はてなキーワード: これは普通とは
まともに書くと長くなるが、戦闘中の水上艦が沈むのは2パターンある
元増田とかが書いてる爆発して沈むのは轟沈ってやつだが、これは普通は火薬庫に火が入って誘爆することで起きる。何時間もかけて撃つつもりの弾薬が一度に爆発したら、そりゃ無事では済まない。当然、戦艦の場合、一番厳重に守られているのも火薬庫で、よほど当たり所が悪くない限りそんなことは起きない。起きないはずだが実際には結構起きている。
魚雷を搭載している艦だと、そいつらが誘爆することでも轟沈になりがち。砲弾の場合、主砲砲塔はその艦で一番装甲が厚い場所だから、そうそう誘爆なんておきないが、魚雷はむき出しの台にすえて使う物だし、しかも魚雷発射管が2連とか3連とか束になってることもあって、結構起きる。
誘爆を伴わない轟沈もある。端的には核攻撃くらったとか、複数の魚雷が連続して命中したとか、戦艦の主砲に綺麗に艦内主要部を貫通された上に船底に大穴が開いたとかで、大量の浸水で浮力を奪われて沈没する。
普通の軍艦は簡単に沈没しないように、水面下の区画を細かく防水構造で区切って、何区画か浸水しても浮いていられるようにしてある。しかし、複数の区画に短時間で大量に浸水すると、対応が間に合わない。
対応が間に合えば、そうそう軍艦は沈まない。浸水しても、ポンプで排水したり、反対舷に注水して転覆しないようにバランスを取ったり、浸水口を塞いだりできる。
幼い頃に母を亡くして、父子家庭で育ってきた。
父と、7つ上の兄と、3人で暮らしてきた。
父はよく稼ぐ人だったから、金銭的に不自由することはなかった。
兄はとても優秀で、なおかつ面倒見が良くて、いつも優しくしてくれた。
近所の人たちも事情を知ってくれて、すごくお世話になった。
私と兄は、母親がいないという点を除いては不自由も無く、たぶん、健全に育った。
兄は大学生になっても優しくて、帰省する度に私の宿題を手伝ってくれた。
高校生になり、進路を考えるようになって、ずっと兄の背中を見てきたものだから、同じ大学に行きたいと思うようになった。
私は出来が悪くて、兄ほど優秀ではなかったから、一所懸命勉強した。
成績も上がって、胸を張って志望大学を言えるようになった。
ある日、進路を父に相談したところ、東京には行かせられない、と言われた。
金銭面の問題かと思い聞くと、私は箱入り娘なのだから1人暮らしをさせるわけにはいかない というようなことだった。
お兄ちゃんは行ってるじゃん と言っても、お前は女の子なんだから と言うばかりで聞いてくれなかった。
そのとき初めて、父に不信感を抱いた。
学校で友達に相談してみたが、周りにもそんな子が何人かいるらしく、たわいもないこととしてあしらわれてしまった。
高校で学年1位の子は、東京大学も合格圏内なのに地元の公立の女子大しか認めてもらえないと言っていた。
彼女は仕方がないからともう諦めている様子だったが、私が彼女の諦めに同調する必要はないと思った。
担任の先生や進路指導の先生に相談をしたところ、お前が勉強を頑張ればお父さんも認めてくれるはずだよ なんて、的外れな答えしかもらえなかった。
成績がどんなに良くなっても、父は頑として家を離れることを認めてくれなかった。
地元にはいわゆる難関と呼ばれる大学がひとつあって、父はその大学を勧めてきた。
でも、私は理系を選択していて、希望する学部学科は別キャンパスにあった。そこは本キャンパスから遠く、家から通学するとなると大変で、結局1人暮らしをする羽目になる。
そのことを強調して伝えると、父は、なら文転すればいいだろうと軽く言ってきた。
兄には許されたことなのに、私は、女であるということだけで進みたい進路にも進めないのかと悲しくなった。
その日は全く話し合いにならなかった。
兄は、多分そうなると思っていた と言っていた。
私はずっと、自分は恵まれていると思っていた。そして実際に、恵まれていた。
でも、ちょっとの不満や疑問も、恵まれている故のものだと思っていた。
兄曰く、母が亡くなってからの父は、ずっと、私に対して過保護だったらしい。
そういえば、女の子なのだから怪我をさせられないと公園に遊びに行くことも禁止されていた。
ズボンを履くことも禁止されていたし、自転車に乗ることも、男の子向けの番組を観ることも、危ないこと、はしたないことは全て禁止されていた。携帯電話だって父と共用だった。
全部、兄は禁止されていなかった。
それらに私は何の疑問も抱いていなかった。嫌だな、と思うことはあっても、自分は恵まれているんだから我慢しなきゃ と思っていた。
父は私を縛り付けたかったのだろうか。
そのような考えから父の言動を見ると、もしかするとこれは普通ではないのかもしれないと少しずつ思うようになった。
毎朝の行ってきますのキスも、週1の交換日記も、中学まで一緒にお風呂に入っていたのも、たぶん、普通じゃなかった。
本当はずっと嫌だったけど、ルールだからと慣れてしまっていた私も、普通ではなかったのかもしれない。
兄は、お父さんの言うことを聞くか、お父さんを捨てて東京に来るか選べと言った。
そんなことを急に言われても、父を捨てるなんて考えられなかった。
父は、優しくて頼もしい、自慢のお父さんだから。
親を捨てるというのは家族と上手くいっていない人や虐待を受けた人だけがすることだと思ったから。
でも、どんなに説得しても父は家を出ることを認めてくれなかった。
父は頼れなかった。私は兄に相談して、兄に言われるがまま目一杯勉強した。
2月、受験前日、交通の乱れを懸念して受験会場近くのホテルに泊まった。もちろん、会社を休んで着いてきた父も一緒に。
理系のキャンパスは遠いが通えなくはないということで認められ、文転だけは免れていた。
いわゆる難関大学だったが、試験は簡単だった。私の本当の志望大学はこんなものじゃないくらい難しいはずだったから。でも、どうしても行きたくなくて、わざと間違えた私は不合格になった。
父には、浪人する、と伝えた。認めたくない様子だったが、必ず受かると高を括って私立大学をうけていなかったため、その他に選択肢は無かった。
高校を卒業して、3月中旬、友達と卒業旅行に行くと言って東京に行った。
もちろん卒業旅行にも父は大反対だったが、これだけは譲れないと強引に家を出た。
東京に着いて、会社を休んできた兄に迎えられ、私は、志望大学の後期試験を受けた。
もし落ちたら、本当に浪人するしかなかった。でも、なんとか、合格した。
合格通知を見せると、父は激昂した。優しい父が怒っている姿を初めて見た。
認めないから金は出さない、と父は言った。私はアルバイトもするし、兄にも援助してもらうことを伝えた。
後期受験を兄も知っていたことに怒るかなと思ったが、予想に反して、お前にアルバイトなんかさせられるかと父は泣いていた。
そのとき初めて、父を怖いと感じた。
宣言通り、父はお金を出してくれなかった。入学金さえ払わなければ、私がいなくならないと思っているようだった。
私は貯めていたお年玉を使った。入学金、授業料で足りない分は兄が出してくれた。
支払いが終わってからも、期限ギリギリまで父にはお金を出してくださいとお願いし続けた。払ったことを知られては困るから。
3月末、すっかり安心しきった父が仕事に行っている間、私は荷物をまとめて東京に向かった。捜索願を出されてはかなわないので置き手紙をした。
しばらくすると、兄の携帯に父から電話がかかってきた。兄に促され私が電話をとった。
2度目の父の激昂だった。
でも、どんなに怒られてももうお金は払っているし、もう東京に来てしまっている。
帰らないことを伝えると父はまた泣いていた。
後日、同じく上京していた高校の友達にお願いして、何日か部屋に住まわせてもらった。
父も休日に上京し兄の家に来ていたらしかったが、携帯電話すら持っていない私に連絡をとることはできなかった。
入学式には、父も兄も来なかった。式が終わり友達の部屋に戻ると、上京した同級生が何人か集まっており、おめでとうパーティーをひらいてくれた。
自由になったような気がした。
熱りが冷めてからはまた兄の部屋に住まわせてもらった。
いつまでも兄の世話になるのは申し訳なくて仕方がなかったが、兄に頼る以外の手段が私には見つからなかった。
兄の元には今も頻繁に父からの連絡がきているらしい。そして兄の口座には私宛のお金が振り込まれているらしい。
私の学費も、生活費も、兄が出してくれたようで結局は全て父のお金だ。
だからと言って際どいアルバイトに手を出そうとすると兄に止められる。
結局私がしていることは、家にいた頃と何も変わっていない。
成人式の報せや諸々の手続きなど、全て父と兄がやりとりをして済ませてくれている。
ただただ自分が恥ずかしい。
あの日、父を捨てる決意をしただけで私は何も捨てられていない。
親子喧嘩をして意地を張り続けているだけだ。
でも、だからと言って、そう簡単に仲直りできるわけでもない。
このままじゃ私はいつまでも、箱入り娘のままだ。
とある増田で、顔がブサイクで悩んでいたら、整形したら?と無神経なことを言われた、という人がいた。
実は俺も、顔面があまりにもひどくて、長い間悩んでいたんだけど、そういう無神経なやつらにムカついて、出来ることをすべてやってやろうと思ってあれこれ試したら、だいぶマシになって、結果として性格も多少明るくなって、女性とも緊張せずに話せるようになった。
変われるよ、現に俺は変われた!
とりあえず、何をやって、どう効果があって、コスパはどうかというのをツラツラ書いていく。ステマじゃないからな。
まず俺の顔面で一番嫌だったのが、ほくろだ。ほくろが大小あわせて19つあった。あまりにほくろが多いため、一時期のアダ名が「昔の小倉優子」だったときがあるくらいだ。
しかしこれは手術で一瞬でとれる。俺の行ったところだと、小さいのだと5000円、大きくても10000円だったかな?麻酔をして切り取る、みたいな施術なんだが、麻酔をするときに、チクチク痛い程度で、30分もかからず全てをとった。料金は14,5万だったと思うが、これは数が多いから。
とったあとは、ニキビを潰したような?傷のような感じになる。1人からだけ「どうしたの顔」って言われたけど、「肌が荒れちゃって」といってごまかした。
結果としては、コスパは最強。1ヶ月もすればだいぶ跡がなくなってきて、3ヶ月後にはほぼわからない程度、6ヶ月にはキレイになにもなくなった。
みんな気づくんじゃないかと思ってたけど、家族含めて誰も手術は気づかなかった。
俺はひげも濃い。濃いから、そってもそっても夕方には生えてくるし、何より青ひげ状態になっていた。どろぼうひげみたいな形なので、よりカッコ悪い。志村けんの変なおじさんみたいだ。あまりにひげ跡が青いから、一時期のアダ名が「ミスター」だったのだけど、これも相当嫌だった。
ひげ脱毛にいこうと思い、某エステに通ったのだが、これはあまりよくなかった。効果としては悪くないんだけど、エステって1本1本脱毛するから、とにかく時間がかかるし痛い。しかもかなり高かった。30万くらいかかった。そのあとに、全身脱毛で某医療系の脱毛にいったんだけど、こっちでやるべきだった、と思った。
しかし、脱毛自体はとてもいい。まず、毎日の髭剃りの時間がなくなる。1日5分はかけてたので、一週間に35分の短縮になる。とても朝が楽になった。しかも、ひげを気合いれて剃ってたので、たぶん相当肌が傷ついてたんだな、って思った。肌のヒリヒリやつっぱりもなくなったし、カミソリ負けも当然ない。
ひげ跡もないから顔がキレイにみえる。特に、頬のあたりとかは、黒ずんで見えてたんだなって昔の写真を見て思った。頬が黒いと、すごい陰鬱なイメージになるんだよ。それもなくなるし、剃り残しもないからとにかくキレイに見える。
値段は高いけど、ひげ脱毛には人生を変える効果があると思った。
にきびあともひどくて、クレーター系と赤み、両方あった。あまりににきびあとがひどいから、一時期のアダ名が「松井」だったのだけど、これも相当嫌だった。
これは某赤坂にあるTクリニックにいったのだけど、IPAフォトフェイシャル?というのをやった。1回3万。ぶっちゃけ最初の3回はほぼ効果を感じなかったんだけど、5回目くらいからかなり変わった。人から「肌がキレイになった?」と言われたこともある。ひげ脱毛の効果もあると思うけど、鏡を見るのが苦じゃなくなったのはうれしい。
ちなみに完全に治るわけではないので注意な。でも相当マシになると思う。軽めの症状の人だったら、相当いいんじゃないかな。
歯並びが致命的に悪くて、ガッタガタだった。昔、女性に「クスリとかやっている?」と真面目な顔で聞かれたくらい、歯の色も汚かった。あまりに歯が汚いから、一時期のアダ名が「ヤク中」だったんだけど、これも相当嫌だった。
というわけで、一番ストレートに矯正にいった。矯正は2年近くかかり、お金も130万くらいかかった。矯正していると、最初のころはとにかく痛くて、ものが食べられなくて嫌だったし、歯にものがつまるし、人からも見えやすいし、結構つらかったんだけど、終わったあとの歯並びをみて、本当にやってよかったと思った。
歯磨きも楽になるし、ホワイトニングなどもできるようになり、かなり見れる歯になった。見れる歯になると、笑顔が怖くなくなるんだよね。今までは笑うのが怖かったから、常にむすっとした人になっちゃってたと思うんだけど、今では普通に笑えるので、印象もよくなったのではないかと思う。
これは普通にやった。太っていたわけではないんだけど、-11kg落とした。やったのは単純に、レコーディングダイエット。
上記のようないろいろな改善をしているときはダイエットも一緒にやるといいと思う。みんな肌の変化とかは感じないけど、痩せたことに対しては敏感なので、俺みたいに「男なのに、顔を気にして」といわれるのが嫌だからひた隠しにしてたんだけど、ダイエットをしていると、印象がよくなったことに対して、すべてを痩せたせいにできるというメリットがある。
かなりいろいろやった結果、自分にも自信が持てるようになった。気分的には、大きなマイナスがあったのが、0に近づいていった、という感じなんだけど、それだけでだいぶ心が穏やかになるし、嫌な気持ちをすることがなくなった。
若いころはいろいろな人に指摘されて本当に嫌だったのだけど、大人になるともちろんそんなに言われることはない。でも、みんな心の中では思っているんじゃないの?というところで、自分に自信がなくなっていて、結果として性格が暗くなって付き合いづらいやつになっちゃってたんだと思う。
金は異常にかかったけど、これからの人生、ずっと使えるものを手に入れられてよかったと思う。少しでも参考にしてほしい。
いくつか反応があって嬉しい。少しでも多くの人の参考になればと思う。
その上で、いくつかの意見に答えるね。
「効果がなかった高額施術などについても、書いてほしかったなあ、と。(全部当たりなんておかしくねえか、という邪推ですお・・・)
これは実はあまりないんだけど、化粧水とか乳液とかは、効果がよく見えなかったというのがある。元がひどかったせいかもしれないけど。
あと、いわゆるメンズエステにも2軒ほどいったけど、高いだけであまり効果は感じなかった。医療ぽい治療のほうがよほどインパクトあるなと思った。
これはそうかもね。俺の勝手なイメージだけど、整形って、メスいれたり、目をかえたり、唇の形変えたりとかなのかなーというのがあった。いわゆる、変化させる系というか。
ひげ脱毛とかは、ひげを超きれいにそったときと同じだったり、皮膚がクレーターだらけなのを綺麗にするのは、健康的にいけばなったラインなので、整形ではないという印象でやっていたけど、そのあたりは自分で判断してやればいいんじゃないかな?
まあ、そう思われると思うので、そう思いたい人はそれでもいいと思う。本当はどの店いったかとかも書いたほうが参考になるんだろうけど、そこは逆にステマぽくなるのかなと思ったよ。しょせんインターネットだしね。
ああ、ここは「整形すれば」というのは、なんというか、ストレートに「お前の顔やばいぞ」っていわれているわけで、そういうのはひどいなと思っただけ。個人的にはそれで幸せになるなら、整形してもいいんじゃないかとは思う。俺は、目をいじるとか鼻をいじるとかそういうのは整形ぽくて嫌だけど、肌を治すとか、歯を治すとかはセーフラインと感じたからやったんだよね。そのラインは人ではなくて、自分の納得度で決めるといいのかなと思う。
髪はあったのか
髪はあったけど、この話でいうと、おでこのクレーターがひどいから、前髪を伸ばして隠そうとしてたんだけど、今思えば、はっきりいってキモい感じになってた。ある程度綺麗になってからは短髪になったから、それはそれでよい効果だったかもしれない。
あるかもね。俺はあまりしないというか、気にしない人は気にしないでいいと思う。ただ、悩んでいる人がいるなら、それは金で解決できるならしたほうがいいんじゃないか派なんだよ。
奇行にはしって注目を集めようとしてたり、
ちょっとしたコミュニケーションでいちいち「オレはできるんだぜ」ってアピールしてくるやつ。
たいしたことでもないのに声出してかまってほしさ出してるやつ。
君たちのまわりにもいないか。
おちゃらけて、時には真面目になって、叩かれない範囲で最大限主張してくる。
そういうやつに限って仕事ができたりするから、これがめんどくさいんだけど。
仕事ができるくらい有能だから、そういう器用なことができるんだろうけど。
まあ、それはいいんだ、距離をとっておけば、オレには関係ないし。
なーんの害もない。
強いていうなら、そういう人たちはたいてい声が大きいから、
近づこうとしなくてもなんとなく、そういう「オレを承認してくれ!」的な世界観が、
ちょっとずつちょっとずつこっちのほうに忍び寄ってくるってことだろうか。
周りも面白がって、
なんともないように感じてしまっているのか、これは普通なんだと思い込もうとしてるのか、
わかんないけど、まあ、とにかく無自覚なんだと思う。
遠くからそういうのがエスカレートしてきてる様子をみると、大丈夫なんかなーと、ふと思ったりする。
すこし変わったことをして周りの人に面白がられたり、
自分が有利になるように細かく態度を変えたり。
そのうち、誰も君のことを信用してくれなくなるよって思う。
君がいま言ったことはさて、本当なのか、嘘なのか。
オレにはわからない。
状況がはっきりしなので、現時点での報道、主に以下の二つのソースに依存。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150720/CK2015072002000095.html
http://www.47news.jp/CN/201507/CN2015072001001513.html
47NEWS(共同通信)の記事にははっきりしない点もあるが、『川遊び中に倒れた小学生の男児が左手に重いやけどを負っていた』は気になる。火傷を負ったから相当な電気が流れたはずだが、この男児は死亡していない。
さて、死亡せずに火傷するような電気を浴びようと思ったら、一番簡単な方法は火傷する部位に限定して電気を流すことである。
つまり、この男児が左手で電線を握った状態で倒れた、と考えると一応辻褄は合う。
電気というのは極が最低2つないと流れない。理科の時間にやったように、直流の場合は+極と-極。電気柵の場合、電線側とアース側となる。アースって何かと疑問に思う人もいるかも知れないが、文字通り大地、地面のことである。地面は電気をよく通す導体である。
電気さくの原理は、電線に電気を流しておくと、動物がそれに触ったときに、
電源装置の電線側端子~電線~《動物の体》~地面~電源装置のアース側端子
という経路で電気が流れてビリっと来て「うわっ」とびびって動物は近寄らなくなる、というもの。
参考:http://www.getter.co.jp/electric_fence1.html(イラストがかわいい)
参考:http://kitaharadenboku.com/cyoujyuu/power.html(記述が詳しい)
つまり、空中浮遊して移動する動物がいたら、体が地面に触れてないので電気は流れず、電気さくでは防げないことになる。
閑話休題。最初から電線が水中にあったのか、陸上にあったのを掴んで水中に転落したのか、はたまたもっと違う状況だったかは不明なので立ち入らないが、とりあえず火傷した男児が電線を掴んだ状態で倒れていたとすると、
という経路で電気が流れることになる。これはこれで危険だが、人間が感電死する場合、胸部を通過した電流が心筋を誤作動させて心臓を止める、というのが圧倒的1位である。この経路なら、手の火傷で済んで命に別状なかったとしても説明は付く。
で、大人二人が亡くなっているのは、たとえばこの男児を助け起こそうとしたときに、
という経路で電気が流れて、この際に運悪く心臓近くを十分な量の電流が流れてしまった、という状況や、もしくは男児が掴んでいる電線をはずそうとしたとか、電線を踏んでしまったとか(この場合の経路はなんとも言えないが、こういうのでたまたま心臓近くまで電気が通ったというパターンも考えられる)、そうやって感電した、と考えれば辻褄は合う。
一応補足しておくと、
人間の体、特に皮膚は絶縁度が高く、乾燥していれば1万Ω程度はあり、これなら仮に100V電源に触れても流れる電流は10ミリアンペア程度で命に別状ないことがほとんどである。
参考:https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1999/00268/contents/039.htm
ところが、この絶縁機能は水濡れで簡単に低下する。今回のような水遊びをしていたケースでは皮膚の電気抵抗はほぼ期待できないレベルまで下がっていたと推測される。人体内部の抵抗は慣習的に500Ωで計算することになっているので、皮膚の電気抵抗がゼロだった場合、100Vでも200mA(とても危険)が流れることになる。
平成21年に淡路島で起きた死亡事故は、法令上の電気さくでなく、「100Vの電気が剥き身で流れている電線」の事故で、電気的に言えば家庭用コンセントに金属製のドライバー突っ込んで感電死した、と大差ないぐらいの危険行動だった。
電気さくメーカー各社はそんな危ないものではなく、感電死などの事故をさけられるように工夫した電源装置を作っている。
今回、中日新聞は100Vが流れていたと書いているが、これはまず考えられない。記者が現場に到着した時点で電気が流れていたとは考えにくいし、流れていても近寄って電圧を測定できたとも思えない。もちろん、たまたまテスターをもった記者が現場近くにいて、警察が駆けつけて現場保全する前に到着し、修羅場となっている事件現場をガン無視して電気さくの電線をわざわざ測定したら100Vだった、という可能性もゼロではないが。
また、47newsの記事に『家庭用コンセント(電圧100ボルト)と変圧器を介してつながっていたことも判明』とあるので、これは普通は「電気さくには100Vは流れていなかった」というニュースである。
変圧器というのは電圧を変えるための装置であり、電圧を上げるものも下げるものもある。この文章は、例えば充電中の携帯電話のバッテリーが発火した事件を報道する時に「充電器の電源が100Vだった」と書くのと大差ないレベルで「いや報道すべき事は他にあるだろ」としか突っ込みようがない。
例えば使用状況が悪くてコンセント側(1次側)の電気がそのまま電気さく側(2次側)に流れる、という事態もあり得なくもないが、なかなか考えにくい。
分かりません、としか答えようがない。47newsの記事にある「変圧器」が何か分からないからである。
電気屋が「変圧器」と言ったらそれは普通は変圧器(トランス)単体のことなのだが、この記事は訂正前は『変圧器は付けられていたが、作動していなかった可能性もあるとみられる』という、電気屋的には謎としか言いようのない一文が入っていたので、執筆した記者にあまり電気の素養が無いことはほぼ確定している。
よって、
などの場合が考えられる。もっと言うと、コンセントでも200V用とかあるので、警察の人や記者が誤解していて、100Vでなく200Vだった可能性すらゼロではない。
お手上げであり、続報を待つしか無い。
これも分かりません、としか答えようがない。上記の状況のいずれかが不明なためである。その他、この家の受電状況とか漏電ブレーカーが付いてるのか付いてないのか故障していたのか否か等、分からないことが多すぎるためである。
お手上げであり、続報を待つしか無い。
中学の時にいじめによってメンタルを病んでしまい、四年ほど家で療養生活をしてここ二年でやっと完全に薬なしの生活ができるようになった。
多剤処方をされたせいで遠回りをしてしまったのだが、現在は精神的にも安定している。
ただ、中学の時からの四年間。普通の人たちが高校に通ったり大学に進学している間に私はただずっと家にいた。人生に絶望していたし、毎日泣いて過ごしていた。
薬を飲まなくても生活できるようになった頃、世界が違って見えた。死にたい気持ちもぱったりとなくなって、生きてみるのも悪くないように思えた。
本を読むことが苦痛じゃなくなった。文章を書くこともできた。頭の中の靄がはれた。
だけど、これは普通の人の普通の状態だ。私はこの四年間、時間が止まっていたのだ。
冷静に考えると死にたくなりそうだけど、精神的に病んでない状態だとそうでもない。不思議なものだ。
この四年間、普通の人が普通にしてきたことを私ははじめなきゃならない。高卒資格を取るために学校に通わなければ、働かなければ、うまく人と話せるようにならなければ。
そのハードルは高い。今、ゆっくりと努力してはいるが、劣等感はついてまわる。
初対面の人には「どうして」と聞かれるし、そのたびに冷や汗をかく。これはどうしようもないことだ。だけど割り切れない。
ただ、こんなぼろぼろの私でも認めてくれる友人や恋人がいるから今の間はどうにか持っているのだと思う。
みんなが私のように恵まれることはないだろう。もっとしんどい思いをしている人はたくさんいることも知っている。
だけど、歯を食いしばって生きていたら「あの時に死ななくてよかったかも」と思える瞬間が一度くらいはあるかもしれない。少なくとも、私にはあった。それも何度もあった。
でも、そんな瞬間があったって私の人生は「詰んだ」ままだ。詰んだって死ななきゃいけないわけじゃない。詰んだ後も生きなきゃならないし、ずっと詰んだままでもないだろう。
これから先、本当の意味での詰みが訪れるかもしれないけど、その時はその時だ。
確実に訪れるかわからない将来に怯えて今死ぬ必要はないだろう。私たちのような心配性の人間はそれくらいに思っていた方が生きやすいよ。
自分に自信が無い。
将棋をやってみた、初段にもなれない。
当然、彼女居ない暦=年齢。チビデブハゲだししょうがないっちゃーしょうがないけど。身長160しかない。
仕事はエリートだが、全然ダメ。なんとかごまかしているが、いつかヤバイだろって思う。
精神的にも不安定、よく憂鬱になるが、躁鬱とまでは行かないらしい。
病気もストレス性の病気が2つ発症した。ってか小学校のころからすでにはげていた。胃潰瘍と十二指腸潰瘍にもなった。
もう完全にダメな人とか、そういうのを想定したら俺はまだ大丈夫なんかなって思うけど。
このままいくってのも辛いなと思う。死ぬのとどっちが楽かっていったら、多分死ぬほうが楽なんじゃないかと思ってくる。
冷静に考えて、個人の損得だけなら、死ぬコスト(苦しみ)と生きるコストでは、死ぬコストのほうが圧倒的に安い。しかし、家族も辛いだろうと思うから、一応両親が死ぬまでは待たないととは思う。
そう考えて、今日は映画でもごまかせなくなって、風俗でおっぱいでも吸いに行こうと思ったが、なんか、風俗嬢も見下してるような気がしてきて怖くなった。
そこで、俺がどう思うかは風俗嬢には関係無いし、頼る相手も間違ってるのかもしれないが。
まともなみためなら、貧乏でもそういうのを彼女に支えてもらったりとか、そういう感じなのかなあとかは思う。
しかし、じゃあ俺みたいに未来を諦めてる奴が、彼女とか引き受けられるかと、いやそれ以前に彼女できない問題もあるけどさ。
なんか、本当に詰んできたなあって思う。
風俗でダメなら、エロゲーだろうが。エロゲーもハズレを引いたときはキツイ。
じゃあ、宗教かなーとか思う。宗教なら救われるんだろうか、神父に告白とか?
http://anond.hatelabo.jp/20150614234615
この記事のブコメやトラックバックをしていてエビデンスが取れた。
モテと非モテの間で「告白」という言葉の定義に乖離がありすぎる。そして、「告白したら気持ち悪がられた」という声があがるのはそのためだ。モテはそこで「何で気持ち悪がられるの?」と疑問に思ってしまう。告白の定義が違うからだ。
女性をデートに誘い、気分良くさせたあとで、合意の「最終確認」で行うもの。
「きみを抱いていいの?いいよね?」の言い換えとして行われるものである。
女性をデートなどに誘ってもいいか、「最初の確認」として行うもの。
ここに大きな意識の差がある。非モテは告白しないとデートに誘ったりしてはいけないと思っているらしい。
これは普通、せいぜい高校生辺りまでの恋愛観である。大学生からは告白しなくてもデートなどをしたりするものだ。
なぜ高校生までは告白が先行するかというと、「お前ら何で2人でいるの?」というクラスメートの冷やかしを回避するためであり、クラスがなくなる大学生からは冷やかしを気にしなくていいので、そんな手順を踏まなくていいのである。
しかし、非モテはその変化に気づいていない。だから、気持ち悪がられてしまうのだ。最終確認である告白をいきなりしてしまうので、女性からしてみたら出会い頭に「セックスしよう」と言われたようなもので、オッサンからセクハラされたのと同様の嫌悪感が湧くのである。
20代の男だけどほんとうに寂しい。
自分には勿体無いような彼女もいるし、一生付き合っていくだろう兄弟のような親友もいる。
なのに寂しい。一人でいることが苦痛。大勢に混じることも苦痛。
楽になれるのは親しい友人、彼女といるとき。あと仕事してるとき。
いやまて、これは普通だ。
問題は一人でいるとき、大人数の他人といるとき、なんでこんな寂しさを感じるかだよ。
まあ昔からACでオドオドしてたし、いじめられてりしたし、就活で微妙に転んで無名でホワイトで割とひまな会社に入ったからかな。周りがきらきらしてるし較べてしまうからなんかな。
自虐風自慢かよって思う人もいるかもしれないけど、マジでこの寂しさだけは本当なんだよ。目の周りがぎゅーっと押さえつけられて、頭がふらふらして、胃のあたりが落ち込んでくるんだよ。なんだよこれ。なんなんだよ。
ACとか愛着障害の本とか読んでわかったような気にはなったけど全然解決できない。
どうしたらいいんだろう。寂しさに捕らわれてネットに張り付いて全然やりたいこともできない。
誰か教えてくれ。
また僕だ。
世間ではSuperFishが騒がれているね。
フフフ、そういうことだ。
(前回の記事)
http://anond.hatelabo.jp/20150219004340
我々ハッカーの仲間入りをするためには裏のOSを手に入れなければならない。
Windowsなんていう表OSではできることは限られているからね。
だが、この裏OSリナーックスはヤマダ電機に行っても売っていない。
「はて?なんのことでしょう??」と言われるのが落ちだ。
白を切っているか本当に知らないかのどちらかだ。
この裏OSを手に入れる主な方法は、Torrentという裏ソフトをつかう。
このtorrentはWinnyとかと同じように裏ソフトのやり取りに使われる裏プロトコルを使っている闇ソフトなのだ。
うっかりTwitterなどでTorrentの名前を言おうものならばネット自警団に見つかり大炎上だ。
銀行業界の裏、政府機関の裏、我々裏の世界ではなくてはならないOSだ。
裏のエンジニア、闇のプログラマたちはLinuxをよく使うが、
たまに表世界の営業が「案件取ってきました!!Windowsサーバーですから簡単ですよね!!」みたいなことをいうと
我々闇のブラックエンジニアたちは「知らねーよ!使ったことねーよ!!」となるわけだ。
DVD入れて、インストーラを起動してーみたいな生ぬるいインストールはしない…
どのようにするか。
そのインストールの様は神のOSと言われるだけあって、それは天地創造の再現と言われている。
目を閉じて神と対話すれば(あるいは公式ドキュメントを見れば)自ずから分かるものだのだ。
どうだろう
ハッカーの卵たちよ。
武器を手に入れたく成っただろう?
じゃあな
続き書いたよ
ちょうどバレンタインデーなので。
婚外の関係になる女性は年に数人程度いる。
ゆきずりだったり、楽しく会えてもそこで終わり、次はお互いにない… ということも多々あり、それはそれで気持ちとからだの割り切りでよい。
しかし、その後に良い友人関係になる人もいる。セックスも楽しく気持ちよくするけど、お互いに仕事や趣味の話や、次はどんな人と会えそうとか、ざっくばらんに話せる関係になるととても楽しい。このような知己を得るのはさすがに年にひとりがいいところだ。
もちろん、お互いに恋愛には落ちない。落ちないように、セックスのときの言葉にも気をつける。このあたりのセンスがきちんと分かっている人は安心だし、いい友情という意味で好きだ。
そんな友人のひとりが、実はいまだに昔の恋を引きずってしまっている。
最初に婚外した相手を、心でも好きになってしまい、いまでも実は、抜け出せていない。
「今年はバレンタインどうするの?」
「そうねえ、息子と、息子の友達と、旦那に。かな?」
「いいねー。ごちそうさま」
「あなたもいろいろ貰えるんでしょ?どうせ」
「とんでもない!真面目ですから…」
「はいはい」
そんな、LINEでたわいもない話をしていて
「去年は最初のひとに、ちゃんとあげたんだけどね…」
「いいじゃんいいじゃん」
僕は、彼女がその「最初の人」からはもう切られてしまっているのを聞いて知っているので、注意深く、軽薄そうに、流す。
たぶん彼女も、僕のその意図はわかっている。
「手作りでね、一応…」
「うん」
「もう誰にもあげません」
「婚外には、ってことだね」
「そう」
それがいいね。とは言わず、今日は晩ごはん何食べるの?といった話へ移す。
彼女は性格もルックスもセックスも素敵な女性で、寝たのは数回。
勤務先が割と近いこともあって、単なるメシにも行く。
次にはこんな人と会えそうとか、いいね!幸運を祈る!という話もお互いにする。いわば、婚外の戦友だ。
いい戦友であるだけに、体と気持ちのバランスを崩してしまって、いまだに実は昔の思い出を引きずっている彼女を見るのはつらい。戦場で、思わぬ傷を負うことはあるものだ。それが初陣であったならなおさらだ。
以前、ベッドを共にしていて、彼女が途中から泣きだしたことがある。
「似てる・・・」
「?・・・」
「似てるの、いまの感じ」
「・・・だれかと?」
「うん」
僕の下から体を離して、お茶のみたい。とベッドを離れた彼女は、戻ってきて、僕のお腹に横になってねそべった。
彼女が少しずつ語りだすには、さっき責められていた箇所や角度や、そういったことから、最初の人に抱かれていた感触をふと思い出したのだという。
その男は彼女のことを「セフレだよ」と言った。彼女も彼のことをセフレだと思っていた。
これは普通のことだ。婚外のセオリー通り、マナー通りだ。
でも婚外が初めてだった彼女は、セフレ関係というものの距離の取り方がうまくわからず、気づいたら体と気持ちの両方で好きになってしまっていた。
でもお互いにセフレだと割りきったテーブルの上にいる以上、気持ちについては彼女がひとりで悩み続けるしかなかった。
男のほうもそんな気配を感じていたのだろう。些細なことをきっかけに、男は彼女を切って、彼女の世界から消えた。
あとには、心の距離を間違えて、相手のプライベートに飛び込むこともできず、飛びたい気持ちだけをうっかりひねってしまい、足をくじいた彼女だけが残った。
彼女もその後、他の出会いも通して、婚外のスタンスがわかるいい女になった。
僕が知っている、明るくさっぱりしていて、3時間の密室でエッチになる彼女はそれだ。
でも、彼女のくじいた足がいまだにときおり痛むことも、知っている。
「会いたかったの。
ちょっとだけでいいから。
もう一度だけね。
会いたかったなあ・・」
彼女の頬を涙が通っていった。
切ない。
愛おしさのぎりぎり手前ぐらいの友情で僕の胸も一杯になる。その瞬間は友情を一歩踏み出した気持ちでいたかもしれない。でも、友情のためには、それは、いけない。
お互い、いまはフォーカスしている相手がいる。
みな年度末や学期末やテストの季節が近づいて、社会人も学生も忙しい。予定表に堂々と書かないような予定の調整は、誰しもなかなか思うようには進まない。
彼女とはざっくばらんに、世間話やエロい話も交えつつ、最近どう?と婚外の状況を語り合う。
落ち着いたら、また、しようね。とも話し合う。
戦友の傷がうまく癒えて、それが、彼女の「いい女」の引き出しに思い出として入ってくれると嬉しい。
バレンタインデーの夜、さすがに相互連絡を控えつつ、そんなことを思っています。
○中山千夏君 お金が足りないのは仕方がないところもありましょうから、ぜひその中で努力をしていただきたいんですが、そのことに関連しまして、ちょっと一つの事例を取り上げたいと思うんです。
これは一九八五年十二月二十日付の週刊誌にこういう見出しの記事が載っているんです。「女性被拘禁者を男性が監視する人権無視」という題なんです。ちょっと冒頭読みますと、「今年の一〇月二〇日、成田空港反対デモで、女性四六人(男女合わせて二四一人)が逮捕されたが、これらの女性被疑者を千葉県の警察署では男性看守が監視している。友人の弁護士からそのことを聞いた時、私は耳を疑った。」と、この著者も弁護士なんですが、そういうふうに書いていらっしゃいます。
警察にちょっとお伺いしたいんですが、これは事実なんでしょうか、全く女性の看守がいないということは。
○政府委員(小池康雄君) 警察の留置場に女性の被留置者が留置されている場合の看守でございますが、男性と分隔した場所に留置されておりますけれども、一般的には男子の留置担当業務者がその業務に従事しております。ただ、身体検査、入浴などにつきましては、その性質上、婦人警察官や女子職員が行うというようにいたしまして、女性の被留置者の人権を尊重した処遇を行っておるというのが実情でございます。
○中山千夏君 そうすると、これは特に千葉県下だけの現象ではなくて、一般に日本の警察署のいわゆる代用監獄に女性の被疑者が入った場合、その場合には男性が監視するというのが一般的なありようなんでしょうか。
○政府委員(小池康雄君) 例えば警視庁のように、女性だけの留置場というのがございまして、そういうところでは当然、看守、いわゆる留置業務を担当する者は婦人警察官なり女性職員ということになりますけれども、そういうところは全国的には大変少のうございまして、先ほど申し上げましたように、留置室としては分隔したところではございますけれども、留置場という施設の中では男子の被留置者それから女子の被留置者がおりまして、これを同時に監視する業務に当たっております留置業務担当者は、先ほど申し上げましたように、女性の入浴の立ち会いとか身体、衣服のの検査とか、そういう女性の被留置者の羞恥心を害したり不当な精神的な苦痛を与えるようなおそれのある事柄については婦人警察官なり女子の職員がこれを行うということにしておりますけれども、その他の一般的な処遇につきましては男子職員、普通警察官でございますが、男性が当たっておるというのが実情でございます。
○中山千夏君 今最後に、女性に羞恥心を与えるような、屈辱感を与えるおそれのあるようなことは女性職員が行っているということをおっしゃったんですけれども、実際私はこの千葉県の場合の被拘禁者の方たちの陳述というものを大体全部目を通させていただいたんですが、これは身体検査の際とか、そういう限られた問題ではなくて、四六時中男性看守が監視の任に当たっているということ自体が、女性が入った場合には大変な屈辱感を持つことであるし、羞恥心を持つことなんですね。
というのは、その態様を具体的に考えてみるとわかることなんですけれども、まず大体多くの房は最近房内にテレビカメラというのを設置しているわけですよ。そのテレビカメラで監視しているのは男性なわけです。そうすると、一日中その房の中での生活を男性に見られるという結果になる
わけなんです。それから、もちろん巡回で来る場合もあります。その場合にやっぱり一番入っていた人たちが問題にするのはトイレなんですね。これももちろん御存じだと思いますけれども、多くの警察署では水洗の操作を房の外でするようになっていて、それについてもやっぱり何かと看守の方が気を使っているわけですよね。看守の方から言えば気を使っていることになるのでしょうが、中に入っている女性からすれば男性にいつも見られている。一々男性に水を流してくれとか言わなくちゃならない。これは普通一般の世間で言えば、ここでも男性のトイレと女性のトイレと分かれています。分けてすら、男の方にトイレに行ったということを知られるというのは女の人は恥ずかしいという人が多いわけですよ。しかもその都度、紙をくださいと言って、一々男の人から紙をもらわなきゃならない。
それから、もう一つの大きな問題は、生理用品です。生理用品も一々言って男の人からもらわなくちゃならない。それから、もっと私はこれは係の方も大変だなと思ったのは、その処理ですね。使用済みの生理用品の処理も、設備が整っていないためにその係の男性に手渡さなきゃならないというようなことがあるわけです。それから、さっきおっしゃった入浴とか身体検査の場合も、確かに婦警さんがついておられるということはあっても、やっぱり男性の看守というものが主体になっていますから、その場で男性の看守が一緒に立ち会いをなすったり、それからまた下着の検査などのときでも、男の看守の方が婦警さんと一緒になって下着を改めるというようなことがある。これはちょっと、普通一般の女性の感覚からすると、もう耐えられないことなんですね。確かに男性がもう大多数、ほとんど全部と言っていいぐらい男性の監視下に警察が置かれているという状態では、そういうことが起こっても仕方がないという感じがするわけなんですね。
そうすると、男性の看守ということをもともと決めていること自体が、入ってくる女性にとっては、これはもう大変な人権侵害になってしまうわけなんですよ。これはやはり考えて、お改めいただかないと、突然というわけにはいかないでしょうけれども、少なくとも改める姿勢を持っていただかないと困ることだというふうに私は思ったんですが、いかがでしょうか。
○政府委員(小池康雄君) ただいまいろいろ具体的な事例について御指摘があったわけでございますが、女性の被留置者について女子の留置担当業務者がその処遇の業務に当たるべきではないかという御意見というふうに思いますけれども、先ほど申し上げましたような、当然婦人警察官や女子職員が行うべき問題と私ども考えている事柄につきましてはそのように女子が処遇に当たっているわけでございますが、すべての処遇を女子が行うことにつきましては、勤務体制等いろいろ検討しなければならない点も多々ございますので、直ちにそのようにすることはできないと思いますけれども、ただいま御指摘のような女性の被留置者にとって大変これは苦痛であるというような事柄につきましては、その中で女子の職員が当たるというようなことを今よりもさらに若干検討して改善していくということは考えたいと思うわけでございます。
それから、もう一つお願いしたいのは、言葉によるからかいといいますか、その訴えが大変多いんです。からかっている側の方にすれば、つまり男性の看守の側の方にすれば気安く声をかけているつもりかもしれないんだけれども、それが女性という立場から考えますと、例えばここで口にするとちょっと国会を侮辱したというので私が懲罰にかかりかねないような、そういうたぐいの言辞まであるわけなんですよ。
それは私、世間一般のいろいろな男性のありようからして、あり得ないことではないと思うんです。やっぱり警察署に勤めている方だってそういうことはあると思うんですけれども、世間一般の男性とは立場が違うわけです。特に、中に入ってきた人たちの人間的な尊厳というものについてしっかり教育されていれば、そんなこと口にするはずがないと私は思うんです。だから、その辺が女性差別に関する考え方でおくれているところがいっぱいあるので、警察は悪事を取り締まるのに忙しくてそんなことまでなかなか考えていられないかもしれないけれども、少なくともそういう点にもちょっとお考えを伸ばしていただいて、そういう女性を性差別的な言辞でもってからかったり話かけたりというようなことはしないというようなことは徹底させていただきたいんです。
○政府委員(小池康雄君) そのとおりでございまして、警察官なり警察職員というのは、ただでも大変まじめで冗談も言わないというようなことも言われておりますけれども、特に留置場における処遇というのは大変人の自由を拘束してこれを処遇するという厳粛な業務でございますので、その中で今御指摘のような大変不謹慎な勤務態度があるとすれば、私は大変問題だと思います。そういうことのないように、今でもそうないとは思いますけれども、さらにそういう点についてせっかくの御指摘でございますから、徹底しなければならない、こういうふうに思います。
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