自分は受け入れてもらえる
もしくは、何かやって支えてくれる人がいる、と思ってそうなのがうらやましい
おれに味方はいない、と、ずっとそう思っている
味方になろうと「してくれる」人はいる
そこに善意があることはわかる
だが、ほしい形の味方であることは少ない
つまり嬉しい味方じゃないことが多い
優しい人を傷つけるのは本意ではない
味方であろうとしてくれる人を傷つけるのも本意ではない
だが、それでもおれは圧倒的に我慢をしている
いらねーアドバイスばっかりよこすんじゃねえよ
おれが今進もうとしてるのはそっちじゃねえよ
おれを制限するんじゃねえ
おれの行先を決めるんじゃねえ
決めてくれなんて誰も言ってねえ
誰にもおれを止めさせない
二度と誰にも止めさせない
あの母のようにおれを止める人間なんて人生に二度と存在してはいけない
邪魔をするな
二度とおれの邪魔をするな
邪魔をされたら縁を切らなきゃならないだろうが
で、こんなことを言っても味方でいてくれる人がほしいわけだ
昨日遊びたいって誘って今日気が変わってすっぽかしたりする
わかっとるわ
ワガママだ
言われるまでもない
我が子でもない限りそんなやつの味方になりたいやつなんていない
そりゃあそうだ
そんなもんわかっとる
そしておれの親は味方じゃなかった
だから今でもほしいんだ
ほしくてほしくてたまらないんだ
それがあるやつがうらやましいんだ
ほしいと思ってなにがいけないんだ
叶うかどうかは別にして
ほしいと思ってることのなにがいけないんだ
こういうことを言うと
お前は依存だの依存を断ち切れだの大人になれだの言われるわけだ
うるせえよ知ったことかよ
それが正しいのは頭じゃわかる
感情が納得しねえんだよ
おれはそこまで癒やされてねえんだよ
誰が説教してくれっつったんだ
おれは味方でいてくれっつってんだよ
説教する形の味方もそりゃいるだろうよ
ありがてえって言う人もいるだろうよ
でも今求めてねえんだよ
そんな味方は得られないだの
わかってるよそんなことぐらい
味方がほしいって思うことすら許されねえのかよ
なにを望んでいいのかわからなくなった
「望む」なんてなにより自由でいいはずなのに
「なにを望んだら許されるのか」を考えなきゃいけなくなった
なんでお前らのために「なにを望んだら許されるのか」なんて考えなきゃいけねえんだよ
何がほしいのかわかってないんだろう
そりゃわかんねえよ物心ついてからずっっっっっっっと我慢してんだからよ
いまさら自由になんでも望むこと言えって言われたって知らねえよ
こちとら「私の望む答え以外許さん、さあ望みを言え」って一生叩き込まれてんだよ
知らねえよおれが何を望んでるかなんて
わかんねえんだよ
おれを見て何を望んでそうか言ってみろよ
なんなら望んでいいのか言ってみせろよ
知らねえよ
わかんねえんだよ
だから苦しいんだろうがよ
助けてくれっつったって誰も助けられないからお前が自力で助かれって言うんだろ
知ってるよ
聞き飽きたよ
おれは味方でいてくれっつってんだよ
おれを否定すんじゃねえよ
この世のどこに安らぎがあるんだよ
どこに安心があるんだよ
金を払わなくても味方でいてくれる人間はどこにいるんだよ
名乗り出てくれよ
もう傷つくのは飽きたんだよ
味方なんていやしねえ
おれを守れるのはおれだけだ
そう、おれだけなんだ
でも、そんな現状に嫌気が差してるのも確かなんだよな
自己投資して行動してるんだよ
だからこういう怒りを出していい、と思ったのかもな
で、こういう事を言うと「怒りは二次感情だから裏に別の感情がある」とか
欲しいものは自分から先に回りに与えろとか知った口で言うわけだ
うるせえよ黙ってろよ
これ第何章まであるロード?