2024-07-11

世界の果てに東出昌大ひろゆき置いてきた、というabemaでやってる番組を見ている。

普段日本で東出は山で生活していてなんか動物狩猟しているらしいというのを知る。

ひろゆき普段フランスに住んでいてなんかIT関係仕事をしているらしい。

番組では南米の貧しい国々を旅しており、リャマを買うところから解体して食すというところを前回やっていた。

現地の人が手伝うのかと思いきや、どういう話になったのかひろゆきリャマを固定し東出がリャマを失神させるという構図からスタートした。

東出は普段シカとかを撃ったり食べたりしているそうだが、なぜか豚やモルモットのとさつにはかなり抵抗を持っている印象を受ける。

しかしたらそういう演出編集で施されているだけかもしれないが。

今回はリャマなのでシカよりでかい大きな動物だ。東出は覚悟を決めた様にひろゆきに指示を出していた。

リャマをさばいて食べようというアイディアを話し合っているシーンで、ひろゆき自分も携わることをしぶっていた。

ひろゆきサイコパスだが、そういう猟奇的な面とか、暴力性は全然ないんだなと知った。

東出はいわゆるちょっとめんどうくさい考えというかポリシーみたいなのがある人で、普段肉を食べているのは誰かが動物を殺しているからだ、そのとさつの負担を知らずに普段肉を食べるのはどうなのか…ということを真面目に考えていたりする。

ひろゆきなら冷笑しそうなところだが、そうでもないのか、シーズン2にも入り寝食を共にしてきているからか、その考えを理解してとさつに参加することになったようだ。

ネット番組とはいえさすがにきつい映像なのでリャマを失神させる瞬間以降はリャマは映らず、とさつを行う二人だけが映像には映っていた。

何かをよけて何かを刺すとか何かを切る切れないとかそういう生々しい会話が二人でなされ、主に東出がひろゆきに指示していた。

ひろゆき普通にきつそうな表情をしており、やっぱり大型動物をとさつするともなるとサイコパスひろゆきでもきついよなぁと思った。

一方東出は慣れていることが分かる落ち着いた態度だった。

最終的には食料としての肉となった状態から映像に肉が映るのだが、その頃には色々慣れというか麻痺しているようで普通に肉として切り分けたり食べたりしていた。

私はなんだか、共犯、という言葉を思った。

リャマのような大型動物をとさつともなると大量の血が出てきて骨格も内臓もそれなりに大きく、ネズミウサギとは訳が違う。

普段フランスに住んでいてパソコン画面ばかり見ている人間をその行為に加担させる東出って結構えぐいなと思った。

東出は、とさつした実感は後になってから出てくると話していて、自らの経験普段そういう行為をしない人間行為をした後どうなるかを知っていることも、えぐいなと思った。

実際は犯罪行為でもなんでもないのだが大型動物の命を奪い解体して食す経験を共有するって、悪いことを共犯している感じがする。

日常とは離れすぎていて原始的というか動物的な部分に近すぎて、とんでもない経験を共有してしまっているのではないかと思った。

私なら、一生忘れられない経験だ。というとキラキラした思い出みたいな表現だが、忘れたくても忘れられないし、おそらく死ぬまで繰り返し思い出す。

東出はひょっとしたら、この動物をとさつする痛みみたいなものを、誰かにも分担させたかったのかもしれない。

心を痛める負担のある行為を、これを知っている人間が身近に実在していることが救いとなるから共犯は生まれるのかもしれない。

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