2023-05-27

卵巣を片方摘出したので入院生活について書いておく

自分ブログも持っているけれど知人にあれこれ言われたくないので匿名にて失礼します。

健康な人へ

心当たりが一切なくても健康診断は毎年受けるべきだし、付けられるオプションはなるべく全部付けるべき。時間とかお金とか恥ずかしさとか痛みとか、いろいろハードルはあるんだが、健康には代えられない。あ、今はとても元気です。大丈夫

他の人の体験記を参考に入院準備を進めたので、これも後続の助けになれば幸いです。後続なんていないのが一番なんだけどね。

身バレを防ぐために若干ぼかしたり時期をズラしたりしています

概要

・開腹して左の卵巣と卵管を摘出した

2023年4月入院

入院期間は7日間(月曜入院→日曜退院)。手術は入院2日目(火曜日)の午前中

パジャマタオルレンタルサービスを使ったので持って行かなかった

■ 大まかな流れ

月曜日入院。昼食と夕食は普通に食べる。シャワーも浴びる。夕食後は食事禁止

火曜日:朝6時以降は水も禁止。午前中に手術を受ける。気付いたら終わってたしベッドから起き上がることも禁止されていた。微熱があったため隔離されてPCR検査を受ける。正直傷口よりPCRの綿棒の方が数倍痛い。あいつは一体なんなんだ。

水曜日:朝、上半身を起こしてみる。立ってないけど立ちくらみみたいな状態時間と共に和らぐ。昼から食事再開(重湯)。コロナでもインフルでもないと分かったので昼過ぎには隔離が解除され、自分で歩いて病室へ戻った。その後尿カテーテルを抜いてもらい、蒸しタオル身体を拭いてパジャマに着替える。

木曜日メモによると1日中ハイラルに籠もっていた(ブレワイをプレイしていた)らしい。痛み止めが背中カテーテルから飲み薬(ロキソニン)に切り替わる。

金曜日:この日の朝食から普通メニューに戻る。午前中の回診で諸々の管やテープを取ってもらい、シャワーが解禁される。

土曜日:またハイラルにいる。こいつハイラル居座りすぎではないか? 傷口(というより上に貼られたテープ)がかゆくて看護師に訴えるが「カサブタなので我慢するしかない」と言われて絶望する。それでも諦めず主治医先生に訴えたらかゆみ止めの塗り薬を処方してもらえた。効き目が薄くてさら絶望した。かゆみとの戦いは退院後も1週間ほど続いた。

日曜日退院

看護師さんから主治医先生からも「珍しいくらい順調に回復している」と言われたので、普通はもう少しゆっくり良くなっていくのかもしれない。

■ 持って行ってよかった

・延長コード(3口3m)

今回のMVPSwitchスマホの命をつないでくれた。ベッドの頭の方の壁にコンセントはあったものの、スマホの充電ケーブルが短くてギリギリ枕元までしか届かない。ベッドを起こしたらもう無理。延長コードがなかったら電源の取り回しに苦労したと思う。退院したら自宅の古いものと交換するつもりで買ったので、入院生活だけを考えるなら1.5~2mで大丈夫そう。

・小さめの紙袋

ベッドサイドに置いて細々したものをまとめる用。高さ15cm×横15cm×奥行き5cmくらい。化粧品買うともらえるような、しっかりした作りのものおすすめ。折り畳めるから退院時にじゃまにならない。ある程度高さがあるとペンを挟んでおけるので便利。

クリアファイル

入院した後も書類は増える。一度目を通せばいいもの(処方薬や麻酔説明書きなど)と、繰り返し取り出す必要があるもの(食事飲水量の記録表など)を分けるために最低でも2つほしい。

メモ

気になるから後で看護師さん来た時に聞いてみよう→忘れる、のループから脱却したい時に使う。気になることは際限なく増えるから覚えておくのは無理。別にスマホでも構わないがフリーハンドで好きに書ける紙の方が便利だった。

バナナクリップ

髪が長い人向け。手術後しばらくはお風呂に入れず髪も洗えないため、次第にベタベタテカテカして気になってくる。そういう時にさっと留めてとりあえず遠ざけておくと気持ちが楽になる。ヘアゴムでもいいんだけど、バナナクリップの方が圧倒的に手軽。

メッシュ生地の巾着

石鹸シャンプー歯ブラシなど濡れたものを雑に突っ込んで、サイドチェストの手すりにくくりつけて干した。ベッドサイドが広く使えるしすぐ乾くし、地味に便利だった。メッシュ生地に限らず巾着は「くくりつける」という選択肢が生まれからポーチよりおすすめできる。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

説明不要。これを書いている今もまだプレイしている。ティアキンに移るタイミングを見失っている。手術直後はただ草原を走り回って採集活動に勤しめばいいし、回復してきたら弱そうな敵や簡単そうな祠に向かえばいいし、病状に合わせてプレイスタイルを変えられるのも良かった。

■ あればよかったなぁと思う

・充電ケーブルの先を保持できる仕組み

延長コードを使うと発生するデメリット。ちょくちょく充電ケーブルの先が床に落ちるし行方不明になりやすい。クリップ的なもので留めておきたかった。

ごはんのおとも(ふりかけ等)

入院して初めて、自分は白米が単体で食べられないらしいと知った。おかずも山程あるんだけどそれ以上に白米が多くて苦労した。残すのも忍びないから毎食フードファイト状態ふりかけでもごま塩でも、とにかく白米に味がつけられるアイテムがほしかった。

マスク置き場

感染症予防の観点から、ベッドにいる時もなるべくマスクをつけておくよう求められていた。そうは言っても寝る時はさすがに外したいし、食事時はもちろん外す。そういう時にちょっと置いておける場所がほしかった。

スマホストラップ

出歩く時、スマホパジャマポケットに入れていたが、ふとした拍子に落ちるんじゃないか不安になった。背中の痛み止めが繋がっている時は痛み止めを入れる巾着(紐が長く斜めがけにできるもの)にスマホも押し込んでいた。看護師さんにはちょっと笑われた。でもあのスタイル超便利だったな……ロッカーの鍵も入れてたし……。痛み止め取れた後も巾着は残してほしかった。

■ あればさらに快適に過ごせたかもしれない

クリップボード

入院中は毎日ごはんをどのくらい食べたか」「水はどのくらい飲んだか」「お手洗いに何度行ったか」を記録する必要があった。用紙はクリアファイルに入れておいたんだけど、書く度に出してしまってを繰り返すのはちょっと面倒だった。

ドライシャンプー

シャワー解禁があと半日遅れていたら、なんとしてでも髪を洗おうとしたと思う。髪、想像以上にベタつくし重くなる。

■ なくても別に困らなかった

上着(パーカー類)・靴下

春だったので特に寒いと思わなかった。

ハンガー

備え付けのハンガーで十分事足りた。

・S字フック・洗濯バサ

巾着のところで書いた通り、洗ったものは巾着に入れてくくりつけて干したので「何かを引っ掛けたい」と思う場面がなかった。

ウェットティッシュ・汗拭きシート

病室には手洗い場が備え付けられていたし、看護師さんが毎日蒸しタオルを持ってきてくれたので使う機会がほとんど訪れなかった。

ペットボトルに取り付けるストロー

起き上がらずに水を飲めるから便利という体験記を読んで買っていったが開封もしなかった。起き上がれない時は水も禁止されてたし、飲めるようになる頃には問題なく起き上がれた。これが一番の想定外かなぁ。

スーツケース用の鍵

事前の説明では「鍵をかけられる小さな引き出しがある」としか言われなかったので、引き出しに入り切らないが盗まれたら困るもの管理する目的で持っていった。しかし引き出しは十分に大きかった(Switchをケースに入れた状態しまっておけた)し、引き出しの他にも高さ1m×横20cm×奥行き50cmほどの鍵付きの棚があったため使う必要がなかった。

こんな感じです。参考になるといいなぁ。ともかくみんな健診には行こうね。

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