「県名からして田舎っぽい場所」には地縁血縁がない限り行かないこと。若者ならまだしも、中高年になってから行くなどもってのほか。田舎は気力、体力、コミュ力のない人間が住める場所ではないと心得ること。
東京や大阪にも田舎はある。名古屋に至っては地下鉄なんて乗らない人も多い車社会。まずは同じ(近隣)都道府県内の田舎っぽい場所を探し、家賃やそこでの春夏秋冬を想定してみること。都会とのアクセスを完全には遮断しないこと。最低賃金が高い県の田園部に住むなど工夫すること。
田舎を喜ぶのは小学生まで。中学生以降は選択肢の少なさに親を恨む場合もある。「子供のためにも移住を決めました」などと言うなら、その子供が望めば再び都市部へ戻ることもできるよう準備しておくこと。
「現在の生活の何が嫌なのか」「どうなれば満足なのか」「それは地方移住で叶えられることなのか」を精査、熟考すること。「いい人(団体)との出会いがあって〜」などと他人任せで夢を見ないこと。そういう人々とのつながりが消えてもまだ住みたいのか、住めるのかよく考えること。