窓の外で小鳥が鳴いている(いつものことだ)
おれの体をそよ風が爽やかに撫でる(霧ヶ峰)
まるで高原で布団に入っているみたいだ
おれは妄想する
小鳥が(壁や窓を通り抜けて)おれの部屋にやってきて
猛烈な勢いでおれの体をついばみ(蝕み)
とうとうおれは絶命してしまうのだが
どういうわけかおれの精神的な魂的なのは少しの間布団の上に留まり
徐々に自然と同化していく
その過程が妙に心地よくて
今際の際に
満足して
逝けたら
いいな
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