はてなキーワード: いらすとやとは
無名とまではいかないが知ってる人は知ってる地方国立大卒の男性ですけど、
家事は自分の部屋が散らかるのだけ許してもらえるなら、共有スペースでの家事はお任せください
自分の部屋は主に本と機材で散らかってるぐらいの方が落ち着くのでお許しください
生ゴミのような不衛生さはありませんが、本が多いのでホコリ等は善処します
YouTubeの動画で、庵野さんがデリヘルでの会話で自宅を万年床と布団の上にも大量の本と仰ってますが、
料理は自分一人で食べてく分には不健康な料理でも自分が死ぬだけなので問題ないのですが、
味付けが濃い、(辛いものが好きなので)辛すぎる、(砂糖は極力避けているので)甘くない、量が多い/少ない、等々は善処します
好き嫌いはなく何でも食べるので、庵野さんみたいにズッキーニが食べられないとかはないです
基本的にはズッキーニを買うより代わりにキュウリを炒め物とかに使います
基本的に家事はできないことがあっても現代社会はネットという文明の利器もあるので対応できる範囲は広いと思います
楽器がちょっと弾けて、音楽理論がちょっと分かるので、まったく音楽や作曲を知らない人には教えられます
電子、物性やバイオは知識がまったくないわけではないですが、専門性はゼロです
先週、高校の情報1、情報2の教育課程や教材を眺めましたが、基本的にはすべて理解できてます
もちろん、深く知っている領域から広く浅い領域もあり、総じて広く浅くは網羅していることを自分で確認できた感じです
壊れたFAXを直してくださいみたいなご相談には応じられませんが、洗濯機やトイレを3Dプリンターで修理できるときはできます
絵心はある方だと自分でも自負していますが、ちゃんとした漫画はまだまだのように思います
いらすとやのようなカット絵は問題ないですが、絵の仕事は単価が安すぎるので基本的にはあまりやりたくありません
WebやIllustratorを使うようなデザイン案件も同様です
やらないだけで基本的な知識はあるので、ご相談に応じることはできると思われます
やおいやBLに理解はある方だと思いますが、腐女子的な意味で性的に濃すぎる会話には対応できません
共有スペースにての腐女子寄りのコンテンツの視聴、消費も基本的には構いませんが、
上記のように性的に濃すぎるコンテンツは周囲にとってはセクハラにもなるため、自室でのオタ活をお願いいたします
自転車はちょっとだけハマってましたが、今は諸事情あって中断しています
運動も市民のための公共施設を活用していましたが、持病やコロナもあって中断しています
万が一自分が結婚することがあったとしても、基本的に子供を他人に産ませたくないのですが、
どうしても産みたい場合は、私が早死にしてもシンママで育てる覚悟でいてください
基本的には育児や出産を希望されない方を望みますが、そうでない方もご相談していただければ善処いたします
寮生活のような経験は何度かありますが、基本的にはあまり上手くやれた感じがないので、
場合によっては別居する、仕事場を自宅以外に設けるなどで対処できると思われます
というか、あったとしてもここに詳細は書けないので、ご相談ください
私は地方公務員の女だ。関東圏のとある都市の市役所で働いている。
私立の大学で文系科目を修め、リーマンショックの時期に冗談抜きで大手民間企業100社に祈られ、ほうほうの体で公務員になった。だから、私は民間企業を知らない。営業職が何をするのかも、経理に経費を精算をしてもらうまでのやりとりも、接待も海外出張もテレワークも何もかも知らない。
「公務員は9時5時でやる気がない」「公務員はノルマがないヌルい仕事」「公務員は民間では全く役に立たない」という世間の評判に翻弄されながらも、サビ残を厭わず、クレーマーにも笑顔で耐え、上司の無茶振りにも嫌な顔をせず、地獄のような霞ヶ関出向からも生還した。
公務員としてはよくやっている方だと自認しているし、一定の評価ももらっている。しかしながら、私の心の中はいつも「私は民間を知らない」というコンプレックスに苛まれていた。私の苦労は民間の社員の苦労に比べたら大したことはなく、私の仕事っぷりは民間では全く歯が立たないと、信じていた。
そんな私だが、最近、民間企業の同年代の女性社員たちが参加するマーケティング系のワークショップに、縁あって参加した。
私のグループは私を含めて4人の参加者がおり、彼女たちが働く企業は、みんな私が志望しては玉砕した大手企業だった。私はただ1人のノルマを知らない公務員というだけでなく、彼女たちが勤める企業に採用されなかった劣等生でもある。私は初めから彼女たちに対して卑屈な気分になっていた。
グループの女性たちは、みな堂々と社名を名乗り、民間の総合職の女性らしい華やかさだった。グラデーションカラーの髪や、テレワーク中で、と照れ笑いするスウェット姿は、私が普段暮らす役所の中ではついぞ見かけない。彼女たちはzoomの画面越しに自己紹介した私の顔を見て、
と聞いてきた。私は微笑み、
「公務員って聞くとそういうイメージあるよね。でも私は企画部門だよ。経営戦略を立てるところ」
とできるだけ丁寧に答えた。彼女たちはよくわかっていない様子だったが、そうなんだ、と明るく答えた。
ワークショップのテーマは地方創生だった。私の本分である。私はみんなの意見を聞き、地方創生の実態や課題について話すのがいいのかな、と自分の中で役割のあたりをつけ、議論に参加した。
1人の、某携帯キャリアのマーケティング職の女性が口火を切った。
「地方は元気がないから、地方に元気を与えるような、そう、例えば都心の子供と地方のお年寄りを繋ぐサービスはどうかな?」
「もしそうなったら素敵だね。そうしたら、そのサービスで、どんな地方の課題が解決できるのかな?どんな価値が生まれる?」
私が尋ねると、マーケティングの彼女は考え込み、代わりに引き受けたのはインフラ系企業の研究職の女性だった。
「地方のお年寄りはやることもなくてきっと寂しいよ。それに、自分の知っている地域の遊びとかを教えれば、子供も楽しんでくれるし嬉しいんじゃない?そうだ、忙しいワーキングママの代わりに子供の面倒を見てあげられればいいよ!ねえ、そういうの、いいんじゃない?」
「確かに高齢化が進む地域は子供が減ってるから、寂しいと感じる人もいるかもね。共働きのお母さんも仕事に家事にで忙しいもんね。じゃあ、そのサービスは、どうやって収益を出すの?」
私が再び尋ねると、今まで微笑んでいるだけだった自動車メーカーの広報担当の女性が、やや苛立った様子で言った。
「そんなの地方がお金を出すんじゃない?だって、『地域が元気になる』んだよ?」
残りの2人も、私を非難する目つきで見、メーカーの彼女に続いた。
「そうだよ、お年寄りが元気になれば、地方も助かるんじゃない?」
「やってみないとわかんないんだし、まずはこれで話を始めようよ。細かいこと言ってたら、始まらないよ」
みんなの表情には、ありありと「だから公務員は頭が固い」「民間のスピード感が分かっていない」と書いてあった。私は弱々しく笑い、
「地方の自治体も、慈善事業じゃないから、何のために地元のお年寄りと都心の子供を交流させるか分からないと、お金は出せないと思うよ」
と答えるのがやっとだった。
その後、私と彼女たちは噛み合うことなく、それでも私たちのグループは地方のお年寄りと都心の子供をマッチングさせ、zoom上で昔ながらの遊びを教えるプラットフォームを製作する企画書をまとめた。ステークホルダーは、地方のお年寄り、子供、子供の面倒を見てほしい親、そして地域活性化を目指す自治体であり、「地域活性化」を目指す自治体が出資するシステムである。「民間のスピード」に、私は口出しをすることができなかった。
私は民間企業を知らない。就職活動をして、100社から断られたからだ。新卒で市役所に入った。出向していた時期もあるが、それも霞ヶ関でだったので、結局はお役人の仕事しか知らない。根っからの公務員だ。なので、民間企業の社員に激しいコンプレックスを持っている。私の知らない、私なんかには絶対に成し遂げられないことをしている人たちが、羨ましくて恐ろしかった。
だけど、地方の年寄りがzoomで見ず知らずの子供の子守りをするサービスの企画書に、いらすとやのイラストを貼り付けながら、私は一体何に怯え、何に憧れていたんだろう、と思った。公務員はぬるくて、民間企業は厳しい。公務員は劣等、民間企業は優秀。でも、そんなの会社によることだろうし、優秀か否かだって社員によって異なるだろうに。
ワークショップは淡々と進み、私たちの班の企画書は、講師から「このサービスに本当にお金を出せるのか、今度どこかの役所に聞いてごらん」という感想をいただいた。まあその通りなんだけど、と私は内心で下唇を突き出した。それでも、彼女たちは一様に満足げであった。私以外は東京の企業に勤めているので、週末リアルで会うそうである。私に対しても、礼儀正しく「東京まで会いに来ないか」と尋ねてきたが、私は真面目な公務員らしく、緊急事態宣言中を理由に断った。