はてなキーワード: 適当とは
おれは恐らくあなたよりほぼすべての能力と社会的ステータスと資本力において劣っているけど、楽観主義と他人と比べず自らの現状を受け入れて「まあ仕方ねーや」で済ます適当な性格のおかけであなたよりも幸せに生きられているかもしれない。
んなもんにこだわってる奴はプログラマーじゃねーよ
公式はスト6の成功を見習って人気ストリーマーを公式配信とかに呼んで
「初心者の対戦おもんない」「もっとやり込んでから出てこい」「時間の無駄」とか激荒れで
まぁあんな扱いされて続けたくなるわけないわな。
スト6のモダンにあたる、簡単操作モードのスペシャルスタイルもゲーム内で一切言及なし。
モダン以上にキャラ差が酷くマジで初心者だけが集まって身内で遊ぶには使えるけど
スト6だとモダンで最上位ランクに達している人も複数人いるが、
鉄拳ではプラチナ相当に上がりたいならもうスペシャルスタイルは卒業だねって感じで、
天上にぶちあたるのが早すぎる。俺は割と真面目にこれ適当に作っただろと思ってる。
キャラの豊富さ、グラフィックのきれいさ、コンボの気持ちよさとかいい要素は多い。
鉄拳7とコンセプトが違いすぎて、こんなもんが鉄拳と呼べるか!って勢がいるのも理解できるし
でも新規タイトルとしてもうちょっと流行ってもいいと思ったけど、
いつも通り、新規勢の受け入れ態勢ができてなかったね。
残念。
押し入れから高校のときの世界史の教科書が出てきたので適当にぱらっと開いたら、
マーカーで線引いた上に青のボールペンでぐるぐる囲んでいた
ページの右下には三角の折り目がついているし、何度もそのページを開いた跡があった
好きだったんだろうな、金玉均
もう入社して5年になるけど、飲み会で年次下の人が率先して料理取り分けるみたいなやつやったことない
大学時代の友達の話聞いてると、それは会社の飲み会ではよくあることらしい
上下関係が緩やかなのかな 300人ちょっとの小さい会社だからかもしれない
大皿の料理は気付いた人から適当に取っていくし、皿から遠い人の分は代わりに取ってあげたりもする
お酒も注がない ふざけてどうぞどうぞってやったことはあるけど、上司に注がないと!って思ったことはない
俺が無頓着というわけではないと思う
同じ年次の人も皆そんな感じだから
自分のモラトリアムにセカイ全てを巻き込み、セカイの全てを自分がモラトリアムを卒業するための踏み台にする物語。
自己陶酔、自己憐憫、自己解決、自己完結で突き進むどこまでも俺俺僕僕私私自分自分な物語。
ポップカルチャーとの適当な距離感も取れないまま大きくなった精神年齢中高生の中高年向け雑誌たるアフタヌーンで煩悩の数だけ連載されただけのことはある。
「まだるっこしく小難しく語られ物語世界全てを巻き込み人類の善悪を裁く長大なSF」だが、とどの詰まりは「僕が僕という人間を理解し、等身大の気持ちで世界と向き合った結果、あんなに空回りしてBIGなことを求めていた気持ちの内側が、愛情に飢えた赤ん坊みたいなものでしなかったことを認めるまでの物語」でしかないという。
セカイ系はセカイと愛する誰かを天秤にかけるが、その天秤にかける誰かさえ存在せずただひたすら「いつも苦しくて辛い僕の気持ちを理解してくれないセカイに対して思い知らせてやるぞ」と意気込んでは何もかもを滅茶苦茶に壊し続けるだけという。
挙げ句世界中からそんな自分を見透かされ、いいように役を与えられた役をそのままやりきって、気づいたら全員に置いてけぼりにされてたことに唐突に気づく。
どうしようもないほどに独り善がりで、悲しいぐらいに幼い主人公の物語だ。
世界全てと自分を天秤にかけてアッサリ自分の価値が勝ってしまうほどの強烈な自己愛のせいで、実際の世界を正しく認識できず自分の認識するセカイの像に振り回されるがままに堂々巡る。
世界を正しく捉えることが出来てないから自分の立ち位置も分からず、世界や誰かを鏡とすることで自分を客観視することもずっと出来ないから自分が何を望んでいたのかも最期の最期になるまで理解できない。
終わりのないモラトリアム、周りがとっくに卒業したハシカにずっとずっと悩まされ熱にうなされながら自分の心に映ったセカイの姿に振り回されるままに世界を彷徨い世界を敵に回し世界に利用されてセカイが壊れる。
世界を相手取ってるはずなのにどこまでも完全な独り相撲、だけどそれに皆が付き合ってくれているからさも自然と噛み合わさせていただいていたことに後から気づいて赤面する気も失せていく。
強すぎる自己愛は世界を滅ぼすが、滅ぼされた世界は滅びたいから滅びただけで結局ガキ一人がどうこうしようが世界の行く末なんて何一つ変わっちゃいない。
しんどいな。
世界全部と引き換えにしなきゃ治る機会さえないようなモラトリアム。
フォスは卒業したけど、読者のオタク共に世界と引き換えにモラトリアムを卒業する機会なんてやってこない。
だから読者のオタクはずっとずっと変わらずにモラトリアムのままで生きて、モラトリアムの中で死ぬんだ。
この話はこれでおしまいなんだ。
葉渡賢治のゆるキャラ就任時以来のガチファンである青柳碧さん(仮名)は「目が覚めましたよね。今まで私が推してたゆるキャラの葉渡賢治って、え、ただのおじさんじゃんって。人並みに性欲を秘めてるおじさんに私はわーきゃー言ってたんだって。きも、って思って。葉渡賢治もきもいし、それを無垢に推してた私もきもいし。もちろんあれは不慮の事故だってわかってますよ。誰も悪くない。でもね、一度そういうふうに見えちゃったら、もう、そうとしか見れない。涙出てきますよ。グッズはもう全部捨てました。アクスタを一番最初に捨てた」と極東経済のインタビューに答えた。それを読んで、葉渡賢治は誹謗中傷のチェックをぱたりとやめた。葉渡賢治は8畳の部屋から退去した。市の命令だった。グッズ、マンホール、三ツ葉駅のフォトエリア、公式サイトや公式SNS、動画サイトにアップロードされていたダンス動画など、ゆるキャラとしての葉渡賢治の存在は抹消され、なかったことになった。アニメはAlaskaプレミエール会員なら誰でも見ることができるサブスクに残り続けたが、アニメの内容とは関係のないレビューと低評価が大量に付けられ、黒歴史でしかなかった。
もはやゆるキャラではなくなった葉渡賢治は、以前居住していた6畳の部屋に舞い戻り、以前正社員として勤務していた三ツ葉堂のアルバイトとして採用されたが、現場を離れている間に業務は大幅な効率化が施されていて、仕事に適応することが難しく、上司と揉めて3ヶ月で退職した。上司というのは、かつての葉渡賢治の部下であった。その後、精力的に求職をしたが、採用されたどの現場でもうまくいくことはなく、職を転々とし、やがて採用されることさえなくなった。このままでは生活の維持が難しく、山の麓かつ川沿いに位置する、家賃はただ同然の、三ツ葉市に生息する全ての虫が出現するのではないかと思われる魔境のような4畳ワンルームの部屋に引っ越した。集めた虫をカリカリに焼いて食べながら見ていた動画サイトの広告(「誰でも寝ながら稼げる!」)からクラウドソーシングサイトにアクセスし、誰でもできそうなSNS運用の仕事を受注した。それは、短文SNSであるMemonoにて絶えず流れてくるその日のニュースやトレンドを全て「これは予め仕組まれた工作である、なぜなら」と理由をこじつけて160文字以内の文章にまとめて投稿するというものである。依頼主からは「何でもいいからとにかく数を多くこなしてほしい。最悪、他人の文章のパクリでもいい」との依頼があり、完全出来高制であった。1投稿10円。希望があればアカウントを増やすこともできる、との提案があり、葉渡賢治は10アカウントを同時に運営した。葉渡賢治は真面目であったので、他人の文章を盗用することなく、全てオリジナルの文章を投稿した。「これは予め仕組まれた工作である」という考え方の勉強にも余念がなかった。依頼主にその仕事ぶりは高く評価され、長期契約がなされたが、報酬は変わりがなかった。
ある日、Memonoのトレンドに「葉渡賢治」というワードが浮上しているのを見つけた。何事だ、俺がまた何かやらかしたのか? と葉渡賢治は一瞬思って血の気が引いたが、どうやら人気VTuberである腐葉土咲也が「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」の歌ってみた動画を突然に投稿し、それがファンの間で話題になっているようだった。動画を見に行くと、10年前の地方自治体が作ったチープ感溢れるスタジオがバーチャル空間に再現され、その中で腐葉土咲也とやらが元気に「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」を歌い、バーチャルで作られた小太りな体で見事に踊りあげていた。コメントでは「なんでわざわざこの曲?笑」「圧倒的才能の無駄遣い」「葉渡なんとかよりも歌うまい」などの投稿があり、葉渡賢治への攻撃はほぼなかった。安堵した葉渡賢治は仕事モードに頭を切り替えた。葉渡賢治は「葉渡賢治」「これは予め仕組まれた工作である」について考えて投稿しなければならなかった。葉渡賢治。これは予め仕組まれた工作である。葉渡賢治。これは予め仕組まれた工作である。葉渡賢治がゆるキャラに選ばれたのは、仕組まれた工作である。なぜなら。なぜなら? なぜならも糞もあるか!と葉渡賢治は思った。だいたい俺が圧倒的1位で38歳にしてゆるキャラに選ばれるわけがあるか! あの市長の酔っ払ったみたいな挨拶はなんだ! ただのおじさんのグッズがそんなに売れるわけないだろ! なんで俺がアニメ化されるんだ! おかしいだろ! あの生放送のスキャンダルだって予め仕組まれた工作だったんだろ! 太って禿げてきた俺が邪魔になったんだろ! そうに決まっている! うああああああ!
葉渡賢治は「葉渡賢治」「これは予め仕組まれた工作である」について寝る間も惜しんで投稿し続けた。それは葉渡賢治の歴史だった。叙事詩だった。人生そのものだった。葉渡賢治は葉渡賢治の生きた証を残そうとしているのであった。「葉渡賢治は三ツ葉市の工作によってゆるキャラにさせられ、人生を歪められた!」「葉渡賢治は市役所近くの8畳の部屋に幽閉され、基本的人権を剥奪された状態であった!」「葉渡賢治は本当は結婚とかしたかったが権力者からの圧力のせいでできなかった!」「よもぎんの晩年はもはや緑ではなく球体とも言えない姿態で活動させられていた!」「葉渡賢治のゆるキャラとしての活動期間、然るべき給料が支払われていない!もっと金が支払われていいはずだ!」「三ツ葉市は世界経済と政治を支配する闇組織と秘密裏に契約を結んでおり、葉渡賢治は生まれた時から彼らの実験台だった!」「腐葉土咲也は葉渡賢治を冒涜するために動画を投稿した!撤回しろ!さもなくば訴えるぞ!」「地球は実は三角であり、ここはもはや地球ですらない!地球だと思い込んでるとやばい!洗脳を解いたほうがいい!」「葉渡賢治の人生を返してくれ!」──。葉渡賢治が徹夜で葉渡賢治の人生の断片を投稿し続けたためか、「葉渡賢治」はトレンドに居座り残り続けたが、やがてトレンドワードは「葉渡賢治 死亡」に姿を変えた。なんでだよ。生きてるわ。誰かが適当なことを言っているのか。インプレゾンビのせいか。生きてるわ!ここでこうして生きてるわい!生きとるわぼけええええぇぇぇ!!
目を覚ますと、これまでの出来事が悪い悪い夢、になっているはずもなく、いつものトコジラミ以外の全ての虫が出る葉渡賢治の部屋であった。SNSの仕事は失い、ガチでこれからどうしよう、という感じであった。が、昨日の「生きとるわぼけええええぇぇぇ!!」が頭の中で鳴っていた。少なくとも今こうして生きていた。どんなことでも起こるような気がした。
葉渡賢治は動画サイトにアクセスし、葉渡賢治のアカウントを作成した。スマートフォンを固定し、配信ボタンをタップすると、「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」をアカペラで歌い、踊り始めた。舌はもつれ、足ももつれ、それはもはや歌ではなく、踊りでさえなかった。やがてスマートフォンの充電が切れて生配信が終了しても葉渡賢治は歌い踊り続けた。
三ツ葉市のゆるキャラに葉渡賢治が選ばれた。
葉渡賢治が12,375票で1位、みつはきゅんが265票で2位、みっちゃんが76票で3位だった。みつはきゅんが三ツ葉市のゆるキャラに最もふさわしいと思ったので、葉渡賢治はみつはきゅんに投票したが、選ばれたのは圧倒的に葉渡賢治であった。そんな馬鹿なと思った。だいたい葉渡賢治は三ツ葉市のゆるキャラに立候補していない。しかし、それを言うならみつはきゅんもみっちゃんも、第4位の葉っぴぃも自らの意思で立候補したわけではないから、異議を申し立てる根拠としては不足しているだろう。第2位のみつはきゅんは緑色がイメージカラーのアニメのヒロインのようなキュートなキャラクターであった。第3位のみっちゃんは二頭身にデフォルメされた中性的なキャラクターで頭部に三箇所結った髪が三枚の葉っぱのように見える。第4位の葉っぴぃはギザギザの葉っぱが特徴の植物が地雷系ファッションに身を包むキャラクターであった。葉渡賢治は葉渡賢治だった。葉渡賢治38歳。三ツ葉市立三ツ葉第一小学校、三ツ葉市立第一中学校を卒業、三ツ葉市立三ツ葉高校入学・卒業、三ツ葉市立三ツ葉経済大学入学、大学卒業後は三ツ葉市の老舗和菓子屋・三ツ葉堂に就職、3年前に看板商品である三ツ葉大福製造ラインの責任者に就任、で今に至り、三ツ葉市のゆるキャラに就任。
市の命令で、葉渡賢治は市役所から徒歩10分の場所にある8畳1Kのアパートに引っ越しをすることとなった。他の自治体では大抵のゆるキャラは市役所の倉庫に押し込められているので、専用のアパートを与えられることはゆるキャラにとって異例の待遇である、と市の観光課の人間は言った。これまでは6畳1Kの部屋で生活をしていたので、わずかにグレードアップしたことになる。普通ゆるキャラはクルマを運転しないだろうし、ゆるキャラが交通事故で人を轢き殺すなどすればそれは前代未聞の事案で、どのように対処すればいいのか誰にもわからないので、リスク管理のためにクルマは売却が推奨され、それに従った。引っ越しとクルマの売却に伴って勤務先である三ツ葉堂への出勤が困難になったため、退職した。
就任式には何を着て行けばいいのかわからず、葉渡賢治はスーツで行った。市役所の3階。「それでは三ツ葉市の新キャラクター、葉渡賢治38歳さんです、拍手でお出迎えください」と女性の司会役が言い、俺が入室する手筈になっていた。葉渡賢治のゆるキャラとしての名前は、本名の他「38歳」まで含まれているのだと葉渡賢治はこの時に知った。つまり「葉渡賢治38歳」がキャラ名である。来年とかどうするんだろう、と思った。葉渡賢治は拍手で出迎えられ、ゆるキャラとしての葉渡賢治の姿がみなさんにお披露目された。ゆるキャラとしての葉渡賢治の姿というのは、この場合、スーツ姿の葉渡賢治のことである。昨日は髪を切り、家を出る前に入念に髭を剃り、ヘアオイルを付けて髪を乾かし、化粧水を顔に塗りたくるくらいのことはしたが、葉渡賢治が葉渡賢治であることには変わりなかった。
思ったよりも厚みのある会場の拍手の音で薄々気付いてはいたが、おびただしいカメラのフラッシュに意表を突かれた。葉渡賢治を見に来ている人がたくさんいた。マスコミとかだろうか。フラッシュの眩しさにしかめっ面になりそうになったが、そうだ、俺は三ツ葉市のゆるキャラなんだと思い出し、できるだけゆるキャラとしてふさわしい振る舞いをしようと心掛けた。少なくともゆるキャラはしかめっ面はしないだろう。そんなゆるキャラを葉渡賢治は見たことがなかった。三ツ葉市のゆるキャラに葉渡賢治が選ばれてからというもの、葉渡賢治はゆるキャラの勉強に余念がなく、大抵のゆるキャラの顔面にはうまく言語化できない愛嬌があることを発見していた。だから、葉渡賢治は笑顔とも微笑みとも無表情とも言えない、強いて言えば、いつも行っているラーメン屋でいつも通りの醤油ラーメンAセットをオーダーする時の表情(よく観察するとわかるが、殆どのゆるキャラはこの表情をしている)をして、大量のフラッシュをやり過ごした。
会場は大きな多目的室のような場所で、皆の衆目が集まる正面に、緑色背景に白抜きで三ツ葉市と書かれた市松模様の大きなボードが聳え立ち、その上に「三ツ葉市 ゆるキャラ就任式」と書かれた横断幕が設えられている。簡素な作りではあったが、今日の葉渡賢治のために用意してくれたかと思うと率直に感謝の念が溢れた。市長は既に市松模様の大きなボードの前面にいて、登場した葉渡賢治に手を差し伸べ、我々は握手をした。市長の手は大きくて温かく、焼き立てのパンのようだった。フラッシュが一層大きく焚かれる。醤油ラーメンAセット、醤油ラーメンAセットと葉渡賢治は念じて、パンのことはひとまず忘れた。マイクを持った市長が司会に促されて喋り始めた。
「えー、葉渡賢治38歳さん、今日からあなたは我が三ツ葉市をより一層盛り上げる存在として、大いに期待していますし、市一丸となってその活躍を後押しをしていきたいと考えています。よろしくお願いしますね。さて、三ツ葉市を躍進していく政策としては三枚の葉っぱがあります。昨日考えました。一枚目は教育。日本に誇る三ツ葉市立三ツ葉経済大学。ね。これがその大きな役割を担い、地域経済をますます活性化して行くでしょう。すごいですね。二枚目は産業。三ツ葉堂の三ツ葉大福がブランチで何回取り上げられたか知ってます? それはもうね、何回も取り上げられてるんですか? 三ツ葉市ってのは交通の要所ですから、お土産もたくさん売れるってもんですよ。ね。そして三枚目。それがこのゆるキャラですよ。これから、はま……、は……、はわ……、はわたり、けんたろう、だっけ? そうそう、あはは、ねぇ? ってーかビシッとスーツで決めちゃって、ゆるキャラなんだからゆるい格好でよかったのに。パーカーとか。あ、でもゆるキャラはパーカー着ないか。ね。誕生日いつ? いま何歳? あーね。そうそう、歳とったら名前の歳も一歳増やして、葉渡賢治39歳になるから。直木三十五みたいで格好いいだろ? あ、どうせなら漢数字にする?」
市長の演説が終わると、委嘱状が授与された。市長から確かに委嘱状を受け取った。酔っ払っているのかなと思ったが、その挙動は素面のそれで、特に酔っ払っているわけではなさそうだった。額縁に入っていて重みがあった。正面にそれを掲げるとたくさんのフラッシュが焚かれた。やがてマイクが手渡され、司会者が「葉渡賢治38歳さん、意気込みをお願いします」と言い、葉渡賢治が喋る番になった。何を言うべきか迷ったが、「大好きな三ツ葉市を盛り上げて行きたいと思いますので、よろしくお願いします」と言って礼をしたところ、隣の市長が「君、ゆるキャラってのは喋らないんだ。喋ってるゆるキャラを見たことがあるかい?」と耳打ちし、うっかりしていたと思った。「何かそれっぽいポーズでもしておきなさい」と市長は続け、俺はとっさに左手を自らの腰に当て、右腕を天に掲げたそれっぽいポーズをした。会場からは笑い声が漏れた。俺のゆるキャラとしてのコミカルさが会場の笑いを唆したのであれば、ゆるキャラとしての初めての仕事としては上出来だろうと思われた。やがて葉渡賢治は音楽に合わせて「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」を踊った。ワルツだった。式典の最後で披露するから覚えてきてくれと言われていたやつで、おそらくこれも上出来だった。キャラソンで三拍子の音楽はあまりないように思われ、攻めてるな、と思った。左手を自らの腰に当て、右腕を天に掲げたポーズでダンスを終えた時、会場に迎えられた時と同じくらいの拍手の音が鳴った。
俺はこれからゆるキャラとしての自覚を持った暮らしをしていくことになる、と葉渡賢治は思った。給与は前職のものが引き継がれ、家賃は半額の補助が出る点も同様だったから、ひとまずは生活には困らないことになっていたのは幸運であった。おそらくゆるキャラはコンビニ弁当を買って食べないから、しっかりと自炊をすべきだろう。三ツ葉市を後押しするキャラなわけだから、肉よりも野菜多めの生活がいい。ゆるキャラにサプリメントを摂取するイメージはないが、活動を下支えする健康のためには取り入れるべきかもしれない。アルコールはこの際やめるべきだ。タバコはそもそも吸っていないが、タバコの原材料は葉っぱなわけで、敢えて喫煙を始めたほうがいいだろうか。いや、さすがにそれは考えすぎだ。タバコをスパスパ吸っているゆるキャラがどこにいる。夜は早めに寝て、朝は早めに起きたほうがいい。過度な筋トレはゆるキャラとしての外見を毀損するから、きっと避けた方がいいだろう。どちらかと言うと、ご飯をもりもり食べて丸々と太った方が愛嬌が出るだろうな。
初めての仕事は就任式から4日後の葉渡マラソン大会であった。パーカーを着て行った。一ノ葉町、二ノ葉市、三ツ葉市、四ツ葉町を合わせて葉渡地区と言い、一ノ葉町のいちかてゃ、二ノ葉市のにのの、三ツ葉市の葉渡賢治38歳、四ツ葉町のよもぎんが会場に来ていた。よもぎんを見るのは久しぶりだった。実は俺は小学生の頃、隣町である四ツ葉町のお祭りに行った際にたまたま会場に来ていたよもぎんを友人と共にふざけてボコボコにしたことがある。よもぎんはよもぎ団子を模した緑の丸いキャラクターで、そのふくよかな見た目は子供たちをして、体当たりをしてくれ、サンドバックにしてくれと言わんばかりのように思えた。よもぎんは複数の子供たちにもみくちゃにされながれも笑顔を保っていて、それが更に子供たちの加虐心を駆り立てた。子供のやることだったし、よもぎんは丸くて厚い「側」に覆われていたように思われたので、死活問題になるようなダメージはなかっただろうが、いま思えばむごたらしい仕打ちをしたものだと思える。
葉渡マラソン大会の会場にはキッチンカーなどが集まり、老若男女大勢の人で賑わいを見せた。マラソン大会という名のお祭りであり、我々ゆるキャラは集客のための賑やかしだろう。俺はランナーに手を振ったり、子供たちと触れ合ったりしながら、かつてのよもぎんのように四方八方からボコボコにされやしないか懸念していたが、杞憂であった。かねてより思っていたことであるが、最近の若い人は礼儀正しくて、思いやりがあり、優しい。「本当にリアル葉渡賢治だー」などと子供たちは言い、俺は求められるままに子供たちと握手をしたりした。
ひとしきりの子供たちが離散すると、大きな丸い物体が視界に入った。俺の記憶にある若々しい新緑のよもぎ色ではなく、数年に渡って浴び続けた太陽光線で色褪せ、汚れや黒ずみが目立つ、言われれば確かによもぎ餅かもしれない、という物体であった。側面にはわずかにへこみがあり、これはあの時に俺が蹴りを入れたへこみだろうか。よもぎんは俺の眼前に佇み、俺を見つめていた、気がした。実際のところは俺を見つめていたかどうかわからない。たいていのゆるキャラにはどこを見ているのかよくわからないようなところがある。何か言いたげなようにも思えたが、やはり実際に何か言いたいかどうかはわからなかったし、そもそもゆるキャラは喋るべきではなかった。やがてよもぎんは去っていった。俺の目は確かによもぎんの背を見つめていたが、何を思えばいいのかまではわからなかった。
葉渡賢治39歳は全日本ゆるキャラグランプリで審査員特別賞を受賞し、その名を全国に知られることとなった。同年、地上波テレビに初出演。つぶあん同盟という深夜番組で、芸人さんが1〜2分程度のネタをする番組だった。葉渡賢治には人を笑わせるようなネタがあったわけではないが、「おまかせで」というオファーを頂いていたので、三ツ葉市のPRをし、フル尺でオンエアされた。SNSや動画サイトでも切り抜かれて大いに拡散し、コアなお笑いファンを中心に話題になった。三ツ葉市は葉渡賢治のテレビへの出演オファーは全て受け入れ、それとは別にインターネット動画配信も精力的に行い、着実に人気を獲得していった。葉渡賢治39歳のグッズが制作され、三ツ葉駅で販売された。特にアクリルスタンドは好調な売れ行きのようで、葉渡賢治39歳を前面に押し出したパッケージデザインに刷新した三ツ葉堂の三ツ葉大福は前年に比べて売上が約25%向上したとのことである。
葉渡賢治40歳は全国を飛び回る多忙な日々を過ごした。市のPRのみならず、県や地方の宣伝にも駆り出された。グッズは39歳のものから40歳のものへ刷新され、商品数を増やしたこともあり、売上金額を更に伸ばした。アクリルスタンドの他、クリアファイル、Tシャツ、トートバッグは特に人気だった。終売となった葉渡賢治39歳のグッズはフリマアプリでプレミア価格で取引された。
葉渡賢治41歳は全13話で深夜アニメ化され、毎週のようにSNSでトレンドに浮上した。これは葉渡賢治の声優デビュー作でもある。実は葉渡賢治40歳10ヶ月あたりで極東経済という雑誌が「なぜ葉渡賢治は40歳でブームが終わるのか?」という挑戦的なタイトルで記事を出し、かなりページビューが回っていたようで、このまま葉渡賢治は終焉に向かうかと思われたが、アニメが起死回生の立役者となったというわけだ。
翌年には葉渡賢治42歳のマンホールが市内に5か所設置された。これは葉渡賢治の聖地巡礼をする観光者への秘策であった。さすがにマンホールは毎年デザインを刷新するわけにはいかないから、葉渡賢治アプリのカメラで撮影するとARで葉渡賢治の現状の歳が浮き出てくる仕様になった。就任時に動画サイトに投稿していた「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」は葉渡賢治43歳4ヶ月の時点で1000万回再生を記録した。
葉渡賢治は45歳になり、葉渡賢治45歳になった。葉渡賢治45歳はアニメの時ほど多忙でもなく、しかしイベントに呼ばれればそれなりに盛況という、ライフワークバランスの取れた時期であった。できるだけ丸々とした愛嬌のある体型を維持しようとしていた葉渡賢治であったが、ここ最近は太りやすさを感じており、愛嬌のある体型をオーバーしているようであることが気になっていた。愛嬌とは丸々としていることであり、腹がだらしなく出ていることではないだろう。以前よりも頭髪が劇的に薄くなっているような気もしていた。
平日昼の帯番組「ひるとん」で、リリースされたばかりの新曲「三ツ葉にあつまれ!」のプロモーションのために生放送でダンスを披露することとなっていた。良く言えば安定、悪く言えば停滞していた葉渡賢治の人気を今一度ブーストするための満を持してのリリースであった。楽曲制作、MV作成、振り付けなど、「三ツ葉にあつまれ!」には潤沢な予算を投入したと聞いている。気合いを入れなければならない。
「さーて、今日は、三ツ葉市から特別ゲスト、葉渡賢治45歳さんが新曲を披露してくださいます。それでは聴いてください、「三ツ葉にあつまれ」です、どうぞ!」とアナウンサーが言い、スタンバイしている葉渡賢治の姿がモニターに映し出されたのが見えた。モニターに葉渡賢治の姿が映し出されたということは、生放送で全国のお茶の間のテレビにも葉渡賢治が映し出されているということだ。音楽が鳴り、葉渡賢治45歳は周りに従えたちびっこダンサーと共に踊り始めた。やはり子供の人気は不可欠とのことで、ダンサーは10〜14歳の男子2人、女子2人の4人であった。葉渡賢治の両隣に男女2人、後方に並んで男女2人という体制であり、葉渡賢治を合わせた計5人がステージで新曲を披露した。新曲の振り付けはデビュー作よりもテクニカルで、葉渡賢治の加齢と体重では踊り切るのが難しく、MV撮影時にはNGを出しまくり、現場はピリピリしていたように思った。葉渡賢治は醤油ラーメンAセットのことを考えながら生放送を踊り切ろうと思ったが、最近ではにんにくたっぷり餃子付きの醤油ラーメンBセットも気に入っており、迷いが生じた。曲の終盤、メンバー全員が2回転スピンを披露する箇所がある。2回転スピンとは、2回くるくるとその場で高速で回ることである。葉渡賢治はこれを苦手としていて、これがこの日最大の山場だろうと考えていた。
事件は起きた。いざ2回転スピンの場面になると、加齢、肥満、緊張など様々な言い訳はできると思うが、葉渡賢治は2回転目によろよろと右にバランスを崩した。葉渡賢治の右にはダンサー最年少である10歳の女性(本名非公開)が配置されており、不覚にも葉渡賢治は彼女に激突、葉渡賢治は彼女に覆い被さるように倒れ込んだ。この場面はSNSや動画サイトで切り抜かれて大いに拡散し、ネット民による数々の自発的な検証が行われ、「葉渡賢治の右手が女児の胸を掴んでいる」「葉渡賢治の唇が女児の首すじに触れている」「葉渡賢治の右膝が女児の脚と脚の間に入り込み、女児は開脚を余儀なくされている」「葉渡賢治の汗とよだれが女児の衣装に付着している」「葉渡賢治の息はにんにく臭そうである」「それ以降の女児の泣きそうな顔は見ていられない」「それでも最後まで踊り切った女児はプロ」「人生で一番気分の悪いものを見させられた」「葉渡賢治とかいうセクハラ野郎」「犯罪者」「消えろ」などという書き込みがあった。
どのゆるキャラにも否定的な意見は最低一つはある。養老塚市のよろよろには「どんくさい」、木宮町のきのやんには「アドリブが効かない」、千脈市のちーおには「正面を向け」など。しかし、彼ら/彼女らゆるキャラがいちいちSNSをチェックしてそれらネガティブな意見を閲覧して真に受けているようには思えないし、何しろ彼ら/彼女らにはゆるキャラという「側」が鎧のように装着されているように思われ、その無機質な「側」がダメージを吸収あるいは反発して無効化しているように葉渡賢治には思われた。その点、葉渡賢治はそれら誹謗を生身で受けざるを得なかった。葉渡賢治は葉渡賢治それ自体がゆるキャラだったからである。葉渡賢治はSNSはもちろん、ニュースサイトのコメント欄、匿名掲示板への書き込みなど、自らへの誹謗中傷を全てチェックした。なくなった仕事の退屈を埋めるように、まるでそれが葉渡賢治の仕事 Permalink | 記事への反応(1) | 17:38
若「お前の無知と冒険心の無さを否定してるのに、その環境に甘えて空ばかり見てるバカと誰が話したいのよ」
若「続けて言うなら『夏の虫は氷のことを知らねえ、夏の間しか生きてねえから。捻じ曲がった奴に道理を聞くな、教えから間違ってるから。今、お前は狭い街から出てデカい海を知った。それでお前自身のちっぽけさに気付いたんだよ。だからお前は少しだけ賢くなったんだよ。』だ」
若「断じて『こんな狭い世界でもみんな一生懸命生きてるんだから!その人にしか見えない観点があるんだから!』に繋がる話じゃねえ、大海にビビってる奴が適当語んな。ゲコゲコ適当なこと言ってないで大海を知りに行け。」
若「何もかもそこからなんだよ」
彼氏が何か語りはじめたとして、それこそ「わかるー」って適当に共感して流せば良いだけの話じゃん。多分向こうも「薄っぺらい見方しかできない奴だな〜」って思ってるよ。
俺44歳(在宅フルタイム)
俺の実家(親と同居ではない)に引っ越したのを機に、俺はテレワークができる職場に転職し、パートナーは仕事を辞めた。
俺の年収は650万とこの年齢にしては安いし、パートナーはある程度働かないといけないので扶養家族の範囲内で働いてもらうことにした。
元々パートナーはメシマズ(いいかげんなのでレシピ通りにやらない)だし、家事もいい加減だし、ズボラというよりもやる気がなく
洗濯については、洗濯機を回して干して、乾いたものを適当に畳んで箪笥に入れることはできる。ただ、適当に畳むのでシワになる。
部屋掃除は、掃除機をかけているところを見たことがない。クイックルワイパーで掃除はしているが、ソファーやカーペットの上は何もしていない。
当然、棚の上を掃除するなんてことはしない。掃除=(見えている)床だけをクイックルワイパーで拭けばいいと思っている。
そのため、毎朝仕事が始まる前に俺がやっている。
トイレ掃除は嫌いなので「やってくれ」と言わない限り絶対にやらない。毎日やるものじゃない、と言うが毎日どころかやってすらいない。
風呂掃除も当然嫌いだ。「やってくれ」と言わない限り絶対にやらないが、排水溝に溜まった毛は取らないし排水溝を掃除はしない。
洗面所も同様だ。
しょうがないのでパートナーが仕事に行っている間に俺がやっている。
料理も当然しない。片付けもしない。たまに洗い物をするとしても自分の使った食器だけ洗って俺の分や料理で使った鍋や食器は絶対に洗わない。
食後に俺が食器を洗っていると、洗った食器をふきんで拭いて仕舞うくらいはする。
もちろん、シンクに溜まった生ゴミを触るなんてことはできない。したがってシンクを洗うこともしない。
放置すると勝手に定価の宅配ピザを頼んだり外食をする(俺の口座から引き落とされるクレカで支払い)ので、仕方ないので昼休みになるとすぐに料理を開始して皿を並べて提供し、食べ終わるとすぐに洗って片付ける。
もちろん、仕事が終わるとすぐに買い物に出掛けて帰ってきて料理するのも俺の役目だ。
一日が終わるとシンクの生ごみを片付け、シンクを洗い、水気を切って、お風呂に湯をいれて風呂に入って、お風呂に入ったあとに軽く掃除をして、布団を敷いて寝る。
疲れる。
俺は運転ができないので、パートナーが運転しないといけないというので運転だけはパートナーに頼っている。
それはとても助かっているが、俺が起きて仕事をはじめる10時に起きて、ネットゲームをやったりVtuberの動画を見たりして何もしていないパートナーを見るとイライラする。
昼休憩になり、昼飯を作っていてもゲームとYoutubeをやめず手伝いもしないので「なんでおれがメシを作らないといけないんだ!!」とイライラして言ったら、「そんなん(昼メシを作らないくらい)でイライラされても困る」と言われた。
ESET君が「ウィルスです!ウィルスが発見されました!PCの安全の為隔離します!いいですね?いいですね?」って言うので、適当にはいはいって返事したらPCがクラッシュして、復帰したらNoxPlayerが立ち上がらなくなってた。Noxくん、裏で何やってるのよ…。
事件をエンタメ化するのはぎり許される不謹慎だと思うけど、それを見たエンタメと現実の違いを理解できないボンクラ共が現実の事件に踏み込んで適当なこと吹聴して、場合によっては被害者や加害者、関係者に攻撃を始めるのが問題だと思う
(閑話休題)
XというSNS(様々なネタを送信できる)で見たペラ1(数コマ?)漫画
本来であれば引用の要件を満たしそうなので、ペタっと貼ってもよっぽいのだろうが、引用者が匿名というケースはどうなのかを見たことが無いので
1)魔王が勇者に攻め込まれてて、「ほな、四天王をぶつけた口」て、四天王を呼び出す
参じろ四天王! みたいなコテコテ招集パターンはほんとに初期の初期だけで食パン曲がり角と同じでど真ん中があまりないやつかも
オデは勇者を倒す(オデだけど役割を理解できるタイプ。オデ系の中では有能)
オデは腹減った(一見無能だが、キレポイントがあちこちにあるので、殲滅力は高くて使い道はありあり)
オデ、全部壊す(一人目の発展形。制御がむずいが使える)
オーデー、オデオデオデー(←サッカーのチャント。お花畑。歩いてるだけで街を壊すとか、やっぱキレポイントあるとか)
元のキャラから少し変えたり変えなかったり(変更に特に意味はない、今のところは)
3)で、オデ系ばっかやん……と魔王が凹む
で、このボケ(小ボケやあるあるは置いておく)に対して、最低(よしあしではなく、レイヤーの)レベルツッコミは、
ぐらいではなかろうか。もっとふわっと、「不安やな!」とか「大丈夫かこいつらで」みたいなのもあるか
その次に、カブりの要所を攻めて、
・「一人称が全員オデやんけ!」
とか。それを推敲してったら、
「オデ系ばっかりやんけ」となる
ノブ「オデが多いんよ」「オデ四人!」「これはもうオデ祭りじゃあ」「どっからこんな個性集めて来た?」「よう集めたな」
※以下、多くなったので末尾に移動
で、作内で、そのツッコミは魔王がやってる。魔王「オデ系しかいないじゃん!」
引用やめた都合上なんとなく微妙にニュアンス変えて面白くなくなってるが、元ネタはかなり面白い
で、ツッコミが入ってるのでそれで終わってるのだが、
テレビ等の本ネタ放送じゃない場合にテロップ(やワイプの表情、ふたつ合わせて)で補強したり、本ネタやってるけど、MCなりの外からのツッコミがあってさらに盛り上がる
というのも増えて来てる。
ex.レッドカーペット(ムーディとか、じわじわくる系の加速装置として等)、あらびき団(TVで流すほどのネタではないので)、千鳥のクセすご(ゴールデンあらびき)
という時代で、TVで弱いネタとか伝わりづらいネタを見てたら、隣で見てる上級者が補完してくれるのもよくある光景(ないというならない)
で、この場合に増田が思いついたのが、「自分で選んだ四天王やないんかい!」というもの
で、元ネタ(引用元)は作内で完結してるので、これ以降を述べるのは不適切かもしれないが、以下のようなパターンもかんがえうる
・あえて余白(ツッコミ代)を残した
リズムや語感、あるいは(か総合的に)一般Xユーザーの所属階を加味してバランスのよいところを
つまりは作中で言っていないことは作内で触れるべきではない
実は魔王に人事権が無いとか、四天王選定にはすごくしがらみがあるとか
どれかひとつ掘るだけでも続編が描けそうなくらい
総じていえば「お前が選んだんやろがい!」がキャンセルされるような世界
・
・
書いたの覚えてたら大幅加筆修正など予定(未定
☆
※
禿げ峠(魔王の立場で)「なんて四天王だ」「やってらんねーよ!」
西田orてつお「そんなんちゃうわ(←のような適当かつミニマムなつっこみ)変われ」
CHの人「ゆーとりますわ(オデキャラばっかの四天王出てきましたけど)」
三村「使えねーな!」なんか違う「オデばっかかよ!」なんか違う
俺は読んだ文字が5の倍数で終わらないと落ち着かないやつ。
5の倍数じゃない文字があったら適当な単語をつなげたり数え始めの数をずらしたりして5の倍数になるように辻褄を合わせてる。
このタイプはCountingというらしい。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/ide/201211/527569.html
Pythonは全くわからないのですべてを生成AIに丸投げすることにした。頼むぜ、Claude3
んで、出力されたコードをJupyter Notebook上にコピペして実行。
すげぇ・・・ 動いた。テキストファイルに増田の各エントリのURLがモリモリと列挙されていく。
その回答も「「以」にはいくつかの意味がありますが」と書いているとおり、以には非常に多くの意味があって、その中には以の前を含む用法も含まない用法もある。
「以=より・から」なんてのは、「より・から」と意味で使う場合の読み下しから遡っただけの、循環論法に過ぎない。
以の基本的な意味は承接。A以Bは「AそしてB」とかそういう意味で、そこから、Aの目的語を受けたりする何らかの意味を生じていく。あまりに便利に・何となく使われてるものだから、翻訳も文脈を読んで適当に訳してる。
昨日から、NewJeansのプロデューサーであるミン・ヒジンと、元締めであるHYBEがこれでもかと揉めている。詳細は適当に調べてくれればいい。
そのとばっちりで改めて「NewJeansおじさん」がきもがられているわけだが、というのも、このニュースに注目して物知り顔で物申しているのがもれなくこの層だからだ。そもそも、ミン・ヒジンという裏方にやたら関心があるのもNewJeansおじさんたちの特徴であって、「にゅじたちが心配😭」とかつぶやいているようなティーンたちは、ミン・ヒジンが誰なのかもろくにわかっちゃいないだろう。
念のため、きもがられているNewJeansおじさんが中年男性である必要はない。ある特定の性質を持った人は誰であれ「NewJeansおじさん」なのであり、非おじさんにきもがられる立場にある。
この性質がなんなのかといろいろ考えてみたのだが、一言で言ってしまえば、「NewJeansを作品として鑑賞しようとしている」ということになるのかもしれない。NewJeansおじさんたちはもれなく鑑賞者であり、非おじさんたちはそうではない。
要は、おじさんたちはよくできた作品を求めているのであり、その価値を堪能したいのであり、それをもたらした作者や文脈について知りたいのだ。なんなら言葉を尽くして批評したい。
残念ながら、ティーンたちからすればおじさんたちのこのようなふるまいはかなりきもい。非おじさんたちからすれば、肝心なのはまずもってメンバーたちであり、そのかわいさであり、人生である。推しの幸せが一番なのであって、彼女たちをひとつの作品の一部としてモノ化する視線をそもそも持っていないのだ。
ここには、決してわかり合えないふたつの態度がある。おじさんたちはNewJeansメンバーたちのVlogなんて見ないし、非おじさんたちはミン・ヒジンのインタビューなんて読まない。
いま、NewJeansはミン・ヒジンを追ってHYBEを去るか、ミン・ヒジンと手を切ってHYBEに残るかという選択を実質的に迫られている。言うまでもなく、おじさんたちがより望んでいるのは前者であるが、おそらくティーンたちにとってより好ましい帰結をもたらすのは後者だ。ミン・ヒジンの世界観、おじさんたちを引き寄せていたあの芸術性を失うことは、芸術作品としてのNewJeansの終わりを意味するが、「推す」側はそもそも芸術性なんて気にしていない。非おじさんたちはなんであれ愛を注ぐのだから、GODSみたいなクソしょうもない曲を連発して人気が停滞したところで、愛がより加速するだけだ。
おじさんばかりがきもがられるのであえて言うが、対象のクオリティを度外視してひたすら「推す」というのは、それはそれで無責任だし傲慢なふるまいだ。
「かわいい」「頑張ってる」ぐらいしか評価軸を持たないファンたちは、今回の件がこじれてNewJeansがいよいよ落ち目になったとしても推し続けるのだろうが、それにだって限度がある。そのうちどうせ、ILLITなんかに乗り換えるのだろう。
そして本当にひどいことに、HYBEに代表される大手企業は、このような乗り換えを推奨するかのごとく次から次へと新人グループを量産しては既存のグループを切り捨てていっている。良い作品を良い作品としてじっくり長く嗜む、という鑑賞的態度が廃れているばかりか、「推し」に対立する態度としてけなされている現状が、このようなビジネスモデルを助長していることは言うまでもない。
いくらかわいくて頑張っていても、作品として劣っていては意味がないだろうと、そう思う私はNewJeansおじさんである。多少なりともそう思うのであれば、あなたも多少はNewJeansおじさんである。