はてなキーワード: うまくち醤油とは
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この増田読んでてこんなこと考えたことあったなーって思い出したっていうか今でも思ってるんだけど
私は漫画好きが高じて色んなジャンルを読むようになった人間で少女少年青年レディースはもとよりエロ漫画からBL漫画まであれこれ多読乱読を重ねて生きてきたんだけど
数年前のある日胸にしこりが触ることに気がついてすわ乳がんでは、と思い恐ろしくて気が気でなくなった
本当にそうだったらどうしようと思うと病院に行くのも二の足を踏んで、まあ結局は行ったんだけれども
検査して結果を待つ間病気になったあとのことや治療の事を考えすぎて不安でどうしようもなくなって漫画を読んで気を紛らわそうとして色々ぱらぱらめくったときに
いつもみたいにエロ漫画も見ていつもの女の子のきれいでむっちりつるんとした張りのある胸見てああーエロ漫画の女の子は病気にならなそうでいいな、
乳がんにならなそうでいいな…ってふっと思っちゃってその考えが止まらなくなっちゃってなんかつらくなってエロ漫画が全然読めなくなっちゃった
女の子が不幸になる系とか妊娠する系とかグロ系とか好んで読んでたらそんなことないって思ったかもだしまた違った感想を持ったのかもしれないけどとにかくエロ漫画の中の女の子は
「それだけ」の存在でいつも健康そうで幸せそうにセックスできてこんなに生々しいものを描いてるのに肉体がない感じで
現実のつらいことなんか全然なさそうな感じに描かれてるような気になってつらくなって読めなくなった
しばらくして思いつめすぎて死にそうになりながら検査結果聞きに行ってそのときは結局大丈夫ですっっっごいほっとしてマジで泣いた
しばらくはずっと不安定だったけどだんだん安心してきたらまたエロ漫画読めるようになってあの不安だった時にぽっと浮かんできたあの考えについて反芻したりして
漫画を漫画として読めなくなるほど参っててバカみたいだったなあ、と思うのと同時に
あのとき思ったことにはエロ漫画というものについての何がしかの真理みたいなことが含まれてるような気もした
あんなにも生々しいけれども現実にはリアルのセックスとは違っている理想化されたなにか完璧なものの世界で
そこに不幸や現実や生身の肉体の持つ不合理さ不便さ、病気等の変化などの片鱗がないからこそ安心して読める世界というか、
現実がそうでないからこそそれが必要でエロ漫画ってあっていいんだよなー、漫画の中の女の子が健康なことっていいことだ…って思ってなんか妙に安心して