので、ネットで審議会の情報を引っ張ってきました。
審議会でもこの点は議論が交わされたようです。
おおむね現状通り裁判官だけの上訴審で構わないという意見でした。
高裁でも裁判員を選ぶとなると、裁判所管区の都合でかなり遠方の人が選ばれてしまう可能性があること(たとえば新潟も東京高裁の管轄です)、
まずは第一審で導入して定着してから議論すべき事項であると考えられること、
適当でないと判断した場合には差し戻すことで再び裁判員の判断を仰ぐことが出来ること(これに対しては時間が無駄という反論も)、
などの意見がありました。結局、通常通りの上訴となるという結論になったようです(最高裁の見解が表明されています)。
ちょっと疑問ですが、バランスのつけ方の一つとしては仕方ないと私は思います。
法律問題としてはもっと議論すべき論点だと思います。
裁判員制度は刑事事件に導入される。そこでは事実認定と、有罪無罪の判定、量刑判断をする。 裁判員制度は重大事件ばかり回ってくる。基本的に裁判官3人+裁判員6人だが、事案によっては人数が減ったりする。 一週間程度で集中審理する。 審理は裁判官・裁判員両者を含む多数決で決する。量刑の判断は特殊。 上訴では裁判官のみが判断する。裁判官のみで裁判員の判断を覆すことについては議論がまだ深まっていない。