2023-06-02

課題認識が間違ってると問題解決しない

何か問題が発生しているとき課題認識が間違っていると、いつまでたっても問題解決しないということを昔会社研修で学んだ。

逆に言えば、課題が何なのか正確に認識ができている場合は、よほど技術的な困難がない限りはほぼあらゆる問題解決できるとも。

この視点を持ってから、世の中には課題認識が間違っていて問題いつまでも解決しない、ということがあまりにも多いことに気が付いた。

今日みたいな、台風並みの嵐で大荒れの天気の日には分かりやすい例がある。

こんな日に「ピザ 配達」なんかのワードSNS検索をかけると、ピザ屋の愚痴がたくさん見られる。

たいていのものは、こんな大荒れの天気の日にピザを頼むやつはモラルがないだの、非常識だの、そう言った内容だ。

実際、客商売モラルのない客を撲滅することはほぼ不可能だ。おそらくSNS愚痴を言ったところで全くと言っていいほど効果はないだろう。

から本来大荒れの天気でもピザ配達しなければいけないのは、注文を断わらずに配達をさせている上司あるいは会社のせいなのだが、

なぜか会社ではなく客に文句を言っている。たぶん、会社文句を言うのも会社をやめるのもいろいろと面倒だからSNSで客に愚痴るだけにとどめているのだろう。

これが単なる愚痴であれば別に問題ないのだが、実際に大荒れの天気でも注文を受け付けるピザ屋が未だにある以上、本当にまともな課題認識はされていないのだろう。

これと同様に、ブラック企業が減らなかったり、賃金が上がらないのも課題認識が間違っているせいだ。

SNSなどを見ると、賃金が上がらないのを政府のせいにしている人がほとんどだ。

政府最低賃金が上げれば、バイトをする若者などは助かるだろうが、40歳年収300万の人の賃金には何も影響しない。

本来賃金を上げるのは会社役割だ。労働環境を良くするのも同様に会社役割だ。

それをやってくれない会社に、いつづける必要はどこにもない。

労働環境の悪い会社から人がいなくなれば、そういった会社自然に淘汰され、賃金を上げない会社もつぶれていき、自然と平均賃金は上がる。

就職難の時代であれば、会社を辞めるというのはリスクの高い行動になるが、明らかに売り手市場時代であっても状況がよくなる様子がないのは、なぜか労働環境の悪い会社にずっとい続ける人が多かったためだろう。

晩婚化や一生独身の人が増えている現状、昔よりもフットワークの軽い人が増えているはずなのだから、そろそろ状況が改善してきてもいい頃合いだ。

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