2024-09-27

ハイタッチ・ロータッチテックタッチ。金にならなきゃ相手にしないは大正義

ハイタッチ・ロータッチテックタッチという、IT業界セールス手法がある。

当方東京SaaSベンチャー企業で働いているが、初めて聞いた時にはそれに名前がついていることに衝撃を覚えた。

金にならなきゃ相手にしない、と公然差別

お客様神様でもなければ、喜んでもらうことこそ喜びでもなかった最初は驚いて受け入れ難かったが、「営業人員サポート人員にも限りがあるので効率よくやっていかないといけない、金にならない相手時間はかけてられない」と考えてみるととても理に適っているのでいまでは大好きな考え方になっている。理に適っているだけではなく、過去の苦い失敗を避けている分だけ喜びが数倍だ。

思い出話

いまから10年前、とある地方Web企業勤めをしていたが、人生損切りをして東京に戻ってきた。

成功を夢見て大きくなりそうな会社入社したが、事業拡大も人員拡大せずただの零細企業でありつづける実態失望し、20代後半を丸々費やしたところでこれはダメだと思い損切り

つらかった。ずっと年収300万を超えることはなく貧乏生活。友人たちから人生を諦めてると思われていた。

理由簡単で、儲からない商売をしていたからだ。

やってたことは、Webサイト制作。1サイト作るごとに 30万円、拡張機能独自開発入れて50万円。作りきり/売り切りなので、保守契約の積み上がりなどほとんどなく。

顧客ほぼほぼ零細企業仕事を持ってくる付き合いのあるのも、フリーウェブデザイナーやその周辺ぐらい。

金にならない人たち相手にばっかり商売をしていたので、受託での稼ぎを元手に自社サービスだ、といって挑戦もいくつかしたが全部鳴かず飛ばず

全然会社も大きくならないし、給料も上がらなかった。絶望した。

30歳を目前にして将来を真剣に考えて、東京に戻る決断をした。

慣れた環境を離れるのは怖かったし、これからどうなるのか人生を取り戻せるのか不安だったが、ここにいると上り目なくて終わりだと思って勇気を出した。

人材エージェント登録して、「今ある求人で一番給料が高いところを出して」って出てきたところに転職してみたら、一気に年収が倍以上になって驚いた。

金ってあるところにはあるし、ある会社にいないと金ってもらえないんだなって。

何回か転職をし、人生経験を積んでわかったことは、個人でも仕事でも金があると快適な環境で良い待遇を受けられるということ。

給与が高い職場では、同僚も取引先も人間レベル仕事レベルも高くストレスは少ないことが多い。

住宅ローンを組んでマンションを買う時にも、大きく借りられるし、金利も低い。

金にならなきゃ相手にしないは大正義

なので、金にならなきゃ相手にされない。会社選びは絶対に大切にしていきたい。良い人生のために。

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