2023-06-07

ジャニーズの件

ジャニーズ所属タレントイメージマイナスに転じた。今まで俺の視点では、彼らは「何かテレビでよく見るチャラチャラした若者自分より歳上もなんかそんな感じ)」で、プラスマイナスゼロイメージだった。

しかし、ジャニーズ性的虐待問題に焦点が当たってからは「性被害を受けても笑顔テレビに出なくてはいけない可哀想若者」だったり「同年代や後輩の性被害を見て見ぬフリしてきた人」であり、要はマイナスイメージがついた。彼らが悪いのでは無い。彼らを通して見える加害の構造グロテスク過ぎる。

最近の消化活動でそのイメージが覆ったかというと、そんなことはない。東山さん桜井さんメッセージ一見正当に見えつつ、自分たちが加害者側でもあり得るという視点が抜けている。早めに発言できているというのは、それだけ権威権力加害者側に近いからだろう。今まで「ジャニーさんありがとう!」と笑顔で言ってきた(言わざるを得なかった)ポジションは変わっているだろうか?誰か、より立場の弱い人間に対する牽制になっていないだろうか。組織調査を信じることは、組織に加担することにならないか。黒いイメージは変わらない。ジャニーズを抜けた人たちでさえ、ほとんど発言が無い。

彼らには「忘れられる」という恩赦が無い。一般人事件の後、大抵は忘れられる。周りの人も「そっとしておこう」という対応ができる。ジャニーズメディアの全面に出てくる。忘れ去られることを拒み、見て見ぬフリを求めてくる。残念ながらそれはできない。どうやら被害者の数が多すぎ、悲惨すぎ、社会問題に直結し過ぎている。

紅白歌合戦を見るときジャニーズグループが歌い踊っていたら、どうしても「可哀想」「笑顔だけど過去には…」「被害者の人生の上に彼らがいるんだよな」「何食わぬ顔で踊ってていいのか?」色んな感情が、反応があることが予期できる。リビング家族の間に、一瞬の躊躇いや目配らせが発生する。

ジャニーズ所属メンバーは自省し、同時に怒り、倫理的論理的正論の元、復讐劇を演じるしか無いのではないか復讐相手はかつて自分たちを守らなかった大人たち、見て見ぬフリをし続けた会社組織、かつ自分たちを育て売り出した相手。愛憎の中で堂々と発言し、正しい法的手段で倒す。そういうプロセスしか美しい物語回復しないのではないか

  • おまえの物語を回復する必要ありゅ?

    • 回復すべき物語は、俺とジャニーズの物語ではなく、ジャニーズ所属タレントとファンの、タレントと市場の関係性だな

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