中学生くらいから、女性の身体ではなく下着に性愛を示すようになり、成長するにつれて自身も女装子になった時期もあった。
そんな自分にも彼女が出来た。性癖は異常である自分だが、恋愛対象は正常なのか、女性に思いを向けられたときは本当に嬉しかった。
恋愛あるあるかもしれないが、自分も相手も、深い部分の趣味は大っぴらに曝け出すことはなく、平和な関係が続いていた。
きっかけはデートの一つなのだが、彼女が下着を新調したいということで、ショッピングモール規模ではあるがランジェリーショップへ向うデートの予定が出来た。
そこで、出てしまった。大っぴらに曝け出していなかった自分が。
自分は店舗の右から左まで、彼女に一枚一枚持たせ、言うならば吟味を進めてしまったのだ。
彼女にとっては日常的に使う、肌着一枚を買う程度の心持ちで向かったランジェリーショップだったのだろう。